JPH10302294A - 光ピックアップ - Google Patents
光ピックアップInfo
- Publication number
- JPH10302294A JPH10302294A JP9104773A JP10477397A JPH10302294A JP H10302294 A JPH10302294 A JP H10302294A JP 9104773 A JP9104773 A JP 9104773A JP 10477397 A JP10477397 A JP 10477397A JP H10302294 A JPH10302294 A JP H10302294A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- optical disk
- crosstalk
- objective lens
- polarization
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 対物レンズが視野振りしてもクロストークを
有効に除去することができる光ピックアップを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 対物レンズと一体的に変位可能な遮光素
子を設け、遮光素子は光ディスクへの照射光は透過させ
るが、光ディスクからの戻り光のうち、記録再生中のト
ラックに隣接したトラックからのクロストークを除去す
る。遮光素子は1/4波長板と帯状の偏光ホログラムを
含む。
有効に除去することができる光ピックアップを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 対物レンズと一体的に変位可能な遮光素
子を設け、遮光素子は光ディスクへの照射光は透過させ
るが、光ディスクからの戻り光のうち、記録再生中のト
ラックに隣接したトラックからのクロストークを除去す
る。遮光素子は1/4波長板と帯状の偏光ホログラムを
含む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク用の光ピ
ックアップに関し、より詳細には、記録再生時に隣接す
るトラックのピット列からのクロストークを除去する技
術に関する。
ックアップに関し、より詳細には、記録再生時に隣接す
るトラックのピット列からのクロストークを除去する技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】図3を参照して従来の光ピックアップの
例を説明する。この光ピックアップは、書換え可能な光
ディスク、即ち、デジタルビデオディスク(以下DVD
と称する。)RAM用のピックアップであり、半導体レ
ーザ等のレーザ光源11とレーザ光を平行光線化するた
めのコリメータレンズ13と平行光線化されたレーザ光
をビーム整形するためのアナモプリズム15とアナモプ
リズム15を経由した光を透過させ光ディスク10から
の戻り光を偏向するための偏光ビームスプリッタ17と
レーザ光を絞り込み光ディスク10上に微小ビームスポ
ットを形成するための対物レンズ19と光ディスク10
からの戻り光を絞り込むマルチレンズ、即ち、収束レン
ズ21と収束レンズ21を経由した戻り光を検出する光
検出器23とを有する。
例を説明する。この光ピックアップは、書換え可能な光
ディスク、即ち、デジタルビデオディスク(以下DVD
と称する。)RAM用のピックアップであり、半導体レ
ーザ等のレーザ光源11とレーザ光を平行光線化するた
めのコリメータレンズ13と平行光線化されたレーザ光
をビーム整形するためのアナモプリズム15とアナモプ
リズム15を経由した光を透過させ光ディスク10から
の戻り光を偏向するための偏光ビームスプリッタ17と
レーザ光を絞り込み光ディスク10上に微小ビームスポ
ットを形成するための対物レンズ19と光ディスク10
からの戻り光を絞り込むマルチレンズ、即ち、収束レン
ズ21と収束レンズ21を経由した戻り光を検出する光
検出器23とを有する。
【0003】アナモプリズム15の機能を説明する。レ
ーザ光源11として通常使用される半導体レーザはビー
ムの広がり角が均一でないため、コリメータレンズ13
によって平行光線化されたビームは楕円断面となり、光
ディスク10上に楕円のビームスポットを形成する。特
に、赤色レーザの場合、ビームの広がり角のアスペクト
比が大きい。楕円断面のビームを使用すると光学系の要
素にて、十分なリムインテンシティ又はフィル条件を得
ることができない。
ーザ光源11として通常使用される半導体レーザはビー
ムの広がり角が均一でないため、コリメータレンズ13
