JPH10316046A - 車体側面構造 - Google Patents

車体側面構造

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JPH10316046A
JPH10316046A JP9127486A JP12748697A JPH10316046A JP H10316046 A JPH10316046 A JP H10316046A JP 9127486 A JP9127486 A JP 9127486A JP 12748697 A JP12748697 A JP 12748697A JP H10316046 A JPH10316046 A JP H10316046A
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rib
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浩行 宮坂
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    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
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    • B62D25/2009Floors or bottom sub-units in connection with other superstructure subunits
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D21/00Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
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  • Combustion & Propulsion (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肉厚の補強プレートを用いずに車両側面衝突
時におけるサイドシルの回転を確実に防止することがで
きる車体側面構造を提供する。 【解決手段】 サイドシル3とエクステンションメンバ
21の間に、両者よりも脆弱なアウトリガー22を1つ
以上設けたことにより、該脆弱なアウトリガー22が変
形することにより、車両側方から荷重が作用した際に、
その荷重をサイドシル3で確実に受け止めることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はサイドシルを中心
とした車体側面構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の側面衝突時におけるサイドシルの
回転を防止するための構造として、例えば特開平3−1
09177号公報にて知られているようなものがある。
すなわち、フロアパネルとサイドシルとの角部に斜めの
補強プレートを設け、この補強プレートによりサイドシ
ルの回転を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、側面衝突時におけるサイド
シルの回転を確実に阻止するために、補強プレートの板
厚を十分に上げる必要があり、車体重量の増加を招いて
いる。
【0004】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、肉厚の補強プレートを用いずに
車両側面衝突時におけるサイドシルの回転を確実に防止
することができる車体側面構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
サイドシルとエクステンションメンバの間に、両者より
も脆弱で変形可能なアウトリガーを1つ以上配置したも
のである。
【0006】請求項1記載の発明によれば、サイドシル
とエクステンションメンバの間に、両者よりも脆弱なア
ウトリガーを1つ以上設けたことにより、該脆弱なアウ
トリガーが変形することにより、車両側方から荷重が作
用した際に、その荷重をサイドシルで確実に受け止める
ことができる。
【0007】請求項2記載の発明は、サイドシルがシル
インナとシルアウタとから成り、シルインナが外面部と
内面部との間に端部がアウトリガーの下面部と高さが一
致する中リブを備えた矩形断面形状で、且つシルアウタ
がシルインナ側を開口させた概略コ字状断面形状であ
り、シルインナとシルアウタとの間にシルインナ側に接
合した状態のセンタピラーを設けると共に、該センタピ
ラーの上部にサイドルーフレール及びルーフボウをブラ
ケットにより取付けたものである。
