JPH10311205A - 軸流タービン - Google Patents

軸流タービン

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Publication number
JPH10311205A
JPH10311205A JP12372397A JP12372397A JPH10311205A JP H10311205 A JPH10311205 A JP H10311205A JP 12372397 A JP12372397 A JP 12372397A JP 12372397 A JP12372397 A JP 12372397A JP H10311205 A JPH10311205 A JP H10311205A
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JP
Japan
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working fluid
fin
tip
flat portion
inflow side
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Application number
JP12372397A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Matsuda
實 松田
Kenichi Imai
健一 今井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP12372397A priority Critical patent/JPH10311205A/ja
Publication of JPH10311205A publication Critical patent/JPH10311205A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/12Blades
    • F01D5/22Blade-to-blade connections, e.g. for damping vibrations
    • F01D5/225Blade-to-blade connections, e.g. for damping vibrations by shrouding

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸流タービンの動翼先端部と静止部の間隙を
通過する漏洩流体量を減少させ、シール効果の高い動翼
先端部に設置する漏洩防止装置を提供する。 【解決手段】 タービン動翼51先端部において、この
動翼51と一体構造のインテグラルカバー52外周面に
複数の階段状あるいは凹凸状に形成された平坦部53ま
たは突起フィン54を有し、その外径寸法を漏洩流体5
6の流れ方向に沿って段差を設け、この平坦部53ある
いは突起フィン54に対向する静止部側にシールフィン
58を配設し、漏洩流体56の吹抜け現象を低減する手
段が設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸流型タービン等
において動翼先端の回転部とケーシング等の静止部の間
隙からの流体漏洩を防止した軸流タービンに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、蒸気,ガスタービン等の軸流タ
ービンは、静止しているノズルと回転する動翼から構成
されている。ノズルは、圧力の高い上流から圧力の低い
下流に蒸気等の作動流体を膨張させ、熱エネルギーを速
度エネルギーに変換する。動翼は、この速度エネルギー
により回転し回転エネルギーとなり、その回転エネルギ
ーで発電機等を回し動力として取出す。
【0003】ところで、前述のように軸流タービンは回
転する動翼先端部とノズル等から成る静止部とは適度な
間隙を設けて近接している。そのため、ノズルから動翼
に流れる蒸気等の作動流体の一部はこの間隙に流れる。
この流れは、タービンを回転させるエネルギーに寄与し
ないため効率の低下を招く。そこで、従来からこの流れ
をできるだけ少なくするために、動翼もしくは静止部に
フィン状のものを設けている。その例として、従来から
蒸気タービンに使用されている動翼先端部の漏洩防止装
置を図10に示す。
【0004】タービン段落部1は、ケーシング2で固定
されているノズルダイアフラム4に、流路部を形成する
ノズル5と、ケーシング2の中心にあり回動可能なロー
タ3と同心のホイール6に植設され通路部を形成する動
翼7及び動翼7の先端部にあるテノン8で固定されたシ
ュラウド9と、ノズルダイアフラム4に取付けられたシ
ールフィン10から構成されている。このようなタービ
ン段落部1において、翼頂部11を通過する漏洩流体1
4は、シュラウド9とシールフィン10の間隙13を流
れる。この漏洩量は、段落部における全流量の1〜3%
程度になり、有効にエネルギー変換が出来ず、タービン
効率が低下して性能に大きな影響を及ぼしている。
【0005】漏洩量を減少させるためにシュラウド9と
シールフィン10の間隙13を減少させる方法がある
が、間隙13を小さくし過ぎるとシュラウド9とシール
フィン10で機械的な接触が起りやすくなり、間隙13
の値には限界がある。
【0006】このため従来においては、漏洩を防止する
ために図11から図14に示す構造が従来提案されてい
る。図11の例においては、シールフィン10の歯数を
増加させ流れ方向に連続的に並べ、シール効果を高める
ように構成されている。
