JPH1047039A - エンジンの触媒活性化方法及び触媒活性化装置 - Google Patents

エンジンの触媒活性化方法及び触媒活性化装置

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JPH1047039A
JPH1047039A JP8200766A JP20076696A JPH1047039A JP H1047039 A JPH1047039 A JP H1047039A JP 8200766 A JP8200766 A JP 8200766A JP 20076696 A JP20076696 A JP 20076696A JP H1047039 A JPH1047039 A JP H1047039A
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JP
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ignition timing
engine
speed
rotation speed
control
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JP8200766A
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Yoichi Saito
陽一 斉藤
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P5/00Advancing or retarding ignition; Control therefor
    • F02P5/04Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
    • F02P5/145Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
    • F02P5/15Digital data processing
    • F02P5/1502Digital data processing using one central computing unit
    • F02P5/1506Digital data processing using one central computing unit with particular means during starting
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
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    • F02D41/021Introducing corrections for particular conditions exterior to the engine
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの冷態始動時において、排気温度の
上昇による触媒の早期活性化を図りつつ、重質燃料使用
時の運転性等の悪化を防止すること。 【解決手段】 点火時期制御可否判定部82は、冷却水
温TWが所定の温度範囲内にあって、かつ、エンジン始
動後の経過時間TSが所定時間に達していないときは、
触媒が未活性状態でかつ点火時期制御可能と判定する。
点火時期調整部84は、エンジン回転数Neが目標回転
数NeTG以上の場合は、点火時期を遅角させて排気温度
を上昇させ、エンジン回転数Neが目標回転数NeTGを
下回るときは進角させて通常の点火時期に近づける設定
を行う。これにより、標準燃料使用時には排気温度の上
昇によって触媒を早期に活性化でき、重質燃料使用時に
は燃焼状態を安定化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン冷却水温
が低い冷態始動時に排気温度を上昇させて触媒の早期活
性化を図るエンジンの触媒活性化方法及び触媒活性化装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンジンの排気通路には例えば
三元触媒等の触媒が設けられており、この触媒によって
排気ガス中のCO、HC、NOX等を除去している。こ
の触媒は、所定の活性化温度以上になると活性状態とな
ってHC等を浄化する浄化性能を発揮し、活性化温度以
下では未活性状態となって浄化性能を発揮しなくなると
いう性質を有する。従って、冷態始動時(コールドスタ
ート時)の場合は、触媒温度が低く未活性状態であるた
め、排気ガス中のHC等を除去することができず、排気
エミッションが悪化する。このため、従来より、冷態始
動時にはアイドリング時の点火時期を通常の点火時期よ
りも遅角(リタード)させて排気温度を上昇せしめ、こ
の高温の排気ガスによって触媒を加熱し、触媒の早期活
性化を図る方法が提案されている。
【0003】一方、主としてガソリンに代表されるエン
ジン燃料には、軽質な標準燃料と重質燃料とがあり、重
質燃料の揮発性は標準燃料よりも低い。従って、標準燃
料の使用を想定して前記触媒早期活性化のための点火時
期の遅角量を設定すると、実際の燃料が重質燃料である
場合には、燃焼状態が悪化し、失火やトルク不足等を招
いて運転性が低下するという問題を生じる。
【0004】そこで、かかる重質燃料使用時の運転性悪
化を防止すべく、例えば特開平4−269376号公報
等には、燃料の重質度を測定する手段を設け、これによ
って測定された重質度に応じて点火時期を補正してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平4−269
376号公報等に記載の従来技術では、燃料性状の相違
に対応することが可能であるが、重質度測定手段の分だ
け全体構造が複雑化し、製造コストが増大する。また、
重質度の判定結果に異常や過大な誤差等が生じた場合
は、実際の燃料性状に応じた適切な点火時期を設定する
のが困難となる。
【0006】本発明は、上記のような種々の課題に鑑み
なされたものであり、その目的は、燃料性状を問わず簡
易な構造で触媒の早期活性化を促進できるようにしたエ
