JPH1036481A - 一液湿気硬化型ウレタン組成物及び接着剤 - Google Patents

一液湿気硬化型ウレタン組成物及び接着剤

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JPH1036481A
JPH1036481A JP8193368A JP19336896A JPH1036481A JP H1036481 A JPH1036481 A JP H1036481A JP 8193368 A JP8193368 A JP 8193368A JP 19336896 A JP19336896 A JP 19336896A JP H1036481 A JPH1036481 A JP H1036481A
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JP
Japan
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compound
diisocyanate
moisture
adhesive
urethane composition
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Application number
JP8193368A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Takada
泰廣 高田
Masato Fujii
正人 藤井
Hideo Ishikawa
英男 石川
Motoyasu Kunugiza
基安 椚座
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、接着物性の他にも貯蔵安定
性、発泡抑制において優れた特徴を有し、且つ無溶剤化
または低溶剤化の条件下においても良好な塗布作業性、
初期粘着性を発揮する一液湿気硬化型ウレタン組成物お
よびそれを用いる接着剤にある。 【解決手段】 (A)イソシアネート化合物と、(B)
分子中に1個以上のオキサゾリジン環を有する化合物と
を必須成分とする一液湿気硬化型ウレタン組成物におい
て、(A)が末端にイソシアネート基を2個以上有する
ウレタンプレポリマー(a1)とジイソシアネート化合
物(a2)、及び分子中に2個より多いイソシアネート
基を有するポリイソシアネート化合物(a3)とを必須
成分として含有することを特徴とする一液湿気硬化型ウ
レタン組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オキサゾリジン環
を空気中の湿気で加水分解させて、活性水素を生成させ
る化合物との反応を利用した一液湿気硬化型ウレタン組
成物及び接着剤に関する。更に詳しくは、接着物性、貯
蔵安定性、発泡抑制性に優れ、且つ無溶剤化または低溶
剤化の条件下においても良好な塗布作業性、初期粘着性
に優れた接着剤用一液湿気硬化型ウレタン組成物及び接
着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】一液湿気硬化型ウレタン組成物は、計
量、混合操作が不要で、且つ施工が簡便、また、多種多
様な材料に対して良好な接着性を示し、柔軟な接着層を
有することから、建築現場施工分野において、現在主流
である二液混合型エポキシ系接着剤の代替品として注目
されている。また、エポキシ系接着剤と比較しカブレの
問題が少なく、樹脂設計により無溶剤或いは低溶剤化が
図れ、安全衛生的観点においても重要視されている。
【0003】建築現場施工用接着剤の使用例としては、
コンクリート、合板等の下地に、床材を直貼りさせるケ
ースが多く、床材の種類は大別して、フロアーカーペ
ット、塩化ビニル製タイル、木質フローリング等の床材
自体の反りや癖が少ないもの、塩化ビニル製シートの
様に巻き癖のついた長尺タイプの2種類がある。
【0004】の床材に対する接着剤においては、床材
のズリが生じない程度の初期粘着性及びズリ抵抗力があ
れば良く、例えば特開平6−240226号公報では、
ウレタンプレポリマーの末端イソシアネート基を一級ア
ルコールで封鎖したものを、ウレタン組成物中に混合し
粘着性を向上させたり、特開平6−78506号公報で
は、高分子バインダー中に特定の粒径を持つ粒状重質炭
酸カルシウムを含有させ、床タイルのズリを抑制してい
る。近年、労働安全衛生法の表示義務が無く、消防法に
おいても非危険物である、低溶剤系接着剤も市販されて
いる。
【0005】の床材に対する接着剤においては、床材
端末部の跳ね上がりを押さえるだけの強い初期粘着性が
必要であり、従来合成ゴム接着剤及び一液湿気硬化型ウ
レタン接着剤の何れも溶剤系の接着剤が使用され、耐水
性が必要な場合は二液混合型エポキシ系接着剤が使用さ
れていた。しかしながら、合成ゴム接着剤は接着物性、
耐熱性、ズリ抵抗力等に欠けており、二液混合型エポキ
シ系接着剤は、前述の欠点以外に低温時の硬化性が遅い
ため、床材の跳ね上がりを完全に抑制するに至っていな