【0007】図12は、シュラウド9の流入側と流出側
に段差部15を設け、この段差部15でシール室20内
へ流入した漏洩蒸気14の速度エネルギーを減衰させこ
の漏洩蒸気14がシ−ル室20内を吹抜けるのを防止す
る構造である。さらに、シール効果の高い方法として図
13に示すように、従来のテノン8を廃止しシュラウド
9を動翼7に一体構造にしてインテグラルカバー17と
し、このカバー17の中央に凹面溝18を形成して、上
述した図12における段差部15を複数設けることによ
り従来よりシール効果を高めたものもある。
【0008】また、図14に示すように、通常、タービ
ンは、流体が高圧から低圧へ膨張する際に、比容積が増
大する。そのため、それに対応して段落通路内における
ノズルや動翼の高さを高圧部から低圧部に向うに従って
増加させるため、ノズル5や動翼7の先端流路部には傾
斜部5a、17aを形成した構造を採用している。この
場合、前記の図11〜図13に示した従来のシールフィ
ン16では、構造的に設置が不可能となるため、シュラ
ウド9の流出側に平坦面19を設け、シールフィン16
を部分的に設置している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の漏洩
防止手段では、たとえば図11の場合、シールフィン1
0の数を増加し過ぎたり、間隙13を大きくするとシー
ルフィン10先端の絞られた部分では上流からの速度エ
ネルギーが十分減衰せずに、その残留エネルギーのため
シールフィン10とシュラウド9の間隙13を吹抜ける
現象が発生してシール効果が低くなる。
【0010】一方、図12の場合、段差部15の設置に
より上記の欠点を解消することができるが、シールフィ
ン16の数が多いときにはシール室20の容積が減少す
るため、そこでの速度エネルギーの減衰が少なくなりそ
の効果が低下する。
【0011】さらに、図13の場合、タービン(ロータ
3)の熱膨張による軸方向伸びが大きい場合には、凹面
溝18とシールフィン16との接触が考えられ、最悪の
場合には、シールフィン16を設置出来ないことがあ
る。また、図14の場合、ノズル5および動翼7ともに
傾斜部5a、17aを有する構造のためシールフィン1
6の数が少なくなり、シール効果が低い。
【0012】このように、従来の漏洩防止装置は種々の
欠点があり、タービンの効率低下の一因となっている。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたもの
で、シールフィン部の吹抜け現象による流体の漏洩量の
増加を防止するとともに、タービンとケーシングの伸び
差が大きく、翼先端が傾斜したタービン段落においても
適用できる漏洩防止装置とし、それによるタービンの段
落効率を改善した軸流タービンを提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するために手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係わる軸流タービンは、作動流
体を流出するノズルから成る静止部と回転する動翼とか
ら成る軸流タービンにおいて、動翼の先端部に一体に設
けられたインテグラルカバーの外周面先端部の作動流体
流入側と後端部の流出側に各々平坦部を形成し、その中
間部に突起フィンを複数列形成し、この作動流体流入側
平坦部、突起フィン、作動流体流出側平坦部の各々の外
径寸法をD1,D2,D3とし、前記作動流体流入側平
坦部とこれに対向する静止部に設けられたフィン先端部
との半径方向間隙の距離をC1とし、前記突起フィン先
端部とこれに対向する静止部に設けられたフィン先端部
との半径方向間隙の距離をC2とするとき、次式の条件
を満たすことを特徴とする。
【0014】
【数9】D1<D3<D2 C2=(0.5〜1.0)×C1 このように、突起フィンの両側に平坦部を設けかつ突起
フィンに対向してシールフィンを設けたことによりシー
ル効果が向上し漏洩流体が減少するとともにタービンの
熱膨張によるロータの軸方向変位に対してもシールフィ
ンが突起フィンに接触することが無くなる。また突起フ
ィンとシールフィンが万が一接触しても、軽微な損傷で
済むため、その間隙をさらに少なくすることができる。
【0015】この目的を達成するため、本発明の請求項
2に係わる軸流タービンは、作動流体を流出するノズル
から成る静止部と回転する動翼とから成る軸流タービン
において、動翼の先端部に一体に設けられたインテグラ
ルカバーの外周面先端部の作動流体流入側と後端部の流
出側に各々平坦部を形成し、その中間部に突起フィンを
複数列形成し、この作動流体流入側平坦部、突起フィ
ン、作動流体流出側平坦部の各々の外径寸法をD1,D
2,D3とし、前記作動流体流入側平坦部とこれに対向
する静止部に設けられたフィン先端部との半径方向間隙
の距離をC1とし、前記突起フィン先端部とこれに対向
する静止部に設けられたフィン先端部との半径方向間隙
の距離をC2とするとき、次式の条件を満たすことを特
徴とする。
【0016】
【数10】D1<D2<D3 C2=(0.5〜1.0)×C1 これにより、突起フィンの両側に平坦部を設けかつ突起
フィンに対向してシールフィンを設けたことによりシー
ル効果が向上し漏洩流体が減少するとともにタービンの
熱膨張によるロータの軸方向変位に対してもシールフィ
ンが突起フィンに接触することが無くなる。また突起フ
ィンとシールフィンが万が一接触しても、軽微な損傷で
済むため、その間隙をさらに少なくすることができる。
【0017】この目的を達成するため、本発明の請求項
3に係わる軸流タービンは、作動流体を流出するノズル
から成る静止部と回転する動翼とから成る軸流タービン
