JPH10333960A - データ収集システム - Google Patents

データ収集システム

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Publication number
JPH10333960A
JPH10333960A JP9142418A JP14241897A JPH10333960A JP H10333960 A JPH10333960 A JP H10333960A JP 9142418 A JP9142418 A JP 9142418A JP 14241897 A JP14241897 A JP 14241897A JP H10333960 A JPH10333960 A JP H10333960A
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JP
Japan
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Application number
JP9142418A
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English (en)
Inventor
Shigeru Watabe
茂 渡部
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Fuji Electric Co Ltd
FFC Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
FFC Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通信異常等のため一方のデータ収集装置が通信
回線を介して送信されるデータを収集できなかった場合
でも、複数のデータ収集装置で同一のプロセスデータを
保存する。 【解決手段】異常から復旧したデータベースステーショ
ン7bが、他のデータベースステーション7aに対して
等値化データを送信すると共に、自己の受信バッファ2
1bに格納し、他のデータベースステーション7aのデ
ータファイルFa及び自己のデータファイルFbに等値
化データが格納されたことを確認したとき、他のデータ
ファイルFaに受信した順に格納されたデータのうち、
等値化データ以前に格納されたデータ数を特定し、自己
のデータファイルFbに受信した順に格納されたデータ
のうち等値化データより後に格納されたデータの格納位
置をずらして、等値化データの格納領域以前に、特定し
たデータ数のデータを格納できる格納領域を確保し、こ
こに読み出したデータを順に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラントのプロ
セス監視、或いはプロセス制御等を行うシステムにおい
て、プロセスデータ等をデータ収集装置で収集するよう
にしたデータ収集システムに関し、特に、データ収集装
置で収集した収集データのバックアップ方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、プラント制御システム等
においては、プラント各部の作動状況、或いはアラーム
情報等といったプロセスデータを収集し、これを保存す
るようになっている。このプロセスデータは、プラント
に異常が発生した場合等の異常解析或いは、プラントの
作動状況の解析等に欠かせないものであるため、確実に
データ収集を行い、保存しておく必要がある。
【0003】そのため、このプロセスデータの収集はデ
ータベースステーションが行っているが、例えば、デー
タベースステーションにディスク装置等の補助記憶装置
を二台設け、この二台の補助記憶装置それぞれに同一の
プロセスデータを格納したり、或いは、データベースス
テーションを二台設け、この二台のデータベースステー
ションにおいてそれぞれが同一のプロセスデータを収集
することによって、データ収集装置を二重化し、プロセ
スデータの収集及び保存を確実に行うようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、データベースステーションに二台の補助記憶装置を
設けた場合には、データベースステーション自体に障害
が発生してダウンしたときには、プロセスデータそのも
のを収集することができないため、データベースステー
ションがダウンしている間はプロセスデータを収集する
ことができない。また、データベースステーションを二
台設け、それぞれにおいてデータ収集を行うようにした
場合、例えば何れか一方のデータベースステーションに
回線異常等が生じてダウンし、その後復旧したとき等に
