JPH10289578A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH10289578A
JPH10289578A JP9099230A JP9923097A JPH10289578A JP H10289578 A JPH10289578 A JP H10289578A JP 9099230 A JP9099230 A JP 9099230A JP 9923097 A JP9923097 A JP 9923097A JP H10289578 A JPH10289578 A JP H10289578A
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JP
Japan
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bias voltage
control signal
well
generation circuit
mode
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JP9099230A
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English (en)
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Makoto Niimi
真 新美
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】動作モードに応じてウェルバイアス電圧を制御
してリフレッシュ特性の改善を図ることができる半導体
記憶装置を提供すること。 【解決手段】外部から入力される制御信号に基づいてそ
の時々の動作モードが設定される半導体記憶装置には、
バイアス電圧生成回路が備えられる。バイアス電圧生成
回路は、メモリセルが形成されたウェルに接続され、該
ウェルに対してウェルバイアス電圧を生成して供給する
と共に、該ウェルバイアス電圧を一定の電位に制御す
る。更に、バイアス電圧生成回路には、その時々の動作
モードに対応したバイアス電圧制御信号が入力され、該
バイアス電圧生成回路は、バイアス電圧制御信号に基づ
いてウェルバイアス電圧がその時々の動作モードに対応
した電位で一定となるように制御してウェルに供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメモリセルのウェル
にバイアス電圧を供給するバイアス電圧生成回路を備え
た半導体記憶装置に関する。
【0002】近年、ノート型パーソナルコンピュータ等
の携帯機器には大容量のメモリが搭載され、その大容量
メモリには集積度が高いダイナミックランダムアクセス
メモリ(DRAM:Dynamic Random Access Memory )が用い
られる。
【0003】DRAMは、記憶保持のためにメモリセル
のリフレッシュを必ず行う必要があり、そのリフレッシ
ュ電流は携帯機器に備えられたバッテリの使用時間、即
ち、携帯機器の使用時間に関わることから、DRAMの
リフレッシュ特性の改善が要求されている。
【0004】
【従来の技術】一般に、DRAMには、半導体チップ上
に図5に示すようなバイアス電圧生成回路1が搭載され
ている。バイアス電圧生成回路1は、ウェルに対して所
定の負電圧のウェルバイアス電圧を供給し、そのウェル
に形成されたメモリセルのセル情報を保持するために設
けられている。
【0005】バイアス電圧生成回路1は、バイアス電圧
検出回路2及びバイアス電圧発生回路3を備える。バイ
アス電圧検出回路2は、バイアス電圧発生回路3にて発
生させるウェルバイアス電圧VBBを一定に保つ。バイア
ス電圧検出回路2は、直列接続されたPチャネルMOS
トランジスタ(以下、PMOSトランジスタという)T
P1及びNチャネルMOSトランジスタ(以下、NMO
Sトランジスタという)TN1を備える。NMOSトラ
ンジスタTN1には、複数(図5において3個)のダイ
オード接続されたNMOSトランジスタTNa1〜TNa3
が直列に接続される。NMOSトランジスタTNa1〜T
Na3の個数(段数)は、一定に保つウェルバイアス電圧
VBBの電位に対応して設定される。
【0006】両トランジスタTP1,TN1間のノード
N1のレベルは、インバータ回路を介してバイアス電圧
発生回路3に供給される。バイアス電圧発生回路3は、
例えば公知のチャージポンピング回路よりなり、供給さ
れるノードN1のレベルに基づいて動作・停止する。そ
して、バイアス電圧発生回路3は、その動作時にウェル
バイアス電圧VBBを低電位電源VSSから低下させる。
【0007】電源投入時、ウェルバイアス電圧VBBのレ
ベルは0ボルト(V)となっていて、ノードN1はHレ
ベルとなっているので、バイアス電圧発生回路3が動作
してウェルバイアス電圧VBBをマイナス側に引き始め
る。ウェルバイアス電圧VBBがNMOSトランジスタT
N1,TNa1〜TNa3の段数により決定されるレベルに
達すると、NMOSトランジスタTN1,TNa1〜TN
a3はオンし、ノードN1はLレベルとなり、バイアス電
圧発生回路3が停止する。ウェルバイアス電圧VBBが上
昇してNMOSトランジスタTN1,TNa1〜TNa3が
オフすると、ノードN1はHレベルとなり、バイアス電
圧発生回路3は再び動作する。従って、バイアス電圧生
成回路1は、バイアス電圧検出回路2によりウェルバイ
アス電圧VBBを検出してバイアス電圧発生回路3を駆動
制御し、ウェルバイアス電圧VBBをNMOSトランジス
タTN1,TNa1〜TNa3の段数で決定されるレベルに
一定に保つ。
【0008】また、DRAMには、その半導体チップ上
に図6に示すようなバイアス電圧生成回路5が搭載され
たものがある。バイアス電圧生成回路5は、バイアス電
圧発生回路6とクランプ回路7とを備える。バイアス電
圧発生回路6は、例えば公知のチャージポンピング回路
