JPH1179495A - フィルムラベルとその接続装置 - Google Patents

フィルムラベルとその接続装置

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JPH1179495A
JPH1179495A JP26785797A JP26785797A JPH1179495A JP H1179495 A JPH1179495 A JP H1179495A JP 26785797 A JP26785797 A JP 26785797A JP 26785797 A JP26785797 A JP 26785797A JP H1179495 A JPH1179495 A JP H1179495A
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reinforcing piece
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label
film
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三夫 橋本
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浩明 北出
Yoshiaki Tokuda
義明 徳田
Shingo Hirano
真吾 平野
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 巻芯7に巻回したフィルムラベルLは、
その先端部L1に該フィルムラベルよりも腰の強い接続
用補強片15を備えている。接続装置1は、支持テーブ
ル5に支持されたフィルムラベルを回転させて上記補強
片を案内ガイド20、23に沿って引出す先端引出し手
段9を備えており、この先端引出し手段で引出された補
強片を保持手段10で保持するとともに、接着剤付与手
段11により補強片に接着剤を付与する。そして保持手
段は保持したフィルムラベルを先行して引出されている
フィルムラベルに追従して前進させ、かつ圧接手段12
は、補強片と先行のフィルムラベルの末端部とを上記接
着剤を介して接着させる。 【効果】 腰の弱いフィルムラベルであっても、上記補
強片により容易に接続することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻芯に巻回したフィル
ムラベルと、新しいフィルムラベルを先行して引出され
ているフィルムラベルの末端部に接続するフィルムラベ
ルの接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、巻芯に巻回された帯状のロールラ
ベルをラベラに連続して供給することは、既に広く行な
われている。一般にこの種のラベラはロールラベルの接
続装置を備えており、この接続装置は、先行するロール
ラベルが消費されたら、該ロールラベルの末端部に新た
なロールラベルの先端部を接続することができるように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロール
ラベルとして、例えばポリプロピレンのように厚さが極
めて薄いフィルムラベルを用いた場合には、該フィルム
ラベルの腰が弱いので、巻芯に巻回されたフィルムラベ
ルの先端部を引出すことが困難となったり、或いは引出
すことができてもその引出した先端部が湾曲して、次の
接続作業が困難になるという欠点がある。本発明はその
ような事情に鑑み、フィルムラベルであってもその先端
部を引出すことが容易で、しかも確実に接続作業を行な
うことができるフィルムラベルとその接続装置を提供す
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明のフィル
ムラベルは、巻芯に巻回したフィルムラベルの先端部
に、該フィルムラベルよりも腰の強い接続用補強片を取
付けたことを特徴とするものである。また本発明のフィ
ルムラベルの接続装置は、巻芯に巻回したフィルムラベ
ルを回転自在に支持する支持テーブルと、上記巻芯に巻
回したフィルムラベルを回転させて、該フィルムラベル
の先端部に取付けた該フィルムラベルよりも腰の強い接
続用補強片をガイドに沿って引出す先端引出し手段と、
この先端引出し手段で引出されたフィルムラベルの先端
部又は接続用補強片を保持するとともに、接続時に保持
