JPH05126160A - トルクリミツタ - Google Patents

トルクリミツタ

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Publication number
JPH05126160A
JPH05126160A JP28596491A JP28596491A JPH05126160A JP H05126160 A JPH05126160 A JP H05126160A JP 28596491 A JP28596491 A JP 28596491A JP 28596491 A JP28596491 A JP 28596491A JP H05126160 A JPH05126160 A JP H05126160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner ring
coil spring
diameter
torque limiter
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28596491A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Kurita
昌弘 栗田
Masahiko Kataoka
雅彦 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP28596491A priority Critical patent/JPH05126160A/ja
Publication of JPH05126160A publication Critical patent/JPH05126160A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D7/00Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock
    • F16D7/02Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the friction type
    • F16D7/022Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the friction type with a helical band or equivalent member co-operating with a cylindrical torque limiting coupling surface

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイルばねを用いたトルクリミッタのコイル
ばね端末の固定方法やコイルばね形状を製造が容易でか
つ組立て易くしてコスト低減を図り、しかも作動が確実
で設定トルクの範囲を大きくできるトルクリミッタであ
る。 【構成】 トルクリミッタ10は、一端開放状の外筒部
材11のばね挿入部12内にコイルばね13を収納し、
その内径内に内輪18が設けられている。外筒部材11
の内側には突状の内側リング16が設けられ、このリン
グにコイルばね13の端内径が圧入されて固定される。
他端のフック14は内輪18と外筒部材11の間の開放
端を閉じる蓋17の凹所に係合されている。内側リング
16の外径D1 は内輪18の異径段部19の外径D2
りやや大である(D1 >D2 )。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トルクリミッタ、更
に詳しくは、各種事務機器等における紙の重送防止装置
やブレーキ装置等に用いられるトルクリミッタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】トルクリミッタは、一般に回転軸系で被
駆動部に何らかの原因で過負荷や衝撃力等が作用したと
きに駆動部の保護のため予め設定されたトルク値以上で
は回転力の伝達を遮断するものとして軸系の適宜位置に
設けられる。しかし、トルクリミッタの使用方法はこの
ような方法に限らず、例えば、各種事務機器等における
紙の重送防止装置や連続紙引込み部のバックテンショ用
ブレーキなどにも用いられる。
【0003】例えば、紙の重送防止装置では、紙送りを
する上下一対の給紙ローラ(ゴム)の一方(下方)の回
転軸にトルクリミッタが設けられ、このトルクリミッタ
のトルク設定値を超えるトルクで両ローラを接触回転し
て紙送りをし、紙の重ね送りが生じるとローラからロー
ラへの伝達トルクが減少するため、一方のローラとその
回転軸との係合が復帰して一方のローラは反転し、この
反対方向のローラの回転で重なった紙の下方側を元へ送
り戻すというようにトルクリミッタを利用して紙の重ね
送りを防止している。
【0004】このように利用されるトルクリミッタの一
例を図2に示す。このトルクリミッタは、外方部材とな
る外輪1のばね挿入部2内にコイルばね3を収納し、コ
イルばね3の一端に設けたフック4を外輪1の端壁5に
おける凹部6に係合し、他方の端部に設けたフック4’
は外輪1の開口端部内に嵌合固定した蓋7の凹部6’に
係合し、コイルばね3内に挿入した内方部材となる内輪
8を外輪1の軸受部9と蓋7で回転自在に支持した構造
になっている。
【0005】上記コイルばね3は、小径部3aと大径部
3bを有し、小径部3aの内径は内輪8の外径に対し
て、自然状態では同等もしくは僅かに大きく製作され、