い。その中で、一液湿気硬化型ウレタン接着剤が、良好
な初期粘着性、ズリ抵抗力などを有しており、また、特
開平7−268309号公報記載の如く、特定のイソシ
アネート系化合物を配合することにより耐水接着性が向
上するなど、バランスのとれた性能が認められ、現在飛
躍的に需要が増加しているが、初期粘着性を発現させる
ために多量の有機溶剤を揮発させており、依然として安
全衛生面での問題を抱えている。
【0006】一液湿気硬化型ウレタン接着剤において、
無溶剤或いは低溶剤系条件下で塗布作業性を確保するた
めには、樹脂粘度が低いことが必須であり、また強い初
期粘着性を発現させるためには速硬化性も要求される。
【0007】一液湿気硬化型ウレタン組成物は、種々研
究されているが、その多くは炭酸ガスの発生を伴うポリ
イソシアネートの湿気(水分)との反応より、硬化させ
るものである。硬化速度が遅いため、通常金属触媒及び
アミン触媒などの硬化促進剤を併用するが、著しい発泡
を生じるため接着力が低下し、且つ貯蔵安定性に劣るも
のであった。更に、ウレタンプレポリマーに使用される
イソシアネート化合物の多くは湿気との反応が速いジフ
ェニルメタンジイソシアネート(MDI)を用いてお
り、低粘度化が困難であった。即ち、無溶剤或いは低溶
剤系の一液湿気硬化型ウレタン接着剤において、接着物
性の他にも貯蔵安定性、発泡抑制において優れた特徴を
有し、且つ初期粘着性、低粘度化(塗布作業性)の全て
を具備するものは無かった。
【0008】硬化性、貯蔵安定性及び発泡抑制の問題を
解決すべく、湿気解離型の潜在性架橋剤を利用した例と
して、特開平6−293821号公報、特開平7−33
852号公報等で記載されているオキサゾリジン化合物
を架橋剤として用いた一液湿気硬化性ウレタン組成物が
提案されている。
【0009】しかし、特開平6−293821号公報で
は、本発明のジイソシアネート化合物およびポリイソシ
アネート化合物を含まないために初期粘着性に問題があ
るものであった。
【0010】一方、特開平7−33852号公報では、
キシリレンジイソシアネートまたはヘキサメチレンジイ
ソシアネートのような有機ジイソシアネートとヒドロキ
シオキサゾリジン化合物との反応物、いわゆる数平均分
子量が1000より小さい低分子量反応物をNCO基末
端ウレタンプレポリマーと混合しているために、初期粘
着性に劣るものである。
【0011】つまり、以上何れの公報においても優れた
貯蔵安定性及び発泡抑制効果を有するが、強い初期粘着
性を得るに至っていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、接着
物性の他にも貯蔵安定性、発泡抑制において優れた特徴
を有し、且つ無溶剤化または低溶剤化の条件下において
も良好な塗布作業性、初期粘着性を発揮する一液湿気硬
化型ウレタン組成物およびそれを用いる接着剤を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
について鋭意研究した結果、オキサゾリジン環を有する
化合物、特に数平均分子量が1000以上のオキサゾリ
ジン化合物と反応性の異なるジイソシアネート及びポリ
イソシアネート混合物を併用することにより、接着物性
の他にも優れた貯蔵安定性、発泡抑制効果を示し、無溶
剤或いは低溶剤系にも関わらず、塗布作業性が良好で、
前述の巻き癖のある長尺シートの末端部を抑えるだけの
良好な初期粘着性が得られることを見いだし、本発明を
完成するに至った。
【0014】即ち、本発明は、(A)イソシアネート化
合物と、(B)分子中に1個以上のオキサゾリジン環を
有する化合物とを必須成分とする一液湿気硬化型ウレタ
ン組成物において、(A)が末端にイソシアネート基を
2個以上有するウレタンプレポリマー(a1)とジイソ
シアネート化合物(a2)、及び分子中に2個より多い
イソシアネート基を有するポリイソシアネート化合物
(a3)とを必須成分として含有すること、好ましくは
末端にイソシアネート基を2個以上有するウレタンプレ
ポリマー(a1)が、ポリオール化合物とポリイソシア
ネート化合物との反応によるものであること、好ましく
は分子中に1個以上のオキサゾリジン環を有する化合物
(B)の数平均分子量が1000以上であること、好ま
しくはポリイソシアネート化合物(a3)が2個以上の
活性水素をもつ化合物とジイソシアネート化合物とが反
応したアダクト体、ジイソシアネート化合物と水とが反
応したビューレット体、ジイソシアネート化合物が3量
化したイソシアヌレート体、及びこれら1種または、2
種以上の混合物、もしくはこれらの変性物であること、
好ましくは化合物(B)のオキサゾリジン環を加水分解
することにより生成する活性水素H(1級アミン及び水
酸基)との反応性が最も高いイソシアネート化合物
(A)が、化合物(a2)のジイソシアネートであるこ
と、好ましくはジイソシアネート化合物(a2)のイソ
シアネート基と、化合物(B)の加水分解により生成す
る活性水素Hとの比が、当量比で−NCO/−H=0.
