JPH10292053A - 樹脂組成物の製造方法 - Google Patents

樹脂組成物の製造方法

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JPH10292053A
JPH10292053A JP10044200A JP4420098A JPH10292053A JP H10292053 A JPH10292053 A JP H10292053A JP 10044200 A JP10044200 A JP 10044200A JP 4420098 A JP4420098 A JP 4420098A JP H10292053 A JPH10292053 A JP H10292053A
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resin
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐衝撃性の改善と、揮発分が少ないという特
性を同時に満足し得る熱可塑性樹脂組成物を工業的に使
用するエネルギーを少なくして、作業的に有利に製造す
る方法を提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂(A)と、熱可塑性樹脂
(A)よりも溶融温度又はガラス転移点が10℃以上低
い熱可塑性樹脂(B)及び(C)とを溶融混練し熱可塑
性樹脂組成物を製造する方法において、分子量300以
下の揮発分を500ppmから30,000ppm含有
する熱可塑性樹脂(A)と(A)成分より分子量300
以下の揮発分の少ない熱可塑性樹脂(B)とを溶融混練
機のトップ供給口からフィードし、減圧脱揮後、サイド
フィード口から熱可塑性樹脂(C)を供給することを特
徴とする熱可塑性樹脂組成物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂組成
物の製造方法に関するものである。詳しくは、溶融温度
又はガラス転移温度が10℃以上異なる熱可塑性樹脂の
配合により、耐衝撃性に優れ、揮発分の少ない熱可塑性
樹脂組成物を工業的に有利に製造する方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】耐熱性は高いが流動性・衝撃強さが低い
特性をもつ熱可塑性樹脂(A)は、溶融温度又はガラス
転移点が10℃以上低い熱可塑性樹脂又は/及びエラス
トマー等と混合して使用されて来た。従来、熱可塑性樹
脂(A)と溶融温度又はガラス転移点が10℃以上低い
熱可塑性樹脂又は/及びエラストマー等を混合する方法
としては、次の方法がある。 (1)両者の樹脂粉体又はペレットを固体状態で混合
し、一段溶融押出機等の練機を用いて溶融混練してペレ
ット化した後、そのペレットを射出成形あるいは、押出
成形して成型品を得る方法。 (2)両者の樹脂粉体又はペレットを固体状態でタンブ
ラーで混合し、得られた混合物を直接射出成形あるい
は、押出成形して、成形品を得る方法。 (3)熱可塑性樹脂(A)と少量の熱可塑性樹脂(A)
より溶融温度又はガラス転移点が10℃以上低い熱可塑
性樹脂(B)を固体状態で混合し、溶融押出機等の混練
機を用いてペレット化した後、更に熱可塑性樹脂(A)
より溶溶融温度又はガラス転移点が10℃以上低い熱可
塑性樹脂(C)等と固体状態で混合後、2段目の溶融押
出機等の混練機を用いてペレットを得る方法(特開平4
―117444号公報)。
【0003】しかしながら、(1)の方法では、樹脂の
均一化を図るためには溶融押出機等の混練でA成分の溶
融のため樹脂温度が上がりすぎ、B成分等の劣化により
衝撃強度等が低下する。衝撃強度等の低下をさけるため
樹脂温度を下げると混練が悪くなるだけでなく、揮発分
を少なくすることができない。又エラストマーの添加量
増加では、対衝撃性は改善されるが揮発分を下げること
ができない。
【0004】(2)の方法においては、A成分の脱揮が
できないため、成型後のシルバーストリークス等が発生
すると共に、熱可塑性樹脂(B)が先に溶融して熱可塑
性樹脂(A)の溶融混練が不十分となり、熱可塑性樹脂
(A)の未溶融物の粒が発生すると共に、十分な衝撃強
