JPH10329151A - 表皮一体発泡成形品の型成形方法 - Google Patents
表皮一体発泡成形品の型成形方法Info
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- JPH10329151A JPH10329151A JP9157460A JP15746097A JPH10329151A JP H10329151 A JPH10329151 A JP H10329151A JP 9157460 A JP9157460 A JP 9157460A JP 15746097 A JP15746097 A JP 15746097A JP H10329151 A JPH10329151 A JP H10329151A
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 表皮を所定のネガアール形状に部分的に窪ま
せ保形させて型内に簡単に位置決め挿置し、成形品のネ
ガアール形状に窪む面形状を正確に付形する。 【解決手段】表皮Ｈのネガアール形状に窪ませた面形状
に相応する曲面形状を有し、且つ、相対側の透視可能な
材質の合成樹脂で形成した保形プレート３を備え、表皮
Ｈを成形型の型内に組み付ける際、その表皮Ｈのネガア
ール形状に窪ませた表皮面Ｒを透視しながら保形プレー
ト３の曲面にあてがって所定の面形状に保つ。
せ保形させて型内に簡単に位置決め挿置し、成形品のネ
ガアール形状に窪む面形状を正確に付形する。 【解決手段】表皮Ｈのネガアール形状に窪ませた面形状
に相応する曲面形状を有し、且つ、相対側の透視可能な
材質の合成樹脂で形成した保形プレート３を備え、表皮
Ｈを成形型の型内に組み付ける際、その表皮Ｈのネガア
ール形状に窪ませた表皮面Ｒを透視しながら保形プレー
ト３の曲面にあてがって所定の面形状に保つ。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両装備用シート
のヘッドレスト等を表皮一体発泡成形品として製造する
のに用いられる表皮一体発泡成形品の成形型に関するも
のである。
のヘッドレスト等を表皮一体発泡成形品として製造する
のに用いられる表皮一体発泡成形品の成形型に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、車両装備用シートのヘッドレス
トを例示すると、外観的な要請から、図６で示すように
ヘッドレストステーｔ1 ，ｔ2 が突出する底部面Ｒを前
後方向のネガアール形状に窪ませて付形形成するものが
ある。
トを例示すると、外観的な要請から、図６で示すように
ヘッドレストステーｔ1 ，ｔ2 が突出する底部面Ｒを前
後方向のネガアール形状に窪ませて付形形成するものが
ある。
【０００３】そのヘッドレストを表皮一体発泡成形品と
して型成形する場合、図７で示すようにヘッドレストス
テーｔ1 ，ｔ2 を外部に突出させてヘッドレストフレー
ムを中空立体形に縫製された表皮Ｈ（以下、「ヘッドレ
ストカバー」という。）の内部に予め組み付けた後、ヘ
ッドレストステーｔ1 ，ｔ2 が突出する底部面Ｒを上側
に向けてヘッドレストカバーＨを下型Ｗ1 の型内に挿置
すると共に、その底部面Ｒのネガアール形状に相応する
曲面形の型内面を有する上型Ｗ2 をヘッドレストカバー
Ｈの底部面に被せるようヒンジ等で回転させて型締め
し、発泡樹脂をヘッドレストカバーＨの内部に充填する
ことにより、クッション層（以下、「クッションパッ
ド」という。）をヘッドレストカバーＨの内部に発泡成
形することが行われている。
して型成形する場合、図７で示すようにヘッドレストス
テーｔ1 ，ｔ2 を外部に突出させてヘッドレストフレー
ムを中空立体形に縫製された表皮Ｈ（以下、「ヘッドレ
ストカバー」という。）の内部に予め組み付けた後、ヘ
ッドレストステーｔ1 ，ｔ2 が突出する底部面Ｒを上側
に向けてヘッドレストカバーＨを下型Ｗ1 の型内に挿置
すると共に、その底部面Ｒのネガアール形状に相応する
曲面形の型内面を有する上型Ｗ2 をヘッドレストカバー
Ｈの底部面に被せるようヒンジ等で回転させて型締め
し、発泡樹脂をヘッドレストカバーＨの内部に充填する
ことにより、クッション層（以下、「クッションパッ
ド」という。）をヘッドレストカバーＨの内部に発泡成
形することが行われている。
