JPH10324880A - 廃棄物処理装置における熱分解残留物排出装置のブリッジ検出装置及びブリッジ破壊装置 - Google Patents

廃棄物処理装置における熱分解残留物排出装置のブリッジ検出装置及びブリッジ破壊装置

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JPH10324880A
JPH10324880A JP9133663A JP13366397A JPH10324880A JP H10324880 A JPH10324880 A JP H10324880A JP 9133663 A JP9133663 A JP 9133663A JP 13366397 A JP13366397 A JP 13366397A JP H10324880 A JPH10324880 A JP H10324880A
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bridge
pressure
pyrolysis
pressure detector
pyrolysis residue
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JP9133663A
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Suminao Tomoyasu
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱分解残留物排出装置内のブリッジを簡便か
つ確実に検出し、検出されたブリッジを迅速に破壊す
る。 【解決手段】 廃棄物処理装置1における排出装置11
の熱分解残留物出口に設定された第1の圧力検知器Pa
と、排出装置11の上部であってかつ熱分解残留物が滞
留しない位置に設定された第2の圧力検知器Pbとを有
し、第1の圧力検知器Paの近傍に窒素ガスG4を吹き
込むことによって、第1の圧力検知器Paと第2の圧力
検知器Pbとの間の差圧を検出し、この差圧検出により
二つの圧力検知器間に熱分解残留物のブリッジが発生し
たか否かを検出する。又、ブリッジの発生を検出したと
きにマグネット式ハンマ17を作動させてブリッジを破
壊する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投入された廃棄物
(家庭やオフィスなどから出される都市ごみ等の一般廃
棄物、廃プラスチック、カーシュレッダー・ダスト、廃
オフィス機器、電子機器、化成品等の産業廃棄物など、
可燃物を含むもの)を熱分解ガスと主として不揮発性成
分からなる熱分解残留物とに熱分解する熱分解反応器の
出口に設けられ、該熱分解反応器で生成した熱分解ガス
と熱分解残留物とを分離して排出する熱分解反応器の排
出装置であって、熱分解残留物のブリッジを検出するブ
リッジ検出装置、及び発生したブリッジを破壊するブリ
ッジ破壊装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】都市ごみ等の一般廃棄物や廃プラスチッ
クなどの可燃物を含む廃棄物の処理装置の一つとして廃
棄物を熱分解反応器に入れて低酸素雰囲気中で加熱して
熱分解し、熱分解ガス(乾流ガス)と主として不揮発性
成分からなる熱分解残留物とを生成し、この熱分解ガス
と熱分解残留物とを排出装置において分離し、更に熱分
解残留物を冷却した後、分離装置に供給してカーボンを
主体とする燃焼性成分と、例えば金属や陶器、砂利、コ
ンクリート片等の瓦礫よりなる不燃焼性成分とに分離
し、燃焼性成分を粉砕し、この粉砕された燃焼性成分と
前記した熱分解ガスとを燃焼溶融炉に導いて燃焼させ、
生じた燃焼灰を該燃焼溶融炉の前記燃焼による燃焼熱に
より加熱して溶融スラグとなし、この溶融スラグを外部
に排出して冷却固化させるようにした廃棄物処理装置が
知られている(特公平6−56253号公報)。
【0003】前記熱分解残留物の排出装置は、熱分解ガ
スを上部排出口から、また熱分解残留物を下部排出口か