は、一方のデータベースステーションは継続してデータ
収集を行うことができるが、ダウンしたデータベースス
テーションはデータ収集を行っていない期間があるた
め、二台のデータベースステーションで保持しているプ
ロセスデータが異なってしまう。そのため、例えばプロ
セスデータを参照して異常解析等を行う場合には、双方
のデータベースステーションで保持しているプロセスデ
ータを突き合わせる必要があり、解析作業が困難となっ
て不都合である。
【0005】そこで、この発明は、上記従来の未解決の
問題に着目してなされたものであり、データ収集を行う
ことができない期間がある場合でも、複数のデータ収集
装置で同一の収集データを保存することの可能なデータ
収集システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るデータ収集システムは、通
信回線を介して送信されるデータのうち所定の収集用デ
ータを、機能構成が同等な複数のデータ収集装置でそれ
ぞれ収集し、これを各データ収集装置で保存するように
したデータ収集システムにおいて、前記データ収集装置
は、前記収集用データを収集しこれを保存領域に格納す
るデータ収集手段と、データ収集不可能状態からデータ
収集可能状態となったとき、所定の等値化データを前記
収集用データとして他のデータ収集装置に送信すると共
に自己の保存領域に格納する等値化データ送信手段と、
他のデータ収集装置の保存領域に格納された収集用デー
タのうち、前記等値化データ以前に格納された収集用デ
ータを収集し、これを、前記等値化データ以前に送信さ
れた収集用データとして、自己の保存領域に格納する等
値化手段と、を備えることを特徴としている。
【0007】この発明によれば、通信回線を介して接続
された複数のデータ収集装置それぞれにおいて、通信回
線を介して送信されるデータの中から予め設定された収
集用データがデータ収集手段によって収集され、例えば
送信される収集用データが順次一時記憶領域に格納され
た後、この収集用データに加工を施す等の処理が行われ
て所定の保存領域に格納される。
【0008】これにより、通信回線を介して送信される
収集用データが順次収集されて保存領域に格納され、そ
れぞれのデータ収集装置において、同一の収集用データ
が収集されて保存されるため、例えばあるデータ収集装
置が回線異常等によってデータ収集不可能状態となった
場合でも、他のデータ収集装置が稼働していれば、デー
タ収集を行うことができるから、少なくとも何れかのデ
ータ収集装置によって、所定の収集用データが収集され
て保存される。
【0009】このとき、異常が発生したデータ収集装置
が、異常が復旧してデータ収集可能状態となった場合に
は、その等値化データ送信手段によって予め設定した等
値化データが収集用データとして他のデータ収集装置あ
てに送信されると共に自己の保存領域に格納される。
【0010】そして、他のデータ収集装置では、等値化
データを収集用データとして収集しこれを保存領域に格
納する。また、他のデータ収集装置の保存領域に等値化
データが格納されたとき、異常から復旧したデータ収集
装置では、等値化手段によって、他のデータ収集装置の
保存領域に格納された収集用データのうち、等値化デー
タ以前に格納された収集用データを収集する。これは、
例えば送信された順に収集用データを保存領域の所定の
位置に格納すること等によって、等値化データの格納位
置以前に格納されている収集用データを全て収集する。
そして、これら収集用データを、等値化データが送信さ
れる前に送信された収集用データ、つまり、異常発生中
に送信された収集用データを含む、異常から復旧した時
点よりも前に送信された全ての送信データとして、自己
の保存領域に格納する。
【0011】これによって、データ収集装置それぞれの
保存領域で保存している等値化データ以前のデータは一
致することになり、異常が発生したデータ収集装置にも
異常発生中に収集することができなかった収集用データ
が保存されることになって、等値化データを送信した以
後は、各データ収集装置において収集用データを収集し
ているから、各データ収集装置にはそれぞれ同一の収集
用データが保存されることになる。
【0012】また、本発明の請求項2に係るデータ収集
システムは、前記等値化手段は、自己の保存領域に格納
されている収集用データのうちデータ収集不可能状態と
なる前に最後に格納した収集用データを最終データとし
て特定し、他のデータ収集装置の保存領域の収集用デー
タのうち、前記最終データに対応する収集用データより
後に格納され且つ前記等値化データ以前に格納された収
集用データを収集し、これを、自己の保存領域に格納す
るようになっていることを特徴としている。
【0013】この発明によれば、他のデータ収集装置の
