JP3097058B2 - 通信網の故障監視装置 - Google Patents

通信網の故障監視装置

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JP3097058B2 JP06208459A JP20845994A JP3097058B2 JP 3097058 B2 JP3097058 B2 JP 3097058B2 JP 06208459 A JP06208459 A JP 06208459A JP 20845994 A JP20845994 A JP 20845994A JP 3097058 B2 JP3097058 B2 JP 3097058B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信網内の各装置から
発生されるアラームを収集し、複数のアラームを関連づ
けて処理し、故障発生箇所を特定するために好適な通信
網の故障監視装置に関し、特に1つの故障判定条件が成
立した場合に、その故障に起因する後続のアラームが、
他の想定故障箇所の故障判定に加味されることのないよ
うにした通信網の故障監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の通信網の故障監視装置としては、
例えば、本出願人が、先に特願平4-44503号「故障監視
装置」として提案したものがある。図2に上記出願で提
案した故障監視装置を示す。同図において、1は顧客の
サービス仕様定義の入力および該定義を実現する機能の
配備先を決定するサービス管理ノード、2は該サービス
の呼制御を行うサービス制御ノード、3は上述のサービ
スを実現する要素機能を提供する通信設備等からなる伝
達網、4は上記各ノードおよび伝達網間の情報転送網で
あり、これらによってインテリジェントネットワーク
(通信網)を構成している。5は上述したインテリジェ
ントネットワークを故障監視対象とする故障監視装置で
ある。故障監視装置5は、情報転送網4から異常発生/
回復アラームを受信する通信制御処理部6、収集したア
ラームを想定される故障箇所毎に分類するアラーム分類
処理部7、想定される故障箇所毎に故障判定条件が成立
するか否かを判断する故障探索処理部8、サービス毎の
故障の影響の度合を評価するためのサービス影響度評価
処理部9(本発明では対象としていない)、評価結果に
従って適切な救済措置の実行手順を備えた措置手順部1
0、網構成情報を管理するためのデータベース部11か
ら構成される。この従来の故障監視装置は、通信網内の
各装置から収集したアラームを想定される故障箇所毎に
分類し、複数の故障が略同時に発生しても対処可能とな
るようにし、また想定される故障箇所毎に、故障判定条
件が成立するか否かを並列に判断するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術による
と、複数の故障が略同時に発生した時にも対処可能なよ
うに、収集したアラームを想定される故障箇所毎に重複
を許容して分類し、故障判定条件の成立を並列に判断す
ることはできるが、現実には1つの故障に起因する複数
のアラームが、正しい想定故障箇所の故障判定条件以外
に、その他の想定故障箇所の故障判定にも加味されるこ
とにより、誤って故障判定条件が成立してしまう恐れが
あり、真に複数の故障発生時のみに働く処理とはなって
いないという問題がある。本発明は、上記問題点を解決
し、1つの故障判定条件が成立した場合に、その故障に
起因する後続のアラームが、他の想定故障箇所の故障判
定に加味されることのないようにした故障監視装置を提
供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、通信網内の各装置からのアラームを収集
して想定される故障箇所毎に分類し当該アラームがどの
アラーム群に属するかを判定するアラーム分類処理部
(7)と、略同時に発生する複数の故障を並列に判定す
る複数の故障判定手段からなる故障探索処理部(8)を
有する通信網の故障を自動的に監視する故障監視装置
(5)において、アラームの到着時に、該アラームが事
前に検出した故障に起因するアラームか否かを識別する
識別手段(12)と、該識別の結果、該アラームが該事
前に検出した故障に起因するアラームでなかった場合に
当該アラームを前記故障探索処理部に通知し、該アラー
ムが該事前に検出した故障に起因するアラームであった
場合に当該アラームを前記故障探索処理部に通知しない
