JPH10316106A - 農産物の箱詰装置 - Google Patents

農産物の箱詰装置

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JPH10316106A
JPH10316106A JP12709897A JP12709897A JPH10316106A JP H10316106 A JPH10316106 A JP H10316106A JP 12709897 A JP12709897 A JP 12709897A JP 12709897 A JP12709897 A JP 12709897A JP H10316106 A JPH10316106 A JP H10316106A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吊り上げた農産物の向きを変更して枕詰め式
などの箱詰めを自動化して行える農産物の箱詰装置を提
供する。 【解決手段】 箱詰待機位置O1 に整列待機させた形状
異方性の農産物Pの複数を一括に吊り上げて箱詰位置O
2 に移送する保持ユニット61を、農産物を各一個宛に
吊り上げる複数の吊り上げ杆62で構成し、この吊り上
げ杆62の少なくとも一つないし全部は、垂直軸回りの
自在な回転を許して支持する回転支持機構と、この回転
支持機構で支持された保持部を所定角度回転させる回転
作動機構とをそれぞれ有するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、茄子,胡瓜等のそ
菜類や、果実のうちの次郎柿等で代表される形状に異方
性がある果実(以下これらを総称して「形状異方性の農
産物」という)を選別して箱詰包装し出荷する選別施設
で好適に用いられる箱詰装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】農産物を箱詰包装して出荷する農産物の選
別施設で取り扱う対象は、機械的な工業的生産過程で生
産されたものではなくて天然,自然の農業的生産過程か
ら生産された農産物であり、これらは形状や寸法,傷や
色等が一定でないため箱詰包装の作業に先立って農産物
を選別仕分けする工程が必要であるなどのいくつかの特
有の問題がある。これは、大きさの異なる農産物は大き
さ別に仕分けて箱詰されることが流通市場から求められ
ているなどの理由による。
【0003】上記の特有の問題の一つとして、包装資材
の共用化を図るために異なる大きさ別にまとめられた農
産物を共通の大きさの包装箱に箱詰めすることが挙げら
れ、この場合、共通の包装箱に対して異なる大きさの農
産物を詰める箱詰効率を高くするように、形状の大きな
農産物は少数を詰め、また形状の小さな農産物は多数を
詰めて、箱の中に農産物をできるだけ隙間なく合理的に
詰めることが望まれる。
【0004】このような隙間のない合理的な箱詰めを自
動的に行なわせる箱詰装置の提案としては、例えば、り
んごや梨等の球塊状農産物では、マトリックス状や千鳥
状など場合に応じた配列で箱詰めする装置の提案(特開
昭63−44411号、特公平8−568号他)がされ
ており、これらは、農産物を吊り上げて移載する手段に
対して、農産物をx,y方向に整列させて待機させる位
置であらかじめ設定する方式、x,y方向に整列された
農産物を吊り上げた後の移載途中でx方向,y方向の間
隔を変更調整したりあるいはx方向の列のうち隣接条の
位置をずらせてマトリックス状を千鳥状の配列に変更す
る方式など、種々のものが提案されている。
【0005】しかし、形状異方性の農産物については、
特殊な場合の箱詰め作業を機械化した装置はあっても、
多くの箱詰作業は手作業に頼っているのが現状である。
【0006】上記の特殊な場合の例としては、例えば、
ソラマメ等の比較的小物の農産物をバラ詰め梱包するも
のとして特公昭63−3808号の提案があるが、これ
はバラ詰めという特殊な作業用のものであってバラ詰め
作業が適当でないものについては適用できない。
【0007】また、長物(形状異方性)の農産物を、そ
の所定数の向きを揃えた一まとめで取り上げ−移載する
手段に対し、移載先の包装箱の向きと位置を変更させる
手段を設けた箱詰装置の提案(特開平7−2213号)
もあるが、これも長物農産物を一列あるいは複数列に箱
詰めする作業用以外には適用できない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、長物農産物
の箱詰めについては様々な考え方があってこれらの全て
に上記装置で普遍的に対応することはできない。
【0009】上述した同一規格の包装箱に対して大きな
農産物も小さな農産物もできるだけ効率よく(隙間な
く)詰めるという包装効率の向上の要求を満たした箱詰
め処理を行うためには、形状異方性の農産物の向きを一
定方向に揃えて詰める方式を単純に採用してもその要求
を満足することができない。例えば、一定方向に向きを
揃えて詰めた農産物の長さ方向の端に比較的短い隙間が
できる場合に、この隙間に90°あるいは斜めに向きを
変えて少量の農産物を詰める「枕詰め」と称される箱詰
め方式(図12(b)参照)が古くから行われている
が、これを自動化,機械化して行うようにすることは構
造上容易でないため、従来からこの作業は自動箱詰めと
は切り離して別の作業エリアで人手で行われている。ま
た同様に、図12(a),(c)のような特殊な詰め態
様についても自動ではなく人手による手作業エリアで箱