度が得られない。(3)の方法(マスターバッチ法)で
は、溶融混練を2段で行うため、樹脂の劣化が起こり衝
撃強度が低下するとともに、エネルギー的に不利で、作
業的に複雑になるというような困難が伴う。
【0005】特開7―149917号公報は、ポリフェ
ニレンエーテル及び芳香族アルケニル化合物重合体から
なる組成物100重量部に、1重量部以上の有機溶媒を
存在させて押出機を用いて溶融混練する際に、樹脂の流
れ方向に対して上流側にある原料投入口からポリフェニ
レンエーテル、芳香族アルケニル化合物の重合体の一
部、有機溶媒を供給し、下流側にある原料投入口から残
りの芳香族アルケニル化合物重合体を供給する熱可塑性
樹脂組成物の製造方法を開示している。この方法は、有
機溶媒がポリフェニレンエーテル及び芳香族アルケニル
化合物の重合体の混合物と押出機で混練されるため、組
成物の混合具合が不充分となる。十分混合するために有
機溶媒の量を増加すると、有機溶媒の除去が困難となる
ばかりでなく、第1原料供給口にガスの逆流が発生し、
押出生産性が下がると共に、押出量の変動が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐衝撃性の
改善と、揮発分の少ないという相反する特性を同時に満
足し得る熱可塑性樹脂組成物を工業的に使用するエネル
ギーを少なくして有利に製造することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の目
的を解決するために鋭意検討を重ねた結果、本発明に至
った。すなわち本発明は、熱可塑性樹脂(A)と、熱可
塑性樹脂(A)よりも溶融温度又はガラス転移点が10
℃以上低い熱可塑性樹脂(B)及び(C)とを溶融混練
し熱可塑性樹脂組成物を製造する方法において、分子量
300以下の揮発分を500ppmから30,000p
pm有する熱可塑性樹脂(A)と(A)成分より分子量
300以下の揮発分の少ない熱可塑性樹脂(B)とを溶
融混練機のトップ供給口からフィードし、減圧脱揮後、
サイドフィード口から熱可塑性樹脂(C)を供給するこ
とを特徴とする熱可塑性樹脂組成物の製造方法である。
【0008】熱可塑性樹脂(A)、(B)、(C)の組
み合わせとしては、熱可塑性樹脂(A)がポリフェニレ
ンエーテル樹脂、熱可塑性樹脂(B)、(C)がスチレ
ン樹脂、熱可塑性樹脂(A)がポリフェニレンスルフィ
ド樹脂、熱可塑性樹脂(B)及び(C)が変性ポリフェ
ニレンエーテル樹脂及び又はスチレン樹脂、熱可塑性樹
脂(A)がポリカーボネート樹脂、熱可塑性樹脂(B)
及び(C)がABS樹脂及び又はスチレン樹脂、熱可塑
性樹脂(A)がポリフェニレンエーテル樹脂、熱可塑性
樹脂(B)が汎用ポリスチレン、熱可塑性樹脂(C)が
エラストマー補強スチレン樹脂、等が挙げられる。本発
明のポリフェニレンエーテル樹脂とは、下記の一般式
(1)及び/又は(2)で表される繰り返し単位を有す
る単独重合体、あるいは共重合体である。これら樹脂の
混合物も有用である。
【0009】
【化1】 (ここで、R1、R2、R3、R4、R5、R6は独立
に炭素1〜4のアルキル基、アリール基、ハロゲン、水
素を表す。但し、R5、R6は同時に水素ではない。)
【0010】ポリフェニレンエーテル樹脂の単独重合体
の代表例としては、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−
フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−エチル
−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジエ
チル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−エチ
ル−6−n−プロピル−1,4−フェニレン)エーテ
ル、ポリ(2,6−ジ−n−プロピル−1,4−フェニ
レン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−n−ブチル−
1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−エチル−6