によって平行光線化されたビームは楕円断面となり、光
ディスク10上に楕円のビームスポットを形成する。特
に、赤色レーザの場合、ビームの広がり角のアスペクト
比が大きい。楕円断面のビームを使用すると光学系の要
素にて、十分なリムインテンシティ又はフィル条件を得
ることができない。
【0004】一方、DVD−RAMのように書換え可能
な光ディスクでは、書き込み時に光ディスク10上に所
定の光エネルギを照射するために光を有効に光ディスク
上に導く必要があり、高いカップリング効率が要求され
る。これらの要件を満たすために、アナモプリズム15
を設け、コリメータレンズ13から出た平行光線は、楕
円断面ビームから円形断面ビームにビーム整形される。
な光ディスクでは、書き込み時に光ディスク10上に所
定の光エネルギを照射するために光を有効に光ディスク
上に導く必要があり、高いカップリング効率が要求され
る。これらの要件を満たすために、アナモプリズム15
を設け、コリメータレンズ13から出た平行光線は、楕
円断面ビームから円形断面ビームにビーム整形される。
【0005】アナモプリズム15を供えた光ピックアッ
プは無限光学系となるため、光学系を小型化することが
困難となる。また、コリメータレンズ13の調整ズレに
よってアナモプリズム15を透過する光が完全な平行光
線とならない場合、収差が生じ、読み取り性能に影響を
与える。
プは無限光学系となるため、光学系を小型化することが
困難となる。また、コリメータレンズ13の調整ズレに
よってアナモプリズム15を透過する光が完全な平行光
線とならない場合、収差が生じ、読み取り性能に影響を
与える。
【0006】アナモプリズム15を有さない光ピックア
ップも多く用いられている。アナモプリズム15を設け
ないと、光ディスク10上に形成されるビームスポット
は楕円となる。記録密度の向上、読み取り誤差の減少等
のため、レーザ光は、通常、ビームスポットの楕円の短
軸がトラックの接線方向に沿うように、即ち、ビームス
ポットの楕円の長軸がトラックの接線方向に直交するよ
うに、に照射される。従って、ビームスポットが隣接す
るトラックのピット列をも照射すると、クロストークが
生ずる。特に、アスペクト比が大きい場合には、クロス
トークを消去する必要がある。
ップも多く用いられている。アナモプリズム15を設け
ないと、光ディスク10上に形成されるビームスポット
は楕円となる。記録密度の向上、読み取り誤差の減少等
のため、レーザ光は、通常、ビームスポットの楕円の短
軸がトラックの接線方向に沿うように、即ち、ビームス
ポットの楕円の長軸がトラックの接線方向に直交するよ
うに、に照射される。従って、ビームスポットが隣接す
るトラックのピット列をも照射すると、クロストークが
生ずる。特に、アスペクト比が大きい場合には、クロス
トークを消去する必要がある。
【0007】特開平06−044605号には、光ディ
スクより記録信号を再生する場合に隣接するトラックの
ピット列からの戻り光に起因したクロストークを除去す
る方法が記載されている。この例では、偏光ビームスプ
リッタ17と収束レンズ21の間に遮光板が設けられて
いる。遮光板は互いに隔置された複数の平行な遮光帯を
含む。それによって光検出器23への戻り光に含まれる
クロストークを除去するように構成されている。
スクより記録信号を再生する場合に隣接するトラックの
ピット列からの戻り光に起因したクロストークを除去す
る方法が記載されている。この例では、偏光ビームスプ
リッタ17と収束レンズ21の間に遮光板が設けられて
いる。遮光板は互いに隔置された複数の平行な遮光帯を
含む。それによって光検出器23への戻り光に含まれる
クロストークを除去するように構成されている。
【0008】隣接するトラックのピット列からのクロス
トーク光の強度分布は、中心より外側方向に減少する複
数の周期的なピークを有する。従って、これらのピーク
の間隔に相当する間隔にて隔置された複数の遮光帯を設
ければよい。
トーク光の強度分布は、中心より外側方向に減少する複
数の周期的なピークを有する。従って、これらのピーク
の間隔に相当する間隔にて隔置された複数の遮光帯を設
ければよい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】特開平06−0446
05号に記載された例では、光検出器への戻り光の光路
に遮光板が設けられている。従って、対物レンズが視野
振りし、光検出器への戻り光の光路が変位すると、戻り
光と遮光板の間の相対的位置がずれ、戻り光に含まれる
隣接トラックからのクロストークを除去する機能が低下
する。
05号に記載された例では、光検出器への戻り光の光路