ように制御する制御手段とを有することを特徴としてい
る。また、前記故障探索処理部は、さらに並列に探索中
の個々の被疑異常箇所に関係するアラームが一定時間新
たに到着しない場合には、該被疑異常箇所探索を終了す
る(アラーム群対応の故障判定手段の維持している現状
態を初期化する)手段を有することを特徴としている。
【0005】
【作用】本発明に係る故障監視装置において、アラーム
分類処理部は、収集したアラームを想定される故障箇所
毎に分類し、当該アラームがどのアラーム群に属するか
を判定する。前記制御手段は、判定した前記アラーム群
のうち、既に故障判定条件の成立したものが1つでも存
在する場合には、当該アラームを故障探索処理部(8)
に通知しないで、例えば、該アラームの到着ログのみを
前記蓄積手段(DB部)に記録し処理を終了する。一
方、故障判定条件の成立したアラーム群が1つも存在し
ていない場合には、それぞれのアラーム群に対応する故
障探索処理部(8)の故障判定手段にアラームの到着を
通知する。前記故障判定手段では、該通知受信時に故障
判定条件が成立するか否かを並列に判定する。ここで、
1つのアラームが複数のアラーム群に属している場合に
は、それぞれのアラーム群に対応する故障判定手段は、
並列に動作可能であり、1つの判定手段が故障を判定し
ても、他の並列に動作している故障判定手段は現状態を
維持したまま故障探索を続けられるので、複数の故障が
略同時に発生しても見逃さずに対処できるようになる。
ただし故障判定条件の誤成立を予防するために、故障判
定が未成立の場合、各アラーム群に対応する故障判定手
段は、直近のアラーム到着後一定時間経過する間に当該
アラーム群に属する新たなアラームが到着しない場合に
は、今までのアラームは、該アラーム群の想定する故障
箇所と関係がないものとみなし、該アラーム群対応の故
障判定手段の維持している現状態を初期化する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1に、本発明に係る故障監視装置と、そ
の故障監視対象となるインテリジェントネットワーク
(通信網)の一実施例を示す。インテリジェントネット
ワークは、顧客のサービス仕様定義の入力および該定義
を実現する機能の配備先を決定するサービス管理ノード
1Eおよび1F、該サービスの呼制御を行うサービス制
御ノード2A、2B、2Cおよび2D(サービス制御ノ
ード2A、2B、2Cおよび2Dの各々に格納される情
報は、他のサービス制御ノードにも格納されていて、故
障時には、外部からの切換指示によって迅速にバックア
ップできるように構成されている)、該サービスを実現
する要素機能を提供する通信設備等からなる伝達網3
(本実施例では伝達ノード3G〜3Jより構成されるも
のとする)、上記各ノードおよび伝達網間の情報転送網
4(転送網内の交換機は二重化されており、一方が故障
の時には自動的に他方へ切換えが行われるように構成さ
れている)から構成される。
【0007】5は本発明の特徴とする故障監視装置であ
り、上記各ノードおよび伝達網とのアラームやコマンド
の送受信を行うための通信制御処理部6、アラームを分
類し被疑範囲を抽出するためのアラーム分類処理部7、
想定される故障箇所毎に故障判定条件が成立するか否か
を判断するための故障探索処理部8、故障に応じて適切
な救済措置を実施するための措置手順部10、アラーム
の到着ログを記録するためのアラームDB(データベー
ス)部11A、故障監視の対象となる通信網の網構成情
報を管理するための構成DB部11B、故障探索処理部
において判定した故障箇所を記録するための故障DB部
11C、措置手順部において実施した措置を記録するた
めの措置DB部11D、および、既に故障探索処理部に
て判定された故障箇所に起因する遅着アラームを識別す
るための遅着アラーム識別処理部12から構成される。
ここで、「遅着アラーム」とは、ある異常原因に起因し
て送出されたアラームであって、かつ本故障監視装置が
別のアラームによって、該異常を検出した後に、本故障
監視装置に到着するアラームのことをいう。
【0008】次に、上述の如く構成されたシステムにお
ける本発明の故障監視装置5の動作を説明する。以下の
説明では、例として、1994年8月15日13時18
分にサービス制御ノード2Aの通信装置故障が発生し、
サービス制御ノード2Aの「通信装置異常アラーム」
(アラーム種別番号42)が発生した後、サービス管理
ノード1Fからの「対サービス制御ノード通信異常アラ