−イソプロピル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ
(2−メチル−6−ヒドロキシエチル−1,4−フェニ
レン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−クロロエチル
−1,4−フェニレン)エーテル等が挙げられる。
【0011】この中で、ポリ(2,6−ジメチル−1,
4−フェニレン)エーテルが特に好ましい。ポリフェニ
レンエーテル共重合体とは、例えばフェニレンエーテル
構造を主単量単位とする共重合体である。その例として
は、2,6−ジメチルフェノールと2,3,6−トリメ
チルフェノールとの共重合体、2,6−ジメチルフェノ
ールとo−クレゾールとの共重合体あるいは2,6−ジ
メチルフェノールと2,3,6−トリメチルフェノール
及びo−クレゾールとの共重合体等がある。
【0012】また、本発明のポリフェニレンエーテル樹
脂中には、本発明の主旨に反しない限り、従来ポリフェ
ニレンエーテル樹脂中に存在させてもよいことが提案さ
れている他の種々のフェニレンエーテルユニットを部分
構造として含んでいる樹脂も有用である。少量共存させ
ることが提案されているものの例としては、特開平1−
297428号公報及び特開昭63−301222号公
報に記載されている、2−(ジアルキルアミノメチル)
−6−メチルフェニレンエーテルユニットや、2−(N
−アルキル−N−フェニルアミノメチル)−6−メチル
フェニレンエーテルユニット等が挙げられる。
【0013】また、ポリフェニレンエーテル樹脂の主鎖
中にジフェノキノン等が少量結合したものも含まれる。
さらに、例えば特開平2−276823号公報、特開昭
63−108059号公報、特開昭59−59724号
公報等に記載されている、炭素−炭素二重結合を持つ化
合物により変性されたポリフェニレンエーテルも含む。
本発明に用いるポリフェニレンエーテル樹脂の製造方法
は、例えば特公平5−13966号公報に記載されてい
る方法に従ってジブチルアミンの存在下に2,6−キシ
レノールを酸化カップリング重合して製造することがで
きる。また、分子量および分子量分布は特に限定される
ものではない。
【0014】本発明のポリフェニレンスルフィド樹脂と
は、一般にはPPSとも呼ばれ、下記の一般式(3)で
表される繰り返し単位を有する単独重合体である。
【化2】
【0015】本発明のポリカーボネート樹脂とは、下記
の一般式(4)で表される繰り返し単位を有する重合体
である。
【化3】
【0016】本発明のスチレン樹脂とは、汎用ポリスチ
レン及びエラストマー補強スチレン樹脂を示す。本発明
の汎用ポリスチレンとしては、スチレンのほか、o−メ
チルスチレン、p−メチルスチレン、m−メチルスチレ
ン、2,4−ジメチルスチレン、エチルスチレン、p−
tert−ブチルスチレンなどの核アルキル置換スチレ
ン、α−メチルスチレン、α−メチル−p−メチルスチ
レンなどのα−アルキル置換スチレン等の重合体、及び
これらビニル芳香族化合物1種以上と他のビニル化合物
の少なくとも1種以上との共重合体、これら2種以上の
共重合体が挙げられる。ビニル芳香族化合物と共重合可
能な化合物としては、メチルメタクリレート、エチルメ
タクリレートなどのメタクリル酸エステル類、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリルなどの不飽和ニトリル化
合物類、無水マレイン酸等の酸無水物などが挙げられ
る。これら樹脂の重合方法としてはラジカル重合ばかり
でなくイオン重合も挙げられる。これらの重合体の中で
特に好ましい重合体は、ポリスチレン、スチレン−アク
リロニトリル共重合体(AS樹脂)である。これら樹脂
の混合物も有用である。
【0017】エラストマー補強スチレン樹脂に用いるエ
ラストマーとしては、ポリブタジエン、スチレン−ブタ
ジエン共重合体、ポリイソプレン、ブタジエン−イソプ
レン共重合体、天然ゴム、エチレン−プロピレン共重合
体などを挙げることができる。特に、ポリブタジエン、
スチレン−ブタジエン共重合体及びこれらの部分水素添
加物が好ましい。