1〜2.0であること、好ましくは化合物(A)のイソ
シアネート基の合計と、化合物(B)の加水分解により
生成する活性水素Hとの比が、当量比で−NCO/−H
=0.4〜4.0のであること、該一液湿気硬化型ウレ
タン組成物からなる接着剤を提供するものである。
【0015】以下に本発明を更に説明する。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に使用されるイソシアネー
ト化合物(A)の末端にイソシアネート基を2個以上有
するウレタンプレポリマー(a1)は、イソシアネート
基を2個以上有する化合物であり、ポリイソシアネート
化合物とポリオール化合物とをポリイソシアネート化合
物過剰のもとで常法により調製されるウレタンプレポリ
マーである。
【0017】ポリイソシアネート化合物としては、2,
4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイ
ソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、一
部をカルボジイミド化されたジフェニルメタンジイソシ
アネート、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネー
ト、トリジンジイソシアネート、ナフタレンジイソシア
ネート、フェニレンジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシ
リレンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネ
ート、水添ジフェニルメタンジイソシアネート、シクロ
ヘキサンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネー
ト、脂肪族ジイソシアネート、脂環族ジイソシアネート
1種又は2種以上の混合物が挙げられる。
【0018】本発明に使用されるポリオール化合物と
は、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオー
ル、その他のポリオール及びこれらの混合ポリオールで
ある。例えば、複合金属シアン化合物錯体を触媒として
製造されたポリオールも含まれる。
【0019】ポリエーテルポリオールとしては、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール、グリセリン、トリメ
チロールプロパン、グルコース、ソルビトール、シュー
クローズ等の多価アルコールの1種又は2種以上にプロ
ピレンオキサイド、エチレンオキサイド、ブチレンオキ
サイド、スチレンオキサイド等の1種又は2種以上を付
加して得られるポリオール及びポリオキシテトラメチレ
ンポリオール等が挙げられる。
【0020】ポリエステルポリオールとしては、例えば
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジ
オール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、シクロ
ヘキサンジメタノール、グリセリン、トリメチロールプ
ロパンあるいはその他の低分子ポリオールの1種又は2
種以上とグルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリ
ン酸、セバシン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ダイ
マー酸、水添ダイマー酸あるいはその他の低分子ジカル
ボン酸やオリゴマー酸の1種又は2種以上との縮合重合
体及びプロピオラクトン、カプロラクトン、バレロラク
トン等の開環重合体等が挙げられる。
【0021】その他のポリオールとしては、例えばポリ
カーボネートポリオール、ポリブタジエンポリオール、
水素添加されたポリブタジエンポリオール、アクリルポ
リオール等が挙げられる。又、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、
ヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノールグリセ
リン、トリメチロールプロパン、グルコース、ソルビト
ール、シュークロース等の低分子ポリオールも挙げられ
る。
【0022】ウレタンプレポリマー(a1)の末端イソ
シアネート基数は、3未満が好ましく、より好ましくは
2である。3以上になると接着剤の初期粘着性の持続時
間が短く、被着体の貼り付け可能時間が短くなる傾向に
あり、2未満になると逆に、初期接着性の発現時間が遅
くなる傾向にある。
【0023】イソシアネート化合物(A)のジイソシア
ネート化合物(a2)としては、例えば、2,4−トリ
レンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネ
ート、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリジンジ
イソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、フェニ
レンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシ
アネート、水添キシリレンジイソシアネート、水添ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソ
シアネート等の芳香族ジイソシアネート、脂肪族ジイソ
シアネート、脂環族ジイソシアネート1種又は2種以上
の混合物が挙げられる。
【0024】また、イソシアネート化合物(A)の分子
