JPH10330015A - 排紙トレイ - Google Patents

排紙トレイ

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JPH10330015A
JPH10330015A JP14125997A JP14125997A JPH10330015A JP H10330015 A JPH10330015 A JP H10330015A JP 14125997 A JP14125997 A JP 14125997A JP 14125997 A JP14125997 A JP 14125997A JP H10330015 A JPH10330015 A JP H10330015A
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JP
Japan
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paper
stopper
sheet
tray
discharged
Prior art date
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Pending
Application number
JP14125997A
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English (en)
Inventor
Shunji Murai
俊二 村井
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排紙トレイのストッパーが、使用位置と収納
位置との間の途中位置に位置していても、紙づまりを起
こすことがなく、かつ、ストッパーが使用位置に位置す
るときには、印字された用紙を整列状態で、良好に保持
することができる、排紙トレイを提供すること。 【解決手段】 用紙の排出方向において位置調整可能と
されて設けらるストッパー26の、用紙と接触するスト
ッパー面28は、上下方向に延び、下方から上方にいく
に従って徐々に傾斜が大きくなるような、弓形形状を有
し、かつ排出された用紙に抵抗を付与する摩擦面37を
備えている。途中位置では、用紙は、弓形形状のストッ
パー面28に沿って良好に排出され、また、正常な使用
位置では、摩擦面37からの抵抗によりストッパー面2
8を上ぼりきれずに、ストッパー面28上で保持され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排紙トレイ、詳し
くは、プリンタなどの記録装置に取付けられ、印字され
た用紙を保持するために用いられる排紙トレイに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタなどの記録装置に
は、用紙を印字する印字部より排出される、印字された
用紙を保持するための排紙トレイが取付けられている。
この種の排出トレイとしては、たとえば、図5に示すよ
うに、固定トレイ1と、可動トレイ2とを備え、用紙の
排出方向(図5における矢印4で示す方向。)におい
て、可動トレイ2を固定トレイ1に対してスライド自在
とし、使用するときには、可動トレイ2を引き出して、
仮想線で示すような使用位置の状態とし、一方、使用し
ないときには、図には示していないが、引き出した方向
と逆の方向に押動して収納位置に位置させることにより
収納できる、収納式のものがよく知られている。
【0003】また、印字された用紙は、記録装置に設け
られた排出ローラ3により、強制的に排出され、排紙ト
レイ上に落下するが、勢いよく排出された用紙が、排紙
トレイの先端側から落ちないようにするために、可動ト
レイ2の先端部には、ストッパー5が、可動トレイ2に
対して垂直状に設けられている。そして、このストッパ
ー5に、排出された用紙の先端部を当接させることによ
り、排紙トレイ上で、排出された用紙を整列状態(図5
における仮想線6で示す状態)で保持できるようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような収
納式の排紙トレイにおいては、使用するときに、可動ト
レイ2を正常な使用位置にまで引き出していないと、紙
づまりを生ずることがある。すなわち、図5の実線で示
す可動トレイ2は、使用位置と収納位置との間の途中位
置に位置した状態にあり、このような状態においては、
印字された用紙7が排出される場合には、排出ローラ3
で排出される途中で、用紙7の先端部がすでにストッパ
ー5に当接してしまい、用紙7の先端部がそれ以上排出
方向に移動することができない一方で、排出ローラ3の
その後の駆動により、用紙7の後端部は、排出方向に送
り出されるので、用紙7は、圧縮されるようになり、図
5に示したような紙づまりの状態を生じるのである。
【0005】本発明の目的は、上記した問題点を解決す