【0018】エラストマー補強スチレン樹脂としては、
エラストマー補強ポリスチレン(HIPS)、エラスト
マー補強スチレン−アクリロニトリル共重合体(ABS
樹脂)が好ましい。これら樹脂の混合物も有用である。
エラストマー含有量は6%以上、好ましくは8%以上、
更に好ましくは10%以上である。組成物の量的範囲
は、A成分が5〜92.5重量%、B成分が5〜80重
量%、C成分が2.5〜80重量%が好ましい。より好
ましくはA成分が10〜90重量%、B成分が5〜70
重量%、C成分が2.5〜60重量%である。
【0019】トップフィードでA成分に加えてB成分を
加えるのはA成分の溶融混練を助け、吐出量を上げる効
果を有すると共にC成分との溶融混練を助けるためであ
る。B成分の量はA成分に対し5〜100重量%が好ま
しく、より好ましくは10〜50重量%、最も好ましく
は20〜30重量%である。B成分が多すぎると熱可塑
性樹脂組成物の揮発分が増すと共にB成分の熱劣化が進
む上に、更にはB成分のみが先に溶融しやすくなりA成
分が均一に溶融しにくく好ましくない。B成分が少なす
ぎるとA成分の溶融混練が悪くなり低押出吐出量とせざ
るを得なくなるばかりか押出が不安定になると共に次の
C成分との混練が悪くなり押出が不安定となり好ましく
ない。
【0020】C成分の量はB成分に対し50〜500重
量%が好ましい。より好ましくは75〜300重量%、
最も好ましくは100〜200重量%である。C成分が
少なすぎると相対的にB成分が多いということになり、
B成分の熱劣化が進むことになる。C成分が多すぎると
樹脂組成物の温度が急激に低下し押出が不安定となり、
好ましくない。熱可塑性樹脂(A)の流動性向上のため
に、熱可塑性樹脂(B)や熱可塑性樹脂(C)の溶融温
度又はガラス転移温度は熱可塑性樹脂(A)のよりも1
0℃以上低い必要がある。好ましくは30℃以上が有用
である。
【0021】A成分中の分子量300以下の揮発分は溶
融温度(軟化温度)の高い熱可塑性樹脂(A)の溶融温
度を下げ、溶融温度がA成分より低いB成分との混練を
向上させる効果がある。しかし、多すぎる場合には溶融
混練機での脱揮が不十分となり成型後のシルバーストリ
ークス等が発生すると共に、十分な衝撃強度が得られな
い。従って、A成分中の分子量300以下の揮発分の量
は500ppm〜30,000ppmの必要がある。A
成分中の分子量300以下の揮発分は熱可塑性樹脂
(A)の重合溶媒やモノマー・オリゴマー等を洗浄・濾
過・乾燥した残留分とし、新たに後から添加し含侵させ
る工程を省くことができる。
【0022】B成分中の分子量300以下の揮発分は、
A成分中の分子量300以下の揮発分の量以上の場合、
B成分の溶融温度が低下しすぎるため、A成分との溶融
混練がしにくくなる。従って、B成分中の分子量300
以下の揮発分は、A成分中の揮発分より少ないことが必
要である。分子量300以下の揮発分としては,エチル
ベンゼン、キシレン、トルエン、スチレン等の炭素数6
〜18の芳香族炭化水素、炭素数1〜10のアルコール
類等があげられる。
【0023】以下製造方法を図を用いて、説明する。図
1で請求項6のケースについて詳述すると押出機等の溶
融混練機において原料の流れ方向に対して上流側に設け
られた第1原料供給口(1)、第2原料供給口(2)を
有し、第1供給口(1)よりポリフェニレンエーテル樹
脂(A)、汎用ポリスチレン(B)をドライブレンド又
は/及び個別に供給し、揮発分の多いポリフェニレンエ
ーテル樹脂濃度の高い組成で(5)にて第1段脱揮をし
た後、第2供給口(2)よりエラストマー補強スチレン
樹脂(C)を加えることを特徴とするポリフェニレンエ
ーテル樹脂組成物の製造法に関するものである。
【0024】また、他の組成物を添加することもでき
る。図1で請求項9のケースに他の組成物を添加するケ
ースについて詳述すると押出機等の溶融混練機において
原料の流れ方向に対して上流側に設けられた第1原料供
給口(1)、第2(2)、第3(3)、第4原料供給口
(4)を有し、第1供給口(1)よりポリフェニレンエ
ーテル樹脂(A)、汎用ポリスチレン(B)をドライブ
レンド又は/及び個別に供給し、揮発分の多いポリフェ
ニレンエーテル樹脂濃度の高い組成で(5)にて第1段