ら排出するが、下部排出口から排出された熱分解残留物
は冷却された後、大気下に排出されるため、この排出口
はシールされ熱分解反応器や排出装置が低酸素雰囲気に
保持されている。
【0004】前記排出口下部のシール装置として、一般
にスライド式ゲートが用いられているが、この場合、熱
分解残留物の一部が前記スライド式ゲートのゲート板と
該ゲート板を支持するガイド板との間に噛み込む等によ
り、その開閉を阻害し、外部空気のシールを損なう恐れ
があった。
【0005】更に、排出装置から排出される熱分解残留
物は、450℃程度の比較的高温で排出されるので、熱
変形等を防ぐため前記ゲート板を耐熱性部材で構成する
必要があり、コストが高くなるという問題がある。
【0006】かかることから、このシール装置をマテリ
アルシール構造とすることが考えられる。マテリアルシ
ールとは、排出装置下部排出口に熱分解残留物を一時的
に滞留させることにより、熱分解残留物自体を外部空気
侵入防止部材とするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たような排出装置下部をマテリアルシール構造とする場
合において、熱分解残留物が排出装置下部排出口内でブ
リッジを生じる恐れがある。かかる事態が生じると、熱
分解残留物が排出装置内の滞留したまま排出されなくな
り、運転中に支障を来すこととなる。このような場合に
は速やかにブリッジの有無を検出し、それを取り除くこ
とが必要である。
【0008】ところで、かかる粉粒体のブリッジ検出手
段としては、レーザー光などの光透過式、超音波式など
が知られているが、排出装置内部では熱分解残留物の粉
塵などが浮遊していることが多いので、これらの検出手
段は廃棄物処理装置における熱分解残留物排出装置に採
用することができない。
【0009】本発明の目的は、廃棄物処理装置における
熱分解残留物排出装置内にブリッジが発生した場合に、
そのブリッジを簡便かつ確実に検出するブリッジ検出装
置と、このブリッジ検出装置により検出されたブリッジ
を迅速に破壊することのできるブリッジ破壊装置とを提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を解決
するためになされたものであって、投入された廃棄物を
熱分解ガスと主として不揮発性成分からなる熱分解残留
物とに熱分解する熱分解反応器の出口に設けられ、該熱
分解反応器で生成した熱分解ガスと熱分解残留物とを分
離して、上部排出口から熱分解ガスを排出すると共に下
部排出口に熱分解残留物を所定量滞留させた後該下部排
出口下端部から排出するように構成した廃棄物処理装置
における熱分解残留物の排出装置であって、前記排出装
置下部排出口下端部の熱分解残留物出口に設定された第
1の圧力検知器と、前記排出装置の上部であってかつ熱
分解残留物が滞留しない位置に設定された第2の圧力検
知器とを有し、前記第1の圧力検知器の近傍に不活性ガ
スを吹き込むことによって、前記第1の圧力検知器と第
2の圧力検知器との間の差圧を検出し、この差圧検出に
より前記二つの圧力検知器間に熱分解残留物のブリッジ
が発生したか否かを検出するようにしたことを特徴とす
る廃棄物処理装置における熱分解残留物排出装置のブリ
ッジ検出装置と、前記第1の圧力検知器と第2の圧力検
知器との間の差圧を検出しブリッジが発生したことを検
出したときは、排出装置下部排出口に設けられたブリッ
ジ破壊装置を作動させるブリッジ破壊装置を提供するも
のである。
【0011】そして好ましくは、不活性ガスとしては窒
素ガスが用いられ、ブリッジ破壊装置としてはマグネッ
ト式ハンマが採用される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る廃棄物処理装置にお
ける熱分解残留物排出装置のブリッジ検出装置及びブリ
ッジ破壊装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】図1は、本発明に係る熱分解反応器の熱分
解残留物排出装置を用いた廃棄物処理装置の一実施の形
態を示す系統図である。本実施の形態の廃棄物処理装置