詰めが行われている。
【0010】そこで本出願人は、箱詰待機位置であらか
じめ枕詰めなどの配列に複数の農産物を整列させて、上
述した「枕詰め」を機械的に行うことを可能とした装置
を提案した(特願平7−336581号)。これは、例
えば、農産物が一個づつ載るフリートレイの多数と、農
産物を選別処理する搬送路から長物農産物の吊りげ位置
(箱詰待機位置)までこのフリートレイを搬送する搬送
手段と、吊りげ位置に送り込まれたフリートレイの複数
をグループ化して集積する集積手段と、フリートレイ上
の農産物の向き(姿勢)を各フリートレイ毎にそれぞれ
定められた方向に向かせるように作動する箱詰待機位置
に設けた回転台装置と、向きが各々所定の方向に向いた
状態で集積されている長物農産物を一括に吊り上げて包
装箱に移載収容させる移載装置とを用いて構成される。
【0011】この箱詰装置によれば、従来は人手に頼っ
ていた枕詰め式の箱詰め作業を自動化,機械化して行う
ことができる。
【0012】本発明は、上記の提案(特願平7−336
581号)が箱詰待機位置であらかじめ枕詰めの配列に
複数の農産物を整列させるものであるのに対し、吊り上
げ後の移載途中で、一個ないし複数の農産物の向きを変
更して枕詰め式などの箱詰めを自動化,機械化して、手
作業の工程を省いた省力化を実現できる箱詰装置の提供
を目的とするものである。
【0013】また本発明の別の目的は、枕詰め配列の角
度を90°だけでなく必要な任意の角度に設定すること
が簡単にでき、またこの枕詰めに限定されることなく、
複数の農産物の全体を斜めに詰めることや、90°方向
を変える等の様々な配列態様に容易に対応できる機能を
備えた箱詰装置を提供するところにある。
【0014】更に本発明の別の目的は、上記機能を備え
た装置を、構造が比較的簡単で安価に構成することがで
き、しかも耐久性に優れ、故障が少なく保守・管理が容
易な箱詰装置を提供するところにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、本願の特
許請求の範囲の各請求項に記載した発明により達成され
る。
【0016】本願請求項1の農産物の箱詰装置の発明
は、形状が方向によって同じでない形状異方性の農産物
を箱詰するための装置であって、農産物の複数を整列し
て待機させる箱詰待機装置、この箱詰待機装置で整列し
て待機された上記農産物の複数を一列づつあるいは平面
x,y方向の複数列を一括に吊り上げて箱詰位置に移送
する移載装置、この移載装置で移送される農産物を受け
入れるように箱詰位置に包装箱を待機させる包装箱待機
装置、の各装置を備え、前記移載装置は、箱詰待機装置
に待機されている農産物を各一個宛に吊り上げる複数の
吊り上げ手段を有し、この複数の吊り上げ手段はそれぞ
れ農産物を吊り上げる保持部を有すると共に、かつその
少なくとも一つないし全部は該保持部の垂直軸回りの自
在な回転を許して支持する回転支持機構と、この回転支
持機構で支持された保持部を所定角度回転させる回転作
動機構とをそれぞれ有していることを特徴とする。
【0017】上記において「形状異方性の農産物」とい
うのは、上述した茄子,胡瓜等の長物そ菜類や、球形や
平面円形でなく方向によって長さが異なっている(異方
性)次郎柿等の果実をいうが、本発明の装置が球形の農
産物に適用することを排除するものではない。
【0018】上記箱詰待機装置は、所定の選別項目を計
測し仕分け選別して、所定の仕分区分別に一まとめにし
た農産物を、包装箱に詰めるために整列して待機させる
装置をいい、例えば、選別コンベアから仕分排出装置に
よって一定仕分区分の農産物が排出されるように多数分
岐接続された各プールコンベアの終端部に、農産物を一
列あるいは複数列に農産物を整列させるように構成され
る。なお、本発明の装置は、選別コンベアやプールコン
ベア等に拘束されないいわゆるフリートレイ式の受皿の
上に農産物を一つづつ載せて搬送しフリートレイごと農
産物をプールコンベアに排出する方式の農産物選別装置
に適用できる他、これに限定されるものではなく、バケ
ットコンベア等のコンベア上に農産物を直接載せて搬送
し、所定の仕分区分位置でプールコンベアに農産物のみ
を排出する方式の選別装置に適用することもできる。上
記において箱詰待機装置で整列して待機される状態が一
列というのは、例えば、農産物を一列づつ吊り上げて移
載する動作を一箱分繰り返す方式の移載装置に適用する
場合に採用され、整列待機状態が平面x,y方向の複数
列というのは、一箱分を一まとめにして整列させ、これ
を一括して吊り上げる方式の移載装置に適用する場合に
好ましく採用される。
【0019】上記包装箱待機装置は、空箱を上部を開放
して農産物の受入れが可能に待機位置に随時送り込む装
置として設けられ、また必要に応じて、プラスチック製
のいわゆるトレイパックが箱内に嵌合して準備すること
もできる。
【0020】本発明の上記移載装置は、一つの吊り上げ
手段で一つの農産物を吊り上げるものであり、農産物を
吊り上げるための例えば吸引式の吸着カップからなる保
持部を有すると共に、この保持部を垂直軸回りに所定角
度させるための回転支持機構及び回転動作機構を備える
ことができる。この保持部を回転させる各機構は、全て
の吊り上げ手段が備えることもできるが、一部の吊り上
げ手段に限定して備えるようにすることもできる。上記
保持部の回転は、任意の角度に渡って回転するように設
けることもできるし、あらかじめ定めた2位置あるいは