より成り、電源の供給により常時動作してウェルバイア
ス電圧VBBを低電位電源VSSから低下させる。
【0009】クランプ回路7は、ドレインが低電位電源
Vssに接続されたNMOSトランジスタTN2を備え、
NMOSトランジスタTN2には複数(図6において3
個)のダイオード接続されたNMOSトランジスタTN
b1〜TNb3が直列接続される。NMOSトランジスタT
N2,TNb1〜TNb3の個数(段数)は、一定に保つウ
ェルバイアス電圧VBBの電位に対応して設定される。
【0010】電源が投入されると、バイアス電圧発生回
路6は動作してウェルバイアス電圧VBBをマイナス側に
引き始める。ウェルバイアス電圧VBBがNMOSトラン
ジスタTN2,TNb1〜TNb3の段数により決定される
レベルに達すると、NMOSトランジスタTN2,TN
b1〜TNb3がオンし、低電位電源VSSの配線からウェル
バイアス電圧VBBの配線に向かって電流を流すため、そ
れ以上ウェルバイアス電圧VBBが低下しないようにして
いる。従って、ウェルバイアス電圧VBBは、一定に保た
れる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的なD
RAMは、外部から入力される制御信号に基づいて複数
の動作モードに切り替え制御される。動作モードには、
例えば、動作電源電圧を低下させて消費電力を低減する
スタンバイモード、メモリセルに対してセル情報の読み
出し及び書き込み可能なアクティブモード、等がある。
しかしながら、上記のバイアス電圧生成回路1,5は、
ウェルバイアス電圧VBBを動作モードに関わらず常時一
定電位に制御する、即ち、各動作モードにおける中間の
電位にウェルバイアス電圧VBBを制御している。その
為、動作モードによってはリフレッシュ特性が悪い、即
ちリフレッシュ時間が短い場合があるので、DRAMの
消費電力を低減する妨げとなっていた。
【0012】また、DRAMに対して行われる試験に
は、DRAMの製品寿命を試験する加速試験がある。加
速試験は、パッケージングされたDRAMの動作電源電
圧や、ウェルバイアス電圧VBBを上昇・下降を繰り返す
ことで、故障までの時間を短縮して短時間に試験を行う
ようにしている。しかしながら、上記のバイアス電圧生
成回路1,5は、DRAMのチップ上に形成されている
ので、外部からウェルバイアス電圧を変更して供給する
ことが難しい。その為、ウェルバイアス電圧VBBを変更
して加速試験を行うことができないので、DRAMの試
験時間を短縮及び試験コストの削減を図ることが難しか
った。
【0013】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は動作モードに応じてウェ
ルバイアス電圧を制御してリフレッシュ特性の改善を図
ることができる半導体記憶装置を提供することにある。
【0014】また、テストモード時にウェルバイアス電
圧を制御して試験時間の短縮を図ることができる半導体
記憶装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。即ち、外部から入力される制御信号に基づい
て動作モードが設定される半導体記憶装置には、バイア
ス電圧生成回路が備えられる。バイアス電圧生成回路
は、メモリセルが形成されたウェルに接続され、該ウェ
ルに対してウェルバイアス電圧を生成して供給する。更
に、バイアス電圧生成回路には、設定された動作モード
に対応したバイアス電圧制御信号が入力され、該バイア
ス電圧生成回路は、バイアス電圧制御信号に基づいて複
数の電圧値のうちの1つを選択し、その選択した電圧を
有するウェルバイアス電圧を出力する。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の半導体記憶装置において、外部から入力される制御信
号を入力し、該制御信号に基づいて前記設定される動作
モードに対応したバイアス電圧制御信号を生成する制御
信号生成回路を備え、前記バイアス電圧生成回路は、前
記制御信号生成回路が生成したバイアス電圧制御信号を
入力するようにしたことを要旨とする。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の半導体記憶装置において、前記バイアス電圧生
成回路は、入力される検出信号に基づいて作動・停止
し、作動時に前記ウェルバイアス電圧を降下させるバイ
アス電圧発生回路と、前記ウェルバイアス電圧と前記バ
イアス電圧制御信号が入力され、それぞれをダイオード
接続し複数段直列接続した第1のトランジスタを備え、
前記バイアス電圧制御信号に対応して前記第1のトラン
ジスタの段数を変更して検出電位を変更し、該変更した
検出電位と前記バイアス電圧とを比較し、その比較結果
を出力するバイアス電圧検出回路とから構成され、前記
バイアス電圧発生回路は、前記バイアス電圧検出回路の
出力する比較結果を前記検出信号として入力するように
したことを要旨とする。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の半導体記憶装置において、前記バイアス電圧生
成回路は、駆動電源の供給に基づいて作動して前記ウェ
ルバイアス電圧を下降させるバイアス電圧発生回路と、
前記ウェルバイアス電圧と前記バイアス電圧制御信号が
入力され、それぞれをダイオード接続して複数段直列接
続した第1のトランジスタを備え、前記バイアス電圧制
御信号に対応して前記第1のトランジスタの段数を変更
して検出電位を設定し、前記ウェルバイアス電圧が設定
した検出電位に達したときに前記変更された段数の第1
のトランジスタを介して低電位電源からウェルに電荷を
供給して前記ウェルバイアス電圧が検出電位以下となら
ないようにクランプするクランプ回路とから構成された
ことを要旨とする。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項3又は4
