JP2019026449A - 給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストアップ及び大型化することなく生産性を向上することが可能な給送装置を提供する。【解決手段】シート束を積載するシート積載台26と、シート積載台26を昇降させる昇降手段47と、シート束のシート搬送方向における先端側からエアを供給してシート束から少なくとも一枚のシートSを浮上させるシート浮上手段48と、シートSを吸引するシート吸引手段45を備え、シート浮上手段48によってシート束から浮上したシートSを吸引搬送するシート搬送手段25と、シート浮上手段48によるシートSの浮上が正常に行われているか否かを判断する判断手段とを備え、判断手段として密着イメージセンサ41が用いられる給送装置6。【選択図】図2

Description

本発明は、給送装置及び画像形成装置に関する。
従来、積載されているシート束に対してエアを吹き付け、エアによって浮上させたシートを吸着ベルトによって吸着した後、吸着ベルトを走行させることにより1枚ずつシートを搬送するエアピック給紙方式を採用した給送装置が知られている。
このような、最上位のシートを吸着ベルトによって吸着し、1枚目と2枚目とのシートを分離させるためにシート間にエアを吹き付けて給送を行う給送装置では、最上位から最下位までのシートの浮上状態を一枚ごとに監視していないため、浮上状態が不安定のまま給送を行い不給送や重送が発生してしまうという問題点があった。特に、生産性が上がるとエアの吹き付け時間が不足することにより、シートが分離しない状態で給送が行われ、不給送や重送が発生していた。
上述の問題点を解決すべく、各シートを確実に分離するために積載されているシートの近傍にカメラを設け、カメラの画像によって最上位のシートと2枚目のシートとが分離しているか否かを判定する技術が提案されている(例えば「特許文献1」参照)。
上述の技術では、給送装置の内部に搭載可能である小型カメラではフレーム数が限られるため、生産性が向上すると対応できないという問題点がある。また、フレーム数が多い高速度対応カメラを導入すると、コストが大幅にアップしてしまうと共にカメラ自体が大型化してしまい装置内に配置できないという問題点が生じる。
本発明は上述した問題点を解決し、コストアップ及び大型化することなく生産性を向上することが可能な給送装置及び画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、シート束を積載するシート積載台と、前記シート積載台を昇降させる昇降手段と、前記シート束のシート搬送方向における先端側からエアを供給して前記シート束から少なくとも一枚のシートを浮上させるシート浮上手段と、シートを吸引するシート吸引手段を備え、前記シート浮上手段によって前記シート束から浮上したシートを吸引搬送するシート搬送手段と、前記シート浮上手段によるシートの浮上が正常に行われているか否かを判断する判断手段とを備え、前記判断手段として密着イメージセンサが用いられることを特徴とする。
本発明によれば、密着イメージセンサで給送前のシートの状態を監視し、最上位のシートがシート吸引手段に吸着されていること及び最上位のシートと二枚目のシートとが分離していることを共に確認した後にシートの給送を行うので、低コストかつ高生産性を維持した状態でシートの未給送及び重送の発生を確実に防止することが可能な給送装置を提供することができる。
本発明の一実施形態を適用可能な画像形成装置の概略図である。 本発明の一実施形態に用いられるシートトレイの概略斜視図である。 本発明の一実施形態に用いられる給送装置を示す概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる制御手段のブロック図である。 本発明の第1の実施形態における給送装置の状態及び密着イメージセンサの出力値を説明する概略図である。 本発明の第1の実施形態における給送装置の状態及び密着イメージセンサの出力値を説明する概略図である。 本発明の第1の実施形態における給送装置の状態及び密着イメージセンサの出力値を説明する概略図である。 本発明の第1の実施形態における給送装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における給送装置の動作を説明するフローチャートである。