脱揮をした後、第2(2)供給口より汎用ポリスチレン
(B)、エラストマー補強スチレン樹脂(C)、エラス
トマー(E)、不揮発性難燃剤(G)、第3(3)供給
口より汎用ポリスチレン(B)、エラストマー補強スチ
レン樹脂(C)、エラストマー(E)、フィラー
(D)、不揮発性難燃剤(G)を加え、更に(8)より
脱揮を行い、第4供給口より揮発性難燃剤(F)を液状
添加することを特徴とするポリフェニレンエーテル樹脂
組成物の製造法に関するものである。各原料供給口の間
のスクリュー機構は送りと溶融混練の能力を有する機構
とし、各原料供給口では樹脂がベントアップしないよう
に圧力がかからないスクリュー機構とする。第2
(2)、第3(3)供給口近くには、大気ベント口
(6)、(7)をつけることが望ましい。第3供給口は
フィードする物がない場合は使用せず、塞ぐケースもあ
る。
【0025】エラストマー補強スチレン樹脂をサイドフ
ィード供給することにより、エラストマーの熱履歴を少
なくすることにより劣化を防ぎ、耐衝撃性の高いかつ揮
発分の少ないポリフェニレンエーテル樹脂組成物を得る
ことができる。エラストマー補強スチレン樹脂はすべて
サイドフィードにすることが望ましいが、(A)成分単
独でトップ供給口(1)より供給する場合は、混練機ス
クリューでの初期における溶融混練が不充分になるとい
う問題があり、スチレン樹脂成分が存在しない場合、一
部をトップフィードすることも可能である。
【0026】従来の一段押出ではエラストマー添加によ
り耐衝撃性は向上するが、揮発分の少ない組成物は製造
困難で、二段押出ではエラストマーの添加量増加によっ
て耐衝撃性は向上するもののエラストマーの劣化により
熱安定性に劣ると共に作業性が悪く、使用エネルギーが
大きくなる。添加剤として揮発性難燃剤を加える場合、
減圧脱揮の後に加えることにより、揮発ロスを減らすこ
とができる。不揮発性難燃剤の場合は、どこから加えて
も良く、分割フィードもできる。
【0027】溶融混練機は、1軸・2軸・多軸押出機等
であり、2軸押出機では例えばワーナー&フライドラー
社製のZSKシリーズ、東芝機械社製のTEMシリー
ズ、日本製鋼社製のTEXシリーズ等が有用である。溶
融混練機の長さと口径の比は、L/D=10以上(L=
長さ、D=スクリュー径)80以下で、L/Dが10よ
り短いと脱揮、サイドフィードが困難になる。又、L/
Dが80より長いと樹脂の滞留時間が長くなり、樹脂が
劣化しやすくなるので好ましくない。脱揮機構の圧力は
溶融混練機の各脱揮出口で大気圧以下、好ましくは25
0Torr以下、より好ましくは150Torr以下、
更に好ましくは50Torr以下である。
【0028】溶融混練温度は樹脂トップフィード口から
出口方向に向けて高めから低めに誘導するのが好まし
い。トップフィード口から第1サイドフィード手前まで
は280〜360℃好ましくは320〜340℃、第1
サイドフィード以降は200〜320℃好ましくは24
0〜300℃のバレル温度条件下とする。又、各ゾーン
では10sec−1以上250sec−1以下の剪断速
度にて行うことにより、均一な組成物を得ることができ
る。
【0029】D成分のフィラーとしては無機物粉末・無
機物フィラー・有機物フィラー・着色剤・シリコーン等
があげられる。具体的には、珪藻土、カーボン、タル
ク、マイカ、ガラスビーズ、ガラスフレーク、ガラス繊
維、炭素繊維、ケプラー繊維、ステンレス繊維、銅繊維
等の中から選ばれた1種又は2種以上の物をあげること
ができる。又これらを樹脂等とコンパウンドして取扱性
・分散性を向上させたマスターバッチも有用である。
【0030】E成分のエラストマーとしては、ポリブタ
ジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリイソプレ
ン、ブタジエン−イソプレン共重合体、天然ゴム、エチ
レン−プロピレン共重合体などを挙げることができる。
特に、ポリブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体
が好ましい。これらエラストマーの混合物も有用であ
る。F成分の揮発性難燃剤としてはリン系難燃剤が好ま
