JPH10291926A - プロテアーゼ阻害剤 - Google Patents

プロテアーゼ阻害剤

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JPH10291926A
JPH10291926A JP9117634A JP11763497A JPH10291926A JP H10291926 A JPH10291926 A JP H10291926A JP 9117634 A JP9117634 A JP 9117634A JP 11763497 A JP11763497 A JP 11763497A JP H10291926 A JPH10291926 A JP H10291926A
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skin
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protease
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Akira Ito
明 伊藤
Yuzo Yoshida
雄三 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロテアーゼ阻害作用に優れ、種々の皮膚疾
患、肌荒れ、荒れ性等の改善に優れた効果を有する新規
なプロテアーゼ阻害剤を提供すること。 【解決手段】 キク科ヨモギ属カワラヨモギの抽出物を
含有することを特徴とするプロテアーゼ阻害剤である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキク科ヨモギ属カワ
ラヨモギの抽出物を配合したプロテアーゼ阻害剤に関
し、さらに詳しくは、患部においてプロテアーゼの活性
変化が認められる接触性皮膚炎、乾癬、尋常性天疱瘡、
先天性水疱瘡、その他の肌荒れ、荒れ性等の皮膚疾患の
改善、もしくは止血剤として利用可能なセリンプロテア
ーゼ阻害活性を有するプロテアーゼ阻害剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】これま
で種々の皮膚疾患や肌荒れに対して改善・予防効果を有
する治療薬、皮膚外用剤、化粧料等の有効成分として
は、抗炎症作用を有する、あるいは保湿効果の高いアミ
ノ酸や多糖、脂質、抽出エキス等が、その使用効果が特
徴的であるため用いられてきた。しかしながら、その効
果は必ずしも十分ではなく、より優れた薬効剤の開発が
期待されていた。
【0003】一方、近年、種々の皮膚疾患の病像形成に
はプロテアーゼが関与していることが明らかにされつつ
ある。例えば炎症性異常角化性疾患の代表である乾癬で
は、その患部表皮において高いプラスミノーゲンアクチ
ベーター(Plasminiogen activator:PA)活性が認め
られている。PAはセリンプロテアーゼの1つである
が、Hausteinは、乾癬表皮の特に錯角化部位に
強いPA活性が存在することを報告し(Arch.Klin.Exp.
Dermatol;234,1969)、FrakiとHopsu−Ha
vuは、乾癬鱗屑から高濃度の塩溶液を用いてPA活性
を抽出した(Arch.Dermatol.Res ;256,1976)。また、
尋常性天疱瘡においては表皮細胞内で多量に合成された
PAが、細胞外に存在するプラスミノーゲン(Plasmini
ogen)をプラスミン(Plasmin )に転換し、これが細胞
間結合物質を消化することにより細胞間に組織液が貯溜
して表皮内水泡が形成されることが、インビトロ(in v
itro)の実験系において明らかにされている(Morioka
S.et al :J.Invest.Dermatol ;76,1981 )。
【0004】また、プロテアーゼは、角質層形成など表
皮の正常な角化過程においても重要な役割を果たしてい
ると考えられており(Ogawa H.,Yoshiike T.:Int.J.De
rmatol;23,1984 )、肌改善あるいは皮膚疾患の治療薬
として、プロテアーゼ阻害剤を用いる試みがなされるよ
うになってきている。
【0005】そこで、本発明者等は以上のような現況に
鑑み、広く種々の物質についてプロテアーゼ阻害活性を
調べた結果、キク科(Compositae) ヨモギ属(Artemisi
a) カワラヨモギ(Artemisia capillaris Thunb)の抽出
物がプロテアーゼ阻害作用を有していることを見い出
し、本発明を完成するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、キ
ク科(Compositae) ヨモギ属(Artemisia) カワラヨモギ