【0008】請求項2記載の発明によれば、車体骨格部
材であるシルインナ自身を大きく変形させることなく、
シルアウタ及びアウトリガーのみを変形させ、乗員の確
実な保護が図れると共に、効率的なエネルギー吸収を行
うことができる。また、シルインナの中リブとアウトリ
ガーの下面部が同一高さ関係になっているため、シルイ
ンナ自身は側方からの荷重に対し高強度を確保できると
共に、エクステンションメンバに効率的に荷重を伝達す
ることができる。
【0009】請求項3記載の発明は、ドアがドアインナ
パネルとドアアウタパネルとから成り、ドアインナパネ
ルの下端部がシルアウタに相応する断面形状で該シルア
ウタに対して近接配置されている。
【0010】請求項3記載の発明によれば、ドアインナ
パネルの下端部がシルアウタに相応する断面形状で該シ
ルアウタに対して近接配置されているため、ドアアウタ
パネルに荷重が作用した際に、ドアインナパネルの車室
内側への進入が拘束されることとなり、該ドアインナパ
ネルの下端部に対応する部位で、その外側にあるドアア
ウタパネルが変形して確実なエネルギー吸収を図ること
ができる。
【0011】請求項4記載の発明は、シルインナを押出
材により形成すると共に、シルインナの上面部及び下面
部を他の部分よりも肉厚にしたものである。
【0012】請求項4記載の発明によれば、シルインナ
の上面部及び下面部を他の部分よりも肉厚にしたことに
より、シルインナの全体を肉厚にすることなく、車体側
面からの荷重に対して効率的に強度を高めたことができ
る。つまり、大幅な重量の増加を招くことなくサイドシ
ルの強度向上を図ることができる。
【0013】請求項5記載の発明は、シルアウタが、そ
の上面部及び下面部の少なくとも一方をシルインナに対
して鋭角となる断面形状である。
【0014】請求項5記載の発明によれば、シルアウタ
が上面部及び下面部の少なくとも一方をシルインナに対
して鋭角となる断面形状であるため、ドアアウタパネル
が変形した際に、ドアインナパネルがより確実にシルア
ウタと当接し、ドアからの荷重をより効率的に、サイド
シルに伝達できると共に、ドアの下端部の乗り越えも防
止できる。
【0015】請求項6記載の発明は、中リブが、シルイ
ンナの外面部と内面部を水平に連結するリブ本体と、該
リブ本体の両端部付近と外面部及び内面部とを斜めに連
結する傾斜リブとから成る断面形状で、リブ本体がアウ
トリガーの下面部の高さと一致している。
【0016】請求項6記載の発明によれば、中リブがリ
ブ本体と傾斜リブとから成る断面形状のため、サイドシ
ルの外側からの入力により生じる中リブの両端部におけ
るモーメントに対して強固になり、アウトリガーへの荷
重伝達をより確実なものとする。
【0017】請求項7記載の発明は、中リブが、シルイ
ンナの内面部内に交点を有する概略横向きV形の断面形
状で、交点がアウトリガーの下面部の高さと一致してい
る。
【0018】請求項7記載の発明によれば、中リブが概
略横向きV形をした断面形状のため、サイドシルの側方
から加わる荷重を、シルインナの外面部の広範囲から中
リブの交点に効率的に伝達でき、更にその荷重を交点と
一致するアウトリガーの下面部へ効率的に伝達すること
ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な複数の実
施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態にお
いて、共通する部分には同一の符号を付し、重複する説
明は省略する。
【0020】図1〜図10はこの発明の第1実施形態を
示す図である。車体上部側面には前後方向に沿うサイド
ルーフレール1が左右に一対配されており、左右のサイ
ドルーフレール1は車幅方向に沿うルーフボウ2により
連結されている。また、車体下部側面には前後方向に沿
うサイドシル3が左右に一対配されている。サイドシル
3は、押出材によるシルインナ4と、プレス成形材によ
るシルアウタ5とから形成されている。シルインナ4
は、上面部6、下面部7、外面部8、内面部9から成る
矩形断面形状で、その上下中間位置には外面部8と内面
部9とを連結する中リブ10が形成されている。シルア
ウタ5は内側が開口した概略コ字状断面形状をしてい
る。
【0021】前記サイドルーフレール1とサイドシル3
とは上下方向に沿うセンタピラー11にて連結されてい
る。このセンタピラー11の上部はルーフボウ2に対応
する位置に接続されており、サイドルーフレール1、ル
ーフボウ2、センタピラー11の3つの部材は、車室内
側からブラケット12(図4参照)により取付けられて
いる。また、センタピラー11の下端部は、前記シルイ
ンナ4とシルアウタ5との間にシルインナ4側に接合さ
れた状態で取付けられている。