に遮光板が設けられている。従って、対物レンズが視野
振りし、光検出器への戻り光の光路が変位すると、戻り
光と遮光板の間の相対的位置がずれ、戻り光に含まれる
隣接トラックからのクロストークを除去する機能が低下
する。
【0010】本発明は斯かる点に鑑み、対物レンズを視
野振りしても、光検出器への戻り光に含まれる隣接トラ
ックからのクロストークを完全に除去することを目的と
する。
野振りしても、光検出器への戻り光に含まれる隣接トラ
ックからのクロストークを完全に除去することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によると、対物レ
ンズと一体的に変位可能な遮光素子を設け、該遮光素子
は光ディスクへの照射光は透過させるが、光ディスクか
らの戻り光のうち、記録再生中のトラックに隣接したト
ラックからのクロストークを除去するように構成されて
いる。
ンズと一体的に変位可能な遮光素子を設け、該遮光素子
は光ディスクへの照射光は透過させるが、光ディスクか
らの戻り光のうち、記録再生中のトラックに隣接したト
ラックからのクロストークを除去するように構成されて
いる。
【0012】遮光素子は対物レンズと一体的に変位可能
であるから、対物レンズが視野振りしても、対物レンズ
と遮光素子の間の相対的位置関係は不変であり、光検出
器への戻り光に含まれる隣接トラックからのクロストー
クを完全に除去することができる。
であるから、対物レンズが視野振りしても、対物レンズ
と遮光素子の間の相対的位置関係は不変であり、光検出
器への戻り光に含まれる隣接トラックからのクロストー
クを完全に除去することができる。
【0013】遮光素子は1/4波長板と帯状の偏光ホロ
グラムを含む。光ディスクからの戻り光は、1/4波長
板を2回通過しているから1/2波長だけ位相がずれて
いる。即ち、90°偏光方向が変化している。
グラムを含む。光ディスクからの戻り光は、1/4波長
板を2回通過しているから1/2波長だけ位相がずれて
いる。即ち、90°偏光方向が変化している。
【0014】帯状の偏光ホログラムは、光ディスクへの
往路の光を透過させるが、それより90°偏光面が異な
る光ディスクからの復路の光を回折し散乱させる。帯状
の偏光ホログラムは、隣接トラックのピット列からのク
ロストークの光路に整合した位置に配置されている。従
って、隣接トラックのピット列からのクロストークは帯
状の偏光ホログラムによって除去される。
往路の光を透過させるが、それより90°偏光面が異な
る光ディスクからの復路の光を回折し散乱させる。帯状
の偏光ホログラムは、隣接トラックのピット列からのク
ロストークの光路に整合した位置に配置されている。従
って、隣接トラックのピット列からのクロストークは帯
状の偏光ホログラムによって除去される。
【0015】
【発明の実施の形態】図1を参照して本発明による光ピ
ックアップの例を説明する。本例の光ピックアップは、
レーザ光源11とレーザ光を平行光線化するためのコリ
メータレンズ13と平行光線化されたレーザ光を透過さ
せ光ディスク10からの戻り光を偏向するための偏光ビ
ームスプリッタ17とレーザ光を光ディスク10上に絞
り込み微小ビームスポットを形成するための対物レンズ
19と対物レンズ19に装着された遮光素子20と光デ
ィスク10からの戻り光を絞り込むマルチレンズ、即
ち、収束レンズ21と収束レンズ21を経由した戻り光
を検出する光検出器23とを有する。
ックアップの例を説明する。本例の光ピックアップは、
レーザ光源11とレーザ光を平行光線化するためのコリ
メータレンズ13と平行光線化されたレーザ光を透過さ
せ光ディスク10からの戻り光を偏向するための偏光ビ
ームスプリッタ17とレーザ光を光ディスク10上に絞
り込み微小ビームスポットを形成するための対物レンズ
19と対物レンズ19に装着された遮光素子20と光デ
ィスク10からの戻り光を絞り込むマルチレンズ、即
ち、収束レンズ21と収束レンズ21を経由した戻り光
を検出する光検出器23とを有する。
【0016】遮光素子20は、1/4波長板20Aと偏
光ホログラム板20Bとを含む。1/4波長板20Aは
上側に、即ち、光ディスク10の側に配置され、偏光ホ
ログラム板20Bは下側に、即ち、偏光ビームスプリッ
タ17の側に配置される。
光ホログラム板20Bとを含む。1/4波長板20Aは
上側に、即ち、光ディスク10の側に配置され、偏光ホ
ログラム板20Bは下側に、即ち、偏光ビームスプリッ
タ17の側に配置される。
【0017】本例の光ピックアップは、図3に示した従
来の光ピックアップと比較して、対物レンズ19に装着