ンジンの触媒活性化方法及び触媒活性化装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1に係るエンジンの触媒活性化方法は、アイドリン
グ時において触媒が未活性状態でかつ点火時期制御をす
べき状態か否かを判定し、肯定的判定の場合には、エン
ジン回転数が所定の目標回転数以上の回転数領域におい
ては、点火時期を通常の点火時期よりも遅角させ、前記
所定の目標回転数を下回った回転数領域では前記点火時
期を進角させて前記通常の点火時期に近づけている。
【0008】ここで、燃料として軽質な標準燃料が用い
られている場合には、上記の様に点火時期を遅らせても
良好に燃焼するため、始動直後のエンジン回転数は所定
の目標回転数以上に保持される。そして、この点火時期
の遅角によって排気温度が上昇し、この高温の排気ガス
によって触媒が加熱され、触媒の活性化が促進される。
ここで、「目標回転数」とは、冷却水温及び始動後時間
から運転性や燃費、排気エミッションを考慮した最適な
回転数として予め設定されるものである。
【0009】一方、揮発性の低い重質燃料が用いられて
いる場合、特にエンジンの冷態始動の場合、該燃料は気
化しにくく混合気の着火が遅れるという性質を有する。
従って、冷態始動時に点火時期を遅らせると、燃焼状態
が悪化して回転数が低下する。そこで、この燃焼状態の
悪化によってエンジン回転数が目標回転数を下回ったと
きには、これをもって重質燃料使用状態と判断し、点火
時期は進角され通常の点火時期に戻すように制御され
る。
【0010】この通常の点火時期側に進角する調整によ
り、燃焼状態が改善され、エンジン回転数は目標回転数
を下回った回転数で一旦安定する。そして、エンジンの
暖機が進むにつれてエンジン回転数は目標回転数近傍ま
で上昇していく。なお、標準燃料と重質燃料とが混合さ
れている場合は、エンジン回転数は、標準燃料が安定化
する目標回転数と重質燃料が安定化する回転数との中間
の回転数に一旦落ち着き、その後、暖機の進行に伴って
目標回転数に近づいていく。
【0011】請求項2に係るエンジンの触媒活性化方法
は、点火時期制御可否判定工程における判断をエンジン
始動後時間が所定の時間に達する前でかつエンジン冷却
水温が所定の温度範囲内にあるか否かによって行い、肯
定的判断の場合には、点火時期制御を行うべきと判定す
るものである。すなわち、エンジン始動後時間が所定時
間内であって、かつ、エンジン冷却水温が所定範囲内に
ある場合でなければ、触媒が未活性状態であると判定さ
れず、また未活性状態ではあっても点火時期の遅角を実
行すべき場合にあるとは判断されない。
【0012】従って、標準燃料を使用していても、冷却
水温が所定の範囲を外れた極低温時には、点火時期の遅
角制御は行われない。このため、標準燃料ですら気化し
にくくなる極低温時に、点火時期の遅角が行われて運転
性が悪化するのを防止することができる。
【0013】また、エンジン始動後から所定時間を経過
した後は、既に排気ガスによって触媒温度は活性化温度
または活性化温度近傍まで上昇しているので、所定時間
の経過前に限っている。更に、触媒温度の上昇と冷却水
温の上昇との間には時間遅れがあるため、触媒温度が高
くなっても冷却水温は所定の範囲内に収まっている場合
がある。従って、エンジン始動後に所定時間が経過した
後は、点火時期の遅角制御を停止することにより、不要
な点火時期の遅角を排して燃費が悪化するのを防止する
ことができる。
【0014】請求項3に係るエンジンの触媒活性化方法
は、点火時期制御可否判定工程によって点火時期制御を
行うべきと判定された場合で、エンジン回転数が前記目
標回転数以上の回転数領域ではアイドルスピードコント
ロールバルブのオープンループ時のバルブ開度を通常の
開度よりも大きくし、前記目標回転数を下回った回転数
領域では前記バルブ開度を小さくして前記通常のオープ
ンループ時バルブ開度に近づけるオープンループ時バル
ブ開度設定工程を行うこととしている。
【0015】これにより、点火時期の遅角制御をすべき
場合であってエンジン回転数が目標回転数以上の場合に
は、アイドルスピードコントロールバルブのオープンル
ープ時のバルブ開度が増加し、吸入空気量が増大する。
ここで、エンジン回転数が目標回転数以上の場合は点火
時期が遅角されているので、吸入空気量が増大してもエ
ンジン回転数が急激に上昇することはなく、目標回転数
近傍に維持される。従って、標準燃料使用時には、点火
時期の遅角による排気温度の上昇効果に加えて、吸入空
気量の増大による排気温度の上昇効果をも得ることがで
き、一層触媒の早期活性化を図ることができる。
【0016】請求項4に係るエンジンの触媒活性化方法
は、点火時期制御可否判定工程によって点火時期の遅角
制御をすべきと判定された場合には、アイドルスピード
コントロールバルブの比例積分制御における開弁方向の
制御分を通常時の制御分よりも小さくするフィードバッ
クループ時バルブ開度設定工程を備えている。
【0017】重質燃料を使用している場合、通常の比例
積分制御を行うと、吸入空気量が増大する反面、燃料の
気化量が少なくなる。従って、吸入空気に占める燃料の
割合が相対的に低下して空燃比がリーン化し、燃焼状態
が悪化する。そこで、オープンループ制御からクローズ
ドループ制御である比例積分制御に移行したときは、開
弁方向の比例制御分または積分制御分のいずれか、ある
いは比例制御分及び積分制御分の両方を小さくすること
により、吸入空気量の過大な増大を防止してリーン化す
るのを防止することができる。
【0018】請求項5に係るエンジンの触媒活性化方法
は、点火時期設定は、活性状態判定によって触媒が未活
性状態であると判定された場合には、エンジン回転数が
目標回転数以上の回転数領域で点火時期を所定の遅角点
火時期に設定し、前記エンジン回転数が前記目標回転数
を所定の回転数範囲以上下回った領域では通常時点火時
期に設定し、前記エンジン回転数が前記目標回転数を下
回るが前記所定の回転数範囲内に入っている領域では前
記遅角点火時期と通常時点火時期とから補間補正して得
られた中間の点火時期に設定することとしている。
【0019】これにより、遅角点火時期から通常時点火
時期に移行する際には、中間の点火時期を経由するた
め、点火時期の急激な変化を防止してハンチング現象を