図1は、本発明の一実施形態を適用可能な画像形成装置としてのカラープリンタを示している。同図においてカラープリンタ1は、タンデム型の画像形成部である複数の作像部によってカラー画像を形成する電子写真方式のカラー画像形成装置であり、装置本体3の内部に作像部11、給紙部12、転写部13、定着部14、排紙部15を有している。
また装置本体3の右方には、カラープリンタ1に対してシートを給送する給送装置54が付設されている。
作像部11は、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色に加え、無色透明や白色といった特色であるスペシャル(S)のトナー像を形成して出力する5個の作像ユニット2S,2Y,2M,2C,2Kから構成されている。各作像ユニット2は、画像形成材料として互いに異なる色のスペシャルトナー、イエロトナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナーを用いるが、このトナー以外の構成はそれぞれ同様であって寿命到達時に交換される。各作像ユニット2はそれぞれ装置本体3に対して着脱可能であり、それぞれプロセスカートリッジを構成している。以下、ブラックトナー像を形成する作像ユニット2Kを例に、各作像ユニット2を説明する。
作像ユニット2Kは、帯電装置4K、像担持体である感光体ドラム5K、現像装置6K、除電装置7K、感光体クリーニング装置8K等を備えている。これ等の装置が共通の保持部材である本体に保持されており、装置本体3に対して本体を一体的に着脱することにより、上述した各装置を同時に交換可能に構成されている。
各作像ユニット2の上方には露光装置9が配設されている。露光装置9は、パーソナルコンピュータ等の外部機器から送られてくる画像情報に基づいて、レーザダイオードから発せられたレーザ光により感光体ドラム5S,5Y,5M,5C,5Kを露光走査する。
感光体ドラム5Kは、図示しないモータによって図1において反時計回り方向に回転駆動される。帯電装置4Kは、帯電ワイヤに帯電バイアスを印加することにより帯電ワイヤと感光体ドラム5Kの外周面との間に放電を生じさせ、これにより感光体ドラム5Kの表面が一様に帯電される(帯電工程)。
帯電後の感光体ドラム5Kの表面には、露光装置9から照射されるレーザ光の光走査によってブラック用の静電潜像が形成される(露光工程)。このブラック用の静電潜像は、ブラックトナーを用いる現像装置6Kによって現像されることによりブラックトナー像となる(現像工程)。形成されたブラックトナー像は、後述する中間転写ベルト10上に1次転写される(1次転写工程)。
除電装置7Kは、中間転写ベルト10上にブラックトナー像が1次転写された後の感光体ドラム5Kの表面を除電する(除電工程)。感光体クリーニング装置8Kはクリーニングブレードとクリーニングブラシとを備えており、除電装置7Kによって除電された感光体ドラム5Kの表面に残存した転写残トナーを除去及び回収する(クリーニング工程)。
図1において、他の作像ユニット2S,2Y,2M,2Cにおいても作像ユニット2Kと同様である一連の作像プロセスが行われ、各感光体ドラム5S,5Y,5M,5C上にそれぞれスペシャルトナー像、イエロトナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像が形成される。
給紙部12は給紙路16を介して転写部13に対して転写紙等のシートSを供給するものであり、シート収容部である給紙トレイ17、給紙ローラ18、分離ローラ対19を有している。
給紙ローラ18は、その回転によって給紙トレイ17に積載されているシートSのうち最上位に位置するシートSを分離ローラ対19に給送する。
分離ローラ対19は、給紙ローラ18によって給送されたシートSを一枚ずつに分離して給紙路16に向けて給送する。給紙部12では、シート搬送方向Xと直交するシート幅方向Yの中央を基準としてシートを給送する中央基準通紙を採用している。
レジストローラ対20は、中間転写ベルト10上のトナー像形成部分が2次転写部21の2次転写ニップ部に到達するタイミングでシートSを2次転写ニップ部に向けて給送する。レジストローラ対20は、シート幅方向Yに複数分割された串刺し団子状となるように構成されている。なお、シート搬送経路である給紙路16を含める各給紙路は、シート搬送方向Xの下流側にシートを案内するための薄板部材からなるシート案内部材を適宜有している。
転写部13は各作像ユニット2の下方に配設されており、駆動ローラ22、従動ローラ23、中間転写ベルト10、1次転写ローラ24S,24Y,24M,24C,24K、2次転写ローラ25、2次転写対向ローラ28、ベルトクリーニング装置29を有している。
