JP4534285B2 - 画像入出力装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写体を撮像して画像信号に変換し、この画像信号による映像をスクリーンに投射する画像入出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、特開平10−224717号公報に記載されているように、カメラで被写体を撮像して、カメラから出力される映像信号を液晶プロジェクタでスクリーンなどに投射するカメラ付き液晶プロジェクタが知られている。このカメラ付き液晶プロジェクタは、通常、カメラ用撮影レンズと液晶プロジェクタ用投射レンズとを有し、それぞれ手動で焦点調節が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のカメラ付き液晶プロジェクタには次のような問題がある。
(1)投射画像がピンボケの場合、カメラ用撮影レンズの焦点調節不良で投射映像がピンボケであるのか、投射レンズの焦点調節不良で投射映像がピンボケであるのかがわからない。そこで、撮影者はまずカメラ用撮影レンズまたは投射レンズの何れか一方の焦点調整を試みる。一方の焦点調節では投射映像のピンボケが解消しない場合には、他方のレンズの焦点調節を行って、スクリーン上の投射映像を鮮明にする。したがって、焦点調節の時間が長くなる。
(2)従来のカメラ付き液晶プロジェクタでは、カメラ用撮影レンズの焦点調節を行うとき、フォーカス調整途中のボケ画像が液晶プロジェクタでスクリーンに投射される。そのため、スクリーンを見ている人にボケ画像が見えてしまうという問題があった。
【0004】
本発明の目的は、撮影レンズなどの撮像光学系と、投射レンズなどの投影光学系とのどちらの影響により画像がぼけているのか迷うことなく、光学系の焦点調節を行うことができる画像入出力装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、撮像光学系の焦点調節途中のボケ画像を投射しないようにした画像入出力装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明による画像入出力装置は、被写体像を結像する撮像光学系と、撮像光学系の焦点調節をする第1焦点調節手段と、撮像光学系によって結ばれた像を撮像し、画像信号を出力する撮像手段と、画像信号に基づいて画像を生成する画像生成手段と、画像生成手段によって生成された画像をスクリーンに結像する投影光学系と、投影光学系の焦点調節をする第2焦点調節手段と、第1焦点調節手段による撮像光学系の焦点調節が終了した後に、第2焦点調節手段による投影光学系の焦点調節を開始するように、第1焦点調節手段および第2焦点調節手段を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
−第一の実施の形態−
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の第一の実施の形態による画像入出力装置の一例を表す外観図である。画像入出力装置は、画像を入力する撮像部3と、画像を出力する投射型表示部1とに大別される。第1の実施の形態による画像入出力装置は、投射レンズ6側に自動焦点調節装置を設け、撮影レンズ4側に手動焦点調節装置を設けたものである。撮像部3は、投射型表示部1のハウジングに折りたたみ可能に設けられた支柱5により、その支持部51に対して回動可能に支持される。被写体2は、投射型表示部1のハウジング上部(以降、載置台と呼ぶ)に載置される。撮像部3は、撮影レンズ4を通して被写体2を撮像して画像信号を投射型表示部1へ送る。投射型表示部1はハウジングの一側面に投射レンズ6を備え、この投射レンズ6を通してスクリーンSなどに撮像部3から送られた画像信号による映像を投射する。なお、支柱5の支持部52には、撮像部3の向きを変える可動機構が備えられる。撮像部3を支持部52に対して回動させることにより、載置台に載置された被写体2以外の被写体、たとえば、投射型表示部1によりスクリーンS上に投射された投射画像を撮像することができる。
【0008】
図2は画像入出力装置の概要を表すブロック図である。図2において、撮像部3は、ズーム式の撮像レンズ4と、CCDなどで構成される撮像素子21と、信号処理部22と、後述するオーバレイ画像用のオーバレイ回路23とを有する。撮像レンズ4の焦点調節は焦点調節リング49の回転操作、あるいは、後述する操作部41のスイッチ操作により行われる。撮像レンズ4のズーミングは後述する操作部41のスイッチ操作により行われる。撮影レンズ4は、入射する被写体像を撮像素子21の撮像面に結像させる。撮像素子21で光電変換された撮像信号に対しては、信号処理部22で増幅およびディジタル信号への変換が行われる。信号処理部22は、撮像信号に対してホワイトバランス調整などの信号処理も行う。信号処理後の画像信号は、支柱5(図1)内に収容されたケーブルを通して撮像部3から投射型表示部1へ送られる。
【0009】
撮像部3には、撮影レンズ4のズーム倍率を調節するための駆動モータ26と、撮影レンズ4の焦点位置を調節するための駆動モータ27と、撮影レンズ4のフォーカシングレンズ4aをガイドするガイド48とが設けられている。各々のモータ26,27は後述する投射型表示部1内の制御部40により駆動制御される。撮像部3には、撮影レンズ4の焦点調節リング49の回転に応じて検出信号を出力するセンサ28も設けられている。このセンサ28による検出信号は投射型表示部1の制御部40へ送られる。上記の各モータ26,27に対する駆動信号およびセンサ28による検出信号は、画像信号と同様に支柱5(図1)内に収容されたケーブルを通して撮像部3および投射型表示部1間で伝送される。
【0010】
撮像部3のオーバレイ回路23は、撮像素子21により撮像された被写体画像に対して文字やポインタなどを重ねるための重畳信号を発生する。オーバレイ回路23は、投射型表示部1の制御部40からの指令により、重畳信号を発生して信号処理部22へ送る。信号処理部22は、撮像素子21から入力されて所定の信号処理が施された画像信号に対して、オーバレイ回路23から送られた重畳信号を重畳させる。重畳信号が重畳された画像信号は、投射型表示部1へ送出される。