において、動翼の先端部に一体に設けられたインテグラ
ルカバーの外周面先端部の作動流体流入側と後端部の流
出側の間に複数の平坦部と隣接する平坦部より低く形成
された凹状の溝とを交互に形成し、この作動流体流入側
平坦部、作動流体流入側第2の平坦部、作動流体流出側
第1の平坦部、作動流体流出側平坦部のそれぞれの外形
寸法をD1,D2,D3,D4としたときに、次式の条
件を満たすことを特徴とする。
【0018】
【数11】D1<D2<D3<D4 これにより、漏洩流体は各凹状の溝部でその速度エネル
ギが減衰されるためシールフィンとインテグラルカバー
の間隙を通過することがなくなり、シール効果が向上す
る。
【0019】この目的を達成するため、本発明の請求項
4に係わる軸流タービンは、作動流体を流出するノズル
から成る静止部と回転する動翼とから成る軸流タービン
において、動翼の先端部に一体に設けられたインテグラ
ルカバーの外周面先端部の作動流体流入側と後端部の流
出側の間に複数の平坦部を階段状に形成し、この作動流
体流入側平坦部、中間平坦部、作動流体流出側平坦部の
各々の外径寸法をD1,D2,D3としたときに、次式
の条件を満たすことを特徴とする。
【0020】
【数12】D1<D2<D3 これにより、漏洩流体は階段状の部分でその速度エネル
ギが減衰されるためシールフィンとインテグラルカバー
の間隙を通過することがなくなり、シール効果が向上す
る。
【0021】この目的を達成するため、本発明の請求項
5に係わる軸流タービンは、前記平坦部の作動流体上流
側の上面端部に上流側に向って軸方向フィンを形成した
ことを特徴とする。
【0022】これにより、漏洩流体は上流側に傾いたフ
ィンの部分でその速度エネルギーが減衰されるためシー
ルフィンとインテグラルカバーの間隙を通過することが
なくなり、シール効果が向上する。
【0023】この目的を達成するため、本発明の請求項
6に係わる軸流タービンは、作動流体を流出するノズル
から成る静止部と回転する動翼とから成る軸流タービン
において、動翼の先端部に一体に設けられたインテグラ
ルカバーの外周面先端部の作動流体流入側と後端部の流
出側の間に複数の平坦部と複数の突設されたフィンを交
互に形成し、この作動流体流入側平坦部、作動流体流入
側突起フィン、中央平坦部、作動流体流出側突起フィ
ン、作動流体流出側平坦部の各々の外径寸法をD1,D
2,D3,D4,D5とし、前記作動流体流入側平坦部
とこれに対向する静止部に設けられたフィン先端部との
半径方向間隙の距離をC1とし、前記作動流体流出側突
起フィン先端部とこれに対向する静止部に設けられたフ
ィン先端部との半径方向間隙の距離をC2とするとき、
次式の条件を満たすことを特徴とする。
【0024】
【数13】D1<D2>D3<D4>D5 C2=(0.5〜1.0)×C1 これにより、漏洩流体は突起フィンの部分でその速度エ
ネルギが減衰され、かつ突起フィンに挟まれた平坦部に
もシールフィンが設置されているためその間隙を通過す
ることがなくなり、シール効果が向上する。さらに平坦
部が突起フィンの両側に設けられているため、タービン
の熱膨張により動翼が軸方向に移動してもシールフィン
とインテグラルカバーが接触することはない。
【0025】この目的を達成するため、本発明の請求項
7に係わる軸流タービンは、作動流体を流出するノズル
から成る静止部と回転する動翼とから成る軸流タービン
において、動翼の先端部に一体に設けられたインテグラ
ルカバーの外周面先端部の作動流体流入側と後端部の流
出側の間に複数の平坦部を階段状に形成し、この作動流
体流入側平坦部、中央平坦部、作動流体流出側平坦部の
各々の外径寸法をD1,D2,D3としたときに、次式
の条件を満たすことを特徴とする。
【0026】
【数14】D1>D2>D3 これにより、漏洩流体はインテグラルカバーとシールフ
ィンとの間隙を通過する間に、何回かシールフィンに当
たるため、その間に速度エネルギが減衰してしまい、そ
の漏洩量は減少しシール効果が向上する。
【0027】この目的を達成するため、本発明の請求項
8に係わる軸流タービンは、作動流体を流出するノズル
から成る静止部と回転する動翼とから成る軸流タービン
において、動翼の先端部に一体に設けられたインテグラ
ルカバーの外周面先端部の作動流体流入側と後端部の流
出側に各々平坦部を形成し、その中間部に突起フィンを
複数列形成し、この作動流体流入側平坦部、突起フィ
ン、作動流体流出側平坦部の各々の外形寸法をD1,D
2,D3とし、前記作動流体流入側平坦部と突起フィン
の外径寸法を前記作動流体の流入側から流出側の順にD
1,D2,D3とし、前記平坦部とこれに対向する静止
部に設けられたフィン先端部との半径方向間隙の距離を
C1とし、前記突起フィン先端部とこれに対向する静止
部に設けられたフィン先端部との半径方向間隙の距離を
C2とするとき、次式の条件を満たすことを特徴とす
る。
【0028】
【数15】D1=D3<D2 C2=(0.5〜1.0)×C1 これにより、インテグラルカバーと突起フィンとの間隙
を通過する流体は突起フィンもしくはシールフィンに何
回か当たる間に速度エネルギが減衰してしまい、その間
隙を通過できなくなる。よって、漏洩流体量が減少しシ
ール効果が向上する。さらに、突起フィンの両側に平坦
部が設けられているため、タービンの熱膨張による動翼
の軸方向変位に対しても、シールフィンがインテグラル
カバーに接触することがなくなる。
【0029】この目的を達成するため、本発明の請求項
9に係わる軸流タービンは、作動流体を流出するノズル
から成る静止部と回転する動翼とから成る軸流タービン
において、動翼の先端部に一体に設けられたインテグラ