複数の位置の間で回転するように設けることもできる。
回転角度は、限定されるものではないが一般的には0〜
180°、あるいは0〜90°とすればよい場合が多
い。
【0021】この発明によれば、箱詰待機位置から吊り
上げて箱詰位置に移送する途中で、一個あるいは複数の
農産物の向きを変更して枕詰め式などの適当な箱詰め配
列を機械化して行うことができる。
【0022】なお、上記の箱詰装置においては、複数の
吊り上げ手段の間には相互の隣接間隔を拡大・縮小する
パンタグラフ機構等の間隔調整機構や、隣接する列の相
互位置をずらせる位置調整機構や、複数の吊り上げ手段
を所定形状のカム溝に沿って移動させることにより任意
の配列に変更できる配列変更機構を設けることができ、
これらの機構を適宜に設けることによって、マトリック
ス状,千鳥状,枕詰め等の種々の配列によるとり一層隙
間のない合理的な箱詰め状態を確保できる。
【0023】請求項2の発明は、上記発明において、回
転作動機構を、回転支持機構の固定部に対して吊り上げ
保持部を回転支持するように垂直方向に伸びた回転軸体
と、前記回転支持機構の固定部に対して垂直方向に移動
可能でありかつ前記回転軸体に周方向の回転が不能に外
装された上下動軸体と、この上下動軸体を上下動させる
駆動手段と、上下動軸体の上下動を回転軸体の回転移動
に変換するカム機構とを備えるように構成したことを特
徴とする。
【0024】上記構成において、回転支持機構の固定部
というのは、吊り上げ手段の垂直軸回りの回転及び上下
動をしない本体部分をいう。なおこの本体部分が農産物
の移載のために三次元的のx,y,z軸方向に移動でき
ることは当然である。回転軸体は通常はその上端部にお
いて回転支持機構により支持され、下端部に上記保持部
を有するように設けられる。また上下動軸体は、回転軸
体との間でカム機構を形成し、例えば上下動軸体に設け
た周方向の曲線カム溝又は傾斜カム溝と、回転軸体に設
けられてこのカム溝に係合するカムピンとからなるカム
機構によって、駆動手段により装置上下動軸体を上下動
させることで回転軸体を回転移動させることができる。
【0025】この発明によれば、簡単な往復動式の駆動
手段を用いて保持部の回転を行わせることができる。
【0026】請求項3の発明は、上記請求項2の発明に
おいて、上下動軸体と回転支持機構の固定部の間に、該
上下動軸体の上下動を案内しかつ周方向の回転移動を拘
束する案内手段を設けたことを特徴とする。
【0027】この案内手段を有する発明によれば、例え
ば回転支持機構の固定部から垂直方向に延設した複数本
のガイドロッドに、上下動軸体のフランジに設けた貫通
孔を貫通滑合させた案内手段を設けることで、該上下動
軸体の傾きを防止したスムースな上下動を確保すること
ができる。
【0028】請求項4の発明は、上記請求項2又は3の
発明において、上下動軸体を上下動させる駆動手段が、
上下動軸体と回転支持機構の固定部の間に設けたエアシ
リンダ装置であることを特徴とする。
【0029】この発明によれば、例えば、エアシリンダ
装置のシリンダハウジングを上記固定部に固設し、ピス
トンロッドの先端を上下動軸体のフランジに連結するこ
とで、往復動(上下動)を行う駆動手段を簡単に構成す
ることができ、しかも、土や植物の浮遊性の埃りなどが
避け難い農産物の選別施設において使用されるエアシリ
ンダ装置として、シール性の高い市販既製品をそのまま
適用して構成できるので、箱詰装置全体の信頼性を高
く、かつ安価に構成できる。
【0030】請求項5の発明は、上記請求項2ないし4
のいずれかの発明において、農産物を吊り上げる保持部
を、吸引式の吸着パッドとしたことを特徴とする。
【0031】この発明によれば、農産物という比較的傷
付き易い取扱対象の傷発生などを防ぐことができる。
【0032】請求項6の発明は、上記請求項2ないし4
のいずれかの発明において、農産物を吊り上げる保持部
を吸引式の吸着パッドとし、かつ、回転作動機構の固定
部に対して吊り上げ保持部を回転支持するように垂直方
向に伸びた回転軸体を、吸着パッドに吸引負圧を供給す
る管路を有する筒体としたことを特徴とする。
【0033】この発明によれば、農産物という比較的傷
付き易い取扱対象の傷発生などを防ぐことができると共
に、その吸着のための吸引力を、該吸着カップを回転可
能に支持するための回転軸体を利用して作用させること
ができるので、装置の構造が簡単でコンパクトになると
いう利点が得られる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を、平面
が矩形に近似した形状をなしている次郎柿を箱詰めする
場合の装置例として示した図面に基づき説明する。
【0035】実施形態1 本例は、図1〜図12により説明される。
【0036】図8は、本発明よりなる一例の箱詰装置の
全体構成の概要を正面図で示したものであり、また図9
はプールコンベアの終端部において複数の次郎柿が箱詰
待機状態で整列されている状態を示した平面図で、これ
らの図において、1は選別コンベアであるバケットコン
ベアであり、紙面に直角な方向に回動するように延設さ
れていて、その上に載せた次郎柿Pについて、所定の位
置で仕分け選別を行うために所定の仕分選別要素(大き
さ等の階級要素や、色,傷等の外観等級要素など)を計
測し、その計測結果に基づいて仕分区分が判定された状
態で該次郎柿Pを搬送するように動作する。
【0037】そして、仕分区分が判定された次郎柿P
