JPH10313042A - コレット - Google Patents

コレット

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JPH10313042A
JPH10313042A JP12272097A JP12272097A JPH10313042A JP H10313042 A JPH10313042 A JP H10313042A JP 12272097 A JP12272097 A JP 12272097A JP 12272097 A JP12272097 A JP 12272097A JP H10313042 A JPH10313042 A JP H10313042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor chip
collet
contact surface
contact
suction
Prior art date
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Pending
Application number
JP12272097A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuteru Miyashita
保輝 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP12272097A priority Critical patent/JPH10313042A/ja
Publication of JPH10313042A publication Critical patent/JPH10313042A/ja
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  • Die Bonding (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体チップの持ち帰りを防止すると共に、
半導体チップを所定の場所へ確実に供給することができ
るコレットを提供すること。 【解決手段】 コレット11の接触面13に半球状の複
数の突起部16を形成する。半導体チップ5を真空吸着
するとき、これら突起部16を弾性変形させて接触面1
3を半導体チップ5の上面に接触させる。搬送終了後に
真空吸着を解除すると、これら突起部16の復元力によ
って接触面13と半導体チップ5との分離作用がスムー
ズに行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエーハか
ら分割された半導体チップを1個ずつ真空吸着により保
持し所定の場所へ搬送するために使用され、上記半導体
チップとの接触面が弾性材料で成るコレットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体チップをリードフレー
ムやパッケージに装着するのに、半導体チップを1個ず
つリードフレームやパッケージの所定の場所に位置決め
して装着するダイボンダと呼ばれる装置が用いられる。
これにはウエーハから半導体チップに個々に分割されて
いる状態で、1個ずつ半導体チップを所定の位置へ搬送
するための吸着保持具であるコレットを備えている。図
7から図12は従来のコレットを示しており、以下、こ
れについて説明する。
【0003】コレット1は、ゴム又はこれを主体とした
弾性材料で成り、例えばNBR(アクリロニトリル・ブ
タジエン・ラバー)を主材料としてカーボンその他配合
剤を添加したもので構成される。コレット1にはその軸
心に沿って吸着孔2が形成されており、これには図示し
ない真空ポンプが接続されている。そして、図10に示
すように先端部の接触面3をウェーハから分割された半
導体チップ5の上面に接触させて所定の荷重を加え、吸
着孔2を介しての真空ポンプによる吸引力Fによって半
導体チップ5を吸着、保持し所定の場所、例えばアライ
メントステージ(ピックアップしたチップの姿勢を修正
するステージ)あるいはリードフレーム等に搬送するよ
うにしており、搬送終了時は吸引力Fを解除してコレッ
ト1と半導体チップ5とを分離するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のコレット1の半
導体チップ5と接触する接触面3には、図9に示すよう
な微小ホール4が無数に存在している。これら微小ホー
ル4は直径5〜40μm、深さ5〜25μm程度の大き
さであり、接触面3を半導体チップ5の上面に接触させ
たとき(図11参照)、半導体チップ5への押し付け力
と真空吸引力Fとにより、図12に示すように微小ホー
ル4が押し潰される。この状態で半導体チップ5を所定
の場所へ搬送するのであるが、搬送終了時に吸引力Fを
解除してコレット1と半導体チップ5とを分離する際、
押し潰された微小ホール4が吸盤の吸着状態と同じ様な
状態となって、吸引力Fを解除した後も半導体チップ5
がコレット1に吸着されたままとなることが多々ある。