(Artemisia capillaris Thunb)の抽出物を含有すること
を特徴とするプロテアーゼ阻害剤を提供するものであ
る。
【0007】また、本発明は、前記抽出物の含有量がプ
ロテアーゼ阻害剤全量に対して0.005〜10.0重
量%である前記のプロテアーゼ阻害剤を提供するもので
ある。
【0008】
【発明の実施の態様】以下、本発明の構成について詳述
する。本発明に用いられるカワラヨモギは、本州、四
国、九州、朝鮮半島、中国、台湾、ネパール、フィリピ
ンに分布し、河岸、海岸の砂地に多く見られる多年草
で、茎は下部がやや木質で直立し、多数分枝する。根生
葉は茎に密生し、羽状に細裂し、全体が柔らかい白毛で
覆われる。花期は9〜10月で、緑黄色の頭花を大形の
円すい花序に多数密生する。本発明に用いられる抽出物
は上記、葉、茎、根、花等、全草を抽出溶媒と共に浸漬
または加熱還流した後、濾過し、濃縮して得られる。本
発明に用いられる抽出溶媒は、通常抽出に用いられる溶
媒であれば何でもよく、特にメタノール、エタノール等
のアルコール類、含水アルコール類、アセトン、酢酸エ
チルエステル等の有機溶媒を単独あるいは組み合わせて
用いることができる。
【0009】本発明におけるカワラヨモギの抽出物は、
プロテアーゼ阻害剤全量中、乾燥物として0.005〜
10.0重量%、好ましくは0.01〜5.0重量%含
有される。0.005重量%未満であると、本発明でい
う効果が十分に発揮されず、10.0重量%を超えると
製剤化が難しいので好ましくない。また、プロテアーゼ
阻害剤全量中に、5.0重量%を越えて配合してもさほ
ど大きな効果の向上はみられない。
【0010】本発明において、プロテアーゼ阻害剤のプ
ロテアーゼとは、ペプチド結合の加水分解を触媒する酵
素の総称であり、このプロテアーゼはペプチダーゼおよ
びプロテイナーゼに分類される。前者はペプチド鎖のア
ミノ基末端やカルボキシル基末端の外側より、ペプチド
結合を切り離していく酵素で、後者はペプチド鎖内部の
特定の結合を切断する酵素である。後者プロテイナーゼ
は、その活性触媒基の種類により、さらにセリン系、シ
ステイン系、アスパラギン酸系、金属系の4つに大別さ
れ、それぞれに特異的な阻害剤が存在している。本発明
におけるプロテアーゼ阻害剤とは、このうちの特にセリ
ンプロテアーゼに対して阻害活性を示すことを特徴とし
ている。
【0011】本発明のプロテアーゼ阻害剤には、通常化
粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる成分、例え
ば、美白剤、保湿剤、酸化防止剤、油性成分、紫外線吸
収剤、界面活性剤、増粘剤、アルコール類、粉末成分、
色材、水性成分、水、各種皮膚栄養剤等を必要に応じて
適宜配合することができる。
【0012】その他、エデト酸二ナトリウム、エデト酸
三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリ
ウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属イオ
ン封鎖剤、カフェイン、タンニン、ベラパミル、トラネ
キサム酸およびその誘導体、甘草抽出物、グラブリジ
ン、火棘の果実の熱水抽出物、各種生薬、酢酸トコフェ
ロール、グリチルリチン酸およびその誘導体またはその
塩等の薬剤、ビタミンC、アスコルビン酸リン酸マグネ
シウム、アスコルビン酸グルコシド、アルブチン、コウ
ジ酸等の美白剤、グルコース、フルクトース、マンノー
ス、ショ糖、トレハロース等の糖類なども適宜配合する
ことができる。
【0013】本発明のプロテアーゼ阻害剤とは、製剤の
形として利用可能であり、また、例えば、軟膏、クリー
ム、乳液、ローション、パック、浴用剤等の皮膚外用剤
の形態を有するプロテアーゼ阻害剤としても利用でき、
その剤型は特に問わない。
【0014】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明する。尚、本発明はこれにより限定されるものではな
い。配合量は重量%である。実施例に先立ち、本発明の
植物抽出物のプロテアーゼ阻害効果に関する試験方法と
その結果について説明する。代表的な2種類のセリンプ
ロテアーゼとして、プラスミンとトリプシンに対する阻
害活性を評価した。
【0015】1.試料(プロテアーゼ阻害剤)の調製 カワラヨモギの全草50gを、室温で1週間5倍量のエ
タノールに浸漬し、抽出液を濃縮乾固し、エタノール抽
出物4.8gを得た。この抽出物をエタノールに1%溶
かし、本発明のプロテアーゼ阻害剤を製造し、この溶液
を希釈して濃度を調整し、これを用いて以下の実験を行
った。
【0016】2.プラスミン阻害活性の測定 フィブリン平板法にて阻害率%を求めた。すなわち0.
