JPH10319506A - プロジェクションテレビのフォーカス調整装置 - Google Patents

プロジェクションテレビのフォーカス調整装置

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JPH10319506A
JPH10319506A JP13248097A JP13248097A JPH10319506A JP H10319506 A JPH10319506 A JP H10319506A JP 13248097 A JP13248097 A JP 13248097A JP 13248097 A JP13248097 A JP 13248097A JP H10319506 A JPH10319506 A JP H10319506A
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screen
signal
pattern
video
projection
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JP13248097A
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Osamu Sato
佐藤  修
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロジェクションテレビでスクリーンの表示
される映像の画面サイズの変更及び画面フォーカスの調
整に、個人差が生じたり、時間がかかる課題があった。 【解決手段】 本発明は、プロジェクションテレビ手段
を用いて前記スクリーンに投影される画面のフォーカス
調整用の任意の基準パターン画面を表示させる調整用パ
ターン発生手段と、前記調整用パターン発生手段からの
信号により、前記スクリーンに投影された任意の基準パ
ターンを撮像手段で撮像し、その撮像映像信号から表示
パターン位置を検出して、前記調整用パターン発生手段
の基準信号と比較し、ずれを検出するずれ検出手段と、
前記ずれ検出手段で得たずれ信号により投射レンズ手段
を制御するプロジェクションテレビのフォーカス調整装
置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリーンに投影
される映像画面の画面サイズが選択でき、かつ放送また
はパッケージビデオ等のテレビ映像のほかに撮像装置で
撮像した映像も同一スクリーンに投影できるプロジェク
ションテレビ装置において、前記プロジェクションテレ
ビ装置からスクリーンに投影される映像画面のフォーカ
ス調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近来、劇場、イベント会場等でテレビ放
送映像、及び映画や劇場舞台等の映像を磁気録画した、
いわゆるパッケージビデオを多数の視聴者が同時に視聴
出来る装置として、プロジェクションテレビ装置が用い
られている。一方、講演会や発表会等では、一般にOH
P(Over Head Projector)やスライド映写装置等を用い
て講演発表内容を補足する資料、図形及び映像等をスク
リーンに表示しているが、このOHPや映写装置は、ス
クリーンに投影される画面は暗い為に、会場内の照明を
も暗くする必要がある。このために、会場内の照明を暗
くする必要もなく、かつ多数の視聴者が鮮明で明るい画
面が視聴できるプロジェクションテレビ装置に撮像装置
を組み合わせた投影装置が用いられるようになってき
た。
【0003】この投影装置の具体的構成について、図5
を用いて説明する。なお、この投影装置は、液晶素子を
用いたプロジェクションテレビ装置を例として用いて説
明する。図中のスイッチ51の端子51aには、テレビ
映像信号が入力される。テレビ映像信号としては、図示
していない受信アンテナで受信したテレビ放送電波を選
局装置及び映像信号再生装置を介して得られたテレビ映
像信号、または磁気記録媒体にテレビ信号形態で記録さ
れ、磁気記録再生装置で再生されたビデオ映像信号等が
あり、以下、単にテレビ映像信号という。このスイッチ
51の可動片51cには、映像信号処理部52が接続さ
れている。この映像信号処理部52は、前記スイッチ1
5から入力されたテレビ映像信号を処理して、カラー映
像を再生するための3原色の色信号を生成する。この映
像信号処理部52で生成された3原色信号は、液晶素子
パネル駆動部53に入力される。この液晶素子パネル駆
動部53は、前記3原色の各色信号毎に後述する液晶素