防止することができる。
【0020】請求項6、7及び8に係る各エンジンの触
媒活性化装置は、それぞれ上記請求項1〜5まで発明に
係る方法を装置として実現したものであり、ほぼ同様の
作用を奏するものである。
【0021】
【発明の実施の形態】 以下、図面に基づいて本発明
の実施の形態について詳細に説明する。
【0022】まず、図1には、本発明の実施の形態に係
るエンジンの触媒活性化装置が適用される自動車用エン
ジン装置の概略全体構成が示されている。水平対向型の
エンジン本体10には吸気通路12及び排気通路14が
連通している。吸気通路12の上流側には吸気チャンバ
16が図示していない車体前方に開口し、吸気通路12
の下流側には各シリンダ18に対応するようにサージタ
ンク20から分岐した吸気管22が連通し、これら各吸
気管22の下流端は吸気ポート24を介して各燃焼室2
6に連通している。一方、排気通路14の下流側は車体
後部に取り付けられたマフラ28に接続され、排気通路
14の上流側には各排気ポート30を介して各燃焼室2
6に排気管32が連通されている。
【0023】そして、上記吸気通路12には、その上流
側から順に、空気中の塵埃を除去するエアクリーナ3
4、吸入空気量Qを検出するエアフローメータ36、図
示していないアクセルペダルの踏込量に応じて吸入空気
量を制御するスロットルバルブ38が設けられている。
このスロットルバルブ38をバイパスして吸気通路12
に設けられたアイドルスピードコントロール(以下「I
SC」という)通路40の途中には、アイドリング時の
吸入空気量を調整するためのISCバルブ42が取り付
けられている。このISCバルブ42はデューティ比に
よって開閉調整されるもので、エンジン始動直後の一定
時間はオープンループで制御され、一定時間経過後は後
述するようにフィードバック制御(比例積分制御)され
るようになっている。また、各吸気管22の下流側には
インジェクタ44が吸気ポート24に指向して設けられ
ており、これら各インジェクタ44は、燃料ポンプ46
から燃料配管48を介して圧送供給された燃料を微粒化
して噴射するものである。
【0024】一方、排気通路14のエンジン本体10側
寄りには例えば三元触媒等の触媒50が介装され、この
触媒50の上流側には排気ガス中の空燃比を検出する空
燃比センサとしてのO2 センサ52が設けられている。
【0025】そして、吸気管22及び排気管32よりも
小径の流路面積をもって形成されたEGR通路54は、
排気管32と吸気管22の集合部との間を連通して設け
られており、このEGR通路54の途中には例えばステ
ッピングモータを駆動源とするEGRバルブ56が取り
付けられている。
【0026】また、シリンダヘッド58には燃焼室26
内に臨んで点火プラグ60が設けられており、この点火
プラグ60は、イグナイタ62及びイグニッションコイ
ル64を介して給電された高電圧によって、燃焼室26
内の混合気を所定の点火時期で強制着火するようになっ
ている。
【0027】なお、図において、66はクランク角度と
エンジン回転数Nとを検出するクランク角センサ、68
はエンジン本体10のノッキングを検出するノックセン
サ、70は冷却水の温度を検出する水温センサ、72は
カムシャフト74近傍に設けられたカムシャフト74の
回転角度を検出するカム角センサ、76はアイドリング
状態を検出するアイドルスイッチ、をそれぞれ示してい
る。
【0028】そして、上記各部材の駆動制御並びに各セ
ンサからの検出信号を受信するエンジンコントロールユ
ニット(以下、単に「ECU」という)78は、図2に
示すように、各センサからの信号を受信する入力インタ
ーフェース78a、各部材への駆動制御信号を出力する
出力インターフェース78b、主演算装置としてのCP
U78c、制御プログラムや予め設定された固定データ
を記憶するROM78d、各センサからの検出信号等を
格納するRAM78e等をバスライン78fで相互に接
続してなるマイクロコンピュータシステムとして構成さ
れている。
【0029】ここで、入力インターフェース78aに接
続された始動タイマ80は、エンジンの始動時からの経
過時間を計測するもので「始動後時間検出手段」として
把握可能なものである。この始動タイマ80は、例えば
イグニッションスイッチやオルタネータ等のエンジン始
動を検出する手段とタイマとの組み合わせによって構成
される。ECU78の内部に始動タイマ80を実現する
ことができるが、便宜上、図2ではECU78の外部に
設けるように図示している。
【0030】また、ECU78は、そのCPU78cの
内部的機能として、水温センサ70が検出した冷却水温
及び始動タイマ80が検出した始動後時間に基づいて触
媒50の活性状態を判定する活性状態判定部82と、活
性状態判定部82の判定結果及びクランク角センサ66
が検出したエンジン回転数に基づいて点火時期を設定す
る点火時期調整部84とを備えている。
【0031】次に、図3に示す本実施の第1の形態の機
能ブロック図について説明する。水温センサ70からの
検出水温TWと始動タイマ80からの始動後時間TSと
が、活性状態判定部82に入力されている。この活性状
態判定部82は、検出された水温TWが所定の範囲内に
入っているか否かを判定する水温判定部82aと、始動
後時間TSが所定の時間内であるか否かを判定する始動
後時間判定部82bとを備えている。そして、活性状態
判定部82の判定結果は、フラグFのオンオフ変化とし
て点火時期調整部84に出力される。
【0032】点火時期調整部84には、クランク角セン
サ66からのエンジン回転数Nとアイドルスイッチ76
からのオンオフ信号とが入力され、その出力側にはイグ
ナイタ62が接続されている。また、点火時期調整部8
4には、点火時期を設定調整するために用いる2種類の
点火時期テーブル、すなわち、通常時点火時期テーブル
86とリタード時点火時期テーブル88とがROM78
dに予め記憶されていて、これらのテーブル値がバスラ
イン78fを介して入力される。
【0033】これら両テーブル86,88は、アイドリ
ング状態下での点火時期設定に使用されるもので、エン
ジン回転数毎に点火時期が設定された1次元テーブルと
して構成されている。より詳しくは、図4に示すよう
に、通常時点火時期テーブル86には、エンジン回転数
