JPH10320115A - トラックボール - Google Patents

トラックボール

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Publication number
JPH10320115A
JPH10320115A JP9148618A JP14861897A JPH10320115A JP H10320115 A JPH10320115 A JP H10320115A JP 9148618 A JP9148618 A JP 9148618A JP 14861897 A JP14861897 A JP 14861897A JP H10320115 A JPH10320115 A JP H10320115A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
ball
pulse signal
terminal
conductive pattern
Prior art date
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Application number
JP9148618A
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English (en)
Inventor
Tatsushi Yonezawa
達氏 米澤
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 待機電流が必要でなく、消費電流をゼロにな
し得るばかりか、パルス信号に同期したクリック感触を
発生させることができて、リモコン等に使用できるトラ
ックボールを提供する。 【解決手段】 ボールDを回転させることにより、オン
・オフを繰り返してパルス信号を発生させるスイッチ手
段を有するX方向パルス信号発生手段A及びY方向パル
ス信号発生手段Bと、ボールDを回転させることにより
X方向及びY方向のパルス信号に同期したクリック感触
を発生させるクリック感触発生手段Eとを備え、前記ス
イッチ手段を、ボールDの回転によりオン・オフを繰り
返してパルス信号を発生させる一方のスイッチS1と、
ボールDの回転によりオン・オフを繰り返して一方のス
イッチS1のパルス信号より位相のずれたパルス信号を
発生させる他方のスイッチS2より構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器、情報処
理機器のマン・マシン・インタフェイス用入力装置の1
種類であるトラックボールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子計算機のポインティングデバイス
(表示画面の一点を指し示す装置)としては、マウスと
トラックボールが一般的である。マウスは、人の手に収
まるくらいの装置であり、下面に前後左右に転がるボー
ルを備え、上面にボタンスイッチを持つ。そして、ボー
ルの転がりによって装置の移動量を知り、表示画面上で
カーソルを移動させる。マウスの使用には、それを移動
させ得る広い平面が必要である。
【0003】トラックボールは、据え置きで用いられ、
上面にボタンスイッチとボールを備える。ボールは主に
指で回転させ、その回転量からカーソルの移動量・方向
を得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトラックボールにあっては、常時、待機電流が必要
になって、消費電流が大きいために、単なるカーソルし
か使えないという問題点があった。
【0005】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、待機電流が
必要でなく、消費電流をゼロになし得るばかりか、パル
ス信号に同期したクリック感触を発生させることができ
て、リモコン、各種モード切替え、その他各種設定変更
のスイッチとしての使用、多機能機器のカーソル、十字
キーなどポインターの代替え、携帯機器のカーソルの代
わりのカーソルマウスなどに使用することができるトラ
ックボールを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係るトラックボールは、ボール
をX方向に回転させることにより、オン・オフを繰り返
してX方向のパルス信号を発生させる一方のスイッチ手
段を有するX方向パルス信号発生手段と、前記ボールを
前記X方向とは直交するY方向に回転させることにより
オン・オフを繰り返してY方向のパルス信号を発生させ
る他方のスイッチ手段を有するY方向パルス信号発生手
段と、前記ボールを回転させることによりX方向及びY
方向のパルス信号に同期したクリック感触を発生させる
クリック感触発生手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】かかる構成により、ボールを回転すること
により一方及び他方のスイッチ手段を介してパルス信号
を得ることができて、常時、待機電流が必要でなくな
り、消費電流をゼロにし得る。また、前記ボールを回転
させることによりX方向及びY方向のパルス信号に同期