子パネル54を駆動するための水平及び垂直方向の駆動
パルスを生成する。前記液晶素子パネル54は、前記液
晶素子パネル駆動部53から供給された駆動パルスによ
って、液晶パネル面にカラー映像を表示する。この液晶
素子パネル54の後方には、映像を投影するための光源
55が設けられ、かつ液晶素子パネル54の前方には、
投射レンズ部56が設けられている。前記光源55から
の投射光は、前記液晶素子パネル54を透過し、その液
晶パネル54に表示された映像を投射レンズ56部を介
して、スクリーン57に投影する。この投射レンズ部5
6内の投射レンズの配置位置を変化させることにより、
スクリーン57に表示される映像画面サイズを任意に設
定したり、またはスクリーン57に投影される映像画面
のフォーカスを調整することができる。この画面サイズ
設定とフォーカス調整のために、レンズ制御部58から
の制御信号により投射レンズの配置位置を摺動移動させ
るレンズ駆動部59を有している。前記レンズ制御部5
8は、入力端子58aからの指示入力により、前記レン
ズ駆動部59に内蔵されている電動モータ等の駆動時間
及び駆動方向等を制御する信号を生成する。前記入力端
子58aからの指示入力方法としては、図示していない
が、複数の画面サイズ切り替え用スイッチを設け、スイ
ッチの切り替えにより前記投射レンズ部56内のレンズ
位置を移動してサイズを変える方法、及び抵抗値を変え
て前記レンズ位置を微調整してフォーカスを調整する方
法とがある。
【0004】さらに、前記投影装置には、講演会または
発表会などで資料、図形及びサンプル品などを撮像する
装置が組み込まれている。この撮像装置は、撮像レンズ
部60とこの撮像レンズ部60が取り込んだ映像光を光
電変換して、テレビ映像信号を生成する撮像映像信号処
理部61を有している。この撮像映像信号処理部61で
生成された撮像映像信号は、前記スイッチ51の端子5
1bに入力される。つまり、スイッチ51の可動片51
cを端子51a側に切り替えた際には、テレビ映像信号
の画面が、端子51b側に切り替え得た際には、撮像映
像信号の画面が前記スクリーン57に投影表示される。
このように資料等を撮像して投影表示することを以下の
説明では便宜上OHP表示と称することにする。
【0005】そして、スイッチ51により、スクリーン
57に投影する映像画面を切り替える際に、前記スクリ
ーン57に表示される映像画面は、前記レンズ制御部5
8ににより所定の画面サイズにしたり、その都度フォー
カス調整を行っている。この画面サイズとフォーカス調
整のうち、特にフォーカス調整は、前記スクリーン57
に投影される映像画面を目視して、前記レンズ制御部5
8の入力端子58aからの入力指示を微調整したり、ま
たは前記レンズ駆動部59を手動で駆動して、フォーカ
スの最良点を探索している。このため、フォーカス調整
者の個人差によるフォーカス最良点(以下、ジャストフ
ォーカスという)に相違が生じたり、または投影画面サ
イズを変える度にフォーカス調整を迅速に、かつジャス
トフォーカスにしなければならず、迅速にジャストフォ
ーカスが得られない際には、視聴者に画面サイズ変更の
都度不快感を与えることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のプロジェクショ
ンテレビ装置においては、テレビ映像信号と撮像映像信
号のいずれかをスクリーンに投影する際に、画面サイズ
の変更及び画面フォーカスの調整を行っているが、調整
者の個人差によってジャストフォーカスに差が生じた
り、または、ジャストフォーカス探索に時間がかかり、
視聴者に不快感を与えるなどの課題があった。
【0007】本発明は、投影映像画面サイズに関わら
ず、かつ調整者の個人差も生ずることなく、迅速に的確
にジャストフォーカス調整を可能とするプロジェクショ
ンテレビのフォーカス調整装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、テレビ映像信
号を再生処理して映像画面を生成する映像表示素子と、
その映像表示素子に生成された映像画面を投影比を制御
可能な投射レンズ手段を介して、スクリーンに拡大投影
するプロジェクションテレビ手段と、前記プロジェクシ
ョンテレビ手段によって前記スクリーンに投影された映
像画面を撮像可能な撮像手段と、前記テレビ映像信号に
代えて前記スクリーンにフォーカス調整用の任意の基準
パターン映像画面を表示させるための信号を生成する調
整用パターン発生手段と、前記調整用パターン発生手段