保存領域に格納されている収集用データのうち、等値化
データ以前に格納された収集用データを収集する際に、
自己の保存領域の収集用データのうち、例えば、異常発
生前に最後に格納された収集用データを、データ収集可
能状態となったときに認識すること等によって、異常発
生前に最後に格納された最終データを特定し、特定した
最終データに対応する、つまりこれと同一の収集用デー
タを、他のデータ収集装置の保存領域の収集用データに
ついて検索して特定する。そして、特定した収集用デー
タより後に格納された収集用データであり且つ等値化デ
ータ以前に格納された収集用データを収集する。
【0014】これはつまり、異常から復旧したデータ収
集装置がデータ収集不可能状態中に送信された収集用デ
ータであって、収集することのできなかった収集用デー
タであるから、これら収集用データを自己の保存領域に
格納することによって、他のデータ収集装置から収集す
る収集用データ数が最小限に抑えられてその分、処理時
間が短縮される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。図1は、本発明の第1の実施の形態におけるデ
ータ収集システムを適用したプロセス管理システムの一
例を示す概略構成図である。
【0016】このプロセス管理システム100は、例え
ば機器1a及び1bをそれぞれ制御するプロセス制御装
置3a及び3bと、これらプロセス制御装置3a及び3
bと、LAN等のネットワーク回線からなる通信回線5
を介して接続されるデータベースステーション(データ
収集装置)7a及び7bと、から構成されている。
【0017】そして、各機器1a及び1bは、それぞれ
プロセス制御装置3a及び3bによって制御され、プロ
セス制御装置3a及び3bでは、それぞれ、機器1a及
び1bの動作状態等の監視を行い、機器1a及び1bの
異常を検出した場合には、その異常発生時刻,異常発生
機器を特定する情報,異常内容等の所定の情報を、プロ
セスデータ(収集用データ)として通信回線5を介して
データベースステーション7a及び7bに送信し、例え
ば異常が生じた時点等に不定期的に送信する。
【0018】データベースステーション7a及び7b
は、同一又は同等の機能構成を有し、プロセスデータの
収集等を行う演算処理装置11と、演算処理装置11で
収集したプロセスデータからなるデータファイルを格納
する、ハードディスク装置等の記憶装置(保存領域)1
2とから構成されている。前記演算処理装置11は、図
2に示すように、少なくとも受信バッファ21と、通信
回線5を介して、各プロセス制御装置3a及び3bから
送信されるデータのうち、予め設定された異常情報等か
らなるプロセスデータを収集し、これを前記受信バッフ
ァ21に格納するデータ収集部22と、受信バッファ2
1に格納されたプロセスデータに、例えば受信時間等の
所定の情報を加える等の所定の加工を行って記憶装置1
2に形成されたデータファイルに格納するデータ処理部
23とから構成されている。
【0019】前記データ収集部22は、プロセス制御装
置3a及び3bが送信したデータのうち、所定のプロセ
スデータを通信回線5から収集し、これを収集した順に
受信バッファ21に格納する。また、後述の等値化デー
タが送信された場合にもプロセスデータと同様に収集し
た順に受信バッファ21に格納する。
【0020】前記データ処理部23は、データ格納処理
を行い、具体的には、受信バッファ21に格納されたプ
ロセスデータ及び等値化データに対して所定の加工処理
を行い、これを記憶装置12に形成されたデータファイ
ルに、受信バッファ21に格納されていた順に格納す
る。このデータファイルは、例えば、プロセスデータを
格納可能な格納領域が複数形成されて構成され、各プロ
セスデータは先頭の格納領域から順に、プロセスデータ
毎に格納領域に格納されるようになっている。
【0021】また、データベースステーション7a又は
7bに回線異常等の異常が生じて、通信回線5を介して
データ収集を行うことができない状態から復旧し、デー
タ収集が可能な状態となった場合に、データ処理部23
では、データ格納処理と共に、所定周期でのタイマ割り
込み等によって等値化処理を実行する。
【0022】図3は等値化処理の処理手順の一例を示し
たフローチャートである。なお、データベースステーシ
ョン7a及び7bは同一又は同等の機能構成を有し、同
様の等値化処理を実行するので、ここでは、データベー
スステーション7bについて説明する。
【0023】データ処理部23では、回線異常等の異常
から復旧するとまず、予め設定した等値化データを、自
己の受信バッファ21に格納すると共に、他のデータベ
ースステーション、この場合データベースステーション