【0011】
投射型表示部1は、撮像部3から送られてくる画像信号に対して種々の処理を行う処理部30と、処理部30で処理された画像信号に基づいて投射画像を生成する光学系33と、処理部30から出力された映像信号で光学系33を駆動するための駆動回路32と、光学系33の液晶パネルを照明する投射用ランプ39と、投射レンズ6とを有する。投射型表示部1は、画像切換スイッチ46を介して入力される画像信号に基づいて光学系33で投射映像を生成してスクリーンSに投射する。すなわち、投射型表示部1は、画像切換スイッチ46の入力端子Aを介して撮像部3からの画像信号を入力し、入力端子Bを介して外部入力端子34からの画像信号を入力する。画像切換スイッチ46は制御部40の指令で切換えられ、入力端子Aに入力される撮像部3による画像信号、および入力端子Bに入力される外部入力端子34からの画像信号のうち一方を選択して、出力端子Cを介して処理部30へ出力する。外部入力端子34には、たとえば、ビデオカメラなどで撮影された画像信号が入力される。
【0012】
処理部30は、スイッチ46を介して入力された画像信号に対してγ調整処理を施して駆動回路32へ出力する。処理部30はまた、γ調整処理後の画像に対してOSDメモリ36から読出される重畳用のデータを重ねてオーバーレイ画像を作る。OSDメモリ36は、制御部40からの指令により画像に対して重畳させる重畳データを記憶し、記憶されている重畳用データを制御部40からの指令により読出して処理部30へ送る。なお、重畳用データは、たとえば、オンスクリーン・メニューなどのテキストデータ、および後述するミュート画面などのスクリーンデータである。
【0013】
駆動回路32は、入力された画像信号に応じて、光学系33の液晶パネルを駆動する。図3を参照して光学系33を詳細に説明する。光学系33は、RGB各色用の画像をそれぞれ生成する液晶パネルP1〜P3と、投射用ランプ39(図2)からの照明光を赤色、緑色、青色(RGB)にそれぞれ分解して各液晶パネルP1〜P3を照明するRGB分解光学系(ダイクロイックミラー)D1〜D3とを備えている。図3において、制御部40の指令により点灯されたランプ39(図2)により発せられた光がミラーM1で反射され、赤色光を反射するダイクロイックミラーD1に入射される。ダイクロイックミラーD1は赤色光のみを反射して残りの光を透過する。ダイクロイックミラーD1で反射された赤色光はミラーM2で再び反射され、赤色用液晶パネルP1、色合成用のダイクロイックミラーD3およびD4を透過して投射レンズ6へ出射される。
【0014】
ダイクロイックミラーD1を透過した光は、青色光を反射するダイクロイックミラーD2に入射される。ダイクロイックミラーD2は青色光のみを反射して残りの光を透過する。ダイクロイックミラーD2で反射された青色光は、青色用液晶パネルP3を透過した後、色合成用のダイクロイックミラーD3で反射され、ダイクロイックミラーD4を透過して投射レンズ6へ出射される。ダイクロイックミラーD2を透過した緑色光は、緑色用液晶パネルP2を透過した後、ミラーM3および色合成用のダイクロイックミラーD4で反射されて投射レンズ6に出射される。投射レンズ6に出射された上記の赤色、青色および緑色の合成光が、投射レンズ6によりスクリーンS上に映し出される。
【0015】
図2に示すように、投射型表示部1には、スクリーンS上に投射された画像に対する投射レンズ6の焦点調節状態を検出するため、赤外線発光素子37および赤外線受光素子38が備えられている。赤外線発光素子37および赤外線受光素子38は、投射レンズ6に対して光学系33内の赤色用液晶パネルP1と共役な位置に配設されている。赤外線発光素子37は投射レンズ6を通してスクリーンSの方向(図2において右)へ赤外光を発し、赤外線受光素子38はスクリーンSで反射された赤外光を投射レンズ6を介して受光する。赤外線受光素子38の受光信号は図4に示す焦点検出/調節部401へ入力され、ここで、投射レンズ6による焦点調節状態が検出される。その検出結果に応じて焦点調節用モータ44が駆動され、投射レンズ6のフォーカシングレンズ6aがガイド62で光軸方向にガイドされることにより、投射レンズ6が合焦位置へ移動する。なお、焦点検出/調節部401は制御部40(図2)に設けられる。
【0016】
図5(a)に示すように、投射レンズ用操作部42にはオートフォーカス動作スタートスイッチ421と、後述するズーム倍率変更スイッチ422,423とが設けられている。焦点検出/調節部401による投射レンズ6の焦点調節操作は、不図示の電源スイッチがオンされてオートフォーカス動作スタートスイッチ421がオン操作されると開始される。
【0017】
焦点検出/調節部401により投射レンズ6を焦点調節する動作を説明する。操作者によりオートフォーカス動作スタートスイッチ421が操作されると、CPU409がメモリ406を書き込み可とする。これにより、投射レンズ6の焦点調節動作が開始される。パルス発生部402で発生されたパルス電流が赤外線発光素子37に流れ、赤外線発光素子37が赤外パルス光を発光する。赤外パルス光は投射レンズ6を通してスクリーンSに向けて照射され、スクリーンSで反射された赤外パルス光が再び投射レンズ6を通して赤外線受光素子38で受光される。赤外線受光素子38により光電変換された受光パルス信号は、ゲート回路403に入力される。ゲート回路403にはパルス発生部402で発生されたパルス信号が入力されており、この電気パルス信号を用いてゲートが開かれることにより、受光パルス信号がゲート回路403を通って増幅回路404に導かれる。増幅回路404で増幅された受光パルス信号は、A/D変換回路405でディジタル信号に変換され、メモリ406にディジタルデータが記録される。
【0018】
メモリ406に記録されたディジタルデータは、逐次読出されてD/A変換回路407でアナログ信号に変換される。変換後のアナログ信号はモータ駆動回路408に入力される。モータ駆動回路408は、焦点位置調節用駆動モータ44を駆動してメモリ406に記録されるデータの大きさが最大となるように、投射レンズ6の焦点位置を調節する。