【０００３】このヘッドレスト製造用の成形型において
は、底部面Ｒのネガアール形状を発泡樹脂の発泡圧と共
に上型Ｗ2 の型内面で形状出しするものである。然し、
その成形型では、上型Ｗ2 を閉じる際に、ヘッドレスト
カバーＨの前後縁側が型内面で押されることにより皺等
をヘッドレストカバーＨの底部面Ｒに入れ易い。この成
形型では皺等が上型Ｗ2 を閉めるのに伴って生ずるた
め、ヘッドレストカバーＨの底部面を所望通りネガアー
ル形状に正確に追従させるのは難しく、また、予め内部
を見て修正することもできないから、不良品を多く発生
する原因となっている。
は、底部面Ｒのネガアール形状を発泡樹脂の発泡圧と共
に上型Ｗ2 の型内面で形状出しするものである。然し、
その成形型では、上型Ｗ2 を閉じる際に、ヘッドレスト
カバーＨの前後縁側が型内面で押されることにより皺等
をヘッドレストカバーＨの底部面Ｒに入れ易い。この成
形型では皺等が上型Ｗ2 を閉めるのに伴って生ずるた
め、ヘッドレストカバーＨの底部面を所望通りネガアー
ル形状に正確に追従させるのは難しく、また、予め内部
を見て修正することもできないから、不良品を多く発生
する原因となっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、表皮を所定
のネガアール形状に部分的に窪ませ保形させて型内に簡
単に位置決め挿置でき、成形品のネガアール形状に窪む
面形状を正確に付形形成可能な表皮一体発泡成形品の型
成形方法を提供することを目的とする。
のネガアール形状に部分的に窪ませ保形させて型内に簡
単に位置決め挿置でき、成形品のネガアール形状に窪む
面形状を正確に付形形成可能な表皮一体発泡成形品の型
成形方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
表皮一体発泡成形品の型成形方法においては、表皮を所
定のネガアール形状に部分的に窪ませて中空立体形に形
成し、その表皮の内部に発泡樹脂を充填させてクッショ
ン層を表皮の内部に一体に発泡成形し、所定のネガアー
ル状に窪む面形状を有する成形品を成形型で付形形成す
るべく、表皮のネガアール形状に窪ませた面形状に相応
する曲面形状を有し、且つ、相対側の透視可能な材質の
合成樹脂で形成した保形プレートを備え、表皮を成形型
の型内に組み付ける際、その表皮のネガアール形状に窪
ませた表皮面を透視しながら保形プレートの曲面にあて
がって所定の面形状に保つと共に、この表皮を保形プレ
ートと共に成形型の型内に組み付けてクッション層を当
該表皮の内部に一体に発泡成形するようにされている。
表皮一体発泡成形品の型成形方法においては、表皮を所
定のネガアール形状に部分的に窪ませて中空立体形に形
成し、その表皮の内部に発泡樹脂を充填させてクッショ
ン層を表皮の内部に一体に発泡成形し、所定のネガアー
ル状に窪む面形状を有する成形品を成形型で付形形成す
るべく、表皮のネガアール形状に窪ませた面形状に相応
する曲面形状を有し、且つ、相対側の透視可能な材質の
合成樹脂で形成した保形プレートを備え、表皮を成形型
の型内に組み付ける際、その表皮のネガアール形状に窪
ませた表皮面を透視しながら保形プレートの曲面にあて
がって所定の面形状に保つと共に、この表皮を保形プレ
ートと共に成形型の型内に組み付けてクッション層を当
該表皮の内部に一体に発泡成形するようにされている。
【０００６】本発明の請求項２に係る表皮一体発泡成形
品の型成形方法においては、表皮のネガアール形状に窪
ませた表皮面の端縁に相応する長孔と、表皮のあてがい
側と反対側に開孔する長孔の孔縁に沿って起立する止め
ピンとを板面の両端寄りに設けた保形プレートを備え、
表皮には掛止めフイルムを該長孔と相応する表皮面の両
端縁に予め取り付けると共に、各掛止めフィルムの端末
を長孔の孔内より止めピンに止着し、表皮のネガアール
形状に窪ませた表皮面を該掛止めフイルムで保形プレー
トの曲面にあてがって所定の面形状に保つようにされて
いる。
品の型成形方法においては、表皮のネガアール形状に窪
ませた表皮面の端縁に相応する長孔と、表皮のあてがい
側と反対側に開孔する長孔の孔縁に沿って起立する止め
ピンとを板面の両端寄りに設けた保形プレートを備え、
表皮には掛止めフイルムを該長孔と相応する表皮面の両
端縁に予め取り付けると共に、各掛止めフィルムの端末