るためになされたものであり、排紙トレイのストッパー
が、使用位置と収納位置との間の途中位置に位置してい
ても、紙づまりを起こすことがなく、かつ、ストッパー
が使用位置に位置するときには、印字された用紙を整列
状態で、良好に保持することができる、排紙トレイを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、記録装置から排出される
用紙を受ける排紙トレイであって、排出された用紙の先
端部に接触するストッパーが、用紙の排出方向において
位置調整可能とされて設けられており、前記ストッパー
の、用紙と接触するストッパー面は、上下方向に延び、
下方から上方にいくに従って徐々に傾斜が大きくなるよ
うな、弓形形状を有し、かつ排出された用紙に抵抗を付
与する摩擦面を備えていることを特徴としている。
【0007】このような構成によれば、ストッパーが、
用紙の排出方向において、使用位置と収納位置との間の
途中位置に位置したとしても、用紙の先端部が接触する
ストッパー面が、弓形形状に形成されているので、用紙
の先端部は、ストッパー面に沿って排出方向に移動し、
用紙は、このストッパーを乗り越えることができる。そ
のため、紙づまりを生ずることはない。一方、ストッパ
ーが正常な使用位置に位置されるときには、排出された
用紙の先端部には、摩擦面からの摩擦抵抗が与えられる
ので、そのため、用紙の排出方向への移動が抑制され
る。さらに、排出された用紙が、上下方向に延びるスト
ッパー面上を上ろうとしても、このストッパー面は、下
方から上方にいくに従って徐々に傾斜が大きくなってい
るので、摩擦面からの抵抗を受けている用紙の先端部
は、傾斜の大きくなるストッパー面を上ぼりきれずに、
ストッパー面上で止まるのである。したがって、排紙ト
レイ上において、排出される用紙を、整列状態で良好に
保持することができる。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記摩擦面は、排出される用紙
に、排出されるための駆動力が加わっているときには、
用紙が摩擦面上で滑ることができる摩擦抵抗を有してい
ることを特徴としている。摩擦面の摩擦抵抗があまりに
大きいと、ストッパーが途中位置に位置したときに、排
出される用紙が、ストッパー面に沿って排出方向へ移動
することを阻害するおそれがある。そのため、排出され
る用紙に、排出されるための駆動力が加わっているとき
には、用紙が摩擦面上で滑ることができるような摩擦抵
抗を摩擦面に付与することにより、途中位置において
の、用紙の排出方向への良好な移動を確保して、紙づま
りを有効に防止するものである。
【0009】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明において、前記摩擦面は、排出さ
れる用紙の積層方向に延びるシート状部材に形成されて
いることを特徴としている。摩擦面を、排出される用紙
の積層方向に延びるシート状部材として形成することに
より、順次排出される用紙が、排紙トレイ上に積層され
ていっても、摩擦面は、これら積層される用紙により、
その表面全体を塞がれることはなく、常に有効に機能す
ることができ、したがって、排紙トレイ上において、排
出される用紙を、より一層良好に整列状態で保持するこ
とができる。
【0010】また、請求項4に記載の発明は、請求項4
に記載の発明において、前記シート状部材は、シリコー
ンゴムによって構成されていることを特徴としている。
シート状部材をシリコーンゴムで形成することにより、
排出される用紙に適度の摩擦抵抗を付与することができ
る。しかも、シリコーンゴムは、入手しやすいため、比
較的低コストでこのような効果を実現することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の排紙トレイを具
体化した一実施形態の要部を示す側面の断面図である。
また、図2は、図1における排紙トレイのサブホルダー
およびストッパーを示す上面図である。これら図1およ
び図2を用いて本発明の排紙トレイの一実施形態を説明
する。
【0012】図1および図2に示す排紙トレイ11は、
記録装置12に取付けられ、記録装置12から排出され
る印字された用紙を受け取って保持するために使用され
るものである。印字ヘッドやプラテンローラなどを備え
る記録装置12の印字部(図示せず。)で印字された用
紙は、印字部の下流側に配置され、2つのローラを有す
る排出ローラ13に送られる。そして、排出ローラ13
の回転により、印字された用紙は、矢印14の方向に、
勢いよく排出される。排紙トレイ11は、排出ローラ1
3から排出された用紙を受け取るために、排出ローラ1
3の下方であって、記録装置12の下部に配置されてい
る。
【0013】この排紙トレイ11は、樹脂からなる平板
状の、固定トレイ15と、可動トレイ16とを備えてお
り、固定トレイ15の後端部は、記録装置12の後部側
