JPH1036938A - プラスチックの射出成形用金型を製造するための鋼 - Google Patents

プラスチックの射出成形用金型を製造するための鋼

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JPH1036938A
JPH1036938A JP9062279A JP6227997A JPH1036938A JP H1036938 A JPH1036938 A JP H1036938A JP 9062279 A JP9062279 A JP 9062279A JP 6227997 A JP6227997 A JP 6227997A JP H1036938 A JPH1036938 A JP H1036938A
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JP
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steel
steel according
kth
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JP9062279A
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English (en)
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Jean Beguinot
ベギノ ジャン
Frederic Chenou
シェヌ フレデリック
Gilbert Primon
プリモン ジルベール
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Creusot Loire SA
Creusot Loire Industrie SA
Original Assignee
Creusot Loire SA
Creusot Loire Industrie SA
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Publication date
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    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/08Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing nickel
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/18Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
    • C22C38/40Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel
    • C22C38/44Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel with molybdenum or tungsten
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/18Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
    • C22C38/40Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel
    • C22C38/42Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel with copper

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチックの射出成形用金型の製造で使用
可能な鋼。 【解決手段】 重量%組成で、0.03≦C ≦0.25、0≦Si
≦0.2 、0≦Mn≦0.9 、1.5 ≦Ni≦5、0≦Cr≦18、0.