ーム」(アラーム種別番号28)が2分遅れて故障監視
装置に到着した場合を考える。先ず、通信制御処理部6
は、サービス制御ノード2Aが送出したサービス制御ノ
ード2A自身の装置異常発生アラーム(アラーム情報)
を情報転送網4を介して受信する。
【0009】このときのアラーム情報は、時刻情報、送
信元情報、アラーム種別番号、付加情報(装置系アラー
ムの場合には通信先ノード名は格納されていない)とか
ら成っている(図10にアラームDB部11Aに格納さ
れたアラーム情報群を示してある)。アラーム情報に
は、図10に示されるように、「装置系アラーム」の場
合には、付加情報に通信先ノード名は格納されておら
ず、また「通信系アラーム」の場合には、付加情報に通
信先ノード名を格納する場合と格納していない場合があ
る。例えば、「対サービス管理ノード通信異常アラーム
(アラーム種別番号82)」には、通信先ノード名は格
納されていない。この場合の通信先ノード名は、後述す
るように、図8に示した構成DB部中の「サービス管理
ノード〜サービス制御ノード間通信アラーム対応テーブ
ル」に基づいて求められる。
【0010】通信制御処理部6は、受信したアラーム情
報から、時刻情報とアラーム種別番号と送信元情報と付
加情報(前述したように通信先ノード名は入っていな
い)を抽出してアラーム分類処理部7に送る。アラーム
分類処理部7では、抽出したアラーム種別番号と送信元
情報によって、アラーム送出元とアラーム種別番号と故
障判定処理の判定条件IDの対応関係を格納している図
3に示す如きアラーム分類テーブルを参照し、起動すべ
き故障判定処理の判定条件IDを抽出する。今の場合、
「通信装置異常アラーム」(アラーム種別番号42)で
あるから、故障判定処理の判定条件IDとして、37
(想定故障箇所をサービス制御ノードの通信装置とみな
す故障判定処理)という値が抽出される。このようにし
て抽出された各情報(時刻情報、アラーム種別番号、送
信元情報、付加情報)および判定条件ID(N個)は遅
着アラーム識別処理部12に通知される。
【0011】次に、遅着アラーム識別処理部12の処理
動作を図9を参照して説明する。遅着アラーム識別処理
部12では、先ず、付加情報と送信元情報から被疑異常
ノードが求められる。図9のステップ111で装置系ア
ラームか通信系アラームかを判定する。この判定は、ア
ラーム分類処理部7から受け取る判定条件IDの数によ
って行われる。すなわち、アラーム分類処理部7から判
定条件IDを1つしか受け取らない場合は「装置系アラ
ーム」とし、判定条件IDを複数受け取った場合は「通
信系アラーム」とする(「通信系アラーム」では、通
常、被疑異常箇所が送信元ノード、情報転送網、通信先
ノードの3箇所になる)。本実施例のような装置系アラ
ームの場合(図9のステップ111;YES)は、送信元
のノード情報を被疑異常ノード情報とする(同ステップ
112)。なお、通信系アラームの場合については、
「対サービス制御ノード通信異常アラーム」(アラーム
種別番号28)を説明する際に示す。
【0012】さて、ステップ112で被疑異常ノード情
報を求めた後、現在継続中の異常ノードの情報と想定故
障箇所と異常検出時刻と故障判定処理の判定条件IDを
記録した図4(a)に示す如き故障DB部11Cを、受
信した故障判定処理の判定条件ID=37をキーとして
検索し(同ステップ113)、該当するレコードがある
か否かによって当該アラームが既検出故障の遅着アラー
ムか否かを判定する(同ステップ114)。本実施例に
おいては、図4(a)に故障判定処理の判定条件ID=
37に該当するレコードがなく、既検出故障ではないの
で(同ステップ114;NO)、当該アラームに関する情
報をアラームDB部11Aに格納(同ステップ117)
するとともに、故障探索処理部8にも通知する(同ステ
ップ116)。
【0013】故障探索処理部8には故障判定手段が備わ
っており、遅着アラーム識別処理部から送られる「判定
条件ID」毎に該故障判定手段を並列に動作させる。具
体的には、それぞれの故障判定処理のワークメモリが確
保され、該ワークメモリには、図5に示す如き想定故障
箇所(ノード種別毎)に一律に適用できる故障判定条件
テーブル(書き換え不可)と、図6に示す如き個々の被
疑異常ノード毎の故障判定に必要な現状態情報維持テー
ブル(更新可能)とが格納されている。該故障判定処理
の内容は、図5のテーブルのルールに従って、先ず、到
着したアラームと同じ「着目アラーム種別」=「通信装