しく沸点400℃以下のものでトリフェニルホスフェー
ト、クレジルジフェニルホスフェート等のリン系難燃剤
があげられる。
【0031】G成分の不揮発性難燃剤としては沸点が4
00℃よりも高く減圧脱揮機構や先端のノズルで揮発し
にくいものが有用である。具体的には、2官能フェノー
ルによる結合構造と特定の単官能フェノールを末端構造
に持つリン酸エステル化合物、三酸化アンチモン、ハロ
ゲン系難燃剤の中から選ばれた1種又は2種以上の物を
あげることができる。リン酸エステル化合物はより具体
的には2,2−ビス−{4−(ビス(メチルフェノキ
シ)ホスフォニルオキシ)フェニル}プロパン(以下
「CR741C」と略す))、2,2−ビス−{4−
(ビス(フェノキシ)ホスフォニルオキシ)フェニル}
プロパン、レゾルシノールビス(ジフェニルフォスフェ
ート)等の芳香族縮合燐酸エステルの中から選ばれた1
種又は2種以上の物をあげることができる。
【0032】F成分、G成分については、難燃剤に樹脂
成分が溶融している形態で添加することもできる。尚、
難燃剤に樹脂成分が溶融している形態は、例えば、特願
平8−237812号、PCT/JP97/O3179
記載の方法によって得ることができる。熱可塑性樹脂以
外の成分が入る組成物の量的範囲は、D成分が0〜50
重量%、E成分が0〜30重量%、F成分が0〜30重
量%、G成分が0から30重量%が好ましい。より好ま
しくはD成分が0〜42重量%、E成分が0〜10重量
%、F成分が0〜10重量%、G成分が0〜10重量%
とする。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、実施例によって本発明を具
体的に説明する。実施例及び比較例においてA成分とし
て用いたポリフェニレンエーテル樹脂は、クロロホルム
中30℃で測定した極限粘度〔η〕が0.53であるポ
リ2,6−ジメチル−1,4フェニレンエーテル(以下
「PPE」と略称する)の粉末を用いた。このものの分
子量300以下の揮発分は、特に記載のない例では1
2,000ppmであった。B成分としての汎用ポリス
チレンは重量平均分子量26万・数平均分子量14万・
分子量300以下の揮発分500ppmのポリスチレン
(以下「GP」と略称する)、C成分としてのエラスト
マー補強スチレン樹脂はポリブタジエン濃度12%・ポ
リブタジエン粒子径1.5μm・揮発分1,000pp
mのハイインパクトポリスチレン(以下「HIPS」と
略称する)を用いた。
【0034】D成分としてのフィラーは直径13μm・
カット長3mmのガラスファイバー(以下「GF」と略
称する)を用いた。E成分のエラストマーとしてはスチ
レン−ブタジエン共重合体を用いた。F成分としての揮
発性難燃剤としてはトリフェニルホスフェート(以下
「TPP」と略称する)を用いた。G成分としての不揮
発性難燃剤としては、2,2−ビス−{4−(ビス(メ
チルフェノキシ)ホスホリルオキシ)フェニル}プロパ
ン(以下「CR741C」と略す)を用いた。
【0035】なお、実施例及び比較例に記した樹脂組成
物及び成型品の特性評価、押し出し時の比エネルギーは
次の方法に従って実施した。 (1)溶融粘度(MFR):ASTM D1238 (2)アイゾット衝撃強度:ASTM D256 (3)曲げ強さ :ASTM D790 (4)揮発分 :ガスクロマトグラフィーでエチル
ベンゼン、キシレン、トルエン、スチレンなどの低分子
量揮発分はカラム充填剤PEG−20M;25%(坦体
クロモソルブW、カラム長さ3m)を用い115℃で定
量し、スチレンダイマー等の高分子量揮発分はカラム充
填剤シリコンOV−17;3%(坦体クロモソルブW、
カラム長さ3m)を用い、190℃及び260℃にて定
量した。スチレントリマーより前の保持時間を有する成
分を合計して樹脂組成物中の揮発性成分の量とした。 揮発分残存率(%):(押出機出樹脂組成物揮発分/入
り原料揮発分)×100
【0036】(5)ガラス転移点(Tg):バイブロン
法(オリエンテック社、レオバイブロンDDV−25F
P)、損失弾性率のピーク位置温度。 (6)比エネルギー(KWH/KG):モーター出力側
電力/吐出量 (7)PPE未溶融物の外観評価:厚さ0.04〜0.