したフィルムラベルの先端部又は接続用補強片を先行し
て引出されているフィルムラベルに追従して前進させる
保持手段と、上記保持手段で保持されているフィルムラ
ベルの先端部又は接続用補強片に接着剤を付与する接着
剤付与手段と、先行して引出されているフィルムラベル
とこれに追従して前進されているフィルムラベルの先端
部又は接続用補強片とを圧接させて両者を上記接着剤を
介して接着させる圧接手段とを備えるものである。
【0005】
【作用】本発明のフィルムラベルの接続装置によれば、
支持テーブルに支持されたフィルムラベルを回転させれ
ば、フィルムラベルの先端部がガイドに沿って引出され
るようになるが、その際、フィルムラベルの先端部に、
該フィルムラベルよりも腰の強い接続用補強片を取付け
ているので、その引出し作業を容易に行なうことができ
る。そして先端引出し手段で引出されたフィルムラベル
の先端部又は接続用補強片は保持手段によって保持され
るようになり、この保持手段で保持されているフィルム
ラベルの先端部又は接続用補強片に、接着剤付与手段に
よって接着剤が付与される。新旧のフィルムラベルの接
続時には、上記保持手段は、保持したフィルムラベルを
先行して引出されているフィルムラベルに追従して前進
させるようになり、また圧接手段は、先行して引出され
ているフィルムラベルとこれに追従して前進されている
フィルムラベルの先端部又は接続用補強片とを圧接させ
て両者を上記接着剤を介して接着させる。
【0006】
【実施例】以下、図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、フィルムラベルの接続装置1は、回
転軸2を中心として水平面内で回転される回転テーブル
3を備えており、この回転テーブル3に上記回転軸2を
中心とする上下対称位置に2つの支持テーブル4、5を
設けている。上記回転テーブル3および各支持テーブル
4、5は、図示しないサーボモータによってそれぞれ独
立して回転駆動されるようになっている。上記支持テー
ブル4、5は、それぞれ巻芯7に巻回したフィルムラベ
ルL(図2参照)を支持するためのもので、各支持テー
ブル4、5の回転中心に設けた支持軸4a、5aを上記
巻芯7内に挿入させることにより、フィルムラベルLを
水平面内で回転自在に支持することができるようになっ
ている。図示実施例では、図1の上方の支持テーブル4
の位置が消費位置Aとなっており、この支持テーブル4
で支持された巻芯7からフィルムラベルLが引出されて
図示しないラベラに供給されている。他方、図1の下方
の支持テーブル5の位置が供給位置Bとなっており、こ
の供給位置Bで古い巻芯7が外されるとともに、新たな
巻芯7に巻回したフィルムラベルLが取付けられて待機
状態となる。
【0007】上記各支持テーブル4、5に隣接した位置
にはそれぞれ先端引出し手段9を設けてあり、この先端
引出し手段9は各支持テーブル4、5に供給された新し
いフィルムラベルLの先端部を、該フィルムラベルLの
幅方向を鉛直方向に向けた状態で引出すことができるよ
うになっている。さらに、供給位置B側の先端引出し手
段9の右方側の位置には、この先端引出し手段9で引出
されたフィルムラベルLの先端部を保持する保持手段1
0を設けてあり、接着剤付与手段11はこの保持手段1
0で保持されているフィルムラベルLの先端部に接着剤
を付与するようになっている。そしてフィルムラベルL
の先端部に接着剤が付与されると、新旧のフィルムラベ
ルの接続時には、上記保持手段10は消費位置Aから引
出されている先行のフィルムラベルLに追従して、保持
したフィルムラベルを前進させるようになっている。こ
れと同時に、上記保持手段10と一体的に圧接手段12
とカッタ13も前進され、圧接手段12は所定の接続領
域Cにおいて、先行して引出されている古いフィルムラ
ベルLとこれに追従して前進される新しいフィルムラベ
ルの先端部とを圧接させて両者を上記接着剤を介して接
着させ、またカッタ13は、接続箇所に隣接する古いフ
ィルムラベルLの後続部を切断するようになっている。
そしてこの後、回転テーブル3が180度回転されて、
供給位置Bに位置していた支持テーブル5が消費位置A
に移動されると同時に、消費位置Aに位置していた支持
テーブル4が供給位置Bに移動され、この供給位置B
で、新たな巻芯7に巻回したフィルムラベルLが支持テ
ーブル4に取付けられて待機状態となる。
【0008】ところで、フィルムラベルLは極めて薄く
