JP2747452B2 - 表皮一体発泡成形製品の製造方法とこれに使用する開口部保持具 - Google Patents

表皮一体発泡成形製品の製造方法とこれに使用する開口部保持具

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    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/30Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
    • B29L2031/3005Body finishings
    • B29L2031/3023Head-rests

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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、座席のヘッドレストやアームレストなどの
ような立体形状の表皮一体発泡成形製品の製造方法に関
するもので、またこのような製造方法において表皮の長
穴開口部周縁を保持し閉じるための用具、すなわち表皮
開口部保持具に関するものである。
発明の背景 ヘッドレストやアームレストなどの物品は、所望の立
体形状に予め縫製された表皮と、その中へ注入されて発
泡し表皮と一体化した発泡体(フォーム)とから成る。
今、ヘッドレストを例にとって説明すると、表皮は、何
枚かの表皮材料片をヘッドレストの最終所望輪郭に見合
った立体形状に縫製されて用意されるが、その際縫い代
は外観上の理由で表に出さないで内部に隠す必要があ
る。そのため縫い合わせの時は表皮材料片の裏面側が表
になった状態で縫い合わせ、その後反転させて表面側を
表に出すようにする。この反転を可能にするため、所望
立体形状に縫製される表皮のいずれかの面、例えばほゞ
箱形にでき上がるヘッドレストではその底面相当部に縫
合された表皮全体をつぶすようにして通過させ反転させ
るためのスロット又は長穴開口部を形成しておく必要が
ある。
この長穴開口部は、発泡体製品の骨格となる金属製又
はプラスチック製等のステー部材を挿入するための開口
としても利用されるものであるが、いずれにしても製品
となった後に外観上目立ちにくい下面部などに形成する
のが適当である。
このような開口部を備えた縫製表皮の中へ、前記開口
部を通じてウレタンなどの発泡原料が注入されるが、こ
の注入工程の段階ではウレタン原料が開口部から表皮の
外部へ溢れ出ないように開口部を塞ぐ必要がある。
この開口部を塞ぐのに利用する手段は、外観上見苦し
くなく、すっきりとした状態で開口部を塞いで注入ウレ
タンの溢れ出しを防止すると共に発泡体製品が完成する
時は開口部を完全に閉じ切って優美な最終外観をもたら
すものでなければならないが、その上に、製品例えばヘ
ッドレストが使用される時にこれを上下させようとして
加わるかなり大きな外力や、高温雰囲気で製品が使用さ
れる時に表皮が収縮しようとして生じる収縮力などによ
り閉じた開口部が再び開いてしまうようなことがないよ
う、表皮開口部を閉じた状態に強力に保持し開口部を完
全に閉じ切る保持力を発揮するものであることも要求さ
れる。
しかし、開口部を閉じる手段として、表皮に局部的な
引張力を作用させるようなものを用いると、所望立体形
状に縫製された表皮の中へ注入された発泡性原料が反応
しフォームが形成される過程で、表皮は一様に膨らま
ず、局部的に引張力が作用している部分にシワが発生
し、製品の外観品質を著しく損なうという不具合を生じ
る。
こうして、予め所望立体形状に縫製され、その一部に
開口部を備えている表皮の中へ発泡性原料を注入して一
体成形する方法において、前記開口部を塞ぎ且つ閉じる
手段としては、理想的に発泡性原料の発泡過程では表皮
開口部を有効に塞いで発泡性原料の漏出を防ぐが、その
開口部周縁に局部的な引張力を作用させることがなく、
むしろ該周縁が表皮全体の膨らもうとするのを許容する
ように自由に動けるように軽く保持することができ、し
かも発泡完了後は製品の種々な使用条件下で経験される
であろう諸外力に対して充分耐え得る強さで開口部周縁
を強く保持し表皮開口部を完全に閉じ切ることができる