06mm、大きさ50mm×90mmのフィルムを作
り、直径0.2mm以下の未溶融物が1個存在すると1
点、0.2mm〜0.5mmの未溶融物が1個存在する
と10点と評価し、25点以下を良品(○)とした。
【0037】
【実施例1】溶融混練機としては、同方向2軸(L/D
=44)押出機を用いた。図1のトップフィード(1)
よりPPE54.7部/GP12.8部/酸化防止剤
0.3部を加え溶融混練した後、(5)にて50Tor
rにて減圧脱揮し、サイドフィード(2)よりHIPS
を28部加え、溶融混練した後、(8)にて50Tor
rにて脱揮し、更にTPPを4.2部加えた。(3)及
び(7)は塞いで使用しなかった。この樹脂組成物の物
性測定結果を表1に記す。
【0038】
【比較例1】第1段溶融混練機としては、同方向2軸
(L/D=32)押出機を用いた。トップフィードよ
り、PPE54.7部/GP12.8部/酸化防止剤
0.3部/HIPS28部を加え溶融混練した後、50
Torrにて減圧脱揮し、更にTPPを4.2部加え
た。この組成物の揮発分は3,200ppmであった。
第2段溶融混練機としては、単軸90mmφ押出機を用
いた。第1段でできた樹脂組成物を全量トップフィード
し、溶融混練後50Torrで脱揮した。この樹脂組成
物の物性測定結果を表1に記す。
【0039】
【比較例2】第1段溶融混練機としては、同方向2軸
(L/D=32)押出機を用いた。トップフィードよ
り、PPE54.7部/GP12.8部/酸化防止剤
0.3部/HIPS25部/エラストマー3部を加え溶
融混練した後、50Torrにて減圧脱揮し、更にTP
Pを4.5部加えた。この組成物の揮発分は3,200
ppmであった。第2段溶融混練機としては、単軸90
mmφ押出機を用いた。第1段でできた樹脂組成物を全
量トップフィードし、溶融混練後50Torrで脱揮し
た。この樹脂組成物の物性測定結果を表1に記す。
【0040】
【実施例2】溶融混練機としては、同方向2軸(L/D
=44)押出機を用いた。図1のトップフィード(1)
より分子量300以下の揮発分を30,000ppmと
したPPE54.7部/GP12.8部/酸化防止剤
0.3部を加え溶融混練した後、(5)にて50Tor
rにて減圧脱揮し、サイドフィード(2)よりHIPS
を28部加え、溶融混練した後、(8)にて50Tor
rにて脱揮し、更にTPPを4.2部加えた。(3)及
び(7)は塞いで使用しなかった。この樹脂組成物の物
性測定結果を表1に記す。
【0041】
【比較例3】溶融混練機としては、同方向2軸(L/D
=44)押出機を用いた。図1のトップフィード(1)
より分子量300以下の揮発分を500ppm未満とし
たPPE54.7部/GP12.8部/酸化防止剤0.
3部/キシレン1.6部を十分混合したものを加え溶融
混練した後、(5)にて50Torrにて減圧脱揮し、
サイドフィード(2)よりHIPSを28部加え、溶融
混練した後、(8)にて50Torrにて脱揮し、更に
TPPを4.2部加えた。(3)及び(7)は塞いで使
用しなかった。この樹脂組成物の物性測定結果を表1に
記す。
【0042】
【実施例3】溶融混練機としては、同方向2軸(L/D
=44)押出機を用いた。図1のトップフィード(1)
よりPPE48.1部/GP19部/酸化防止剤0.3
部を加え溶融混練した後、(5)にて50Torrにて
減圧脱揮し、第1サイドフィード(2)よりHIPSを
8部/GP20部を加え溶融混練した後、第2サイドフ
ィード(3)よりGFを20部加え、(8)にて50T
orrにて脱揮し、更にTPPを(4)より4.6部加
えた。この樹脂組成物の物性測定結果を表1に記す。
【0043】
【比較例4】第1段溶融混練機としては、同方向2軸
(L/D=32)押出機を用いた。トップフィードよ
り、PPE48.1部/GP19部/酸化防止剤0.3
部/HIPS8部を加え溶融混練した後、50Torr
にて減圧脱揮し、更にTPPを4.6部加えた。第2段
溶融混練機としては、単軸90mmφ押出機を用いた。
第1段でできた樹脂組成物80部とGP20部をトップ
フィードし、溶融混練後、サイドフィードよりGF20
部を加え溶融混練した後、50Torrで脱揮した。こ
の樹脂組成物の物性測定結果を表1に記す。
【0044】
【実施例4】溶融混練機としては、同方向2軸(L/D
=44)押出機を用いた。トップフィード(1)よりP
PE54.7部/GP12.8部/酸化防止剤0.3部
を加え溶融混練した後、(5)にて50Torrにて減