05≦Mo+W/2 ≦1、0≦S ≦0.3 、AlおよびCuから選択
される少なくとも1種の元素0.50〜3%、必要に応じて
添加可能な0.0005≦B≦0.015 、V 、Nb、Zr、Taおよび
Tiの中から選択される少なくとも1種の元素0〜0.3
%、Pb、Se、TeおよびBiの中から選択される少なくとも
1種の元素0〜0.3 %を含み、残部は鉄と不可避不純物
であり、さらに特定の関係式を満足する鋼。硬度が350
BH以上の鋼ブロックおよび溶接ワイヤ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鋼、特にプラスチッ
クの射出成形用金型の製造で使用可能な組織硬化型の鋼
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチックの射出金型は、被成形品の
形状に対応したキャビティを形成するように鋼のブロッ
クを切削加工した部品の集合体で構成される。キャビテ
ィ表面は一連の成形品を成形しているうちに磨耗するの
で、所定数の成形品を製造した後に金型は使用できなく
なり、交換または修復が必要になる。修復が可能な場合
には、溶接によって再補充(rechargement)した後にキャ
ビティ表面を切削加工し、艶出し、化学的にエッチング
する。溶接による修復を可能にするためには溶接によっ
て添加された金属とベース金属中の溶接の熱によって損
なわれた部分とが十分な特性を有している必要がある。
この溶接修復性は焼入れおよびアニーリ処理によって組
織硬化する鋼を用いて得られる。組織硬化は鋼に2〜5
%のニッケルと、0.5 〜3%のアルミニウムおよび銅か
ら選択される少なくとも1種の元素とを添加することに
よって得られる。
【0003】ニッケルと銅またはアルミニウムが組み合
わさって存在することで、焼入れ・アニーリングした後
に引張強度が約 1400 MPa 、硬度が約 400 BH のベイナ
イトまたはマルテンサイト組織が得られる。この硬度は
アニーリング時の金属間化合物の析出によって得られる
ので、炭素の含有率は制限される。炭素含有率を制限す
ることで溶接による修復が可能になるが、熱を受ける部
分の硬度が400 BHを超えることはない。
【0004】この鋼は、ニッケル、銅およびアルミニウ
ムの他に、化学重量組成で0.25%以下の炭素と、1%以
下の珪素と、0.9 〜2%のマンガンと、2〜5%のニッ
ケルと、0〜18%のクロムと、0.05〜1%のモリブデン
と、0〜0.2 %の硫黄と、必要に応じて添加される 0.1
%以下のチタン、ニオブまたはバナジウムと、必要に応
じて添加される0.005 %以下のホウ素とをさらに含むこ
とができ、残部は鉄と製錬に起因する不純物である。
【0005】耐腐食性を必要とする用途の金型ではクロ
ム含有率8%以上が選択され、耐腐食性が特に重要でな
い用途ではクロム含有率は2%以下に維持される。しか
し、耐腐食性の必要の有無にかかわらず、これらの金型
を使用するとプラスチックの射出成形設備の生産効率を
制限されるという欠点がある。すなわち、成形操作の一
連の操作段階の一つであるプラスチックの凝固段階での
冷却に相対的に長時間を要するという欠点がある。しか
も、偏析帯が存在するため、厚さが 800 mm 、場合によ
っては1000 mm に達する金型を鋼のブロックから切削加
工で恵三するのは難しい。この鋼の加工は鋼ブロックの
厚さに比例して難しくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記の
問題点を解決し、鋼が極めて厚い場合でも、約1400MPa
の引張強度Rm と、350BH 以上、好ましくは380BH 以上
の硬度と、優れた溶接性と、十分な切削性とを有し、し
かも射出後の冷却時間を短縮して射出成形設備の生産効
率を高めることができる、プラスチックの射出成形用金
型の製造で使用可能な鋼を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記化学重量
