JPH1029771A - トルク発生装置およびその装置をもつリール - Google Patents
トルク発生装置およびその装置をもつリールInfo
- Publication number
- JPH1029771A JPH1029771A JP21492596A JP21492596A JPH1029771A JP H1029771 A JPH1029771 A JP H1029771A JP 21492596 A JP21492596 A JP 21492596A JP 21492596 A JP21492596 A JP 21492596A JP H1029771 A JPH1029771 A JP H1029771A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- torque
- drum
- shaft
- mainspring
- Prior art date
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- Pending
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- Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トルクを自由に調節する装置とその装置を持
つリール。 【解決手段】 モータとぜんまいばねと出力軸で構成さ
れ、ぜんまいばねの中心部または外周部をモータ軸に、
他方を出力軸に接続し、モータによりぜんまいばねの巻
き締め量を調節することにより、出力軸のトルクを変化
させることができるようにする。また、その装置をリー
ルに組み込みドラムのトルクを自由に変化させることが
できるようにする。
つリール。 【解決手段】 モータとぜんまいばねと出力軸で構成さ
れ、ぜんまいばねの中心部または外周部をモータ軸に、
他方を出力軸に接続し、モータによりぜんまいばねの巻
き締め量を調節することにより、出力軸のトルクを変化
させることができるようにする。また、その装置をリー
ルに組み込みドラムのトルクを自由に変化させることが
できるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル、ホー
ス、ワイヤーなど(以後の説明では便宜的にケーブルと
記する)を巻き取るリールに関するものである。
ス、ワイヤーなど(以後の説明では便宜的にケーブルと
記する)を巻き取るリールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のリールにおいては、ぜんまいば
ね、電動モータ、油圧モータのいずれかによりトルクを
発生させ、ケーブルを巻き取るものがある。
ね、電動モータ、油圧モータのいずれかによりトルクを
発生させ、ケーブルを巻き取るものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ぜんまいばねによるト
ルク発生装置はぜんまいばねが巻き締められるに従って
トルクが増え、それを用いたリールは、ドラムの回転数
の増加にともないトルクが増大し、巻き取り途中でトル
クを変化させることができない。また、ドラムの最大回
転数はぜんまいばねの最大巻き締め回転数以下である。
トルクモータ駆動のリールは、トルクモータの発生する
トルクは一定のため、トルクを変化させることができな
い。さらに、モータ停止状態ではトルクが発生しない。
ルク発生装置はぜんまいばねが巻き締められるに従って
トルクが増え、それを用いたリールは、ドラムの回転数
の増加にともないトルクが増大し、巻き取り途中でトル
クを変化させることができない。また、ドラムの最大回
転数はぜんまいばねの最大巻き締め回転数以下である。
トルクモータ駆動のリールは、トルクモータの発生する
トルクは一定のため、トルクを変化させることができな
い。さらに、モータ停止状態ではトルクが発生しない。
【0004】本発明はトルクを自由に調節できる装置お
よびその装置をもつリールを提供することを目的として
いる。
よびその装置をもつリールを提供することを目的として
いる。
【0005】
【発明を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明ではぜんまいばねとモータを組み合わせたト
ルク発生装置を使いケーブルを巻き取る。
に、本発明ではぜんまいばねとモータを組み合わせたト
ルク発生装置を使いケーブルを巻き取る。
【0006】図1に示す通り、ぜんまいばねの入ったば
ねケースをモータ軸に回転可能なように取り付け、ばね
ケースに出力軸を固定する。ぜんまいばねの中心部をモ
ータ軸に、外周部をばねケースに接続する。モータが回
転するとぜんまいばねが巻き締められ出力軸にトルクが
発生し、巻き締め量を調節することにより、出力軸のト
ルクを自由に変化させることができる。
ねケースをモータ軸に回転可能なように取り付け、ばね
ケースに出力軸を固定する。ぜんまいばねの中心部をモ
ータ軸に、外周部をばねケースに接続する。モータが回
転するとぜんまいばねが巻き締められ出力軸にトルクが
発生し、巻き締め量を調節することにより、出力軸のト
ルクを自由に変化させることができる。
【0007】図2に上記と異なった構造を示す。モータ
軸とばねケースを固定し、出力軸をばねケースに回転可
能なように取り付ける。ぜんまいばねの中心部を出力軸