【0019】
たとえば、焦点位置調節用駆動モータ44を駆動して投射レンズ6の焦点位置をスクリーンS側に移動したとき、メモリ406から読出されたデータの大きさが増加するときは投射レンズ6の焦点位置をさらに同一方向に移動し、メモリ406から読出されたデータの大きさが減少するときは投射レンズ6の焦点位置を反対方向に移動する。このように、赤外パルス光が赤外線検出素子38で最も強く受光されるように投射レンズ6の焦点位置が調節される。
【0020】
焦点調節が終了して、投射レンズ6の焦点位置がスクリーンS上で最適な状態に調節された状態になると、CPU409はメモリ406を書き込み禁止にして、新たなデータがメモリ406に記録されないようにする。このため、メモリ406から常に同じデータが読出されるようになり、モータ制御回路408に入力されるアナログ信号が変化しなくなる。この結果、焦点位置調節用駆動モータ44の駆動が停止されて、投射レンズ6の焦点調節状態が固定される。
【0021】
図2において、投射レンズ6はズームレンズであり、不図時のズーミングレンズを備えている。図5(a)に示すズーム倍率変更スイッチ422,423は、駆動モータ43を駆動して投射レンズ6のズーム倍率を調節するスイッチである。ズーミング用駆動モータ43は、ズーム倍率変更スイッチ422,423からの操作入力に応じて制御部40により駆動制御される。
【0022】
図5(b)は撮像部用操作部41の詳細を示す図である。NEARスイッチ411は、撮影レンズ4の焦点位置を撮影レンズ4側に近づけるために駆動モータ27によりフォーカシングレンズ4aを駆動するスイッチである。また、FARスイッチ412は、撮影レンズ4の焦点位置を撮影レンズ4側から遠ざけるために駆動モータ27によりフォーカシングレンズ4aを駆動するスイッチである。TELEスイッチ413は撮影レンズ4のズーム倍率を上げるために駆動モータ26でズーミングレンズを駆動するスイッチであり、WIDEスイッチ414は撮影レンズ4のズーム倍率を下げるために駆動モータ26でズーミングレンズを駆動するスイッチである。なお、ズーミングレンズ(不図示)は撮影レンズ4内に設けられている。
【0023】
図2において、投射型表示部1は赤外線受光素子31を有する。この赤外線受光素子31は、不図示のリモコン送信機から送信される赤外光による操作信号を受光して電気信号に変換する。電気信号に変換された操作信号は、制御部40内のデコード回路によりデコードされることにより、操作部41および42から入力された操作信号と同等の操作信号に変換される。すなわち、不図示のリモコン送信機を用いて、撮影レンズ4に対するズーム倍率調節および焦点調節、および投射レンズ6に対するズーム倍率調節を行うことができる。
【0024】
図2において、投射型表示部1は外部出力端子29と画像切換スイッチ35とを有する。外部出力端子29は、外部に用意されるモニター47に対して画像信号を出力する。外部出力端子29へ出力される画像信号は、画像切換えスイッチ35により端子Aに入力される撮像部3による画像信号、および端子Bに入力される外部入力端子34からの画像信号のうち一方が選択される。たとえば、スクリーンSが用意されていない場合、あるいは、操作者が手元で映像を確認したい場合などに、外部出力端子29にモニター47を接続すれば、撮像部3により撮影された画像をモニター47に表示させることができる。
【0025】
このような第一の実施の形態による画像入出力装置では、マニュアル操作による撮影レンズ4の焦点調節に先立って、オートフォーカスによる投射レンズ6の焦点調節を行うことができる。すなわち、電源を投入した後にオートフォーカス動作スタートスイッチ421をオン操作する。これにより、上述したように、投射レンズ6を介して赤外線発光素子37から赤外光がスクリーンに投射され、スクリーンからの反射光が赤外線受光素子38で受光される。受光素子38の受光信号に基づいて投射レンズ6のフォーカシングレンズ6aを駆動し、受光信号が最大となるレンズ位置を合焦位置とする。
【0026】
投射レンズ6の焦点調節が終了した後、撮像部3からの画像信号に基づいて投写型表示部1からスクリーンSに映像を投射する。このとき、スクリーン上の投射映像が鮮明であれば、撮影レンズ4の焦点調節は正しく行われている。なお、投射レンズ6の焦点調節終了後に、操作者が映像の投射開始を指示してもよいが、制御部40が投射レンズ6の焦点調節終了を認識したとき、制御部40の指令に基づいて、撮像部3からの画像信号で映像の投射を開始するのが好ましい。なお、投射レンズ6の焦点調節動作中、スクリーンSに撮像部3からの画像信号に基づいた映像を投射しておいてもよい。
【0027】
投射レンズ6の焦点調節終了後のスクリーン上の投射映像がぼけていれば、操作者はマニュアルで撮影レンズ4の焦点調節を行う。すなわち、スクリーン上の投射映像が鮮明になるまで、図5(b)に示すNEARスイッチ411とFARスイッチ412を適宜操作して撮影レンズ4の焦点位置を調節する。
【0028】
なお、操作者は撮影レンズ4の焦点調節を非投射型表示装置47を見ながら行ってもよい。その場合には、撮像部3の出力する画像信号に対応する画像を投射型表示部1にて表示しなくてもよい。以下、その場合の制御について説明する。NEARスイッチ411およびFARスイッチ412のいずれかが操作されると、制御部40が焦点調節開始を検出する。制御部40は、処理部30およびOSDメモリ36に指令を出して、撮像部3で撮像された画像信号に代えて、ミューティング用の画像データを駆動回路32に出力させる。すなわち、制御部40がOSDメモリ36に対して、たとえば、画面全体を青色にするデータを書き込み、OSDメモリ36から読出された青色画面用のデータが処理部30に出力される。処理部30は、撮像部3により撮影された画像を青色画面のデータに置き換えて駆動回路32に出力する。駆動回路32は、投射される映像が青色となるように光学系33に対して駆動信号を出力する。
【0029】