組成: 0.03%≦C ≦0.25% 0%≦Si≦0.2 % 0%≦Mn≦0.9 % 1.5%≦Ni≦5% 0%≦Cr≦18% 0.05%≦Mo+W/2 ≦1% 0%≦S ≦0.3 % を有し、 1) AlおよびCuから選択される少なくとも1種の元素を
0.5〜3%含み、 2) 必要に応じてさらに、Bを0.0005%≦B ≦0.015 %
含むことができ、 3) 必要に応じてさらに、V 、Nb、Zr、TaおよびTiの中
から選択される少なくとも1種の元素を0〜0.3 %含む
ことができ、 4) 必要に応じてさらに、Pb、Se、TeおよびBiの中から
選択される少なくとも1種の元素を0〜0.3 %含むこと
ができ、残部は鉄と製錬に起因する不純物、特に窒素で
あり、さらに、下記関係: Kth = 3.8×C + 9.8×Si+ 3.3×Mn+ 2.4×Ni+α×
Cr+ 1.4× (Mo+W/2) ≦ At (ここで、Cr<8%の場合にはα=1.4 、Cr≧8%の場
合にはα=0であり、Atは15、好ましくは13、さらに好
ましくは11である)および、下記関係: Tr= 3.8×C +1.07×Mn+ 0.7×Ni+0.57×Cr+1.58×
(Mo+W/2)+kB ≧ Bt (ここで、ホウ素含有率が0.0005〜0.015 %の場合には
kB =0.8 、ホウ素含有率が0.0005〜0.015 %でない場
合には kB =0であり、Btは 3.1、好ましくは 4.1であ
る)および、下記関係: Kth/Tr ≦ Ct (ここで、Ctは 3、好ましくは 2.8、さらに好ましくは
2.5である)を満足することを特徴とする鋼、特にプラ
スチックの射出成形用金型の製造で使用可能な鋼を提供
する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明鋼は下記関係を満足するよ
うに選択するのが有効である: 3.8 ×C +3.3 ×Mn+2.4 ×Ni+α×Cr+1.4 ×(Mo +
W/2)≦8 本発明鋼の化学組成ではマンガン含有率を0.7 %以下、
好ましくは0.5 %以下にしなければならず、また、珪素
含有率は 0.1%以下にするのが好ましい。耐腐食性を必
要とする金型を製造するための鋼の場合にはクロム含有
率を8%以上にするのが好ましい。耐腐食性を必要とし
ない場合は、クロム含有率は5%以下、好ましくは2%
以下にするのが好ましい。本発明の鋼はホウ素を含むの
が好ましい。
【0009】本発明のさらに他の対象は、特徴寸法dが
20mm以上であり、全ての点で硬度が350BH 以上であるア
ニールされたマルテンサイト、ベイナイトまたはマルテ
ンサイトベイナイト組織を有する鋼ブロックにある。こ
のブロックを形成する鋼は下記化学組成を有するのが好
ましい: 3.8 ×C +1.07×Mn+0.7 ×Ni+0.57×Cr+1.58 × (M
o+W/2)+kB ≧ f(d) (ここで、鋼が0.0005〜0.015 %のホウ素を含有すると
きは kB =0.8 であり、鋼が0.0005〜0.015 %のホウ素
を含有しないときは kB =0であり、f(d)は f(d)=2.05+1.04×log(d) 好ましくは、 f(d)=-0.8+1.9 ×log(d) である。) この場合、鋼ブロックを水冷しなければならない。“lo
g(d)”はmmで表した特徴寸法の十進法対数を示す。
【0010】以下、本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明が下記の記載に限定されるものではない。組織硬
化を有する本発明鋼は以下の元素を含んでいる (重量
%) : (1) アニーリングでの耐軟化性を十分にするためには炭
素は0.03%以上にし、溶接の熱を受けた区域の硬度が43
0 BHを超えないことで特徴付けられる優れた溶接性を得
るためには0.25%以下にする。 (2) 一般に処理中の鋼の脱酸素に必要な珪素は0〜0.2
%、好ましくは0.1 %以下、鋼の熱伝導性を過度に低下
させないためには 0.2%未満にする。 (3) 硫黄を固定し、鋼に十分な焼入れ性を与えるために
マンガンは0〜0.9 %、熱伝導性を最大にし、しかも切
削性に極めて不都合な偏析帯の形成を防ぐためには0.9
%、好ましくは0.7 %、さらに好ましくは0.5 %に制限