1において、都市ごみ等の廃棄物aは、例えば二軸剪断
式等の破砕機で、150mm角以下に破砕され、コンベ
ア等により投入部7内に投入される。投入部7に投入さ
れた廃棄物aはスクリューフィーダ8を経て熱分解反応
器2内に供給される。熱分解反応器2のドラム本体3部
分は廃棄物aを順次図1の右方向へ移動させる回転式で
ある。廃棄物aは熱分解反応器2内で、燃焼炉、例えば
熱分解残留物等を燃焼させ溶融させる燃焼溶融炉36の
後流側に配置された図示していない熱交換器により加熱
され加熱空気ラインL1を介して供給される加熱空気g
(熱媒体)により300〜600℃に、通常は450℃
程度に加熱される。
【0014】更に、加熱空気gにより加熱された廃棄物
aは、熱分解して熱分解ガスG1と、主として不揮発性
成分からなる熱分解残留物bとになり、熱分解残留物排
出装置11に送られて分離される。排出装置11は本体
11aと上部排出口11bと下部排出口11cとにより
構成され、熱分解残留物排出装置11で分離された熱分
解ガスG1は、熱分解残留物排出装置11の上部排出口
11bに接続された熱分解ガスラインL2を経て燃焼溶
融炉36のバーナ37に供給される。
【0015】一方、排出装置11の下部排出口11cか
ら排出された熱分解残留物bは、450℃程度の比較的
高温であるため、冷却装置31により80℃程度に冷却
され、例えば、磁選式、篩式、うず電流式、遠心式また
は風力選別式等の公知の単独又は組み合わされた分離装
置32に供給され、ここで細粒の燃焼性成分c(灰分を
含む)と粗粒の不燃焼性成分dとに分離され、不燃焼性
成分dはコンテナ33に回収され再利用される。
【0016】更に、燃焼性成分cは、粉砕機34によ
り、例えば1mm以下に微粉砕され、燃焼性成分ライン
3を経て燃焼溶融炉36のバーナ37に供給され、熱
分解ガスラインL2から供給された熱分解ガスG1と送風
機35により燃焼用空気ラインL4から供給された燃焼
用空気eと共に1,300℃程度の高温域で燃焼され、
このとき発生した燃焼灰及び燃焼性成分cに混在する灰
分は溶融スラグfとなって、この燃焼溶融炉36の内壁
に付着し、更に、内壁を流下し底部排出口38から水槽
39に落下し冷却固化される。
【0017】燃焼溶融炉36で生じた高温排ガスG
2は、図示していない熱交換器(空気加熱器)を経て煙
道ガスラインL5を介して廃熱ボイラ40で熱回収さ
れ、集塵器41で除塵され、更に排ガス浄化器42で有
害成分が除去された後、低温のクリーンな排ガスG3
なって誘引送風機43を介して煙突44から大気へ放出
される。廃熱ボイラ40で生成した蒸気は、蒸気タービ
ンを有する発電機46で発電に利用される。クリーンな
排ガスG3の一部はファン45を介してイナートガスラ
インL6により冷却装置31に供給される。
【0018】図2は、上記廃棄物処理装置1に用いられ
る熱分解反応器2及び熱分解残留物排出装置11の一実
施の形態を示す縦断面図である。廃棄物aは、先に記し
たように、投入部7に投入され、供給装置、例えばモー
ター及び減速機9によって駆動されるスクリューフィー
ダ8によって熱分解反応器2内に供給される。熱分解反
応器2は、廃棄物aの入口から出口に向かって傾斜する
と共に回転しながら廃棄物aを順次図2の右方の出口へ
移動させる横型回転式のものである。
【0019】廃棄物aは、熱分解反応器2のドラム本体
3内で、燃焼溶融炉36の後流側に配置された図示しな
い熱交換器により加熱された加熱空気ラインL1を介し
て供給される熱媒体である加熱空気gにより300〜6
00℃に、通常は450℃程度に加熱される。加熱空気
gは、空気入口4aから、ドラム本体3の軸方向に互い
に平行に配設された多数の伝熱管6内を通過し、廃棄物
aを間接的に加熱し空気出口4bから排出される。これ
により、廃棄物aは熱分解ガスG1と、主として不揮発
性成分からなる熱分解残留物bとに熱分解される。
【0020】熱分解反応器2の出口には熱分解残留物排
出装置11が設けられている。この熱分解残留物排出装
置11の下部排出口11cの下端にはシール装置27が