に記載の半導体記憶装置において、前記各第1のトラン
ジスタに第2のトランジスタを並列に接続し、該第2の
トランジスタの制御端子には前記バイアス電圧制御信号
がそれぞれ入力され、前記第2のトランジスタを前記バ
イアス電圧制御信号に基づいてそれぞれオンオフ制御し
て前記第1のトランジスタの段数を変更するようにした
ことを要旨とする。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項2乃至5
のうちのいずれか1項に記載の半導体記憶装置におい
て、前記制御信号生成回路は、前記制御信号として外部
からロウアドレスストローブ信号を入力し、該ロウアド
レスストローブ信号に基づいてその時の動作モードがア
クティブモードかスタンバイモードかを判断し、両モー
ドにそれぞれ対応して、前記スタンバイモードの時には
前記ウェルバイアス電圧を浅く、前記アクティブモード
の時には前記ウェルバイアス電圧を深くするようにバイ
アス電圧制御信号を生成するようにしたことを要旨とす
る。
【0021】請求項7に記載の発明は、請求項2乃至5
のうちのいずれか1項に記載の半導体記憶装置におい
て、前記制御信号生成回路は、前記制御信号として外部
からロウアドレスストローブ信号及び書き込み制御信号
を入力し、両信号に基づいてその時の動作モードがスタ
ンバイモード、ライトモード、及び、リードモードのい
ずれかを判断し、前記スタンバイモードとライトモード
の時には前記ウェルバイアス電圧が浅く、前記リードモ
ードの時には前記ウェルバイアス電圧が深くなるように
前記バイアス電圧制御信号を生成するようにしたことを
要旨とする。
【0022】請求項8に記載の発明は、請求項2乃至7
のうちのいずれか1項に記載の半導体記憶装置におい
て、前記制御信号生成回路には前記制御信号として外部
からテストモード信号が入力され、前記制御信号生成回
路は、前記テストモード信号に基づいてその時動作モー
ドがテストモードの場合、前記ウェルバイアス電圧を上
昇させるための前記バイアス電圧制御信号と、前記ウェ
ルバイアス電圧を降下させるための前記バイアス電圧制
御信号とを交互に出力するようにしたことを要旨とす
る。
【0023】(作用)従って、請求項1に記載の発明に
よれば、バイアス電圧生成回路には、設定される動作モ
ードに対応したバイアス電圧制御信号が入力される。ウ
ェルバイアス電圧は、バイアス電圧制御信号に基づいて
設定された動作モードに対応して選択した複数の電圧値
のうちの1つの電圧を有するウェルバイアス電圧がウェ
ルに供給される。そのため、メモリセルのリフレッシュ
特性は各動作モードに対応した特性となる。
【0024】請求項2に記載の発明によれば、制御信号
生成回路には外部から制御信号が入力され、その制御信
号に基づいて設定された動作モードに対応したバイアス
電圧制御信号が生成される。そして、バイアス電圧生成
回路は、制御信号生成回路が生成したバイアス電圧制御
信号を入力し、バイアス電圧が各動作モードに対応した
電位に制御される。
【0025】請求項3に記載の発明によれば、バイアス
電圧生成回路は、バイアス電圧発生回路とバイアス電圧
生成回路とから構成される。バイアス電圧発生回路には
検出信号が入力され、その検出信号に基づいて作動・停
止し、作動時にウェルバイアス電圧を降下させる。バイ
アス電圧検出回路にはウェルバイアス電圧とバイアス電
圧制御信号が入力され、それぞれをダイオード接続し複
数段直列接続した第1のトランジスタを備え、バイアス
電圧制御信号に対応して第1のトランジスタの段数を変
更して検出電位を変更し、変更した検出電位とバイアス
電圧とを比較し、その比較結果が出力される。そして、
バイアス電圧発生回路は、バイアス電圧検出回路の出力
する比較結果を検出信号として入力し、その検出信号に
基づいてウェルバイアス電圧が生成され出力される。
【0026】請求項4に記載の発明によれば、バイアス
電圧生成回路は、バイアス電圧発生回路とクランプ回路
とから構成される。バイアス電圧発生回路は、駆動電源
の供給に基づいて作動してウェルバイアス電圧を下降さ
せる。クランプ回路にはウェルバイアス電圧とバイアス
電圧制御信号が入力され、それぞれをダイオード接続し
て複数段直列接続した第1のトランジスタを備える。そ
して、クランプ回路は、バイアス電圧制御信号に対応し
て第1のトランジスタの段数を変更して検出電位を設定
し、ウェルバイアス電圧が設定した検出電位に達したと
きに変更された段数の第1のトランジスタを介して低電
位電源からウェルに電荷を供給してウェルバイアス電圧
が検出電位以下とならないようにクランプされる。
【0027】請求項5に記載の発明によれば、各第1の
トランジスタには第2のトランジスタを並列に接続さ
れ、第2のトランジスタの制御端子にはバイアス電圧制
御信号がそれぞれ入力される。そして、第2のトランジ
スタがバイアス電圧制御信号に基づいてそれぞれオンオ
フ制御されて第1のトランジスタの段数が変更される。
【0028】請求項6に記載の発明によれば、制御信号
生成回路には制御信号として外部からロウアドレススト
ローブ信号が入力され、ロウアドレスストローブ信号に
基づいてその時の動作モードがアクティブモードかスタ
ンバイモードかが判断される。そして、両モードにそれ
ぞれ対応して、スタンバイモードの時にはウェルバイア
ス電圧が浅く、アクティブモードの時にはウェルバイア
ス電圧が深くなるようにバイアス電圧制御信号が生成さ
れる。
【0029】請求項7に記載の発明によれば、制御信号
生成回路には制御信号として外部からロウアドレススト
ローブ信号及び書き込み制御信号が入力され、両信号に
基づいてその時の動作モードがスタンバイモード、ライ
トモード、及び、リードモードのいずれかが判断され
る。そして、スタンバイモードとライトモードの時には
ウェルバイアス電圧が浅く、リードモードの時にはウェ
ルバイアス電圧が深くなるようにバイアス電圧制御信号
が生成される。