1%のプラスミノーゲン除去フィブリノーゲンを含むベ
ロナール緩衝液(0.125M−NaOHを含む25m
Mバルビタール酸ナトリウム水溶液、pH7.4)6m
lを9cmφシャーレに注ぎ、ここに1.0M−CaC
l2 を0.2mlと25U/mlのトロンビン0.1m
lを加えて静かに混和し、1時間放置した。フィブリノ
ーゲンがフィブリンに変化することによって形成された
平板上に、5U/mlのプラスミンと被検試料を29:
1の割合で混合した混合物を、37°Cで10分間保温
した後20μl添加し、そのシャーレを37°Cで18
時間放置した。対照として被検試料の代わりにメタノー
ルを用いて同様の操作を行い、その後、フィブリンが溶
解して形成された溶解円の面積を測定し、下記式により
プラスミン阻害率を求めた。 阻害率(%)=1−(被検試料の溶解円面積/対照の溶
解円面積) 結果を「表1」に示した。
【0017】3.トリプシン阻害活性の測定 カゼインを基質として阻害率を求めた。すなわち、2m
lのリン酸緩衝液にトリプシン40μgを溶かし、これ
に6.0%のカゼインを含む0.1Mリン酸緩衝液(p
H7.4)を0.9mlと、被検試料0.1mlを加え
て37°Cで10分間保温した。その後、5%のトリク
ロル酢酸3mlを添加して室温に1時間放置し、3,5
00rpmで15分間遠心後、その上澄みの280μm
の吸光度を測定した。なお、以上の操作をTest
(T)、トリプシンの添加の順序をトリクロル酢酸の後
に変えたものをControl(C)、被検試料の代わ
りにエタノールを添加したものをStandard
(S)、Standardのトリプシン添加の順序をト
リクロル酢酸の後に変えたものをBlank(B)と
し、下記式によりトリプシン阻害率を求めた。結果を
「表1」に示した。また、比較例として、すでに肌荒れ
に対する適用が知られている植物であるショウガ科(Zi
ngiberaceae)のクンイット(Kunyit;Curcuma domestic
a) のエタノール抽出物についても上記と同様の試験を
行った。その結果を併せて「表1」に示す。
【0018】
【表1】 ──────────────────────────────────── 抽出植物 試料添加濃度 阻害率(%) ──────────────────────────────────── (実施例1、2) プラスミン トリプシン ──────────────────────────────────── カワラヨモギ 0.1 % 53.2 37.4 0.01% 18.1 14.3 ──────────────────────────────────── (比較例1、2) プラスミン トリプシン クンイット 0.1 % 7.8 0 0.01% 5.7 0 ────────────────────────────────────
【0019】「表1」から分かるように、本発明のカワ
ラヨモギの抽出物を配合した実施例は、クンイット抽出
物を配合した比較例と比較して、顕著なプロテアーゼ阻
害効果が認められた。
【0020】「実施例3:肌荒れ改善クリーム」 (処方) ステアリン酸 5.0 重量% ステアリルアルコール 5.0 イソプロピルミリステート 20.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0 プロピレングリコール 8.0 カワラヨモギメタノール抽出物 0.05 苛性カリ 0.2 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 防腐剤 適量 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールとカワラ
ヨモギメタノール抽出物と苛性カリを加え溶解し、加熱
して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解
して70℃に保つ(油相)。水相に油相を徐々に加え、
全部加え終わってからしばらくその温度に保ち反応を起
こさせる。その後、ホモミキサーで均一に乳化し、よく
かきまぜながら30℃まで冷却する。
【0021】 「実施例4:肌荒れ改善クリーム」 (処方) ステアリン酸 1.0 重量% ステアリルアルコール 8.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 6.0 2−オクチルドデシルアルコール 7.0 ポリオキシエチレン(25モル)セチルアルコールエーテル 3.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 プロピレングリコール 7.0 カワラヨモギエタノール抽出物 0.5 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備
乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくか
きまぜながら30℃まで冷却する。