7aあてに送信する(ステップS1)。
【0024】そして、他方のデータベースステーション
7aにおいて、等値化データがデータファイルに格納さ
れた否かを通信回線5を介して確認すると共に、自己の
データファイルに格納されたか否かを確認し(ステップ
S2)、データベースステーション7a及び7bのデー
タファイルに、等値化データが格納されたことを確認し
たとき、データベースステーション7aのデータファイ
ルを参照し、等値化データが格納されていた格納領域以
前の格納領域に格納されているデータ数を特定する(ス
テップS3)。つまり、データファイルには、プロセス
データを受信した順に格納されているから、等値化デー
タ以前に受信したデータ数を特定することになる。
【0025】そして、特定したデータ数と、自己のデー
タファイルの等値化データ以前に格納されているデータ
数とを比較し、他のデータベースステーション7aから
読み出したデータ数の方が多い場合には、多い分だけ、
自己のデータファイルの等値化データ以降に格納されて
いるプロセスデータの格納位置をずらし、読み出したプ
ロセスデータを格納することの可能な格納領域を等値化
データの格納領域以前に確保する(ステップS4)。
【0026】そして、データベースステーション7aの
データファイルから、等値化データ以前のデータを格納
された順に全て読み出し、ステップS4の処理で確保し
た格納領域の先頭の格納領域から、読み出した順に順次
格納する(ステップS5)。これにより自己のデータフ
ァイルとデータベースステーション7aのデータファイ
ルとのデータ内容を一致させる等値化が行われたことに
なる。
【0027】ここで、ステップS1の処理が等値化デー
タ送信手段に対応し、ステップS2〜S5の処理が等値
化手段に対応する。次に、本発明の第1の実施の形態を
説明する。
【0028】図1に示すように、各プロセス制御装置3
a及び3bによって、機器1a及び1bの作動状況等を
監視している状態で、各データベースステーション7a
及び7bが正常に作動し、データベースステーション7
a及び7bと通信回線5との通信異常等が生じることな
く正常にデータ収集が行われている状態では、プロセス
制御装置3a及び3bからプロセスデータが送信される
と、データベースステーション7a及び7bでは、それ
ぞれのデータ収集部22において、これを収集し、受信
した順に受信バッファ21に格納する。
【0029】例えば、プロセス制御装置3a及び3bか
ら、A−1,A−2,A−3,B−1,B−2の順にプ
ロセスデータが送信された場合には、各データベースス
テーション7a及び7bでは、これを順に受信し、受信
した順に受信バッファ21に格納する。そして、この受
信バッファ21のプロセスデータに所定の加工を行い、
これを記憶装置12に形成したデータファイルに受信バ
ッファ21に格納されている順に順次格納して保存す
る。
【0030】この状態では、各データベースステーショ
ン7a及び7bのデータファイルFaびFbには、図4
(a)及び(b)に示すように、プロセスデータA−1
〜A−3,B−1,B−2がこの順にデータファイルの
格納領域m1 から順にそれぞれ格納され、格納領域m6
以降は空き領域となる。
【0031】この状態で、例えば、データベースステー
ション7bに回線異常等が発生した場合には、データベ
ースステーション7bでは、プロセスデータのデータ収
集を行うことができない。よって、この状態で、プロセ
スデータC−1が送信されると、データベースステーシ
ョン7bではこれを収集することができないが、データ
ベースステーション7aでは、これをデータ収集部22
が収集して、受信バッファ21aに格納する。
【0032】そして、データベースステーション7aで
プロセスデータC−1を収集した後に、データベースス
テーション7bの回線異常が復旧した場合には、データ
ベースステーション7bでは、プロセスデータの収集を
開始すると共に、等値化処理を実行し、まず、等値化デ
ータを他方のデータベースステーション7aあてに送信
すると共に自己の受信バッファ21bに格納する。そし
て、データ格納処理を開始する。
【0033】例えば、データベースステーション7bの
回線異常が復旧した直後の各データベースステーション
7a及び7bの受信バッファ21a,21bの状態が図
4(a)及び(b)に示すような状態であるとする。つ
まり、プロセスデータC−1を受信した後、データベー
スステーション8が復旧した直後に、プロセスデータD
−1〜D−3を受信し、その後、データベースステーシ
ョン7bから送信した等値化データがデータベースステ
ーション7aで受信されると共に、データベースステー
ション7bの受信バッファ21bに格納され、さらに、