する。 (4) アニーリング中のアルミニウムまたは銅の析出硬化
物を形成するためにはニッケルは 1.5〜5%、目的とす
るアニール後の硬度の観点からは少なくとも1.5 %添加
するのが望ましい。5%以上ニッケルを添加しても効果
はなく、この元素は高価なので5%を超える必要はな
い。 (5) 耐腐食性を必要とする場合はクロムを0〜18%、好
ましくは8〜18%添加するが、耐腐食性を必要としない
場合は5%以下、さらに好ましくは2%以下にするのが
良い。 (6) アニーリングでの耐軟化性を良くし、ニッケル、銅
およびアルミニウムの金属間化合物の析出で得られる硬
化を良くするためにはモリブデンは0.05〜1%にする。
その最大含有量は熱伝導性を損なわず、しかも鋼のコス
トを上げ過ぎないように調節する。モリブデンの代わり
に、その全部または一部にタングステンを1%のモリブ
デンに2%のタングステンの比率で使うことができる。
そのため、これら2種の元素の場合の分析値は (Mo+W/
2)で定義される。 (7) 鋼の熱伝導性を損なわずに焼入れ性を高めるため
に、必要に応じて0.0005〜0.015 %のホウ素をさらに添
加できる。クロムは鋼の焼入れ性を大幅に高める元素で
あるので、クロム含有率が2%以下の場合にはホウ素を
追加するのが望ましい。 (8) 切削性を高めるためには硫黄を加える。この元素の
含有率が高すぎると一般に艶出し面か、梨地面である金
型表面の品質に対して良くないので 0〜0.3%にする。 (9) アニーリング中に金属間化合物の析出による組織硬
化効果を得て、高い硬度および優れた溶接性の両者を得
るためには、アルミニウムおよび銅から選択される少な
くとも1種の元素を 0.5〜3%添加する。 (10)鋼が鍛造または熱間圧延時に冷却された時にホウ素
の効果を確実にするために、必要に応じてバナジウム、
ニオブ、ジルコニウム、タンタルおよびチタンの中から
選択される少なくとも1種の元素を0〜0.3 %、好まし
くは0.01%以上のさらに含むことができる。 (11)艶出し性または化学的エッチング性をあまり損なわ
ずに切削性を高めるために、必要に応じて鉛、セレン、
テルルおよびビスマスの中から選択される少なくとも1
種の元素を0.1 〜0.3 %さらに含むことができる。 (12)優れた艶出し性を得る上で不都合な粗い窒化アルミ
ニウムの形成を防ぐために窒素は 0.003%以下にするの
が好ましい。 残部は鉄と製錬に起因する不純物である。
【0011】この方法で導入される窒素の除去は高価に
なるため、窒素含有率を0.003 %以下に制限することは
常に可能ではなく、また常に望ましいことでもない。窒
素含有率を0.003 %以下に制限できない場合は、窒素を
微細な窒化チタンまたは窒化ジルコニウムの形で固定す
るのが好ましい。そのためにはチタン、ジルコニウムお
よび窒素の含有率(窒素は不純物として少なくとも数pp
m 〜数百ppm の含有率で常に存在している)が下記関係
式を満たすのが望ましい: 0.00003 ≦ (N)×(Ti +Zr/2)≦0.0016 さらに、例えばチタンまたはジルコニウムを脱酸素され
ていない鋼に添加し、次いでアルミニウム等の強い還元
剤を加えることで、チタンまたはジルコニウムを酸化チ
タンまたはジルコニウムの相を除々に溶解して鋼に導入
するのが望ましい。これらの条件によって、強靱性、切
削性および艶出性に優れた窒化チタンまたは窒化ジルコ
ニウムの極めて微細な分散物が得られる。この好ましい
方法でチタンまたはジルコニウムを導入された場合の、
固体鋼の顕微鏡断面1-mm2 での寸法が 0.1μm以上の窒
化チタンまたは窒化ジルコニウムの数は、窒化物の形で
析出したチタン全含有率(%の1000倍で表す)の総量と
窒化物の形で析出したジルコニウム全含有率の半分との
和の4倍以下である。
【0012】本発明鋼の化学組成は焼入れ性および熱伝
導性に関する2つの条件をさらに満たさなければならな
い。十分な機械強度および硬度、すなわち約1400MPa の
引張強度および約400BH の硬度(少なくとも350 BH以
上、好ましくは380BH 以上)を得るためには、プラスチ
ックの射出成形用金型の構成部品を切削加工するブロッ