中に2個より多いイソシアネート基を有するポリイソシ
アネート化合物(a3)としては、好ましくは2個以上
の活性水素をもつ化合物とジイソシアネート化合物とが
反応したアダクト体、ジイソシアネートと水とが反応し
たビューレット体、ジイソシアネートが3量化したイソ
シアヌレート体、及びそれら1種叉は2種以上の混合物
或いは、それらの変性物が挙げられる。例えばアダクト
体は、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリット、
ソルビットなどの分子内に3つ以上の水酸基を有する化
合物の水酸基とジイソシアネートを反応させて得られ、
市販品としては、コロネートL(TDIアダクト体)、
コロネートHL(HDIアダクト体)が挙げられる。ビ
ュレット体の市販品としてはデュラネート24A−10
0(HDIビュレット体)が、イソシアヌレート体とし
ては、スプラセックSP−3340(TDIヌレート
体)、コロネートEH(HDIヌレート体)が挙げられ
る。
【0025】以上のイソシアネート化合物(A)におい
て、化合物(B)のオキサゾリジン環を加水分解するこ
とにより生成する活性水素H(1級アミン及び水酸基)
に対する反応性が、ジイソシアネート化合物(a2)>
ウレタンプレポリマー(a1)≧ポリイソシアネート化
合物(a3)の順であることが好ましい。(a3)のポ
リイソシアネート化合物の反応性が速いと、硬化性が速
く、初期粘着性の発現時間も速いが、その持続時間も短
く、被着体の貼り付け可能時間が短くなる傾向にあり、
好ましくない。
【0026】分子中にオキサゾリジン環を有する化合物
(B)とは、米国特許第4,138,545号明細書に記載され
ている様に、ポリカルボン酸の低級アルキルエーテルと
オキサゾリジンの反応、ポリオールとオキサゾリジンの
エステル交換反応、特開平5−117252号公報記載
のようなカーボネート存在下でのエステル交換反応、特
開平6−293821号公報記載のようなウレタンプレ
ポリマーとオキサゾリジン化合物の反応等によって得ら
れる。
【0027】好ましくは2個以上のイソシアネート基を
有する化合物(b1)とオキサゾリジン化合物(b2)
とを反応してなるものである。
【0028】化合物(B)のイソシアネート化合物(b
1)としては、ウレタンプレポリマー及びポリイソシア
ネート化合物を用いることができる。ここで、(b1)
の末端の平均イソシアネート(NCOと略称)基数は3
未満が好ましく、より好ましくは2である。3以上にな
ると接着剤の初期粘着性の持続時間が短く、被着体の貼
り付け可能時間が短くなる傾向にあり、2未満になると
逆に、初期接着性の発現時間が遅くなる傾向にある。ま
た、化合物(B)の数平均分子量は好ましくは数平均分
子量1000〜15000のものである。その分子量が
1000未満の場合、硬化性が低下し目的とする初期粘
着性が得られず、また、150000を越えると粘度が
高く塗布作業性に劣るという問題がある。
【0029】又、N−2−ヒドロキシアルキルオキサゾ
リジンを(b2)として用いる場合、ウレタンプレポリ
マー(b1)とN−2−ヒドロキシアルキルオキサゾリ
ジン(b2)との反応比は、NCO/0H=0.98〜
1.4が好ましく、更に好ましくは1.02〜1.15
が好ましい。NCO/0H=0.98未満ではN−2−
ヒドロキシアルキルオキサゾリジンが未反応のまま残存
する傾向があり、貯蔵安定性に悪影響を与える。NCO
/0H=1.4を越えると分子中に1個のオキサゾリジ
ン基を持つプレポリマーが増大し、硬化速度の低下と粘
度の上昇の問題がある。
【0030】化合物(B)の合成に用いられるN−2−
ヒドロキシアルキルオキサゾリジンは、1,2級アミノ
基と2ーヒドロキシエチル基を持つアルカノールアミン
類とアルデヒドもしくはケトン類の脱水反応により合成
される。アルカノールアミン類としては、エタノールア
ミン、ジエタノールアミン、イソプロパノールアミン、
ジイソプロパノールアミン、イソブタノールアミン、ジ
イソブタノールアミン、ヒドロキシエチルアミノメチル
アルコールであり、エチレンジアミン、プロピレンジア
ミン、ブチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジ
エチレントリアミン、ビス(アミノメチル)シクロヘキ
サン、キシリレンジアミン、ジシクロヘキシルジアミ
ン、イソホロンジアミン、イソプロピリデンビス(アミ
ノシクロヘキサン)、メチレンビス(アミノシクロヘキ
サン)、ポリメチレンポリアミン、ジアミノトルエン、
フェニレンジアミンなどの1級アミノ基に2−ヒドロキ
シエチル基が置換された2級アミノ−2−ヒドロキシル
基を有する化合物である。
【0031】アルデヒドもしくはケトン類としては、ブ
チルアルデヒド、トリメチルアセトアルデヒド、トリエ
チルアセトアルデヒド、バレロアルデヒド、フルフラー
ル、ベンズアルデヒド、メチルエチルケトン、シクロヘ
キサノン、トリメチルシクロヘキサノン、アセトフェノ
ン、アニスアルデヒド、ヘキサナール、オクタナール、
デカナール、シトラールなどが挙げられる。
【0032】また、化合物(a2)のイソシアネート基
と、化合物(B)の加水分解により生成する活性水素H
との比が、当量比で−NCO/−H=0.1〜2.0で
あることが好ましく、より好ましくは0.5〜1.0で
ある。0.1未満では、硬化性が遅いため、満足する初
期接着性が得られず、2.0を越えると接着層に炭酸ガ
スによる発泡が生じ、接着物性が低下する。
【0033】また、化合物(A)のイソシアネート基の
合計と、化合物(B)の加水分解により生成する活性水
素Hとの比が、当量比で−NCO/−H=0.4〜4.