制御部40はさらに、NEARスイッチ411およびFARスイッチ412からの操作信号に応じて撮影レンズ4の焦点位置調節用駆動モータ27を駆動する。すなわち、NEARスイッチ411から操作信号が入力されると焦点位置調節用駆動モータ27を駆動して焦点位置を撮影レンズ4側に近づけ、FARスイッチ412から操作信号が入力されると焦点位置を撮影レンズ4側から遠ざける。撮影レンズ4を焦点調節している間、切換スイッチ35をA端子に切換えておく。これにより、載置台上の被写体2(図1)に撮影レンズ4が合焦したか否かは、外部出力端子29に接続されるモニター47に表示される表示画面を見て操作者が確認する。モニター47に表示されている合焦操作途中の画面は、上述したように投射レンズ6からスクリーンSに対して投射されないので、スクリーンSの前にいる人は合焦作業中のボケた投射画像を見なくてよい。
【0030】
撮影レンズ4の焦点位置の調節が終了すると、NEARスイッチ411およびFARスイッチ412はいずれも操作されない。制御部40は、両スイッチ411および412からの操作信号が所定時間入力されないことを判別すると、焦点調節終了と判断する。制御部40は、処理部30およびOSDメモリ36に指令を出して、ミューティング用の画像データに代えて撮像部3で撮像された画像信号を駆動回路32に出力させる。この結果、合焦操作完了後の撮像部3によるピントが合った映像が、投射型表示部1の投射レンズ6からスクリーンS上に投射される。なお、上記の所定時間は、制御部40が内部のタイマ回路を用いてカウントすることにより計時される。
【0031】
以上説明した第一の実施の形態によれば、以下のような作用効果が得られる。
(1)投射レンズ6側には自動焦点調節装置を設け、撮影レンズ4側には手動焦点調節装置を設けた。その結果、撮影レンズ4の焦点調節状態に関係なく、操作者はまず投射レンズ6を自動焦点調節させ、次にスクリーンの投射映像が鮮明になるように撮影レンズ4を焦点調節すればよい。したがって、従来のように撮影レンズも投射レンズもマニュアル操作で焦点調節する場合に比べて、焦点調節時間を短縮することができる。
(2)投射レンズ6および撮影レンズ4の両方の焦点位置の調節をオートフォーカスで行う場合に比べてコストが低減される。
(3)撮影レンズ4の焦点調節中に、ミューティング用の画像データによる映像を投射型表示部1から投射するようにした。この結果、撮影レンズ4の焦点位置を調節している途中のボケた映像がスクリーンS上に投射されないので、スクリーンの前にいる人びとに不快感を与えることを防止できる。
【0032】
上記の説明では、NEARスイッチ411およびFARスイッチ412による操作信号が制御部40に入力されるとミューティング用の画像データが駆動回路32に出力されるようにした。スイッチ411,412による操作信号の代わりに、上述した焦点調節用リング49の回転を検出するセンサ28による検出信号を利用してもよい。この場合には、センサ28による検出信号が制御部40に入力されると、制御部40が焦点調節開始を検出する。制御部40は、処理部30およびOSDメモリ36に指令を出して、撮像部3で撮像された画像信号に代えて、ミューティング用の画像データを駆動回路32に出力させる。また、センサ28による検出信号が所定時間以上制御部40に入力されなくなったことを制御部40が判断すると、制御部40が処理部30およびOSDメモリ36に画像切換指令を出して、ミューティング用の画像データに代えて撮像部3で撮像された画像信号を駆動回路32に出力させる。
【0033】
また、上記の説明では、NEARスイッチ411およびFARスイッチ412による操作信号が所定時間以上制御部40に入力されなくなったことを判断して、制御部40が焦点調節終了を検出するようにした。しかし、所定時間を待たずに、NEARスイッチ411およびFARスイッチ412による操作信号が入力されなくなったことにより、焦点調節終了を検出するようにしてもよい。
【0034】
上記の説明では、撮影レンズ4の焦点調節動作中に、画面全体を青色にするようなミューティング用画像データによる映像をスクリーンS上に投射するようにしたが、画面の色を他の色にしてもよい。さらに、ミューティング用の画像には、焦点調節中を表す「フォーカス調節中」のメッセージを表示させることもできる。メッセージの表示内容は、制御部40がOSDメモリ36に対して表示内容を書き込むことにより決定される。
【0035】
また、撮影レンズ4の焦点調節動作中を表すミューティング用画像データによる映像の代わりに、外部入力端子34から入力される画像信号による映像をスクリーンS上に投射するようにしてもよい。この場合には、スイッチ411,412による操作信号、および焦点調節用リング49の回転を検出するセンサ28による検出信号のいずれかが制御部40に入力されると、制御部40が画像切換えスイッチ46に対して指令を出して、画像切換えスイッチ46の入力をB端子側に切換えるようにする。
【0036】
−第二の実施の形態−
第二の実施の形態による画像入出力装置は、撮影レンズ4側に自動焦点調節装置を設け、投射レンズ6側に手動焦点調節装置を設けたものである。そして、撮影レンズ4をオートフォーカス動作により先に焦点調節し、しかる後に投射レンズ6をマニュアル操作により焦点調節する。図6は、第二の実施の形態による画像入出力装置の概要を表すブロック図である。第一の実施の形態と同様に、画像を入力する撮像部3Bと、画像を出力する投射型表示部1Bとに大別される。第一の実施の形態と比べて、撮影レンズ4の焦点調節用の赤外線発光素子24および赤外線受光素子25を撮像部3Bに設けた点、投射レンズ6の焦点調節用の赤外線発光素子37および赤外線受光素子38を省略した点、投射レンズ6の焦点調節用調節リング61の回転に応じて信号を出力するセンサ45を設けた点、撮影レンズ4から焦点調節用リング49とセンサ28を省略した点が主に異なる。以下では、相違点を主に説明する。
【0037】