クは、先ず焼入れしてフェライトおよびパーライトを含
まない、完全マルテンサイトまたは完全ベイナイトまた
は混合マルテンサイトベイナイト組織にし、次いでアニ
ールして金属間化合物の析出をしたものである。焼入れ
はオーステナイト化後に例えば水冷、油冷または空冷に
よって、好ましくは850 〜1050℃で行うか、熱間鍛造ま
たは熱間圧延で直接焼入れすることができる。一般に、
アニールは500 〜550 ℃で行われる。
【0013】ブロックを圧延鋼板または鍛造した広幅プ
レートで、例えば厚さは20mm以上、800mm 程度までする
が、1000mmまでは可能性である。この条件でブロック内
部の組織も含めて組織を完全に焼入れするためには鋼の
焼入れ性を十分にする必要がある。そのためには、鋼の
化学組成は下記関係式を満たす必要がある: Tr= 3.8×C +1.07×Mn+ 0.7×Ni+0.57×Cr+1.58×
(Mo+W/2)+kB ≧ Bt (ここで、鋼が0.0005〜0.015 %のホウ素を含有すると
きは、kB=0.8 とし、鋼が0.0005〜0.015 %のホウ素を
含有しないときは、kB=0にする) 最低の焼入れ性が得られるBt含有率は少なくとも3.1 で
あり、厚さのある場合は少なくとも4.1 にしなければな
らない。
【0014】特に各ブロックは所定の冷却方法に対する
芯の冷却速度を決定する特徴寸法dを有している。所望
の組織を得るためにはこの特徴寸法dに合せる必要があ
り、そのためには、鋼の化学組成は下記関係式を満たさ
なければならない: 3.8 ×C +1.07×Mn+0.7 ×Ni+0.57×Cr+1.58× (Mo
+W/2)+kB ≧ f(d) ブロックを空冷で焼入れするときは、 f(d)=2.05+1.04×log(d) であり、鋼ブロックを水冷で焼入れするときは、 f(d)=-0.8+1.9 ×log(d) にするのが好ましい。ここで、“log(d)”はmmで表した
特徴寸法dの十進法対数を示す。特徴寸法dは例えば鋼
板の厚さまたは丸棒の直径である。
【0015】本発明者達はさらに、化学組成を適当に選
択することで鋼の熱伝導率を最小にすることができると
いうことを見出した。これによって、射出段階後の冷却
時間を短縮してプラスチック射出成形の生産効果を上げ
ることができるという利点が得られる。そのために、鋼
の化学組成は下記: Kth =3.8 ×C +9.8 ×Si+3.3 ×Mn+2.4 ×Ni+α×
Cr+1.4 ×(Mo +W/2) をできるだけ小さくし、少なくともKth は15以下、好ま
しくは13以下、さらに好ましくは11以下になければなら
ない。この組成は好ましくは下記関係式を満たさなけれ
ばならない: 3.8 ×C +3.3 ×Mn+2.4 ×Ni+α×Cr+1.4 ×(Mo +
W/2) ≦8
【0016】ここで、クロム含有率が8%以下のときは
α=1.4 、クロム含有率が8%以上のときはα=0であ
る。すなわち、クロム含有率が8%以上の時は基本的に
耐腐食性を考察して調節する。逆の場合は熱伝導率が最
大になるようにこの含有率を調節する。Kth は鋼の熱抵
抗と同じ方向に変化する値、すなわち熱伝導性に反比例
して変動する無次元の値である。実際に、耐腐食性が必
要ない鋼(Cr<8%、さらにはCr≦5%でも)の場合に
は、厚い部品の全体に渡って所望の機械的特性を得るの
に十分な焼入れ性と、偏析帯の存在を制限または回避す
るための低いマンガン含有率と、できるだけ低い熱抵抗
性または同じことではあるが、できるだけ高い熱伝導性
とを調和させることは基本的に難しい(耐腐食性が必要
な鋼の場合は高いクロム含有率のために焼入れ性の問題
は起こらない)。本発明者達はこれを最適化させるため
に、Kth/Tr比に関して、Kth/Tr比は3以下、好ましくは
2.8 以下、さらに好ましくは2.5 以下にしなければなら
ないという追加条件を加えることが望ましく且つ可能で
あるということを見出した。
【0017】特に有効な解決策は下記重量%組成の鋼に