を長孔の孔内より止めピンに止着し、表皮のネガアール
形状に窪ませた表皮面を該掛止めフイルムで保形プレー
トの曲面にあてがって所定の面形状に保つようにされて
いる。
【０００７】本発明の請求項３に係る表皮一体発泡成形
品の型成形方法においては、食込み歯を孔片縁より孔内
に突出させてスリットを板面の両端寄りに設けた保形プ
レートを備え、表皮のネガアール形状に窪ませた表皮面
の両端縁をスリットの孔内に食込み歯で挟込み支持し、
該表皮のネガアール形状に窪ませた表皮面を食込み歯で
保形プレートの曲面にあてがって所定の面形状に保つよ
うにされている。
品の型成形方法においては、食込み歯を孔片縁より孔内
に突出させてスリットを板面の両端寄りに設けた保形プ
レートを備え、表皮のネガアール形状に窪ませた表皮面
の両端縁をスリットの孔内に食込み歯で挟込み支持し、
該表皮のネガアール形状に窪ませた表皮面を食込み歯で
保形プレートの曲面にあてがって所定の面形状に保つよ
うにされている。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して説明す
ると、図示実施の形態は車両シート用のヘッドレストを
表皮一体発泡成形品として製造するのに用いられる成形
型を示す。その成形型は、図１で示すように底部面Ｒを
上側に向けてヘッドレストカバーＨを挿置する下型１
と、この下型１の上側に組み合わせて型締めされる上型
２と、ヘッドレストカバーＨの底部面Ｒにあてがい配置
される保形プレート３とを備えて構成されている。
ると、図示実施の形態は車両シート用のヘッドレストを
表皮一体発泡成形品として製造するのに用いられる成形
型を示す。その成形型は、図１で示すように底部面Ｒを
上側に向けてヘッドレストカバーＨを挿置する下型１
と、この下型１の上側に組み合わせて型締めされる上型
２と、ヘッドレストカバーＨの底部面Ｒにあてがい配置
される保形プレート３とを備えて構成されている。
【０００９】ヘッドレストカバーＨは全体が中空立体形
を呈するよう縫製され、底部面Ｒは所望のネガアール形
状に相応させて前後方向で窪むよう縫製されている。そ
の底部面Ｒにはヘッドレストフレーム（図示せず）を内
部に組み付けるのに用いられる横長なスリット状の開口
部Ｓが横幅方向に亘るよう設けられ、また、ヘッドレス
トステーｔ1 ，ｔ2 を外部に突出するステー挿通孔ａ
1 ，ａ2 と、発泡樹脂を内部に充填する樹脂注入ノズル
の差込み穴ｂとが設けられている。
を呈するよう縫製され、底部面Ｒは所望のネガアール形
状に相応させて前後方向で窪むよう縫製されている。そ
の底部面Ｒにはヘッドレストフレーム（図示せず）を内
部に組み付けるのに用いられる横長なスリット状の開口
部Ｓが横幅方向に亘るよう設けられ、また、ヘッドレス
トステーｔ1 ，ｔ2 を外部に突出するステー挿通孔ａ
1 ，ａ2 と、発泡樹脂を内部に充填する樹脂注入ノズル
の差込み穴ｂとが設けられている。
【００１０】下型１は、所定の中空立体形に縫製された
ヘッドレストカバーＨを内部に組付け挿置可能なキャビ
ティ空間１ａを有する。この下型１には保形プレート３
をヘッドレストカバーＨと共に型内に組み付けるべく、
保形プレート３を嵌込み載置可能な段部１ｂがキャビテ
ィ空間１ａの上部縁回りに設けられている。
ヘッドレストカバーＨを内部に組付け挿置可能なキャビ
ティ空間１ａを有する。この下型１には保形プレート３
をヘッドレストカバーＨと共に型内に組み付けるべく、
保形プレート３を嵌込み載置可能な段部１ｂがキャビテ
ィ空間１ａの上部縁回りに設けられている。
【００１１】上型２は、ヘッドレストカバーＨの底部面
Ｒより突出するヘッドレストステーｔ1 ，ｔ2 の各軸線
を挿通支持する軸受け穴２ａ，２ｂを板面に備え、その
軸受け穴２ａ，２ｂの穴位置より型面を分離できるよう
二つの上型部に分割形成されている。各上型部は外端側
をヒンジ（図示せず）で下型１と連結することにより開
閉自在に取り付けられ、クランプ機構（図示せず）を備
えて下型１と型締め可能に組み立てられている。また、
この上型部のいずれかには樹脂注入ノズルの挿通穴（図
示せず）が型面に設けられている。
Ｒより突出するヘッドレストステーｔ1 ，ｔ2 の各軸線
を挿通支持する軸受け穴２ａ，２ｂを板面に備え、その
軸受け穴２ａ，２ｂの穴位置より型面を分離できるよう
二つの上型部に分割形成されている。各上型部は外端側