された遮光素子20が設けられている点が異なり、それ
以外の構成は同様であってよい。尚、図1の例ではアナ
モプリズム15が除去されているが、必要に応じてアナ
モプリズム15を設けてもよい。
来の光ピックアップと比較して、対物レンズ19に装着
された遮光素子20が設けられている点が異なり、それ
以外の構成は同様であってよい。尚、図1の例ではアナ
モプリズム15が除去されているが、必要に応じてアナ
モプリズム15を設けてもよい。
【0018】レーザ光源11から出力されたレーザ光は
コリメータレンズ13によって平行光線化され、偏光ビ
ームスプリッタ17を透過し、偏光ホログラム板20B
及び1/4波長板20Aを経由して対物レンズ19に導
かれる。対物レンズ19によって絞り込まれた光は、光
ディスク10に照射される。光ディスク10からの戻り
光は対物レンズ19を経由し、1/4波長板20A及び
偏光ホログラム板20Bを経由して、偏光ビームスプリ
ッタ17に導かれる。
コリメータレンズ13によって平行光線化され、偏光ビ
ームスプリッタ17を透過し、偏光ホログラム板20B
及び1/4波長板20Aを経由して対物レンズ19に導
かれる。対物レンズ19によって絞り込まれた光は、光
ディスク10に照射される。光ディスク10からの戻り
光は対物レンズ19を経由し、1/4波長板20A及び
偏光ホログラム板20Bを経由して、偏光ビームスプリ
ッタ17に導かれる。
【0019】戻り光は偏光ビームスプリッタ17によっ
て偏向され収束レンズ21を経由して光検出器23によ
って検出される。
て偏向され収束レンズ21を経由して光検出器23によ
って検出される。
【0020】遮光素子20の機能を説明する。先ず1/
4波長板20Aの機能を説明する。偏光ビームスプリッ
タ17からの直線偏光は1/4波長板20Aを透過する
と、1/4波長だけ位相がずれた円偏光となる。この円
偏光が光ディスク10に照射されるが、戻り光は円偏光
のままである。この戻り光が再度1/4波長板20Aを
透過すると、1/4波長だけ位相がずれた直線偏光とな
る。従って、この復路の直線偏光は、往路の直線偏光と
比較して、1/2波長だけ位相がずれている。即ち、復
路の直線偏光と往路の直線偏光の偏光方向は直交する。
4波長板20Aの機能を説明する。偏光ビームスプリッ
タ17からの直線偏光は1/4波長板20Aを透過する
と、1/4波長だけ位相がずれた円偏光となる。この円
偏光が光ディスク10に照射されるが、戻り光は円偏光
のままである。この戻り光が再度1/4波長板20Aを
透過すると、1/4波長だけ位相がずれた直線偏光とな
る。従って、この復路の直線偏光は、往路の直線偏光と
比較して、1/2波長だけ位相がずれている。即ち、復
路の直線偏光と往路の直線偏光の偏光方向は直交する。
【0021】次に図2を参照して偏光ホログラム板20
Bの機能を説明する。本例の偏光ホログラム板20B
は、図示のように、透明な基板20−2に装着された幅
Wの帯状の偏光ホログラム20−1を有する。偏光ホロ
グラム20−1は、所定方向の直線偏光を完全に透過
し、それと直交する方向の直線偏光を回折し散乱するよ
うに構成されている。偏光ホログラム20−1以外の部
分は透明であり、どのような偏光状態の光でもどちらの
方向からの光でも全て透過させるように構成されてい
る。
Bの機能を説明する。本例の偏光ホログラム板20B
は、図示のように、透明な基板20−2に装着された幅
Wの帯状の偏光ホログラム20−1を有する。偏光ホロ
グラム20−1は、所定方向の直線偏光を完全に透過
し、それと直交する方向の直線偏光を回折し散乱するよ
うに構成されている。偏光ホログラム20−1以外の部
分は透明であり、どのような偏光状態の光でもどちらの
方向からの光でも全て透過させるように構成されてい
る。
【0022】偏光ホログラム20−1を、復路の直線偏
光を透過させるように構成すれば、往路の直線偏光は回
折し散乱する。偏光ホログラム20−1の幅W及び中心
からの距離Sは、隣接するトラックからのクロストーク
を除去するように所定の値に設定される。即ち、偏光ホ
ログラム20−1は、光ディスク10より偏光ビームス
プリッタ17に向かう戻り光に含まれるクロストークの
光路に整合するように、配置される。図2において、半
径Rは円形断面のビームの径を示す。偏光ホログラム2
0−1は円形断面のビームを横切るように配置される。
光を透過させるように構成すれば、往路の直線偏光は回
折し散乱する。偏光ホログラム20−1の幅W及び中心
からの距離Sは、隣接するトラックからのクロストーク
を除去するように所定の値に設定される。即ち、偏光ホ
ログラム20−1は、光ディスク10より偏光ビームス