に、外周部をばねケースに接続する。
軸とばねケースを固定し、出力軸をばねケースに回転可
能なように取り付ける。ぜんまいばねの中心部を出力軸
に、外周部をばねケースに接続する。
【0008】
【発明実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもとづ
き図面を参照して説明する。図3に示す実施例では、ぜ
んまいばねの入ったばねケースをモータ軸に回転可能な
ように取り付け、ぜんまいばねの中心部をモータ軸に、
外周部をばねケースに接続する。ドラムとドラム軸は固
定され、ドラム軸はスタンドに回転可能なように支持さ
れ、ドラム軸と出力軸はベルトで接続されている。モー
タが回転するとぜんまいばねが巻き締められ、トルクが
出力軸、ドラム軸、ドラムへと伝わる。モータを回転さ
せ、ぜんまいばねの巻き締め量を調節することにより、
ドラムにかかるトルクを自由に変化させることができ
る。モータをぜんまいばねが巻き締まる方向に回転させ
るとトルクが増加し、巻き緩まる方向に回転させるとト
ルクが減少する。
き図面を参照して説明する。図3に示す実施例では、ぜ
んまいばねの入ったばねケースをモータ軸に回転可能な
ように取り付け、ぜんまいばねの中心部をモータ軸に、
外周部をばねケースに接続する。ドラムとドラム軸は固
定され、ドラム軸はスタンドに回転可能なように支持さ
れ、ドラム軸と出力軸はベルトで接続されている。モー
タが回転するとぜんまいばねが巻き締められ、トルクが
出力軸、ドラム軸、ドラムへと伝わる。モータを回転さ
せ、ぜんまいばねの巻き締め量を調節することにより、
ドラムにかかるトルクを自由に変化させることができ
る。モータをぜんまいばねが巻き締まる方向に回転させ
るとトルクが増加し、巻き緩まる方向に回転させるとト
ルクが減少する。
【0009】図4に示す実施例では、ドラムとドラム軸
は固定され、ドラム軸はスタンドに回転可能なように支
持されている。ぜんまいばねの入ったばねケースをドラ
ム軸に回転可能なように取り付け、ぜんまいばねの中心
部をドラム軸に、外周部をばねケースに接続する。ばね
ケースはモータ軸とベルトで接続され、モータが回転す
るとばねケースが回転する。モータで、ばねケースを回
転させることにより、ドラムにかかるトルクを自由に変
化させることができる。
は固定され、ドラム軸はスタンドに回転可能なように支
持されている。ぜんまいばねの入ったばねケースをドラ
ム軸に回転可能なように取り付け、ぜんまいばねの中心
部をドラム軸に、外周部をばねケースに接続する。ばね
ケースはモータ軸とベルトで接続され、モータが回転す
るとばねケースが回転する。モータで、ばねケースを回
転させることにより、ドラムにかかるトルクを自由に変
化させることができる。
【0010】図5に示す実施例では、ドラムにぜんまい
ばねを入れ、その中心部をドラム軸に、外周部をドラム
に接続する。ドラム軸はスタンドに回転可能なように支
持され、ドラム軸はモータ軸にベルトで接続されてい
る。モータでドラム軸を回転させることにより、ドラム
にかかるトルクを自由に変化させることができる。
ばねを入れ、その中心部をドラム軸に、外周部をドラム
に接続する。ドラム軸はスタンドに回転可能なように支
持され、ドラム軸はモータ軸にベルトで接続されてい
る。モータでドラム軸を回転させることにより、ドラム
にかかるトルクを自由に変化させることができる。
【0011】回転、トルクの伝達は、ベルトの代わりに
チェーン、ギアなどを使用、もしくは直結してもよい。
チェーン、ギアなどを使用、もしくは直結してもよい。
【0012】ホースリール、ワイヤーリールなどケーブ
ル以外のものを巻き取るときは、ケーブルをホース、ワ
イヤーなどに置き換える。
ル以外のものを巻き取るときは、ケーブルをホース、ワ
イヤーなどに置き換える。
【0013】
【発明の効果】本発明のトルク発生装置において、モー
タでぜんまいばねの巻き締め量を調節することにより、
出力軸のトルクを自由に変化させることができる。ま
た、モータが停止状態でも出力軸にはトルクが発生して
いる。
タでぜんまいばねの巻き締め量を調節することにより、
出力軸のトルクを自由に変化させることができる。ま
た、モータが停止状態でも出力軸にはトルクが発生して
いる。
【0014】本発明のリールにおいて、モータをぜんま
いばねの巻き締め方向に回転させるとドラムにかかるト
ルクが増加し、逆方向に回転させるとトルクは減少す
る。ドラムの回転時にはドラムの回転数以上にモータ軸
を回転するとドラムのトルクは増大し、ドラムの回転数
以下だけモータ軸を回転するとトルクは減少する。この
ため、増加、減少、増加と減少の組合せなど自由にトル
クを変化させることができる。例えば、ぜんまいばねの
巻き締め量が一定となるように、ドラムの回転数と同じ
だけ、モータを回転させると、ケーブルの巻き取り、巻
き出し時のドラムのトルクが一定になる。トルクはぜん
まいばねにより発生しているので、精密なトルク変化が
不必要なときは、モータ軸の回転の精緻な制御は必要な
い。
いばねの巻き締め方向に回転させるとドラムにかかるト
ルクが増加し、逆方向に回転させるとトルクは減少す
る。ドラムの回転時にはドラムの回転数以上にモータ軸
を回転するとドラムのトルクは増大し、ドラムの回転数
以下だけモータ軸を回転するとトルクは減少する。この
ため、増加、減少、増加と減少の組合せなど自由にトル