したクリック感触を発生させることができる。
【0008】このために、リモコン、各種モード切替
え、その他各種設定変更のスイッチとしての使用、多機
能機器のカーソル、十字キーなどポインターの代替え、
携帯機器のカーソルの代わりのカーソルマウスなどに使
用することができる。
【0009】また、上記の目的を達成するために、請求
項2の発明に係るトラックボールは、請求項1に記載の
トラックボールにおいて、前記一方及び他方のスイッチ
手段を、前記ボールの回転によりオン・オフを繰り返し
てパルス信号を発生させる一方のスイッチと、前記ボー
ルの回転によりオン・オフを繰り返して前記一方のスイ
ッチのパルス信号より位相のずれたパルス信号を発生さ
せる他方のスイッチより構成した。
【0010】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、ボ
ールの、例えば、正回転時に、一方スイッチが先にオン
作動して、位相ずれのT秒後に、他方のスイッチがオン
作動し、ボールの、逆回転時には、他のスイッチが先に
オン作動して、T秒後に、一方のスイッチがオン作動す
るようになるために、ボールの回転方向をも検出するこ
とが可能になる。
【0011】また、上記の目的を達成するために、請求
項3の発明に係るトラックボールは、請求項2に記載の
トラックボールにおいて、前記一方及び他方のスイッチ
を、前記ボールの回転により回転する円板の外周部に凹
凸を交互に設け、ケースに支持された可動片の先部に可
動接点を設けると共に、前記可動片の中間部に干渉部を
設け、前記干渉部を前記凹凸に当接させ、前記円板の回
転時に前記干渉部を前記凹凸により揺動させて、前記可
動接点の固定片への離接を繰り返すようにした。
【0012】かかる構成により、上記した請求項2の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、ボ
ールを回転させて円板を回転させ、一方及び他方のスイ
ッチの可動片の干渉部に円板の凸部が干渉して可動片を
弾性変位させ、可動接点を固定片に接触させてスイッチ
オンの状態になり、干渉部が凸部を越えて次の凹部に挿
入すると、可動片が弾性で元に戻り、可動接点が固定片
から離れてスイッチオフの状態になる。これの繰り返し
により電気的パルス信号を得る。
【0013】また、上記の目的を達成するために、請求
項4の発明に係るトラックボールは、請求項2に記載の
トラックボールにおいて、前記ボールの回転により回転
する円板の側面に円環状の内側導電パターンと、この内
側導電パターンと同心の円環状で且つ導電部と絶縁部と
を交互に配置して構成した外側導電パターンとを設け、
ケースに、第1端子と第2端子と共通端子とを設けて、
前記第1端子及び前記第2端子を前記外側導電パターン
に摺接させ、前記共通端子を前記内側導電パターンに摺
接させ、前記一方のスイッチを、前記第1端子と前記共
通端子とで構成し、前記他方のスイッチを、前記第2端
子と前記共通端子とで構成した。
【0014】かかる構成により、上記した請求項2の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、ボ
ールを回転させて円板を回転させ、第1、第2端子を外
側導電パターンの導電部と絶縁部とに交互に接触させる
と共に、共通端子を内側導電パターンに常時摺接させ
る。このために、一方のスイッチではオン・オフが繰り
返されてパルス信号を得、また、他方のスイッチではオ
ン・オフが繰り返されてパルス信号を得ることができ
る。
【0015】また、上記の目的を達成するために、請求
項5の発明に係るトラックボールは、請求項1に記載の
トラックボールにおいて、前記クリック感触発生手段
を、前記一方及び他方のスイッチの前記可動片の前記干
渉部を前記凹凸に当接させて構成した。
【0016】かかる構成により、上記した請求項3の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、前
記ボールの回転により円板が回転して、干渉部が凹凸の
凸部を越えて次の凹部に摺接すると、ボールに触ってい
る指先に、X方向及びY方向のパルス信号に同期したク
リック感触が実現する。
【0017】また、上記の目的を達成するために、請求
項6の発明に係るトラックボールは、請求項1に記載の
トラックボールにおいて、前記クリック感触発生手段
を、前記ボールの回転により回転する円板の外周部に凹
凸を交互に設け、ケースに支持されたばね部材の中間部
に干渉部を設け、前記干渉部を前記凹凸に当接させて構
成した。
【0018】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、前
記ボールの回転により円板が回転して、ばね部材の干渉
部が、円板の周面の凹凸の凸部に干渉してばね部材が弾
性変位し、干渉部が凸部を越えて次の凹部に摺接する
と、ばね部材が弾性で元に戻るために、ボールDに触っ
ている指先にクリック感触が実現する。
【0019】また、上記の目的を達成するために、請求
項7の発明に係るトラックボールは、請求項1又は請求
項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項