に支持されており、可動トレイ16は、固定トレイ15
の下面と可動トレイ16の上面とが対向するような状態
で支持されている。そして、固定トレイ15と可動トレ
イ16とは、用紙の排出方向(図1における矢印14で
示す方向。)において、可動トレイ16を固定トレイ1
5に対してスライド自在に連結されている。可動トレイ
16における後部上面には、係合突起17が設けられて
おり、一方、固定トレイ15における下面の後端部と先
端部とには、係合突起17に係合する後端係止片18と
先端係止片19とがそれぞれ設けられている。そして、
可動トレイ16の係合突起17を固定トレイ15の後端
係止片18に係止させることにより、可動トレイ16
は、図1における仮想線で示すように、固定トレイ15
の下方において、固定トレイ15に重合状に収納される
収納位置で保持される。一方、可動トレイ16の係合突
起17を固定トレイ15の先端係止片19に係止させる
ことにより、可動トレイ16は、図1における実線で示
すように、固定トレイ15の先方において、その上面を
露出させる使用位置で保持される。
【0014】また、固定トレイ15の後部上面には、排
出された用紙20を受けとって、良好な姿勢で保持でき
るように、後側支持部15Aを設けている。そして、可
動トレイ16の先端部には、排出された用紙20を可動
トレイ16とともに保持するサブホルダー21が取付け
られている。このサブホルダー21は、図2に示すよう
に、概略波形の杆状部材からなり、その両端部22およ
び23が、可動トレイ16の先端部において揺動可能に
支持されている。また、図1に示すように、可動トレイ
16の上面には、サブホルダー21を収納できる凹部2
4が形成されており、サブホルダー21は、可動トレイ
16の凹部24に格納される格納位置と、可動トレイ1
6の先方に延びて、用紙20を保持する展開位置との間
を、図1における矢印25方向において揺動されるよう
にしている。なお、図1においては、サブホルダー21
は、展開位置に位置している。
【0015】そして、排紙トレイ11を使用するときに
は、固定トレイ15の下方に収納されている可動トレイ
16を、実線で示す使用位置に引き出して、可動トレイ
16の係合突起17を固定トレイ15の先端係止片19
に係止させることにより、使用位置において位置固定
し、可動トレイ16の凹部24に格納されているサブホ
ルダー21を展開位置に揺動させるのである。また、こ
の状態において、固定トレイ15の後端部からサブホル
ダー21の先端部までの長さは、順次排出される用紙を
仮想線40で示すような、整列状態として保持するため
に、排出される用紙20の長さとほぼ一致させておくよ
うにされている。一方、排紙トレイ11を収納するとき
には、展開位置にあるサブホルダー21を格納位置に揺
動させて、サブホルダー21を可動トレイ16の凹部2
4内に格納したのち、使用位置にある可動トレイ16
を、固定トレイ15側に押動して、仮想線で示す収納位
置に位置させて、可動トレイ16の係合突起17を固定
トレイ15の後端係止片18に係止させることにより、
収納位置において位置固定するのである。
【0016】そして、このように構成された排紙トレイ
11において、本実施形態では、サブホルダー21の先
端部に、ストッパー26が設けられている。このストッ
パー26は、排出ローラ13から、矢印14で示す方向
に向かって勢いよく排出された用紙20が、排紙トレイ
11の先端側、つまり、サブホルダー21の先端側から
落ちないようにするためのものである。
【0017】このストッパー26は、樹脂からなり、図
2に示すように、平面視略矩形状であって、幅方向中央
部から所定間隔を隔てた両側の位置に、ストッパー26
の後端部から先端部に向かう2つの溝33および34が
形成されており、この溝33および34の縁部に、サブ
ホルダー21へ取付けるための取付片29および30が
それぞれ設けられるとともに、ストッパー26の両側端
部には、それぞれ段部35および36が形成され、この
段部35および36の縁部にも、サブホルダー21へ取
付けるための取付片31および32がそれぞれ設けられ
ている。そして、これら取付片29、30、31および
32を介して、ストッパー26をサブホルダー21の先
端部に脱着自在に取付けている。そして、図3に示され
るように、ストッパー26の取付片31および32に形
成された溝がサブホルダー21の前端部に嵌合される。
【0018】また、このストッパー26の上面は、排紙
された用紙20と接触させるためのストッパー面28と
して形成されており、図1に示すように、ストッパー2
6は、ストッパー面28が、上下方向に延びるような状
態で、サブホルダー21に取付けられている。そして、
ストッパー面28は、この状態において、下方から上方
にいくに従って徐々に傾斜が大きくなるような、弓形形
状を有している。
【0019】また、ストッパー面28の、幅方向中央部