手段が望まれている。
発明の概要 上記背景に鑑み、本発明は、発泡段階では表皮の比較
的自由な動きを許容し、しかし発泡硬化後は表皮の動き
を固定するような、表皮一体発泡成形製品の製造方法を
提供することを目的とする。
本発明はまた、上記のような方法の実施を可能にする
ための、表皮の長穴開口部を二様に、すなわち動けるよ
うに軽い保持力と動けないように強い保持力とで保持す
る開口部保持具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の方法は、 (i)予め所望の立体形状に縫製した表皮の一面、例え
ば底面に、裏返しで縫製した表皮を通過反転させるた
め、及び発泡体の骨格となるステー部材を挿入するため
の長穴開口部を設け、 (ii)この長穴開口部に、発泡性原料の発泡段階では長
穴開口部を局所的引張力を加えることなく軽く保持して
該開口部を塞ぎ、発泡性原料が硬化した後は前記長穴開
口部周縁を動かないように固定保持して外開口部を閉じ
切る開口部保持具を挿着し、 (iii)該開口部歩具に穿設してある注入口を通じて発
泡性原料を縫製表皮の中へ注入して発泡硬化させ、その
際、前記開口部保持具に保持された表皮の長穴開口部の
周縁に発泡性原料が含浸して硬化するようにさせ、 (iv)以って発泡性原料の硬化が終了した時点では開口
部保持具が前記硬化した周縁を動かないように強く保持
して該開口部を完全に閉じるようにすることから成るも
のである。
本発明に係る前記開口部保持具は、一対の上方及び下
方プレートの間に表皮長穴開口部の周縁を受け入れる隙
間を残して、両プレートを結合し、両プレートを貫通し
て発泡性原料の注入口を形成すると共に、前記プレート
のうち発泡体内部に面する一方のプレートには前記隙間
に通じる窓を穿設し、この窓を通して発泡性原料が前記
隙間に挿入されている表皮長穴開口部の周縁に到達し含
浸し得るように構成されるものである。
縫製された表皮が内部に骨格となるステー部材を挿入
して成形される場合は、前記開口部保持具にこのステー
部材の脚を挿通させる貫通孔を形成しておく。
本発明の開口部保持具は、最終製品の底面に挿着され
るとは云え、その一部が一体発泡成形品の外面に露出し
ているから、その露出する部分は発泡成形品の全体的外
観と調和して優美さを保つ外形及び表面形状並びに色調
に形成される。好適には、この開口部保持具はプラスチ
ックで一体成形するのがよいぎ、これに限らず金属、ゴ
ムその他適当に剛性のある材料で、可及的に薄く、製作
することができる。
実施例 図面を参照して本発明の実施例について説明する。第
1図から第4図は本発明により製造された表皮一体発泡
成形製品を示すもので、第1図は同製品の一例としてヘ
ッドレジストを示す背面立面図、第2図及び第3図はそ
れぞれ第1図のII−II線及びIII−III線における切断部
端面図であり、第4図は第1図の底面図である。
第5図は、所望立体形状に縫製された表皮の、底面に
おける長穴開口部を示す底面図であり、第6図から第8
図は同長穴開口部を塞ぎ且つ閉じる開口部保持具の、そ
れぞれ上面図、側面図、下面図であり、第9図及び第10
図はそれぞれ第7図のIX−IX線及びX−X線における断
面拡大図、第11図は本発明の開口部保持具をステー部材
と組合せた状態の立面図である。
本発明で用いられる表皮1は、例示的にパイル布地2
にスポンジ裏打ち材3を付した何枚かの材料片を最終製
品(この場合ヘッドレスト)の所望立体形状に予め縫製
して用意される。縫製に際しては、縫代4が表に出ない
ように材料片を裏返して縫合し、縫製後反転して表地2
を表面側にする。縫代4に相当する部分に玉縁5を配し
てもよい。縫製された表皮1は、頂面6と、左右の側面
7と、前面8及び後面9と、底面10を有する。この底面
10に、第5図に示すような長穴開口部11が形成されてい
る。この長穴開口部11は、上記縫製後の反転のため必要
なものであり、また発泡性原料の注入にも利用された
り、ステー部材の挿入等にも利用される。
長穴開口部11は、ヘッドレストの場合、後述のステー
部材17を表皮の中へセットするのに必要な長さと形状に
形成される。すなわち、長穴の両端に貫通孔12が形成さ
れ、貫通孔12,12間の長さはステー部材の脚17a間の長さ