クを変化させることができる。例えば、ぜんまいばねの
巻き締め量が一定となるように、ドラムの回転数と同じ
だけ、モータを回転させると、ケーブルの巻き取り、巻
き出し時のドラムのトルクが一定になる。トルクはぜん
まいばねにより発生しているので、精密なトルク変化が
不必要なときは、モータ軸の回転の精緻な制御は必要な
い。
【0015】ぜんまいばねのリールにおいてはケーブル
を巻き取った状態で初期トルクがかかるように初期巻き
としてばねを巻き締め方向に数回空転させるが、本発明
のリールにおいてはモータ軸を回転させることにより、
簡単に初期トルクをかけることができる。
を巻き取った状態で初期トルクがかかるように初期巻き
としてばねを巻き締め方向に数回空転させるが、本発明
のリールにおいてはモータ軸を回転させることにより、
簡単に初期トルクをかけることができる。
【0016】本発明のリール発生装置を用いれば、リー
ル以外にもバランサーのようにトルクが必要な機械にお
いて自由にトルクを調節することができる。
ル以外にもバランサーのようにトルクが必要な機械にお
いて自由にトルクを調節することができる。
【図1】本発明のトルク発生装置を示す側面図(断面
図)
図)
【図2】本発明のトルク発生装置を示す側面図(断面
図)
図)
【図3】本発明のリールの実施例を示す側面図(断面
図)
図)
【図4】本発明のリールの実施例を示す側面図(断面
図)
図)
【図5】本発明のリールの実施例を示す側面図(断面
図)
図)
1 モータ 2 モータ軸 3 ぜんまいばね 4 ぜんまいばねケース 5 出力軸 6 ドラム軸 7 ドラム 8 スタンド 9 ベルト
Claims (1)
- 【請求項1】モータとぜんまいばねと出力軸で構成さ
れ、ぜんまいばねの中心部または外周部をモータ軸に他
方を出力軸に接続し、モータによりぜんまいばねを巻き
締め量を調節することにより、出力軸のトルクを変化さ
せることができる装置、およびその装置をもつリール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21492596A JPH1029771A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | トルク発生装置およびその装置をもつリール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21492596A JPH1029771A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | トルク発生装置およびその装置をもつリール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1029771A true JPH1029771A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16663856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21492596A Pending JPH1029771A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | トルク発生装置およびその装置をもつリール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1029771A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009143685A (ja) * | 2007-12-14 | 2009-07-02 | Chuhatsu Hanbai Kk | 張力調整機構付リール装置 |
JP2009143686A (ja) * | 2007-12-14 | 2009-07-02 | Chuhatsu Hanbai Kk | リール装置 |
CN102605819A (zh) * | 2012-03-26 | 2012-07-25 | 北京市三一重机有限公司 | 一种卷管器动力装置及具有其的连续墙抓斗成槽机 |
JP2021045839A (ja) * | 2019-09-13 | 2021-03-25 | 株式会社ジェイテクト | アシスト装置 |
-
1996
- 1996-07-10 JP JP21492596A patent/JPH1029771A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009143685A (ja) * | 2007-12-14 | 2009-07-02 | Chuhatsu Hanbai Kk | 張力調整機構付リール装置 |
JP2009143686A (ja) * | 2007-12-14 | 2009-07-02 | Chuhatsu Hanbai Kk | リール装置 |
CN102605819A (zh) * | 2012-03-26 | 2012-07-25 | 北京市三一重机有限公司 | 一种卷管器动力装置及具有其的连续墙抓斗成槽机 |
JP2021045839A (ja) * | 2019-09-13 | 2021-03-25 | 株式会社ジェイテクト | アシスト装置 |
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