【0022】 「実施例5:肌荒れ改善クリーム」 (処方) 固形パラフィン 5.0 重量% ミツロウ 10.0 ワセリン 15.0 流動パラフィン 41.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタン モノラウリン酸エステル 2.0 石けん粉末 0.1 硼砂 0.2 カワラヨモギアセトン抽出物 1.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水に石けん粉末と硼砂を加え、加熱
溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相をかきまぜ
ながら徐々に加え反応を行う。反応終了後、ホモミキサ
ーで均一に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃ま
で冷却する。
【0023】 「実施例6:肌荒れ改善乳液」 (処方) ステアリン酸 2.5 重量% セチルアルコール 1.5 ワセリン 5.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレン(10モル)モノオレイン酸エステル 2.0 ポリエチレングリコール1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 カルボキシビニルポリマー 0.05 (商品名:カーボポール941 ,B.F.Goodrich Chemical company ) カワラヨモギ酢酸エチルエステル抽出物 0.01 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 イオン交換水 残 余 (製法)少量のイオン交換水にカルボキシビニルポリマ
ーを溶解する(A相)。残りのイオン交換水にポリエチ
レングリコール1500とトリエタノールアミンを加
え、加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混
合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え予備乳化を行い、A相を加えホモミキサーで均一乳
化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0024】 「実施例7:肌荒れ改善乳液」 (処方) マイクロクリスタリンワックス 1.0 重量% 密ロウ 2.0 ラノリン 18.0 流動パラフィン 8.0 スクワラン 5.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタン モノオレイン酸エステル 1.0 プロピレングリコール 7.0 カワラヨモギメタノール抽出物 0.05 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し、加
熱融解して70℃に保つ(油相)。油相をかきまぜなが
らこれに水相を徐々に加え、ホモミキサーで均一に乳化
する。乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0025】 「実施例8:肌荒れ改善ゼリー」 (処方) 95%エチルアルコール 10.0 重量% ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(50モル)オレイル アルコールエーテル 2.0 カルボキシビニルポリマー 1.0 (商品名:カーボポール940 ,B.F.Goodrich Chemical company ) 苛性ソーダ 0.15 L−アルギニン 0.1 カワラヨモギ50%エタノール水溶液抽出物 3.0 2-ヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノン スルホン酸ナトリウム 0.05 エチレンジアミンテトラアセテート・3ナトリウム・2水 0.05 メチルパラベン 0.2 香料 適 量 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水にカーボポール940を均一に溶
解し、一方、95%エタノールにカワラヨモギ50%エ
タノール水溶液抽出物、ポリオキシエチレン(50モ
ル)オレイルアルコールエーテルを溶解し、水相に添加
する。次いで、その他の成分を加えたのち苛性ソーダ、
L−アルギニンで中和させ増粘する。
【0026】 「実施例9:肌荒れ改善美容液」 (処方) (A相) 95%エチルアルコール 10.0 重量% ポリオキシエチレン(20モル)オクチルドデカノール 1.0 パントテニールエチルエーテル 0.1 カワラヨモギメタノール抽出物 0.02 メチルパラベン 0.15 (B相) 水酸化カリウム 0.1 (C相) グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 カルボキシビニルポリマー 0.2 (商品名:カーボポール940 ,B.F.Goodrich Chemical company ) 精製水 残 余 (製法)A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA
相を加えて可溶化する。次いでB相を加える。