【0030】請求項8に記載の発明によれば、制御信号
生成回路には制御信号として外部からテストモード信号
が入力され、制御信号生成回路は、テストモード信号に
基づいてその時動作モードがテストモードの場合、ウェ
ルバイアス電圧を上昇させるためのバイアス電圧制御信
号と、ウェルバイアス電圧を降下させるためのバイアス
電圧制御信号とが交互に出力される。従って、テストモ
ード時にはウェルのウェルバイアス電圧が所定間隔で上
昇・降下される。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図2及び図3に従って説明する。図2は、ダイナ
ミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic Ru
ndom Access Memory)21の概略ブロック回路図であ
る。DRAM21は、メモリセルアレイ22、ロウデコ
ーダ23、コラムデコーダ24、制御回路25、及びバ
イアス電圧生成回路26を備える。メモリセルアレイ2
2は、複数のメモリセルCにより構成され、各メモリセ
ルCは、複数のワード線WL及びビット線BLの交点に
それぞれ接続されている。尚、図2においては、1本の
ワード線WL及びビット線BLの交点に接続された1つ
のメモリセルCのみが示されている。
【0032】各ワード線WLはロウデコーダ23に接続
され、各ビット線BLはコラムデコーダ24に接続され
ている。ロウデコーダ23は外部より入力されるロウア
ドレス信号RAをデコードして1本のワード線WLを選
択(活性化)する。コラムデコーダ24は、外部より入
力されるコラムアドレス信号CAをデコードして1本の
ビット線BLを選択(活性化)する。そして、選択され
たワード線WL及び選択されたビット線BLの交点に接
続されたメモリセルCが選択され、該選択メモリセルC
に対してデータの書き込み又はメモリセルCのセル情報
が読み出される。読み出されたセル情報は選択されたメ
モリセルCに対して再書き込みされ、当該メモリセルC
のリフレッシュが行われる。
【0033】制御信号生成回路としての制御回路25に
は、外部から制御信号としてのロウアドレスストローブ
信号(以下、単にロウ制御信号という)バーRAS、コ
ラムアドレスストローブ信号(以下、単にコラム制御信
号という)バーCAS、及び、書き込み制御信号バーW
Eが入力される。制御回路25は、制御信号バーRA
S,バーCAS,バーWEに基づいて、前記ロウデコー
ダ23,コラムデコーダ24を制御するための制御信号
を生成し、各デコーダに出力する。各デコーダは、制御
信号に基づいてアドレス信号のラッチ,デコード等を実
行し、ワード線WL,ビット線BLを活性化させる。
【0034】また、制御回路25は、ロウ制御信号バー
RAS等の制御信号に基づいて、設定される動作モード
を判断する。例えば、制御回路25は、ロウ制御信号バ
ーRASに基づいて、該制御信号バーRASがHレベル
の時にはスタンバイモード、制御信号バーRASがLレ
ベルの時にはアクティブモードと判断する。アクティブ
モードは、メモリセルCに対してデータの書き込み・読
み出しが可能なモードである。スタンバイモードは、D
RAM21が動作電源電圧を低下させてメモリセルCに
記憶したセル情報を保持するモードであり、動作電源電
圧を低減することにより、DRAM21の消費電力を少
なくして該DRAM21が備えられた図示しない携帯機
器のバッテリ消費を低減する。
【0035】そして、制御回路25は、判断したその時
々の動作モードに応じた複数のバイアス電圧制御信号Φ
1〜Φnを生成しバイアス電圧生成回路26に出力す
る。例えば、制御回路25は、Hレベルのロウ制御信号
バーRASに基づいてスタンバイモードの時、バイアス
電圧制御信号Φ1をHレベル,バイアス信号Φ2〜Φn
をLレベルにして出力する。また、制御回路25は、L
レベルのロウ制御信号バーRASに基づいてアクティブ
モードの時、バイアス電圧制御信号Φ1〜Φ3をHレベ
ル、バイアス電圧制御信号Φ4〜ΦnをLレベルにして
出力する。
【0036】バイアス電圧生成回路26は、メモリセル
Cが形成されたウェル27(図3参照)に接続され、該
ウェル27に対して所定の負のウェルバイアス電圧VBB
を生成し供給するために設けられている。バイアス電圧
生成回路26は、制御回路25から入力される複数のバ
イアス電圧制御信号Φ1〜Φnに基づいて複数の電圧値
のうちの1つを選択する。そして、バイアス電圧生成回
路26は、選択した電圧を有するウェルバイアス電圧V
BBを出力する。複数のバイアス電圧制御信号Φ1〜Φn
は、前記制御回路25によりDRAM21が動作するそ
の時々の動作モードに応じて生成される。従って、バイ
アス電圧生成回路26は、DRAM21の動作モードに
応じて複数の電圧値のうちの1つを選択し、その選択し
た電圧に生成するウェルバイアス電圧VBBの電位を変化
させ、メモリセルCが形成されたウェル27に供給す
る。
【0037】例えば、DRAM21の動作モードがアク
ティブモードの場合、前記制御回路25は、動作モード
に応じてバイアス電圧制御信号Φ1〜Φ3をHレベル
に、バイアス電圧制御信号Φ4〜ΦnをLレベルにして
出力する。バイアス電圧生成回路26は、入力されるバ
イアス電圧制御信号Φ1〜Φnに基づいて、ウェルバイ
アス電圧VBBを低くしてウェル27に供給する。
【0038】また、DRAM21の動作モードがスタン
バイモードの場合、前記制御回路25は、動作モードに
応じてバイアス電圧制御信号Φ1をHレベル、バイアス
電圧制御信号Φ2〜ΦnをLレベルにして出力する。バ
イアス電圧生成回路26は、入力されるバイアス電圧制
御信号Φ1〜Φnに基づいて、ウェルバイアス電圧VBB
をアクティブモードの時のウェルバイアス電圧VBBに比
べて電位を高くしてウェル27に供給する。
【0039】即ち、ウェル27の電位は、スタンバイモ
ードの時には浅く、アクティブモードの時には深くな
る。すると、スタンバイモードの時には、ウェル27の