0のであることが望ましく、更に好ましくは、1.0〜
3.0である。0.4未満であると、貯蔵安定性及び接
着物性に劣り、4.0を越えると接着層に炭酸ガスによ
る発泡が生じ、接着物性が低下すると共に、硬化性が遅
く、十分な初期粘着性が得られない。
【0034】本発明の組成物は、必要に応じて硬化促進
剤、溶剤、少量のプロセスオイル、可塑剤、揺変剤、体
質顔料、耐侯性の維持、向上のための紫外線防止剤、安
定剤等各種添加剤が加えられ、これら混合物が均一に混
合でき、且つ保存性が確保できるのに十分なる混合、混
練装置により製造する事ができる。
【0035】硬化促進剤としては、水溶液中の酸解離指
数pKaが1.0〜4.0の範囲である酸性物質が用い
られる。 pKaが4.0より大きい場合には、化合物
(B)のオキサゾリジン環の加水分解が実用的速度で起
こらないため湿気硬化速度が遅く、また接着層に発泡が
生じる。酸性物質の水溶液中の酸解離指数pKaが1.
0より小さい場合には、オキサゾリジン環の加水分解に
より生成したアミノ基と安定な塩の形成が起こり、イソ
シアネート基との反応が進行せず、結果として湿気硬化
速度が遅く、初期粘着性及び接着物性が著しく損なわれ
る。
【0036】ここで酸解離指数pKaとは、酸強度を示
す指数であり、この値が低いほど酸強度が大きいことを
示している。尚、水溶液中の酸解離指数pKaの値は、
『日本化学会編 化学便覧基礎編 改訂4版II-316
〜321』等の文献値を参考にできる。
【0037】この様な酸性物質としては具体的には、無
機酸、有機酸およびそれらの無水物、エステル、酸性塩
類の群から選ばれる1種又は2種以上が使用でき、例え
ば、塩酸、硝酸、硫酸、燐酸、珪酸、アルミン酸、過塩
素酸、蟻酸、プロピオン酸、カプロン酸、シュウ酸、コ
ハク酸、アジピン酸、マレイン酸、フタル酸、安息香
酸、サリチル酸、アントラニル酸、オクタン酸など、ま
たはそれらの無水物、エステル類、酸性塩類などが挙げ
られる。
【0038】これらのなかでも特に水溶液中の酸解離指
数pKaが、2.0〜3.0のものが硬化促進効果上顕
著である点から、好ましくは、燐酸、珪酸、クロロ酢
酸、フタル酸、サリチル酸、アントラニル酸など、また
はそれらの無水物、エステル類、酸性塩類等が挙げられ
る。
【0039】特にこれらの酸類のうち、酸性リン酸エス
テル、サリチル酸、が特に本発明の効果が顕著になり好
ましい。
【0040】酸性物質の使用量は、所望される硬化時間
によって任意に調整されるが、通常、酸性物質の酸の当
量が化合物(B)の活性水素当量に対して0.005〜
0.1の範囲である。0.005未満であると硬化速度
が非常に遅く、0.1を越えると接着物性に関し、十分
な性能が得られない。
【0041】溶剤類としては、トルエン、キシレン、タ
ーペン、酢酸エチル、アセトン、ナフテン、パラフィン
等の通常のウレタン用溶剤が使用できる。プロセスオイ
ルとしては石油精製で得られる通常の高沸点オイル等が
使用できる。
【0042】可塑剤とは、ジブチルフタレート、ジオク
チルフタレート、ジノニルフタレート、ジイソデシルフ