に相当する。一対の開口部周縁11aはわずかな隙間で互
いに離されている。長穴のほゞ中間部には注入口13が設
けられている。
このような長穴開口部11を塞ぎ且つ閉じるための理想
的な用具として、本発明は第6図から第8図に外観を、
及び第9図、第10図に断面を示した開口部保持具16を利
用する。基本的に、この開口部保持具16は、上方プレー
ト18と下方プレート19とを、その間に幅Wの隙間20を残
して結合して成る。両プレートの間にはリブ21が立てら
れ、該リブは隙間の幅Wに相当する背の高い所と低い所
とが交互し、背の高い所で第10図に明らかなように上下
両プレートを連結している。隙間20の幅Wは、この隙間
20に受け入れられるべき表皮底面の長穴開口部の周縁の
肉厚にほゞ相当する寸法とするが、該周縁部が隙間20内
で摺動できる限り、肉厚より小さくしてもよい。リブ21
は、平面(第6図)で見て両プレートの長軸線に沿って
ほゞ中央に設けられている。両プレートの両端付近を上
下に連通して貫通孔22が形成され、これは前記した表皮
底面10の貫通孔12と整合して、後述のステー部材17の脚
17aを挿通させるものである。両プレートのほゞ中央を
上下に貫通して注入口23が形成され、これは表皮底面10
の注入口13と整合する。貫通孔22と注入23とを形成する
パイプ状部が、前記リブと共に上下両プレートを結合し
ている。
上方プレート18には、第6図及第9図から明らかなよ
うに、その面積のなるべく多くの部分で前記リブ21を覗
かせるように、窓25が形成されている。この窓25は、第
9図から明らかなように、両プレート間の隙間20に通じ
ている。隙間20の最も深い深さD(第9図参照)は、プ
レートの外周からリブ21に至る長さに相当し、隙間20の
浅い深さd(第9図)は、パイプ状部からプレート外周
に至る長さである。こうして、隙間20は、この開口部保
持具16が表皮底面10の長穴開口部11に取付けられた時、
該開口部の周縁11aを受け入れ、中央のリブ21付近まで
該周縁11aを引き入れるに充分な寸法を有している。
下方プレート19は、第8図に示すように、なるべく一
様な平面を形成する。この面は、最終製品と組み合わさ
れた時、表皮と共に外部から見えるから、表皮と調和す
る外観のものとすることが望ましい。図では、下方プレ
ートの周縁にやゝ***した肉厚部分19t(第9、10図)
を描いているが、この凹凸をなくして全面平滑な表面と
してもよく、或いは何等かの模様等を表出してもよい。
同様に、上方プレート18も周囲に肉厚部18tを有してい
ることが第9、10図から明らかである。上方プレート18
の窓25と窓25の間の部分18mには、発泡性材料との絡み
をよくするため凹凸形状等を付してもよい。
本発明により、この開口部保持具16を使用して第1図
に示したようなヘッドレストを製造する場合は、開口部
保持具16を第11図に示すようにステー部材17と組合わせ
る。ステー部材17は、ヘッドレストの外部に突出する脚
17aと、ヘッドレストの内部に骨格として挿入される凹
凸のプレート部17bとを有し、脚17aを開口部保持具16の
貫通孔22に挿通して、ステー部材17の開口17cを開口部
保持具16の注入口23と整合させる。
このように組合わせたステー部材17と開口部保持具16
とを、第5図に示したような縫製表皮の底面の長穴開口
部11に挿入する。ステー部材を所定位置まで挿入する
と、表皮開口部11の周縁11aが、第2図及び第3図から
認められるように、開口部保持具16の隙間20に入り込
む。長穴中央の注入口13は保持具16の注入口23を形成し
ているパイプ状部の周りに接する位置まで接近し、同様
に長穴両端の貫通孔12は保持具16のステーを挿入する貫
通孔22を形成しているパイプ状部の周りに接する。長穴
の直線状の周縁11aは、第5図と第6図の組合せから、
又は第3図から推測されるように、保持具16の隙間20の
奥まで、すなわち中央リブ21に接する位置まで入り込
む。こうして表皮底面の長穴開口部11は、開口部保持具
16によって塞がれるが、開口部の周縁11aはどの点をと
っても保持具16によって強く拘束的には挟持されていな
い。こうしてステー部材17と開口部保持具16とを挿着し