をヒンジ（図示せず）で下型１と連結することにより開
閉自在に取り付けられ、クランプ機構（図示せず）を備
えて下型１と型締め可能に組み立てられている。また、
この上型部のいずれかには樹脂注入ノズルの挿通穴（図
示せず）が型面に設けられている。
【００１２】保形プレート３は、所定のネガアール形状
に窪ませ付形するヘッドレストの底部面，即ち、ヘッド
レストカバーＨのネガアール形状に縫製された底部面Ｒ
の面形状に相応した曲面形状を有するよう形成されてい
る。その曲面形状は一定厚みの板全体を湾曲させて形成
し、或いは後述するようにヘッドレストＨの底部面Ｒを
あてがう面のみを***湾曲することにより形状付けする
ことができる。この保形プレート３は通常の透明乃至は
半透明で相対側の透視可能な材質の合成樹脂を用いて形
成され、板面にはヘッドレストステーｔ1 ，ｔ2 の挿通
穴３ａ，３ｂ並びに樹脂注入ノズルの差込み穴３ｃが設
けられている。
に窪ませ付形するヘッドレストの底部面，即ち、ヘッド
レストカバーＨのネガアール形状に縫製された底部面Ｒ
の面形状に相応した曲面形状を有するよう形成されてい
る。その曲面形状は一定厚みの板全体を湾曲させて形成
し、或いは後述するようにヘッドレストＨの底部面Ｒを
あてがう面のみを***湾曲することにより形状付けする
ことができる。この保形プレート３は通常の透明乃至は
半透明で相対側の透視可能な材質の合成樹脂を用いて形
成され、板面にはヘッドレストステーｔ1 ，ｔ2 の挿通
穴３ａ，３ｂ並びに樹脂注入ノズルの差込み穴３ｃが設
けられている。
【００１３】そのヘッドレスト製造用の成形型を用いて
は、まず、ヘッドレストステーｔ1，ｔ2 をステー挿通
孔ａ1 ，ａ2 より外部に突出させてヘッドレストフレー
ムをヘッドレストカバーＨに組み付けた後、ヘッドレス
トステーｔ1 ，ｔ2 を保形プレート３の挿通穴３ａ，３
ｂに差し込んでヘットレストカバーＨを保形プレート３
に組み付ける。この際に、ヘッドレストカバーＨの底部
面Ｒを保形プレート３の曲面形状に合わせながら保形プ
レート３の板面にあてがう。
は、まず、ヘッドレストステーｔ1，ｔ2 をステー挿通
孔ａ1 ，ａ2 より外部に突出させてヘッドレストフレー
ムをヘッドレストカバーＨに組み付けた後、ヘッドレス
トステーｔ1 ，ｔ2 を保形プレート３の挿通穴３ａ，３
ｂに差し込んでヘットレストカバーＨを保形プレート３
に組み付ける。この際に、ヘッドレストカバーＨの底部
面Ｒを保形プレート３の曲面形状に合わせながら保形プ
レート３の板面にあてがう。
【００１４】そのヘッドレストカバーＨの底部面Ｒと保
形プレート３の曲面との面合せは保形プレート３が相対
側の透視可能な材質のもので形成されているから、ヘッ
ドレストカバーＨの底部面Ｒを保形プレート３より透視
しながら行え、所定のネガアール形状に保つよう手間を
掛けないで確実に行うことができる。また、その面合せ
後はヘッドレストカバーＨがヘッドレストステーｔ1 ，
ｔ2 で保形プレート３に位置決め保持されているから形
状崩れが生ずるのを抑えられる。
形プレート３の曲面との面合せは保形プレート３が相対
側の透視可能な材質のもので形成されているから、ヘッ
ドレストカバーＨの底部面Ｒを保形プレート３より透視
しながら行え、所定のネガアール形状に保つよう手間を
掛けないで確実に行うことができる。また、その面合せ
後はヘッドレストカバーＨがヘッドレストステーｔ1 ，
ｔ2 で保形プレート３に位置決め保持されているから形
状崩れが生ずるのを抑えられる。
【００１５】そのヘッドレストカバーＨは下型１のキャ
ビティ空間１ａに挿置すると共に、保形プレート３を下
型１の段部１ｂに嵌込み載置することにより保形プレー
ト３と共に下型１に組み付ける。また、この下型１には
上型２の二つに分離された各上型部の型毎に被せ、ヘッ
ドレストステーｔ1 ，ｔ2 を軸受け穴２ａ，２ｂで挿通
支持させて型締めする。その型締め状態でも、ヘッドレ
ストカバーＨの底部面Ｒが所定のネガアール形状に相応
させて保形プレート３で位置決め保持されているから形
崩れは生じない。
ビティ空間１ａに挿置すると共に、保形プレート３を下
型１の段部１ｂに嵌込み載置することにより保形プレー
ト３と共に下型１に組み付ける。また、この下型１には
上型２の二つに分離された各上型部の型毎に被せ、ヘッ