対応する: 0.1 %≦C ≦0.16% 0%≦Si≦0.15% 0.6 %≦Mn≦0.9 % 2.8 %≦Ni≦3.3 % 0%≦Cr≦0.8 % 0.2 %≦Mo+W/2 ≦0.35% 0.9 %≦Al≦1.5 % 0.9 %≦Cu≦1.5 % 0.0005%≦B ≦0.015 % 0%≦S ≦0.3 % これは、 1) 必要に応じて、V 、Nb、Zr、TaおよびTiの中から選
択される少なくとも1種の元素を0〜0.3 %含むことが
でき、 2) 必要に応じて、Pb、Se、TeおよびBiの中から選択さ
れる少なくとも1種の元素をさらに0〜0.3 %含むこと
ができ、残部は鉄と不可避不純物である。平均分析でこ
の鋼は、熱抵抗係数 Kth=11.75 、焼入れ性Tr=4.76、
Kth/Tr=2.5 および硬度=350 BH以上を得ることがで
き、空冷した厚さが800 mmのブロックでほぼ均一であ
る。
【0018】
【実施例】第1実施例 A、B、C、D、E、F、F1、G、H、I、JおよびJ1
の符号を付けた厚さが80〜500 mmの鋼板を切削加工して
プラスチック射出成形用金型部品を製造した。A〜F1の
鋼板は本発明のものであり、G〜J1の鋼板は従来の比較
例である。〔表1〕は重量%の1000倍で表した化学組成
である。全ての鋼板は1100℃で圧延した後、熱処理し
た。得られた鋼板の硬度は385 BH〜420BH であった。
【0019】
【表1】 厚さd(mm)、熱処理、熱抵抗指数Kth 、熱伝導率値 C
th(W/m/°K)および焼入れ指数 Tr (KおよびTrは無
次元指数)を〔表2〕に示す。
【0020】〔表2〕の結果は本発明鋼は従来鋼よりも
10%(EとHを比較)〜60%(FとJを比較)高い熱伝
導率を有していることを示している。これらの高い熱伝
導性は成形サイクル中の冷却時間を短縮させ、金型の生
産効率を大幅に上げることができる。さらに鋼F1とI、
JとJ1とを比較することができる。これらの4つの鋼は
空冷で厚さ900 mmのブロックを製造できた。本発明の鋼
F1は従来の鋼JとJ1よりも30%高い熱伝導率を有してい
る。しかも、鋼F1のマンガン含有率は従来の鋼よりかな
り低く、これは偏析を減らすのに有利である。従来の鋼
Iは珪素含有率が低いが熱伝導率は鋼F1より10%以上低
い。
【0021】
【表2】
【0022】第2実施例 本発明の鋼Mと従来の鋼Nを用いて耐腐食性が必要なプ
ラスチックの射出成形用金型を製造した。これらの鋼は
圧延で厚さ150 mmの鋼板の形にした後、空冷で熱処理し
た、550 ℃で2時間アニールした。重量%の1000倍で表
した化学分析値は〔表3〕に、得られた特性は〔表4〕
に示してある。
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】熱伝動率において本発明鋼に有利な20%の
差が見られ、従って、上記の利点と同じ利点が見られ
る。一般に本発明鋼は圧延鋼板または棒の形あるいは鍛
造広幅プレートの形に製造するが、他の任意の形状、特
にワイヤ形状に製造することもできる。溶接によって修
復された部分が金型の大部分と同じ特性(熱伝導性およ
びキャビティ表面に必要な特性の両方)を有するように
するためには、溶接による修復を金型の大部分の組成に
近い組成を有する溶接ワイヤを用いて行うのが好まし
い。従って、本発明の鋼は溶接ワイヤの形にも製造され
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジルベール プリモン フランス国 71230 サン ヴァリエ リ ュ アナトール フランス 84

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記化学重量組成: 0.03%≦C ≦0.25% 0%≦Si≦0.2 % 0%≦Mn≦0.9 % 1.5%≦Ni≦5% 0%≦Cr≦18% 0.05%≦Mo+W/2 ≦1% 0%≦S ≦0.3 % を有し、 1) AlおよびCuから選択される少なくとも1種の元素を
    0.5〜3%含み、 2) 必要に応じてさらに、Bを0.0005%≦B ≦0.015 %
    含むことができ、 3) 必要に応じてさらに、V 、Nb、Zr、TaおよびTiの中
    から選択される少なくとも1種の元素を0〜0.3 %含む
