JPH10324166A - トランスファーケースなどのための、接続を完全に切り離す装置を備えた減速アセンブリ - Google Patents

トランスファーケースなどのための、接続を完全に切り離す装置を備えた減速アセンブリ

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JPH10324166A
JPH10324166A JP10136483A JP13648398A JPH10324166A JP H10324166 A JPH10324166 A JP H10324166A JP 10136483 A JP10136483 A JP 10136483A JP 13648398 A JP13648398 A JP 13648398A JP H10324166 A JPH10324166 A JP H10324166A
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drive
teeth
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gear
hub
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JP10136483A
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English (en)
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Dan J Showalter
ダン・ジェイ・ショウォルター
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Original Assignee
Borg Warner Automotive Inc
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Publication date
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K17/00Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
    • B60K17/34Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles
    • B60K17/344Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear
    • B60K17/346Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear the transfer gear being a differential gear
    • B60K17/3467Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear the transfer gear being a differential gear combined with a change speed gearing, e.g. range gear

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラネタリギヤアセンブリを駆動することに
より生じるノイズを低減する。 【解決手段】 自動車用のトランスファーケースあるい
は同様な装置用の、2速度プラネタリギヤ式の減速アセ
ンブリ及び2重切り離し機構は、ニュートラルあるいは
高速ギヤ比(典型的には、ダイレクトドライブ)が選択
されたとき、減速アセンブリを動力経路から完全に切り
離す。2重切り離し機構は、軸線方向に摺動するクラッ
チカラー146を備える。クラッチカラーは、対応して
移動可能な減速用ハブ120内で、自由に回転可能に配
置される。減速用ハブを選択的に並進させることによ
り、ダイレクトドライブ部材またはインプット62が、
プラネタリギヤアセンブリ90に係合する。減速用ハブ
がプラネタリギヤアセンブリのインプット部に係合する
ように位置決めされたとき、プラネタリギヤアセンブリ
のキャリヤー110に設定されたギヤ112は、減速用
ハブに係合する。それによって、減速用ハブ120とア
ウトプット部材70とが減速駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、概ね、自動車の
トランスファーケースに関し、特に、直接作動(ハイギ
ヤ)と減速作動(ローギヤ)とを与える2速度のプラネ
タリギヤ(遊星歯車)アセンブリが、ハイギヤ及びニュ
ートラルにおいて、ドライブライン(動力伝達系統)か
ら完全に切り離される、トランスファーケースに関す
る。
【0002】
【従来の技術】4輪駆動システムの性能による効果はよ
く認められている。雨にぬれた幹線道路または氷や雪で
覆われた幹線道路を移動する際の改善された車両の安定
性、砂利道や凹凸のある舗装道路上のハンドリングや制
御性、及びオフロード(不整地)状況でトラクションを
簡単に維持することは、全て利益があると容易に認めら
れる。4輪駆動システムに付随して起きる望ましくない
特性は、ドライブラインの摩擦が大きいことから生じる
燃費の悪化と、ノイズ及び振動の増加と、車両重量の増
加である。そのようなドライブラインの摩擦の増加は、
車両のフロントプロペラシャフト(front pro
pshaft)とリヤプロペラシャフト(rear p
ropshaft)の両方を連続的に駆動する4輪駆動
システムにおいて生じる。そのような4輪駆動システム
においては、例えば、噛み合いギヤ、クラッチ、ロック
用のハブ、ベアリング、及び回転シャフトのような多く
の機械的構成要素が著しく追加される結果、多大なノイ
ズと振動が生じている。また、ドライブラインの構成要
素が追加される直接的な結果、車両重量もそのように増
えている。
【0003】4輪駆動システムが、状況により具体的に
必要になったときに間欠的に4輪駆動になるのではなく
常時(フルタイム)4輪駆動で作動するようにフロント
ドライブシャフトとリヤドライブシャフトとの間に差動
装置(ディファレンシャル)が設けられるように設計さ
れていた場合、重量はより嵩み、燃費はより悪くなる。
さらに、フロントプロペラシャフトとリヤプロペラシャ
フトとをロックするパートタイム4輪駆動システムにお
いては、直進する場合、トラクションと安定性が優れて
いることは明らかであるが、コーナリングの際に前輪の
対地速度と後輪の対地速度との間に差が生じ、その結
果、車輪がスリップしたり、車両がホッピングする問題