Nの上昇に応じて点火時期を進角させることにより最適
な点火時期を得るための通常時点火時期IGTNがRO
M78dに記憶されている。また、リタード時点火時期
テーブル88には、目標回転数NeTG以上の領域では点
火時期が遅角し、目標回転数NeTGより下の領域では通
常時点火時期IGTNに近づくリタード時点火時期IG
TRがROM78dに記憶されている。
【0034】そして、点火時期調整部84は、アイドル
スイッチ76のオンオフ状態に基づいてアイドリング状
態であるか否かを判定するアイドリング状態判定部84
aと、クランク角センサ66からのエンジン回転数Nが
目標回転数NeTG以上であるか否かを判定する回転数判
定部84bと、各テーブル86,88を読み出して点火
時期を演算、設定する演算部84cとを備えている。
【0035】次に、図5〜図7を参照しつつ本実施の形
態の動作について説明する。まず、図5のフローチャー
トは活性状態判定処理の動作を示し、ステップ(以下、
単に「S」という)201では、水温センサ70からの
信号により冷却水温TWを検出すると共に、始動タイマ
80からの信号によりエンジン始動後からの経過時間で
ある始動後時間TSを検出する。
【0036】そして、S202では、冷却水温TWが下
限水温TW1と上限水温TW2とで定まる「所定の範
囲」内に収まっているか否かを判定する。ここで、前記
下限水温TW1は例えば0℃に設定され、前記上限水温
TW2は例えば60℃に設定されている。冷却水温TW
がTW1〜TW2の範囲内に入っている場合(YES)
は、冷態始動時としてS203に移る。
【0037】S203では、始動タイマ80が検出した
始動後時間TSが例えば40秒程度に予め設定された
「所定の時間」としての基準時間TS1に達しているか
否かを判定する。始動後時間TSが基準時間TS1に達
していない場合(YES)は、始動直後等の点火時期の
遅角制御を必要とする場合のためS204に移る。
【0038】そして、S204では、点火時期の遅角制
御の可否を示すフラグFに「1」をセットし、点火時期
遅角制御が必要であるという判定結果を記憶する。一
方、前記S202で冷却水温TWがTW1〜TW2の範
囲内に入っていないと判定された場合(NO)は、点火
時期の遅角制御が不要(既に、触媒が活性状態)又は避
けるべき場合(極低温)である。また、前記S202で
始動後時間TSが基準時間TS1を越えていると判定さ
れた場合(NO)は、点火時期の遅角制御が不要な場合
である。従って、これらS202,S203でNO判定
の場合は、点火時期の遅角制御を必要としない場合のた
め、S204ではフラグFを「0」にセットする。
【0039】次に、図6に示すフローチャートを参照し
つつ点火時期の設定方法について説明する。まず、S3
01では、アイドルスイッチ76の状態を読み込んでア
イドリング状態であるか否かを判定し、アイドリング状
態の場合(YES)には、S302に移る。
【0040】S302では、クランク角センサ66によ
ってエンジン回転数Neを検出し、更にS303では、
フラグFの状態を判定し、フラグFが「1」にセットさ
れているか否かが判定される。図5と共に上述した活性
状態判定処理によってフラグFが「1」にセットされて
いる場合(YES)は、S304にて、エンジン回転数
Neが図4中に示す所定の目標回転数NeTG以上である
か否かを判定する。
【0041】前記S303でエンジン回転数Neが目標
回転数NeTG以上である(YES)と判定したときは、
点火時期の遅角制御が可能な場合のため、S305に移
り、リタード時点火時期テーブル88を参照し、S30
6にて、図4に実線で示すように、リタード時点火時期
IGTRを点火時期IGTとして設定する。このリター
ド時点火時期IGTRに従って各点火プラグ60が点火
されるため、爆発燃焼時期が遅れて排気温度が上昇し、
この高温の排気ガスによって触媒50が迅速に加熱され
る。
【0042】一方、前記S304でエンジン回転数Ne
が目標回転数NeTGを下回っていると判定された場合
(NO)、S307にて、エンジン回転数Neが目標回
転数NeTGよりも所定の回転数ΔNe以上低下している
か否か、換言すれば、図4中に示すように、エンジン回
転数がNeL〜NeTGの範囲内に入っているか否か(N
e<NeTG−ΔNe)が判定される。エンジン回転数N
eが目標回転数NeTGから所定の回転数ΔNe以上低下
している場合(YES)には、重質燃料が使用されて回
転数が落ちている場合と考えられる。そこで、S308
にて、点火時期の遅角制御が不要になったことを示すべ
く、フラグFがリセット(F←0)される。
【0043】次に、S309では、通常時点火時期テー
ブル86を参照し、S310にて図4中に点線で示す通
常時点火時期IGTNを点火時期IGTとして設定す
る。これにより、各点火プラグ60は通常のアイドリン
グ時における点火時期IGTNに従って点火するため、
リタード時点火時期IGTRよりも点火時期が早まって
燃焼状態が安定化する。従って、目標回転数NeTGを下
回った回転数で安定化し、暖機の進行と共に目標回転数
NeTGに近づいていく。
【0044】一方、前記S307にてエンジン回転数N
eが目標回転数NeTGを下回っているものの、ΔNe以
上は低下していない場合(NO)、すなわち、通常時点
火時期IGTNとリタード時点火時期IGTRとの中間
の点火時期を用いる方が好ましい境界領域にある場合で
ある。従って、S311にて通常時点火時期テーブル8
6及びリタード時点火時期テーブル88を参照し、S3
12では、これら各点火時期IGTN,IGTR及びエ
ンジン回転数Ne等に基づいて、下記式1に示すよう
に、補間補正を行う。
【0045】IGT=IGTR+{(IGTN−IGT
R)・(NeTG−Ne)}/ ΔNe・・・・・ 式1す
なわち、急激にリタード時点火時期IGTRから通常時
点火時期IGTNに切り換えると、ハンチング現象が生
じ得る。このため、目標回転数NeTGを下回っても、す
ぐには通常時点火時期IGTNを用いず、補間補正をす
るのである。
【0046】一方、前記S303でフラグFがリセット
されている(F←0)と判定された場合(NO)、S3
09,S310に移り通常時点火時期IGTNで混合気
の点火を行う。