    ことができ、 4) 必要に応じてさらに、Pb、Se、TeおよびBiの中から
    選択される少なくとも1種の元素を0〜0.3 %含むこと
    ができ、 残部は鉄と製錬に起因する不純物、特に窒素であり、さ
    らに、 下記関係: Kth = 3.8×C + 9.8×Si+ 3.3×Mn+ 2.4×Ni+α×
    Cr+ 1.4× (Mo+W/2) ≦15 (ここで、Cr<8%の場合にはα=1.4 、Cr≧8%の場
    合にはα=0)および、下記関係: Tr= 3.8×C +1.07×Mn+ 0.7×Ni+0.57×Cr+1.58×
    (Mo+W/2)+kB ≧3.1 (ここで、ホウ素含有率が0.0005〜0.015 %の場合には
    kB =0.8 、ホウ素含有率が0.0005〜0.015 %でない場
    合には kB =0)を満足し、さらに、Cr≦5%の場合に
    は、 Kth/Tr ≦3 をさらに満足することを特徴とする鋼、特にプラスチッ
    クの射出成形用金型の製造で使用可能な鋼。
  2. 【請求項2】 下記の関係を満足する請求項1に記載の
    鋼: Kth = 3.8×C + 9.8×Si+ 3.3×Mn+ 2.4×Ni+α×
    Cr+ 1.4× (Mo+W/2) ≦13
  3. 【請求項3】 下記の関係を満足する請求項2に記載の
    鋼: Kth = 3.8×C + 3.3×Mn+ 2.4×Ni+α×Cr+ 1.4×
    (Mo+W/2) ≦11
  4. 【請求項4】 下記の関係を満足する請求項1に記載の
    鋼: 3.8×C + 9.8×Si+ 3.3×Mn+ 2.4×Ni+α×Cr+1.4
    × (Mo+W/2) ≦8 (ここで、Cr<8%の場合にはα=1.4 、Cr≧8%の場
    合にはα=0)
  5. 【請求項5】 下記の関係を満足する請求項1に記載の
    鋼: Tr= 3.8×C +1.07×Mn+ 0.7×Ni+0.57×Cr+1.58×
    (Mo+W/2)+kB ≧4.1
  6. 【請求項6】 Kth/Tr≦2.8 である請求項1に記載の
    鋼。
  7. 【請求項7】 Kth/Tr≦2.5 である請求項6に記載の
    鋼。
  8. 【請求項8】 化学組成が Mn ≦0.7 %である請求項1
    に記載の鋼。
  9. 【請求項9】 化学組成が Mn <0.5 %である請求項8
    に記載の鋼。
  10. 【請求項10】 化学組成が Si ≦0.1 %である請求項
    1に記載の鋼。
  11. 【請求項11】 Cr≦5%である請求項1〜10のいずれ
    か一項に記載の鋼。
  12. 【請求項12】 Cr≦2%で、0.0005%≦B ≦0.005 %
    である請求項11に記載の鋼。
  13. 【請求項13】 Cr≧8%である請求項1〜4および8
    〜10のいずれか一項に記載の鋼。
  14. 【請求項14】 窒素含有率が0.003 %以下である請求
    項1に記載の鋼。
  15. 【請求項15】 特徴寸法dが20mm以上であり、全ての
    点で硬度が 350BH以上のアニールされたマルテンサイ
    ト、ベイナイトまたはマルテンサイトベイナイト組織を
    有する請求項1〜14のいずれか一項に記載の鋼で作られ
    たブロック。
  16. 【請求項16】 鋼が下記化学組成を満足する請求項15
    に記載のブロック: 3.8×C +1.07×Mn+ 0.7×Ni+0.57×Cr+1.58× (Mo
    +W/2)+kB ≧ 2.05+1.04×log(d)
  17. 【請求項17】 鋼が下記化学組成を満足する請求項15
    に記載のブロック: 3.8×C +1.07×Mn+ 0.7×Ni+0.57×Cr+1.58× (Mo
    +W/2)+kB ≧ -0.8 + 1.9×log(d)
  18. 【請求項18】 請求項1〜14のいずれか一項に記載の
    鋼で作られた溶接ワイヤ。
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