6に記載のトラックボールにおいて、前記ボールの押し
込み動作により作動するスイッチを備えた。
【0020】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、ト
ラックボールから手を離さずにスイッチ(プッシュスイ
ッチ)を押すことができる。例えば、ボールを回転させ
ることにより一方のスイッチを作動させてパルス信号を
出力させて、テレビのチャンネルを切換え、その状態
で、ボールでプッシュスイッチを押して作動させてスイ
ッチ・オンにして電源を入れるということが可能にな
る。また、テレビに限らず、キーボードのカーソルの代
わりに使用して、ボールでプッシュスイッチを押して押
し込み作動スイッチを作動させてスイッチ・オンにして
設定メニューを開くということもできる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 (実施の形態例1)本発明の実施の形態例1を図1乃至
図4に示す。図1は本発明に係るトラックボールの実施
の形態例1の縦断面図、図2は同トラックボールを下方
向から見た一部省略した構成説明図、図3の(1)は正
回転時の第1、第2のスイッチのパルス信号の説明図、
図3の(2)は逆回転時の第1、第2のスイッチのパル
ス信号の説明図である。
【0022】本発明に係るトラックボールはケース1を
備えており、このケース1内には、X方向(左右方向)
パルス信号発生手段Aと、Y方向(前後方向)パルス信
号発生手段Bと、ボール保持手段Cと、ボールDと、ク
リック感触発生手段Eとが設けてある。
【0023】X方向パルス信号発生手段Aは、ケース1
の軸受5、6に支持されたY方向(前後方向)に沿う回
転軸2を備えており、この回転軸2の一端側には第1の
コロ7が固着してあり、回転軸2の他端側には第1、第
2の円板8、9が近接して固着してある。第1の円板8
の外周部には凹凸10が交互に所定の間隔をおいて形成
してある。また、第2の円板9の外周部には凹凸12が
交互に所定の間隔をおいて形成してある。そして、第1
の円板8の凹凸10と第2の円板9の凹凸12とには、
所定の位相ずれがある。
【0024】また、第1の円板8の凹凸10に対向して
一方のスイッチである第1のスイッチS1が、第2の円
板9の凹凸12に対向して他方のスイッチである第2の
スイッチS2がそれぞれ配置してあり、第1のスイッチ
S1と第2のスイッチS2とでスイッチ手段を構成して
いる。
【0025】そして、第1のスイッチS1は、ケース1
の底部1Aに片持ち支持された固定片14及び可動片1
5とを有しており、この可動片15の先部には可動接点
15Aが形成してあり、可動片15の中間部には屈曲部
から成る干渉部15Bが形成してある。また、第2のス
イッチS2は第1のスイッチS1と同構成である。そし
て、第1、第2のスイッチS1、S2の可動片15の干
渉部15Bが第1、第2の円板8、9の凹凸10、12
の凹部10A、12Aに挿入してある。
【0026】Y方向パルス信号発生手段Bは、上記した
X方向パルス信号発生手段Aと同構成であるが、その向
きが、X方向パルス信号発生手段Aに対して直角にな
り、X方向パルス信号発生手段Aの回転軸2に変えて、
X方向(左右方向)に沿う回転軸3を備えている。した
がって、X方向パルス信号発生手段AがX方向のパルス
信号を発生させるのに対してY方向パルス信号発生手段
BはY方向のパルス信号を発生させる。
【0027】また、クリック感触発生手段Eは、X方向
パルス信号発生手段Aと、Y方向パルス信号発生手段B
とに内在するものである。すなわち、クリック感触発生
手段Eは、第1、第2のスイッチS1、S2の可動片1
5の干渉部15Bを凹凸10,12に当接させて構成し
てある。
【0028】また、ボール保持手段Cは、X方向パルス
信号発生手段Aのコロ7と、Y方向パルス信号発生手段
Bのコロ7ー1と、バックアップ用コロ16と、ケース
1の蓋体17とで構成してある。
【0029】すなわち、バックアップ用コロ16は、コ
ロ7と、コロ7ー1と共に、円を略3等分する位置に配
置してあり、このバックアップ用コロ16は回転軸4に
保持されていて、この回転軸4はケース1の軸受5C、
6Cに支持されている。そして、バックアップ用コロ1
6とコロ7とコロ7ー1との上にボールDが回転自在に
載せてあり、また、ケース1の開口は蓋体17により塞
がれていて、この蓋体17に設けた円孔18からボール
Dの一部D−1が突出しており、蓋体17はボールDの
飛び出しを阻止している。
【0030】次に、上記のように構成されたトラックボ
ールの作動を説明する。蓋体17に設けた円孔18から
突出したボールDの一部D−1に指先を当てて、この指
先を動かすことによってボールDをX方向もしくはY方
向に回転させる。
【0031】ボールDをX方向に正回転させた場合、こ
のボールDの回転がコロ7を介して第1の回転軸2を回
転させて、第1、第2の円板8、9を回転させる。第
1、第2のスイッチS1、S2の可動片15の干渉部1
5Bが第1、第2の円板8、9の凹凸10、12の凹部
10A、12Aに挿入してあるために、第1、第2の円