タレート、ジトリデシルフタレート、ジウンデシルフタ
レート、等フタル酸系、及びトリ−(2−エチルヘキシ
ル)トリメリテート、トリイソオクチルトリメリテー
ト、トリイソデシルトリメリテート等のトリメリット酸
系の一般的な化合物が使用できるが、特に、接着物性に
悪影響の少ない、比較的分子量の大きいジウンデシルフ
タレート、ジイソデシルフタレート、トリ−(2−エチ
ルヘキシル)トリメリテートが好ましい。
【0043】体質顔料は、カーボンブラック、炭酸カル
シウム、タルク、クレー、シリカ、酸化チタン等があげ
られる。
【0044】揺変剤は、表面処理炭酸カルシウム、ポリ
塩化ビニルパウダー、微粉末シリカ、ベントナイト、セ
ピオライト等があげられる。このほか本発明のウレタン
樹脂組成物には石油系高沸点芳香族系留分,石油樹脂等
を混合しても良い。
【0045】本発明の一液湿気硬化型ウレタン組成物
は、主に土木・建築用をはじめ、車両用及びラミネーシ
ョン用の接着剤として利用されるが、安全衛生的観点か
らも特に建築現場施工用接着剤として有用である。
【0046】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明するが、本
発明は実施例のみに限定されるものではない。断りのな
い限り、実施例中の「部」「%」は、重量基準である。
【0047】(ウレタンプレポリマーの作製例1)平均
分子量3000のポリプロピレンエーテルジオール89
6.0gと2,4-トリレンジイソシアネート103.
9gをNCO/OHの当量比2.0にて窒素雰囲気下で
60℃にて48時間フラスコ中で攪拌しながら反応さ
せ、NCO%が2.51%のウレタンプレポリマー(N
CO−1)を得た。
【0048】(ウレタンプレポリマーの作製例2)平均
分子量3000のポリプロピレンエーテルジオール67
6.3gと2,4-トリレンジイソシアネート78.5
gを窒素雰囲気下で60℃にて24時間フラスコ中で攪
拌しながら反応させ、次いで平均分子量2000のポリ
エステルジオール(1,4−ブタンジオール、アジピン
酸系)145.2gをすなわちNCO/OHの当量比
1.5にて窒素気流下で60℃にて48時間フラスコ中
で攪拌しながら反応させ、NCO%が2.8%のウレタ
ンプレポリマー(NCO−2)を得た。
【0049】(ウレタンオキサゾリジン化合物の作製例
1)ウレタンプレポリマー(NCO−1)920.4g
と2ーイソプロピル3(2ヒドロキシエチル)1,3オ
キサゾリジン79.6g、すなわちNCO/OHの当量
比1.1にて窒素気流下で60℃にて48時間フラスコ
中で攪拌しながら反応させ、ウレタンオキサゾリジン化
合物(OXZ−1と称する、数平均分子量3700)を
得た。本組成物のGPCを測定した結果、残存している
2ーイソプロピル3(2ヒドロキシエチル)1,3オキ
サゾリジンの含有率は1%以下であることを確認した。
【0050】(ウレタンオキサゾリジン化合物の作製例
2)ヘキサメチレンジイソシアネート36.7gと2ー
イソプロピル3(2ヒドロキシエチル)1,3オキサゾ
リジン63.3g、すなわちNCO/OHの当量比1.