圧脱揮し、第1サイドフィード(2)よりHIPSを2
8部、第2サイドフィード(3)よりCR741Cを
4.2部加え、溶融混練した後、(8)にて50Tor
rにて脱揮した。(7)は塞いだ。この樹脂組成物の物
性測定結果を表1に記す。
【0045】
【表1】
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、耐衝撃性の改良と、揮
発分の少ない特性を同時に満足した熱可塑性樹脂組成物
を工業的に製造する方法において、エネルギー的、作業
的に有利に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための溶融混練機の概略図で
ある。
【符号の説明】
1 第1原料供給口(トップフィード供給口) 2 第2原料供給口(第1サイドフィード供給口) 3 第3原料供給口(第2サイドフィード供給口) 4 第4原料供給口 5 第1減圧脱揮口 6 大気ベント口 7 大気ベント口 8 第2減圧脱揮口 A:ポリフェニレンエーテル樹脂 B:スチレン樹脂 C:エラストマー補強スチレン樹脂 D:フィラー E:エラストマー F:揮発性難燃剤 G:不揮発性難燃剤

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂(A)と、熱可塑性樹脂
    (A)よりも溶融温度又はガラス転移点が10℃以上低
    い熱可塑性樹脂(B)及び(C)とを溶融混練し熱可塑
    性樹脂組成物を製造する方法において、分子量300以
    下の揮発分を500ppmから30,000ppm有す
    る熱可塑性樹脂(A)と(A)成分より分子量300以
    下の揮発分の少ない熱可塑性樹脂(B)とを溶融混練機
    のトップ供給口からフィードし、減圧脱揮後、サイドフ
    ィード口から熱可塑性樹脂(C)を供給することを特徴
    とする熱可塑性樹脂組成物の製造方法。
  2. 【請求項2】 トップ供給口からフィードする熱可塑性
    樹脂(A)と熱可塑性樹脂(B)との量が、(B)/
    (A)=0.05〜1であり、かつサイドフィード口か
    ら供給する熱可塑性樹脂(C)の量が(C)/(B)=
    0.5〜5であることを特徴とする請求項1記載の熱可
    塑性樹脂組成物の製造方法。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂(A)がポリフェニレンエ
    ーテル樹脂、熱可塑性樹脂(B)及び(C)がスチレン
    樹脂であることを特徴とする請求項1〜2記載の熱可塑
    性樹脂組成物の製造方法。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂(A)がポリフェニレンス
    ルフィド樹脂、熱可塑性樹脂(B)及び(C)が変性ポ
    リフェニレンエーテル樹脂及び又はスチレン樹脂である
    ことを特徴とする請求項1〜2記載の熱可塑性樹脂組成
    物の製造方法。
  5. 【請求項5】 熱可塑性樹脂(A)がポリカーボネート
    樹脂、熱可塑性樹脂(B)及び(C)がABS樹脂及び
    又はスチレン樹脂であることを特徴とする請求項1〜2
    記載の熱可塑性樹脂組成物の製造方法。
  6. 【請求項6】 熱可塑性樹脂(A)がポリフェニレンエ
    ーテル樹脂、熱可塑性樹脂(B)が汎用ポリスチレン、
    熱可塑性樹脂(C)がエラストマー補強スチレン樹脂で
    あることを特徴とする請求項1〜2記載の熱可塑性樹脂
    組成物の製造方法。
  7. 【請求項7】 トップフィード口からサイドフィード口
    手前までのバレル温度を280〜360℃とし、サイド
    フィード口以降のバレル温度を200〜320℃とする
    ことを特徴とする請求項1〜2記載の熱可塑性樹脂組成
    物の製造方法。
  8. 【請求項8】 減圧脱揮機構が溶融混練機のサイドフィ
    ードの後段にも設置することを特徴とする請求項7記載
    の熱可塑性樹脂組成物の製造方法。
  9. 【請求項9】 溶融混練機のサイドフィードの後段に設
    置する減圧脱揮機構の更に後段に揮発性難燃剤をフィー
    ドすることを特徴とする請求項8記載の熱可塑性樹脂組
    成物の製造方法。
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