ルカバーの外周面先端部の作動流体流入側と後端部の流
出側の間に平坦部と複数のフィンを交互に複数形成し、
この作動流体流入側平坦部、作動流体流入側フィン、中
央平坦部、作動流体流出側フィン、作動流体流出側平坦
部の各々の外径寸法をD1,D2,D3,D4,D5と
し、前記作動流体流入側平坦部とこれに対向する静止部
に設けられたフィン先端部との半径方向間隙の距離をC
1とし、前記作動流体流入側突起フィン先端部とこれに
対向する静止部に設けられたフィン先端部との半径方向
間隙の距離をC2とするとき、次式の条件を満たすこと
を特徴とする。
【0030】
【数16】D1=D5≦D3<D2=D4 C2=(0.5〜1.0)×C1 これにより、漏洩流体はインテグラルカバーとシールフ
ィンとの間隙を通過する間に、何回かシールフィンに当
たるため、その間に速度エネルギが減衰してしまい、漏
洩量は減少しシール効果が向上する。さらに、突起フィ
ンの両側に平坦部が設けられているため、タービンの熱
膨張による動翼の軸方向変位に対しても、シールフィン
がインテグラルカバーに接触することがなくなる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態に係わる軸流タービンを説明する。図1は、第
1の実施形態に係わる軸流タービンの段落通路部の動翼
先端部断面図である。動翼51の先端には、動翼51と
一体に形成されたインテグラルカバー52が設けられて
いる。そして、その外周面には、作動流体の流入側端部
と流出側端部に平坦部53a,53b、その中間部に複
数の突起フィン54が形成されている。
【0032】ここで、平坦部53a、突起フィン54、
平坦部53bの各々の外径寸法をD1,D2,D3と
し、平坦部53aとこの平坦部53aと対向する位置の
シールフィン58先端部との半径方向間隙距離をC1、
突起フィン54部とこの突起フィン54と対向する位置
のシールフィン58先端部との半径方向間隙距離をC2
とすると、下式の条件を満たす構造にする。
【0033】
【数17】D1<D3<D2 C2=(0.5〜1.0)×C1 本実施形態では、翼先端のインテグラルカバー52の外
周面の平坦部53aと突起フィン54の外径寸法が異な
っていることから、ノズル55から流体57が流出後、
動翼51の先端部を通過する漏洩流体56が、流入側に
ある平坦部53aを流れ、下流の突起フィン54側面に
衝突する(図中矢印a)。また、流出側まで到達した漏
洩流体も同様にシールフィン58に衝突する(図中矢印
b)。その結果、流入側の平坦部53aから突起フィン
54を通過して流出側平坦部53bまで漏洩流体が吹抜
ける現象が解消され、流動抵抗が増大するため、よりシ
ール効果を向上させることができる。
【0034】更に、中央部のシールフィン58を、イン
テグラルカバー52から突起した突起フィン54に対向
して配設したことで、従来の連続したフィンよりシール
効果が高くなる。また、タービン回転中に何らかの異常
現象によってシールフィン58と突起フィン54が接触
した場合でも、その接触部が点接触になるため従来のシ
ールフィンより損傷が少なくなり、半径方向の間隙をさ
らに小さくすることが可能となり、さらなる漏洩量の低
減が期待できる。
【0035】一方、突起フィン54とシールフィン58
からなるインテグラルカバー52の中央部の漏洩防止手
段を改善したことにより、この中央部の長さW1を従来
より短かくすることができ、その分、平坦部53aの長
さW2および平坦部53bの長さW3を延長することが
できる。よって、タービン軸とケーシング2の熱膨張に
よる伸縮量の違いを、この長さW2およびW3で吸収で
きるようになるため、シールフィン58と突起フィン5
4側面との接触が避けられる。すなわち、タービンの熱
膨張による軸方向の伸縮量とケーシング2の伸縮量との
差が大きい段落部に適用可能になる。
【0036】このように構成されているため、動翼先端
部からの漏洩量を大幅に減少することができ、タービン
の段落効率に大きな改善効果を得ることができる。次
に、図2を参照して、第2の実施形態に係わる軸流ター
ビンを説明する。
【0037】図2は、第2の実施形態に係わる軸流ター
ビンの段落通路部の動翼先端部断面図である。動翼61
の先端には、動翼61と一体にインテグラルカバー62
が設けられている。そして、その外周面には、流入側端
部と流出側端部にそれぞれ平坦部63a,63bを、平
坦部63a,63bにはさまれた中央部には突起フィン
64が形成されている。この平坦部63a、突起フィン
64、平坦部63bのの各々の外径寸法をD1,D2,
D3とし、平坦部63aとこの平坦部63aと対向する
位置のシールフィン68先端部との半径方向間隙距離を
C1、突起フィン64部とこの突起フィン64と対向す
る位置のシールフィン68先端部との半径方向間隙距離
をC2とすると、下式の条件を満たす構造にする。
【0038】
【数18】D1<D2<D3 C2=(0.5〜1.0)×C1 本実施形態では、翼先端のインテグラルカバー62外周
面の平坦部63aと63bと突起フィン64の外径寸法
が異なっていることから、前記の第1の実施形態と同様
にノズル55から流体67が流出後、動翼先端部を通過
する漏洩流体66が、流入側にある平坦部63aを流
れ、その下流にある突起フィン64の側面に衝突する
(図中矢印c)。また、流出側まで到達した漏洩流体も
同様に流出側端部に設けられた平坦部63の側面に衝突
する(図中矢印d)。
【0039】その結果、流入側の平坦部63aから突起
フィン64を通過して流出側平坦部63bまで漏洩流体
が吹抜ける現象が解消され、流動抵抗が増大するので、
よりシール効果を向上させることができる。更に、中央