【0022】すなわち、センタピラー11は、図5に示
すように、ピラーアウタ13とピラーインナ14とから
形成されており、各々の下端13a、14aがシルイン
ナ4の外面部8に接合されている。特に、ピラーアウタ
13の下端13aは、前記シルインナ4の中リブ10と
同じ高さに位置している。
【0023】センタピラー11の前方にはフロントピラ
ー15も設けられており、該フロントピラー15にフロ
ントドア16が、センタピラー11にリヤドア17が各
々開閉自在に取付けられている。フロントドア16及び
リヤドア17は、図6に示すように、それぞれドアアウ
タパネル18とドアインナパネル19とから形成されて
おり、ドアインナパネル19の下端部19aはシルアウ
タ5に相応する断面形状で該シルアウタ5に対して近接
配置される。
【0024】サイドシル3の内側には、フロアパネル2
0の下面に接合されたエクステンションメンバ21が前
後方向に沿って配されている。このエクステンションメ
ンバ21とシルインナ4とは、前後方向に所定間隔で設
置された3つのアウトリガー22にて車幅方向で連結さ
れている。このアウトリガー22は上部開放型の箱形状
をしており、その下面部22aとシルインナ4の中リブ
10とは同じ高さである。そして、このアウトリガー2
2の強度は、シルインナ4とエクステンションメンバ2
1に比較して、脆弱な関係になるように設計されてい
る。
【0025】次に、車両の側面衝突時の作用を説明す
る。図7に示すように、他の車両のバンパ部23から車
両側方の荷重が加わった場合、シルアウタ5でその荷重
を受けることができ、しかも図8に示すように、シルア
ウタ5の断面形状をコ字形にしているため、シルアウタ
5の変形が進行した際に、他の車両のバンパ部23がシ
ルアウタ5に乗り上げることがない。
【0026】更に、シルアウタ5の変形が進行すると、
シルインナ4を介して、アウトリガー22に荷重が伝達
される。その際に、シルインナ4の中リブ10とアウト
リガー22の下面部22aとが同一高さの関係になって
いるため、シルインナ4自身は側方からの荷重に対し、
高強度を確保できると共に、エクステンションメンバ2
1の下面に効率的に荷重を伝達することができる。
【0027】また、シルインナ4に対して、フロント、
センター、リヤの3カ所に、脆弱なアウトリガー22が
あるため、サイドシル3の回転も防止できる。そのた
め、シルインナ4とエクステンションメンバ21の間
で、アウトリガー22の蛇腹変形が生じることになる。
従って、車両側方から荷重が作用した際に、サイドシル
3で確実に荷重を受け止めることができると共に、その
荷重に対して、車体骨格部材であるシルインナ4自身を
大きく変形させることなく、シルアウタ5及びアウトリ
ガー22のみを変形させ、乗員の確実な保護が図れると
共に、効率的なエネルギー吸収を行うことができる。
【0028】また、リヤドア17(又はフロントドア1
6)が設置された部分にしても、図9に示すように、リ
ヤドア17(又はフロントドア16)のドアインナパネ
ル19の下端部19aが、シルアウタ5に相応する断面
形状で該シルアウタ5に対して近接配置されているた
め、ドアアウタパネル18に荷重が作用した際に、ドア
インナパネル19の車室内側への進入が拘束されること
となり、該ドアインナパネル19の下端部19aに対応
する部位で、その外側にあるドアアウタパネル18が変
形して確実なエネルギー吸収を図ることができる。ま
た、バンパ部23の位置が高く、直接シルアウタ5にラ
ップしない状態でも、シルアウタ5に荷重が伝達され、
図7及び図8に示したような作用効果が図れる。
【0029】その際における車体側面部の全体の変形モ
ードを図10に示す。図10に示すように、センタピラ
ー11の上端は、ブラケット12により、ルーフボウ2
及びサイドルーフレール1に結合されいてるめ、センタ
ピラー11の上部での進入も抑えられる。つまり、車体
骨格であるシルインナ4及びセンタピラー11自身を大
きく変形させることなく、シルアウタ5及びアウトリガ
ー22のみを変形させることができ、効率的なエネルギ
ー吸収と乗員保護の両立を図っている。
【0030】更に、図5に示すように、ピラーアウタ1
3の下端13aを、シルインナ4の中リブ10と一致さ
せているため、センタピラー11が変形する際に、シル
インナ4の外壁面に発生する荷重に対して、中リブ10
が効果的に作用して変形を抑え、センタピラー11とシ
ルインナ4との結合強度を増加させる。
【0031】更なる効果として、エクステンションメン
バ21の下面と、アウトリガー22の下面部22aと、
更にはシルインナ4の中リブ10の位置が一致している
ため、車体全体がねじり変形をする際に、エクステンシ
ョンメンバ21とシルインナ4の間のずれ量(ねじれ