置異常アラーム」、「判定条件ID」=「37」の2条
件をキーとしてレコードを選択し、選択されたレコード
の「成立条件加算値」に示された加算すべき値を図6に
示す現状態維持テーブル内の、「判定条件ID」=「3
7」、「被疑異常ノード」=「サービス制御ノード2
A」(前記遅着アラーム識別処理部12で求めたノード
名)を持つレコードを選択し、現状態情報維持テーブル
内の「現状態値」に前記「成立条件加算値」を加算し、
かつ「最終更新時刻」もアラームの到着した時刻に更新
する。故障判定は、このように更新された図6の現状態
情報維持テーブルにおける「現状態値」が図5の前記選
択されたレコードの「成立条件判定値」の値に達したか
否かを判定することによって行なわれ、「成立条件判定
値」の値に達した場合に故障と判定される。なお、図6
に示す現状態維持テーブル内に該当するレコードが存在
しない場合には、「現状態値」を前記「成立条件加算
値」の値にしたレコードを新たに追加する。また、周期
的に起動する初期化処理によって、「最終更新時刻」が
一定時間を経過した現状態情報は、初期化(レコード削
除)される。すなわち、故障判定条件の誤成立を予防す
るために、故障判定条件未成立の場合、各アラーム群に
対応する故障判定手段は、直近のアラーム到着後一定時
間経過する間に当該アラーム群に属する新たなアラーム
が到着しない場合には、今までのアラームは、該アラー
ム群の想定する故障箇所と関係がないものとみなし、該
アラーム群対応の故障判定手段の維持している現状態を
初期化する。
【0014】本実施例の場合には、前記アラーム種別番
号42「通信装置異常アラーム」の到着によって、「判
定条件ID」=「37」の故障判定条件が成立するの
で、サービス制御ノード2Aは、「通信装置故障」と判
定され、図4(b)に示すように故障DB部11Cに、
当該故障に関する情報が1レコード追加される。また、
図5の「故障判定条件テーブル」に記載された「措置I
D」=「135」(本実施例では閉塞措置を意味する)
に従って、措置手順部10に措置ID、判定条件ID、
異常ノード情報を渡して措置起動要求を行う。措置手順
部10では、故障探索処理部8から渡された措置起動要
求の措置IDに応じて、指定された救済措置を実施し、
図7(a)に示す如き措置DB部11Dに判定条件I
D、異常ノード情報、措置ID、措置実施時刻を追加し
て記録する(図7(b))。図7(b)においては、
「通信措置異常アラーム」の到着から5分後の13時2
3分に異常装置の閉塞措置が実施された例を示す。以上
で、「通信装置異常アラーム」の到着から措置実施まで
の一連の処理が終了する。
【0015】一方、「通信装置異常アラーム」から2分
後の13時20分に故障監視装置5に到着する、サービ
ス管理ノード1Fからの「対サービス制御ノード通信異
常アラーム」(アラーム種別番号28)については、以
下のように処理される。先ず、通信制御処理部6は、情
報転送網4を介して当該アラーム情報を受信する。通信
制御処理部6は前述と同様の手順でアラーム分類処理部
7にアラーム種別番号と時刻情報と送信元情報を送る。
アラーム分類処理部7では、受信したアラーム種別番号
と送信元情報によって、前述したのと同様に図3に示し
たアラーム分類テーブルを参照し、アラーム種別番号2
8とアラーム送信元(サービス制御ノード)によって起
動すべき故障判定処理の判定条件IDとして 37(前述のもの) 52(想定故障箇所をサービス管理ノードの通信装置と
みなす故障判定処理) 74(想定故障箇所を情報転送網とみなす故障判定処
理) という3つの故障判定処理の判定条件IDを抽出し、遅
着アラーム識別処理部12に通知する。
【0016】遅着アラーム識別処理部12では、先ず、
付加情報と送信元情報から被疑異常ノードを求める。本
実施例のような通信系アラームの場合(図9のステップ
111;NO)には、付加情報に通信相手を識別する情報
があるアラームの場合にはその情報を用い(同ステップ
122)、通信相手を識別する情報が無いアラームの場
合には図8に示す如き構成DB部11Bを参照して、ア
ラーム種別毎のテーブルから送信元情報、判定条件ID
に応じた被疑異常ノードを求める(同ステップ12
3)。
【0017】ここで、図8について簡単に説明してお
く。図8は、故障監視対象となる高度インテリジェント
ネットワークの構成を表す構成DB部11B内のテーブ
ルの構成と本実施例に基づくレコードの例であり、
(a)はサービス管理ノード〜サービス制御ノード間で
通信されるアラーム対応テーブル、(b)はサービス制