電位が浅く制御されることで、ウェル27の電位が常に
一定に制御されていた従来に比べて、周囲の環境に基づ
いてメモリセルCからのリーク電流が少なくなる、即
ち、リフレッシュの時間間隔を長くすることができ、D
RAM21のリフレッシュ特性が改善される。そして、
リフレッシュの時間間隔が長くなるので、DRAM21
のスタンバイモードの時の消費電力が低減する。
【0040】また、アクティブモードの時には、ウェル
27の電位が深く制御されることで、周囲環境によって
従来に比べてメモリセルCからのリーク電流が少なくな
り、リフレッシュ特性が改善される。
【0041】更に、図2に示すように、制御回路25に
は外部からテストモード信号TMが入力される。制御回
路25は、テストモード信号TMに基づいて、その時の
動作モードがセル情報の読み出し/書き込みを行う通常
モードか加速試験を行うためのテストモードかを判断す
る。そして、制御回路25は、その時の動作モードがテ
ストモードの場合、図示しないカウンタ等の時間計測手
段により計測される所定間隔毎にウェルバイアス電圧V
BBを繰り返し上昇・下降させるようにバイアス電圧制御
信号Φ1〜Φnのレベルを変更して出力する。
【0042】バイアス電圧発生回路は、バイアス電圧制
御信号Φ1〜Φnが入力され、そのバイアス電圧制御信
号Φ1〜Φnに基づいて、所定間隔毎に高い検出電位と
低い検出電位とに変更する。そして、バイアス電圧発生
回路は、変更した検出電位に基づいて、ウェルバイアス
電圧VBBを繰り返し上昇・下降させる。
【0043】即ち、DRAM21のチップに搭載したバ
イアス電圧生成回路26によりウェルバイアス電圧VBB
を繰り返し上昇・下降させることができる。従って、D
RAM21の外部からウェルバイアス電圧VBBを変更す
る必要がなく、パッケージングされたDRAM21の加
速試験を行うことができる。その結果、DRAM21の
試験時間が短縮すると共に、試験時間の短縮により試験
コストが削減される。
【0044】次に、バイアス電圧生成回路26の構成を
説明する。図3に示すように、バイアス電圧生成回路2
6は、バイアス電圧検出回路27とバイアス電圧発生回
路28とを備えている。
【0045】バイアス電圧発生回路28は、その出力端
子がウェル27に接続されている。ウェル27には、メ
モリセルCが形成されている。詳しくは、メモリセルC
はNチャネルMOSトランジスタ(以下、NMOSトラ
ンジスタという)30とキャパシタ31とから構成さ
れ、ウェル27にはNMOSトランジスタ30が形成さ
れている。NMOSトランジスタ30のソースはキャパ
シタ31の第1の電極に接続され、キャパシタ31の第
2の電極には所定の電位(本実施形態では高電位電源V
ccの1/2)が供給されている。NMOSトランジスタ
30のドレインはビット線BLに接続され、ゲートはワ
ード線WLに接続されている。
【0046】バイアス電圧発生回路28は、例えば、公
知の発振回路及びチャージポンプ回路により構成され
る。バイアス電圧発生回路28には、バイアス電圧検出
回路27から検出信号S1が入力され、その検出信号S
1に基づいて発振回路を動作又は停止させる。発振回路
はその動作時に所定の周波数の矩形波信号を出力する。
チャージポンプ回路は、発振回路から出力される矩形波
信号に基づいて、チャージポンピングの原理に基づいて
ウェル27に電荷を供給する。即ち、バイアス電圧発生
回路28は、検出信号に基づいて作動又は停止し、その
作動時に出力端子に接続されたウェル27の電位(ウェ
ルバイアス電圧VBB)を負電圧に降下させる。
【0047】バイアス電圧検出回路27には、制御回路
25から出力される複数のバイアス電圧制御信号Φ1〜
Φnが入力される。また、バイアス電圧検出回路27に
は、ウェル27の電位、即ちウェルバイアス電圧VBBが
入力される。
【0048】バイアス電圧検出回路27は、ウェルバイ
アス電圧VBBの電位を検出し、その検出結果をインバー
タ回路を介して検出信号として出力し、バイアス電圧発
生回路28は、その検出信号に基づいて作動又は停止す
る。その結果、ウェルバイアス電圧VBBは、検出した電
圧に保持される。
【0049】また、バイアス電圧検出回路27は、入力
されるバイアス電圧制御信号Φ1〜Φnに基づいて検出
するウェルバイアス電圧VBBの検出電位を変更し、変更
した検出電位に基づいて検出したウェルバイアス電圧V
BBの検出結果を検出信号としてインバータ回路を介して
バイアス電圧発生回路28に出力する。そして、バイア
ス電圧発生回路28は、入力される検出信号に基づいて
作動又は停止する。従って、ウェルバイアス電圧VBB
は、バイアス電圧制御信号Φ1〜Φnに基づいて変更さ
れる検出電圧に保持される。
【0050】バイアス電圧検出回路27には、Pチャネ
ルMOSトランジスタ(以下、PMOSトランジスタと
いう)TP1とNMOSトランジスタTN1とが備えら
れている。両トランジスタTP1,TN1のドレインが
接続されたノードN1はインバータ回路29の入力端子
に接続され、そのインバータ回路29の出力端子はバイ
アス電圧発生回路28の入力端子に接続されている。ま
た、両トランジスタTP1,TN1のゲートが接続され
て低電位電源Vssが供給される。PMOSトランジスタ
TP1のソースには高電位電源Vccが供給され、NMO
SトランジスタTN1のソースには複数段のNMOSト
ランジスタTNa1〜TNan(nは自然数)を介してウェ
ルバイアス電圧VBBが供給される。
【0051】NMOSトランジスタTNa1〜TNanは直
列に接続されている。即ち、NMOSトランジスタTN
a1〜TNan-1のソースはNMOSトランジスタTNa2〜
TNanのドレインに接続されている。また、NMOSト
ランジスタTNa1〜TNanはゲートとドレインがそれぞ
れ接続された、所謂ダイオード接続されている。そし
て、最上段のNMOSトランジスタTNa1のドレインが
NMOSトランジスタTN1のソースに接続されてい