【0047】このような動作をする本実施の形態によれ
ば、次のような効果を奏する。第1に、触媒50が未活
性状態で、かつ点火時期制御を行うべき状態か否かを判
定し、肯定の場合(F=1)には、エンジン回転数が所
定の目標回転数NeTG以上の領域(Ne≧NeTG)にお
いて点火時期を通常の点火時期よりも遅角させ(IGT
←IGTR)、所定の目標回転数NeTGを下回った領域
(Ne<NeTG)では点火時期を進角させて通常の点火
時期(IGTN)に近づけるので、標準燃料を用いられ
ている場合は、そのまま点火時期の遅角によって触媒5
0の早期活性化を実現される。そして、重質燃料が用い
られている場合は、上記の回転数低下、すなわち燃焼状
態が悪化することを回避し、良好な燃焼性を確保して運
転性の悪化を防止することができる。
【0048】第2に、エンジン始動後時間TSが所定の
基準時間TS1に達する前にエンジン冷却水温TWが所
定の範囲TW1〜TW2内にある場合には、触媒50が
未活性状態であると判定するので不要な点火時期の遅角
制御が行われるのを未然に防止することができる。
【0049】すなわち、冷却水温TWが下限水温TW1
以下となる極低温時には、重質燃料の場合だけでなく軽
質な標準燃料であっても気化しにくくなる。従って、か
かる極低温時に、点火時期の遅角を実行すると失火等が
生じてしまい、却って運転性等が悪化する可能性があ
る。また、エンジン始動後時間TSが所定の基準時間T
S1を経過した後は、その間の排気ガスによって触媒温
度が活性化温度近傍まで上昇していると考えられる。従
って、始動後時間TSが基準時間TS1を越えた後に点
火時期を遅角させても、得られる触媒温度上昇の効果は
少なく、却って未燃焼のHCが増大してしまい、燃費が
悪化する可能性がある。
【0050】このため、本発明では、(1)始動後時間
TSが基準時間TS1を経過していないこと、(2)冷
却水温TWが下限水温TW1と上限水温TW2との間に
あること、の2つの条件をアンド条件とし、不要な点火
時期の遅角制御を未然に防止することで、運転性や燃費
の悪化を防止している。
【0051】第3に、触媒50が未活性状態であると判
定された場合には、エンジン回転数Neが目標回転数N
eTG以上の領域(N≧NeTG)で点火時期をリタード時
点火時期IGTRに設定し、エンジン回転数Neが目標
回転数NeTGを所定の回転数ΔNe以上下回った領域
(N<NeTG−ΔNe)では通常時点火時期IGTNに
設定し、エンジン回転数Neが目標回転数NeTGを下回
るが所定の回転数ΔNe以上は下回っていない領域(N
eTG−ΔNe≦N<NeTG)ではリタード時点火時期I
GTRと通常時点火時期IGTNとから補間補正して得
られた中間の点火時期(数1)に設定している。これに
より、点火時期をリタード時点火時期IGTRから中間
の点火時期を経て通常時点火時期IGTNに移行させる
ことができる。従って、点火時期の急激な変化を防止し
てハンチング現象を防止することができる。
【0052】次に、図7〜図9に基づいて本発明の第2
の実施の形態について説明する。なお、以下の各実施の
形態では、上述の第1の実施の形態と同様の要素には同
一の符号を付し、その説明を省略する。図7は、本実施
の形態に係るエンジンの触媒活性化装置の機能ブロック
図であり、本実施の形態の特徴は、冷態始動時に、点火
時期の遅角制御に加えてISCバルブ42のバルブ開度
をも調整する点にある。
【0053】すなわち、活性状態判定部82からの判定
結果が入力されるバルブ開度調整部90は、始動直後の
ISCバルブ42のバルブ開度を調整して、更に排気温
度の上昇を図るものである。バルブ開度調整部90の入
力側にはクランク角センサ66、アイドルスイッチ76
及び水温センサ70(水温センサ70の接続状態は省略
している)が接続され、バルブ開度調整部90の出力側
にはISCバルブ42が接続されている。
【0054】また、バルブ開度調整部90には、通常の
オープンループ時に用いられる通常時バルブ開度テーブ
ル92と、点火時期調整部84が点火時期の遅角制御を
実行するときに用いるリタード時バルブ開度テーブル9
4とがROM78dに予め記憶されていて、これらのテ
ーブル値がバスライン78fを介して入力される。図8
に示すように、これら各バルブ開度テーブル92,94
は、冷却水温TW毎にエンジン始動時のバルブ開度、す
なわち、オープンループ制御時のバルブ開度を示した1
次元テーブルである。同図に実線で示したリタード時バ
ルブ開度ISCRは、同じく点線で示す通常時バルブ開
度ISCNよりも大きくなるように設定されている。従
って、冷却水温TWが同一の場合、通常時バルブ開度I
SCNよりもリタード時バルブ開度ISCRの方が値が
大きいため、ISCバルブ42のバルブ開度をリタード
時バルブ開度ISCRに設定すると、オープンループ時
の吸入空気量が増大する。
【0055】バルブ開度設定部90は、アイドリング状
態下でISCバルブ42がオープンループで制御されて
いるか否かを判定する制御状態判定部90aと、エンジ
ン回転数Neが目標回転数NeTG以上であるか否かを判
定する回転数判定部90bと、各テーブル92,94に
基づいてISCバルブ42のバルブ開度を算出する演算
部90cとを備えている。
【0056】次に、図9のフローチャートに基づき本実
施の形態の動作について説明する。まず、図9はバルブ
開度設定処理のフローチャートであって、このバルブ開
度設定処理は、図6に示した点火時期設定処理と並行し
て実行されるものである。S401では、アイドルスイ
ッチ76の状態に基づいてアイドリング状態であるか否
かを判定し、アイドリング状態である場合(YES)
は、S402に進む。
【0057】S402では、ISCバルブ42が現在オ
ープンループで制御されているか否かを判定する。すな
わち、ISCバルブ42のバルブ開度は、エンジン始動
直後から一定時間の間は冷却水温TWに応じて読み出さ
れる所定の値に設定され、一定時間が経過すると、オー
プンループ制御に替えてフィードバック制御が行われる
ようになっている。そこで、S402では、図示しない
制御フラグを参照等してISCバルブ42がオープンル
ープで制御されているか否かを判定する。
【0058】オープンループ制御中の場合(YES)、
S403にて冷却水温TWを検出し、S404にてエン