部のシールフィン68を、インテグラルカバー62から
突設した突起フィン64に対向して設置したことで、た
とえこれらのフィン同士が接触した時にも点接触となり
動翼には大きな影響を及ぼさないため、その間隙C2を
従来の連続したフィンより小さくすることが出来るため
シール効果が向上する。
【0040】また、タービン軸とケーシング2の熱膨張
による伸縮量の違いを、ケーシング2の内径と動翼61
先端部の外径をそれぞれ下流側に向うほど大きくしたこ
とにより吸収でき、シールフィン68が突起フィン64
の側面に接触することを避けることができる。よって、
熱膨張によるタービンとケーシング2の軸方向伸縮量の
差によって動翼61が下流側に大きく移動する場合有効
である。
【0041】次に、図3を参照して、第3の実施形態に
係わる軸流タービンを説明する。図3は、第3の実施形
態に係わる軸流タービンの段落通路部の動翼先端部断面
図である。動翼71の先端には、動翼71と一体にイン
テグラルカバー72が設けられている。そして、その外
周面には、流入側から流出側に向って交互に複数の平坦
部73と凹状溝部75が設けられている。平坦部73の
外径寸法を流入側に配置された平坦部73a,73b,
73c,73dから順にD1,D2,D3,D4とした
ときに、下式の条件を満たす構造にする。
【0042】
【数19】D1<D2<D3<D4 そして、上記平坦部73a〜73dと対向する位置に配
設されたシールフィン78は各々平坦部73a〜73d
と均しい間隙を有するように設定されている。
【0043】本実施形態では、ノズル55から流体77
が流出後、動翼先端部を通過する漏洩流体76が、流入
側端部にある平坦部73aを流れ、そのすぐ下流側の平
坦部73bの側面に衝突する(図中矢印f)。各平坦部
73a,73b,73c,73dは階段状になっている
ため、漏洩流体は同様な運動を繰り返すことになる。そ
の衝突により漏洩流体は持っている速度エネルギーを減
衰させるため、シールフィン78と平坦部73の間隙を
通り抜ける漏洩流体は減少しシール効果が向上する。
【0044】また、タービン軸とケーシング2の熱膨張
による伸縮量の違いを、ケーシング2の内径と動翼71
先端部の外径をそれぞれ下流側に向うほど大きくしたこ
とにより吸収できるため、熱膨張によるタービンとケー
シング2の軸方向伸縮量の差によって動翼71が下流側
に大きく移動する場合に有効である。
【0045】なお、図3においては、平坦部73を4段
で説明したが、5段以上であっても同様な効果を得るこ
とができる。次に、図4を参照して、第4実施形態に係
わる軸流タービンの漏洩防止装置を説明する。
【0046】図4は、第4の実施形態に係わる軸流ター
ビンの段落通路部の動翼先端部断面図である。動翼81
の先端には、動翼81と一体にインテグラルカバー82
が設けられている。そして、その外周面には、流入側か
ら流出側に複数の平坦部83が形成され、それぞれ階段
状に段差が設けられている。平坦部83の外径寸法を流
入側に配置された平坦部83a,83b,83cから順
にD1,D2,D3としたときに、下式の条件を満たす
構造にする。
【0047】
【数20】D1<D2<D3 本実施形態では、ノズル55から流体87が流出後、動
翼先端部を通過する漏洩流体86が、流入側にある平坦
部83aを流れ、そのすぐ下流側の平坦部83bの側面
に衝突する(図中矢印g)。各平坦部83a,83b,
83cは階段状になっているため、漏洩流体86は同様
な運動を繰り返すことになる。その衝突により漏洩流体
は持っている速度エネルギを減衰させるため、シールフ
ィン88と平坦部83の間隙を通り抜ける漏洩流体86
は減少しシール効果が向上する。
【0048】また、タービン軸とケーシング2の熱膨張
による伸縮量の違いを、ケーシング2の内径と動翼81
先端部の外径をそれぞれ下流側に向うほど大きくしたこ
とにより吸収できるため、熱膨張によるタービンとケー
シング2の軸方向伸縮量の差によって動翼81が下流側
に大きく移動する場合有効である。
【0049】次に、図5を参照して、第5の実施形態に
係わる軸流タービンの漏洩防止装置を説明する。図5
は、第5の実施形態に係わる軸流タービンの段落通路部
の動翼先端部断面図である。動翼91の先端には、動翼
91と一体にインテグラルカバー92が設けられてい
る。そして、その外周面には、流入側から流出側に階段
状に段差を設けて複数の平坦部93が設けられている。
各平坦部93の上面角部には漏洩流体の上流側に向って
軸方向フィン94が形成されている。
【0050】ケーシング2に取付けられたシールフィン
98と平坦部93とで径方向の間隙を構成するととも
に、この軸方向フィン94とそのすぐ上流側のシールフ
ィン98とで軸方向にも間隙を構成している。平坦部9
3の外径寸法を流入側に配置された平坦部93a,93
b,93cから順にD1,D2,D3としたときに、下
式の条件を満たす構造にする。
【0051】
【数21】D1<D2<D3 本実施形態では、ノズル55から流体97が流出後、動
翼先端部を通過する漏洩流体96が、流入側にある平坦
部93aを流れ、そのすぐ下流側の平坦部93bの側面
に衝突する(図中矢印h)。更に、軸方向フィン94と
シールフィン98とで形成された軸方向間隙で一旦流れ
が絞られるため、漏洩流体は持っている速度エネルギー
を減衰させ流動抵抗が増加するので、シールフィン98
と平坦部93の間隙を通り抜ける漏洩流体は減少しシー
ル効果が向上する。
【0052】また、タービン軸とケーシング2の熱膨張
による伸縮量の違いを、ケーシング2の内径と動翼91
先端部の外径をそれぞれ下流側に向うほど大きくしたこ
とにより吸収できるため、熱膨張によるタービンとケー