図6に示す画像入出力装置では、第一の実施の形態のものと同様に、撮像部3Bには、撮影レンズ4のズーム倍率を調節するための駆動モータ26と、撮影レンズ4の焦点位置を調節するための駆動モータ27と、撮影レンズ4のフォーカシングレンズ4aをガイドするガイド48とが設けられている。駆動モータ26と27は、図7で後述する操作部41Bのスイッチ操作に応答して投写型表示部1の制御部40Bにより駆動される。また同様に、投射型表示部1には、投射レンズ6のズーム倍率を調節するための駆動モータ43と、投射レンズ6の焦点位置を調節するための駆動モータ44と、投射レンズ6のフォーカシングレンズ6aをガイドするガイド62とが設けられている。駆動モータ43と44は、図7で後述する操作部42Bのスイッチ操作に応答して投写型表示部1の制御部40Bにより駆動される。
【0038】
図7(a)において、撮像部用操作部41Bには、オートフォーカスにより撮影レンズ4の焦点調節動作を指令するオートフォーカス動作スタートスイッチ411Bと、撮影レンズ4のズーム倍率調節を行うスイッチ412B、413Bとを備えている。図7(b)に示すように、投射型表示部用操作部42Bには、マニュアル操作により投射レンズ6の焦点調節を行うスイッチ421Bおよび422Bと、マニュアル操作により投射レンズ6のズーム倍率調節を行うスイッチ423Bおよび424Bとを備えている。
【0039】
図6に示すように、撮像部3Bには、載置台上に載置された被写体に対する撮影レンズ4の焦点調節状態を検出するため、赤外線発光素子24および赤外線受光素子25が備えられている。赤外線発光素子24および赤外線受光素子25は、撮影レンズ4に対して撮像素子21と共役な位置に配設されている。赤外線発光素子24は撮影レンズ4を通して被写体2(図1)に向けて赤外光を発し、赤外線受光素子25は被写体2(図1)で反射された赤外光を受光する。赤外線受光素子25の受光信号は図8に示す焦点検出/調節部401Bへ入力され、ここで、撮影レンズ4による焦点調節状態が検出される。その検出結果に応じて焦点調節用モータ27が駆動され、撮影レンズ4のフォーカシングレンズ4aがガイド48で光軸方向にガイドされることにより、撮影レンズ4が合焦位置へ移動する。なお、焦点検出/調節部401Bは制御部40B(図6)に設けられる。
【0040】
図8を参照して、撮影レンズ4の焦点調節状態を検出して撮影レンズ4の焦点位置を調節する焦点検出/調節部401Bを詳細に説明する。なお、この焦点検出/調節部401Bは図4で説明した投射レンズ用のものと同一の回路構成である。操作者によりオートフォーカス動作スタートスイッチ411Bが操作されると、CPU409Bがメモリ406Bを書き込み可とする。これにより、撮影レンズ4の焦点調節動作が開始される。パルス発生部402Bで発生されたパルス電流が赤外線発光素子24に流れ、赤外線発光素子24が赤外パルス光を発光する。赤外パルス光は撮影レンズ4を通して被写体2に照射され、被写体2で反射された赤外パルス光が再び撮影レンズ4を通して赤外線受光素子25で受光される。赤外線受光素子25により光電変換された受光パルス信号が、ゲート回路403Bに入力される。ゲート回路403Bにはパルス発生部402Bで発生されたパルス信号が入力されており、この電気パルス信号を用いてゲートが開かれることにより、受光パルス信号がゲート回路403Bを通って増幅回路404Bに導かれる。増幅回路404Bで増幅された受光パルス信号は、A/D変換回路405Bでディジタル信号に変換され、メモリ406Bにディジタルデータが記録される。
【0041】
メモリ406Bに記録されたディジタルデータは、逐次読出されてD/A変換回路407Bでアナログ信号に変換される。変換後のアナログ信号がモータ駆動回路408Bに入力される。モータ駆動回路408Bは、焦点位置調節用駆動モータ27を駆動してメモリ406Bに記録されるデータの大きさが最大となるように、撮影レンズ4の焦点位置を調節する。
【0042】
たとえば、焦点位置調節用駆動モータ27を駆動して撮影レンズ4の焦点位置を被写体2に近づけたとき、メモリ406Bから読出されたデータの大きさが増加する場合は撮影レンズ4の焦点位置をさらに被写体2に近づけ、メモリ406Bから読出されたデータの大きさが減少する場合は撮影レンズ4の焦点位置を被写体2から遠ざける。これにより、赤外パルス光が赤外線検出素子25で最も強く受光されるように撮影レンズ4の焦点位置が調節される。
【0043】
焦点調節が終了して、撮影レンズ4の焦点位置が被写体2に対して最適な状態に調節された状態になると、CPU409Bはメモリ406Bを書き込み禁止にして、新たなデータがメモリ406Bに記録されないようにする。このため、メモリ406Bから常に同じデータが読出されるようになり、モータ制御回路408Bに入力されるアナログ信号が変化しなくなる。この結果、焦点位置調節用駆動モータ27の駆動が停止されて、撮影レンズ4の焦点調節状態が固定される。
【0044】
このような第二の実施の形態による画像入出力装置では、マニュアル操作による投射レンズ6の焦点調節に先立って、オートフォーカスによる撮影レンズ4の焦点調節を行うことができる。すなわち、電源を投入した後にオートフォーカス動作スタートスイッチ411Bをオン操作する。これにより、上述したように、撮影レンズ4を介して赤外線発光素子24から赤外光が被写体2に投射され、被写体2からの反射光が赤外線受光素子25で受光される。受光素子25の受光信号に基づいて撮影レンズ4のフォーカシングレンズ4aを駆動し、受光信号が最大となるレンズ位置を合焦位置とする。
【0045】
撮影レンズ4の焦点調節が終了した後、撮像部3からの画像信号に基づいて投写型表示部1からスクリーンSに映像を投射する。このとき、スクリーン上の投射映像が鮮明であれば、投射レンズ6の焦点調節は正しく行われている。なお、撮影レンズ4の焦点調節終了後に、操作者が映像の投射開始を指示してもよいが、制御部40Bが撮影レンズ4の焦点調節終了を認識したとき、制御部40Bの指令に基づいて、撮像部3からの画像信号で映像の投射を開始するのが好ましい。なお、撮影レンズ4の焦点調節動作中、スクリーンSに撮像部3からの画像信号に基づいた映像を投射しておいてもよい。
【0046】
撮影レンズ4の焦点調節終了後のスクリーン上の投射映像がぼけていれば、操作者はマニュアルで投射レンズ6の焦点調節を行う。すなわち、スクリーン上の投射映像が鮮明になるまで、図7(b)に示すNEARスイッチ421BとFARスイッチ422Bを適宜操作して投射レンズ6の焦点位置を調節する。