は、該当する仕分区分の次郎柿を一まとめにするために
あらかじめ準備して設けられた排出コンベア2の位置に
至ったときに、図示しない排出装置によって該排出コン
ベア2上に排出される。なお図8は、このような一つの
仕分区分について設けられた排出コンベア2の部分を示
しており、他の仕分区分についての排出コンベアが多数
選別コンベアの搬送方向に沿って設けられている。
【0038】3は、上記排出コンベア2の終端に連接さ
れた箱詰待機装置としてのプールコンベアであり、本例
では、排出コンベア2から送られてくる次郎柿(農産
物)Pを、図9に示すように搬送方向に沿って5列に並
列して整列待機させることができるように、四つの通路
隔壁301と両側壁302とが設けられて箱詰待機位置
を構成している。なお、図9に示した一つおきの通路と
して設けられた四個集積用の三列、及び中間の通路とし
て設けられた五個集積用の二列の合計で22個の次郎柿
が一つの包装箱に収納する次郎柿Pの個数とされてい
る。なお、他の仕分区分ではこの個数に限定されるもの
ではない。303はプールコンベア3の終端ストッパー
壁であり、こられによって整列待機される箱詰待機位置
を図9では符号O1 で示した。
【0039】4は包装箱待機装置であり、本例では次ぎ
のように構成されている。すなわち、包装箱供給装置5
により天面フラップを開いた段ボール製の包装箱10が
エレベータ装置501で下降され、次いで水平移動コン
ベア5021,5022で包装箱待機位置の下方に送り
込まれ、この位置でエアシリンダ装置で構成された出没
式の空箱ストッパー503で停止された包装箱10は、
包装箱待機装置4の箱用リフト台401(図8に破線で
示す)に載ってリフト用エアシリンダ装置402の作動
により箱詰位置(図8に実線で示す)に上昇させられ
る。これにより空の包装箱10は図8,図9に符号O2
で示す箱詰位置に待機されることになる。なお、403
は上記箱用リフト台401の上下動を案内するための垂
直方向に延設されたガイドロッドであり、固定ガイド4
04の垂直方向貫通孔(図示せず)に滑合されている。
【0040】本例における移載装置6の構成及び動作の
詳細については後述するが、上述した所定の配列態様で
農産物(本例では次郎柿)が移載・収納が終了した後の
包装箱10は水平移動コンベア5022まで箱用リフト
台401が下降され、この下降に連動した空箱ストッパ
ー503の移動阻止解除(阻止手段の没入動作)によっ
て該包装箱10を搬出コンベア11まで送りだす。そし
てこの搬出コンベア11の搬送下流側に設けられている
天面フラップの閉塞、区分表示の印刷等々の種々の処理
工程を経て出荷工程に送られる。12は各仕分区分の箱
詰装置から搬出コンベア11に包装済段ボール箱(包装
箱)10を送り出すタイミングをとるための一時停止用
ストッパー装置である。
【0041】次ぎに、本例装置の特徴的な構成をなす移
載装置6の構成及び動作について述べる。なお、本例に
おける移載装置6の概略的な動作の軌跡は図8に示さ
れ、具体的な構成と動作は図1〜図7に示される。
【0042】本例の移載装置6は、図9に示した状態の
箱詰待機位置O1 に、この例では合計22個整列待機さ
せた所定個数,所定配列状態の次郎柿Pを一括に吊り上
げて移載するように構成されており、図8に示すよう
に、上記22個の各次郎柿(農産物)を各一個宛てに吸
着して吊り上げる吊り上げ杆62を吊り上げ手段として
有するように構成された保持ユニット61が、装置フレ
ーム7上を走行移動できるように設けられた走行台60
1の垂直方向ガイドバー602の下端に組み付けられ、
またこの該走行台601に設けられた垂直方向駆動用の
エアシリンダ装置603によって上下動されるように構
成されている。また、装置フレーム7上に設けた水平移
動用エアシリンダ装置701が上記走行台601と連結
されていて、その駆動により該走行台601を箱詰待機
位置O1 と箱詰位置O2 の間で水平移動させるようにな
っている。604は走行台601に設けられた移動用コ
ロである。
【0043】これによって、上記走行台601は箱詰待
機位置O1 と箱詰位置O2 のそれぞれの上方の位置間を
移動し、またこれらの位置において保持ユニット61を
垂直方向駆動用のエアシリンダ装置603で上下動させ
ることで、吸着カップ623は上下・左右に移動され、
その動作全体を概略的に言えば、箱詰待機位置O1 にお
いて(下動)−(吸着)−(吊り上げ上動)し、(水平
移動)により箱詰位置O2 に移動し、更にこの箱詰位置
2 において(下動)−(吸着解除)という動作を行っ
て、次郎柿(農産物)の移載・箱詰めを行う。そして特
に次郎柿Pの吸着から吸着解除の途中において、次郎柿
の吊り上げ姿勢を水平面内において任意の角度で回転
(つまり垂直軸回りに回転)させることができるように
構成されているが、これについては後述する。
【0044】図3〜図7は移載装置6の保持ユニット6
1の概要を示し、矩形四側辺状の側枠612の内側に、
その対向一対(本例では図8の紙面の奥行き方向(図3
では上下方向)に対向する一対)の側枠612に渡って
対向他対の側枠612に沿った2本の角軸状の横方向ガ
イドバー613を固定的に架設すると共に、これらの横
方向ガイドバー613それぞれその上を軸方向に滑動で
きるように組み付けた第1〜第5のスライダ615を左
右(図8の左右方向)両端の支持部とした角軸状の縦方
向ガイドバー614(本例では2本一組)によって、一
列(本例では4個又は5個)の吊り上げ杆62を吊持す