プロセスデータE−1を受信した状態であり、この順に
受信バッファ21a及び21bに格納されている。
【0034】データベースステーション7aでは、デー
タ格納処理を実行し、受信バッファ21aの先頭のデー
タC−1から順に所定の加工処理を行って、データファ
イルFaに順に格納する。つまり、図5(a)に示すよ
うに、データファイルFaにすでに格納されているプロ
セスデータB−2に続いて、格納領域m6 からC−1,
D−1,……,等値化データ,E−1の順に格納する。
【0035】一方、データベースステーション7bで
も、データ格納処理を実行し、受信バッファ21bの先
頭のデータD−1から順に所定の加工処理を行って、図
5(b)に示すように、データファイルFbにすでに格
納されているプロセスデータB−2に続いて、格納領域
6 からD−1,……,等値化データ,E−1の順に格
納する。
【0036】このとき、データベースステーション7b
では、回線異常中に送信されたプロセスデータC−1を
受信していないから、図5(b)に示すように、データ
ファイルFbには、プロセスデータC−1は格納されて
いない。
【0037】そして、データベースステーション7bで
は、他方のデータベースステーション7aのデータファ
イルFaに等値化データが格納され、また、自己のデー
タファイルFbに等値化データが格納されたことから
(ステップS2)、等値化処理を実行し、データベース
ステーション7aのデータファイルFaにおいて、等値
化データ以前に格納されたプロセスデータ、つまり、図
5(a)において、プロセスデータA−1から等値化デ
ータまでのデータ数を特定する(ステップS3)。
【0038】そして、特定したデータ数と、自己のデー
タファイルFbの等値化データ以前に格納されているデ
ータ数とを比較し、この場合、自己のデータ数の方が1
つ少ないから、等値化データより後に格納されているプ
ロセスデータE−1の格納位置を1つ分だけ後ろにずら
す。つまり、格納領域m10に格納されているプロセスデ
ータE−1を格納領域m11に格納し、プロセスデータE
−1の格納領域m11以前に、データファイルFaの等値
化データ以前に格納されているデータ数と同数の格納領
域を確保する(ステップS4)。
【0039】次いで、データベースステーション7aの
データファイルFaから、等値化データ以前に格納され
たプロセスデータを格納されている順に、つまり、デー
タファイルFaの格納領域m1 〜m10に格納されている
プロセスデータをm1 から順に読み出し、読み出した順
に、データファイルFbの先頭の格納領域m1 から順に
格納する。これによって、図6(b)に示すように、デ
ータファイルFaから読み出したプロセスデータが、デ
ータファイルFbの格納領域m1 からm10に格納される
ことになる。
【0040】よって、データファイルFbの等値化デー
タ以前のプロセスデータはデータファイルFaの等値化
データ以前のプロセスデータを複写したものであるか
ら、これらは同一である。また、等値化データ以降は、
データベースステーション7a及び7bは共にデータ収
集を行っていて、それぞれ同一のプロセスデータを収集
しているから同一のプロセスデータとなる。したがっ
て、図6(a)及び(b)に示すように、データファイ
ルFa及びFbで保存しているプロセスデータは同一と
なる。
【0041】このとき、受信バッファ21に一旦記憶し
たプロセスデータを、データファイルに格納した後、こ
のデータファイルに格納されたプロセスデータについて
等値化を行うようにしているから、データ収集部21に
よるデータ収集を妨げることはなく等値化を行うことが
できる。また、このとき、異常からの復旧時に等値化デ
ータを送信するようにし、データファイルに格納された
等値化データ以前のデータについて、等値化を行うよう
にしているから、確実に等値化を行うことができる。
【0042】つまり、例えば、図7に示すように、デー
タベースステーション7bに回線異常が発生し、回線異
常が発生している間にプロセスデータB−2及びC−1
が送信され、その後回線異常が復旧した直後に、さら
に、プロセスデータD−1〜D3を受信し、データベー
スステーション7aではプロセスデータB−2のみをデ
ータファイルFaに格納した状態で、データベースステ
ーション7bにおいて、データファイルFaのデータを
読み出してこれを自己のデータファイル7bに格納する
等値化を行った場合、この時点では、図7(a)に示す
ように、データファイルFaには、プロセスデータC−
1がまだ格納されていないから、データファイルFaに
格納されているプロセスデータについて等値化を行った
場合、受信バッファ21aに格納された状態のプロセス
データC−1については等値化されないことになる(図