板8、9が回転することにより、第1、第2の円板8、
9の凸部11A、13Aが干渉部15Bに干渉して可動
片15を弾性変位させ、可動接点15Aを固定片14に
接触させてスイッチオンの状態になり、干渉部15Bが
凸部11A、13Aを越えて次の凹部10A、12Aに
挿入すると、可動片15が弾性で元に戻り、可動接点1
5Aが固定片14から離れてスイッチオフの状態にな
る。これの繰り返しにより電気的パルス信号を発生す
る。
【0032】この場合、第1の円板8の凹凸10と第2
の円板9の凹凸12とには、所定の位相ずれがあるため
に、図3の(1)に示すように第1のスイッチS1が先
にオン作動して、T秒後に、第2のスイッチS2がオン
作動する。
【0033】また、この場合、干渉部15Bが凸部11
A、13Aを越えて次の凹部10A、12Aに挿入する
ために、ボールDに触っている指先にクリック感触が発
生する。
【0034】ボールDをX方向に逆回転させた場合に
は、第1、第2の円板8、9は逆回転する。このため
に、図3の(2)に示すように第2のスイッチS2が先
にオン作動して、T秒後に、第1のスイッチS1がオン
作動する。このために、ボールDのX方向の正逆いずれ
かの回転方向(左右いずれかの方向)を検出することが
可能になる。
【0035】ボールDをY方向に正回転させた場合、こ
のボールDの回転がコロ7−1を介して第2の回転軸3
を回転させて、第1、第2の円板8、9を回転させ、第
1、第2の円板8、9の凸部11A、13Aが干渉部1
5Bに干渉して可動片15を弾性変位させ、可動接点1
5Aを固定片14に接触させてスイッチオンの状態にな
り、干渉部15Bが凸部11A、13Aを越えて次の凹
部10A、12Aに挿入すると、可動片15が弾性で元
に戻り、可動接点15Aが固定片14から離れてスイッ
チオフの状態になる。これの繰り返しにより電気的パル
ス信号を発生する。
【0036】この場合、第1の円板8の凹凸10と第2
の円板9の凹凸12とには、所定の位相ずれがあるため
に、図3の(1)に示すように第1のスイッチS1が先
にオン作動して、T秒後に、第2のスイッチS2がオン
作動する。
【0037】また、この場合、干渉部15Bが凸部11
A、13Aを越えて次の凹部10A、12Aに挿入する
ために、ボールDに触っている指先にクリック感触が発
生する。
【0038】ボールDをY方向に逆回転させた場合に
は、第1、第2の円板8、9は逆回転する。このため
に、図3の(2)に示すように第2のスイッチS2が先
にオン作動して、T秒後に、第1のスイッチS1がオン
作動する。このために、ボールDのY方向の正逆回転方
向(前後のいずれかの方向)を検出することが可能にな
る。
【0039】上記のように構成されたトラックボール
は、図4の(1)に示すようにリモコン20のモード切
換え用の切換えスイッチとして使用されるし、図4の
(2)に示すように携帯機器21のモード切換え用の切
換えスイッチ等に使用されし、また、図4の(3)に示
すようにキーボード22のカーソルの代わりに使用され
る。その他、十字キーなどのポインターの代替えにもな
る。
【0040】(実施の形態例2)本発明に係るトラック
ボールの実施の形態例2を図5及び図6に示す。図5は
本発明に係るトラックボールの実施の形態例2の縦断面
図、図6は同トラックボールを下方向から見た一部省略
した構成説明図である。
【0041】本発明に係るトラックボールの実施の形態
例2は、そのX方向パルス信号発生手段Aと、Y方向パ
ルス信号発生手段Bとに、第1、第2の円板8、9と第
1、第2のスイッチS1、S2に代えてエンコーダを使
用し、クリック感触発生手段EをX方向パルス信号発生
手段A及びY方向パルス信号発生手段Bとは別に設けた
構成であり、なお、ボール保持手段Cは実施の形態例1
の場合と同様であるので、同じ符号を付して説明を省略
する。
【0042】X方向パルス信号発生手段A及びY方向パ
ルス信号発生手段Bの、コロ17、17ー1を備えた回
転軸2、3には円板23が固着してあり、円板23の端
面には、その回転軸2、3を中心とした円環状の内側導
電パターン24と、この内側導電パターン24と同心に
した円環状の外側導電パターン25とが形成してあり、
この外側導電パターン25は、導電部25Aと絶縁部2
5Bとを交互に配置して構成してある。
【0043】そして、ケース1の底部1Aには第1端子
26と、第2端子27と、共通端子28とが設けてあ
り、第1端子26の先端部のブラシ部26aは外側導電
パターン25に摺接しており、第2端子27の先端部の
ブラシ部27aは外側導電パターン25に摺接してい
る。また、共通端子28の先端部のブラシ部28aは内
側導電パターン24に摺接している。そして、第1端子
26のブラシ部26aの外側導電パターン25への摺接
箇所と、第2端子27のブラシ部27aの外側導電パタ
ーン25への摺接箇所とには、所定の位相ずれがある。
【0044】この場合、第1端子26と外側導電パター
ン25と共通端子28と内側導電パターン24とで第1
のスイッチS1を、第2端子27と外側導電パターン2
5と共通端子28と内側導電パターン24とで第2のス
イッチS2をそれぞれ構成している。