中間転写ベルト10は、そのループ内側に配設された駆動ローラ22、従動ローラ23、2次転写対向ローラ28、各1次転写ローラ24等によって張架されている。中間転写ベルト10は、図示しない駆動手段により図1において時計回り方向に回転駆動される駆動ローラ22によって走行駆動され、各感光体ドラム5に接触しつつ移動する。
各1次転写ローラ24は、中間転写ベルト10を介してそれぞれ対応する各感光体ドラム5に対向して配置されており、それぞれ中間転写ベルト10の走行駆動に従動して回転する。これにより、中間転写ベルト10の表面と各感光体ドラム5の表面とが当接する1次転写ニップ部が形成される。各1次転写ローラ24には1次転写バイアス電源からそれぞれ1次転写バイアスが印加され、これにより各感光体ドラム5上の各色トナー像と各1次転写ローラ24との間に1次転写電界が形成される。そして、中間転写ベルト10上に各色トナー像が順次重畳転写される。
スペシャル画像用の感光体ドラム5Sの表面に形成されたトナー像は、感光体ドラム5Sの回転に伴ってスペシャル画像用の1次転写ニップ部に進入する。そして、転写電界やニップ圧の作用により、感光体ドラム5Sから中間転写ベルト10上にスペシャルトナー像が1次転写される。このようにして、スペシャルトナー像が1次転写された中間転写ベルト10は、その後イエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色画像用の1次転写ニップ部を順次通過し、各感光体ドラム5Y,5M,5C,5K上のイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色トナー像がスペシャルトナー像上に順次重畳転写される。この1次転写により、中間転写ベルト10上にはフルカラートナー像と無色透明等の特色トナー像とを併せ持った重ね合わせトナー像が形成される。
2次転写ローラ25は、2次転写対向ローラ28との間に中間転写ベルト10とシートSとを挟み込んで回転する。これにより、中間転写ベルト10の表面と2次転写ローラ25とが当接する2次転写ニップ部が形成されている。2次転写ローラ25は接地されているのに対し、2次転写対向ローラ28には2次転写バイアス電源により2次転写バイアスが印加される。
2次転写ニップ部を通過した2次転写後の中間転写ベルト10上には、シートSに転写されなかった転写残トナーが残留している。この転写残トナーは、中間転写ベルト10の表面に当接しているクリーニングブレードを備えたベルトクリーニング装置29によって中間転写ベルト10の表面から除去され、これにより中間転写ベルト10がクリーニングされる。
定着部14は、加熱ローラ30、加熱ローラ30に圧接して定着ニップ部を形成する加圧ローラ31を有している。定着部14に送られたシートSは、その未定着トナー像担持面を加熱ローラ30に密着させつつ定着ニップ部に挟持され、加熱及び加圧によってトナー像中のトナーが溶融及び軟化することにより、未定着トナー像がシートS上に定着される。トナー像が定着されたシートSは、排紙路32に配設されている搬送ローラ対によって搬送され、排紙部15に配設された排紙ローラ対33によって装置本体3から機外へと排出され、排紙トレイ34上に排出積載される。
カラープリンタ1では、搬送切替装置35、再送路36、スイッチバック通路37、スイッチバック後通路38を有しており、シートSの両面に対してそれぞれ画像を形成する両面モードが実行可能に構成されている。具体的には、搬送切替装置35は定着部14から受け取ったシートSのその後の搬送先を、排紙路32または再送路36に切り替える第1切替爪52を有している。そして、シートSの一面のみに画像形成を行う片面モードの実行時には、搬送先を排紙路32に設定する。
これにより一方の面のみに画像が形成されたシートSを排紙路32経由で排紙ローラ対33に送り、排紙トレイ34上に排出する。また、シートSの両面にそれぞれ画像を形成する両面モードの実行時には、両面にそれぞれトナー像が定着されたシートSを定着部14から受け取った場合にも、搬送先を排紙路32に設定する。これにより、両面に画像が形成されたシートSを排紙トレイ34上に排出する。
一方、両面モードの実行時において、一方の面にのみ画像が定着されたシートSを定着部14から受け取った場合には、搬送先を再送路36に設定する。再送路36にはスイッチバック通路37が接続されており、再送路36に送られたシートSは第2切替爪53により案内されてスイッチバック通路37に進入する。そして、シートSの搬送方向の全領域がスイッチバック通路37に進入すると、シートSの搬送方向が逆転されてシートSがスイッチバックする。