8)。
【0043】しかしながら、上記第1の実施の形態で
は、等値化データがデータファイルFaに格納されたこ
とを確認した後、等値化を行うようにしているから、確
実に等値化を行うことができる。
【0044】したがって、回線異常等が発生しその間に
送信されたプロセスデータを収集することができなかっ
たデータ収集装置においても、回線異常等が発生した間
に送信されたプロセスデータを保存することができ、複
数のデータ収集装置において、同一のプロセスデータを
保存することができるから、プロセス監視システムの信
頼性をより向上させることができる。また、収集したプ
ロセスデータを利用しての解析等を行う場合でも、複数
のデータ収集装置で保存しているプロセスデータを合わ
せる必要等なく、解析の煩雑化を回避することができ
る。
【0045】また、受信したプロセスデータを受信した
順にデータファイルに格納するようにしているから、デ
ータファイルの格納順がすなわち、プロセスデータの送
信順となって、プロセスデータの管理を容易に行うこと
ができる。
【0046】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。この第2の実施の形態は、データ処理部23での等
値化処理の処理手順が異なること以外は上記第1の実施
の形態と同様であるので、同一部の詳細な説明は省略す
る。
【0047】図9は、第2の実施の形態における等値化
処理の処理手順を示すフローチャートである。第2の実
施の形態における等値化処理では、異常から復旧する
と、まず、自己のデータベースステーション、例えば7
bで最後にデータファイルFbに格納したプロセスデー
タを最終データとして特定する。例えば異常からの復旧
時にその時点でデータファイルに格納している最後のデ
ータのデータ名を所定の記憶領域に格納する等の処理を
行う(ステップS11)。
【0048】次に、他方のデータベースステーション7
aに対して所定の等値化データを送信すると共に自己の
受信バッファ21bに等値化データを格納する(ステッ
プS12)。
【0049】次いで、データベースステーション7aの
データファイルFaに等値化データが格納されたことを
確認したとき(ステップS13)、データベースステー
ション7aのデータファイルFaを検索し、ステップS
11の処理で特定した最終データに対応するプロセスデ
ータを特定する(ステップS14)。そして、データフ
ァイルFaの、検索した最終データに対応するプロセス
データから等値化データまでのデータ数を特定する(ス
テップS15)。
【0050】そして、ステップS15の処理で特定した
データ数と、自己のデータファイルFbの最終データか
ら等値化データまでのデータ数とを比較し、これらが一
致しないときには、自己のデータファイルFbの等値化
データより後に格納されているプロセスデータの格納位
置をずらして、等値化データの次に格納されたプロセス
データの格納位置よりも前に、ステップS15で特定し
たデータ数と同数の格納領域を確保する(ステップS1
6)。そして、この確保した格納領域に、データファイ
ルFaから読み出したプロセスデータを、読み出した順
にデータファイルFbの先頭から格納する(ステップS
17)。
【0051】したがって、例えば、データベースステー
ション7a及び7bが正常に作動している状態から例え
ばデータベースステーション7bに回線異常等が発生し
てデータ収集を停止し、この状態から、データベースス
テーション7bの回線異常が復旧した状態となると、デ
ータベースステーション7bでは、まず等値化処理を実
行し、自己のデータファイルFbを参照して、最後に格
納されたプロセスデータつまり、格納領域m5 に格納さ
れたプロセスデータB−2を最終データとして特定す
る。
【0052】データベースステーション7aでは、デー
タ格納処理を実行し受信バッファ21aに格納されてい
るプロセスデータに対して所定の加工処理を実行し、こ
れを順にデータファイルFaに格納する。これによっ
て、データファイルFaには、図11(a)に示すよう
に、すでに格納されているプロセスデータA−1〜B−
2に加えてさらに、格納領域m6 から順に、C−1〜等
値化データ,E−1が格納されることになる。
【0053】一方、異常から復旧したデータベースステ
ーション7bでも、データ格納処理を実行し、データフ
ァイルFbに、すでに格納されているプロセスデータA
−1〜B−2に加えて、格納領域m6 から順に、D−1
〜等値化データ,E−1を格納する(図11(b))。
【0054】そして、データベースステーション7bの
データ処理部23では、データベースステーション7a
及び7bにおいて共に等値化データがデータファイルF