た表皮を適宜の型の中に収めて発泡性原料の注入工程を
始める。
すなわち、保持具16の注入口23と、これに整合してい
る開口部の注入口13とを通じて適当な注入具を挿入し、
注入具を介して好適に高速反応型のウレタン原料液を縫
製表皮の中へ注入する。注入された原料は縫製表皮の中
で発泡しつつ拡散膨張し、表皮内に充満する。この時、
膨張圧で表皮の側面7や前面8、後面9が膨らみ、それ
によって表皮底面10が引っ張られることになるが、本発
明の開口部保持具16によれば、初期の階階では開口部周
縁11aを拘束的に保持することがないから、表皮は自由
に膨張運動を行なうことができ、いずれの点にも局所的
な引張力が作用することはない。それにもかかわらず、
長穴開口部11の周縁11aは十分な深さDの保持具の隙間2
0に受け入れられているから、開口部11を開いてしまう
ことはなく、注入された発泡性原料を表皮外部へ漏出さ
せることがない。
こうして、注入された原料が発泡膨張して表皮内面に
充満し、やがて硬化してフォーム15(第2図、第3図)
を形成するが、膨張していく過程で発泡体は表皮内面の
いたる所へ到達し、特に底面10の内側にある開口部保持
具16の上方プレート18の窓25からその下に覗いている開
口部周縁11aのスポンジ層3にも浸透していく。そこで
硬化反応が始まれば、第3図に黒く塗りつぶして表わし
たような含浸硬化部26が各窓25の両縁に沿って形成さ
れ、これは元の表皮だけの時のようにはもはや自由に隙
間20を通過できない厚みと硬さを備えている。こうし
て、フォーム15の硬化反応が完了する時点で開口部周縁
11aは開口部保持具16によって固く強く保持され、長穴
開口部11はもはや開くことができなくなる。
開口部保持具16自身も硬化したフォーム15と一体とな
って固定され発泡製品の一部となり、その外観は第4図
から見られるようにすっきりした状態であるから、本発
明の開口部保持具を使わないで開口周縁11aを例えば直
接縫合する場合のような見苦しさがなく、製品の外観品
質を向上させる利点がある。注入口23は、フォーム15が
形成された後は、内容物の漏出のおそれがないから、そ
のまゝでもよく、或いは必要に応じ適宜詰物をしてもよ
い。
なお、以上の説明では発泡製品としてヘッドレストを
例にして具体的に記述したが、本発明の方法及びこれに
使用する用具(開口部保持具)は、同様に縫代を内面に
隠して立体形状に縫製される表皮の中に発泡性原料を注
入して発泡硬化させ、後に開口部を塞ぐ必要のある一体
発泡成形品の製造に広く適用することができる。そのよ
うな成形品には、アームレスト、クッション、マット、
縫いぐるみ等々、種々のものが含まれる。
発明の効果 以上説明のように本発明によれば、新規特殊な構造の
開口部保持具を用いて立体形状の縫製表皮の開口部を塞
ぐことにより発泡性原料の注入・発泡硬化を行なうか
ら、初期の段階では開口部周縁を局所的にも全体的にも
拘束的に把持することなく開口部を塞いで発泡を行なわ
せることができ、従って表皮の膨張運動を自由に許容し
て、シワその他の欠陥を生じさせることなく高品質の一
体発泡成形品を製造することができる。発泡硬化の終期
の段階では、同じ開口部保持具が、その窓に中に形成さ
れた含浸硬化部と協働して表皮を固く強く保持し、開口
部を完全に閉じるから、製品が使用段階で受けるであろ
う外力によっても開口部が再び開くような不具合がな
く、信頼性の高い優れた品質の一体発泡成形品を提供す
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法により製造される表皮一体発泡成
形製品の一例としてヘッドレストを示す背面立面図、 第2図は第1図II−II線における切断部端面図、 第3図は第1図III−III線における切断部端面図、 第4図は第1図のヘッドレストの底面図、 第5図は本発明において使用される縫製表皮の底面の長
穴開口部を示す底面図、 第6図は本発明に係る開口部保持具の上面図、 第7図は同開口部保持具の側面図、 第8図は同開口部保持具の下面図、 第9図は第7図IX−IX線における開口保持具の拡大断面
図、 第10図は第7図X−X線における開口保持具の拡大断面
図、 第11図は同開口部保持具をステー部材と組合わせた状態