プリッタ17に向かう戻り光に含まれるクロストークの
光路に整合するように、配置される。図2において、半
径Rは円形断面のビームの径を示す。偏光ホログラム2
0−1は円形断面のビームを横切るように配置される。
【0023】偏光ホログラム20−1は透明なガラス板
にニオブ酸リチウム等の材料のグレーティイグによって
形成されてよい。
にニオブ酸リチウム等の材料のグレーティイグによって
形成されてよい。
【0024】再び図1を参照する。往路のビーム、即
ち、偏光ビームスプリッタ17より出て光ディスク10
上に向かう直線偏光は全て偏光ホログラム板20Bを透
過する。復路のビーム、即ち、光ディスク10より偏光
ビームスプリッタ17に向かう戻り光の直線偏光のう
ち、偏光ホログラム20−1以外を通る直線偏光は全て
透過するが、偏光ホログラム20−1を通る直線偏光は
回折し散乱する。
ち、偏光ビームスプリッタ17より出て光ディスク10
上に向かう直線偏光は全て偏光ホログラム板20Bを透
過する。復路のビーム、即ち、光ディスク10より偏光
ビームスプリッタ17に向かう戻り光の直線偏光のう
ち、偏光ホログラム20−1以外を通る直線偏光は全て
透過するが、偏光ホログラム20−1を通る直線偏光は
回折し散乱する。
【0025】上述のように、偏光ホログラム20−1
は、光ディスク10より偏光ビームスプリッタ17に向
かう戻り光に含まれるクロストークの光路に配置され
る。従って、隣接するトラックのピッチ列からのクロス
トークはこの偏光ホログラム板20Bによって除去され
る。
は、光ディスク10より偏光ビームスプリッタ17に向
かう戻り光に含まれるクロストークの光路に配置され
る。従って、隣接するトラックのピッチ列からのクロス
トークはこの偏光ホログラム板20Bによって除去され
る。
【0026】本例によると、1/4波長板20Aと偏光
ホログラム板20Bからなる遮光素子20は対物レンズ
19に装着されている。遮光素子20は図示のように適
当な保持具20Cによって対物レンズ19に装着されて
よい。従って、視野振りにより対物レンズ19が変位し
ても、遮光素子20は対物レンズ19と共に変位する。
即ち、遮光素子20と対物レンズ19は一体的に動き、
遮光素子20が対物レンズ19に対してずれることがな
い。視野振りにより対物レンズ19が変位しても、常
に、隣接するトラックからのクロストークを除去するこ
とができる。
ホログラム板20Bからなる遮光素子20は対物レンズ
19に装着されている。遮光素子20は図示のように適
当な保持具20Cによって対物レンズ19に装着されて
よい。従って、視野振りにより対物レンズ19が変位し
ても、遮光素子20は対物レンズ19と共に変位する。
即ち、遮光素子20と対物レンズ19は一体的に動き、
遮光素子20が対物レンズ19に対してずれることがな
い。視野振りにより対物レンズ19が変位しても、常
に、隣接するトラックからのクロストークを除去するこ
とができる。
【0027】以上本発明の実施の形態について詳細に説
明したが、本発明はこれらの例に限定されることなく特
許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更等
が可能であることは当業者にとって理解されよう。
明したが、本発明はこれらの例に限定されることなく特
許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更等
が可能であることは当業者にとって理解されよう。
【0028】
【発明の効果】本発明によると、光ピックアップによっ
て光ディスクより記録情報を読み取る場合に、クロスト
ークを除去するための遮光素子は対物レンズと一体的に
変位可能であるから、視野振りにより対物レンズが変位
しても、隣接トラックのピット列からのクロストークを
有効に除去することができる利点を有する。
て光ディスクより記録情報を読み取る場合に、クロスト
ークを除去するための遮光素子は対物レンズと一体的に
変位可能であるから、視野振りにより対物レンズが変位
しても、隣接トラックのピット列からのクロストークを
有効に除去することができる利点を有する。
【0029】本発明によると、クロストークを除去する
ための遮光素子を平行光束中ばかりでなく収束光束中の
比較的大きなビーム径中に配置しても、クロストークを
有効に除去することができるから、コリメータレンズ等
を含まない有限光学系の光ピックアップにも適用可能で
ある利点を有する。
ための遮光素子を平行光束中ばかりでなく収束光束中の
比較的大きなビーム径中に配置しても、クロストークを
有効に除去することができるから、コリメータレンズ等
を含まない有限光学系の光ピックアップにも適用可能で