スイッチバック通路37には、再送路36の他にスイッチバック後通路38が接続されており、スイッチバックしたシートSは第2切替爪53により案内されてスイッチバック後通路38に進入する。このとき、シートSの上下が反転し、上下反転したシートSはスイッチバック後通路38と給紙路16とを経由して2次転写ニップ部に再送される。2次転写ニップ部で他方の面にもトナー像が転写されたシートSは、定着部14を経由して他方の面にトナー像を定着された後、搬送切替装置35、排紙路32、排紙ローラ対33を経由して排紙トレイ34上に排出される。
ここで、本発明の特徴部である給送装置54について説明する。
給送装置54を構成するトレイ本体55は、図2に示すように、上面が開放された筐体状をなし多数のシートSが積載されるシート積載台26、シート積載台26上に積載されたシートSの束からなるシート束の搬送方向における位置決めを行う移動自在なエンドフェンス27、シート束のシート幅方向における位置決めを行うそれぞれ移動自在な一対のサイドフェンス39,40等を有している。
シート積載台26のシート搬送方向における先端側の壁面26aは、積載されたシート束の端部が当接するシート突き当て面として機能する。そして壁面26aには、後述する各ファンからの風力を積載されているシート束の少なくとも上位部分に作用させるための、通風口として機能する穴部26bが形成されている。
サイドフェンス39のシート搬送方向先端部には、判断手段として機能する密着イメージセンサ(CIS)41が配設されている。密着イメージセンサ41は、シート積載台26のシート積載面よりも低い位置から積載されたシート束の最上位のシートを超える位置までの高さを有しており、シート積載台26上に積載されたシート束におけるシート一枚ずつの浮上状態を監視可能である。密着イメージセンサ41による判断結果は、後述する制御手段50に向けて送られる。
この密着イメージセンサ41は、1ライン毎の画像取得によりデータ総容量が少ないため、およそ0.5msec周期での画像取得が可能である。このため、600dpiで0.0423mmピッチでの画像を検知可能であり、高速度カメラのような大型の撮影機器を用いることなく高生産性を保ったまま給送動作を行うことができる。
本実施形態において、密着イメージセンサ41はそのシート当接側の面がサイドフェンス39におけるシート当接側の面と面一となるように配置されており、サイドフェンス39と共にシート束の幅方向における整列を行うように構成されている。
シート積載台26上に積載されたシート束の上方には、給送装置54を構成しシート束の最上位のシートを一枚ずつ吸引搬送するシート搬送手段としての吸引搬送手段56が配設されている。図3に示すように吸引搬送手段56は、シートSの幅よりも若干短い軸方向長さを有する二本のローラ42,43と、各ローラ間に掛け渡された複数本の無端ゴムベルト44と、各ローラ42,43間に配設されたシート吸引手段としての吸引ファン45と、ローラ42を回転駆動するモータ46とを有している。吸引搬送手段56は、モータ46によってローラ42が図3において時計回り方向に回転駆動されることにより、各ローラ42,43間に掛け渡された各無端ゴムベルト44が矢印方向に走行駆動される。また、これと共に吸引ファン45が作動され、吸引ファン45の吸引力によってシート束からシートSが吸引搬送される。吸引搬送されたシートSは、カラープリンタ1における装置本体3の右方に配設された搬入ローラ対57を介して装置本体3内へと搬送され、給紙部12から送られたシートSと同様に扱われる。
またシート積載台26の近傍には、シート積載台26を昇降させる周知の構成を有する昇降手段47が配設されている。上述した吸引ファン45及びモータ46及び昇降手段47は、それぞれの作動を後述する制御手段50によって制御される。
シート積載台26のシート搬送方向下流側には、給送装置54を構成しシート浮上手段として機能する第1ファン48とシート分離手段として機能する第2ファン49とが配設されている。
第1ファン48からの送風は、穴部26bを介してシート積載台26上のシート束の上位に位置するシートSに対して作用する。第1ファン48は、その作動によりシート積載台26上のシート束の上位に位置する数枚のシートSを浮上させるための送風を行う。