a及びFbに格納されたことから、等値化処理を実行
し、データベースステーション7aのデータファイルF
aを検索して、異常からの復旧時に特定した最終デー
タ、この場合、プロセスデータB−2に対応するプロセ
スデータを特定し、このプロセスデータB−2より後に
格納され且つ等値化データ以前に格納されたデータ数を
特定する。この場合、データファイルFaのプロセスデ
ータB−2は格納領域m5 に格納され、等値化データは
10に格納されているから、そのデータ数は“5”とな
る。そして、自己のデータファイルFbの最終データつ
まり、B−2の格納領域の次の格納領域と等値化データ
の次のデータの格納領域との間の格納領域数が特定した
データ数となるように、等値化データより後に格納され
ているデータこの場合、プロセスデータE−1の格納位
置を、1つずらす。つまり、プロセスデータE−1を格
納領域m11に移動し、最終データ(B−2)の格納領域
6 と、等値化データの次に格納されたデータ(E−
1)の格納領域m11との間に、“5”の格納領域を確保
する。
【0055】そして、データファイルFaの最終データ
に対応するB−2が格納された格納領域m5 の次の格納
領域m6 に格納されたデータから順に、等値化データが
格納された格納領域m10までのデータを読み出し、これ
を、データファイルFbの格納領域m6 から順に格納す
る。
【0056】これによって、データファイルFbには、
プロセスデータB−2とE−1との間の格納領域m5
10に、プロセスデータC−1〜等値化データが順に格
納されることになり、これによって、データベースステ
ーション7a及び7bのデータファイルのデータ内容は
同一となる(図12(a)及び(b))。
【0057】したがって、この第2の実施の形態の場合
には、データベースステーション7aのデータファイル
Faから、最終データから等値化データまでのプロセス
データを読み出して、これらデータについてのみ等値化
を行うようにしたから、上記第1の実施の形態に比較し
てデータファイルFaから読み出すデータ数はより少な
くてすむ。よって、上記第1の実施の形態と同等の作用
効果を得ることができると共に、読みだすデータ数が少
なくなった分処理時間を短縮させることができ、特に回
線異常が生じている間に大量のプロセスデータが転送さ
れた場合、或いは、すでに大量のプロセスデータがデー
タファイルに格納されている状態で等値化を行う場合等
に効果的であり、より短時間で等値化を行うことができ
る。
【0058】なお、上記各実施の形態においては、回線
異常等の異常から復旧した場合に等値化処理を実行する
ようにしているが、例えば、稼働中のシステムに途中か
ら参加するような場合でも、この時点で等値化処理を実
行するようにすれば、システムに参加する以前に送信さ
れたプロセスデータを保存することができる。
【0059】また、上記各実施の形態においては、異常
情報をプロセスデータとして収集するようにした場合に
ついて説明したが、これに限らず、イベントデータ等自
由に設定することができる。
【0060】また、上記各実施の形態においては、異常
状態から復旧したデータベースステーションでは、正常
に稼働していたデータベースステーションのデータファ
イルから読み出したデータを自己のデータファイルに上
書きするようにした場合について説明したが、これに限
らず、例えば、他のデータベースステーションから読み
出したデータと自己のデータファイルのデータとを比較
し、相違箇所のみ複写するようにしてもよい。
【0061】さらに、上記各実施の形態においては、デ
ータファイルに、プロセスデータを受信した順に格納
し、その格納順にデータを読み出すようにした場合につ
いて説明したが、これに限らず、例えば、受信したプロ
セスデータを受信した時間で管理するようにし、例え
ば、第1の実施の形態の場合には、他のデータベースス
テーションから等値化データの受信時間よりも受信時間
が早いデータを受信時間の若い順に読みだすようにして
もよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係るデータ収集システムによれば、データ収集装置
は、データ収集不可能状態からデータ収集可能状態とな
ったときに、所定の等値化データを収集用データとして
他のデータ収集装置に送信すると共に自己の保存領域に
格納し、他のデータ収集装置の保存領域に格納された収
集用データのうち、等値化データ以前に格納された収集
用データを収集し、これを、等値化データ以前に送信さ
れた収集用データとして、自己の保存領域に格納するよ
うにしたから、データ収集不可能状態中に送信された収
集用データを保存することができ、複数のデータ収集装
置で同一の収集用データを保存することができるから、