【0045】また、クリック感触発生手段Eは、円板2
3の周面部に所定の間隔をおいて形成された凹部29
と、この凹部29に突起部30を挿入したばね部材31
とより構成してあり、このばね部材31の上、下端部は
ケース1及び蓋体17に支持されている。そして、他の
構成は、上記した実施の形態例1の構成と同様であるた
めに、同じ符号を付して説明を省略する。
【0046】次に、上記のように構成されたトラックボ
ールの作動を説明する。蓋体17に設けた円孔18から
突出したボールDの一部D−1に指先を当てて、この指
先を動かすことによってボールDをX方向もしくはY方
向に回転させる。
【0047】ボールDをX方向に正回転させた場合、こ
のボールDの回転がコロ7を介して回転軸2を回転させ
て円板23を回転させる。この円板23の回転により、
第1、第2端子26、27は外側導電パターン25の導
電部25Aと絶縁部25Bとに交互に接触すると共に、
共通端子28は内側導電パターン24に摺接する。この
ために、第1のスイッチS1ではオン・オフが繰り返さ
れてパルス信号が出力され、また、第2のスイッチS2
ではオン・オフが繰り返されてパルス信号が出力され
る。この場合、第1端子26と第2端子27との外側導
電パターン25への摺接位置に位相ずれがあるために、
図3の(1)に示すように第1のスイッチS1が先にオ
ン作動して、T秒後に、第2のスイッチS2がオン作動
する。
【0048】また、クリック感触発生手段Eにあって
は、ばね部材31の干渉部30が、円板23の周面部に
所定の間隔をおいて形成された凹部29に挿入してある
ために、円板23が回転することにより、この円板23
の凸部29Aが干渉部30に干渉してばね部材31を弾
性変位させ、干渉部30が凸部29Aを越えて次の凹部
30に挿入すると、ばね部材31が弾性で元に戻るため
に、ボールDに触っている指先にクリック感触が発生す
る。
【0049】ボールDをX方向に逆回転させた場合には
円板23は逆回転する。このために、図3の(2)に示
すように第2のスイッチS2が先にオン作動して、T秒
後に、第1のスイッチS1がオン作動する。このため
に、ボールDのX方向の正逆回転方向(左右いずれかの
方向)を検出することが可能になる。
【0050】ボールDをY方向に正回転させた場合、こ
のボールDの回転がコロ7−1を介して回転軸3を回転
させて円板23を回転させる。この円板23の回転によ
り、第1、第2端子26、27は外側導電パターン25
の導電部25Aと絶縁部25Bとに交互に接触すると共
に、共通端子28は内側導電パターン24に摺接する。
このために、第1のスイッチS1ではオン・オフが繰り
返されてパルス信号が出力され、また、第2のスイッチ
S2ではオン・オフが繰り返されてパルス信号が出力さ
れる。この場合、第1端子26と第2端子27との外側
導電パターン25への摺接位置に位相ずれがあるため
に、図3の(2)に示すように第2のスイッチS2が先
にオン作動して、T秒後に、第1のスイッチS1がオン
作動する。
【0051】また、クリック感触発生手段Eは、ボール
Dを正回転させた場合と同様に作動して、ボールDに触
っている指先にクリック感触が発生する。
【0052】ボールDをY方向に逆回転させた場合には
円板23は逆回転する。このために、図3の(2)に示
すように第2のスイッチS2が先にオン作動して、T秒
後に、第1のスイッチS1がオン作動する。このため
に、ボールDのY方向の正逆回転方向(前後のいずれか
の方向)を検出することが可能になる。
【0053】上記した実施の形態例2のトラックボール
は、実施の形態例1のトラックボールと同様に、図4の
(1)に示すようにリモコン20のモード切換え用の切
換えスイッチとして使用されるし、図4の(2)に示す
ように携帯機器21のモード切換え用の切換えスイッチ
等に使用されし、また、図4の(3)に示すようにキー
ボード22のカーソルの代わりに使用される。その他、
十字キーなどのポインターの代替えにもなる。
【0054】(実施の形態例3)本発明の実施の形態例
3を図7及び図8に示す。図7は本発明に係るトラック
ボールの実施の形態例3の縦断面図、図7は同トラック
ボールの下方向から見た一部省略した構成説明図であ
る。
【0055】本発明に係るトラックボールの実施の形態
例3は、上記した実施の形態例1の構成にプッシュスイ
ッチを加え、ボール保持手段Cを変えた構成である。し
たがって、そのX方向パルス信号発生手段Aと、Y方向
パルス信号発生手段Bと、クリック感触発生手段Eは実
施の形態例1の場合と同様であるので、同じ符号を付し
て説明を省略する。
【0056】すなわち、ボール保持手段Cは、X方向パ
ルス信号発生手段Aのコロ7と、Y方向パルス信号発生
手段Bのコロ7ー1と、バックアップ用コロ16と、ケ
ース1の蓋体17とで構成してあるが、この場合、バッ
クアップ用コロ16を支持する回転軸4は一対のアーム
32によりケース1の内壁部に上下可能に支持されてお
り、バックアップ用コロ16はばね33により常に上方
に付勢してある。また、プッシュスイッチ34はケース
1の底部1Aに設置してあり、このプッシュスイッチ3
4の作動子34AはボールDの下部中央に当接してい
る。