ジン回転数Neを検出する。次に、S405ではフラグ
Fが「1」にセットされているか否か、すなわち、点火
時期の遅角制御が要求されているか否かを判定する。そ
して、点火時期の遅角制御が要求されている場合(YE
S)には、S406に進み、エンジン回転数Neが目標
回転数NeTG以上であるか否かが判定される。
【0059】ここで「YES」と判定されたときは、図
6による動作ではS305,S306によって点火時期
の遅角制御が行われる。そして、S407では、リター
ド時バルブ開度テーブル94を参照して冷却水温TWに
応じたリタード時バルブ開度ISCRを読み出し、S4
08では、この読み出されたリタード時のバルブ開度I
SCRをISCバルブ42のバルブ開度ISCDとして
設定する。
【0060】これにより、ISCバルブ42が通常時よ
りも大きく開くため、吸入空気量が増大する。ここで、
図6に示す点火時期設定処理により、S306で点火時
期が遅角されているため、吸入空気量が増大してもエン
ジン回転数Neが急激に上昇することはなく、エンジン
回転数Neは目標回転数NeTG付近で制御される。従っ
て、点火時期の遅角と吸入空気量の増大との相乗効果に
よって排気温度の上昇効果が向上する。
【0061】一方、前記S406にて「NO」と判定さ
れたときは、エンジン回転数Neが目標回転数NeTGを
下回っている場合である。S409では、更にエンジン
回転数Neが所定の回転数ΔNe以上目標回転数NeTG
を下回っているか否かを判定する。このS409でエン
ジン回転数Neが目標回転数NeTGを所定回転数ΔNe
以上下回っていると判定された場合(YES)すなわ
ち、重質燃料による失火等が生じていると考えられる場
合には、S410では通常時バルブ開度テーブル92を
参照し、S411では通常時バルブ開度ISCNをIS
Cバルブ42のバルブ開度ISCDとして設定する。
【0062】前記S409において、エンジン回転数N
eが目標回転数NeTGを下回っているものの、所定回転
数ΔNe以上下回ってはいないと判定された場合(N
O)、すなわち、境界領域に入っている場合、S412
にて通常時バルブ開度テーブル92とリタード時バルブ
開度テーブル94との双方を参照する。そして、S41
3では、前記式1と同様に、下記式2に従った補間補正
が行われる。 ISCD=ISCR+{(ISCN−ISCR)・(NeTG−Ne)}/ ΔNe ・・・・・・ 式2 このように構成される本実施の形態によれば、第1の実
施の形態に加えて以下の効果をも発揮する。
【0063】第1に、触媒50が未活性状態であると判
定した場合には、エンジン回転数Neが目標回転数Ne
TG以上の領域(Ne≧NeTG)でISCバルブ42のオ
ープンループ時のバルブ開度ISCDを通常のオープン
ループ時バルブ開度ISCNよりも大きくし(ISCD
←ISCR,ISCR>ISCN)、エンジン回転数N
eが目標回転数NeTGを下回った領域(Ne<NeTG)
ではバルブ開度ISCDを小さくして通常のオープンル
ープ時バルブ開度ISCNに近づける構成としたので、
点火時期の遅角制御による排気温度の上昇効果に加え
て、吸入空気量の増大による排気温度の上昇効果を得る
ことができる。従って、一層、冷態始動時の排気温度を
高めて触媒50の早期活性化を図ることができる。
【0064】第2に、エンジン回転数Neが目標回転数
NeTGを下回るものの、所定の回転数ΔNe以上低下し
ていない中間の領域(NeTG−ΔNe≦Ne<NeTG)
では、通常時バルブ開度ISCNとリタード時バルブ開
度ISCR等とに基づいて中間のバルブ開度を設定する
ので、点火時期の補間補正処理と相まって、ハンチング
現象をより効果的に防止することができる。
【0065】次に、図10〜図12を参照して本発明の
第3の実施の形態を説明する。図10の機能ブロック図
に示すように、本実施の形態に係るエンジンの触媒活性
化装置は、図7に示す第2の実施の形態と同様に、点火
時期の遅角制御を行う点火時期調整部84と、ISCバ
ルブ42のバルブ開度を設定するバルブ開度調整部10
0とを並列的に備えている。
【0066】このバルブ開度調整部100は、前記第2
の実施の形態で述べたバルブ開度調整部90と同様に、
制御状態判定部100aと、回転数判定部100bと、
演算部100cとを備え、通常時バルブ開度テーブル9
2及びリタード時バルブ開度テーブル94が接続されて
いる。そして、このバルブ開度設定部100は、冷態始
動時におけるISCバルブ42のオープンループ制御時
に、図9に示すバルブ開度設定処理を実行する。
【0067】これに加えて、本実施の形態におけるバル
ブ開度設定部100は、オープンループ制御の終了後に
実行されるフィードバック制御時においても、点火時期
の遅角制御に協調してISCバルブ42のバルブ開度を
設定調整している。すなわち、重質燃料を用いた場合
は、揮発性が低いため、燃焼が不安定となり、エンジン
回転数Neが目標回転数NeTGを下回る。従って、点火
時期調整部84により点火時期が通常時点火時期IGT
Nに設定されて、燃焼状態の安定化が図られる。この結
果、図11の上段左側に示すように、重質燃料使用時の
エンジン回転数Neは、徐々に低下していき、目標回転
数NeTGよりも小さい回転数N1に落ち着く。
【0068】一方、始動時から所定時間t1が経過する
までの間は、既に述べた通り、ISCバルブ42は、冷
却水温TWに応じたバルブ開度ISCDでオープンルー
プ制御される。そして、所定時間t1が経過した後は、
エンジン回転数Neに基づいてフィードバック制御が行
われる。このフィードバック制御は、比例積分制御(P
I制御)であって、バルブ開度増大方向の比例制御分P
U、バルブ開度減少方向の比例制御分PD、バルブ開度
増大方向の積分制御分IU、バルブ開度減少方向の積分
制御分IDの4つの成分から構成されている。バルブ開
度設定部100の演算部100cは、初めに、オープン
ループ制御時のバルブ開度を図9に示すフローチャート
に従って設定し、次に、後述のように、フィードバック
制御時のバルブ開度を制御するようになっている。
【0069】次に、本実施の形態の作用について、図1
2に示すフローチャートに基づいて説明する。図12
は、バルブ開度設定処理動作を示しており、図9に示す