【0047】
NEARスイッチ421BおよびFARスイッチ422Bのいずれかが操作されると、制御部40Bが焦点調節開始を検出する。制御部40Bは、処理部30およびOSDメモリ36に指令を出して、撮像部3Bで撮像された画像信号に対して、たとえば、画面の中央にクロスマーカを表示させるデータを重畳して駆動回路32に出力させる。この場合には、制御部40BがOSDメモリ36に対してクロスマーカ用のデータを書き込み、OSDメモリ36から読出されたクロスマーカ用データが処理部30に出力される。処理部30は、撮像部3Bにより撮影された画像とクロスマーカとを合成して駆動回路32に出力する。駆動回路32は、クロスマーカが重畳された映像が投射されるように光学系33に対して駆動信号を発生する。
【0048】
制御部40Bはさらに、NEARスイッチ421BおよびFARスイッチ422Bからの操作信号に応じて投射レンズ6の焦点位置調節用駆動モータ44を駆動する。すなわち、NEARスイッチ421Bから操作信号が入力されると焦点位置調節用駆動モータ44を駆動して焦点位置を投射レンズ6側に近づけ、FARスイッチ422Bから操作信号が入力されると焦点位置を投射レンズ6側から遠ざける。スクリーンS(図1)に投射レンズ6が合焦したか否かは、スクリーンS上に投射された投射画像を見て操作者が確認する。撮像部3Bで撮像された画像にコントラストの高い部分が含まれていない場合は、画像に重畳されたクロスマーカを目印にして投射レンズ6の焦点位置の調節を行えば、調節作業が行いやすい。
【0049】
投射レンズ6の焦点位置の調節が終了すると、NEARスイッチ421BおよびFARスイッチ422Bのいずれも操作されない。制御部40Bは、両スイッチ421Bおよび422Bからの操作信号が所定時間入力されないことを判別すると、焦点調節終了と判断する。制御部40Bは、処理部30およびOSDメモリ36に指令を出して、クロスマーカのデータの重畳を停止させる。この結果、合焦操作完了後の撮像部3Bによるピントが合った映像が、投射型表示部1Bの投射レンズ6からスクリーンS上に投射される。なお、上記の所定時間は、制御部40Bが内部のタイマ回路を用いてカウントすることにより計時される。
【0050】
以上説明した第二の実施の形態によれば、以下のような作用効果が得られる。
(1)撮影レンズ4側には自動焦点調節装置を設け、投射レンズ6側には手動焦点調節装置を設けた。その結果、投射レンズ6の焦点調節状態に関係なく、操作者はまず撮影レンズ4を自動焦点調節させ、次にスクリーンの投射映像が鮮明になるように投射レンズ6を焦点調節すればよい。したがって、従来のように撮影レンズも投射レンズもマニュアル操作で焦点調節する場合に比べて、焦点調節時間を短縮することができる。
(2)投射レンズ6および撮影レンズ4の両方の焦点位置の調節をオートフォーカスで行う場合に比べてコストが低減される。
(3)投射レンズ6の焦点調節中、撮像部3Bによる撮影画像にクロスマーカのデータを重畳してスクリーンS上に投射するようにした。したがって、撮像部3Bにより撮影された画像の中にコントラストの高い部分が含まれていないとき、スクリーンSに投射された画像を用いた投射レンズ6の焦点位置の調節作業が行いにくい場合でも、重畳されたクロスマーカを目印にして焦点位置の調節が行える。この結果、焦点位置の調節作業が容易になり、調節時間を短縮する効果が得られる。
【0051】
上記の説明では、NEARスイッチ421BおよびFARスイッチ422Bによる操作信号が制御部40Bに入力されると、撮像部3Bで撮影された画像にクロスマーカのデータが重畳されるようにした。スイッチ421B,422Bによる操作信号の代わりに、上述した焦点調節用リング61の回転を検出するセンサ45による検出信号を利用してもよい。この場合には、センサ45による検出信号が制御部40Bに入力されると、制御部40Bが焦点調節開始を検出する。制御部40Bは、処理部30およびOSDメモリ36に指令を出して、撮像部3Bで撮像された画像信号にクロスマーカのデータを重畳して駆動回路32に出力させる。また、センサ45による検出信号が制御部40Bに所定時間以上入力されなくなったことを制御部40Bが判別すると、制御部40Bが焦点調節終了と判断する。制御部40Bは、処理部30およびOSDメモリ36に指令を出して、クロスマーカのデータの重畳を停止させる。
【0052】
上記の説明では、赤外線発光素子24および赤外線受光素子25を用いて撮影レンズ4の焦点調節状態を検出するようにしたが、撮像素子21で撮像された画像データを用いて撮影レンズ4の焦点調節状態を検出するようにすることもできる。この場合には、撮像素子21で撮像された画像信号を用いて、信号処理部22で撮影画像のコントラストが検出される。制御部40Bは、信号処理部22で検出されるコントラストが最大になるように、焦点位置調節用駆動モータ27を駆動して撮影レンズ4の焦点位置を調節する。この方法は、撮像素子を用いたカメラで「山登り法」と呼ばれる方法である。この方法によれば、赤外線発光素子24および赤外線受光素子25を用いないで撮影レンズ4の焦点調節状態を検出することができる。
【0053】
また、上記の説明では、撮影レンズ4の焦点調節状態をオートフォーカス動作により検出して、撮影レンズ4を焦点調節するようにした。撮影レンズ4の焦点調節動作を行うことなく撮影レンズ4を焦点位置にセットする他の方法を説明する。通常、載置台上に載置された被写体2と撮像部3Bとの間隔は、撮像部3を支持する支柱5の長さにより所定の長さに保たれる。そこで、調節された撮影レンズ4の焦点位置を制御部40B内のメモリ領域に記録する。撮影レンズ4の焦点調節を行う場合、上記メモリ領域に記憶された撮影レンズ4の焦点位置を読出して、読出された焦点位置に応じて制御部40Bが焦点位置調節用駆動モータ27を駆動して撮影レンズ4の焦点位置を調節する。このようにすれば、オートフォーカス動作を行う場合に比べて、より速く撮影レンズ4の焦点位置を調節することが可能になる。たとえば、オートフォーカス動作スタートスイッチ411Bに代えて、操作部41Bにプリセットスイッチを設け、このスイッチがオン操作されたときに記憶されているプリセット位置へ撮影レンズ4を駆動すればよい。