その腰が弱いため、フィルムラベルLの幅方向が垂直と
なった状態を維持しようとしても倒れてしまうという欠
点がある。このため本実施例では、図2に示すように、
フィルムラベルLの先端部に、該フィルムラベルよりも
腰の強い接続用補強片15を取付けている。すなわち本
実施例のフィルムラベルLは、例えば紙製の巻芯7に巻
回した極薄のポリプロピレンフィルムからなっており、
該フィルムラベルLの先端部に、その幅と同一の幅を有
する紙片からなる腰の強い補強片15を取付けている。
上記ポリプロピレンフィルムは極めて薄くすることがで
きるが、その反面非常に腰が弱いため、フィルムラベル
Lの先端部L1を上記先端引出し手段9によって引出す
ことが困難となり、また引出せたとしてもフィルムラベ
ルLの先端部L1が湾曲してその後の接続作業が困難に
なるという欠点が生じる。上記補強片15はそのような
欠点を解消するために設けられたもので、図示実施例で
は、上記補強片15は、その末端部分をフィルムラベル
Lの先端部L1に僅かに重ねた状態または突合わせた状
態で接着してあり、かつその部分に補強用の補助テープ
16を接着している。そして上記補強片15の内側のほ
ぼ中央部に接着剤としての仮止め粘着テープ17を接着
している。この粘着テープ17は補強片15側の接着力
が強く、反対面側の接着力が弱くなっており、それによ
って接着用補強片15をフィルムラベルL上に巻回した
際に、該接着用補強片15を上記粘着テープ17でフィ
ルムラベルL上に接着し、巻芯7に巻回したフィルムラ
ベルLが自然にほどけないようにしている。そして接着
用補強片15を引出した際には、粘着テープ17が接着
用補強片15側に残るようにしている。さらに、上記フ
ィルムラベルLには、長手方向の所定間隔毎にレジスタ
マーク18を付している。
【0009】上記各先端引出し手段9は同一構成を有し
ているので、供給位置Bに位置している支持テーブル5
側の先端引出し手段9の構成について説明すると、この
先端引出し手段9は、図3に示すように、供給位置Bの
支持テーブル5の外周部の近接位置に設けた概略円弧状
の固定ガイド20と、この固定ガイド20の所定位置に
回転自在に設けた駆動ローラ21と、駆動ローラ21と
接触する小径の案内ローラ22を有する可動ガイド23
とを備えている。供給位置Bの支持テーブル5には、上
述したようにフィルムラベルLが支持されており、上記
支持テーブル5は図示ないモータにより時計方向に回転
することができるようになっている。これによりフィル
ムラベルLの先端部L1が固定ガイド20の内周面に沿
って摺動してガイドされてから、駆動ローラ21と可動
ガイド23の先端部との隙間に挿入されるようになって
いる。図4に示すように、固定ガイド20は、回転テー
ブル3(図1参照)に立設した支持軸25の上端に水平
に取り付けられている。固定ガイド20のガイド面20
aは、支持テーブル5の外周部のほぼ4分の1の領域に
わたって該支持テーブルの外周部に沿って近接させてあ
り、さらに右方側へ直線状に伸長させている。なお、本
実施例では、複数の薄板部材を上下方向に等間隔を維持
して配置し、それら複数の薄板部材を複数の連結ボルト
で連結することにより、固定ガイド20を形成してい
る。上記固定ガイド20のガイド面20aが実質的に円
弧状から直線状に変わる箇所に上記駆動ローラ21を回
転自在に設けている。駆動ローラ21の外周面は、固定
ガイド20のガイド面20aよりも僅かに支持テーブル
5側に突出させている。駆動ローラ21はその下端部に
設けたモータ26に連動されており、該駆動ローラ21
はモータ26が作動された際には反時計方向に回転され
るようになっている。
【0010】次に、可動ガイド23は、上記固定ガイド
20のガイド面20aが直線状となる領域に沿って、か
つガイド面20aに近接するように配置している。図4
に示すように、この可動ガイド23も固定ガイド20と
同様に、複数の板状部材をボルトで連結して構成してい
る。そして固定ガイド20のガイド面20aの直線状の
領域と対向する箇所を可動ガイド23のガイド面23a
としている。可動ガイド23は、図示しない昇降機構を
介して固定ガイド20と同じ高さとなる上方位置と、そ
れよりも下方側となる図4に示した下方位置とに昇降で
きるようになっており、しかも、図3および図4に実線
で示した前進位置と、この前進位置から所定量だけ右方
側に後退した後退位置とに固定ガイド20に沿って平行