1にて窒素気流下で60℃にて48時間フラスコ中で攪
拌しながら反応させ、ウレタンオキサゾリジン化合物
(OXZ−2、数平均分子量490)を得た。本組成物
のGPCを測定した結果、残存している2ーイソプロピ
ル3(2ヒドロキシエチル)1,3オキサゾリジンの含
有率は1%以下であることを確認した。
【0051】実施例1〜7 比較例1〜4[コンパウン
ドの配合] 表1、2に示す配合で、密閉型プラネタリーミキサー中
に150℃で2時間乾燥し水分を0.05%以下に調整
した炭酸カルシウム(日東粉化製NS−200)、12
0℃で3時間乾燥し、水分を0.1%以下に調整した脂
肪酸処理炭酸カルシウム(白石カルシウム製ハクエンカ
CCR)、前記作製例で得られたウレタンプレポリマー
(NCO−2)、ジイソシアネート化合物、ポリイシシ
アネート化合物、オキサゾリジン化合物(OXZ−1、
−2)、酢酸エチル、ジウンデシルフタレート(以下D
UPと略)、硬化促進剤をそれぞれ表1及び2のごと
く、所定量加え均一に混合した後、一液湿気硬化型ウレ
タンコンパウンドを得た。
【0052】下記の試験方法で評価し、表1、2、3に
結果を示した。
【0053】[試験方法] (塗布作業性)温湿度20℃×50%の条件下におい
て、コンパウンドをスレート板上に櫛目ごて(JIS-A-55
36規格品)にて塗布し、作業性良好なものを○、悪いも
のを×で表記した。
【0054】(貯蔵安定性)500ccの密封可能の金属
缶にコンパウンドを500g採取し、50℃の恒温漕に
7日間保存し、初期粘度に対する粘度上昇率で表示し
た。尚、粘度は、BH型回転粘度計の6号ロータ、20
rpm、25℃にて測定した。
【0055】(発泡抑制性)温湿度20℃×50%の条
件下において、コンパウンドをスレート板上に櫛目ごて
(JIS-A-5536規格品)にて塗布後、70℃×50%の条
件下に変更し、接着層の発泡があるものを×、無いもの
を○で表記した。
【0056】(接着物性) <試験片の調製>温湿度20℃×50%の条件下におい
て、コンパウンドをスレート板上に櫛目ごて(JIS-A-55
36規格品)にて塗布し、20分間放置後、塩化ビニル製
シートをハンドロールにて圧締して、72時間養生を行
った。その後、塩化ビニル製シートを幅1インチ、長さ1
0cmに切断し、試験片を調製した。
【0057】<剥離試験>引張試験機(テンシロン)を
用い、常温にて200mm/minの速さで90度剥離試験を
実施した。
【0058】(初期粘着性)温湿度20℃×50%の条
件下において、コンパウンドをスレート板上に櫛目ごて
(JIS-A-5536規格品)にて塗布後、20分間放置し、塩
化ビニル製シートをハンドロールにて圧締、60分後に引
張試験機(テンシロン)を用い常温にて200mm/minの
速さで90度剥離試験を実施した。
【0059】[実施例1〜7]何れにおいても、不揮発分
95%以上を有し、良好な発泡抑制性、塗布作業性、貯
蔵安定性、初期粘着性、接着物性を示す優れたものであ
った。
【0060】[比較例1]活性水素との反応性が速いジイ
ソシアネート化合物を持たないため、初期粘着性に劣
る。
【0061】[比較例2]ポリイソシアネート化合物を持
たないため、接着物性に劣る。
【0062】[比較例3]ジイソシアネート化合物よりポ
リイソシアネート化合物の活性水素に対する反応性が速
いため、初期粘着性の発現が速過ぎ塗布作業性に劣り、
また、粘着性保持時間が短くなるため、被着体の貼り付
け可能時間が短くなり、オープンタイム20分ですでに
コンパウンドに皮膜が生じ、初期粘着性に劣る。
【0063】[比較例4]ウレタンオキサゾリジン化合物
の数平均分子量が1000未満であるため、接着物性は
保持しているものの、初期粘着性に劣る。
【0064】[比較例5]市販のビニル床材用接着剤(ル
ビロン101、東洋ポリマー製)を使用した。全性能に
おいてバランスがとれているが、溶剤を約25%含有し
ているため、安全衛生上問題がある。
【0065】
【表1】[配合条件及び試験結果]
【0066】注) 1);MDI: ジフェニルメタンジ
イソシアネート、 2);TDIアダクト:トリメチロールプロパンとTD
Iのアダクト体不揮発分75%酢酸エチル含有(コロネー
トL、日本ポリウレタン工業製) 3);酸性燐酸エステル(イソプロピルアシッドフォス
フェート) 4)NCO/(H):NCO基とオキサゾリジン基が開環して
発生する活性水素(1級アミン+水酸基)との当量比を
示す。 5);ウレタンオキサゾリジン化合物の数平均分子量、
10位で四捨五入
【0067】
【表2】
【0068】注) 1);MDI:ジフェニルメタンジ
イソシアネート TDI:2,4−トリレンジイソシアネート 2);HDI系:HDIビュレット体(デュラネート2
4A−100、旭化成工業製) TDIアダクト:トリメチロールプロパンとTDIのア
ダクト体不揮発分75%酢酸エチル含有(コロネートL、
日本ポリウレタン工業製) c−MDI:ポリメチレンポリフェニルイソシアネート