【0005】これはつまり、真空吸着時に微小ホール4
が押し潰されることによってその内部の空気が外部へ押
し出され、搬送終了後の吸引力Fの解除によって吸着孔
2内が大気に解放されても、閉塞された微小ホール4内
に大気が導入されないことが原因で起こる現象である。
したがって、所定位置における半導体チップ5の供給が
行われずにこの半導体チップ5を元の位置へ持ち帰って
しまい、設備の停止を招いてしまう恐れがある。また、
半導体チップ5をコレット1から分離できたとしても、
アライメントステージを介さずにそのまま半導体チップ
5をリードフレームやパッケージの接合位置に搬送する
ダイレクトピックアップ方式などの場合には、これら微
小ホール4の吸着作用の影響で上記接合位置に正確に位
置決めして半導体チップ5を供給することができなくな
る恐れがあり、品質の悪化や歩留低下等を招くという問
題がある。
【0006】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、半導
体チップの持ち帰りを防止すると共に、半導体チップを
所定の場所へ確実に供給することができるコレットを提
供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、コレットの接
触面に複数の弾性材料で成る突起部を形成して、真空吸
着時、その突起部をコレットの接触面と半導体チップの
上面との間で弾性変形させて上記接触面を半導体チップ
の上面に接触させるようにしている。これにより、搬送
終了後の吸引力解除時には弾性変形されたこれら複数の
突起部の復元力により半導体チップを押し出すことによ
ってスムーズに分離作用を行わすことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0009】図1及び図2は、本実施の形態によるコレ
ット11を示しており、従来のコレット1と同様にNB
Rを主体とした弾性材料から成る。コレット11の接触
面13には同材質の複数の突起部16が接触面13と一
体的に形成されており、その形状は図3に示すように半
球状となっている。本実施の形態によっても突起部16
を含む接触面13には微小ホール14が点在しており、
その大きさは従来と同様である。突起部16はこれら微
小ホールよりも大きく形成され、その大きさは本実施の
形態では半径が約50μmの半球状である。また図示せ
ずとも吸着孔12には真空ポンプが接続されているもの
とする。
【0010】次にこの作用について図4から図6を参照
して説明すると、コレット11により半導体チップ5を
吸着保持する際、図4に示すようにコレット11の突起
部16と半導体チップ5の上面とを接触させてから、図
5に示すようにコレット11に半導体チップ5に向けて
所定の荷重を与えて接触面13を半導体チップ5の上面
に接触させる。次いで、図示しない真空ポンプを駆動し
て吸着孔12を介して半導体チップ5に吸引力Fを与え
る。このとき接触面13に存在する微小ホール14は押
し潰されることはなく、また突起部16は接触面13と
半導体チップ5の上面との間で弾性変形し、図において
参照符号16aで示すように接触面13の内部へと埋も
れる。これにより吸着孔12内の真空が突起部16間の
隙間を介して外部へリークするのを防止する。この状態
で半導体チップ5を保持し、所定の場所(アライメント
ステージあるいはリードフレームなど)へと半導体チッ
プ5を搬送する。なお本実施の形態では、半導体チップ
5は25mm2 のサイズで吸引力Fを170gとしてい
る。
【0011】半導体チップ5を所定の場所まで搬送して
吸引力Fを解除する。すると、弾性変形した突起部16
の復元力による半導体チップ5への押圧によって、この
半導体チップ5がコレット11の接触面13から引き離
され、コレット11と半導体チップ5との分離作用がス
ムーズに行われる。
【0012】すなわち本実施の形態によれば、コレット
11の接触面13に微小ホール14よりも大きな形状の
突起部16を複数形成することにより、半導体チップ5
の真空吸着時、コレット11から半導体チップ5への荷
重および吸引力Fによって微小ホール14が押し潰され
るのを、接触面13と半導体チップ5の上面との間にお
ける突起部16の弾性変形に置き換えることにより防止
し、これによって微小ホール14による吸盤効果を働か
せないようにしている。さらに、半導体チップ5をコレ
ット11から分離するときは吸引力Fの解除に伴う突起
部16の復元力により、半導体チップ5を押し出すよう
にしてスムーズに分離することができるので、半導体チ
ップ5の持ち帰りを防止すると共に、半導体チップ5を
所定の場所へ確実に供給することができる。
【0013】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明
の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0014】例えば以上の実施の形態ではコレット11
の材質として、NBRを主材料としてカーボンその他の
配合剤を添加したものを用いたが、勿論これだけに限ら