が生じてしまう。したがって、トランスファーケースの
フロント・アウトプット・シャフトとリヤ・アウトプッ
ト・シャフトが、コーナリングの際に異なった速度で作
動することが有益である。
【0004】種々のコントロール、クラッチ、伝動装
置、トルク分配構成要素を採用する多くの4輪駆動シス
テムが、設計され且つ利用されている。これらの種々の
試みは、米国特許で具体化されている。
【0005】例えば、米国特許第4,718,303号
は、関連するセンタープラネタリ差動装置を制御する電
磁クラッチを備えた4輪駆動車両用のトランスファーケ
ースを開示している。米国特許第5,330,030号
及び米国特許第5,409,429号においては、電磁
クラッチを、プラネタリギヤ減速アセンブリに組み合わ
せて、二次ドライブラインに対して選択的にトルクを伝
達し、多速度レンジで作動するようにしていた。
【0006】トランスファーケースは、また、駆動トル
クを分配し、車輪の速度差を調節するセンタ差動装置
(センタ・ディファレンシャル)を備えている。そのよ
うな装置は、米国特許第5,106,351号及び5,
271,479号に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】減速装置を有するトラ
ンスファーケースにおいては、前記トランスファーケー
スのインプットシャフトから、前記減速装置、典型的に
はプラネタリギヤアセンブリを駆動することが、一般的
に行われている。これ故、プラネタリギヤアセンブリ
は、該プラネタリギヤアセンブリが前記ドライブライン
において実際に作動しているか否かにかかわらず、ま
た、トルクを伝達しているか否かにかかわらず、常時、
作動している。そのように常に作動すると、特に、より
高い作動速度においてノイズ源となってしまう。本願発
明は、この問題を処理し、実践的で独特な解決を提供す
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の一つの発明は、異
なる2つの駆動比を提供するドライブアセンブリであっ
て、歯が配置された第1の部材と、前記第1の部材に自
由に回転できるように配置されたインプット部材を有す
る減速アセンブリとを備えており、前記インプット部材
は、前記第1の部材に設けられた前記歯に隣接して配置
された歯を備えており、前記減速アセンブリは、さら
に、歯を有するアウトプット部を備えており、前記ドラ
イブアセンブリは、また、前記第1の部材の周囲で自由
に回転できるように配置され、前記第1の部材に設けら
れた前記歯に隣接して配置された歯を有する第2の部材
と、前記第2の部材に軸線方向に摺動可能に配置された
ハブとを備えており、前記ハブは、前記アウトプット部
に設けられた前記歯に係合するための第1の歯と、前記
第2の部材に設けられた前記歯に回転方向に係合するた
めの第2の歯と、前記ハブに対して回転できるように配
置され、また、前記ハブと共に軸線方向に並進できるよ
うに配置されたカラーとを備えており、前記カラーは、
前記第1の部材に設けられた前記歯と、前記インプット
部材に設けられた前記歯と、前記第2の部材に設けられ
た前記歯とに対して相補的な形状をしている歯を備えて
構成されている。
【0009】本願の他の発明は、異なる2つの駆動比を
提供し、プラネタリアセンブリを有するトランスファー
ケースであって、ギヤ歯が配置されたインプット部材
と、前記インプット部材に自由に回転できるように配置
されかつ第1の太陽歯車及び前記インプット部材に設け
られた前記ギヤ歯に隣接して配置された内部歯を有する
太陽歯車アセンブリと、リングギヤと、前記第1の太陽
歯車と前記リングギヤとに噛合する複数の遊星歯車と、
前記遊星歯車を回転可能に支持するためであって歯を有
するプラネットキャリアーとを有するプラネタリギヤア
センブリと、前記インプット部材の周囲に自由に回転で
きるように配置され、前記インプット部材に設けられた
前記ギヤ歯に隣接して配置された歯と、チェーンドライ
ブ用のスプロケットとを有するアウトプット部材と、前
記アウトプット部材に軸線方向に摺動可能に配置された
ハブとを備えており、前記ハブは、前記プラネットキャ
リアーに設けられた前記歯に対して相補的な形状をして
いる第1の歯と、前記アウトプット部材に設けられた前
記歯に対して相補的な形状をし、前記アウトプット部材
と回転方向で係合するための第2の歯と、歯を有するカ
ラーとを備えており、前記歯は、前記インプット部材に
設けられた前記ギヤ歯と、前記太陽歯車アセンブリの内
部歯と、前記アウトプット部材に設けられた歯とに対し
て相補的な形状をしており、前記カラーは、前記ハブに
対して自由に回転できるように配置され、また、前記ハ
ブと共に軸線方向に並進できるように配置されており、
前記トランスファーケースは、さらに、被駆動用のチェ
ーンスプロケット及び前記チェーンスプロケット配置さ
れたチェーンと、前記被駆動用のチェーンスプロケット
に連結された差動装置アセンブリとを備えており、前記
差動装置アセンブリは、一対の車両ドライブラインを駆
動可能な一対のアウトプット部を備えて構成されてい
る。
【0010】自動車用のトランスファーケースあるいは
同様な装置用の、2速度プラネタリギヤ式の減速アセン
ブリ及び2重切り離し機構は、ニュートラルあるいは高
速ギヤ比(典型的には、ダイレクトドライブ(直結駆
動))が選択されたとき、前記減速アセンブリを動力経
路から完全に切り離す。前記2重切り離し機構は、軸線
方向に摺動可能なクラッチカラー(clutch co
llar)を備えている。前記クラッチカラーは、該ク
ラッチカラーと対応して移動可能になっている減速用ハ
ブ内で、自由に回転できるように配置されている。前記
減速用ハブを選択的に並進させることにより、ダイレク
トドライブ部材またはインプット(入力)部を、プラネ
タリギヤアセンブリに係合させることができる。前記プ
ラネタリギヤアセンブリは、太陽歯車(サンギヤすなわ
ちセントラルギヤ)と、リングギヤと、複数の遊星歯車
(プラネタリギヤ、換言すればプラネットギヤ)とを備
えている。遊星歯車は、太陽歯車とリングギヤの間に配
置され、キャリヤーに回転可能に取り付けられている。
前記減速用ハブが前記プラネタリギヤアセンブリのイン
プット部に係合するように位置決めされたとき、前記プ
ラネタリギヤアセンブリのキャリヤーに設定されたギヤ
は、前記減速用ハブに係合する。それによって、前記減
速用ハブと前記アウトプット(出力)部材とは、減速し
て駆動される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、4輪駆動車の
ドライブトレインが、図式的に表されており、参照符号