ドレストステーｔ1 ，ｔ2 を軸受け穴２ａ，２ｂで挿通
支持させて型締めする。その型締め状態でも、ヘッドレ
ストカバーＨの底部面Ｒが所定のネガアール形状に相応
させて保形プレート３で位置決め保持されているから形
崩れは生じない。
【００１６】そのヘッドレストカバーＨを型内に組み付
けた後、発泡樹脂をヘッドレストカバーＨの内部に充填
することにより、クッションパッドを発泡成形する。こ
の発泡樹脂の発泡成形に伴っては、発泡樹脂がヘッドレ
ストカバーＨの底部面Ｒを保形プレート３の曲面に発泡
圧で内側から押圧することにより、ヘッドレストの底部
面を製品として所定のネガアール形状に合せて確実に付
形形成することができる。
けた後、発泡樹脂をヘッドレストカバーＨの内部に充填
することにより、クッションパッドを発泡成形する。こ
の発泡樹脂の発泡成形に伴っては、発泡樹脂がヘッドレ
ストカバーＨの底部面Ｒを保形プレート３の曲面に発泡
圧で内側から押圧することにより、ヘッドレストの底部
面を製品として所定のネガアール形状に合せて確実に付
形形成することができる。
【００１７】そのヘッドレストカバーＨの底部面Ｒを保
形プレート３の曲面と更に確実に面合せするべく、図２
で示すようにヘッドレストカバーＨの底部面Ｒの両端縁
に相応する長孔３０（以下、片側のみ図示）と、ヘッド
レストカバーＨの底部面Ｒをあてがう面と反対側に開孔
する長孔３０の孔縁に沿って起立する複数本の止めピン
３１ａ，３１ｂ…とを板面の両端寄りに設けた保形プレ
ート３を備えるようにできる。
形プレート３の曲面と更に確実に面合せするべく、図２
で示すようにヘッドレストカバーＨの底部面Ｒの両端縁
に相応する長孔３０（以下、片側のみ図示）と、ヘッド
レストカバーＨの底部面Ｒをあてがう面と反対側に開孔
する長孔３０の孔縁に沿って起立する複数本の止めピン
３１ａ，３１ｂ…とを板面の両端寄りに設けた保形プレ
ート３を備えるようにできる。
【００１８】その保形プレート３に対し、ヘッドレスト
カバーＨは図３で示すように掛止めフイルムＦを保形プ
レート３の長孔３０と相応する底部面Ｒの両端縁に予め
取り付けると共に、各掛止めフィルムＦの端末を長孔３
０の孔内より止めピン３１ａ，３１ｂ…に止着し、ネガ
アール形状に窪ませ付形する底部面Ｒを掛止めフイルム
Ｆで保形プレート３の曲面にあてがうことにより所定の
面形状に確実に保って保形プレート３に組み付けるよう
にできる。なお、掛止めフィルムＦは事後に切り取り除
去する。
カバーＨは図３で示すように掛止めフイルムＦを保形プ
レート３の長孔３０と相応する底部面Ｒの両端縁に予め
取り付けると共に、各掛止めフィルムＦの端末を長孔３
０の孔内より止めピン３１ａ，３１ｂ…に止着し、ネガ
アール形状に窪ませ付形する底部面Ｒを掛止めフイルム
Ｆで保形プレート３の曲面にあてがうことにより所定の
面形状に確実に保って保形プレート３に組み付けるよう
にできる。なお、掛止めフィルムＦは事後に切り取り除
去する。
【００１９】それに代えて、図４で示すように食込み歯
３２ａ，３２ｂ…を片縁より孔内に突出させて開孔する
スリット３３を板面の両端寄りに設けた保形プレート３
を備えてもよい。
３２ａ，３２ｂ…を片縁より孔内に突出させて開孔する
スリット３３を板面の両端寄りに設けた保形プレート３
を備えてもよい。
【００２０】それでは、図５で示すようなヘッドレスト
カバーＨの底部面Ｒを縫製する両端の縫い合わせ縁Ｙを
スリット３３の孔内に食込み歯３２ａ，３２ｂ…で挟込
み支持することにより、ヘッドレストカバーＨの底部面
Ｒを食込み歯３２ａ，３２ｂ…で保形プレート３の曲面
にあてがって所定の面形状に保つよう上述したと同様に
保形プレート３に組み付けるようにできる。
カバーＨの底部面Ｒを縫製する両端の縫い合わせ縁Ｙを
スリット３３の孔内に食込み歯３２ａ，３２ｂ…で挟込
み支持することにより、ヘッドレストカバーＨの底部面
Ｒを食込み歯３２ａ，３２ｂ…で保形プレート３の曲面
にあてがって所定の面形状に保つよう上述したと同様に
保形プレート３に組み付けるようにできる。
【００２１】上述した実施の形態では車両装備シート用
のヘッドレストを製造する場合に基づいて説明したが、
車両装備用に限らず、表皮一体発泡成形品を製造するの
に広く適用することができる。
のヘッドレストを製造する場合に基づいて説明したが、
車両装備用に限らず、表皮一体発泡成形品を製造するの