の立面図である。 主要符号 1……表皮、10……底面 11a……長穴開口部、13……注入口 15……ウレタンフォーム 16……開口部保持具、17……ステー部材 18……上方プレート、18t……肉厚部 18m……窓と窓の中間部 19……下方プレート、19t……肉厚部 20……隙間、21……リブ 22……貫通孔、23……注入口 25……窓 26……含浸硬化部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 康雄 岡山県倉敷市児島小川8丁目3番8号 難波プレス工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−58191(JP,A)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最終発泡製品の外形輪郭に相当する所望の
    立体形状に予め縫製しその一面に長穴開口部を設けた表
    皮を用意し、 一対のプレートの間に隙間を残して両プレートを結合し
    両プレートを通じて注入口を貫通形成すると共に、一方
    のプレートには前記隙間に通じる窓を穿設してある開口
    部保持具を、該窓を内面に向けて前記長穴開口部に挿着
    し、長穴開口部の周縁を開口保持具の前記隙間に軽く保
    持させて長穴開口部を塞ぎ、 発泡性原料を前記開口部保持具の注入口を通じて縫製し
    た表皮の中へ注入して発泡させ、その際発泡する原料の
    圧力で表皮が膨らむ運動を前記開口部保持具が何ら妨げ
    ないようにすると共に、発泡性原料が開口保持具の前記
    窓を通じて前記隙間に入っている表皮の開口部周縁に含
    浸し硬化するようにさせ、 以って発泡硬化が終了した時は開口部保持具が表皮開口
    部の周縁を強く保持して該開口部を完全に閉じるように
    することから成る表皮一体発泡成形製品の製造方法。
  2. 【請求項2】最終発泡製品がヘッドレストであり、その
    外形輪郭に相当して縫製された表皮の底面に前記長穴開
    口部を設ける請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】最終発泡製品がアームレストであり、その
    外形輪郭に相当して縫製された表皮の底面に前記長穴開
    口部を設ける請求項1に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】一対の上方及び下方プレート18,19の間に
    隙間20を残して両プレートを結合し、両プレートを通じ
    て注入口23を貫通形成すると共に、一方のプレート18に
    は前記隙間に通じる窓25を穿設して成る、表皮一体発泡
    成形製品の製造に使用される縫製表皮の長穴開口部に挿
    着されてこれを塞ぎ閉じるための開口部保持具。
  5. 【請求項5】前記一対のプレート18,19の両端付近に貫
    通孔22と、ほゞ中間に注入口23とをそれぞれ形成するパ
    イプ状部を以って両プレートを結合し、該パイプ状部の
    間は前記隙間の幅Wより低い部分と隙間の幅に等しい部
    分とをもつリブ21で連結し、該リブの前記低い部分は前
    記窓の直下ほゞ中央に位置させ、前記隙間の深さDは前
    記縫製表皮の長穴開口部の周縁を前記リブ付近まで引き
    入れるに充分な深さとした請求項4に記載の開口部保持
    具。
  6. 【請求項6】前記隙間の幅は、前記表皮の長穴開口部の
    周縁の厚みとほゞ等しいものとした請求項5に記載の開
    口部保持具。
  7. 【請求項7】前記上方プレートは、前記窓の下に前記リ
    ブ付近まで挿入された表皮長穴開口部の周縁に発泡性原
    料が含浸し硬化して形成された硬化部を通過できないよ
    うに保持する剛性を備えている請求項6に記載の開口部
    保持具。
  8. 【請求項8】前記プレート18,19の貫通孔22の径は、一
    体発泡成形製品の骨格となるステー部材の脚を挿通させ
    る寸法である請求項5に記載の開口部保持具。
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