10によって示されている。4輪駆動車のドライブトレ
イン10は、原動機12を備えている。原動機12は、
通常の手動変速機または自動変速機14に連結されてお
り、かかる手動変速機または自動変速機14(以下、単
に変速機14と言う)を直接的に駆動する。変速機14
の出力は、トランスファーケースアセンブリ16を直接
的に駆動する。トランスファーケースアセンブリ16
は、原動力を一次ドライブラインすなわちリヤドライブ
ライン20に供給する。一次ドライブラインすなわちリ
ヤドライブライン20は、一次プロペラシャフトすなわ
ちリヤプロペラシャフト22と、一次差動装置すなわち
リヤ差動装置24と、一対の一次活軸すなわち一対のリ
ヤアクスル26と、一対の一次タイヤ及びホイールアセ
ンブリすなわち一対のリヤ側のタイヤ及びホイールアセ
ンブリ28を備えている。
【0012】トランスファーケースアセンブリ16は、
また、原動力を二次ドライブラインすなわちフロントド
ライブライン30に供給する。二次ドライブすなわちフ
ロントドライブライン30は、二次プロペラシャフトす
なわちフロントプロペラシャフト32と、二次差動アセ
ンブリすなわちフロント差動アセンブリ34と、一対の
二次活軸すなわち一対のフロントアクスル36と、一対
の二次タイヤ及びホイールアセンブリすなわち一対のフ
ロント側のタイヤ及びホイールアセンブリ38とを備え
ている。フロント側のタイヤ及びホイールアセンブリ3
8は、一対のフロントアクスル36のそれぞれに直接的
に連結するようにしてもよい。あるいは、所望するなら
ば、手動操作可能なまたは遠隔操作可能なロック用のハ
ブ42を、フロントアクスル36の各々と、フロント側
のタイヤ及びホイールアセンブリ38のそれぞれとの間
に作動可能に配置して、フロントアクスル36とフロン
ト側のタイヤ及びホイールアセンブリ38とを選択的に
相互に連結するようにしてもよい。最後に、一次ドライ
ブライン20と二次ドライブライン30とは、適切に配
置された適当なユニバーサルジョイント(自在継手)4
4を備えるようにしてもよい。ユニバーサルジョイント
44は、通常の態様で機能して、種々のシャフトと構成
要素との間の静的及び動的なオフセットや非整合を許容
できるようになっている。
【0013】運転手の近くの車両のキャビン(車室)内
に配置されたコントローラ50が、例えば、1つのスイ
ッチまたは複数の押しボタンを備えている。前記スイッ
チや押しボタンによって、運転手は、通常の操作にした
がって、トランスファーケースアセンブリ16に命令を
与え、これによって、該トランスファーケースアセンブ
リ16は、ハイギヤ、ニュートラル、またはローギヤを
選択する。そのような命令は、多重導体ケーブル52を
介してトランスファーケースアセンブリ16に伝達され
る。多重導体ケーブル52は、コントローラ50にフィ
ードバック信号(帰還信号)を供給することもできる。
【0014】前記説明及び下記の説明は、リヤドライブ
ライン20が一次ドライブラインとして機能する車両に
関するものである。すなわち、リヤドライブライン20
は、常時、係合して作動する。また、対応して、フロン
トドライブライン30は二次ドライブラインとして機能
する。すなわち、ロック用のハブ42が用いられた場
合、フロントドライブライン30は、二次的な態様すな
わち補助的な態様で、パートタイムのみ係合して作動さ
せることができる。そのような車両は、後輪駆動車両と
して一般に参照される。一方、フロントドライブライン
30を常時係合させて作動させることもでき、この場
合、車両は、フルタイム4輪駆動車両として参照され
る。
【0015】「一次」と「二次」の文言は、トランスフ
ァーケースアセンブリ16を有する典型的な車両の2つ
のドライブラインの間を区別するために主に用いられて
おり、また、駆動トルクを常時供給するドライブライン
と、補助的なまたは間欠的なトルクを供給するドライブ
ラインとをそれぞれ言及するために副次的に用いられて
いる。さらに説明すれば、本願に開示され請求の範囲で
請求されている本願発明が、一次ドライブライン20が
車両のフロントに配置され且つ二次ドライブライン30
が車両のリヤに配置される車両に容易に用いることがで
きるということで、本願では、「フロント」及び「リ
ヤ」という文言よりもむしろ「一次」及び「二次」とい
う文言が用いられている。
【0016】また、本願発明は、パートタイム4輪駆動
システム用のトランスファーケースにも用いることがで
きるということを理解すべきである。パートタイム4輪
駆動システム用のトランスファーケースでは、センタ差
動装置(センタ・ディファレンシャル)が用いられてお
らず、代わりに、調節クラッチが用いられている。この
調節クラッチは、一次ドライブラインから二次ドライブ
ラインに選択的にトルクを伝達する。
【0017】さて、図2を参照すると、本願発明に係わ
るトランスファーケースアセンブリ16は、多数部品か
ら成るハウジングアセンブリ60を備えている。多数部
品から成るハウジングアセンブリ60は、複数の平坦な
密封面と、シャフト用の開口部と、ベアリング用の開口
部と、種々の凹部と、肩部と、カウンターボア(端ぐ
り)などを備えており、これによって、トランスファー
ケースアセンブリ16の種々の構成要素や組立品を受け
入れることができるようになっている。インプットシャ
フト62は、フランジ64や(図示しない)雄型または
雌型スプラインセットのような他の適当なカップリング
を備えている。かかるカップリングは、図1に図示され
た変速機14の出力部をインプットシャフト62に連結
する。インプットシャフト62のうちフランジ64の反
対側の端が、ボールベアリングアセンブリ66のような
転がり軸受(または減摩軸受)によって支持されてい
る。また、インプットシャフト62のうち中心部及びフ
ランジ64に隣接する端が、ローラベアリングアセンブ
リ68のような転がり軸受(または減摩軸受)によって
支持されている。ローラベアリングアセンブリ68は、
アウトプットスリーブ70を回転可能に位置決めし且つ
支持している。アウトプットスリーブ70は、チェーン
ドライブ(鎖伝動)用の複数の歯74を有する、チェー
ンを駆動するチェーンドライブ用のスプロケット72を
備えていることが好ましい。
【0018】アウトプットスリーブ70は、さらに、第
2のボールベアリングアセンブリ76のような転がり軸
受(または減摩軸受)によって支持されている。適切な
オイルシール78が、フランジ64とハウジングアセン
ブリ60との間に設けられており、これによって、フラ
ンジ64とハウジングアセンブリ60との間が適切に液
密にされている。
【0019】図2及び図3を参照すると、トランスファ
ーケースアセンブリ16は、また、2速度プラネタリド