【0054】
−第三の実施の形態−
図9は、第三の実施の形態を説明する画像入出力装置の外観図である。図9において、撮影レンズ4は、上述した支柱5の先端の支持部52を回動させて任意の方向にセットできる。撮影レンズ4は、支持部52を回動させてスクリーンSの方向に向けられる。第三の実施の形態による画像入出力装置は、撮影レンズ4側と投射レンズ6側の双方に自動焦点調節装置を設けたものである。撮影レンズ4側の自動焦点調節装置は第2の実施の形態の画像入出力装置と同様に、赤外線発光素子24と、受光素子25と、焦点検出/焦点調節部401Bとで構成される。また、投射レンズ6側の自動焦点調節装置は、スクリーンSに投射された映像を撮像レンズ4を介して撮像素子21で撮像し、その撮像信号のコントラストに基づいて焦点調節状態を検出するいわゆる「山登り法」の焦点調節装置である。すなわち、第3の実施の形態による画像入出力装置は、(1)撮像部3Bの撮影レンズ4をスクリーンSに合焦させ、(2)投射型表示部1によりOSD回路36からオートフォーカス用パターンをスクリーンSに投射し、(3)そのパターンを撮像部3Bで撮像し、(4)撮像部3Bで撮影された撮影画像を用いて投射レンズ6の焦点調節状態を検出し、(5)その検出結果に基づいて投射レンズ6の焦点調節を行ってスクリーンSに合焦させるものである。
【0055】
第3の実施の形態による画像入出力装置における制御回路は、図6に示した第2の実施の形態のものと同様に構成することができる。第2の実施の形態のものと異なる点は、制御部40Bに上述した「山登り法」による焦点調節状態検出機能を付加した点である。
【0056】
図10(a)、(b)は、第3の実施の形態による画像入出力装置における操作部41Cおよび42Cの詳細を示す図である。図10(a)において、撮像部用操作部41Cには、オートフォーカスにより撮影レンズ4の焦点調節動作を指令するオートフォーカス動作スタートスイッチ411Cと、撮影レンズ4のズーム倍率調節を行うスイッチ412C、413Cとを備えている。図10(b)に示すように、投射側表示部用操作部42Cには、オートフォーカスにより投射レンズ6の焦点調節動作を指令するオートフォーカス動作スタートスイッチ421Cと、投射レンズ6のズーム倍率調節を行うスイッチ422C、423Cとを備えている。
【0057】
このような第三の実施の形態による画像入出力装置の焦点調節の手順を詳細に説明する。撮像部3Bの撮影レンズ4をスクリーンSに向けて固定する。操作部41Cのオートフォーカス動作スタートスイッチ411Cが操作されると、図8において、CPU409Bがメモリ406Bを書き込み可とすることにより、撮影レンズ4の焦点位置の調節動作が開始される。赤外線発光素子24からの赤外変調光をスクリーンSに投射し、スクリーンSからの反射光を受光素子25で受光する。撮影レンズ4の焦点位置をシフトしながら受光信号の最大値を検出して、その位置を合焦位置とする。これにより、撮影レンズ4がスクリーンSに合焦されると、CPU409Bはメモリ406Bを書き込み禁止にして、新たなデータがメモリ406Bに記録されないようにする。このため、メモリ406Bから常に同じデータが読出されるようになり、モータ制御回路408Bに入力されるアナログ信号が変化しなくなる。この結果、焦点位置調節用駆動モータ27の駆動が停止されて、撮影レンズ4の焦点調節状態が固定される。
【0058】
操作部42Cのオートフォーカス動作スタートスイッチ421Cが操作されると、図6において、制御部40Bが処理部30およびOSDメモリ36に指令を出す。この指令は、撮像部3Bで撮像された画像信号に代えて、たとえば、画面の中央にオートフォーカス用パターンを表示させるデータを作成して駆動回路32に出力させるものである。この場合には、制御部40BがOSDメモリ36に対してオートフォーカス用パターンのデータを書き込み、OSDメモリ36から読出されたオートフォーカス用パターンのデータが処理部30に出力される。処理部30は、撮像部3Bにより撮影された画像に代えてオートフォーカス用パターンのデータを駆動回路32に出力する。駆動回路32は、オートフォーカス用パターンによる映像がスクリーンSに投射されるように光学系33に対して駆動信号を発生する。
【0059】
スクリーンSに合焦されている撮像部3Bは、上述したようにスクリーンS上に投射されたオートフォーカス用パターンの投射画像を撮像する。撮像部3Bにおいて、スクリーンS上に投射されたオートフォーカス用パターンの像が撮像素子21で撮像される。制御部40Bは、撮像素子21で撮像された画像信号を用いて、撮影画像からコントラストを抽出し、抽出されたコントラストが最大になるように、焦点位置調節用駆動モータ44を駆動して投射レンズ6の焦点位置を調節する。この方法は、上述した「山登り法」と呼ばれる方法である。この方法によれば、投射レンズ6の焦点調節状態を検出するための赤外線発光素子および赤外線受光素子を用いずに、撮像部3Bにより撮像された画像を用いて投射レンズ6の焦点調節状態を検出することができる。
【0060】
制御部40Bは、抽出されたコントラストが最大になったと判定すると、焦点位置調節用駆動モータ44に対する駆動信号の出力を停止して投射レンズ6の焦点調節状態を固定する。そして、制御部40Bが処理部30およびOSDメモリ36に指令を出して、オートフォーカス用パターンに代えて「フォーカス調整完了」というメッセージをスクリーンSに投射させる。制御部40BがOSDメモリ36に対してメッセージ用のデータを書き込み、OSDメモリ36から読出されたメッセージ用データが処理部30に出力される。
【0061】