設けられている。このシール装置27はスクリューフィ
ーダ27として構成され、例えばモーター及び減速機2
9によって駆動され下部排出口11c内に所定量の熱分
解残留物bが滞留して熱分解残留物排出装置11及び熱
分解反応器2内に空気が漏れ込まないようシールしてい
る。
【0021】具体的には、下部排出口11cには上部レ
ベルセンサー21と下部レベルセンサー20とが設けら
れ、熱分解残留物bのレベル23が常にこの上部レベル
センサー21と下部レベルセンサー20との間に存在す
るようモーター及び減速機29を制御しながら熱分解残
留物bを後流側に設けられた冷却装置31に移送するよ
うになっている。下部排出口11cには更に、ブリッジ
破壊装置としてのマグネット式ハンマ17と、その下端
部に第1の圧力検出器Pa、この第1の圧力検出器Pa
近傍に開口する噴出ノズル22が取り付けられると共
に、排出装置11内の上部であってかつ熱分解残留物b
が滞留しない位置に第2の圧力検出器Pbが設けられて
いる。
【0022】そして噴出ノズル22には、例えば窒素や
排ガスの如き不活性ガスG4を供給しかつバルブ13を
有するガスラインL7が接続されている。そして、第1
の圧力検知器Paの信号P1と第2の圧力検知器Pbの
信号P2とは制御装置16の演算装置16aに入力され
るよう構成されている。
【0023】かかる廃棄物処理装置における熱分解残留
排出装置のブリッジ検出装置15及びブリッジ破壊装置
14において、制御装置16を構成する記憶装置16b
には所定値が入力される。すなわち、下部排出口11c
の熱分解残留物bのレベル23が上部21に達したと
き、第1の圧力センサーPaと第2の圧力センサーPb
とに生じる差圧が所定値としてあらかじめ求められ、こ
の所定値が記憶装置16bに入力されている。
【0024】このような状態において、廃棄物処理装置
1を運転すると、熱分解反応器2で生成した熱分解残留
物bは排出装置11の下部排出口11c内に滞留し、レ
ベル23が上部レベルセンサー21と下部レベルセンサ
ー20との間に存在するよう、シール装置27であるス
クリューコンベアが運転制御されて熱分解残留物bは後
流の冷却装置31へ移送される。このとき、制御装置1
6を構成する指令信号発生器16fは間欠的に指令信号
1を発信し、バルブ13を開放し不活性ガスG4を噴出
ノズル22から下部排出口11c内に吹き込み、このと
きの第1の圧力検知器Paの信号P1と第2の圧力検知
器Pbの信号P2とが演算装置16aに入力され、ここ
で差圧が求められる。そして、この差圧信号V2が比較
器16cに入力され、記憶装置16bにあらかじめ入力
されている許容される差圧である所定値の信号V3と比
較される。
【0025】ところで、下部排出口11c内にブリッジ
が発生すると、第1の圧力検知器Paと第2の圧力検知
器Pbで検出される差圧は大となり、その結果、前記し
た差圧信号V2と所定値の信号V3とが比較器16cで比
較された場合、偏差が生じる。この偏差が生じると異常
信号V4を異常表示装置48に与え、警報するか、又は
この異常信号V4をブリッジ発生警告装置(制御信号作
成装置)16dに入力し、ここで制御信号V5を作成
し、この制御信号V5によりマグネット式ハンマー17
を作動させて、ブリッジを破壊することができる。
【0026】前記実施例では、ブリッジ発生警告装置1
6dによりブリッジの発生が判明した場合、自動的にハ
ンマ起動信号発生装置16eに信号V5が送り出され、
更にハンマ起動信号発生装置16eからの信号V6を受
けたハンマ起動装置17cによりハンマを起動させるよ
うにしているが、これに限定されるものでなく、例え
ば、(1)ブリッジ発生警告装置16dがブリッジの発
生を検知したとき、図示しない制御パネルにブリッジ発
生の警告等が点滅し、これを目視した作業員がハンマ起
動スイッチ(図示せず)を入れハンマを振動させる、も
しくは(2)ブリッジ発生警告装置16dがブリッジの
発生を検知した際に、図示しないブリッジ発生警告音発
生装置により警告音を発し、これにより作業員がハンマ
起動スイッチ(図示せず)を入れハンマを振動させる、