ある利点を有する。
【0030】本発明によると、クロストークを有効に除
去することができるからアナモプリズムを除去すること
ができる利点を有する。
去することができるからアナモプリズムを除去すること
ができる利点を有する。
【図1】本発明による光ピックアップの例を示す図であ
る。
る。
【図2】偏光ホログラムの例を示す図である。
【図3】従来の光ピックアップの例を示す図である。
10 光ディスク 、11 レーザ光源 、13 コリ
メータレンズ 、15アナモプリズム 、17 偏光ビ
ームスプリッタ 、19 対物レンズ 、20遮光素子
、20A 1/4波長板 、20B 偏光ホログラム
板 20C保持具 、21 収束レンズ 、23 光検
出器 、
メータレンズ 、15アナモプリズム 、17 偏光ビ
ームスプリッタ 、19 対物レンズ 、20遮光素子
、20A 1/4波長板 、20B 偏光ホログラム
板 20C保持具 、21 収束レンズ 、23 光検
出器 、
Claims (2)
- 【請求項1】 対物レンズと一体的に変位可能な遮光素
子を設け、該遮光素子は光ディスクへの照射光は透過さ
せるが、光ディスクからの戻り光のうち、記録再生中の
トラックに隣接したトラックからのクロストークを除去
するように構成された光ピックアップ。 - 【請求項2】 上記遮光素子は1/4波長板と帯状の偏
光ホログラムを含むことを特徴とする請求項1記載の光
ピックアップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9104773A JPH10302294A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 光ピックアップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9104773A JPH10302294A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 光ピックアップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10302294A true JPH10302294A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14389808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9104773A Pending JPH10302294A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 光ピックアップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10302294A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6310841B1 (en) | 1998-03-17 | 2001-10-30 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Optical pickup for narrow track optical discs |
KR100436723B1 (ko) * | 2000-03-29 | 2004-06-22 | 삼성전기주식회사 | 크로스 이레이즈 억제장치 |
US7274649B2 (en) * | 2003-05-31 | 2007-09-25 | Daewoo Electronics Corp. | Holographic ROM system |
JP2007323794A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Sanyo Electric Co Ltd | 光ピックアップ装置のための1/4波長板 |
US7369467B2 (en) | 2003-06-02 | 2008-05-06 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Optical pickup including polarization holographic optical element and photodetector |
-
1997
- 1997-04-22 JP JP9104773A patent/JPH10302294A/ja active Pending
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