移動できるようになっている。
【0011】図3に示すように、可動ガイド23におけ
る左方側の先端部23bは、V字形に尖らせてあり、こ
の先端部23bの隣接位置に案内ローラ22を回転自在
に設けている。そして、可動ガイド23が固定ガイド2
0と同じ高さとなる上方位置に支持され、かつ前進位置
にあるときには、可動ガイド23の先端部23bにおけ
るガイド面23aと固定ガイド20のガイド面20aと
によって左方側が拡開したV字形の隙間27が形成され
ている。またこのときには、隙間の隣接位置の案内ロー
ラ22が駆動ローラ21に圧接しており、これらの接触
部分よりも右方側位置では、固定ガイド20のガイド面
20aと可動ガイド23のガイド面23aとがフィルム
ラベルLの厚さよりも僅かに大きい程度に離隔した状態
が維持されている。この状態から支持テーブル5を時計
方向に回転させるとともに駆動ローラ21を反時計方向
に回転させると、支持テーブル5に支持されているフィ
ルムラベルLの先端部L1に接続された補強片15は、
固定ガイド20のガイド面20aに摺動して時計方向に
案内されるようになり、やがて上記隙間27に挿入され
る。その後、フィルムラベルLの補強片15は、駆動ロ
ーラ21の回転によって該駆動ローラ21と案内ローラ
との間に挟み込まれて右方側にむけて引出されるように
なる。
【0012】また、図3に示すように、可動ガイド23
の隣接位置にはエアを噴出するエアノズル28を設けて
あり、先端引出し手段9によってフィルムラベルLの補
強片15の先端部分を引出す際にはこのエアノズル28
から左方側の隙間27にむけてエアを噴出するようにし
ている。これにより、固定ガイド20のガイド面20a
に沿ってフィルムラベルLに接続された補強片15が隙
間27にむけて移動してきた際に、補強片15の先端部
分が外方にむけて開くようにしてあり、これによって確
実に補強片15の先端部分が上記隙間27内に挿入され
るようにしている。
【0013】また、図3および図4に示すように、可動
ガイド23の所定位置には、そのガイド面23aと直交
させてセンサ30を設けてあり、上述したように駆動ロ
ーラ21と案内ローラ22が接触して、駆動ローラ21
の回転によって補強片15が両ガイド面21a、23a
の間を右方側にむけて引出される際に、センサ30がフ
ィルムラベルLに付したレジスタマーク18(図2参
照)を検出するようになっている。このセンサ30によ
って検出された信号は図示しない制御手段に入力される
ようになっており、この制御手段はその検出信号に従っ
て従来周知のカッタ31を作動させるようになってい
る。上記カッタ31は、固定ガイド20の右方側の端部
の延長線上に設けてあり、固定ガイド20の右方側の端
部よりも右方側に引出された補強片15を図2に示す切
断位置Eで、すなわち補強片15に接着した粘着テープ
17よりも若干後方側位置で該補強片15を切断するよ
うになっている。
【0014】上述した構成を有する先端引出し手段9に
おいては、先ず可動ガイド23が上方位置に位置され
る。この状態から支持テーブル5を時計方向に回転させ
るとともに駆動ローラ21を反時計方向に回転させる。
またこれと同時にエアノズル28を作動させ、さらに可
動ガイド23を前進位置に前進させる。これにより回動
ガイド23の案内ローラ22が駆動ローラ21に圧接
し、かつ固定ガイド20のガイド面20aと可動ガイド
23のガイド面23bとの間に隙間27が形成される。
この後、支持テーブル5が時計方向に回転されるのに伴
って、フィルムラベルLに接続した補強片15が、固定
ガイド20のガイド面20aに案内されてから隙間27
に挿入される。この際、エアノズル28から補強片15
にエアが吹き付けられているので、補強片15の先端部
分が外方に押圧されて確実に隙間27に挿入されるよう
になる。ところで上記補強片15が設けられていない
と、フィルムラベルLの先端部は、エアノズル28から
吹き付けられるエアにより搬送方向後方側に反り返って
しまうため、その先端部を上記隙間27に挿入すること
が困難となる。他方、上述した先端部の反り返りを防止
するために、上記エアノズルのエア吹き付けを停止する
と、フィルムラベルLの先端部が内周側のフィルムラベ
ルに密着しているため、該補強片15を固定ガイド20
のガイド面20aに沿って隙間27に挿入することが困
難となる。このように、フィルムラベルLに補強片15
を設けることにより、フィルムラベルLの先端部の引出