からの信号により、前記スクリーンに投影された任意の
基準パターンを前記撮像手段で撮像し、その撮像映像信
号からスクリーンに表示された表示パターン位置を検出
して、前記調整用パターン発生手段の基準信号と比較し
ずれを検出するずれ検出手段と、前記ずれ検出手段で得
たずれ信号により前記投射レンズ手段を制御することを
特徴としたプロジェクションテレビのフォーカス調整装
置である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
プロジェクションテレビのフォーカス調整装置の一実施
の形態の構成を示すブロック図である。なお、図5と同
一部分は同一符号を付して、その詳細説明は省略する。
【0010】本発明は、スクリーンにテレビ映像信号と
撮像映像信号のいずれの映像画面も投影できるように
し、前記撮像装置で撮像した映像信号を、テレビ映像信
号と同じ信号形態にして、映像信号処理部52に供給す
ることにより、液晶素子パネル駆動部53、液晶素子パ
ネル54、投射レンズ部56、レンズ制御部58及びレ
ンズ駆動部59を共用するようにしている。また撮像レ
ンズ部60及び撮像映像信号処理部61は、OHP表示
用以外に、スクリーンに投影された映像画面も撮像で
き、その撮像されたスクリーンの映像を基にジャストフ
ォーカス調整を行うようにしたものである。
【0011】図1の図5との相違点は、映像信号処理部
52に入力される信号の切り替えスイッチ11に3っの
端子a1、a2、a3を設け、端子a1には、前記テレ
ビ映像信号が入力され、端子a2には、パターン発生部
12からのパターン信号が入力され、端子a3には、前
記撮像映像信号処理部61からの撮像映像信号が入力さ
れる点にある。さらに、前記撮像信号処理部61からの
撮像映像信号が入力される位相検出部13と、この位相
検出部13で生成された信号と前記パターン発生部12
からの基準信号と比較し、その比較結果で前記レンズ制
御部58に制御信号を供給する制御信号発生部14を有
した点にある。
【0012】このような構成のプロジェクションテレビ
において、前記レンズ制御部58の入力端子58aに所
定の制御信号が与えられ、前記スクリーン57に所定の
画面サイズの映像画面が表示されているとする。この状
態で前記スイッチ11の可動片を端子a2に切り替え、
パターン発生部12からフォーカス調整用のパターン信
号を前記映像信号処理部52に入力する。このパターン
発生部12からのパターン信号は、前記液晶素子パネル
54に映像として表示され、かつスクリーン57に投影
される。このスクリーン57に投影されるパターンの形
状例を図2に示している。
【0013】このパターンは、画面の中央部の上方、中
央及び下方に所定の間隔でかつ同じ幅と長さを有した3
本の横バーx、y、zを表示するようにパターン発生部
12から基準信号として出力され、スクリーン57に表
示される。このパターン形状がスクリーン57に表示さ
れた際のジャストフォーカス状態を図2(a)に示して
いる。
【0014】このスクリーン57に表示されたパターン
を撮像レンズ60で取り込み、かつ撮像信号処理部61
で撮像映像信号に変換する。この撮像信号処理部61で
生成された撮像映像信号は、前記位相検出部13に入力
される。この位相検出部13では、撮像映像信号の垂直
同期信号を基準として横バーx、y、zの走査ラインを
カウントする。例えば、横バーxはn1番目のラインか
ら、横バーyはn2番目から、及び横バーyはn3番目
から走査を開始し、所定の幅ライン数(横バーの幅を示
す:例えば横バーzは、n3〜n30のライン数を有し
ている)で表示されている。この横バーx、y、zの走
査開始ラインのライン番号とライン幅を示すライン数を
求める。この位相検出部13で求めた各横バーx、y、
zの走査開始ラインとライン幅を前記制御信号発生部1
4に入力する。この制御信号発生部14には、前記パタ
ーン発生部12からのパターン信号の基準値が入力端子
15に入力されており、このパターン発生部12からの
基準値と前記位相検出部13からの各横バーの走査開始
ラインと幅ライン数を比較し、その走査開始ラインと幅
ライン数に相違がある際には、その相違差に応じた制御
信号を前記レンズ制御部58に入力する。
【0015】次に、図2(b)には、スクリーン57に
投影された映像画面のフォーカスがずれている状態(す
なわち、ジャストフォーカスされていない状態)を示し
ており、図中ジャストフォーカス状態を示す横バーx、
y、zと、フォーカスずれ状態を示す点線矩形x1、y