量)をアウトリガー22により効果的に防止でき、車体
のねじれ剛性を向上できる。
【0032】図11はこの発明の第2実施形態を示す図
である。この第2実施形態では、サイドシル24のシル
インナ25の断面形状において、押出成形等により、シ
ルインナ25の上面部26及び下面部27を外面部8及
び内面部9よりも厚肉にしている。このようにすること
により、シルインナ25の全体を肉厚にすることなく、
車体側面からの荷重に対して効率的に強度を高めること
ができる。つまり、大幅な重量の増加を招くことなくサ
イドシル24の強度向上を図ることが可能となる。
【0033】更に、シルインナ25は車体曲げ剛性に寄
与する度合いが高い。従って、シルインナ25の上面部
26及び下面部27の厚肉化により、シルインナ25自
身の上下方向の曲げ剛性が向上し、その結果、車体全体
の曲げ剛性も効率的に高まる。
【0034】図12はこの発明の第3実施形態を示す図
である。この第3実施形態では、サイドシル28におけ
るシルアウタ29の下面部30をシルインナ4に対して
鋭角θとなる傾斜状にしたものである。尚、上面部31
の方を傾斜状にしても、両方を傾斜状にしても良い。そ
して、ドアインナパネル32の下端部32aもそれに相
応する断面形状にしている。
【0035】このようにすることにより、ドアアウタパ
ネル18が変形した際に、より確実にドアインナパネル
32がシルアウタ29と当接し、リヤドア17(又はフ
ロントドア16)からの荷重をより効率的に、サイドシ
ル28に伝達できると共に、リヤドア17(又はフロン
トドア16)の下端部の乗り越えも防止できる。
【0036】図13はこの発明の第4実施形態を示す図
である。この第4実施形態では、サイドシル33におけ
るシルインナ34の中リブ35が、シルインナの外面部
8と内面部9を水平に連結するリブ本体36と、該リブ
本体36の両端部付近と外面部8及び内面部9とを斜め
に連結する傾斜リブ37とから成る断面形状で、リブ本
体36がアウトリガー22の下面部22aの高さと一致
している。このようにすることにより、サイドシル33
の外側からの入力により生じる中リブ35の両端部にお
けるモーメントに対して強固になり、アウトリガー22
への荷重伝達をより確実なものとする。
【0037】図14はこの発明の第5実施形態を示す図
である。この第5実施形態では、サイドシル38におけ
るシルインナ39の中リブ40が、シルインナ39の内
面部9の交点41から上下に分かれて外面部8に連結さ
れる概略横向きV形の断面形状で、交点41がアウトリ
ガー22の下面部22aの高さと一致している。このよ
うにすることにより、シルインナ39の外面部8の広範
囲から荷重を交点41に、更にはそれに一致するアウト
リガー22の下面部22aへの荷重伝達を効率的に行う
ことができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、サイドシ
ルとエクステンションメンバの間に、両者よりも脆弱な
アウトリガーを1つ以上設けたことにより、該脆弱なア
ウトリガーが変形することにより、車両側方から荷重が
作用した際に、その荷重をサイドシルで確実に受け止め
ることができる。
【0039】請求項2記載の発明によれば、車体骨格部
材であるシルインナ自身を大きく変形させることなく、
シルアウタ及びアウトリガーのみを変形させ、乗員の確
実な保護が図れると共に、効率的なエネルギー吸収を行
うことができる。また、シルインナの中リブとアウトリ
ガーの下面部が同一高さ関係になっているため、シルイ
ンナ自身は側方からの荷重に対し高強度を確保できると
共に、エクステンションメンバに効率的に荷重を伝達す
ることができる。
【0040】請求項3記載の発明によれば、ドアインナ
パネルの下端部がシルアウタに相応する断面形状で該シ
ルアウタに対して近接配置されているため、ドアアウタ
パネルに荷重が作用した際に、ドアインナパネルの車室
内側への進入が拘束されることとなり、該ドアインナパ
ネルの下端部に対応する部位で、その外側にあるドアア
ウタパネルが変形して確実なエネルギー吸収を図ること
ができる。
【0041】請求項4記載の発明によれば、シルインナ
の上面部及び下面部を他の部分よりも肉厚にしたことに
より、シルインナの全体を肉厚にすることなく、車体側
面からの荷重に対して効率的に強度を高めたことができ
る。つまり、大幅な重量の増加を招くことなくサイドシ
ルの強度向上を図ることができる。
【0042】請求項5記載の発明によれば、シルアウタ
が上面部及び下面部の少なくとも一方をシルインナに対
して鋭角となる断面形状であるため、ドアアウタパネル
が変形した際に、ドアインナパネルがより確実にシルア
ウタと当接し、ドアからの荷重をより効率的に、サイド