しを可能としている。
【0015】次に、上記隙間27に挿入された補強片1
5は、回転している駆動ローラ21と案内ローラ22に
との間に挟み込まれた後、固定ガイド20のガイド面2
0aと可動ガイド23のガイド面23aとの間に送り出
される。このとき、補強片15を巻芯7に巻回されたフ
ィルムラベルLに接着させていた粘着テープ17は、フ
ィルムラベルL側から引き剥されて、補強片15側に接
着されたままとなる。そしてフィルムラベルLに付した
最初のレジスタマーク18がセンサ30によって検出さ
れると、駆動ローラ21および支持テーブル5の回転を
停止させてフィルムラベルLの引出しを停止させる。こ
の時には、補強片15はカッタ31の位置まで到達して
おり、カッタ31は所定の切断位置Eで補強片15を切
断する。この際、フィルムラベルLの先端部には補強片
15の一部が残されているので、残った補強片15が安
定してその状態のままに維持されることになる。また、
可動ガイド23は後退位置に後退され、これにより可動
ガイド23の案内ローラ22と駆動ローラ21とが離隔
するので、フィルムラベルLを案内ローラ22と駆動ロ
ーラ21との抵抗を受けることなく自由に引出すことが
可能となる。
【0016】次に、上記先端引出し手段9によって供給
位置Bから引出した新しいフィルムラベルLの補強片1
5と、現在、消費位置Aから引出されて消費されている
古いフィルムラベルLとを接続するための構成について
説明する。図1、図5および図6に示すように、先端引
出し手段9の先端部にはそこから右方にむけて平行に伸
びる一対のガイドレール33、34を備えており、この
一対のガイドレール33、34をフレーム35に水平な
状態で取付けている。上方に位置するガイドレール33
には上記圧接手段12とカッタ31とを図示しない移動
機構によって一体に移動可能に取付けるとともに、この
圧接手段12よりも回転テーブル3よりの位置に摺動ブ
ロック36を移動可能に取付けている。摺動ブロック3
6には回転自在な係合ローラ37を取付けている。消費
位置Aから引出されて消費されているフィルムラベルL
は、回転テーブル3側のアイドルローラ38に引っ掛け
られた後、摺動ブロック36の係合ローラ37に引っ掛
けられてから両ガイドレール33、34の間をそれらと
平行に引出されるようになっており、さらに複数のアイ
ドルローラ39に引っ掛けられてから図示しないラベラ
側にむけて引出されるようになっている。ガイドレール
33の左方側の端部の隣接位置には、エアシリンダ40
を設けてあり、このエアシリンダ40を摺動ブロック3
6に連結している。エアシリンダ40の非作動状態で
は、摺動ブロック36は図5に想像線で示した側に位置
しているが、所要時にエアシリンダ40が作動される
と、図5に実線で示した左方側の位置まで移動されるよ
うになっている。上記エアシリンダ40は図示しない制
御手段によって作動を制御されるようになっている。
【0017】他方、ガイドレール34には保持手段10
を移動可能に取り付けてあり、また、ガイドレール34
の隣接位置には、それと平行にボールねじ42を回転自
在に軸支している。このボールねじ42は保持手段10
のねじ部に螺合貫通させている。上記ボールねじ42
は、タイミングベルト43を介してモータ44に連動さ
せている。このモータ44は図示しない制御手段によっ
て作動を制御されており、制御手段によってモータ44
を正逆方向に回転させることにより、保持手段10をガ
イドレール34に沿って往復移動させることができるよ
うになっている。
【0018】次に、フィルムラベルLの補強片15を吸
着して保持する保持手段10について説明する。保持手
段10は、フィルムラベルLの補強片15を吸着保持す
る吸着面10aを備えており、この吸着面10aは現在
消費されているフィルムラベルLの近接位置に位置する
ようになっている。他方、圧接手段12側には、フィル
ムラベルLを挟んで保持手段10と対向する位置に平坦
な圧接面12aを備えている。保持手段10の吸着面1
0aには、大気を吸入する複数の孔を開口させてあり、
これらの孔は保持手段10内に設けた負圧通路を介して
図示しない負圧源に連通している。この負圧源の作動も
図示しない制御手段によって制御される。吸着面10a
をフィルムラベルLに近接させて、負圧源から負圧通路
に負圧を作用させると、上記吸着面10aによってフィ
ルムラベルLを吸着保持することができ、他方、この保