【0057】したがって、蓋体17に設けた円孔18か
ら突出したボールDの一部D−1に指先を当てて、この
指先を動かすことによってボールDをX方向もしくはY
方向に回転させるのであるが、ボールDをX方向に正、
逆回転させた場合、ボールDをY方向に正、逆回転させ
た場合のそれぞれの作動は上記した実施の形態例1と同
様である。
【0058】そして、ボールDをX方向に正、逆回転さ
せた場合、ボールDをY方向に正、逆回転させた場合
に、ボールDを指先で押すことにより、このボールDで
プッシュスイッチ34の作動子34Aを押してプッシュ
スイッチ34を作動させる。このプッシュスイッチ34
にはエンターキーが割り付けられている。また、メニュ
ー表示を割り付けてもよい。
【0059】トラックボールから手を離さずにプッシュ
スイッチ34を押すことができる。たとえば、ボールD
を回転させることにより第1のスイッチS1を作動させ
てパルス信号を出力させて、テレビのチャンネルを切換
え、その状態で、ボールDでプッシュスイッチ34の作
動子34Aを押してプッシュスイッチ34を作動させて
スイッチ・オンにして電源を入れるということが可能に
なる。また、テレビに限らず、キーボードのカーソルの
代わりに使用して、ボールDでプッシュスイッチ34の
作動子34Aを押してプッシュスイッチ34を作動させ
てスイッチ・オンにして設定メニューを開くということ
もできる。
【0060】また、上記した実施の形態例3のトラック
ボールは、実施の形態例1のトラックボールと同様に、
図4の(1)に示すようにリモコン20のモード切換え
用の切換えスイッチとして使用されるし、図4の(2)
に示すように携帯機器21のモード切換え用の切換えス
イッチ等に使用されし、また、図4の(3)に示すよう
にキーボード22のカーソルの代わりに使用される。そ
の他、十字キーなどのポインターの代替えにもなる。
【0061】(実施の形態例4)本発明の実施の形態例
4を図9に示す。図9は本発明に係るトラックボールの
実施の形態例4の縦断面図である。
【0062】本発明に係るトラックボールの実施の形態
例4は、上記した実施の形態例3の構成において、プッ
シュスイッチ34を、バックアップ用コロ16の支持用
のアーム32の下方に位置させ、ボールDを指先で押す
ことにより、バックアップ用コロ16を介してアーム3
2を揺動し、このアーム32でプッシュスイッチ34の
作動子34Aを押してプッシュスイッチ34を作動させ
るようにした構成てある。したがって、そのX方向パル
ス信号発生手段Aと、Y方向パルス信号発生手段Bと、
クリック感触発生手段Eは実施の形態例1の場合と同様
であるので、同じ符号を付して説明を省略する。
【0063】また、トラックボールは機械式の傾きセン
サとして使用することができる。すなわち、図10及び
図11に示すように、上記した実施の形態例1の構成に
おいて、ボールDに代えて振り子40を用いることによ
り傾きセンサが構成してある。
【0064】すなわち、傾斜センサは、振り子40の、
被傾斜測定体に対する相対的なX方向の揺動によりX方
向のパルス信号を発生させるX方向パルス信号発生手段
Aと、振り子40の前記X方向とは直交するY方向の揺
動によりY方向のパルス信号を発生させるY方向パルス
信号発生手段Bとを備えたものである。
【0065】したがって、振り子40の、被傾斜測定体
に対する相対的な揺動によりX、Y方向パルス信号発生
手段A、Bを介してX方向及びY方向のパルス信号を得
ることができて、常時、待機電流が必要でなくなり、消
費電流をゼロにし得る。このために、リモコンなどのポ
インティングデバイスとして使用されるし、携帯機器の
傾斜角検知用に使用することができるし、また、ゲーム
機器のワイヤレスリモコンに内蔵することができる。
【0066】すなわち、振り子40は、受座体41にロ
ッド42を介してボール状の錘体43を連結した構成で
あり、受座体41の下面は凸状球面41aに成されてい
る。そして、振り子40は、その受座体41の下面の凸
状球面41aを、X方向パルス信号発生手段Aのコロ7
と、Y方向パルス信号発生手段Bのコロ7ー1と、バッ
クアップ用コロ16とに接した状態で、これらのコロ
7、7ー1、16に保持されており、ロッド42は、ケ
ース1の底部1Aの開口部(図示せず)から下方に出て
いて錘体43を吊持している。そして、他の構成は上記
した実施の形態例1の構成と同様であるために、同じ符
号を付して説明を省略する。
【0067】したがって、傾きセンサを被傾斜測定体で
あるゲーム機器(図示せず)に装着して、このゲーム機
器が、例えば、X方向の右に傾いた場合には、振り子4
0の受座体41の凸状球面41aに接しているコロ7を
介して回転軸2を回転させて、第1、第2の円板8、9
を回転させる。第1、第2のスイッチS1、S2の可動
片15の干渉部15Bが第1、第2の円板8、9の凹凸
10、12の凹部10A、12Bに挿入してあるため
に、第1、第2の円板8、9が回転することにより、第
1、第2の円板8、9の凸部11A、13Aが干渉部1
5Bに干渉して可動片15を弾性変位させ、可動接点1
5Aを固定片14に接触させてスイッチオンの状態にな
り、干渉部15Bが凸部11A、13Aを越えて次の凹