この寸法状態でコイルばね3を外輪1内に組込み、小径
部3aに内輪8を挿入した後、蓋8を嵌着してフック
4’と凹部9を係合し、この状態で蓋7を回動させてコ
イルばね3を巻き方向に捩じることにより、小径部3a
を縮径させて内輪8に締り嵌め状態とし、内輪8に対し
て径方向に緊縛力を与える。上記トルクリミッタにおい
て、内輪8をコイルばね3の巻方向とは逆方向に回転さ
せると、コイルばね3を介して外輪1に回転が伝達さ
れ、このとき内輪8と小径部3aとの間で滑りを生じる
トルクの最低値がトルク値となり、このトルク値は蓋7
を回動させてコイルばね3の捩じり量を変えることによ
って調整可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトルクリミッタのコイルばねは、その直径が小径部
分と大径部分の2つの直径部分から成り、従ってコイル
ばねを製造する上でこれら異径部分の形成が煩らわしく
手間がかかり、コストが高くなる。
【0007】又、設定されるトルク値は小径部分で決ま
るためトルクを発生する部分の直径が小さく、大きな設
定トルクを必要とする場合には不適当な場合がある。
【0008】この発明は、上記従来のトルクリミッタの
問題点に留意して、コイルばねを全長の径がほぼ一定で
製造が容易であり端末の固定や組立が容易な構成として
コスト低減を図り、かつ作動が確実で設定トルクの範囲
を拡大したトルクリミッタを提供することを課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
この発明は、平行軸の長さ中央部分に大径の異径段部を
有する内輪と、その外周に巻付けたコイルばねとを、一
端開放状でその奥部に内側リングを有する外筒部材内に
回転自在に嵌挿し、内輪と外筒部材間の開放端を蓋で閉
じ、コイルばねはその内径が全長に亘ってほぼ同じと
し、一端を内側リングの外径に圧入して固定し、他端は
フックを設けて蓋に係合させ、前記内輪の異径段部径を
コイルばね内径より僅かな締まり嵌めもしくはすきま嵌
めとなるようにし、蓋の捩りによりコイルばね内径を変
化させてトルク調整を自在としたトルクリミッタとした
のである。
【0010】
【作用】上記のような構成としたこの発明のトルクリミ
ッタは、組立の際は外筒部材内の内側リングに対してコ
イルばねが圧入されて固定され、コイルばねの内径内に
内輪を挿入した後コイルばね端のフックを蓋に係合して
蓋を外筒部材内に圧入、嵌合される。蓋をコイルばねの
巻き方向と反対方向に捩るとコイルばねの内径が縮少
し、これによってコイルばね内径が内輪の異径段部を締
付けて摩擦係合する。この摩擦係合力を調整することに
よってトルクリミッタとしてのトルク値が設定される。
【0011】外筒部材に対して内輪を回転させると、内
輪の回転が摩擦係合によりコイルばねの径を縮少する方
向であれば摩擦係合力が増大し、両者は一体となって回
転する。反対に、内輪が摩擦係合を減少させる方向に回
転するとコイルばね径が拡大し、摩擦係合が遮断されて
内輪の回転は外筒部材に伝達されず、内輪は自由に反対
方向に回転する。この時のトルク値がトルクリミッタと
しての設定トルク値である。この設定トルク値は蓋を捩
ることによって調整自在である。
【0012】
【実施例】以下この発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は実施例のトルクリミッタの主要縦断
面図である。このトルクリミッタ10は、一端開放状の
外筒部材11のばね挿入部12内にコイルばね13を収
納し、その内径内に内輪18が設けられている。外筒部
材11の端壁15側の内部奥には突状の内側リング16
が設けられ、この内側リング16にコイルばね13の端
が圧入して固定され、他端に設けたフック14は内輪1
8と外筒部材11の間の開放端を閉じる蓋17に設けた
凹部に係合されている。
【0013】内輪18は、平行な外径の中央部に大径の
異径段部19を有し、その外径D2 はコイルばね13の
内径寸法に対して僅かな締まり嵌め又はすきま嵌めとな
るように設定されている。内側リング11の外径D
1 は、コイルばね13の内径寸法に対して若干の締り嵌
めとなる寸法に、内径は内輪18に対して僅かなすきま
が得られる寸法に設定され、これにより内輪18の端を
回転自在に支持している。さらに、上記外径D1 は、内
輪18の異径段部19の外径D2 に対して若干大きく設
定されている(D1 >D2 )。
【0014】コイルばね13は、その内径が全長に亘っ
てほぼ同じであり、内側リングの外径に対しては比較的
大きな締り嵌めとなるように設定される。又、内側リン
グ側の端はフックなしで、蓋17側にのみフック14が
設けられている。蓋17は、外筒部材11に対して締り
嵌め又は両者に設けられた凹凸によって固定される。
【0015】以上のように構成した実施例のトルクリミ
ッタは次のように作用する。図示のトルクリミッタを組
立てるときは、コイルばね13の内側リング側を外筒部
材11内に挿入して内側リング16と外筒部材11との
間のすき間に圧入し、コイルばね13の内径内に内輪1
8を挿入して内輪18の一端を内側リング16の内径で
軸支する。コイルばね13のフック14は蓋17の凹部
に嵌合して蓋17を外筒部材11に圧入して蓋17をコ
イルばね13の径が縮少する方向に捩じる。この捩り方
向はコイルばねが右(左)巻きのときは左(右)方向で
ある。こうして蓋17を回してコイルばねを捩ると径が
縮少して内輪18の異径段部19を締め付ける。そし