に広く適用することができる。
【００２２】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項１に係る表
皮一体発泡成形品の型成形方法に依れば、表皮のネガア
ール形状に窪ませた面形状に相応する曲面形状を有し、
且つ、相対側の透視可能な材質の合成樹脂で形成した保
形プレートを備え、表皮を成形型の型内に組み付ける
際、その表皮のネガアール形状に窪ませた表皮面を透視
しながら保形プレートの曲面にあてがって所定の面形状
に保つことから、表皮の底部面と保形プレートの曲面と
の面合せを保形プレートにより簡単に且つ正確で確実に
行うことができる。
皮一体発泡成形品の型成形方法に依れば、表皮のネガア
ール形状に窪ませた面形状に相応する曲面形状を有し、
且つ、相対側の透視可能な材質の合成樹脂で形成した保
形プレートを備え、表皮を成形型の型内に組み付ける
際、その表皮のネガアール形状に窪ませた表皮面を透視
しながら保形プレートの曲面にあてがって所定の面形状
に保つことから、表皮の底部面と保形プレートの曲面と
の面合せを保形プレートにより簡単に且つ正確で確実に
行うことができる。
【００２３】本発明の請求項２に係る表皮一体発泡成形
品の型成形方法に依れば、掛止めフィルムの端末を長孔
の孔内より止めピンに止着し、ネガアール形状に窪ませ
付形する底部面を掛止めフイルムで保形プレートの曲面
にあてがうことにより表皮を所定の面形状に確実に保っ
て保形プレートに組み付けるようにできる。
品の型成形方法に依れば、掛止めフィルムの端末を長孔
の孔内より止めピンに止着し、ネガアール形状に窪ませ
付形する底部面を掛止めフイルムで保形プレートの曲面
にあてがうことにより表皮を所定の面形状に確実に保っ
て保形プレートに組み付けるようにできる。
【００２４】本発明の請求項３に係る表皮一体発泡成形
品の型成形方法に依れば、表皮の底部面Ｒを縫製する両
端の縫い合わせ縁をスリットの孔内に食込み歯で挟込み
支持することにより、表皮の底部面Ｒを食込み歯で保形
プレートの曲面にあてがって所定の面形状に保つことが
できる。
品の型成形方法に依れば、表皮の底部面Ｒを縫製する両
端の縫い合わせ縁をスリットの孔内に食込み歯で挟込み
支持することにより、表皮の底部面Ｒを食込み歯で保形
プレートの曲面にあてがって所定の面形状に保つことが
できる。
【図１】本発明に係る方法を適用する表皮一体発泡成形
品の成形型を表皮並びに保形プレートの展開状態で示す
説明図である。
品の成形型を表皮並びに保形プレートの展開状態で示す
説明図である。
【図２】同成形型に備付け可能な保形プレートを部分的
に示す説明図である。
に示す説明図である。
【図３】図３の保形プレートで形状保持する表皮を部分
的に示す説明図である。
的に示す説明図である。
【図４】同成形型に備付け可能な別形態の保形プレート
を部分的に示す説明図である。
を部分的に示す説明図である。
【図５】図４の保形プレートで形状保形する表皮を部分
断面で示す説明図である。
断面で示す説明図である。
【図６】一般例に係るヘットレストカバーを示す説明図
である。
である。
【図７】従来例に係るヘッドレスト製造用の成形型を示
す説明図である。
す説明図である。
Ｈ 表皮 Ｒ ネガアール形状に付形した面部分 １ 下型 ２ 上型 ３ 保形プレート ３０ 長孔 ３１ａ，３１ｂ… 止めピン Ｆ 掛止めフィルム ３２ａ，３２ｂ… 食い込み歯 ３３ スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｂ２９Ｌ 31:58
Claims (3)
- 【請求項１】 表皮を所定のネガアール形状に部分的に
窪ませて中空立体形に形成し、その表皮の内部に発泡樹
脂を充填させてクッション層を表皮の内部に一体に発泡
成形し、所定のネガアール状に窪む面形状を有する成形
品を成形型で付形形成するのに適用される表皮一体発泡
成形品の型成形方法において、 表皮のネガアール形状に窪ませた面形状に相応する曲面
形状を有し、且つ、相対側の透視可能な材質の合成樹脂
で形成した保形プレートを備え、 表皮を成形型の型内に組み付ける際、その表皮のネガア
ール形状に窪ませた表皮面を透視しながら保形プレート
の曲面にあてがって所定の面形状に保つと共に、この表
皮を保形プレートと共に成形型の型内に組み付けてクッ