るように構成されている。これにより、各吊り上げ杆6
2は、縦方向ガイドバー614に沿って縦方向(図8の
左右方向)に水平移動可能であり、かつ該縦方向ガイド
バー614が横方向ガイドバー613の軸方向に沿って
移動することで横方向(図8の紙面の奥行き方向)に水
平移動可能とされ、全体として多数の吊り上げ杆62の
配列位置の変更ができる位置変更機構が構成される。
【0045】なお、上記の各吊り上げ杆62は、図1,
図5に示すように、縦方向ガイドバー614に滑動自在
に組み付けられるスライドヘッド621をそれぞれ備え
るように構成されている。この吊り上げ杆62は、その
下端部に吸着カップ623を有すると共に、該吸着カッ
プ623を垂直軸回りに回転させる回転機構を有してい
る。回転機構等の詳細は後述する。
【0046】上記の位置変更機構を説明すると、まず縦
方向ガイドバー614に沿った吊り上げ杆62の縦方向
の位置・間隔変更機構64は次のように設けられる。す
なわち、図3〜図6に示すように、複数の吊り上げ杆6
2の隣接するもの同士(スライドヘッド621)の間
に、接近・離間の限界規制手段641を連結すると共
に、吊り上げ杆62を4個一列に吊持する縦方向ガイド
バー614(両端と中央の3組)では(図4,5参
照)、両端の第1と第4の吊り上げ杆62a,62dの
間に両者を接近・離間させる縦方向間隔調整用のエアシ
リンダ装置642を設けると共に、一端の第1の吊り上
げ杆62aをスライダ615から接近・離間させる縦方
向位置調整用のエアシリンダ装置643を設けることに
より位置調整、及び間隔調整の動作が与えられる。ま
た、吊り上げ杆62を5個一列に吊持する縦方向ガイド
バー614(中央の両側の2組)では(図4,6参
照)、両端の第1と第5の吊り上げ杆62a〜62eの
間に両者を接近・離間させる縦方向間隔調整用のエアシ
リンダ装置642を設けると共に、ブラケット644に
より一端の第1の吊り上げ杆62aのスライドヘッド6
21をスライダ615に連結固定することで、一列5個
の吊り上げ杆62の間で間隔調整の動作のみが与えられ
るようにしている。645は上記エアシリンダ装置64
2を第1と第4の吊り上げ杆62a,62dのスライド
ヘッド621に連結させるためのブラケット、646は
上記エアシリンダ装置643をスライダ615と第1の
吊り上げ杆62aのスライドヘッド621に連結させる
ためのブラケットである。
【0047】上記の接近・離間の限界規制手段641の
構成は、連結棒6411の一端が、隣接する吊り上げ杆
62のスライドヘッド621の一方の突起6412に固
定され、かつ隣接する他方のスライドヘッド621の突
起6413に対しては軸方向に一定長の遊度があるよう
に連結されることで構成され、これにより接近限界と離
間限界が与えられるようになっている。
【0048】次に、横方向ガイドバー613に沿った横
方向の各吊り上げ杆62の間隔変更機構63について説
明すると、これは次のように設けられる。すなわち、図
3,図4及び図7に示すようにスライダ615の隣接す
るもの同士の間に、上記した限界規制手段641と同じ
構造の接近・離間の限界規制手段631(連結棒631
1,突起6312,6313)を連結すると共に、一列
に並んだ一端の縦方向ガイドバー614を側枠612に
固定棒633で固定し、かつ両端の第1及び第5のスラ
イダ615a〜615eの間(第5のスライダ615e
と側枠612の間でもよい)に両者を接近・離間させる
横方向間隔調整用のエアシリンダ装置632を設けて構
成される(図5,図7参照)。これにより各スライダ6
15の間隔調整の動作が与えられる。
【0049】次に、箱詰作業の際に次郎柿(農産物)P
の垂直軸回りの回転を行わせる本例の特徴的な構成と、
その作業動作について説明する。
【0050】本例の吊り上げ杆62の詳細構造は、図1
によりその一つが代表的に示される。すなわち、保持ユ
ニット61の縦方向ガイドバー614に吊持されたスラ
イドヘッド621には吸着カップ623に吸引負圧を供
給するための通路622が縦方向に貫通している。そし
て、このスライドヘッド621の下部には、略筒状の固
定吊杆6221が前記通路622と連通できるように下
方から嵌挿して組み付けられると共に、ナット部材62
4により該スライドヘッド621に対して上下方向の相
対移動が不能でかつ垂直軸回りの相対回転も不能に固定
される。なお、このスライドヘッド621の通路622
の上部には、通気管625が接続されていてこの通気管
625は図示しないブロアー等の吸引装置と連結されて
いる。そしてこの固定吊杆6221の下端部は下端開放
の段付大径に設けられていて、筒状の回転吊杆6222
の上端側を構成する上部筒杆62221が下端開放口よ
り上向きに嵌挿され、ベアリング機構6223により垂
直軸回りの回転が自在となるように支持される。622
4は固定吊杆6221の下端開放口に固定されたフラン
ジプレートであり、回転吊杆6222が嵌挿する貫通孔
を有しかつベアリング機構6223の抜け止めをなして
いる。また6225は回転吊杆6222の上部筒杆62
221の上端部外周に固定された係止リングであり、ベ
アリング機構6223の上部に係合することで該回転吊
杆6222の抜け落ちを防ぐ。
【0051】上記回転吊杆6222は、全体として固定
吊杆6221と同様に筒状部材により構成されている。
すなわち、上記の筒状部材からなる上部筒杆62221
の下端には、筒状の継ぎ杆62222及び吸着カップ組