る。再下段のNMOSトランジスタTNanのソースに
は、ウェルバイアス電圧VBBが供給される。
【0052】各NMOSトランジスタTNa1〜TNanに
はそれぞれPMOSトランジスタTPa1〜TPanが並列
に接続されている。各PMOSトランジスタTPa1〜T
Panのゲートには、バイアス電圧制御信号Φ1〜Φnが
入力される。
【0053】各PMOSトランジスタTPa1〜TPan
は、それぞれ制御信号Φ1〜Φnのレベルに応じてオン
オフ制御される。すると、オンに制御されたPMOSト
ランジスタTPa1〜TPanは、並列に接続されたNMO
SトランジスタTNa1〜TNanのソース・ドレイン間を
短絡(ショート)させる。
【0054】従って、NMOSトランジスタTN1に
は、バイアス電圧制御信号Φ1〜Φnに応じてオフに制
御されたPMOSトランジスタTPa1〜TPanの数(段
数)のNMOSトランジスタTNa1〜TNanが直列接続
されることになる。即ち、NMOSトランジスタTNa1
〜TNanは、バイアス電圧制御信号Φ1〜ΦnによりN
MOSトランジスタTN1に接続される段数が変更され
る。
【0055】ここで、NMOSトランジスタTN1に
は、バイアス制御信号Φ1〜Φnに基づいて、最上段か
らk個(0≦k≦n)のNMOSトランジスタTNa1〜
TNakが直列接続されるとする。即ち、ノードN1に
は、直列接続されたk+1個のNMOSトランジスタT
N1,TNa1〜TNakを介してウェルバイアス電圧VBB
が供給される。
【0056】そのウェルバイアス電圧VBBは、バイアス
電圧発生回路28の動作により低電位電源Vssから降下
する。そして、ウェルバイアス電圧VBBが直列接続され
たNMOSトランジスタTN1,TNa1〜TNakの個数
(段数,k+1段)で決定される検出電位まで降下する
と、ノードN1の電位はLレベルとなる。ノードN1の
電位は、インバータ回路29により反転されてHレベル
の信号がバイアス電圧発生回路28に入力され、そのバ
イアス電圧発生回路28は、Hレベルの信号に基づいて
動作を停止する。従って、ウェルバイアス電圧VBBは、
直列接続されたNMOSトランジスタTN1,TNa1〜
TNakの個数(段数、この場合k+1段)で決定される
検出電位で落ち着き、一定となる。
【0057】そして、NMOSトランジスタTN1はバ
イアス電圧制御信号Φ1〜Φnに関わらない、即ち、N
MOSトランジスタTN1は必ず含まれる。従って、ウ
ェルバイアス電圧VBBは、バイアス電圧制御信号Φ1〜
Φnに基づいて変更されるNMOSトランジスタTNa1
〜TNanの段数に応じた電位で一定となる。
【0058】上記したように、バイアス電圧制御信号Φ
1〜Φnは、制御回路25によりそのときのDRAM2
1の動作モードに応じたバイアス電圧制御信号Φ1〜Φ
nを生成し出力する。例えば、制御回路25は、スタン
バイモードの時にバイアス電圧制御信号Φ1のみをHレ
ベル、他のバイアス電圧制御信号Φ2〜ΦnをLレベル
にする。すると、Hレベルのバイアス電圧制御信号Φ1
に基づいてPMOSトランジスタTPa1がオフし、Lレ
ベルのバイアス電圧制御信号Φ2〜Φnに基づいてPM
OSトランジスタTPa2〜TPanがオンする。
【0059】その結果、バイアス電圧検出回路27の検
出電位は、NMOSトランジスタTN1,TNa1で決定
される電位に変更される。そして、ウェルバイアス電圧
が決定された検出電位に達するとノードN1はLレベル
となり、バイアス電圧発生回路28は、ノードN1の電
位がインバータ回路29により反転されたHレベルの検
出信号を入力し動作を停止する。その結果、ウェルバイ
アス電圧VBBは、NMOSトランジスタTN1,TNa1
で決定される電位に保たれる。
【0060】一方、、制御回路25は、アクティブモー
ドの時にバイアス電圧制御信号Φ1〜Φ3をHレベル、
他のバイアス電圧制御信号Φ4〜ΦnをLレベルにす
る。すると、Hレベルのバイアス電圧制御信号Φ1〜Φ
3に基づいてPMOSトランジスタTPa1〜TPa3がオ
フし、Lレベルのバイアス電圧制御信号Φ4〜Φnに基
づいてPMOSトランジスタTPa4〜TPanがオンす
る。
【0061】その結果、バイアス電圧検出回路27の検
出電位は、NMOSトランジスタTN1,TNa1〜TN
a3で決定される電位に変更される。この変更された検出
電位は、スタンバイモード時に変更された検出電位に比
べてNMOSトランジスタTNa2,TNa3が多い分だけ
低くなる。
【0062】そして、ウェルバイアス電圧が決定された
検出電位に達するとノードN1はLレベルとなり、バイ
アス電圧発生回路28は、ノードN1の電位がインバー
タ回路29により反転されたHレベルの検出信号を入力
し動作を停止する。その結果、ウェルバイアス電圧VBB
は、NMOSトランジスタTN1,TNa1〜TNa3で決
定される電位に保たれる。そして、一定に保たれるウェ
ルバイアス電圧VBBは、スタンバイモード時に比べて低
く(深く)なる。
【0063】即ち、メモリセルCが形成されたウェル2
7のウェルバイアス電圧VBBは、DRAM21の動作モ
ードに応じた電位に保たれる。その結果、動作モードに
応じたリフレッシュ特性となり、従来に比べてリフレッ
シュ特性が改善される。
【0064】以上記述したように、本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。○DRAM21に備えられた
制御回路25は、ロウ制御信号バーRASに基づいて、
該制御信号バーRASがHレベルの時にはスタンバイモ
ード、制御信号バーRASがLレベルの時にはアクティ
ブモードと判断する。そして、制御回路25は、判断し
たその時々の動作モードに応じて、スタンバイモードの
時にバイアス電圧制御信号Φ1をHレベル,バイアス信
号Φ2〜ΦnをLレベルにして出力する。また、制御回
路25は、アクティブモードの時にバイアス電圧制御信
号Φ1〜Φ3をHレベル、バイアス電圧制御信号Φ4〜