バルブ開度設定処理の後に引き続き実行されるものであ
る。
【0070】S501では、アイドルスイッチ76の状
態を読み込んでアイドリング状態であるか否かを判定す
る。アイドリング状態の場合(YES)は、S502に
てフィードバック制御中であるか否かを判定する。この
S502でオープンループ制御が終了してフィードバッ
ク制御が開始されていると判定された場合(YES)、
クランク角センサ66によりエンジン回転数Neを検出
する。
【0071】次に、S504では、フラグFが「1」に
セットされているか否か、すなわち、点火時期設定部8
4による点火時期の遅角制御が要求されているか否かを
判定する。このS504で「YES」と判定されたとき
は、点火時期の遅角制御が要求されている場合であるた
め、S505では、PI制御においてISCバルブ42
のバルブ開度を増大させる方向に働く制御分PU,IU
を、それぞれのゲインを低下させること等により、通常
時のPU,IUよりも減少させる。これにより、フィー
ドバック制御中のISCバルブ42のバルブ開度は、通
常のフィードバック制御中のバルブ開度よりも小さくな
るため、通常時よりも吸入空気量が減少する。
【0072】重質燃料を用いている場合において、フィ
ードバック制御に移行したときに通常のPI制御を行う
と、混合気がリーン化して燃焼状態が悪化し、運転性が
低下の原因ともなりうる。これは、重質燃料は気化しに
くいため、燃焼室26内に混合気として吸引される燃料
の量が少なくなるが、その反面、通常のPI制御によっ
て吸入空気量が増大してしまうからである。従って、S
505では、点火時期の遅角制御が要求されている間
は、ISCバルブ42の開弁方向に働く制御分PU,I
Uを通常時よりも減少させて、過度なリーン化を抑制
し、燃焼状態の安定化を図っているものである。
【0073】このように構成される本実施の形態でも、
上述した第1、第2の実施の形態と同様の効果を得るこ
とができる。これに加えて、本実施の形態では、触媒5
0が未活性状態であると判定されたとき、つまり、点火
時期の遅角制御が要求されたときには、ISCバルブ4
2のフィードバック制御における開弁方向の制御分を通
常時の制御分よりも小さくするので、フィードバック制
御移行時においても、揮発性の低い重質燃料を用いた場
合に、混合気がリーン化して燃焼状態が悪化し、運転性
が低下するのを防止することができる。
【0074】なお、本発明は、上記各実施の形態の構成
に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々
の変形が可能である。例えば、上記各実施の形態では、
水平対向型エンジンに適用する場合を例示したが、これ
に限らず、その他の型のエンジンにも適用することがで
きることはもちろんである。
【0075】また、活性状態の判定については触媒50
の近傍に触媒温度センサを設け、触媒温度に基づいて活
性状態を判定する構成としてもよい。この場合、触媒5
0の活性状態を直接的に検出できる点で有利である。更
に、アイドリング状態の検出をスロットルバルブ38の
スロットル開度に基づいて、行うことも可能である。
【0076】また、前記各実施の形態では、通常時のテ
ーブルとリタード時のテーブルとの2種類のテーブルを
用意する場合を例示したが、これに替えて、通常時のテ
ーブルのみを用意し、通常時のテーブルから読み出され
る値を補正してリタード時の値として用いる構成も可能
である。さらに、前記第3の実施の形態では、オープン
ループ制御時のバルブ開度設定処理とフィードバック制
御時のバルブ開度設定処理との2つの処理を行うものと
して述べたが、フィードバック制御時のバルブ開度設定
処理のみを実行する構成としてもよい。
【0077】また、前記第3の実施の形態では、開弁方
向の比例制御分PU及び積分制御分IUの両方を通常時
よりも減少させる場合を例示したが、これに限らず、例
えば比例制御分PUまたは積分制御分IUのいずれか一
方のみを減少させる構成でも良いがその場合、制御の応
答時間の面では、開弁方向の比例制御分PUを減少させ
る方が好ましい。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るエン
ジンの触媒活性化方法及び触媒活性化装置によれば、エ
ンジンの冷態始動時において、標準燃料使用時には、点
火時期の遅角制御によって排気温度を上昇させ、触媒の
早期活性化を図ることができる。これに加えて重質燃料
を使用している場合には、始動時の燃焼状態を安定化し
て運転性や燃費の悪化の防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態が適用されるエンジン装置
の全体構成説明図である。
【図2】ECUの内部構成を示す構成説明図である。
【図3】第1の実施の形態の機能ブロック図である。
【図4】通常時の点火時期とリタード時の点火時期の特
性を示すグラフである。
【図5】活性状態判定処理を示すフローチャート図であ
る。
【図6】点火時期設定処理を示すフローチャート図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る機能ブロック
図である。
【図8】通常時におけるISCバルブのバルブ開度とリ
タード時におけるISCバルブのバルブ開度の特性を示
すグラフである。
【図9】ISCバルブのオープンループ制御時に実行さ
れるバルブ開度設定処理を示すフローチャート図であ
る。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る機能ブロッ
ク図である。
【図11】オープンループ制御からフィードバック制御
に移行する際のエンジン回転数及びISCバルブのバル
ブ開度の変化特性を示すグラフである。
【図12】ISCバルブのフィードバック制御時に実行
されるバルブ開度設定処理を示すフローチャート図であ
る。
【符号の説明】 10 エンジン本体 42 ISCバルブ 62 イグナイタ 66 クランク角センサ 70 水温センサ 76 アイドルスイッチ 78 ECU 80 始動タイマ 82 活性状態判定部(点火時期制御可否判定部) 84 点火時期調整部 86 通常時点火時期テーブル 88 リタード時点火時期テーブル 90 バルブ開度調整部 92 通常時バルブ開度テーブル 94 リタード時バルブ開度テーブル 100 バルブ開度調整部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02P 5/15 F02P 5/15 B E K