持状態から負圧通路への負圧の供給を停止すると吸着面
10aによるフィルムラベルLの吸着状態が解放される
ようになっている。吸着面10aはエアシリンダ45の
先端に支持されており、エアシリンダ45は図示しない
制御手段によって作動を制御される。そして、エアシリ
ンダ45の非作動状態では、図5に示すように、吸着面
10aは対向位置となる圧接手段12の圧接面12aか
ら所定距離だけ離隔し、かつ圧接面12aの近接前面位
置の現在消費されているフィルムラベルLとも離隔して
いる。これに対して、制御手段によってエアシリンダ4
5が作動されて前進されると、吸着面10aはフィルム
ラベルLに当接してそれを圧接手段12の圧接面12a
に押し付ける位置まで前進されるようになっている。
【0019】さらに、上記先端引出し手段9のカッタ3
1の隣接位置に、フィルムラベルLの補強片15の一面
に接着剤としての両面テープを張り付ける接着剤付与手
段11を備えている(図5参照)。この接着剤付与手段
11は、90度づつ回転されるようになっており、それ
によって所定長さに切断された両面テープをフィルムラ
ベルLに貼り付けできるようになっている。制御手段に
よって作動を制御される保持手段10は、先ず、先端引
出し手段9のカッタ31の位置まで移動されて新しいフ
ィルムラベルLの補強片15を吸着面10aで吸着保持
し、その状態で隣の接着剤付与手段11まで移動して一
旦停止し、その状態で制御手段がエアシリンダ45を作
動させて吸着面10aを前進させる。これにより、フィ
ルムラベルLの補強片15の一面に接着剤付与手段11
の両面テープが接着され、次に、エアシリンダ45の作
動が停止されるので、両面テープが付着した補強片15
は、接着剤付与手段11から離隔するようになる。な
お、上記両面テープに代えてホットメルトによりフィル
ムラベルLと補強片15とを接着してもよい。
【0020】上述した構成によれば、先ず、保持手段1
0が制御手段により図5に想像線で示した左方端の位置
まで移動される。これにより、保持手段10の吸着面1
0aがカッタ31の位置のある補強片15の前で停止す
る。この状態となったら、負圧源より負圧通路を介して
吸着面10aに負圧を作用させて、補強片15を吸着面
10aに吸着保持させる。この後、保持手段10は右方
に移動して接着剤付与手段11の前で停止する。する
と、制御手段によってエアシリンダ45が作動されて吸
着面10aに保持した補強片15が接着剤付与手段11
に圧接され、これにより補強片15の一面、すなわち現
在消費されているフィルムラベルLと対向する面側に両
面テープが貼着される。この後、エアシリンダ45の作
動が停止されて、補強片15を保持した吸着面10aが
後退する。さらに、保持手段10は右方に移動されて圧
接手段12の前で停止して待機状態となる。この待機状
態から消費位置Aに設けた図示しないセンサによって消
費位置AのフィルムラベルLのフィルムラベルLがほと
んど消費されたことが検知されると、保持手段10およ
び圧接手段12を消費位置Aのラベルの消費速度と同一
速度で右方側に移動させるとともに、この状態でエアシ
リンダ45を作動させて吸着面10aを前進させる。こ
れにより吸着面10aに保持した補強片15が、それと
圧接手段12の圧接面12aとの間に位置する現在消費
中のフィルムラベルLに対して圧接される。これにより
現在消費中のフィルムラベルLに新しいフィルムラベル
Lが両面テープによって接続されるようになる。このよ
うに現在消費中のフィルムラベルLに新しいフィルムラ
ベルLの補強片15の接続が終了すると、圧接手段12
に一体に設けられ、同期して移動しているカッタ13に
より現在消費中のフィルムラベルLの接続箇所より後端
部が切り離されるようになっており、これ以降、新しい
フィルムラベルLからフィルムラベルLが引出されるよ
うになっている。そしてこの後、可動ガイド23が降下
されると、回転テーブル3が180度反時計方向に回転
されて、支持テーブル5とこれに支持されたフィルムラ
ベルLが消費位置Aに位置され、支持テーブル4が供給
位置Bに位置されるようになり、供給位置Bに位置した
支持テーブル4には次の新しいフィルムラベルLがセッ
トされる。
【0021】なお、上記実施例では、カッタ31により
補強片15の一部を残すように切断しているが、該カッ
タ31よりも固定ガイド20側に負圧や爪による保持手
段を設けて該保持手段でフィルムラベルの先端部を保持