シルに伝達できると共に、ドアの下端部の乗り越えも防
止できる。
【0043】請求項6記載の発明によれば、中リブがリ
ブ本体と傾斜リブとから成る断面形状のため、サイドシ
ルの外側からの入力により生じる中リブの両端部におけ
るモーメントに対して強固になり、アウトリガーへの荷
重伝達をより確実なものとする。
【0044】請求項7記載の発明によれば、中リブが概
略横向きV形をした断面形状のため、サイドシルの側方
から加わる荷重を、シルインナの外面部の広範囲から中
リブの交点に効率的に伝達でき、更にその荷重を交点と
一致するアウトリガーの下面部へ効率的に伝達すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態を示す車体の斜視図。
【図2】センタピラーの下端部周辺を示す斜視図。
【図3】フロアパネル及びシルアウタを追加した図2相
当の斜視図。
【図4】センタピラーの上端部周辺を示す斜視図。
【図5】図3中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図6】図3中矢示SB−SB線に沿う断面図。
【図7】バンパ部がシルアウタに衝突した当初の状態を
示すサイドシルの断面図。
【図8】シルアウタの変形が進行した状態を示す図7相
当の断面図。
【図9】バンパ部が衝突して変形が進行した状態を示す
ドアの断面図。
【図10】バンパ部が衝突して変形が進行した状態を示
すセンタピラーの断面図。
【図11】この発明の第2実施形態を示すサイドシルの
断面図。
【図12】この発明の第3実施形態を示すサイドシルの
断面図。
【図13】この発明の第4実施形態を示すサイドシルの
断面図。
【図14】この発明の第5実施形態を示すサイドシルの
断面図。
【符号の説明】
1 サイドルーフレール 2 ルーフボウ 3、24、28、33、38 サイドシル 4、25、34、39 シルインナ 5、29 シルアウタ 6、26 上面部 7、27 下面部 8 外面部 9 内面部 10、35、40 中リブ 11 センタピラー 12 ブラケット 18 ドアアウタパネル 19、32 ドアインナパネル 19a ドアインナパネルの下端部 21 エクステンションメンバ 22 アウトリガー 22a アウトリガーの下面部 36 リブ本体 37 傾斜リブ 41 交点

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドシルとエクステンションメンバの
    間に、両者よりも脆弱で変形可能なアウトリガーを1つ
    以上配置したことを特徴とする車体側面構造。
  2. 【請求項2】 サイドシルがシルインナとシルアウタと
    から成り、シルインナが外面部と内面部との間に端部が
    アウトリガーの下面部と高さが一致する中リブを備えた
    矩形断面形状で、且つシルアウタがシルインナ側を開口
    させた概略コ字状断面形状であり、シルインナとシルア
    ウタとの間にシルインナ側に接合した状態のセンタピラ
    ーを設けると共に、該センタピラーの上部にサイドルー
    フレール及びルーフボウをブラケットにより取付けた請
    求項1記載の車体側面構造。
  3. 【請求項3】 ドアがドアインナパネルとドアアウタパ
    ネルとから成り、ドアインナパネルの下端部がシルアウ
    タに相応する断面形状で該シルアウタに対して近接配置
    されている請求項2記載の車体側面構造。
  4. 【請求項4】 シルインナを押出材により形成すると共
    に、シルインナの上面部及び下面部を他の部分よりも肉
    厚にした請求項2又は請求項3記載の車体側面構造。
  5. 【請求項5】 シルアウタが、その上面部及び下面部の
    少なくとも一方をシルインナに対して鋭角となる断面形
    状である請求項2〜4のいずれか1項に記載の車体側面
    構造。
  6. 【請求項6】 中リブが、シルインナの外面部と内面部
    を水平に連結するリブ本体と、該リブ本体の両端部付近
    と外面部及び内面部とを斜めに連結する傾斜リブとから
    成る断面形状で、リブ本体がアウトリガーの下面部の高
    さと一致している請求項2〜5のいずれか1項に記載の
    車体側面構造。
  7. 【請求項7】 中リブが、シルインナの内面部内に交点
    を有する概略横向きV形の断面形状で、交点がアウトリ
    ガーの下面部の高さと一致している請求項2〜5のいず
    れか1項に記載の車体側面構造。
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Cited By (13)

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