ず、他の合成ゴムあるいは配合剤を添加した弾性材料に
ついても、本発明は適用可能である。
【0015】また以上の実施の形態ではチップサイズが
25mm2 の半導体チップ5を搬送するコレット11に
ついて説明したが、これに限られない。この場合、半導
体チップの大きさに応じて真空吸引力Fを適宜変更すれ
ばよい。
【0016】また以上の実施の形態では、コレット11
の接触面13に形成した突起部16の形状を半球状とし
たが、例えば円錐形状や四角錐、あるいは円柱や四角柱
などとすることも可能である。つまり、これらの部分が
弾性変形することにより微小ホール14の吸盤効果を排
除すると共に、搬送終了後の上述したような半導体チッ
プ5のスムーズな分離を可能とするものであれば、どの
ような形状であってもよい。また、突起部の個数を、個
々の突起部の弾性変形に支承を来さない程度に増やすこ
とができる。更に、突起部の大きさも、微小ホール14
の大きさ等に応じて適宜変更可能である。ただし、これ
ら突起部の弾性変形は接触面13と半導体チップ5の上
面との接触を阻害するものであってはならない。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明のコレットによ
れば、コレットの接触面と半導体チップとの分離を確実
に行うことができるので、半導体チップの持ち帰りによ
る設備の停止を防止することができると共に、品質の向
上および歩留の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるコレットを示す側面
図である。
【図2】同底面図である。
【図3】同コレットの接触面の一部を示す拡大断面図で
ある。
【図4】同コレットと半導体チップとの接触状態を示す
部分拡大断面図である。
【図5】同コレットが半導体チップを吸着保持している
状態を示す部分拡大断面図である。
【図6】搬送終了後の半導体チップとの分離作用を示す
部分拡大断面図である。
【図7】従来のコレットを示す側面図である。
【図8】同底面図である。
【図9】同コレットの接触面の一部を示す拡大断面図で
ある。
【図10】同コレットが半導体チップを吸着保持してい
る状態を示す部分拡大断面図である。
【図11】真空吸着前の同コレットと半導体チップとの
接触状態を示す部分拡大断面図である。
【図12】図10におけるA部の拡大断面図である。
【符号の説明】
5………半導体チップ、11………コレット、12……
…吸着孔、13………接触面、14………微小ホール、
16………突起部、F………吸引力。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエーハから分割された半導体チ
    ップを1個ずつ真空吸着により保持し所定の場所へ搬送
    するコレットであって、前記半導体チップの上面との接
    触面が弾性材料で成るコレットにおいて、 前記接触面に複数の弾性材料で成る突起部を形成し、 前記真空吸着時、前記突起部を前記接触面と前記半導体
    チップの上面との間で弾性変形させて前記接触面を前記
    半導体チップの上面に接触させるようにしたことを特徴
    とするコレット。
  2. 【請求項2】 前記突起部の形状を半球状としたことを
    特徴とする請求項1に記載のコレット。
  3. 【請求項3】 前記突起部の大きさを半径約50μmと
    したことを特徴とする請求項2に記載のコレット。
JP12272097A 1997-05-14 1997-05-14 コレット Pending JPH10313042A (ja)

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JP12272097A JPH10313042A (ja) 1997-05-14 1997-05-14 コレット

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1321966A1 (de) * 2001-12-21 2003-06-25 Esec Trading S.A. Greifwerkzeug zum Montieren von Halbleiterchips
JP2014038954A (ja) * 2012-08-17 2014-02-27 Apic Yamada Corp 半導体製造装置用吸着ヘッドおよびその製造方法
CN103871942A (zh) * 2012-12-17 2014-06-18 颀中科技(苏州)有限公司 一种耐高温橡胶吸嘴
JP2019192827A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 株式会社ディスコ チャックテーブル
JP2020053457A (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 株式会社東芝 ピックアップツール、および半導体モジュールの製造方法

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