ライブアセンブリ80を備えている。2速度プラネタリ
ドライブアセンブリ80は、インプットシャフト62の
周囲に配置されており、本願発明に係わる完全切り離し
機構すなわち2重切り離し機構を備えている。2速度プ
ラネタリドライブアセンブリ80は、ジャーナルベアリ
ングすなわちスリーブベアリング82を備えている。ジ
ャーナルベアリングすなわちスリーブベアリング82
は、インプットシャフト62の径縮小部84に自由に且
つ回転可能に嵌入されており、インプットシャフト62
に設けた肩部86とボールベアリングアセンブリ66と
によって、軸線方向に保持されている。ボールベアリン
グアセンブリ66は、さらに、スナップリングと円周溝
とが協働するように構成されたスナップリング及び円周
溝アセンブリ88によって保持されている。太陽歯車ア
センブリ(サンギヤアセンブリすなわちセントラルギヤ
アセンブリ)90が、スリーブベアリング82上に自由
且つ回転可能に配置されており、また、同様に、ボール
ベアリングアセンブリ66と肩部86とによって軸線方
向に保持されている。太陽歯車アセンブリ90は、雄型
ギヤ歯すなわち外歯車のギヤ歯を備えている。かかる雄
型ギヤ歯すなわち外歯車のギヤ歯は、1セットの雄型ス
プラインすなわち外歯スプラインまたは雄型ギヤ歯すな
わち外歯車のギヤ歯94(以下、単に、雄型すなわち外
歯のスプラインまたはギヤ歯94と言う)ばかりでな
く、太陽歯車(サンギヤすなわちセントラルギヤ)92
も備えている。雄型すなわち外歯のスプラインまたはギ
ヤ歯94は、径方向内側に配置され、ドライブギヤを形
成している。外歯車のギヤ歯(外歯)98を有する複数
のピニオンギヤすなわち遊星歯車(プラネタリギヤ、換
言すればプラネットギヤ)96が、リングギヤ104の
雌型ギヤ歯すなわち内歯車のギヤ歯(内歯)102ばか
りでなく、太陽歯車(サンギヤ)92にも常に噛合して
いる。リングギヤ104は、ハウジングアセンブリ60
内に着座され固定されている。ピニオンギヤすなわち遊
星歯車96は、ローラベアリングアセンブリ106を備
えている。ローラベアリングアセンブリ106には、ス
タブシャフト108が挿入されており、スタブシャフト
108はプラネットキャリアー(換言すれば、プラネタ
リキャリアー)110内に固定されている。プラネット
キャリアー110は、1セットの雌型スプラインすなわ
ち内歯スプラインまたは雌型ギヤ歯すなわち内歯車のギ
ヤ歯112(以下、単に、雌型すなわち内歯のスプライ
ンまたはギヤ歯112と言う)を備えている。雌型すな
わち内歯のスプラインまたはギヤ歯112は、概ね、ア
ウトプットスリーブ70に隣接している。
【0020】減速用スリーブすなわち減速用ハブ120
が、2速度プラネタリドライブアセンブリ80の径方向
内側に配置されている。減速用ハブ120は、雄型スプ
ラインすなわち外歯スプラインまたは雄型ギヤ歯すなわ
ち外歯車のギヤ歯122(以下、単に、雄型すなわち外
歯のスプラインまたはギヤ歯122と言う)を備えてい
る。雄型すなわち外歯のスプラインまたはギヤ歯122
は、プラネットキャリアー110に設けられた雌型すな
わち内歯のスプラインまたはギヤ歯112に対して相補
的な形状になっており、該雌型すなわち内歯のスプライ
ンまたはギヤ歯112に係合可能になっている。減速用
ハブ120は、また、複数の雌型スプラインすなわち内
歯スプラインまたは雌型ギヤ歯すなわち内歯車のギヤ歯
124(以下、単に、雌型すなわち内歯のスプラインま
たはギヤ歯124と言う)を備えている。雌型すなわち
内歯のスプラインまたはギヤ歯124は、アウトプット
スリーブ70に設けられた1セットの雄型スプラインす
なわち外歯スプラインまたは雄型ギヤ歯すなわち外歯車
のギヤ歯126(以下、単に、雄型すなわち外歯のスプ
ラインまたはギヤ歯126と言う)に相補的な形状で係
合している。したがって、減速用ハブ120は、アウト
プットスリーブ70と一緒に回転しながら、アウトプッ
トスリーブ70に対して制限された距離にわたって軸線
方向に自由に並進運動できるようになっている。
【0021】図2及び図3に図示されているように、減
速用ハブ120は、径方向に伸長するフランジ128を
備えている。フランジ128は、シフトフォーク134
の溝132に嵌入されている。溝132は、フランジ1
28に対して相補的な形状になって形成されている。シ
フトフォーク134は、図示されたようにシフトロッド
すなわちシフトレール136に直接的に取り付けること
ができる。あるいは、シフトフォーク134は、(図示
しない)1つまたは対向する一対の圧縮ばねによって、
シフトロッドすなわちシフトレール136に弾性的に相
互に連結することができる。それによって、シフトレー
ル136に対するシフトフォーク134のばね偏倚され
た運動のエネルギーを貯蔵でき且つその運動をコントロ
ールすることができる。シフトレール136は、3つの
確定位置の1つに移動可能になっている。3つの確定位
置は、図2及び図3に図示されたニュートラル位置と、
図4に図示された右側のロー位置と、図5に図示された
ような左側のハイ位置である。ニュートラル位置におい
ては、いかなる駆動トルクも、インプットシャフト62
からアウトプットスリーブ70に伝達されない。右側の
ロー位置は、2速度プラネタリドライブアセンブリ80
によって達成される、より低い減速駆動に対応してい
る。左側のハイ位置は、インプットシャフト62からア
ウトプットスリーブ70への直接駆動に対応している。
シフトレール136は、シフトオペレータ140によっ
て、そのようなハイ位置と、ニュートラル位置と、ロー
位置の間で並進される。シフトオペレータ140は、電
気式マルチプルポジションオペレータ、空気式マルチプ
ルポジションオペレータ、または液圧式マルチプルポジ
ションオペレータとすることができる。かかるオペレー
タは、シフトレール136の位置に関する情報と、該シ
フトレール136に関連する構成要素の位置に関する情
報とをコントローラ50に供給する、フィードバックセ
ンサ(図示せず)を備えることが好ましい。
【0022】さて、図3に戻ると、減速用ハブ120
は、また、環状のジャーナルベアリングインサート14
2を備えている。環状のジャーナルベアリングインサー
ト142は、その両端で整合した一対のスラスト座金
(スラストワッシャー)144を備えている。スラスト
座金144は、また、クラッチカラー146の軸方向の
移動を制限している。クラッチカラー146は、複数の
雌型スプラインすなわち内歯スプラインまたは雌型ギヤ
歯すなわち内歯車のギヤ歯148(以下、単に、雌型す
なわち内歯のスプラインまたはギヤ歯148と言う)を
備えている。雌型すなわち内歯のスプラインまたはギヤ