などの方法により、ブリッジを破壊させることもでき
る。
【0027】また、前記実施例では、あらかじめ制御装
置16の記憶装置16bに一定時間の間隔(例えば30
分毎、1時間毎)でバルブ起動信号発生装置より信号V
1を発信し、バルブ13を開くようにしておくようにプ
ログラムしているが、これに限定されるものではなく、
図示しない制御パネル等により、任意にバルブ13を開
くようにすることもできる。
【0028】更に、前記実施例では、ブリッジ破壊装置
としてマグネット式ハンマを採用しているが、これに限
定されるものではなく、下部排出口11cを貫通するブ
リッジ突き崩し棒を下部排出口11cの上部に1箇所以
上設置し、これを水平方向に移動させることによってブ
リッジを破壊する、もしくは下部排出口11c内の内壁
の1箇所以上の箇所に波状の振動板を設置し、これを水
平方向あるいは垂直方向に移動させブリッジを破壊する
など、機械的にブリッジを破壊する装置を適宜設けても
よい。
【0029】以上の構造を有する本実施の形態の熱分解
残留物排出装置11のブリッジ検出装置15は、次のよ
うに作用する。すなわち、第1の圧力検出器Paと、こ
の上流側に設けた第2の圧力検出器Pbとを設け、第1
の圧力検出器Paの近傍に窒素ガス等の不活性ガスG4
を吹き込むことによって、正常運転時にはこれら二点間
の差圧が一定の範囲、すなわち所定値にあるものが、こ
れら二点間でブリッジが発生した場合は、その差圧が前
記基準値の範囲外にあることを制御装置16によって検
出することによって、簡便かつ確実にブリッジ状態を検
出することができる。
【0030】更に、ブリッジの発生を検出した場合、ブ
リッジ発生警告装置16dにてブリッジの発生を警告
し、ブリッジ破壊装置14によりブリッジを確実に破壊
する。
【0031】そして、窒素ガス等の不活性ガスG4を用
いたことにより、熱分解反応器2内の低酸素雰囲気に悪
影響を与えず、かつ窒素ガス等の不活性ガスは入手し易
く取扱いが容易であり経済的である。
【0032】また、廃棄物処理装置1の熱分解残留物排
出装置11が上記いずれかの記載のブリッジ検出装置1
5及びブリッジ破壊装置14を用いることで、熱分解残
留物bの排出が円滑に行われ、廃棄物処理装置1の処理
効率を向上させることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明の廃棄物処理装置における熱分解
残留物排出装置のブリッジ検出装置によれば、第1の圧
力検知点と、この第1の圧力検知点の上流側に一定の距
離をおいて設定された第2の圧力検知点との間に発生す
る熱分解残留物のブリッジを簡便かつ確実に検出できる
と共に、ブリッジを確実に破壊することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱分解残留物排出装置を用いた破棄物処理装置
の一実施の形態を示す系統図である。
【図2】本発明に係る廃棄物処理装置における熱分解残
留排出装置のブリッジ検知装置の一実施の形態を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1 廃棄物処理装置 2 熱分解反応器 11 熱分解残留物排出装置 14 ブリッジ破壊装置 15 ブリッジ検出装置 Pa 第1の圧力検出器 Pb 第2の圧力検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F27D 15/00 B09B 3/00 302F

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入された廃棄物を熱分解ガスと主とし
    て不揮発性成分からなる熱分解残留物とに熱分解する熱
    分解反応器の出口に設けられ、該熱分解反応器で生成し
    た熱分解ガスと熱分解残留物とを分離して、上部排出口
    から熱分解ガスを排出すると共に下部排出口に熱分解残
    留物を所定量滞留させた後該下部排出口下端部から排出
    するように構成した廃棄物処理装置における熱分解残留
    物の排出装置であって、前記排出装置下部排出口下端部