(ミリオネートMR200、日本ポリウレタン工業製) 3);酸性燐酸エステル(イソプロピルアシッドフォス
フェート) 4)NCO/(H):NCO基とオキサゾリジン基が開環して
発生する活性水素(1級アミン+水酸基)との当量比を
示す。 5);ウレタンオキサゾリジン化合物の数平均分子量、
10位で四捨五入
【0069】
【表3】
【0070】注) 1);MDI:ジフェニルメタンジ
イソシアネート TDI:2,4−トリレンジイソシアネート 2);HDI系:HDIビュレット体(デュラネート2
4A−100、旭化成工業製) TDIアダクト:トリメチロールプロパンとTDIのア
ダクト体不揮発分75%酢酸エチル含有(コロネートL、
本ポリウレタン工業製) c−MDI:ポリメチレンポリフェニルイソシアネート
(ミリオネートMR200、日本ポリウレタン工業製) 3);酸性燐酸エステル(イソプロピルアシッドフォス
フェート) 4)NCO/(H):NCO基とオキサゾリジン基が開環して
発生する活性水(1級アミン+水酸基)との当量比を示
す。 5);ウレタンオキサゾリジン化合物の数平均分子量、
10位で四捨五入
【0071】
【発明の効果】本発明は、接着物性の他にも貯蔵安定
性、発泡抑制において優れた特徴を有し、且つ無溶剤化
または低溶剤化の条件下においても良好な塗布作業性、
初期粘着性を発揮する湿気硬化型ウレタン組成物および
接着剤を提供するものである。
【0072】本発明は、低溶剤で臭いも少ないので、土
木建築の工事用、建築材料製造用をはじめ、木工用、繊
維関連用、車両関連用、フィルムラミネーション用の接
着剤として工業上有用であり、安全衛生的観点からも有
用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 175/04 JFA C09J 175/04 JFA JFD JFD JFF JFF

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)イソシアネート化合物と、(B)
    分子中に1個以上のオキサゾリジン環を有する化合物と
    を必須成分とする一液湿気硬化型ウレタン組成物におい
    て、(A)が末端にイソシアネート基を2個以上有する
    ウレタンプレポリマー(a1)とジイソシアネート化合
    物(a2)、及び分子中に2個より多いイソシアネート
    基を有するポリイソシアネート化合物(a3)とを必須
    成分として含有することを特徴とする一液湿気硬化型ウ
    レタン組成物。
  2. 【請求項2】 末端にイソシアネート基を2個以上有す
    るウレタンプレポリマー(a1)が、ポリオール化合物
    とポリイソシアネート化合物との反応によるものである
    ことを特徴とする請求項1記載の一液湿気硬化型ウレタ
    ン組成物。
  3. 【請求項3】 分子中に1個以上のオキサゾリジン環を
    有する化合物(B)の数平均分子量が、1000以上で
    あることを特徴とする請求項1、2記載の一液湿気硬化
    型ウレタン組成物。
  4. 【請求項4】 化合物(B)のオキサゾリジン環を加水
    分解することにより生成する活性水素H(1級アミン及
    び水酸基)との反応性の最も高いイソシアネート化合物
    (A)が、化合物(a2)のジイソシアネート化合物で
    あることを特徴とする請求項1、2、3記載の一液湿気
    硬化型ウレタン組成物。
  5. 【請求項5】 ポリイソシアネート化合物(a3)が、
    2個以上の活性水素をもつ化合物とジイソシアネート化
    合物とが反応したアダクト体、ジイソシアネート化合物
    と水とが反応したビューレット体、ジイソシアネート化
    合物が3量化したイソシアヌレート体、及びこれら1種
    または、2種以上の混合物、もしくはこれらの変性物で
    あることを特徴とする請求項1〜4いづれか記載の一液
    湿気硬化型ウレタン組成物。
  6. 【請求項6】 ジイソシアネート化合物(a2)のイソ
    シアネート基と、化合物(B)の加水分解により生成す
    る活性水素Hとの比が、当量比で−NCO/−H=0.
    1〜2.0であることを特徴とする請求項1〜5いづれ
    か記載の一液湿気硬化型ウレタン組成物。
  7. 【請求項7】 化合物(A)のイソシアネート基の合計
    と、化合物(B)の加水分解により生成する活性水素H
    との比が、当量比で−NCO/−H=0.4〜4.0の
    であることを特徴とする請求項1〜6いづれか記載の一
    液湿気硬化型ウレタン組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれかの一液湿気硬
    化型ウレタン組成物からなることを特徴とする接着剤。
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