歯148は、全ての点において、減速用ハブ120に設
けた、雌型すなわち内歯のスプラインまたはギヤ歯12
4に等しくなっている。また、雌型すなわち内歯のスプ
ラインまたはギヤ歯148は、太陽歯車アセンブリ90
に設けた雄型すなわち外歯のスプラインまたはギヤ歯9
4に対してに相補的な形状をしていると共に、アウトプ
ットスリーブ70に設けた雄型すなわち外歯のスプライ
ンまたはギヤ歯126に対しても相補的な形状をしてい
る。環状のジャーナルベアリングインサート142と、
スラスト座金144と、クラッチカラー146とは、全
て、円周溝とこれに相補的な形状のスナップリングとを
組み合わせて構成したスナップリング及び円周溝アセン
ブリ152によって保持されている。スナップリング及
び円周溝アセンブリ152は、減速用ハブ120に配置
されている。クラッチカラー146は、軸方向の移動を
制限されているが、減速用ハブ120内で自由に回転で
きるように配置されている。
【0023】最後に、2速度プラネタリドライブアセン
ブリ80は、駆動ハブまたは駆動カラー160を備えて
いることが好ましい。駆動ハブまたはカラー160は、
雄型スプラインすなわち外歯スプラインまたは雄型ギヤ
歯すなわち外歯車のギヤ歯162(以下、単に、雄型す
なわち外歯のスプラインまたはギヤ歯162と言う)を
備えている。雄型すなわち外歯のスプラインまたはギヤ
歯162は、全ての点において、太陽歯車アセンブリ9
0に設けた雄型すなわち外歯のスプラインまたはギヤ歯
94に等しくなっている。雄型すなわち外歯のスプライ
ンまたはギヤ歯162は、また、全ての点において、ア
ウトプットスリーブ70に設けた雄型すなわち外歯のス
プラインまたはギヤ歯126に等しくなっている。雄型
すなわち外歯のスプラインまたはギヤ歯162は、クラ
ッチカラー146に設けた雌型すなわち内歯のスプライ
ンまたはギヤ歯148に対して相補的な形状をしてい
る。駆動カラー160は、また、雌型スプラインすなわ
ち内歯スプラインまたは雌型ギヤ歯すなわち内歯車のギ
ヤ歯164(以下、単に、雌型すなわち内歯のスプライ
ンまたはギヤ歯164と言う)を備えている。インプッ
トシャフト62には、雌型すなわち内歯のスプラインま
たはギヤ歯164に対して相補的な形状に形成された雄
型スプラインすなわち外歯スプラインまたは雄型ギヤ歯
すなわち外歯車のギヤ歯166(以下、単に、雄型すな
わち外歯のスプラインまたはギヤ歯166と言う)が設
けられている。雌型すなわち内歯のスプラインまたはギ
ヤ歯164は、雄型すなわち外歯のスプラインまたはギ
ヤ歯166に常時噛合している。この点において、駆動
カラー160は、インプットシャフト62からクラッチ
カラー146に対して径方向外側に駆動トルクを単に伝
達しているだけであり、駆動カラー160は、組立ての
便利性を主目的として用いられているということを理解
すべきである。この故に、機能及び作動の見地から、駆
動カラー160をインプットシャフト62に一体的に形
成してもよいし、駆動カラー160をインプットシャフ
ト62に固定してもよい。かかる構成にすることによっ
て、相互に係合する雌型すなわち内歯のスプラインまた
はギヤ歯164と、雄型すなわち外歯のスプラインまた
はギヤ歯166とを削除することができる。
【0024】したがって、駆動カラー160は、インプ
ットシャフト62に設けた雄型すなわち外歯のスプライ
ンまたはギヤ歯166に十分に係合し且つ該雄型すなわ
ち外歯のスプラインまたはギヤ歯166によって常時駆
動されるということが理解される。同様に、減速用ハブ
120は、図2及び図3に図示された位置から左右に移
動できるが、クラッチカラー146に設けた雌型すなわ
ち内歯のスプラインまたはギヤ歯148は、駆動カラー
160に設けた雄型すなわち外歯のスプラインまたはギ
ヤ歯162に少なくとも部分的にその横側で常時係合す
る。
【0025】図2を再び参照すると、チェーンドライブ
用のスプロケット72は、該スプロケット72に対して
相補的な形状に形成された第1の駆動チェーン170を
受け入れている。第1の駆動チェーン170は、駆動ト
ルクを、アウトプットスリーブ70からセンタ差動装置
アセンブリ(センタ・ディファレンシャル・アセンブ
リ)172に伝達する。センタ差動装置アセンブリ17
2は、チェーンにより駆動される円形の被駆動用のチェ
ーンスプロケット174を備えている。被駆動用のチェ
ーンスプロケット174は、適切に形成されたチェーン
歯176を備えている。円形の被駆動用のチェーンスプ
ロケット174は、ボルト178のような複数の適切な
ねじ付きの締結具によって、ほぼ球状の差動装置ハウジ
ング180に固定されている。差動装置ハウジング18
0は、対向する円筒形の延長部182を備えている。延
長部182は、差動装置ハウジング180の回転軸線を
画定する。延長部182は、ボールベアリングアセンブ
リ184のような一対の転がり軸受(または減摩軸受)
によって自由に回転できるように支持されている。差動
装置ハウジング180は、センタスタブシャフト186
を有するエピサイクリック歯車列を受け入れ且つ支持し
ている。センタスタブシャフト186は、差動装置ハウ
ジング180に固定されており、一対のベベルギヤ(傘
歯車)188を自由に回転できるように支持している。
ベベルギヤ188は、第1のアウトプットギヤ192と
第2のアウトプットギヤ194とに常時噛合している。
【0026】第1のアウトプットギヤ192は、中空内
部を形成しており、第1のスプラインまたはギヤセット
196の、雌型すなわち内歯のスプラインまたはギヤ歯
を備えている。それらに対して相補的な形状の雄型すな
わち外歯のスプラインまたはギヤ歯が、第1のアウトプ
ットフランジ198に配置されている。第1のアウトプ
ットフランジ198は、カラー200によって整合され
且つ支持されている。また、第1のアウトプットフラン
ジ198は、ボールベアリングアセンブリ202のよう
な転がり軸受(または減摩軸受)によって自由に回転で
きるように支持されている。適切なオイルシール204
が、第1のアウトプットフランジ198と多数部品から
成るハウジングアセンブリ60との間に配置されてい
る。第1のアウトプットフランジ198は、ユニバーサ
ルジョイント44の一部を形成していることが好まし
い。あるいは、第1のアウトプットフランジ198は、
該第1のアウトプットフランジ198と一次プロペラシ
ャフトとしての一次ドライブシャフト22またはこれと
同様な装置との接続を容易にする開口部206を備えて
いることが好ましい。
【0027】同様に、第2のアウトプットギヤ194
は、中空内部を形成しており、第2のスプラインまたは
ギヤセット212の、雌型すなわち内歯のスプラインま