    の熱分解残留物出口に設定された第1の圧力検知器と、
    前記排出装置の上部であってかつ熱分解残留物が滞留し
    ない位置に設定された第2の圧力検知器とを有し、前記
    第1の圧力検知器の近傍に不活性ガスを吹き込むことに
    よって、前記第1の圧力検知器と第2の圧力検知器との
    間の差圧を検出し、この差圧検出により前記二つの圧力
    検知器間に熱分解残留物のブリッジが発生したか否かを
    検出するようにしたことを特徴とする廃棄物処理装置に
    おける熱分解残留物排出装置のブリッジ検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1の圧力検知
    器と第2の圧力検知器との間の差圧が所定の値以外のと
    きに、該第1の圧力検知器と第2の圧力検知器との間に
    熱分解残留物のブリッジが発生したものとすることを特
    徴とする廃棄物処理装置における熱分解残留物排出装置
    のブリッジ検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記不活性ガ
    スとして窒素ガスを用いたことを特徴とする廃棄物処理
    装置における熱分解排出装置のブリッジ検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、第
    1の圧力検出器と第2の圧力検出器との差圧を演算する
    演算装置と、正常運転時の差圧の所定値を記憶する記憶
    装置と、第1の圧力検出器と第2の圧力検出器との差圧
    が前記正常運転時の差圧の所定値の範囲か否かを比較す
    る比較装置と、第1の圧力検出器と第2の圧力検出器と
    の差圧が正常運転時の差圧の所定値の範囲外のときにブ
    リッジの発生を警告するブリッジ発生警告装置とからな
    る制御装置を有することを特徴とする廃棄物処理装置に
    おける熱分解残留物排出装置のブリッジ検出装置。
  5. 【請求項5】 投入された廃棄物を熱分解ガスと主とし
    て不揮発性成分からなる熱分解残留物とに熱分解する熱
    分解反応器の出口に設けられ、該熱分解反応器で生成し
    た熱分解ガスと熱分解残留物とを分離して、上部排出口
    から熱分解ガスを排出すると共に下部排出口に熱分解残
    留物を所定量滞留させた後該下部排出口下端部から排出
    するように構成しかつ前記下部排出口にブリッジ破壊装
    置を配置した廃棄物処理装置における熱分解残留物排出
    装置であって、前記排出装置下部排出口下端部の熱分解
    残留物出口に設定された第1の圧力検知器と、前記排出
    装置の上部であってかつ熱分解残留物が滞留しない位置
    に設定された第2の圧力検知器とを有し、前記第1の圧
    力検知器の近傍に不活性ガスを吹き込むことによって、
    前記第1の圧力検知器と第2の圧力検知器との間の差圧
    を検出し、この差圧検出により前記二つの圧力検知器間
    に熱分解残留物のブリッジが発生したか否かを検出し、
    該ブリッジの発生を検出したときに前記ブリッジ破壊装
    置を作動させるようにしたことを特徴とする廃棄物処理
    装置における熱分解残留物排出装置のブリッジ破壊装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、ブリッジ破壊装置が
    マグネット式ハンマであることを特徴とする廃棄物処理
    装置における熱分解残留物排出装置のブリッジ破壊装
    置。
JP9133663A 1997-05-23 1997-05-23 廃棄物処理装置における熱分解残留物排出装置のブリッジ検出装置及びブリッジ破壊装置 Withdrawn JPH10324880A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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