データ収集システムの信頼性をより向上させることがで
きると共に、等値化データ以前の収集用データを収集す
るようにしているから、データ収集不可能状態中に送信
された収集用データを確実に収集することができる。
【0063】また、本発明の請求項2に係るデータ収集
システムは、自己の保存領域に格納されている収集用デ
ータのうちデータ収集不可能状態となる前に最後に格納
した収集用データを最終データとして特定し、他のデー
タ収集装置の保存領域から最終データに対応する収集用
データより後に格納され且つ等値化データ以前に格納さ
れた収集用データを収集し、これを、自己の保存領域に
格納するようにしたから、他のデータ収集装置から収集
する収集用データ数が最小限に抑えられ処理効率をより
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したプロセス管理システムの概略
構成図である。
【図2】演算処理装置の概略構成図である。
【図3】第1の実施の形態における等値化処理の処理手
順の一例を示すフローチャートである。
【図4】第1の実施の形態の動作説明に供する説明図で
あって、異常が復旧したときの受信バッファ及びデータ
ファイルの状態図である。
【図5】第1の実施の形態の動作説明に供する説明図で
あって、等値化前の受信バッファ及びデータファイルの
状態図である。
【図6】第1の実施の形態の動作説明に供する説明図で
あって、等値化後の受信バッファ及びデータファイルの
状態図である。
【図7】第1の実施の形態の動作説明に供する説明図で
ある。
【図8】第1の実施の形態の動作説明に供する説明図で
ある。
【図9】第2の実施の形態における等値化処理の処理手
順の一例を示すフローチャートである。
【図10】第2の実施の形態の動作説明に供する説明図
であって、異常が復旧したときの受信バッファ及びデー
タファイルの状態図である。
【図11】第2の実施の形態の動作説明に供する説明図
であって、等値化前の受信バッファ及びデータファイル
の状態図である。
【図12】第2の実施の形態の動作説明に供する説明図
であって、等値化後の受信バッファ及びデータファイル
の状態図である。
【符号の説明】
1a,1b 機器 3a,3b プロセス制御装置 5 通信回線 7a,7b データベースステーション 11 演算処理装置 12 記憶装置 21 受信バッファ 22 データ収集部 23 データ処理部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して送信されるデータのう
    ち所定の収集用データを、機能構成が同等な複数のデー
    タ収集装置でそれぞれ収集し、これを各データ収集装置
    で保存するようにしたデータ収集システムにおいて、 前記データ収集装置は、前記収集用データを収集しこれ
    を保存領域に格納するデータ収集手段と、データ収集不
    可能状態からデータ収集可能状態となったとき、所定の
    等値化データを前記収集用データとして他のデータ収集
    装置に送信すると共に自己の保存領域に格納する等値化
    データ送信手段と、他のデータ収集装置の保存領域に格
    納された収集用データのうち、前記等値化データ以前に
    格納された収集用データを収集し、これを、前記等値化
    データ以前に送信された収集用データとして、自己の保
    存領域に格納する等値化手段と、を備えることを特徴と
    するデータ収集システム。
  2. 【請求項2】 前記等値化手段は、自己の保存領域に格
    納されている収集用データのうちデータ収集不可能状態
    となる前に最後に格納した収集用データを最終データと
    して特定し、他のデータ収集装置の保存領域の収集用デ
    ータのうち、前記最終データに対応する収集用データよ
    り後に格納され且つ前記等値化データ以前に格納された
    収集用データを収集し、これを、自己の保存領域に格納
    するようになっていることを特徴とする請求項1記載の
    データ収集システム。
JP9142418A 1997-05-30 1997-05-30 データ収集システム Pending JPH10333960A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008176460A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Yokogawa Electric Corp アラーム管理システム、アラーム管理方法、及びプログラム

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