たはギヤ歯を備えている。それらに対して相補的な形状
の雄型すなわち外歯のスプラインまたはギヤ歯が、スタ
ブシャフト214に配置されている。スタブシャフト2
14は、ジャーナルベアリングカラー216によって自
由に回転できるように支持されている。また、スタブシ
ャフト214は、チェーンドライブスプロケット218
の一部を形成している。チェーンドライブスプロケット
218は、ボールベアリングアセンブリ222のような
転がり軸受(または減摩軸受)上で自由に回転できるよ
うに支持されている。また、チェーンドライブスプロケ
ット218は、第2のドライブチェーン226に係合し
且つ該第2のドライブチェーン226を駆動する適切な
チェーンドライブ歯224を備えている。第2のドライ
ブチェーン226は、被駆動用のチェーンスプロケット
230に設けられた適切な歯228上に掛け回されてい
る。被駆動用のチェーンスプロケット230は、アウト
プットフランジ234を有するスタブシャフト232に
回転可能に連結されている。かかる連結は、被駆動用の
チェーンスプロケット230に形成された雌型のスプラ
インまたはギヤ歯236と、これらに対して相補的な形
状でスタブシャフト232に形成された雄型のスプライ
ンまたはギヤ歯236と、を噛合させることによって行
われている。スタブシャフト232とアウトプットフラ
ンジ234とは、ボールベアリングアセンブリ238の
ような一対の転がり軸受(または減摩軸受)によって、
自由に回転できるように支持されている。オイルシール
242が、アウトプットフランジ234と多数部品から
成るハウジングアセンブリ60との間に配置されてい
る。アウトプットフランジ234は、ユニバーサルジョ
イント44の一部を形成していることが好ましい。ある
いは、アウトプットフランジ234は、該アウトプット
フランジ234と、二次プロペラシャフトとしての二次
ドライブシャフト32またはこれと同様な装置とを容易
に連結する開口部244を備えていることが好ましい。
【0028】トランスファーケースアセンブリ16から
一次ドライブライン20への出力部とトランスファーケ
ースアセンブリ16から二次ドライブライン30への出
力部との間に機械的に配置されたセンタ差動装置アセン
ブリ172は、実質的に通常のエピサイクリック歯車列
として機能し、これによって、当業者が容易に理解でき
るように、一次プロペラシャフト22と二次プロペラシ
ャフト32との間の異なる回転比に適応させることがで
きるということが理解されるであろう。
【0029】さて、図3、図4、及び図5を参照して、
2速度プラネタリドライブアセンブリ80の作動を説明
する。上述したように、減速用ハブ120の軸線方向位
置によって、2速度プラネタリドライブアセンブリ80
の作動状態が決定される。図3において、減速用ハブ1
20は、中心位置、すなわちニュートラル位置に図示さ
れている。図4に図示されているように、減速用ハブ1
20とこれに関連するクラッチカラー146とを右に並
進させるシフトオペレータ140の作動によって、ロー
ギヤすなわち減速駆動にシフトされる。それによって、
クラッチカラー146は、駆動カラー160上の雄型す
なわち外歯のスプラインまたはギヤ歯162と、太陽歯
車アセンブリ90上の雄型すなわち外歯のスプラインま
たはギヤ歯94との両方にまたがる。すなわち、クラッ
チカラー146は、雄型すなわち外歯のスプラインまた
はギヤ歯162と、雄型すなわち外歯のスプラインまた
はギヤ歯94との両方に同時に係合する。そのように配
置された結果、減速用ハブ120上の雄型すなわち外歯
のスプラインまたはギヤ歯122が、プラネットキャリ
アー110上の雌型すなわち内歯のスプラインまたはギ
ヤ歯112に係合する。したがって、駆動トルクが、イ
ンプットシャフト62から駆動カラー160とクラッチ
カラー146とを介して太陽歯車アセンブリ90に伝達
され、また、太陽歯車92とピニオンギヤすなわち遊星
歯車96とを介してプラネットキャリアー110に伝達
され、そして、最終的に、減速用ハブ120を介してア
ウトプットスリーブ70に伝達され、第1の駆動チェー
ン170によってセンタ差動装置アセンブリ172に伝
達される。
【0030】減速用ハブ120が、右側の位置から左側
に1位置(ワンポジション)だけ軸線方向に沿って並進
され、図3に図示された位置に戻った場合、2速度プラ
ネタリドライブアセンブリ80への全ての駆動トルクと
回転エネルギが除去され、2速度プラネタリドライブア
センブリ80は、実質的に非作動の(静止した)状態に
なり、インプットシャフト62からスリーブベアリング
82を介して太陽歯車アセンブリ90に伝達される残留
摩擦力によってのみ駆動されるということが理解され
る。
【0031】図5を参照すると、図3に図示された位置
から左側へ減速用ハブ120を並進させることによっ
て、クラッチカラー146は、駆動カラー160上の雄
型すなわち外歯のスプラインまたはギヤ歯162と、ア
ウトプットスリーブ70上の雄型すなわち外歯のスプラ
インまたはギヤ歯126とにまたがる。これによって、
これらの構成要素を介して、第1の駆動チェーン170
とセンタ差動装置アセンブリ172とが直接的にすなわ
ち高速に駆動される。この位置においては、ニュートラ
ル位置と同様に、2速度プラネタリドライブアセンブリ
80は、ドライブラインから完全に切り離されており、
実質的に非作動の(静止した)状態になり、そのため、
トランスファーケースアセンブリ16の静かな作動が著
しく向上されるということに注意すべきである。
【0032】自動車のトランスファーケースに関連して
図示したが、本願発明の完全切り離し減速アセンブリ
は、ノイズ、摩擦エネルギ損失、及び構成要素の摩滅を
著しく減少させるために設計上の考慮の必要がある装置
及び製品に幅広く適用できるということを理解すべきで
ある。
【0033】前記開示は、本願発明を実施するための本
願発明によって得られたベストモードである。しかしな
がら、変形及び変更を具体化した装置は、自動車のドラ
イブライン及びトランスファーケースの技術における当
業者にとって明白であることは明らかである。前記説明
は当業者が本願発明を実施できる程度に開示されたが、
本願発明はそれに限定して解釈すべきでなく、前述の明
らかな変形を含めるように解釈すべきであり、本願発明
は、特許請求の範囲及びその精神によってのみ限定され
ると解釈すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明を具体化したトランスファー
ケースを有する自動車のパワートレインの線図である。
【図2】図2は、本願発明を具体化したトランスファー
ケースの全体的な断面図である。
【図3】図3は、本願発明を具体化したプラネタリギヤ