部10A、12Aに挿入すると、可動片15が弾性で元
に戻り、可動接点15Aが固定片14から離れてスイッ
チオフの状態になる。これの繰り返しにより電気的パル
ス信号を得る。
【0068】この場合、第1の円板8の凹凸10と第2
の円板9の凹凸12とには、所定の位相ずれがあるため
に、図3の(1)に示すように第1のスイッチS1が先
にオン作動して、T秒後に、第2のスイッチS2がオン
作動する。
【0069】ゲーム機器が、X方向の左に傾くと、第
1、第2の円板8、9は逆回転する。このために、図3
の(2)に示すように第2のスイッチS2が先にオン作
動して、T秒後に、第1のスイッチS1がオン作動す
る。
【0070】また、ゲーム機器が、Y方向の前に傾く
と、コロ7−1を介して回転軸3を回転させて、第1、
第2の円板8、9を回転させ、第1、第2の円板8、9
の凸部11A、13Aが干渉部15Bに干渉して可動片
15を弾性変位させ、可動接点15Aを固定片14に接
触させてスイッチオンの状態になり、干渉部15Bが凸
部11A、13Aを越えて次の凹部10A、12Aに挿
入すると、可動片15が弾性で元に戻り、可動接点15
Aが固定片14から離れてスイッチオフの状態になる。
これの繰り返しにより電気的パルス信号を得る。
【0071】この場合、第1の円板8の凹凸10と第2
の円板9の凹凸12とには、所定の位相ずれがあるため
に、図3の(1)に示すように第1のスイッチS1が先
にオン作動して、T秒後に、第2のスイッチS2がオン
作動する。
【0072】また、ゲーム機器が、Y方向の後に傾く
と、第1、第2の円板8、9は逆回転する。このため
に、図3の(2)に示すように第2のスイッチS2が先
にオン作動して、T秒後に、第1のスイッチS1がオン
作動する。
【0073】また、上記した傾きセンサの変形例とし
て、図12及び図13に示すように、上記した実施の形
態例2の構成において、ボールDに代えて振り子40を
用いることにより傾きセンサが構成してある。
【0074】すなわち、振り子40は、受座体41にロ
ッド42を介してボール状の錘体43を連結した構成で
あり、受座体41の下面は凸状球面41aに成されてい
る。そして、振り子40は、その受座体41の下面の凸
状球面41aを、X方向パルス信号発生手段Aのコロ7
と、Y方向パルス信号発生手段Bのコロ7ー1と、バッ
クアップ用コロ16とに接した状態で、これらのコロ
7、7ー1、16に保持されており、ロッド42は、ケ
ース1の底部1Aの開口部(図示せず)から下方に出て
いて錘体43を吊持している。そして、他の構成は上記
した実施の形態例2の構成と同様であるために、同じ符
号を付して説明を省略する。
【0075】したがって、傾きセンサをゲーム機器に装
着して、このゲーム機器が、例えば、X方向の右に傾い
た場合には、振り子40の受座体41の凸状球面41a
に接しているコロ7を介して回転軸2を回転させて円板
23を回転させる。この円板23の回転により、第1、
第2端子26、27は外側導電パターン25の導電部2
5Aと絶縁部25Bとに交互に接触すると共に、共通端
子28は内側導電パターン24に摺接する。このため
に、第1のスイッチS1ではオン・オフが繰り返されて
パルス信号が出力され、また、第2のスイッチS2では
オン・オフが繰り返されてパルス信号が出力される。こ
の場合、第1端子26と第2端子27との外側導電パタ
ーン25への摺接位置に位相ずれがあるために、図3の
(1)に示すように第1のスイッチS1が先にオン作動
して、T秒後に、第2のスイッチS2がオン作動する。
【0076】また、ゲーム機器が、X方向の左に傾いた
場合には円板23は逆回転する。このために、図3の
(2)に示すように第2のスイッチS2が先にオン作動
して、T秒後に、第1のスイッチS1がオン作動する。
【0077】ゲーム機器がY方向の前に傾いた場合に
は、振り子40の受座体41の凸状球面41aに接して
いるコロ7−1を介して回転軸3を回転させて円板23
を回転させる。この円板23の回転により、第1、第2
端子26、27は外側導電パターン25の導電部25A
と絶縁部25Bとに交互に接触すると共に、共通端子2
8は内側導電パターン24に摺接する。このために、第
1のスイッチS1ではオン・オフが繰り返されてパルス
信号が出力され、また、第2のスイッチS2ではオン・
オフが繰り返されてパルス信号が出力される。この場
合、第1端子26と第2端子27との外側導電パターン
25への摺接位置に位相ずれがあるために、図3の
(2)に示すように第2のスイッチS2が先にオン作動
して、T秒後に、第1のスイッチS1がオン作動する。
【0078】ゲーム機器がY方向の後に傾いた場合には
円板23は逆回転する。このために、図3の(2)に示
すように第2のスイッチS2が先にオン作動して、T秒
後に、第1のスイッチS1がオン作動する。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るトラ
ックボールによれば、ボールを回転することによりスイ
ッチ手段を介してパルス信号を得ることができて、常
時、待機電流が必要でなくなり、消費電流をゼロにし得
る。また、前記ボールを回転させることによりX方向及