第2ファン49からの送風は、穴部26bを介して第1ファン48によってシート束から浮上した数枚のシートSに対して作用する。第2ファン49は、その作動により浮上した数枚のシートSから最上位のシートSを一枚のみ分離させるための送風を行う。各ファン48,49は、それぞれの作動を後述する制御手段50によって制御される。
図4は、給送装置6に用いられる制御手段50のブロック図を示している。CPU、ROM、RAM等を有する周知のマイクロコンピュータからなる制御手段50は装置本体1a内に配設されており、密着イメージセンサ41からの判断結果に基づいて、吸引ファン45の作動及び停止及び強弱、モータ46の作動及び停止、昇降手段47の作動及び停止、第1ファン48の作動及び停止及び強弱、第2ファン49の作動及び停止及び強弱をそれぞれ制御する。密着イメージセンサ41によって読み取られた画像は、画像処理部51において画像処理が行われた後に制御手段50に入力される。なお、制御手段50は給送装置54の作動を制御する制御手段であり、カラープリンタ1の全体の作動を制御する図示しない制御手段は別に設けられている。
上述したように制御手段50は密着イメージセンサ41からの判断結果に基づいてモータ46の作動を制御するが、具体的には密着イメージセンサ41によってシート束上から一枚のシートSが確実に分離搬送可能であると判断された場合にのみモータ46を作動させ、その他の場合にはモータ46を作動させない制御を行っている。ここで、シート束上から一枚のシートSが確実に分離搬送可能であるか否かの判断を、図5、図6、図7に示す給送装置6の状態説明図及び図8に示すフローチャートに基づいて説明する。
シート給送時における給送装置54の状態を示す図5において、図の右方に示された線図は密着イメージセンサ41によって検知された各シートSの状態を示す出力値、すなわち密着イメージセンサ41による判断結果を表している。給送装置54における給送開始の準備が整うと(ST01)、密着イメージセンサ41によるシート浮上状態の監視が行われる(ST02)。この監視による判断において、無端ゴムベルト44にシートSが吸着されているか否かが先ず判断される(ST03)。そして図5に符号Aで示すように、無端ゴムベルト44の位置でシートSが検知されている場合には、シートSの未給送が防止されていると判断されて第1の条件が達成される。
これに対して、図6に符号Bで示すように、無端ゴムベルト44の位置でシートSが検知されていない場合には、シートSの未給送が防止されていないと判断されて第1の条件が満たされない。
また図7に示す符号Cの状態では、無端ゴムベルト44の位置でシートSが検知されており第1の条件が達成される。
さらに図5において、最上位のシートSの位置Aと二枚目のシートSの位置Dとの距離Xが予め定められた所定距離以上離れているか否かが判断される(ST04)。そして位置Aと位置Dとが所定距離以上離れている場合には、シートSの重送が防止されていると判断されて第2の条件が達成され、制御手段50は給送許可であると判断する(ST05)。
図6に示す最上位のシートSの位置Bと二枚目のシートSの位置Eとの距離Yは所定距離以上離れており、第2の条件が達成される。
これに対し、図7に示す最上位のシートSの位置Cと二枚目のシートSの位置Fとの距離Zは所定距離以上離れておらず、シートSの重送が防止されていないと判断されて第2の条件が満たされない。
上述した第1の条件及び第2の条件が共に満たされた場合、すなわち図5に示す状態の場合にのみ、制御手段50はシート束上から一枚のシートSが確実に分離搬送可能であると判断してモータ46を作動させる。これによりシートSを一枚のみ分離吸引した無端ゴムベルト44が走行駆動され、シート束上から一枚のシートSが確実に分離給送される(ST06)。
上述の構成により、密着イメージセンサ41で給送前のシートSの状態を監視し、最上位のシートSが無端ゴムベルト44に吸着されていること及び最上位のシートSと二枚目のシートSとが分離していることを共に確認した後にシートSの給送を行うので、低コストかつ高生産性を維持した状態でシートSの未給送及び重送の発生を確実に防止することが可能な給送装置を提供することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態における密着イメージセンサ41による監視において無端ゴムベルト44にシートSが吸着されていない場合、すなわち図6に示すように吸引ファン45にシートSが吸引されず第1の条件が満たされない場合、及び最上位のシートSと二枚目のシートSとの距離が所定距離以上離れていない場合、すなわち図7に示すように第2の条件が満たされない場合に、制御手段50が第1の条件及び第2の条件が満たされるように吸引ファン45、第1ファン48、第2ファン49の作動をそれぞれ制御するものである。