できるようにすれば、必ずしも補強片15を残さなくて
もよい。また古いフィルムラベルと新しいフィルムラベ
ルを直接接続する際には、上記両面テープは勿論のこ
と、ホットメルトまたは溶剤により接着してもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、自立す
ることが困難な腰の柔らかいフィルムラベルであって
も、その先端部に該フィルムラベルよりも腰の強い接続
用補強片を取付けているので、先端部の引出し作業やそ
の後の接続作業を容易に行なうことができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体の平面図。
【図2】巻芯7に巻回されたフィルムラベルLの斜視
図。
【図3】図1の先端部引出し手段9を示す要部の拡大平
面図。
【図4】図3の要部の側面図。
【図5】図1の要部の拡大正面図。
【図6】図5の要部の側面図。
【符号の説明】
1…フィルムラベルの接続装置 2…ロール体 7…巻芯 9…先端引出し
手段 10…保持手段 11…接着剤付
与手段 12…圧接手段 13…カッタ 15…接続用補強片 L…フィルム
ラベル L1…先端部 A…消費位置 B…供給位置
フロントページの続き (72)発明者 徳田 義明 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品株式会社内 (72)発明者 平野 真吾 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻芯に巻回したフィルムラベルの先端部
    に、該フィルムラベルよりも腰の強い接続用補強片を取
    付けたことを特徴とするフィルムラベル。
  2. 【請求項2】 上記接続用補強片に強い接着力で接着剤
    が接着され、該接着剤は巻芯に巻回されたフィルムラベ
    ルの外周面に弱い接着力で接着されていることを特徴と
    する請求項1に記載のフィルムラベル。
  3. 【請求項3】 巻芯に巻回したフィルムラベルを回転自
    在に支持する支持テーブルと、上記巻芯に巻回したフィ
    ルムラベルを回転させて、該フィルムラベルの先端部に
    取付けた該フィルムラベルよりも腰の強い接続用補強片
    をガイドに沿って引出す先端引出し手段と、この先端引
    出し手段で引出されたフィルムラベルの先端部又は接続
    用補強片を保持するとともに、接続時に保持したフィル
    ムラベルの先端部又は接続用補強片を先行して引出され
    ているフィルムラベルに追従して前進させる保持手段
    と、上記保持手段で保持されているフィルムラベルの先
    端部又は接続用補強片に接着剤を付与する接着剤付与手
    段と、先行して引出されているフィルムラベルとこれに
    追従して前進されているフィルムラベルの先端部又は接
    続用補強片とを圧接させて両者を上記接着剤を介して接
    着させる圧接手段とを備えることを特徴とするフィルム
    ラベルの接続装置。
  4. 【請求項4】 上記保持手段は接続用補強片を保持し、
    また上記接着剤付与手段は接続用補強片に接着剤を付与
    することを特徴とする請求項3に記載のフィルムラベル
    の接続装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004196497A (ja) * 2002-12-19 2004-07-15 Edm Kk ラベル用台紙の給送装置
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CN104355156A (zh) * 2014-10-28 2015-02-18 东莞市安德标签材料有限公司 连续供纸的不干胶涂布分切机
JP2015168514A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 株式会社フジキカイ 包装機における原反ロールのフィルム接続方法
JP2015168513A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 株式会社フジキカイ 包装機における原反ロールのフィルム処理方法およびその装置

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