御ノード〜サービス制御ノード間で通信されるアラーム
対応テーブル、(c)はサービス制御ノード〜伝達ノー
ド間で通信されるアラーム対応テーブルである。本DB
部は、遅着アラーム識別処理部12において、通信系ア
ラームの被疑異常ノードを求めるときに使用するために
設けたものである。通信系アラームがあった場合、それ
ぞれに関係する対応テーブルには、通信元ノード名(通
信先ノード名)と通信先ノード名(通信元ノード名)の
対が格納されているので、送信元ノード名からそれと対
になっている通信先ノード名を求めることは容易であ
る。例えば、「対サービス管理ノード通信異常アラー
ム」(アラーム種別番号82)のように、「アラーム情
報」に通信先ノード名を持たないアラームの送信先ノー
ド名を求めるのに利用される。
【0018】本実施例ではアラーム情報に通信相手を識
別する情報(サービス制御ノード2A;図10の最下段
参照)があるので(同ステップ121;YES)、「判定
条件ID」=「37」に応じてサービス制御ノード2
A、「判定条件ID」=「52」に応じてサービス管理
ノード1Fが求まる(同ステップ122)。次に前述の
図4(b)に示す如き、異常継続中の異常ノードと想定
異常箇所と異常検出時刻と故障判定処理の判定条件ID
を記録した故障DB部11Cを、「判定条件ID」=
「37」、「52」、「74」をキーとして検索し(同
ステップ113)、当該アラームが既検出故障の遅着ア
ラームか否かを判定する(同ステップ114)。本実施
例においては、「判定条件ID」=「37」、「52」
の既検出故障が存在するので(同ステップ114;YE
S)、次に、該レコードに記録された異常ノードが、現
在の受信アラームの示す被疑異常ノードと一致している
か否かを判定する(同ステップ118)。本実施例で
は、「判定条件ID」=「37」に対応するレコードの
異常ノードがサービス制御ノード2Aを表しているの
で、被疑異常ノードと一致している(同ステップ11
8;YES)。
【0019】さらに、当該故障の措置が実施済みかどう
か前述の措置DB部11Dを判定条件ID(37)と異
常ノード情報(2A)をキーとして検索する(同ステッ
プ119)。本実施例の場合、「対サービス制御ノード
通信異常アラーム」(アラーム種別番号28)の到着時
点(1994年8月15日13時20分)では、措置D
B部11Dは図7(a)の状態であり、該当するものが
見つからないので、措置は未実施と判定される(同ステ
ップ120;NO)。従って該アラームは、既検出故障の
遅着アラームと判定され、次段の故障探索処理部8には
通知せず、当該アラームに関する情報をアラームDB部
11Aに格納(同ステップ117)するのみで処理を終
了する。このときのアラームDB部11Aのデータ構造
とレコード例を図10に示す。
【0020】図7(a)中に該当するものが存在した場
合には、次段の故障探索処理部8に通知した後(同ステ
ップ115、116)、アラームDB部11Aに記録す
る。以下の故障探索処理部8および措置手順部10にお
ける処理は前述したものと同様に行う。なお、各処理部
における処理動作の理解を助けるために、上述した処理
における各処理部間のインタフェース信号をまとめて図
11に示しておく。同図中の「N」は、一つのアラーム
の到着によって、アラーム分類処理部において、複数の
「判定条件ID」がマッチングした場合のマッチング数
である。例えば、上述したサービス管理ノード1Fから
の「対サービス制御ノード通信異常アラーム」(アラー
ム種別番号28)の場合には「判定条件ID」=「3
7」、「52」、「74」がマッチングするので「N」
=「3」になる。
【0021】以上、1つの故障に起因する2つのアラー
ムが到着した場合の遅着アラーム識別の手順を図9に沿
って詳細に説明してきた。本発明における故障監視装置
の動作をまとめると次のようになる。先ず、アラームを
想定される故障箇所毎に分類し、アラーム到着時に当該
アラームがどのアラーム群に属するかを判定する。判定
した前記アラーム群のうち、既に故障判定条件の成立し
たものが1つでも存在する場合には、該アラームの到着
ログのみDB部に記録し処理を終了する。一方、故障判
定条件の成立したアラーム群が1つも存在していない場
合には、それぞれのアラーム群に対応する故障判定手段
にアラームの到着を通知する。該故障判定手段は、該通
知受信時に故障判定条件が成立するか否かを並列に判定
する。ここで、1つのアラームが複数のアラーム群に属