この第2の実施形態における給送装置54の動作を図9に示すフローチャートに基づいて説明する。
給送装置54における給送開始の準備が整うと(ST11)、密着イメージセンサ41によるシート浮上状態の監視が行われる(ST12)。この監視による判断において、制御手段50は無端ゴムベルト44にシートSが吸着されているか否かを判断する(ST13)。そして図5に示すように、無端ゴムベルト44の位置でシートSが検知されている場合には、シートSの未給送が防止されていると判断して第1の条件が達成される。
ステップST13において、図6に示すように、無端ゴムベルト44の位置でシートSが検知されない場合には、シートSの未給送が防止されていないと判断して第1の条件が満たされない。このとき制御手段50は、吸引ファン45または第1ファン48の回転数を増加させて作動を強化させ、シートSが無端ゴムベルト44の位置まで到達するように各ファン45,48の動作制御を行う。ここで、各ファン45,48を個別に動作制御しても第1の条件が満たされない場合には、両者を同時に動作制御する(ST14)。
ステップST13において第1の条件が達成されると、次に制御手段50は、最上位のシートSの位置Aと二枚目のシートSとの距離が予め定められた所定距離以上離れているか否かを判断する(ST15)。そして最上位のシートSと二枚目のシートSとが所定距離以上離れている場合には、シートSの重送が防止されていると判断して第2の条件が達成され、制御手段50は給送を許可する(ST16)。
上述した第1の条件及び第2の条件が共に満たされた場合、すなわち図5に示す状態の場合にのみ、制御手段50はシート束上から一枚のシートSが確実に分離搬送可能であると判断してモータ46を作動させる。これによりシートSを一枚のみ分離吸引した無端ゴムベルト44が走行駆動され、シート束上から一枚のシートSが確実に分離給送される(ST06)。
ステップST15において、図7に示すように、最上位のシートSと二枚目のシートSとの距離が所定距離以上離れていない場合には、シートSの重送が防止されていないと判断して第2の条件が満たされない。このとき制御手段50は、第2ファン49の回転数を増加させて作動を強化させ、最上位シートSと二枚目のシートSとの距離が所定距離以上離れるように第2ファン49の動作制御を行う(ST17)。
そして、第1の条件及び第2の条件が共に満たされると、制御手段50はシート束上から一枚のシートSが確実に分離搬送可能であると判断してモータ46を作動させる。これによりシートSを一枚のみ分離吸引した無端ゴムベルト44が走行駆動され、シート束上から一枚のシートSが確実に分離給送される(ST18)。
上述の構成により、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができると共に、密着イメージセンサ41からの情報に基づいて制御手段50が各ファン45,48,49の動作を自動的に制御してシート束上の最上位のシートSが確実に分離給送されるので、シートSの未給送及び重送の発生を確実かつ自動的に防止し、作業性を各段に向上することが可能な給送装置を提供することができる。
上述した各実施形態では、判断手段として用いる密着イメージセンサ41をサイドフェンス39の一部として機能するように配置している。この構成により、シートSの端面に対して焦点を合わせることを容易化することができると共に、レイアウトに無駄がなく省スペース化を図ることができる。また、本実施形態では密着イメージセンサ41と制御手段50とを図示しないフレキシブルフラットケーブル(FFC)で接続し、密着イメージセンサ41を装置手前側に位置するサイドフェンス39側に配置している。
これは、シート積載台26が手前側に引き出し可能であることから、シート積載台26の引き出し時に密着イメージセンサ41が吸引搬送手段56に干渉しないための構成であるが、シート積載台26が左右方向に引き出し可能である構成の場合には、シート積載台26の引き出し時におけるFFC等の干渉を防止すべく、密着イメージセンサ41を装置奥側に位置するサイドフェンス40側に配置することが望ましい。