シング2の軸方向伸縮量の差によって動翼91が下流側
に大きく移動する場合有効である。
【0053】次に、図6を参照して、第6の実施形態に
係わる軸流タービンを説明する。図6は、第6の実施形
態に係わる軸流タービンの段落通路部の動翼先端部断面
図である。動翼101の先端には、動翼101と一体に
インテグラルカバー102が設けられており、その外周
面には、流入側から流出側に向って複数の平坦部103
と突起フィン104a,104bが交互に形成されてい
る。流入側平坦部103aおよび流入側突起フィン10
4a、中央平坦部103b、流出側突起フィン104
b、流出側平坦部103cの外径寸法をそれぞれ流入側
に配置されたものから順にD1,D2,D3,D4,D
5とし、流入側平坦部103aとこの流入側平坦部10
3aと対向する位置に配設されたシールフィン108先
端部とで形成する半径方向間隙距離をC1、流出側突起
フィン104b部とこの流出側突起フィンに対向する位
置に配設されたシールフィン108先端部とで形成する
半径方向間隙距離をC2とすると、下式の条件を満たす
構造にする。
【0054】
【数22】D1<D2>D3<D4>D5 C2=(0.5〜1.0)×C1 本実施形態では、ノズル55から流体107が流出後、
動翼先端部を通過する漏洩流体106が、流入側端部に
ある平坦面103aを流れ、そのすぐ下流側の突起フィ
ン104aの側面に衝突する(図中矢印j)。また、中
央部まで到達した漏洩流体も平坦部103bの中央付近
に設けられているシールフィン108の側面に衝突する
(図中矢印k)。
【0055】この衝突により漏洩流体106は持ってい
る速度エネルギーを減衰させるため、シールフィン10
8と平坦部103の間隙を通り抜ける漏洩流体は減少し
シール効果が高まる。また、突起フィン104a,10
4bにおける漏洩量は従来に比べ減少するので突起フィ
ン104a,104bの軸方向設置長さ(図中W4,W
5)を短縮でき、その分だけ平坦部103a,103
b,103cの長さ(図中W6乃至W9)を広げること
ができる。よって、熱膨張によるタービン軸とケーシン
グの軸方向の伸び差により動翼101が大きく変位する
場合に有効である。
【0056】次に、図7を参照して、第7の実施形態に
係わる軸流タービンを説明する。図7は、第7の実施形
態に係わる軸流タービンの段落通路部の動翼先端部断面
図である。動翼111の先端には、動翼111と一体に
インテグラルカバー112が設けられている。そして、
その外周面には、流入側から流出側に階段状に段差が設
けられ複数の平坦部113が形成されている。平坦部1
13の外径寸法をそれぞれ流入側に配置された平坦部1
13a,113b,113cから順にD1,D2,D3
としたときに、下式の条件を満たす構造にする。
【0057】
【数23】D1>D2>D3 本実施形態では、ノズル55から流体117が流出後、
動翼先端部を通過する漏洩流体116が、流入側端部に
ある平坦部113aを流れ、そのすぐ下流に位置するシ
ールフィン118の側面に衝突する(図中矢印m)。そ
してさらに、下流に位置するシールフィン118の側面
に衝突する(図中矢印n)。それらの衝突により漏洩流
体は持っている速度エネルギーを減衰させるため、シー
ルフィン118と平坦部113の間隙を通り抜ける漏洩
流体は減少しシール効果が向上する。
【0058】また、タービン軸とケーシング2の熱膨張
による伸縮量の違いを、ケーシング2の内径と動翼11
1先端部の外径をそれぞれ下流側に向うほど小さくした
ことにより吸収できるため、熱膨張によるタービンとケ
ーシング2の軸方向伸縮量の差によって動翼111が上
流側に大きく移動する場合有効である。
【0059】次に、図8を参照して、第8の実施形態に
係わる軸流タービンを説明する。図8は、第8の実施形
態に係わる軸流タービンの段落通路部の動翼先端部断面
図である。基本的な構造は、前記の第1の実施形態と同
一である。作動流体流入側平坦部123a、突起フィン
124、作動流体流出側平坦部123bの各々の外径寸
法をD1,D2,D3としたとき、平坦部123aとこ
の平坦部123aと対向する位置に配設されたシールフ
ィン128先端部とで形成される半径方向間隙距離をC
1、突起フィン124部とこの突起フィン124の対向
する位置に配設されたシールフィン128先端部とで形
成される半径方向間隙距離をC2とすると、下式の条件
を満たす構造とする。
【0060】
【数24】D1=D3<D2 C2=(0.5〜1.0)×C1 本実施形態では、ノズル55から流体127が流出後、
動翼121の先端部を通過する漏洩流体126が、流入
側端部にある平坦部123aを流れ、そのすぐ下流側の
突起フィン124側面に衝突する(図中矢印u)。ま
た、流出側まで到達した漏洩流体126も同様にシール
フィン128に衝突する(図中矢印p)。その結果、流
入側の平坦部123aから突起フィン124を通過して
流出側平坦部123bまで漏洩流体が吹抜ける現象が解
消され、流動抵抗が増大するので、よりシール効果を向
上させることができる。
【0061】次に、図9を参照して、第9の実施形態に
係わる軸流タービンを説明する。図9は、第9の実施形
態に係わる軸流タービンの段落通路部の動翼先端部断面
図である。基本的な構造は、前記の第1の実施形態と同
一である。作動流体流入側平坦面133a、作動流体流
入側突起フィン134a、中央平坦部133b、作動流
体流出側突起フィン134b、作動流体流出側平坦部1
33cの各々の外径寸法をD1,D2,D3,D4,D
5とし、作動流体流入側平坦部133aとこの作動流体
流入側平坦部133aと対向する位置に配設されたシー