付筒体62223が順次接続され、その吸着カップ組付
筒体62223の下端にゴム製の吸着カップ623が組
み付けられている。なお吸着カップ623は従来のもの
と同様であり、倒立カップ状の構造をなしていて、内空
部に作用される負圧により下端の蛇腹部に密接する農産
物(本例では次郎柿)を吸引吸着するようになってい
る。そして本例では、固定吊杆6221および回転吊杆
6222(上部筒杆部62221,継ぎ杆62222,
吸着カップ組付筒体62223)が筒状をなすことによ
って、スライドヘッド621の通気管625から吊杆筒
内を通して負圧を作用させることで農産物Pの吸引吸着
が行えるようになっている。また、吸着解除がこの負圧
吸引を解除ないし正圧の作用で与えられることは言うま
でもない。
【0052】以上により、本例においては、吸着カップ
623がスライドヘッド621によって垂直軸回りに回
転可能に吊持される構造をなしていて、かつ、吸着カッ
プ623への農産物に対する負圧吸引の作用が吊杆62
2を内部を通して与えることができる。
【0053】また本例では、固定吊杆6221と回転吊
杆6222との間に、該回転吊杆6222を回転させる
ためのカム機構と回転駆動機構からなる吊杆回転駆動手
段65が設けられている。
【0054】すなわち、固定吊杆6221の下端部に組
み付けたフランジプレート6224に、吊杆回転駆動手
段としての回転駆動機構65のエアシリンダ装置651
が組み付けられていると共に、そのエアシリンダ装置6
51のピストンロッド6511の下端は、回転吊杆62
22の上部吊杆62221の外周に上下動可能に外装滑
合したカム機構66のカム筒体661のフランジ661
1に連結されている。このカム筒体661は、本例で
は、上記のように、上部吊杆62221の外周に外装滑
合する筒部および吊杆回転駆動用のエアシリンダ装置6
51のピストンロッド6511下端に連結されるフラン
ジ6611を有すると共に、該カム筒体661の上下動
を案内してカム機構66の動作を円滑にする案内機構を
有するように構成されている。すなわち、上記フランジ
プレート6224から垂直下方に延出するように設けた
ガイドバー662が上記フランジ6611に設けた貫通
孔に上下方向に貫通嵌挿することで、カム筒体661の
上下動の姿勢を安定させるようになっている。このカム
筒体661の姿勢安定の目的のためには、ガイドバー6
62とフランジ6611の貫通孔の組合せは少なくとも
2ケ所以上設けることが好ましく、これにより上記吊杆
回転駆動用のエアシリンダ装置651のピストンロッド
6511下端がフランジ6611に連結されている点と
を合わせて姿勢安定に適した少なくとも3点支持の状態
が確保される。
【0055】そして、カム筒体661の周部に円周方向
に対し傾斜して設けられたカム溝663に、回転吊杆6
222の上部吊杆62221から径方向外側に突出させ
たカムピン664を遊嵌させ、カム筒体661の上下動
により、カム溝663に遊嵌しているカムピン664が
該カム溝663の傾斜方向に沿って上部吊杆62221
を回転させ、これによって回転吊杆6222が垂直軸回
りに回転されることになる。なお、665はカム筒体6
61を通常時に下死点位置に静止させておくためのリタ
ーンスプリングである。
【0056】以上のように構成されたカム機構66及び
回転駆動機構65を備えた本例の吊り上げ杆62は、本
例では図2(a)に示すように、リターンスプリング6
65により下死点位置に静止されているカム筒体661
を、吊杆回転駆動用のエアシリンダ装置651の作動に
よって上動させ(図2(b)参照)、回転吊杆6222
の上部吊杆62221に設けたカムピン664が、これ
が遊嵌している傾斜したカム溝663の上動に案内され
て回転されることになる。このときのカム溝663とカ
ムピン664の動作の関係を図2(c)に示した。
【0057】なお、回転吊杆6222の回転量(角度)
は、カム溝663の形状及びカム筒体661の上下動の
大きさにより決められるものであり、任意に設定するこ
とができる。また回転量(角度)の設定は一つの角度に
限定されるものではなく、吊杆回転駆動用のエアシリン
ダ装置651のピストンロッド661のストローク量を
制御することで二以上に設定することもできる。
【0058】以上のように構成された箱詰装置の動作に
ついて説明する。
【0059】位置調整機構による位置調整動作は、まず
箱詰待機位置O1 で図9,図10(a)の状態で待機さ
れている次郎柿(農産物)Pに対し、22個の吊り上げ
杆62を図3の配列状態とした保持ユニット61を位置
1 の上方からエアシリンダ装置603の駆動により下
降させ、一つの吊り上げ杆下端の吸着カップ623に一
つの次郎柿Pを負圧吸引して吸着させる。次にエアシリ
ンダ装置603により保持ユニット61を上方の初期位
置に上昇させた後、水平移動用エアシリンダ装置701
の駆動により走行台601を箱詰位置O2 の上方に水平
移動させる。そしてこの水平移動の途中で、縦方向の位
置・間隔変更用のエアシリンダ装置642の駆動によっ
て各列(5列)のスライドヘッド621の隣接間隔を若
干広げ、かつ縦方向位置変更用のエアシリンダ装置64
3の駆動によって、4個で一列をなしている両端及び中
央の各スライドヘッド群の位置を変更させ、これにより
図4に示した千鳥状の配列に変更する(図10(b)参
照)。また、吊杆回転駆動用のエアシリンダ装置651
の作動によって全吊り上げ杆62の吸着カップ623を