ΦnをLレベルにして出力する。バイアス電圧生成回路
26は、制御回路25から入力される複数のバイアス電
圧制御信号Φ1〜Φnに基づいて、生成するウェルバイ
アス電圧VBBの電位を複数変化させる。複数のバイアス
電圧制御信号Φ1〜Φnは、前記制御回路25によりD
RAM21が動作するその時々の動作モードに応じて生
成される。従って、バイアス電圧生成回路26は、DR
AM21の動作モードに応じて複数の電圧値のうちの1
つを選択し、その選択した電圧に生成するウェルバイア
ス電圧VBBの電位を変化させ、メモリセルCが形成され
たウェル27に供給するようにした。その結果、メモリ
セルCが形成されたウェル27のウェルバイアス電圧V
BBは、DRAM21の動作モードに応じた電位に保たれ
る。従って、動作モードに応じたリフレッシュ特性とな
り、リフレッシュ特性を改善することができる。○制御
回路25は、外部から入力されるテストモード信号TM
に基づいて、その時の動作モードが通常モードかテスト
モードかを判断し、その時の動作モードがテストモード
の場合、所定間隔毎にウェルバイアス電圧VBBを繰り返
し上昇・下降させるようにバイアス電圧制御信号Φ1〜
Φnのレベルを変更して出力する。そのバイアス電圧制
御信号Φ1〜Φnに基づいて、バイアス電圧制御回路2
5は所定間隔毎に検出電位を変更し、ウェルバイアス電
圧VBBを繰り返し上昇・下降させるようにした。その結
果、外部からウェルバイアス電圧VBBを変更しなくても
DRAM21の試験時間を短くする加速試験を行うこと
ができるので、パッケージングされたDRAM21の加
速試験を行うことができる。また、試験時間の短縮によ
る試験コストを削減することができる。
【0065】尚、本発明は前記実施の形態の他、以下の
態様で実施してもよい。上記実施形態において、スタン
バイモードとアクティブモード以外の動作モードに応じ
たウェルバイアス電圧VBBをウェル27に供給してリフ
レッシュ特性の改善を図るようにしてもよい。
【0066】例えば、制御回路25は、入力される書き
込み制御信号バーWEに基づいて、その時の動作モード
がメモリセルCからセル情報の読み出しを行うリードモ
ードかセル情報をメモリセルCに書き込むライトモード
かを判断する。そして、制御回路25は、判断した動作
モードに応じてライトモードの時にはウェルバイアス電
圧VBBを浅く、リードモードの時にはウェルバイアス電
圧VBBを深くするようにバイアス電圧制御信号Φ1〜Φ
nのレベルを変更して出力する。そのバイアス電圧制御
信号Φ1〜Φnに基づいて、バイアス電圧生成回路26
はその時々の動作モードに応じて検出電位を変更し、ラ
イトモードの時にはウェルバイアス電圧VBBが浅い電位
で一定となるように、リードモードの時にはウェルバイ
アス電圧が深い電位で一定となるようにそれぞれ制御す
る。この構成により、その時々の動作モード(リードモ
ード,ライトモード)に応じてウェルバイアス電圧VBB
を変更することで、各モードにおけるリフレッシュ特性
を改善することができる。
【0067】ところで、上記のライトモード及びリード
モードは、DRAM21のアクティブモードの時に行わ
れる。即ち、DRAM21は、アクティブモードとスタ
ンバイモードとを備え、更にアクティブモードはライト
モードとリードモードとに区別される。従って、制御回
路25は、ロウ選択信号バーRAS及び書き込み制御信
号バーWEに基づいてバイアス電圧制御信号Φ1〜Φn
を生成する。そして、バイアス電圧生成回路26は、入
力されるバイアス電圧制御信号Φ1〜Φnに基づいてウ
ェルバイアス電圧VBBを生成し、スタンバイモードとラ
イトモードの時にウェル27に供給するウェルバイアス
電圧VBBが浅く、リードモードの時にウェルバイアス電
圧VBBが深くなる。その結果、各モードにおけるリフレ
ッシュ時間が長くなり、リフレッシュ特性を改善するこ
とができる。
【0068】また、制御回路25は、その時々のDRA
M21の状態(例えば、ページモード,EDO,CBR
等)に応じてバイアス電圧制御信号Φ1〜Φnのレベル
を変更して出力する。そのバイアス電圧制御信号Φ1〜
Φnに基づいてバイアス電圧生成回路26はウェルバイ
アス電圧VBBをウェル27に供給し、リフレッシュ特性
の改善を図るようにしてもよい。
【0069】上記実施形態において、バイアス電圧生成
回路26の回路構成を適宜変更して実施してもよい。例
えば、図4に示すように構成されたバイアス電圧生成回
路51をDRAM21のチップ上に搭載する。バイアス
電圧生成回路51は、バイアス電圧発生回路52及びク
ランプ回路53を備えている。バイアス電圧発生回路5
2は、駆動電源の供給により常時動作してウェルバイア
ス電圧VBBを降下させる。
【0070】クランプ回路53は、ドレインが低電位電
源Vssに接続されたNMOSトランジスタTN2、該ト
ランジスタTN2に直列接続された複数(n個)のNM
OSトランジスタTNb1〜TNbn、及び、複数(n個)
のPMOSトランジスタTPb1〜TPbnを備える。NM
OSトランジスタTNb1〜TNbnはゲートとドレインと
が接続されたダイオード接続され、各NMOSトランジ
スタTNb1〜TNbnにはそれぞれPMOSトランジスタ
TPb1〜TPbnが並列接続される。各PMOSトランジ
スタTPb1〜TPbnのゲートにはそれぞれバイアス電圧
制御信号Φ1〜Φnが入力される。各バイアス電圧制御
信号Φ1〜Φnのレベルは、制御回路25によりその時
々の動作モード(例えばアクティブモードとスタンバイ
モード)に応じて変更される。従って、各PMOSトラ
ンジスタTPb1〜TPbnは、動作モードに応じてオン又
はオフする。そして、NMOSトランジスタTN2に
は、その時々の動作モードに応じた段数のNMOSトラ
ンジスタTNb1〜TNbnが直列接続される。そして、ウ
ェルバイアス電圧VBBが動作モードに応じたNMOSト
ランジスタTNb1〜TNbnの段数により決定される検出