【0027】 「実施例10:肌荒れ改善パック」 (処方) (A相) ジプロピレングリコール 5.0 重量% ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 5.0 (B相) カワラヨモギエタノール抽出物 1.5 オリーブ油 5.0 酢酸トコフェロール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 (C相) 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 ポリビニルアルコール 13.0 (ケン化度90、重合度2,000) エタノール 7.0 精製水 残 余 (製法)A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A
相にB相を加えて可溶化する。次いでこれをC相に加え
たのち充填を行う。
【0028】 「実施例11:肌荒れ改善固形ファンデーション 」 (処方) タルク 43.1 重量% カオリン 15.0 セリサイト 10.0 亜鉛華 7.0 二酸化チタン 3.8 黄色酸化鉄 2.9 黒色酸化鉄 0.2 スクワラン 8.0 イソステアリン酸 4.0 モノオレイン酸POEソルビタン 3.0 オクタン酸イソセチル 2.0 カワラヨモギ50%メタノール抽出物 1.0 防腐剤 適 量 香料 適 量 (製法)タルク〜黒色酸化鉄の粉末成分をブレンダーで
十分混合し、これにスクワラン〜オクタン酸イソセチル
の油性成分、カワラヨモギ50%メタノール抽出物、防
腐剤、香料を加え良く混練した後、容器に充填、成型す
る。
【0029】「実施例12:肌荒れ改善乳化型ファンデ
ーション(クリームタイプ)」 (処方) (粉体部) 二酸化チタン 10.3 重量% セリサイト 5.4 カオリン 3.0 黄色酸化鉄 0.8 ベンガラ 0.3 黒色酸化鉄 0.2 (油相) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.5 流動パラフィン 4.5 カワラヨモギエタノール抽出物 5.0 防腐剤 適 量 香料 適 量 (製法)タルク〜黒色酸化鉄の粉末成分をブレンダーで
十分混合し、これにスクワラン〜オクタン酸イソセチル
の油性成分、カワラヨモギエタノール抽出物、防腐剤、
香料を加え良く混練した後、容器に充填する。
【0030】 「実施例13:肌荒れ改善乳化型ファンデーション(クリームタイプ)」 (処方) (粉体部) 二酸化チタン 10.3 重量% セリサイト 5.4 カオリン 3.0 黄色酸化鉄 0.8 ベンガラ 0.3 黒色酸化鉄 0.2 (油相) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.5 流動パラフィン 4.5 ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 4.0 (水相) 精製水 50.0 1,3−ブチレングルコール 4.5 カワラヨモギエタノール抽出物 0.3 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 3.0 防腐剤 適 量 香料 適 量 (製法)水相を加熱撹拌後、十分に混合粉砕した粉体部
を添加してホモミキサー処理する。更に加熱混合した油
相を加えてホモミキサー処理した後、撹拌しながら香料
を添加して室温まで冷却する。
【0031】
【発明の効果】本発明のプロテアーゼ阻害剤は、プロテ
アーゼ阻害作用に優れ、種々の皮膚疾患、肌荒れ、荒れ
性等の改善に優れた効果を有することが期待される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キク科(Compositae) ヨモギ属(Artemis
    ia) カワラヨモギ(Artemisia capillaris Thunb)の抽出
    物を含有することを特徴とするプロテアーゼ阻害剤。
  2. 【請求項2】 前記抽出物の含有量がプロテアーゼ阻害
    剤全量に対して0.005〜10.0重量%である請求
    項1記載のプロテアーゼ阻害剤。
JP9117634A 1997-04-21 1997-04-21 プロテアーゼ阻害剤 Withdrawn JPH10291926A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100487608B1 (ko) * 2002-05-31 2005-05-03 한종현 더위지기 추출 조다당체 함유 화장료 조성물
GB2477768A (en) * 2010-02-12 2011-08-17 Chao-Ho Liu Pharmaceutical material for treating psoriasis
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WO2018194401A1 (ko) * 2017-04-21 2018-10-25 한국코러스 주식회사 인진호 추출물을 포함하는 크림 제형 및 이의 제조방법

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