て、この締付け力を調整することによりトルクリミッタ
としてのトルク値が設定される。
【0016】上記のように設定されたトルクリミッタを
作動させるとき、外筒部材11に対して内輪18をいず
れかの方向、たとえば内輪18の回転がコイルばね13
との摩擦係合をさらに増加させる方向であれば内輪18
はコイルばね13を介して外筒部材11と一体に回転し
ようとし、反対方向であればコイルばね13との摩擦係
合によりコイルばね13の径を拡大するため係合が遮断
され、内輪18は反対方向に自由に回転する。
【0017】このように作用するトルクリミッタの使用
方法の一例として、例えば外筒部材11から内輪18へ
軸回転力を伝達する場合を考える。外筒部材11の軸端
は駆動部へ、内輪18の軸端は負荷に接続されているも
のとすると、駆動部の回転力が、負荷が小さくその反力
によりコイルばねとの摩擦係合を増加させる方向(以下
正方向という)であれば両者は一体となって回転しその
方向に回転力が伝達される。
【0018】トルクとして予め設定された値より大きい
トルクが反対方向に強制的に加えられると、コイルばね
13の径が拡大し内輪18との摩擦係合が遮断されて内
輪18は反対向に自由に回転できることとなる。上記設
定トルク値がトルクリミッタのトルク値である。なお、
コイルばね13の内側リングD1 に対する締付力f1
コイルばね13の内輪D2 部分に対する締付力f2 より
数倍以上大きく設定されているものとする。又、トルク
値の設定は蓋17の回転角を調整することにより、コイ
ルばねの内輪18に対する締付力を変えることによって
所定範囲内で自由に行なえる。
【0019】
【効果】以上詳細に説明したように、この発明のトルク
リミッタは外筒部材内にコイルばねと内輪とを設け、コ
イルばねは外筒部材内の内側リングに圧入して固定し内
輪の中央の異径段部外径をコイルばね内径よりやや小さ
くして設けその端を蓋に係合して蓋を捩ることによりコ
イルばねを捩りその内径を縮少して内輪との摩擦係合を
調整するように構成したから、外筒部材、コイルばね、
内輪等の部材の製作や組立作業が容易となり、しかも作
動が確実で、摩擦係合をするコイルばね径が大きいため
設定トルクを大きくすることができるなどの利点が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のトルクリミッタの主要縦断面図
【図2】従来例のトルクリミッタの主要縦断面図
【符号の説明】
11 外筒部材 13 コイルばね 14 フック 16 内側リング 17 蓋 18 内輪 19 異径段部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行軸の長さ中央部分に大径の異径段部
    を有する内輪と、その外周に巻付けたコイルばねとを、
    一端開放状でその奥部に内側リングを有する外筒部材内
    に回転自在に嵌挿し、内輪と外筒部材間の開放端を蓋で
    閉じ、コイルばねはその内径が全長に亘ってほぼ同じと
    し、一端を内側リングの外径に圧入して固定し、他端は
    フックを設けて蓋に係合させ、前記内輪の異径段部径を
    コイルばね内径より僅かな締まり嵌めもしくはすきま嵌
    めとなるようにし、蓋の捩りによりコイルばね内径を変
    化させてトルク調整を自在としたトルクリミッタ。
JP28596491A 1991-10-31 1991-10-31 トルクリミツタ Pending JPH05126160A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28596491A JPH05126160A (ja) 1991-10-31 1991-10-31 トルクリミツタ

Applications Claiming Priority (1)

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JP28596491A JPH05126160A (ja) 1991-10-31 1991-10-31 トルクリミツタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05126160A true JPH05126160A (ja) 1993-05-21

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ID=17698243

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JP28596491A Pending JPH05126160A (ja) 1991-10-31 1991-10-31 トルクリミツタ

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JP (1) JPH05126160A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08270673A (ja) * 1995-03-29 1996-10-15 Ntn Corp トルクリミッタ
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WO2019150890A1 (ja) * 2018-02-01 2019-08-08 サンコール株式会社 トルクリミッタ

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