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイドリング時における触媒の活性化促
    進を点火時期の制御により行うエンジンの触媒活性化方
    法において、 前記触媒が未活性状態でかつ前記点火時期制御を行うべ
    きか否かを判定する点火時期制御可否判定工程と、 エンジン回転数が所定の目標回転数以上であるか否かを
    判定する回転数判定工程と、 前記点火時期制御が必要であると判定された場合に、エ
    ンジン回転数が前記エンジンの所定の目標回転数以上の
    回転数領域においては点火時期を通常の点火時期よりも
    遅角させ、前記所定の目標回転数を下回った回転数領域
    では点火時期を進角させて前記通常の点火時期に近づけ
    るように点火時期の調整を行う点火時期調整工程と、 から成ることを特徴とするエンジンの触媒活性化方法。
  2. 【請求項2】 前記点火時期制御可否判定工程は、 エンジン始動後時間が所定の時間に達する前でかつエン
    ジン冷却水温が所定の範囲内にある場合に前記点火時期
    制御が必要であると判定することを特徴とする請求項1
    に記載のエンジンの触媒活性化方法。
  3. 【請求項3】 前記点火時期制御可否判定工程によって
    前記点火時期制御を行うべきと判定された場合で、かつ
    前記エンジン回転数が前記目標回転数以上の回転数領域
    のときには、 スロットルバルブをバイパスして設けられたアイドルス
    ピードコントロールバルブのオープンループ時のバルブ
    開度を通常の開度よりも大きくし、前記エンジン回転数
    が前記目標回転数を下回った回転数領域にあるときには
    前記バルブ開度を小さくして前記通常のオープンループ
    時バルブ開度に近づけるオープンループ時バルブ開度設
    定工程を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載
    のエンジンの触媒活性化方法。
  4. 【請求項4】 前記点火時期制御可否判定工程によって
    前記点火時期制御を行うべきと判定された場合には、前
    記アイドルスピードコントロールバルブの開閉の比例積
    分制御時における開弁方向の制御分を通常時の制御分よ
    りも小さくするフィードバックループ時バルブ開度設定
    工程を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のい
    ずれかに記載のエンジンの触媒活性化方法。
  5. 【請求項5】 前記点火時期調整工程は、 前記点火時期制御可否判定工程によって前記点火時期制
    御を行うべきと判定された場合には、前記エンジン回転
    数が前記目標回転数以上の回転数領域では点火時期を所
    定の遅角点火時期に設定し、前記エンジン回転数が前記
    目標回転数から所定の回転数範囲以上下回った領域では
    通常時点火時期に設定し、前記エンジン回転数が前記目
    標回転数を下回るが前記所定の回転数範囲内に入ってい
    る領域では前記遅角点火時期と通常時点火時期とから補
    間補正して得られた中間の点火時期に設定することを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエンジンの触
    媒活性化方法。
  6. 【請求項6】 アイドリング時における触媒の活性化促
    進を点火時期の制御により行うエンジンの触媒活性化装
    置において、 エンジンの始動後時間を計測する始動タイマと、 エンジン始動後時間が所定の時間に達する前にエンジン
    冷却水温が所定の範囲内にある場合には前記触媒が未活
    性状態でかつ点火時期制御を行うべき場合にあると判定
    する点火時期制御可否判定手段と、 エンジン回転数が所定の目標回転数以上であるか否かを
    判定する回転数判定手段と、 前記点火時期制御可否判定手段によって点火時期制御が
    必要であると判定された場合には、前記エンジン回転数
    が前記目標回転数以上の回転数領域にあるときには点火
    時期を通常の点火時期よりも遅角させ、前記エンジン回
    転数が前記目標回転数を下回った回転数領域にある場合
    には点火時期を進角させて前記通常の点火時期に近づけ
    る点火時期調整手段と、 を備えたことを特徴とするエンジンの触媒活性化装置。
  7. 【請求項7】 スロットルバルブをバイパスして設けら
    れたアイドルスピードコントロールバルブと、 前記点火時期制御可否判定手段によって前記点火時期制
    御を行うべきと判定された場合には、前記エンジン回転
    数が前記目標回転数以上の回転数領域にあるときはアイ
    ドルスピードコントロールバルブのオープンループ時の
    バルブ開度を通常の開度よりも大きくし、前記エンジン
    回転数が前記目標回転数を下回った回転数領域にあると
    きは前記バルブ開度を小さくして前記通常のオープンル
    ープ時バルブ開度に近づけるオープンループ時バルブ開
    度設定手段と、 を備えたことを特徴とする請求項6に記載のエンジンの
    触媒活性化装置。
  8. 【請求項8】 点火時期制御可否判定手段によって前記
    点火時期制御が必要であると判定された場合には、前記
    アイドルスピードコントロールバルブの開閉の比例積分
    制御時における開弁方向の制御分を通常時の制御分より
    も小さくするフィードバックループ時バルブ開度設定手
    段を備えたことを特徴とする請求項6又は請求項7に記
    載のエンジンの触媒活性化装置。
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Cited By (8)

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