には、用紙の排出方向に延びる平面視矩形状の摩擦面3
7が設けられている。この摩擦面37は、排出された用
紙20に抵抗を付与するためのもので、排出される用紙
が、排出ローラ13からの排出途中にあり、用紙に排出
ローラ13からの駆動力が加わっているときには、用紙
が摩擦面37上で滑ることができるような摩擦抵抗を有
している。より具体的には、排紙トレイ11に順次排出
される用紙が積層される積層方向に延びる、シート状部
材として成形されており、シリコーンゴムにより構成さ
れている。
【0020】このようにして設けられたストッパー26
の作用について、図1および図4を用いて説明する。図
1における実線で示した可動トレイ16は、前述したよ
うに、使用位置に位置している状態を示すものであっ
て、図4における可動トレイ16は、収納位置と使用位
置との間の途中位置に位置している状態を示すものであ
る。図4において、可動トレイ16が途中位置に位置し
ているときには、排出ローラ13からストッパー26ま
での距離は、排出される用紙38の長さよりも短いの
で、この用紙38の先端部は、用紙38の後端部にいま
だ排出ローラ13からの駆動力が加わっている状態にお
いて、ストッパー面28に到達する。しかし、ストッパ
ー面28は、弓形形状に形成されているので、用紙28
の先端部は、ストッパー面28に沿って良好に排出方向
に案内され、排出ローラ13からの駆動力が加わってい
る用紙38は、矢印39の方向に向かい、ストッパー2
6を乗り越えることができる。そのため、紙づまりを生
ずることはない。また、この場合において、摩擦面37
は、用紙38に排出ローラ13からの駆動力が加わって
いるときには、用紙38が摩擦面37上で滑ることがで
きるような摩擦抵抗を有しているので、駆動力のかかる
用紙38の排出方向への移動が阻害されることなく、用
紙38の排出方向への良好な移動を確保でき、紙づまり
を有効に防止している。
【0021】一方、図1に示すように、ストッパー26
が正常な使用位置に位置されるときには、排出された用
紙20の先端部がストッパー面28に到達するときに
は、排出ローラ13からの駆動力は加わっておらず、用
紙20は、排出ローラ13から排出された勢いのみで、
ストッパー面28に接触する。そして、ストッパー面2
8に接触した用紙20には、摩擦面37からの摩擦抵抗
が与えられるので、そのため、用紙20の排出方向への
移動が抑制される。また、排出された用紙20が、上下
方向に延びるストッパー面28上を上ろうとしても、こ
のストッパー面28は、下方から上方にいくに従って徐
々に傾斜が大きくなっており、摩擦面37からの抵抗を
受けている用紙20の先端部は、傾斜の大きくなるスト
ッパー面28を上ぼることができず、ストッパー面28
上で止まるのである。この場合に、摩擦面37は、排出
される用紙の積層方向に延びるシート状部材として形成
されているため、順次排出される用紙が、排紙トレイ1
1上に積層されていっても、摩擦面37は、これら積層
される用紙により、その表面全体を塞がれることはな
く、常に有効に機能することができ、したがって、排紙
トレイ11上において、順次排出される用紙は、図1に
おける仮想線40で示すような、整列状態で良好に保持
することができる。また、このシート状部材をシリコー
ンゴムで構成することにより、排出される用紙に上述し
た適度の摩擦抵抗を付与することができ、しかも、シリ
コーンゴムは、入手しやすいため、比較的低コストでこ
のような効果を実現することができる。
【0022】以上述べたように、排紙トレイ11に、本
実施形態のようなストッパー26を取付けることによ
り、使用者が不用意に可動トレイ16を引き出し、ある
いは、収納しようとして、可動トレイ16を収納位置と
使用位置との間の途中位置に位置させたときにも、紙づ
まりを起こすことがなく、良好に用紙を排出させること
ができ、また、可動トレイ16を正常な使用位置に位置
させたときには、印字された用紙を整列状態で、良好に
保持することができるのである。
【0023】なお、本実施形態では、摩擦面37は、ス
トッパー面28の一部に設けたが、全体に設けてもよ
く、また、シリコーンゴムに限らず、用紙に上述のよう
な抵抗を付与するものであれば、何れの材質のものでも
使用でき、また、形状的に抵抗を付与するような構成に
してもよい。また、本実施形態では、ストッパー26を
サブホルダー21に取付けたが、可動トレイ16に、直
接取付けるようにしてもよい。
【0024】さらに、本実施形態では、固定トレイ15
に対し可動トレイ16がスライドする収納式の排紙トレ
イ11について説明したが、これに限らず、ストッパー
が用紙の排出方向において、位置調整可能なタイプのも
のであれば、何れにも適用でき、たとえば、排紙トレイ
が長さ調整可能となっておらず、ストッパーのみが排紙
トレイ上において、移動可能となっているものにも適用