ション層を当該表皮の内部に一体に発泡成形するように
したことを特徴とする表皮一体発泡成形品の型成形方
法。 - 【請求項２】 表皮のネガアール形状に窪ませた表皮面
の端縁に相応する長孔と、表皮のあてがい側と反対側に
開孔する長孔の孔縁に沿って起立する止めピンとを板面
の両端寄りに設けた保形プレートを備え、 表皮には掛止めフイルムを該長孔と相応する表皮面の両
端縁に予め取り付けると共に、各掛止めフィルムの端末
を長孔の孔内より止めピンに止着し、表皮のネガアール
形状に窪ませた表皮面を該掛止めフイルムで保形プレー
トの曲面にあてがって所定の面形状に保つようにしたこ
とを特徴とする請求項１に記載の表皮一体発泡成形品の
型成形方法。 - 【請求項３】 食込み歯を孔片縁より孔内に突出させて
スリットを板面の両端寄りに設けた保形プレートを備
え、 表皮のネガアール形状に窪ませた表皮面の両端縁をスリ
ットの孔内に食込み歯で挟込み支持し、該表皮のネガア
ール形状に窪ませた表皮面を食込み歯で保形プレートの
曲面にあてがって所定の面形状に保つようにしたことを
特徴とする請求項１に記載の表皮一体発泡成形品の型成
形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9157460A JPH10329151A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 表皮一体発泡成形品の型成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9157460A JPH10329151A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 表皮一体発泡成形品の型成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10329151A true JPH10329151A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15650154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9157460A Withdrawn JPH10329151A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 表皮一体発泡成形品の型成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10329151A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7028973B1 (en) | 2004-12-02 | 2006-04-18 | Tachi-S Co., Ltd. | Structure for foaming die for forming headrest |
| FR2886878A1 (fr) * | 2005-06-08 | 2006-12-15 | Tachi S Co | Structure de moule de moussage pour former un appui-tete, notamment pour siege de vehicule |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP9157460A patent/JPH10329151A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7028973B1 (en) | 2004-12-02 | 2006-04-18 | Tachi-S Co., Ltd. | Structure for foaming die for forming headrest |
| FR2886878A1 (fr) * | 2005-06-08 | 2006-12-15 | Tachi S Co | Structure de moule de moussage pour former un appui-tete, notamment pour siege de vehicule |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040803 |