垂直軸回りに45°回転させる(図11(a)参照)。
その後、横方向間隔変更用のエアシリンダ装置632の
駆動によってスライダ615の隣接間隔を縮小すること
で5列の縦方向ガイドバー614の隣接間隔を縮小さ
せ,次郎柿Pを密集させる(図11(b)参照)。
【0060】次に、走行台601が箱詰位置O2 の上方
に至った時点で該走行台601を停止させ、エアシリン
ダ装置603の駆動により保持ユニット61を下降させ
て包装箱10に一群の次郎柿Pが嵌挿した時点で吸着を
解除する。以上により、22個一群の次郎柿Pの箱詰待
機位置O1 から箱詰位置O2 への移載作業が終了し、保
持ユニット61は上昇、位置O2 から位置O1 への移動
を順次行って初期位置に復帰し、次の箱詰作業のために
待機される。
【0061】本発明は、以上の実施形態1で説明した次
郎柿Pの箱詰めの作業に限定されるものではなく、これ
とは異なる種々の箱詰態様をとることができる。図12
は、長物農産物Pを箱詰めする種々の態様を箱詰待機位
置O1 で待機している状態と、箱詰位置O2 で包装箱に
嵌挿する際の状態で示したものであり、(a)は長物農
産物Pを全て斜め詰めする場合、(b)は4個づつ2列
の一端側に2個の長物農産物Pを枕詰めする場合、
(c)は6個の長物農産物を図示のように箱詰めする態
様の場合をそれぞれ示しており、これらのうち(b),
(c)の場合には、上記実施形態1で説明した吊り上げ
杆62を縦及び横方向ガイドバーに沿ってx,y方向に
移動させる位置変更機構に換えて、例えば、特開平3−
256820号公報で開示されている物品の配列変更機
構を採用して所定の配列に変更することができる。な
お、この場合も配列変更の際に所定の吊り上げ杆62の
吸着カップ623を垂直軸回りに所定角度回転させる。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように、吊り上げ後の移送途
中で、一個ないし複数の農産物の向きを変更して枕詰め
式などの箱詰めを行うようにした本発明の箱詰装置によ
れば、手作業の工程を省いた自動化,機械化した作業で
省力化した箱詰を実現することができるという効果を奏
し、更に以下に述べる効果を奏する。
【0063】(1)本発明の箱詰装置によれば、枕詰め
配列の角度を90°だけでなく必要な任意の角度に設定
することが簡単にでき、またこの枕詰めに限定されるこ
となく、複数の農産物の全体を斜めに詰めることや、9
0°方向を変える等の様々な配列態様に容易に対応でき
る。
【0064】(2)本発明の装置は、構造が簡単で安価
に構成することができ、しかも耐久性に優れ、故障が少
なく保守・管理が容易である。
【0065】(3)保持部(吸着部)を回転させる駆動
手段としてのエアシリンダ装置に、特殊なものでなく、
既存の市販品を用いて箱詰装置を構成することができる
ので、コストを一層安価とでき、また故障が少なく保守
・管理も一層容易とできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明よりなる箱詰装置の実施形態1の吊り上
げ杆の詳細構造を示した図。
【図2】同実施形態1の吊り上げ杆の吸着カップの垂直
軸回りの回転を説明するための図であり、(a)は回転
前、(b)回転後、(c)は回転時の動きを説明するた
めの図。
【図3】同実施形態1の保持ユニットの吊り上げ杆が箱
詰待機位置で整列した農産物を吊り上げる時のスライド
ヘッドの整列状態を示した図。
【図4】同実施形態1の保持ユニットの吊り上げ杆が箱
詰位置で整列したスライドヘッドの整列状態を示した
図。
【図5】図4のA−A線の断面図。
【図6】図4のB−B線の断面図。
【図7】図4のC−C線の断面図。
【図8】実施形態1の箱詰装置を適用した選別施設の概
要を示した正面図。
【図9】図8の選別施設において、プールコンベアの終
端部で複数の農産物が箱詰待機状態で整列されている状
態を示した平面図。
【図10】(a)は、図9の箱詰待機位置O1 で待機さ
れている合計22個の次郎柿Pの整列姿勢を示した図、
(b)は吊り上げた後、各列を千鳥状に配列変更しかつ
各列の次郎柿の間隔を若干広げた状態を示した図。
【図11】(a)は全農産物を45°回転させた状態を
示した図、(b)は各列の隣接間隔をつめて農産物を密
集させた箱詰位置O2 の包装箱に嵌挿する際の状態を示
した図。
【図12】(a),(b),(c)はそれぞれ、長物農
産物Pを箱詰めする種々の態様を箱詰待機位置O1 で待
機している状態と、箱詰位置O2 で包装箱に嵌挿する際
の状態で示した図。
【符号の説明】
1・・・バケットコンベア 2・・・排出コンベア 3・・・プールコンベア 301・・・通路隔壁 302・・・両側壁 303・・・終端ストッパー壁 4・・・包装箱待機装置 401・・・箱用リフト台 402・・・リフト用エアシリンダ装置 403・・・ガイドロッド 404・・・固定ガイド 5・・・包装箱供給装置 501・・・エレベータ装置 5021・・・水平移動コンベア 5022・・・水平移動コンベア 503・・・空箱ストッパー 6・・・移載装置 601・・・走行台 602・・・垂直方向ガイドバー 603・・・(垂直方向駆動用の)エアシリンダ装置 604・・・移動用コロ 61・・・保持ユニット 612・・・側枠 613・・・横方向ガイドバー 614・・・縦方向ガイドバー 615・・・スライダ 62(62a〜62e)・・・吊り上げ杆 621・・・スライドヘッド 622・・・通路 