アセンブリとトランスファーケースの部分断面図であ
る。
【図4】図4は、減速ドライブギヤすなわちローギヤが
選択された状態になっている、本願発明に係わるシフト
及び切り離しアセンブリの部分拡大断面図である。
【図5】図5は、ダイレクトドライブギヤすなわちハイ
ギヤが選択された状態になっている、本願発明に係わる
シフト及び切り離しアセンブリの部分拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
10 4輪駆動車のドライブトレイン 12 原動機 14 手動変速機または自動変速機 16 トランスファーケースアセンブリ 20 一次ドライブラインすなわちリヤドライブライン 22 一次プロペラシャフトすなわちリヤプロペラシャ
フト 24 一次差動装置すなわちリヤ差動装置 26 一対の一次活軸すなわち一対のリヤアクスル 28 一対の一次タイヤ及びホイールアセンブリすなわ
ち一対のリヤ側のタイヤ及びホイールアセンブリ 30 二次ドライブラインすなわちフロントドライブラ
イン 32 二次プロペラシャフトすなわちフロントプロペラ
シャフト 34 二次差動アセンブリすなわちフロント差動アセン
ブリ 35 フロントアクスル 36 一対の二次活軸すなわち一対のフロントアクスル 38 一対の二次タイヤ及びホイールアセンブリすなわ
ち一対のフロント側のタイヤ及びホイールアセンブリ 42 ロック用のハブ 44 ユニバー
サルジョイント 50 コントローラ 52 多重導体
ケーブル 60 多数部品から成るハウジングアセンブリ 62 インプットシャフト 64 フランジ 66 ボールベアリングアセンブリ 68 ローラベ
アリングアセンブリ 70 アウトプットスリーブ 72 チェーンドライブ用のスプロケット 74 チェーンドライブ(鎖伝動)用の歯 76 第2のボールベアリングアセンブリ 78 オイルシール 80 2速度プラネタリドライブアセンブリ 82 ジャーナルベアリングすなわちスリーブベアリン
グ 84 径縮小部 86 肩部 88 スナップリング及び円周溝アセンブリ 90 太陽歯車アセンブリ 92 太陽歯車 94 雄型すなわち外歯のスプラインまたはギヤ歯 96 ピニオンギヤすなわち遊星歯車 98 外歯車のギヤ歯 102 雌型ギヤ歯すなわち内歯車のギヤ歯 104 リングギヤ 106 ローラ
ベアリングアセンブリ 108 スタブシャフト 110 プラネ
ットキャリアー 112 雌型すなわち内歯のスプラインまたはギヤ歯 120 減速用スリーブすなわち減速用ハブ 122 雄型すなわち外歯のスプラインまたはギヤ歯 124 雌型すなわち内歯のスプラインまたはギヤ歯 126 雄型すなわち外歯のスプラインまたはギヤ歯 128 フランジ 132 溝 134 シフトフォーク 136 シフト
レール 136 シフトロッドすなわちシフトレール 140 シフトオペレータ 142 環状のジャーナルベアリングインサート 144 スラスト座金 146 クラッ
チカラー 148 雌型すなわち内歯のスプラインまたはギヤ歯 152 スナップリング及び円周溝アセンブリ 160 駆動ハブまたは駆動カラー 162 雄型すなわち外歯のスプラインまたはギヤ歯 164 雌型すなわち内歯のスプラインまたはギヤ歯 166 雄型すなわち外歯のスプラインまたはギヤ歯 170 第1の駆動チェーン 172 センタ
差動装置アセンブリ 174 被駆動用のチェーンスプロケット 180 差動装置ハウジング 182 対向す
る円筒形の延長部 184 ボールベアリングアセンブリ 186 センタ
スタブシャフト 188 ベベルギヤ 192 第1の
アウトプットギヤ 194 第2のアウトプットギヤ 198 第1の
アウトプットフランジ 200 カラー 202 ボール
ベアリングアセンブリ 204 オイルシール 206 開口部 212 第2のスプラインまたはギヤセット 214 スタブシャフト 216 ジャー
ナルベアリングカラー 218 チェーンドライブスプロケット 222 ボールベアリングアセンブリ 224 チェー
ンドライブ歯 226 第2のドライブチェーン 228 歯 230 被駆動用のチェーンスプロケット 232 スタブシャフト 234 アウト
プットフランジ 238 ボールベアリングアセンブリ 242 オイル
シール 244 開口部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる2つの駆動比を提供するドライブ
    アセンブリであって、 歯(162)が配置された第1の部材(62)と、 前記第1の部材(62)に自由に回転できるように配置
    されたインプット部材(90)を有する減速アセンブリ
    (80)とを備えており、前記インプット部材(90)
    は、前記第1の部材(62)に設けられた前記歯(16
    2)に隣接して配置された歯(94)を備えており、前
    記減速アセンブリ(80)は、さらに、歯(112)を
    有するアウトプット部(110)を備えており、 前記ドライブアセンブリは、また、 前記第1の部材(62)の周囲で自由に回転できるよう
    に配置され、前記第1の部材(62)に設けられた前記
    歯(162)に隣接して配置された歯(126)を有す
    る第2の部材(70)と、 前記第2の部材(70)に軸線方向に摺動可能に配置さ
    れたハブ(120)とを備えており、 前記ハブ(120)は、 前記アウトプット部(110)に設けられた前記歯(1
    12)に係合するための第1の歯(122)と、 前記第2の部材(70)に設けられた前記歯(126)
    に回転方向に係合するための第2の歯(124)と、 前記ハブ(120)に対して回転できるように配置さ
    れ、また、前記ハブ(120)と共に軸線方向に並進で
    きるように配置されたカラー(146)とを備えてお
    り、 前記カラー(146)は、前記第1の部材(62)に設
    けられた前記歯(162)と、前記インプット部材(9
    0)に設けられた前記歯(94)と、前記第2の部材
    (70)に設けられた前記歯(126)とに対して相補
    的な形状をしている歯(148)を備えていることを特
    徴とするドライブアセンブリ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のドライブアセンブリに
    おいて、 前記ハブ(120)と前記カラー(146)とを選択的
    に軸線方向に並進させることにより、前記カラー(14
    6)と前記第2の部材(70)とを介して直接的な駆動
    が行われ、前記カラー(146)と、前記インプット部
    材(90)と、前記減速アセンブリ(80)と、前記ア