できる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、ストッパーが、用紙の排出方向において、使用位
置と収納位置との間の途中位置に位置したとしても、用
紙の先端部が接触するストッパー面が、弓形形状に形成
されているので、用紙の先端部は、ストッパー面に沿っ
て排出方向に移動し、用紙は、このストッパーを乗り越
えることができる。そのため、紙づまりを生ずることは
ない。一方、ストッパーが正常な使用位置に位置される
ときには、排出された用紙の先端部には、摩擦面からの
摩擦抵抗が与えられるので、そのため、用紙の排出方向
への移動が抑制される。さらに、排出された用紙が、上
下方向に延びるストッパー面上を上ろうとしても、この
ストッパー面は、下方から上方にいくに従って徐々に傾
斜が大きくなっているので、摩擦面からの抵抗を受けて
いる用紙の先端部は、傾斜の大きくなるストッパー面を
上ぼりきれずに、ストッパー面上で止まる。したがっ
て、排紙トレイ上において、排出される用紙を、整列状
態で良好に保持することができる。
【0026】また、請求項2に記載の発明によれば、排
出される用紙に、排出されるための駆動力が加わってい
るときには、用紙が摩擦面上で滑ることができるような
摩擦抵抗を摩擦面に付与することにより、途中位置にお
いての、用紙の排出方向への良好な移動が確保でき、紙
づまりを有効に防止できる。また、請求項3に記載の発
明によれば、摩擦面を、排出される用紙の積層方向に延
びるシート状部材として形成することにより、順次排出
される用紙が、排紙トレイ上に積層されていっても、摩
擦面は、これら積層される用紙により、その表面全体を
塞がれることはなく、常に有効に機能することができ、
したがって、排紙トレイ上において、排出される用紙
を、より一層良好に整列状態で保持することができる。
【0027】また、請求項4に記載の発明によれば、シ
ート状部材をシリコーンゴムで形成することにより、排
出される用紙に適度の摩擦抵抗を付与することができ、
しかも、シリコーンゴムは、入手しやすいため、比較的
低コストでこのような効果を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排紙トレイを具体化した一実施形態の
断面図である。
【図2】図1における排紙トレイのサブホルダーおよび
ストッパーの上面図である。
【図3】ストッパーのサブホルダーへの取付けを示す要
部側面図である。
【図4】可動トレイが、途中位置に位置した状態を示
す、図1に対応する図である。
【図5】図1に対応する従来例を示す図である。
【符号の説明】
11 排紙トレイ 12 記録装置 20,38 用紙 26 ストッパー 28 ストッパー面 37 摩擦面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録装置から排出される用紙を受ける排
    紙トレイであって、排出された用紙の先端部に接触する
    ストッパーが、用紙の排出方向において位置調整可能と
    されて設けられており、 前記ストッパーの、用紙と接触するストッパー面は、上
    下方向に延び、下方から上方にいくに従って徐々に傾斜
    が大きくなるような、弓形形状を有し、かつ排出された
    用紙に抵抗を付与する摩擦面を備えていることを特徴と
    する、排紙トレイ。
  2. 【請求項2】 前記摩擦面は、排出される用紙に、排出
    されるための駆動力が加わっているときには、用紙が摩
    擦面上で滑ることができる摩擦抵抗を有している、請求
    項1に記載の排紙トレイ。
  3. 【請求項3】 前記摩擦面は、排出される用紙の積層方
    向に延びるシート状部材に形成されている、請求項1ま
    たは2に記載の排紙トレイ。
  4. 【請求項4】 前記シート状部材は、シリコーンゴムに
    よって構成されている、請求項3に記載の排紙トレイ。
JP14125997A 1997-05-30 1997-05-30 排紙トレイ Pending JPH10330015A (ja)

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JP (1) JPH10330015A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7099618B2 (en) 2002-10-01 2006-08-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Paper discharge tray
JP2009083992A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Brother Ind Ltd シート搬送装置、及び画像記録装置

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