6221・・・固定吊杆 6222・・・回転吊杆 62221・・・上部吊杆 62222・・・継ぎ杆 62223・・・吸着カップ組付筒体 6223・・・ベアリング機構 6224・・・フランジプレート 662・・・係止リング 623・・・吸着カップ 624・・・ナット部材 625・・・通気管 63・・・(横方向の)間隔変更機構 631・・・(接近・離間の)限界規制手段 6311・・・連結棒 6312・・・突起 6313・・・突起 632・・・(横方向間隔調整用の)エアシリンダ装置 633・・・固定棒 634・・・ 64・・・(縦方向の)位置・間隔変更機構 641・・・(接近・離間の)限界規制手段 6411・・・連結棒 6412・・・突起 6413・・・突起 642・・・(縦方向間隔調整用の)エアシリンダ装置 643・・・(縦方向位置調整用の)エアシリンダ装置 644・・・ブラケット 645・・・ブラケット 646・・・ブラケット 65・・・回転駆動機構 651・・・エアシリンダ装置 6511・・・ピストンロッド 66・・・カム機構 661・・・カム筒体 6611・・・フランジ 662・・・ガイドバー 663・・・カム溝 664・・・カムピン 665・・・リターンスプリング 7・・・フレーム 701・・・水平移動用エアシリンダ装置 10・・・包装箱 11・・・搬出コンベア 12・・・一時停止用ストッパー装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状が方向によって同じでない形状異方
    性の農産物を箱詰するための装置であって、 農産物の複数を整列して待機させる箱詰待機装置、この
    箱詰待機装置で整列して待機された上記農産物の複数を
    一列づつあるいは平面x,y方向の複数列を一括に吊り
    上げて箱詰位置に移送する移載装置、この移載装置で移
    送される農産物を受け入れるように箱詰位置に包装箱を
    待機させる包装箱待機装置、の各装置を備え、前記移載
    装置は、箱詰待機装置に待機されている農産物を各一個
    宛に吊り上げる複数の吊り上げ手段を有し、この複数の
    吊り上げ手段はそれぞれ農産物を吊り上げる保持部を有
    すると共に、その少なくとも一つないし全部は該保持部
    の垂直軸回りの自在な回転を許して支持する回転支持機
    構と、この回転支持機構で支持された保持部を所定角度
    回転させる回転作動機構とをそれぞれ有していることを
    特徴とする農産物の箱詰装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、回転作動機構は、回
    転支持機構の固定部に対して吊り上げ保持部を回転支持
    するように垂直方向に伸びた回転軸体と、前記回転支持
    機構の固定部に対して垂直方向に移動可能でありかつ前
    記回転軸体に周方向の回転が不能に外装された上下動軸
    体と、この上下動軸体を上下動させる駆動手段と、上下
    動軸体の上下動を回転軸体の回転移動に変換するカム機
    構とを備えていることを特徴とする農産物の箱詰装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上下動軸体と回転支
    持機構の固定部の間に、該上下動軸体の上下動を案内し
    かつ周方向の回転移動を拘束する案内手段を設けたこと
    を特徴とする農産物の箱詰装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3において、上下動軸体を
    上下動させる駆動手段が、上下動軸体と回転支持機構の
    固定部の間に設けたエアシリンダ装置であることを特徴
    とする農産物の箱詰装置。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれかにおいて、
    農産物を吊り上げる保持部が、吸引式の吸着パッドであ
    ることを特徴とする農産物の箱詰装置。
  6. 【請求項6】 請求項2ないし4のいずれかにおいて、
    農産物を吊り上げる保持部が吸引式の吸着パッドであ
    り、かつ、回転作動機構の固定部に対して吊り上げ保持
    部を回転支持するように垂直方向に伸びた回転軸体が、
    吸着パッドに吸引負圧を供給する管路を有する筒体であ
    ることを特徴とする農産物の箱詰装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008132991A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Maki Mfg Co Ltd 農産物の箱詰装置
JP2013193776A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 National Agriculture & Food Research Organization 果実集積装置
JP2015212172A (ja) * 2014-04-16 2015-11-26 株式会社高井製作所 豆腐のパック詰め装置
JP2019172288A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 株式会社ナベル 卵パックの移載装置
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