    ウトプット部(110)の歯(112)と、前記ハブ
    (120)の第1の歯(122)と、前記第2の部材
    (70)とを介して減速駆動が行われることを特徴とす
    るドライブアセンブリ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のドライブアセンブリに
    おいて、 前記第1の部材(62)はインプット部であり、前記第
    2の部材(70)はアウトプット部であり、前記第2の
    部材(70)はチェーンドライブ用のスプロケット(7
    2)を備えていることを特徴とするドライブアセンブ
    リ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のドライブアセンブリに
    おいて、 さらに、前記ハブ(120)に設けられたフランジ(1
    28)と、前記フランジ(128)に係合するシフトフ
    ォーク(134)と、前記シフトフォーク(134)に
    連結されたシフトレール(136)と、前記シフトレー
    ル(136)を並進させるためのオペレータ(140)
    とを備えていることを特徴とするドライブアセンブリ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のドライブアセンブリに
    おいて、 さらに、前記オペレータ(140)と電気的に結合し
    た、オペレータ調節可能スイッチ(50)を備えている
    ことを特徴とするドライブアセンブリ。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のドライブアセンブリに
    おいて、 さらに、前記カラー(146)と前記ハブ(120)と
    の間に配置されたベアリングスリーブ(142)と、 前記カラー(146)の各端に隣接して配置された一対
    のスラスト座金(144)と、 前記ハブ(120)に着座した保持リング(152)と
    を備えていることを特徴とするドライブアセンブリ。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のドライブアセンブリに
    おいて、 前記第2の部材(70)は、チェーンドライブ用のスプ
    ロケット(72)と、チェーン(74)と、被駆動用の
    チェーンスプロケット(174)と、前記被駆動用のチ
    ェーンスプロケット(174)に連結された差動装置ア
    センブリ(172)とを備えており、 前記差動装置アセンブリ(172)は、一対の車両ドラ
    イブライン(20、30)を駆動可能な一対のアウトプ
    ット部(198、234)を備えていることを特徴とす
    るドライブアセンブリ。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のドライブアセンブリに
    おいて、 前記カラー(146)が、前記インプット部材(90)
    に設けられた前記歯(94)に係合したときのみ、前記
    減速アセンブリ(80)は駆動トルクを伝達することを
    特徴とするドライブアセンブリ。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のドライブアセンブリに
    おいて、 前記第1の部材(62)は、駆動カラー(160)を備
    えており、前記駆動カラー(160)は、内歯(16
    4)と外歯(162)とを備えており、前記内歯(16
    4)は、前記第1の部材(62)に設けられた歯(16
    6)に係合していることを特徴とするドライブアセンブ
    リ。
  10. 【請求項10】 異なる2つの駆動比を提供し、プラネ
    タリアセンブリを有するトランスファーケースであっ
    て、 ギヤ歯(162)が配置されたインプット部材(62)
    と、 前記インプット部材(62)に自由に回転できるように
    配置されかつ第1の太陽歯車(92)及び前記インプッ
    ト部材(62)に設けられた前記ギヤ歯(162)に隣
    接して配置された内部歯(94)を有する太陽歯車アセ
    ンブリ(90)と、リングギヤ(104)と、前記第1
    の太陽歯車(92)と前記リングギヤ(104)とに噛
    合する複数の遊星歯車(96)と、前記遊星歯車(9
    6)を回転可能に支持するためであって歯を有するプラ
    ネットキャリアー(110)とを有するプラネタリギヤ
    アセンブリ(80)と、 前記インプット部材(62)の周囲に自由に回転できる
    ように配置され、前記インプット部材(62)に設けら
    れた前記ギヤ歯(162)に隣接して配置された歯(1
    26)と、チェーンドライブ用のスプロケット(72)
    とを有するアウトプット部材(70)と、 前記アウトプット部材(70)に軸線方向に摺動可能に
    配置されたハブ(120)とを備えており、 前記ハブ(120)は、 前記プラネットキャリアー(110)に設けられた前記
    歯(112)に対して相補的な形状をしている第1の歯
    (122)と、 前記アウトプット部材(70)に設けられた前記歯(1
    26)に対して相補的な形状をし、前記アウトプット部
    材(70)と回転方向で係合するための第2の歯(12
    4)と、 歯(148)を有するカラー(146)とを備えてお
    り、 前記歯(148)は、前記インプット部材(62)に設
    けられた前記ギヤ歯(162)と、前記太陽歯車アセン
    ブリ(90)の内部歯(94)と、前記アウトプット部
    材(70)に設けられた歯(126)とに対して相補的
    な形状をしており、 前記カラー(146)は、前記ハブ(120)に対して
    自由に回転できるように配置され、また、前記ハブ(1
    20)と共に軸線方向に並進できるように配置されてお
    り、 前記トランスファーケースは、さらに、 被駆動用のチェーンスプロケット(174)及び前記チ
    ェーンスプロケット(72、174)に配置されたチェ
    ーン(74)と、 前記被駆動用のチェーンスプロケット(174)に連結
    された差動装置アセンブリ(172)とを備えており、
    前記差動装置アセンブリ(172)は、一対の車両ドラ
    イブライン(20、30)を駆動可能な一対のアウトプ
    ット部(198、234)を備えていることを特徴とす
    るトランスファーケース。
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