JPH10331879A - 密封用ブーツ - Google Patents

密封用ブーツ

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JPH10331879A
JPH10331879A JP9140565A JP14056597A JPH10331879A JP H10331879 A JPH10331879 A JP H10331879A JP 9140565 A JP9140565 A JP 9140565A JP 14056597 A JP14056597 A JP 14056597A JP H10331879 A JPH10331879 A JP H10331879A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting portion
boot
circumferential groove
peripheral surface
sealing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9140565A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Ozeki
関 達 也 尾
Hideo Konuki
貫 英 郎 小
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP9140565A priority Critical patent/JPH10331879A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組付けの向上及びシール性の向上とを図った
密封用ブーツを提供すること。 【解決手段】 第1部材の外周面に形成された円周溝に
嵌合される円筒状の嵌合部5aと、嵌合部から連続して
配設されて第2部材に接続される接続部5b、5cとを
備え、嵌合部5aは、テーパ部5aaと、テーパ部5a
aから連続して配設される平坦部5abとを有し、嵌合
部5aの軸方向長さが平坦部5abの肉厚よりも長くさ
れた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部からの泥水や
粉塵等の進入を防止するブーツに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の密封ブーツは、特開平4−241
623号公報に開示されるものが知られている。この従
来の密封用ブーツは、第1部材の外周面に形成された円
周溝に嵌合される円筒状の嵌合部と、前記嵌合部から連
続して配設されて第2部材に接続される接続部とを備
え、前記嵌合部は、その内周面が平坦状を呈すると共
に、その内周面で前記円周溝の底部に接触してシール力
を発揮し、前記嵌合部の軸方向長さが前記平坦部の肉厚
に略等しくされたものである。
【0003】この従来の密封用ブーツは、その組付時に
おいて、嵌合部は第1部材の外周面を円周溝に向けて摺
動され、やがて円周溝に嵌合されることになる。
【0004】
【発明が解決するための課題】しかしながら、この従来
の密封用ブーツにおいては、嵌合部が第1部材の外周面
を摺動されると嵌合部がブーツの内側に巻き込まれる虞
が有る。この嵌合部が巻き込まれた状態で円周溝に嵌合
されると、嵌合部が円周溝に対して嵌合部の外周面と円
周溝の底部とが接触するようにして組付けられることか
ら、本来の嵌合部内周面と円周溝の底部との間で生じる
シール機能が発揮されないことになる。即ち、この従来
の密封用ブーツにおいては、組付け及びシール不良を起
こす虞を有しているものである。
【0005】更に、この従来の密封用ブーツは、嵌合部
内周面と円周溝の底部との間でのみシール機能を有して
いることから、非常に高いシール性を有しているとは言
えないものである。
【0006】本発明は、組付けの向上及びシール性の向
上とを図った密封用ブーツを提供することを、その技術
的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、第1部材の外周面に形成された円周溝に嵌合
される円筒状の嵌合部と、前記嵌合部から連続して配設
されて第2部材に接続される接続部とを備え、前記嵌合
部は、その内周面がテーパ状になるようにその肉厚が開
口側から内部側に向かうにつれて増大し、その開口側端
部において前記円周溝の側壁に弾撥的に当接してシール
力を発揮するテーパ部と、前記テーパ部から連続して配
設され、その内周面で前記円周溝の底部に接触してシー
ル力を発揮する平坦部とを有し、前記嵌合部の軸方向長
さが前記平坦部の肉厚よりも長くされた密封用ブーツを
構成した。
【0008】請求項1の密封用ブーツは、嵌合部が円周
溝に嵌合されるのに伴って、テーパ部の先端部は円周溝
の側壁に弾撥的に接触するようになる。即ち、ブーツの
嵌合部においては、テーパ部と平坦部とにおいてシール
力を有する。
【0009】嵌合部の円周溝への組付けにおいて、例え
ば嵌合部が第1部材の外周面上を摺動される際に生じる
摺動抵抗によって嵌合部がブーツの内部に巻きこまれよ
うとしても、嵌合部の軸方向長さが平坦部の肉厚よりも
長くされていることから生じる従来のブーツの嵌合部に
比して大きな嵌合部の軸方向弾性力により、巻き込みが
防止されることになる。
【0010】
【実施の形態】以下、本発明を実施の形態により具体的
に説明する。
【0011】図1は、本発明の密封用ブーツを採用した
ディスクブレーキの上面図を示している。図1におい
て、1は図示しない車体に取り付けられるマウンティン
グ、2はマウンティング1に移動可能に取り付けられる
シリンダを示している。
【0012】マウンティング1は、図示しない車両の取
り付け孔に取付けボルトを挿通することによって、図示
しない車両の足回りに固定されており、図示しない車輪
のディスクロータを挟圧する図示しないインナパッド及
びアウタパッドを保持している。
【0013】図2は、図1のA−A’線での断面図であ
る。図1、図2に示すように、マウンティング1はボス
部1aを備えており、ボス部1aにはスライド孔1bが
設置されている。スライド孔1bにはスライドピン3が
挿入されている。スライドピン3がシリンダ2の耳部2
aを介してボルト4により締結されることにより、シリ