上述した各実施形態では、画像が形成される被記録媒体としてシートSを示したが、シートSとは記録紙には限定されず、厚紙、ハガキ、封筒、普通紙、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート、OHPフィルム、樹脂フィルム等、シート状を呈し画像形成可能な物質であればどのようなものを用いてもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定しない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、上記実施形態では給送装置54をカラープリンタ1に接続可能な別構成としたが、画像形成装置が内部に給送装置54と同様の構成を内蔵する構成であってもよい。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を例示したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 画像形成装置(カラープリンタ)
26 シート積載台
39 サイドフェンス
41 判断手段(密着イメージセンサ)
45 シート吸引手段(吸引ファン)
47 昇降手段
48 シート浮上手段(第1ファン)
49 シート分離手段(第2ファン)
50 制御手段
54 給送装置
56 シート搬送手段(吸引搬送手段)
S シート
特許第5799986号公報

Claims (9)

  1. シート束を積載するシート積載台と、
    前記シート積載台を昇降させる昇降手段と、
    前記シート束のシート搬送方向における先端側からエアを供給して前記シート束から少なくとも一枚のシートを浮上させるシート浮上手段と、
    シートを吸引するシート吸引手段を備え、前記シート浮上手段によって前記シート束から浮上したシートを吸引搬送するシート搬送手段と、
    前記シート浮上手段によるシートの浮上が正常に行われているか否かを判断する判断手段とを備え、
    前記判断手段として密着イメージセンサが用いられる給送装置。
  2. 請求項1記載の給送装置において、
    前記判断手段によりシートの浮上が正常に行われていることが確認されたときにシートの給送を開始させる制御手段を有することを特徴とする給送装置。
  3. 請求項2記載の給送装置において、
    前記制御手段は前記シート浮上手段の作動を制御し、前記最上位のシートが所定時間内において前記シート吸引手段によって吸引されない場合に、前記制御手段は前記シート浮上手段の作動を強化させることを特徴とする給送装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか一つに記載の給送装置において、
    前記シート浮上手段によって浮上させたシートの先端にエアを供給して最上位のシートを該シートよりも下位のシートから分離させるシート分離手段を有することを特徴とする給送装置。
  5. 請求項4記載の給送装置において、
    前記制御手段は前記シート分離手段の作動を制御し、前記最上位のシートが所定時間内において該シートよりも下位のシートから分離されない場合に、前記制御手段は前記シート分離手段の作動を強化させることを特徴とする給送装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか一つに記載の給送装置において、
    前記制御手段は前記シート吸引手段の作動を制御し、前記最上位のシートが所定時間内において前記シート吸引手段によって吸引されない場合に、前記制御手段は前記シート吸引手段の作動を強化させることを特徴とする給送装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか一つに記載の給送装置において、
    前記判断手段は前記シート束のシート搬送方向における先端部近傍に配置されていることを特徴とする給送装置。
  8. 請求項1ないし7の何れか一つに記載の給送装置において、
    前記シート束の端部に接触して前記シート束の整頓を行うサイドフェンスを有し、該サイドフェンスの前記シート束との接触部に前記判断手段が設けられていることを特徴とする給送装置。
  9. 請求項1ないし8の何れか一つに記載の給送装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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