ルフィン138先端部で形成される半径方向間隙距離を
C1、突起フィン134部とこの突起フィン134と対
向する位置に配設されたシールフィン138先端部で形
成される半径方向間隙距離をC2とすると、下式の条件
を満たす構造とする。
【0062】
【数25】D1=D5≦D3<D2=D4 C2=(0.5〜1.0)×C1 本実施形態では、ノズル55から流体137が流出後、
動翼先端部を通過する漏洩流体136が、流入側端部に
ある平坦面133aを流れ、そのすぐ下流側の突起フィ
ン134aの側面に衝突する(図中矢印q)。また、中
央平坦部133bまで到達した漏洩流体136もケーシ
ング2の対向面付近に設けられているシールフィン13
8の側面に衝突する(図中矢印r)。この衝突により漏
洩流体は持っている速度エネルギを減衰させるため、シ
ールフィン138と平坦部133の間隙を通り抜ける漏
洩流体は減少しシール効果が向上する。なお、本発明
は、上述した実施形態に限定されないのは勿論であり、
種々の変形が可能である。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明では,動翼先端の
インテグラルカバー外周面に平坦部または複数の突起し
たフィンを形成し、さらに、その外周面の外径寸法を漏
洩流体の流れる方向に階段状あるいは凹凸状に変化させ
る共に、対向するケーシング部側のシールフィン内径も
インテグラルカバー外周面の径変化に合わせて径寸法を
変化させ、吹抜け現象の低減とタービンの軸方向伸び差
が大きい段落に適用可能な漏洩防止装置により、タービ
ンの段落効率を大きく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態の軸流タービンの
要部を示す段落部の断面図。
【図2】本発明に係る第2の実施形態の軸流タービンの
要部を示す段落部の断面図。
【図3】本発明に係る第3の実施形態の軸流タービンの
要部を示す段落部の断面図。
【図4】本発明に係る第4の実施形態の軸流タービンの
要部を示す段落部の断面図。
【図5】本発明に係る第5の実施形態の軸流タービンの
要部を示す段落部の断面図。
【図6】本発明に係る第6の実施形態の軸流タービンの
要部を示す段落部の断面図。
【図7】本発明に係る第7の実施形態の軸流タービンの
要部を示す段落部の断面図。
【図8】本発明に係る第8の実施形態の軸流タービンの
要部を示す段落部の断面図。
【図9】本発明に係る第9の実施形態の軸流タービンの
要部を示す段落部の断面図。
【図10】軸流タービン段落部の従来例を示す断面図。
【図11】他の従来例を示す軸流タービンの段落部の断
面図。
【図12】段差を用いた他の従来例を示す軸流タービン
の段落部の断面図。
【図13】インテグラルカバーを用いた場合の従来例を
示す軸流タービンの段落部の断面図。
【図14】翼先端が傾斜した段落部のものを示す軸流タ
ービンの段落部の断面図。
【符号の説明】
1…タービン段落部 2…ケーシング 3…ロータ 4…ノズルダイアグラム 5…ノズル 5a…傾斜部 6…ホイール 7…動翼 8…テノン 9…シュラウド 10…シールフィン 11…翼頂部 12…主流体流れ 13…間隙 14…漏洩流体 15…段差 16…シールフィン 17…インテグラルカバー 17a…傾斜部 18…凹溝部 19…平坦部 20…シール室 51,61,71,81,91,101,111,12
1,131…動翼 52,62,72,82,92,102,112,12
2,132…インテグラルカバー 75…凹状溝部 53a,53b,63a,63b,73,73a,73
b,73c,73d,83,83a,83b,83c,
93,93a,93b,93c,103,103a,1
03b,103c,113,113a,113b,11
3c,123,123a,123b,133,133
a,133b,133c…平坦部 54,64,94,104a,104b,124,13
4a,134b…突起フィン 55…ノズル 56,66,76,86,96,106,116,12
6,136…漏洩流体 57,67,77,87,97,107,117,12
7,137…主流体流れ 58,68,78,88,98,108,118,12
8,138…シールフィン a,b,c,d,f,g,h,j,k,m,n,p,
q,r,u…漏洩流体の流れ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動流体を流出するノズルから成る静
    止部と回転する動翼とから成る軸流タービンにおいて、
    動翼の先端部に一体に設けられたインテグラルカバーの
    外周面先端部の作動流体流入側と後端部の流出側に各々
    平坦部を形成し、その中間部に突起フィンを複数列形成
    し、この作動流体流入側平坦部、突起フィン、作動流体
    流出側平坦部の各々の外径寸法をD1,D2,D3と
    し、前記作動流体流入側平坦部とこれに対向する静止部
    に設けられたフィン先端部との半径方向間隙の距離をC
    1とし、前記突起フィン先端部とこれに対向する静止部
    に設けられたフィン先端部との半径方向間隙の距離をC
    2とするとき、次式の条件を満たすことを特徴とする軸
    流タービン。 【数1】D1<D3<D2 C2=(0.5〜1.0)×C1
  2. 【請求項2】 作動流体を流出するノズルから成る静
    止部と回転する動翼とから成る軸流タービンにおいて、
    動翼の先端部に一体に設けられたインテグラルカバーの
    外周面先端部の作動流体流入側と後端部の流出側に各々
    平坦部を形成し、その中間部に突起フィンを複数列形成
    し、この作動流体流入側平坦部、突起フィン、作動流体