1、z1が示されている。ジャストフォーカスされてい
ないと前記パターン発生部12からのパターン信号によ
りスクリーン57に表示される横バーx、y、zの位置
と幅は、図中点線で示すように変化する。例えば、横バ
ーxは、図中横バーxより上方に走査ラインn01から
n1の幅を有した点線矩形x1として表示され、横バー
yは、走査ラインn02からn21の幅を有した点線矩
形y1として表示され、更に横バーzは、走査ラインn
30からn31の幅を有した点線矩形z1として投影さ
れているとする。このスクリーン57に表示された映像
画面を前記撮像レンズ部60で取り込み、かつ前記撮像
信号処理部61で撮像映像信号に変換する。この撮像映
像信号から前記位相検出部13で、前記パターンの横バ
ーx1の走査開始ラインを検出する。この検出された走
査開始ライン信号を前記制御信号発生部14に入力す
る。この制御信号発生部14では、前記入力端子15に
入力された前記パターン発生部12からの横バーxのパ
ターン信号の基準値と、横バーx1走査開始ラインとを
比較する。つまり、横バーxがジャストフォーカスの時
には、走査開始ラインはn1であるのに対して、ジャス
トフォーカスされていないときの横バーx1の走査開始
ラインはn01となる。この走査開始ラインn1とn0
1との差がフォーカスずれの幅となる。従って、前記制
御信号発生部14では、走査開始ラインn1とn01の
差に応じた制御信号を生成して、前記レンズ制御部58
に供給し、走査開始ラインn1とn01の差がなくなる
まで制御信号を供給する。走査開始ラインn1とn01
が一致した時点がジャストフォーカス状態となる。この
時、n1−n01>0の場合には、前記投射レンズ部5
6の焦点距離が短くなるような制御信号を供給し、n1
−n01<0の場合は、逆に焦点距離が長くなるような
制御信号を供給するように設定する。
【0016】このようにして、基準パターン信号の横バ
ーの走査開始ラインと撮像映像信号から検出した横バー
の走査開始ラインとを比較し、その差が零となるように
制御信号を発生させて、その制御信号に基づいて前記レ
ンズ制御部58とレンズ駆動部59を介して前記投射レ
ンズ部56の焦点距離を調整することより、ジャストフ
ォーカスの映像画面が得られる。この状態で、前記スイ
ッチ11を端子a1からのテレビ映像信号を切り替える
と、そのテレビ映像信号の映像画面はスクリーン57に
ジャストフォーカス状態で表示できる。
【0017】なお、上記説明では、前記横バーxの走査
開始ラインを用いたが、いずれかの位置の横バー、また
はすべての横バーの走査開始ラインを用いて焦点調整用
の制御信号を生成してもよく、また走査開始ラインと幅
ライン数の両信号を基に制御信号を生成しても良いこと
は明かである。
【0018】次に本発明の他の実施例について、図3を
用いて説明する。なお、図1と同一部分は同一符号を付
し、その詳細説明は省略する。この図3と図1との相違
は、撮像映像信号処理部61で生成した撮像映像信号を
距離測定回路21を介して、前記制御信号発生部14に
供給する点にある。この実施例の動作説明は、図4を併
用して説明する。
【0019】最初に、図4(a)に示すように、プロジ
ェクションテレビ装置の投射レンズ部56とのスクリー
ン57の距離tおよび撮像装置の撮像レンズ部60とス
クリーン57との距離tを等しくなるように設定する。
更に、前記投射レンズ部56の中心点と前記スクリーン
57の中心点を同軸線上に配置し、かつ前記撮像装置の
撮像レンズ部60の中心点と前記スクリーン57とを結
ぶ線は、前記投射レンズ部56とスクリーン57を結ぶ
線と平行になるように設置されている。また、前記撮像
装置の撮像レンズ部60の焦点は前記スクリーン57の
距離tに正確に合わせてある。
【0020】このような条件のもとで、前記パターン発
生部12からの基準パターン信号による前述と同様な3
つの横バーx、y、zからなるパターン映像をスクリー
ン57に投影する。この投影された各横バーx、y、z
の間隔H0は、前記投射レンズ部56の焦点調整がジャ
ストフォーカス状態の場合は、図4(b)に示すように
等しい位置に投影される。よって、前記撮像装置の撮像
レンズ部60が取り込んだ映像画面の光電変換素子面に
投影されたスクリーン57の映像画面の横バー間隔h0
となり、スクリーン57面上の間隔H0と光電変換素子
面の間隔h0は、比例する。前記距離測定回路21で
は、例えば、横バーxとyの各々の走査開始ラインをカ
ウントし、その走査ライン数の差が距離として検出さ