操作者は、スクリーンに投射されたメッセージを見て撮像部3Bの向きを変え、載置台上の被写体2に向けて固定する。図6において、操作者が操作部41Cのオートフォーカス動作スタートスイッチ411Cを操作すると、制御部40Bの指令により、撮影レンズ4の焦点位置が載置台上の被写体2に最適になるように調節される。すなわち、上述した図8の焦点検出/調節回路401Bにより撮影レンズ4が載置台上の被写体2に合焦する。このとき、制御部40Bは処理部30およびOSDメモリ36に指令を出力して、撮像部3Bで撮像された画像信号による映像が投射されないようにする。たとえば、制御部40BはOSDメモリ36に青色の背景に「撮影レンズ焦点調節中」という文字を投影するような画像データを書き込む。そして、処理部30では青色の画面データの上にOSDメモリ36からの文字データを重畳した画像信号を駆動回路32に出力する。撮影レンズ4が被写体2に合焦したことを制御部40Bが認識すると、制御部40Bは処理部30およびOSDメモリ36に指令を出力して、撮像部3Bで撮像された画像信号による映像が投射されるように駆動回路32に信号を供給する。その結果、投射型表示部1Bの投射レンズ6を通してスクリーンS上にピントが合った被写体映像が投射される。
【0062】
以上説明した第三の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。すなわち、撮像部3Bの撮影レンズ4をスクリーンSにオートフォーカス動作で合焦させ、スクリーンS上のオートフォーカス用パターンの撮像信号の最大のコントラストを検出することにより、投射レンズ6の焦点調節を行うようにした。したがって、投射レンズ6の焦点調節状態検出用に赤外線発光素子および赤外線受光素子を用いなくても、投射レンズ6のオートフォーカス動作を行うことができる。この結果、赤外線発光および受光素子を用いる場合に比べてコストを低減する効果が得られる。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、撮像光学系および投影光学系を有する画像入出力装置の両光学系を適切に焦点調節できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態による画像入出力装置の外観図である。
【図2】図1の画像入出力装置の概要を表すブロック図である。
【図3】投射型表示部の光学系のブロック図である。
【図4】投射レンズの焦点検出/調節部のブロック図である。
【図5】 (a)投射レンズ用操作部を表す図、(b)撮影レンズ用操作部を表す図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態による画像入出力装置の概要を表すブロック図である。
【図7】 (a)撮影レンズ用操作部を表す図、(b)投射レンズ用操作部を表す図である。
【図8】撮影レンズの焦点検出/調節部のブロック図である。
【図9】第三の実施の形態を説明する画像入出力装置の外観図である。
【図10】 (a)撮影レンズ用操作部を表す図、(b)投射レンズ用操作部を表す図である。
【符号の説明】
1,1B…投射型表示部、 2…被写体、
3,3B…撮像部、 4…撮影レンズ、
5…支柱、 6…投射レンズ、
21…撮像素子、 22…信号処理部、
24,37…赤外線発光素子、 25,38…赤外線受光素子、
27…焦点位置調節用駆動モータ、 28…センサ、
30…処理部、 32…駆動回路、
33…光学系、 34…外部入力端子、
36…OSDメモリ、 40,40B…制御部、
41,41B,41C,42,42B,42C…操作部、
44…焦点位置調節用駆動モータ、
45…センサ、 48,62…ガイド、
49,61…焦点調節用リング、 51,52…支持部、
S…スクリーン

Claims (6)

  1. 被写体像を結像する撮像光学系と、
    前記撮像光学系の焦点調節をする第1焦点調節手段と、
    前記撮像光学系によって結ばれた像を撮像し、画像信号を出力する撮像手段と、
    前記画像信号に基づいて画像を生成する画像生成手段と、
    前記画像生成手段によって生成された画像をスクリーンに結像する投影光学系と、
    前記投影光学系の焦点調節をする第2焦点調節手段と、
    前記第1焦点調節手段による前記撮像光学系の焦点調節が終了した後に、前記第2焦点調節手段による前記投影光学系の焦点調節を開始するように、前記第1焦点調節手段および前記第2焦点調節手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像入出力装置。
  2. 請求項1に記載の画像入出力装置において、
    前記第1焦点調節手段による前記撮像光学系の焦点調節開始を判断する焦点調節開始判断手段と、
    前記第1焦点調節手段による前記撮像光学系の焦点調節終了を判断する焦点調節終了判断手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記焦点調節開始判断手段による焦点調節開始判断に応答して前記撮像手段に基づいて生成される画像を前記投影光学系から投射することを禁止し、前記焦点調節終了判断手段による焦点調節終了判断に基づいて、前記撮像手段に基づいて生成される画像を前記投影光学系から投射することを許可することを特徴とする画像入出力装置。
  3. 請求項に記載の画像入出力装置において、
    前記制御手段は、前記撮像手段に基づいて生成される画像を前記投影光学系から投射することを禁止しているとき、前記投影光学系から所定の画像を投射させることを特徴とする画像入出力装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像入出力装置において、
    前記撮像光学系と、前記撮像手段とを含むカメラヘッドと、
    前記被写体または前記スクリーンを選択的に撮像可能にするために、前記カメラヘッドの向きを変更するカメラヘッド移動機構と
    を有することを特徴とする画像入出力装置。
  5. 請求項に記載の画像入出力装置において、
    前記撮像光学系を結像状態に導く自動焦点調節手段をさらに有することを特徴とする画像入出力装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像入出力装置において、
    前記第2焦点調節手段は、前記撮像手段が前記スクリーンを撮像したときに得られる前記画像信号に基づいて前記投影光学系を結像状態に導くことを特徴とする画像入出力装置。
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