    流出側平坦部の各々の外径寸法をD1,D2,D3と
    し、前記作動流体流入側平坦部とこれに対向する静止部
    に設けられたフィン先端部との半径方向間隙の距離をC
    1とし、前記突起フィン先端部とこれに対向する静止部
    に設けられたフィン先端部との半径方向間隙の距離をC
    2とするとき、次式の条件を満たすことを特徴とする軸
    流タービン。 【数2】D1<D2<D3 C2=(0.5〜1.0)×C1
  3. 【請求項3】 作動流体を流出するノズルから成る静
    止部と回転する動翼とから成る軸流タービンにおいて、
    動翼の先端部に一体に設けられたインテグラルカバーの
    外周面先端部の作動流体流入側と後端部の流出側の間に
    複数の平坦部と隣接する平坦部より低く形成された凹状
    の溝とを交互に形成し、この作動流体流入側平坦部、作
    動流体流入側第2の平坦部、作動流体流出側第1の平坦
    部、作動流体流出側平坦部のそれぞれの外形寸法をD
    1,D2,D3,D4としたときに、次式の条件を満た
    すことを特徴とする軸流タービン。 【数3】D1<D2<D3<D4
  4. 【請求項4】 作動流体を流出するノズルから成る静
    止部と回転する動翼とから成る軸流タービンにおいて、
    動翼の先端部に一体に設けられたインテグラルカバーの
    外周面先端部の作動流体流入側と後端部の流出側の間に
    複数の平坦部を階段状に形成し、この作動流体流入側平
    坦部、中間平坦部、作動流体流出側平坦部の各々の外径
    寸法をD1,D2,D3としたときに、次式の条件を満
    たすことを特徴とする軸流タービン。 【数4】D1<D2<D3
  5. 【請求項5】 前記平坦部の作動流体上流側の上面端
    部に上流側に向って軸方向フィンを形成したことを特徴
    とする請求項4記載の軸流タービン。
  6. 【請求項6】 作動流体を流出するノズルから成る静
    止部と回転する動翼とから成る軸流タービンにおいて、
    動翼の先端部に一体に設けられたインテグラルカバーの
    外周面先端部の作動流体流入側と後端部の流出側の間に
    複数の平坦部と複数の突設されたフィンを交互に形成
    し、この作動流体流入側平坦部、作動流体流入側突起フ
    ィン、中央平坦部、作動流体流出側突起フィン、作動流
    体流出側平坦部の各々の外径寸法をD1,D2,D3,
    D4,D5とし、前記作動流体流入側平坦部とこれに対
    向する静止部に設けられたフィン先端部との半径方向間
    隙の距離をC1とし、前記作動流体流出側突起フィン先
    端部とこれに対向する静止部に設けられたフィン先端部
    との半径方向間隙の距離をC2とするとき、次式の条件
    を満たすことを特徴とする軸流タービン。 【数5】D1<D2>D3<D4>D5 C2=(0.5〜1.0)×C1
  7. 【請求項7】 作動流体を流出するノズルから成る静
    止部と回転する動翼とから成る軸流タービンにおいて、
    動翼の先端部に一体に設けられたインテグラルカバーの
    外周面先端部の作動流体流入側と後端部の流出側の間に
    複数の平坦部を階段状に形成し、この作動流体流入側平
    坦部、中央平坦部、作動流体流出側平坦部の各々の外径
    寸法をD1,D2,D3としたときに、次式の条件を満
    たすことを特徴とする軸流タービン。 【数6】D1>D2>D3
  8. 【請求項8】 作動流体を流出するノズルから成る静
    止部と回転する動翼とから成る軸流タービンにおいて、
    動翼の先端部に一体に設けられたインテグラルカバーの
    外周面先端部の作動流体流入側と後端部の流出側に各々
    平坦部を形成し、その中間部に突起フィンを複数列形成
    し、この作動流体流入側平坦部、突起フィン、作動流体
    流出側平坦部の各々の外形寸法をD1,D2,D3と
    し、前記作動流体流入側平坦部と突起フィンの外径寸法
    を前記作動流体の流入側から流出側の順にD1,D2,
    D3とし、前記平坦部とこれに対向する静止部に設けら
    れたフィン先端部との半径方向間隙の距離をC1とし、
    前記突起フィン先端部とこれに対向する静止部に設けら
    れたフィン先端部との半径方向間隙の距離をC2とする
    とき、次式の条件を満たすことを特徴とする軸流タービ
    ン。 【数7】D1=D3<D2 C2=(0.5〜1.0)×C1
  9. 【請求項9】 作動流体を流出するノズルから成る静
    止部と回転する動翼とから成る軸流タービンにおいて、
    動翼の先端部に一体に設けられたインテグラルカバーの
    外周面先端部の作動流体流入側と後端部の流出側の間に
    平坦部と複数のフィンを交互に複数形成し、この作動流
    体流入側平坦部、作動流体流入側フィン、中央平坦部、
    作動流体流出側フィン、作動流体流出側平坦部の各々の
    外径寸法をD1,D2,D3,D4,D5とし、前記作
    動流体流入側平坦部とこれに対向する静止部に設けられ
    たフィン先端部との半径方向間隙の距離をC1とし、前
    記作動流体流入側突起フィン先端部とこれに対向する静
    止部に設けられたフィン先端部との半径方向間隙の距離
    をC2とするとき、次式の条件を満たすことを特徴とす
    る軸流タービン。 【数8】D1=D5≦D3<D2=D4 C2=(0.5〜1.0)×C1
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