れ、間隔H0を求めることができる。この検出された走
査ライン数差の信号を前記制御信号発生部14に供給す
る。前記制御信号発生部14には、入力端子15に前記
パターン発生部12から基準パターン信号中の横バーx
とyの間隔値信号が供給されており、この基準間隔信号
と前記距離測定回路21からの走査ライン数差信号を比
較する。その比較結果は投射レンズ制御部58に供給さ
れて、レンズ駆動部59を駆動制御して投射レンズ56
からの投影映像画面をジャストフォーカスに調整する。
【0021】このスクリーン57への投影映像画面がジ
ャストフォーカス状態でない場合の動作を図4(c)を
用いて説明する。図4(c)には、ジャストフォーカス
状態の横バーx、y、zと、フォーカスずれ状態を示す
図中点線の矩形で示した横バーx1、y1、z1が示さ
れている。例えば、横バーx1は、走査開始ラインがn
10で、走査終了ラインがn1mである。更に、横バー
y1の走査開始ラインはn20で、走査終了ラインはn
2mである。この走査開始と終了ラインのライン数差が
各横バーx、yのフォーカスずれにより生ずる幅とな
る。この走査開始と終了ライン数差を有する信号を前記
距離測定回路21に供給して、前記各ライン数差から横
バーxとyの中心ラインnxとnyを求め、かつその中
心ラインnxとnyからライン数差H1信号を検出す
る。このライン数差H1信号は、前記制御信号発生部1
4に供給される。この制御信号発生部21には、前記入
力端子15に入力されている前記パターン発生部12か
らの横バーxとyとの基準ライン数差H0が基準値とし
て入力されている。この基準値の基準ライン数差H0
と、前記距離測定回路21からの前記ライン数差H1と
が等しくなるように制御信号を生成する。この制御信号
発生部14からの制御信号は、前記投射レンズ制御部5
8に入力され、前記レンズ駆動部59を駆動して投射レ
ンズ部56の焦点調整を行い、ジャストフォーカス状態
になるまで投射レンズ部56の投射レンズを摺動調整す
る。
【0022】なお、この説明では、横バーxとyとの距
離を検出してジャストフォーカス調整を行ったが、横バ
ーyとzとの距離を用いたり、または横バーxとyとの
距離と横バーyとzとの距離の2っの距離を用いても同
様な調整が可能であることは明かである。
【0023】以上説明したように、本発明は、プロジェ
クションテレビ装置と撮像装置を併設して、パターン信
号発生部からフォーカス調整用の基準パターン信号を前
記プロジェクションテレビ装置を介してスクリーンに投
影し、前記スクリーンに投影された基準パターン映像を
前記撮像装置で撮像する。その撮像映像から前記パター
ンの走査開始ラインまたは走査ライン間の差信号を生成
して、前記パターン信号発生部からの基準走査開始ライ
ンまたは走査ライン間信号と比較する。その比較によ
り、基準走査開始ラインまたは走査ライン間信号と撮像
映像から得た前記走査開始ライン差または走査ライン間
差信号とが一致するように前記プロジェクションテレビ
装置の投射レンズを摺動させて、ジャストフォーカス調
整するものである。
【0024】これにより、前記投射レンズ部から投影さ
れる投影画面サイズを前記レンズ制御部58の入力端子
58aから変更する際には、前記スイッチ11を切り替
えて基準パターン信号を投影するのみでその画面サイズ
に応じたジャストフォーカスが自動的に確保できる。
【0025】また、本発明の他の実施例の説明におい
て、投射レンズとスクリーンとの中心軸と撮像レンズと
スクリーンとの中心軸は平行状態としたが、投射レンズ
の中心軸をスクリーンの中心点に合わせ、かつ撮像レン
ズの中心軸も前記スクリーンの中心点に合わせても、前
記基準パターン間の距離の測定が可能であることも明か
である。
【0026】更に、前記撮像装置は、ジャストフォーカ
ス調整の後、OHP表示用に利用可能であることは言う
までもない。また、上記説明では、液晶素子パネルを用
いた投射型プロジェクションテレビを例にしたが、投射
型ブラウン管を用いたプロジェクションテレビにも適用
できることも明かである。
【0027】なお、前記説明では、スクリーンに投影す
る画面のサイズを変更する度に、前記基準パターン発生
部から基準パターン映像を投影してジャストフォーカス
調整を行っているが、例えば、OHP表示の際に画面サ
イズを途中で変更することがある。このような場合は、
OHP表示用のカメラとは別に、前記プロジェクション
テレビ装置の投射レンズの近傍に極く小型な撮像カメラ
を設けて、常時スクリーンの画面のフォーカス状態を監