している場合には、それぞれのアラーム群に対応する故
障判定手段は、並列に動作可能であり、1つの判定手段
が故障を判定しても、他の並列に動作している故障判定
手段は現状態を維持したまま故障探索を続けられるの
で、複数の故障が略同時に発生しても見逃さずに対処で
きるようになる。ただし故障判定条件の誤成立を予防す
るために、故障判定手段未成立の場合、各アラーム群に
対応する故障判定手段は、直近のアラーム到着後一定時
間経過する間に当該アラーム群に属する新たなアラーム
が到着しない場合には、今までのアラームは、該アラー
ム群の想定する故障箇所と関係がないものとみなし、該
アラーム群対応の故障判定手段の維持している現状態を
初期化する。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、1つの故障箇所の故障
判定条件が成立した場合に、以後の収集アラームが該故
障に起因するアラームか否かを判断し、該故障に起因す
るアラームを故障判定から除外することができ、さらに
直近のアラーム到着後、一定時間経過する間に新たなア
ラームが到着しない場合には、故障判定手段の維持して
いる現状態を初期化することによって、故障判定条件の
誤成立を防ぐことができるので、真に複数の故障が略同
時に発生した場合にのみ、複数故障箇所の故障判定を行
うことが可能な故障監視装置を実現することができる。
これによって、1つの故障判定条件が成立した場合に、
その故障に起因する後続のアラームが、他の想定故障箇
所の故障判定に加味されることがなくなり、故障判定条
件が誤って成立してしまうことがなくなるという顕著な
作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の故障監視装置の構成例である。
【図2】従来の故障監視装置の構成例である。
【図3】アラーム分類処理部7内に維持するアラーム分
類テーブルのデータ構造とレコード例を示す図である。
【図4】故障DB部11Cのデータ構造とレコード例を
示す図である。
【図5】故障探索処理部8内に維持する故障判定条件テ
ーブルのデータ構造とレコード例を示す図である。
【図6】故障探索処理部8内に維持する現状態情報維持
テーブルのデータ構造とレコード例を示す図である。
【図7】措置DB部11Dのデータ構造とレコード例を
示す図である。
【図8】構成DB部11Bのデータ構造とレコード例を
示す図である。
【図9】遅着アラーム識別処理部12の処理アルゴリズ
ムを示す図である。
【図10】アラームDB部11Aのデータ構造とレコー
ド例を示す図である。
【図11】各処理部間のインタフェース信号を示す図で
ある。
【符号の説明】
1(1E〜1F):サービス管理ノード、2(2A〜2
D):サービス制御ノード、3:伝送網、4:情報転送
網、5:故障監視装置、6:通信制御処理部、7:アラ
ーム分類処理部、8:故障探索処理部、9:サービス影
響度評価処理部、10:措置手順部、11:データベー
ス部、11A:アラームデータベース部、11B:構成
データベース部、11C:故障データベース部、11
D:措置データベース部、12:遅着アラーム識別処理

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網内の各装置からのアラームを収集
    して想定される故障箇所毎に分類し当該アラームがどの
    アラーム群に属するかを判定するアラーム分類処理部
    と、略同時に発生する複数の故障を並列に判定する故障
    判定手段からなる故障探索処理部を有する通信網の故障
    を自動的に監視する故障監視装置において、 アラームの到着時に、該アラームが事前に検出した故障
    に起因するアラームか否かを識別する識別手段と、 該識別の結果、該アラームが該事前に検出した故障に起
    因するアラームでなかった場合に当該アラームを前記故
    障探索処理部に通知し、該アラームが該事前に検出した
    故障に起因するアラームであった場合に当該アラームを
    前記故障探索処理部に通知しないように制御する制御手
    段と 前記故障探索処理部の前記故障判定手段で並列に探索中
    の個々の被疑異常箇所に関係するアラームが一定時間新
    たに到着しない場合には、該被疑異常箇所探索を終了さ
    せる手段と を有することを特徴とする通信網の故障監視
    装置。
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