ンダ2とスライドピン3とが一体的に結合されている。
【0014】スライドピン3(第1部材)とマウンティ
ング(第2部材)のボス部1aとを連結するようにして
ブーツ5が配設されている。ブーツ5は、水、泥等がス
ライドピン3とマウンティング1との結合部に侵入する
ことを防止している。
【0015】図3は図2のブーツ5の拡大図である。図
2、図3に示すように、ブーツ5は、スライドピン3の
一側端部の外周に設けられた円周溝3aに嵌合される円
筒状の嵌合部5aと、蛇腹状の伸縮可能な伸縮部5b
と、ボス部1aの開口部に嵌入される嵌入部5cとを備
えている。ブーツ5において、伸縮部5b及び嵌入部5
cとは、ボス部1aに接続される接続部として機能して
いる。
【0016】嵌合部5aは、その内周面がテーパ状にな
るようにその肉厚がブーツ5の開口側から内部側に向か
うにつれて増大するテーパ部5aaと、テーパ部5aa
から連続して配設され、その内周面で円周溝3aの底部
に接触する平坦部5abとを備えている。嵌合部5aの
軸方向長さAは、平坦部5bの肉厚Bよりも長くされて
いる。
【0017】ブーツ5の取付けにおいては、先ず、嵌入
部5cがボス部1aにリテーナ6と共に圧入される。次
いで、スライドピン3がスライド孔1bに挿入されるこ
とにより、嵌合部5a平坦部5abの内周面がスライド
ピン3の外周部を摺動され、円周溝3aに続くテーパ状
部3b上を摺動することにより嵌合部5aがその径を広
げられながら円周溝3aに向けてガイドされる。スライ
ドピン3のスライド孔1bへの挿入に伴って嵌合部5a
が円周溝3aに到達することにより、嵌合部5aが円周
溝3aに嵌合されることになる。
【0018】この嵌合部5aが円周溝3aに嵌合される
のに伴って、テーパ部5aa、特にテーパ部5aaの先
端部が円周溝3aの側壁3aaに沿って外方に折れ曲が
るようにして撓み、テーパ部5aaの先端部は円周溝3
aの側壁3aaに弾撥的に接触するようになる。即ち、
ブーツ5の嵌合部5aにおいては、テーパ部5aaと円
周溝3aの側壁との間、及び平坦部5abと円周溝3a
の底部3abとの間とにおいてシール力を有するもので
ある。
【0019】又、嵌合部5aの円周溝3aへの組付けに
おいて、嵌合部5aがスライドピン3の外周面上を摺動
される際に生じる摺動抵抗によって嵌合部5aがブーツ
5の内部に巻きこまれようとしても、嵌合部5aの軸方
向長さAが平坦部5bの肉厚Bよりも長くされているこ
とから生じる従来のブーツの嵌合部に比して大きな嵌合
部5aの軸方向弾性力により、巻き込みが防止されるこ
とになる。
【0020】以上説明したように、本実施の形態のブー
ツ5によれば、その組付け時において嵌合部5aがブー
ツ5の内部に巻き込まれる虞は無い。ひいては、従来の
ブーツにおける嵌合部5aがブーツ5の内部に巻き込ま
れることによって生じるシール不良の虞も無い。
【0021】更に、ブーツ5の嵌合部5aにおけるシー
ル部は、テーパ部5aaの先端部と平坦部5abの内周
面との2箇所となり、シール性の向上を可能としてい
る。
【0022】従って、組付けの向上及びシール性の向上
とを図ったブーツ5を提供することを可能としている。
【0023】以上、本発明を上記実施の態様に則して説
明したが、本発明は上記態様にのみ限定されるものでは
なく、本発明の原理に準ずる各種態様を含むものであ
る。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、その組付時に
おいて嵌合部がブーツの内部に巻き込まれる虞は無い。
ひいては、従来のブーツにおける嵌合部がブーツの内部
に巻き込まれることによって生じるシール不良の虞も無
い。
【0025】更に、ブーツの嵌合部におけるシール部
は、テーパ部と平坦部の内周面との2箇所となり、シー
ル性の向上を可能としている。
【0026】従って、組付けの向上及びシール性の向上
とを図った密封用ブーツを提供することを可能としてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のディスクブレーキの上面図。
【図2】図1のマウンティング1の一部部分断面図。
【図3】図2のブーツ5の拡大図。
【符号の説明】
1 マウンティング 2 シリンダ 3 スライドピン 3a 円周溝 3aa 側壁 3ab 底部 5 ブーツ 5a 嵌合部 5b 伸縮部 5c 嵌入部 5aa テーパ部 5ab 平坦部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1部材の外周面に形成された円周溝に
    嵌合される円筒状の嵌合部と、 前記嵌合部から連続して配設されて第2部材に接続され
    る接続部とを備え、 前記嵌合部は、その内周面がテーパ状になるようにその
    肉厚が開口側から内部側に向かうにつれて増大し、その
    開口側端部において前記円周溝の側壁に弾撥的に当接し
    てシール力を発揮するテーパ部と、前記テーパ部から連
    続して配設され、その内周面で前記円周溝の底部に接触
    してシール力を発揮する平坦部とを有し、前記嵌合部の
    軸方向長さが前記平坦部の肉厚よりも長くされた密封用
    ブーツ。
JP9140565A 1997-05-29 1997-05-29 密封用ブーツ Pending JPH10331879A (ja)

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JP9140565A JPH10331879A (ja) 1997-05-29 1997-05-29 密封用ブーツ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002327849A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Akebono Brake Ind Co Ltd リングモールド型ダストブーツ、その製造方法及び成形型
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Effective date: 20060523

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Effective date: 20060926