視するようにし、OHP表示の画面に視聴者の視聴の邪
魔にならない位置に、前記基準パターン映像を重畳して
スクリーンに投影させ、この基準パターンを前記フォー
カス監視カメラで撮像して、投影画面サイズの変更の都
度、常時ジャストフォーカス調整を実施することも可能
である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、スクリ
ーンに投影される画面サイズの変更時に、フォーカス調
整用の基準パターンを投影するのみで自動的に、かつ確
実にジャストフォーカスが得られる。また、OHP表示
の際に画面サイズを変更する場合には、別にスクリーン
フォーカス監視用の撮像装置を用いることにより、画面
サイズの変更の都度、常時ジャストフォーカス状態が得
られるという効果も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロジェクションテレビのフォー
カス調整装置の一実施形態の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の動作を説明する平面図。
【図3】本発明に係るプロジェクションテレビのフォー
カス調整装置の他の実施形態の構成を示すブロック図。
【図4】本発明の他の実施形態の動作を説明する平面
図。
【図5】従来のテレビ映像と撮像映像を同一スクリーン
に投影するプロジェクションテレビの構成を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
11…スイッチ、12基準パターン発生部、13位相検
出部、14制御信号発生部、15基準値入力端子、52
映像信号処理部、53液晶素子パネル駆動部、54液晶
素子パネル、55光源、56投射レンズ部、58レンズ
制御部、59レンズ駆動部、60撮像レンズ部、61撮
像映像信号処理部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビ映像信号を再生処理して映像画面
    を生成する映像表示素子と、 その映像表示素子に生成された映像画面を投影比を制御
    可能な投射レンズ手段を介して、スクリーンに拡大投影
    するプロジェクションテレビ手段と、 前記プロジェクションテレビ手段によって前記スクリー
    ンに投影された映像画面を撮像可能な撮像手段と、 前記テレビ映像信号に代えて前記スクリーンにフォーカ
    ス調整用の任意の基準パターン映像画面を表示させるた
    めの信号を生成する調整用パターン発生手段と、 前記調整用パターン発生手段からの信号により、前記ス
    クリーンに投影された任意の基準パターンを前記撮像手
    段で撮像し、その撮像映像信号からスクリーンに表示さ
    れた表示パターン位置を検出して、前記調整用パターン
    発生手段の基準信号と比較し、ずれを検出するずれ検出
    手段と、 前記ずれ検出手段で得たずれ信号により前記投射レンズ
    手段を制御することを特徴としたプロジェクションテレ
    ビのフォーカス調整装置。
  2. 【請求項2】 前記ずれ検出手段は、前記撮像手段で撮
    像した前記スクリーンに投影された任意の基準パターン
    の走査開始ラインと前記調整用パターン発生手段からの
    任意の基準パターンの走査開始ラインとのずれを検出す
    ることを特徴とした請求項1に記載したプロジェクショ
    ンテレビのフォーカス調整装置。
  3. 【請求項3】 前記ずれ検出手段は、前記撮像手段で撮
    像した前記スクリーンに投影された任意の基準パターン
    の走査ライン幅と前記調整用パターン発生手段からの任
    意の基準パターンの走査ライン幅とのずれを検出するこ
    とを特徴とした請求項1に記載したプロジェクションテ
    レビのフォーカス調整装置。
  4. 【請求項4】前記ずれ検出手段は、前記撮像手段で撮像
    した前記スクリーンに投影された任意の基準パターン間
    の距離と前記調整用パターン発生手段からの任意の基準
    パターン間の距離を比較することを特徴とした請求項1
    に記載したプロジェクションテレビのフォーカス調整装
    置。
JP13248097A 1997-05-22 1997-05-22 プロジェクションテレビのフォーカス調整装置 Pending JPH10319506A (ja)

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