びY方向のパルス信号に同期したクリック感触を発生さ
せることができる。
【0080】このために、リモコン、各種モード切替
え、その他各種設定変更のスイッチとしての使用、多機
能機器のカーソル、十字キーなどポインターの代替え、
携帯機器のカーソルの代わりのカーソルマウスなどに使
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトラックボールの実施の形態例1
の縦断面図である。
【図2】同トラックボールを下方向から見た一部省略し
た構成説明図である。
【図3】(1)は正回転時の第1、第2のスイッチのパ
ルス信号の説明図である。(2)は逆回転時の第1、第
2のスイッチのパルス信号の説明図である。
【図4】(1)は本発明に係るトラックボールを使用し
たリモコンの斜視図である。(2)は本発明に係るトラ
ックボールを使用した携帯機器の斜視図である。(3)
は本発明に係るトラックボールを使用したキーボードの
斜視図である。
【図5】本発明に係るトラックボールの実施の形態例2
の縦断面図である。
【図6】同トラックボールを下方向から見た一部省略し
た構成説明図である。
【図7】本発明に係るトラックボールの実施の形態例3
の縦断面図である。
【図8】同トラックボールを下方向から見た一部省略し
た構成説明図である。
【図9】本発明に係るトラックボールの実施の形態例4
の縦断面図である。
【図10】本発明に係る傾斜センサの実施の形態例1の
縦断面図である。
【図11】同傾斜センサを下方向から見た一部省略した
構成説明図である。
【図12】本発明に係る傾斜センサの実施の形態例2の
縦断面図である。
【図13】同傾斜センサを下方向から見た一部省略した
構成説明図である。
【符号の説明】
A X方向パルス信号発生手段 B Y方向パルス信号発生手段 D ボール E クリック感触発生手段 S1 一方のスイッチ S2 他方のスイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールをX方向に回転させることによ
    り、オン・オフを繰り返してX方向のパルス信号を発生
    させる一方のスイッチ手段を有するX方向パルス信号発
    生手段と、 前記ボールを前記X方向とは直交するY方向に回転させ
    ることによりオン・オフを繰り返してY方向のパルス信
    号を発生させる他方のスイッチ手段を有するY方向パル
    ス信号発生手段と、 前記ボールを回転させることによりX方向及びY方向の
    パルス信号に同期したクリック感触を発生させるクリッ
    ク感触発生手段とを備えたことを特徴とするトラックボ
    ール。
  2. 【請求項2】 前記一方及び他方のスイッチ手段を、前
    記ボールの回転によりオン・オフを繰り返してパルス信
    号を発生させる一方のスイッチと、前記ボールの回転に
    よりオン・オフを繰り返して前記一方のスイッチのパル
    ス信号より位相のずれたパルス信号を発生させる他方の
    スイッチより構成した請求項1に記載のトラックボー
    ル。
  3. 【請求項3】 前記一方及び他方のスイッチを、前記ボ
    ールの回転により回転する円板の外周部に凹凸を交互に
    設け、ケースに支持された可動片の先部に可動接点を設
    けると共に、前記可動片の中間部に干渉部を設け、前記
    干渉部を前記凹凸に当接させ、前記円板の回転時に前記
    干渉部を前記凹凸により揺動させて、前記可動接点の固
    定片への離接を繰り返すようにした請求項2に記載のト
    ラックボール。
  4. 【請求項4】 前記ボールの回転により回転する円板の
    側面に円環状の内側導電パターンと、この内側導電パタ
    ーンと同心の円環状で且つ導電部と絶縁部とを交互に配
    置して構成した外側導電パターンとを設け、ケースに、
    第1端子と第2端子と共通端子とを設けて、前記第1端
    子及び前記第2端子を前記外側導電パターンに摺接さ
    せ、前記共通端子を前記内側導電パターンに摺接させ、 前記一方のスイッチを、前記第1端子と前記共通端子と
    で構成し、前記他方のスイッチを、前記第2端子と前記
    共通端子とで構成した請求項2に記載のトラックボー
    ル。
  5. 【請求項5】 前記クリック感触発生手段を、前記一方
    及び他方のスイッチの前記可動片の前記干渉部を前記凹
    凸に当接させて構成した請求項1に記載のトラックボー
    ル。
  6. 【請求項6】 前記クリック感触発生手段を、前記ボー
    ルの回転により回転する円板の外周部に凹凸を交互に設
    け、ケースに支持されたばね部材の中間部に干渉部を設
    け、前記干渉部を前記凹凸に当接させて構成した請求項
    1に記載のトラックボール。
  7. 【請求項7】 前記ボールの押し込み動作により作動す
    るスイッチを備えた請求項1又は請求項2又は請求項3
    又は請求項4又は請求項5又は請求項6に記載のトラッ
    クボール。
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