電位まで降下すると、クランプ回路53はウェルバイア
ス電圧VBBを検出電位にクランプする、即ち、低電位電
源VssからNMOSトランジスタTN2,TNb1〜TN
bnを介して電荷を供給し、ウェルバイアス電圧VBBが動
作モードに応じた電位で保たれる。この構成により、上
記実施形態と同じく、リフレッシュ特性を改善すること
ができる。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1乃至7に
記載の発明によれば、動作モードに応じてウェルバイア
ス電圧を制御してリフレッシュ特性の改善を図ることが
できる半導体記憶装置を提供することができる。
【0072】また、請求項8に記載の発明によれば、テ
ストモード時にウェルバイアス電圧を制御して試験時間
の短縮を図ることができる半導体記憶装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図。
【図2】 一実施形態のDRAMのブロック回路図。
【図3】 一実施形態のウェルバイアス電圧生成回路の
回路図。
【図4】 別のウェルバイアス電圧生成回路の回路図。
【図5】 従来のウェルバイアス電圧生成回路の回路
図。
【図6】 従来のウェルバイアス電圧生成回路の回路
図。
【符号の説明】
11 バイアス電圧生成回路 12 ウェル Φ1〜Φn 制御信号 VBB ウェルバイアス電圧

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルが形成されたウェルに接続さ
    れ、該ウェルに対してウェルバイアス電圧を生成するバ
    イアス電圧生成回路を備え、外部から入力される制御信
    号に基づいて設定される動作モードに応答して動作する
    半導体記憶装置において、 前記バイアス電圧生成回路には、前記設定された動作モ
    ードに対応したバイアス電圧制御信号が入力され、該バ
    イアス電圧生成回路は、前記バイアス電圧制御信号に基
    づいて複数の電圧値のうちの1つを選択し、その選択し
    た電圧を有する前記ウェルバイアス電圧を出力するよう
    にした半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体記憶装置におい
    て、 外部から入力される制御信号を入力し、該制御信号に基
    づいて前記設定された動作モードに対応したバイアス電
    圧制御信号を生成する制御信号生成回路を備え、 前記バイアス電圧生成回路は、前記制御信号生成回路が
    生成したバイアス電圧制御信号を入力して前記複数の電
    圧値のうちの1つを選択するようにした半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の半導体記憶装置
    において、 前記バイアス電圧生成回路は、 入力される検出信号に基づいて作動・停止し、作動時に
    前記ウェルバイアス電圧を降下させるバイアス電圧発生
    回路と、 前記ウェルバイアス電圧と前記バイアス電圧制御信号が
    入力され、それぞれをダイオード接続し複数段直列接続
    した第1のトランジスタを備え、前記バイアス電圧制御
    信号に対応して前記第1のトランジスタの段数を変更し
    て検出電位を変更し、該変更した検出電位と前記バイア
    ス電圧とを比較し、その比較結果を出力するバイアス電
    圧検出回路とから構成され、 前記バイアス電圧発生回路は、前記バイアス電圧検出回
    路の出力する比較結果を前記検出信号として入力するよ
    うにした半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の半導体記憶装置
    において、 前記バイアス電圧生成回路は、 駆動電源の供給に基づいて作動して前記ウェルバイアス
    電圧を下降させるバイアス電圧発生回路と、 前記ウェルバイアス電圧と前記バイアス電圧制御信号が
    入力され、それぞれをダイオード接続して複数段直列接
    続した第1のトランジスタを備え、前記バイアス電圧制
    御信号に対応して前記第1のトランジスタの段数を変更
    して検出電位を設定し、前記ウェルバイアス電圧が設定
    した検出電位に達したときに前記変更された段数の第1
    のトランジスタを介して低電位電源からウェルに電荷を
    供給して前記ウェルバイアス電圧が検出電位以下となら
    ないようにクランプするクランプ回路とから構成された
    半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の半導体記憶装置
    において、 前記各第1のトランジスタに第2のトランジスタを並列
    に接続し、該第2のトランジスタの制御端子には前記バ
    イアス電圧制御信号がそれぞれ入力され、前記第2のト
    ランジスタを前記バイアス電圧制御信号に基づいてそれ
    ぞれオンオフ制御して前記第1のトランジスタの段数を
    変更するようにした半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至5のうちのいずれか1項に
    記載の半導体記憶装置において、 前記制御信号生成回路は、前記制御信号として外部から
    ロウアドレスストローブ信号を入力し、該ロウアドレス
    ストローブ信号に基づいてその時の動作モードがアクテ
    ィブモードかスタンバイモードかを判断し、両モードに
    それぞれ対応して、前記スタンバイモードの時には前記
    ウェルバイアス電圧を浅く、前記アクティブモードの時
    には前記ウェルバイアス電圧を深くするようにバイアス
    電圧制御信号を生成するようにした半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至5のうちのいずれか1項に
    記載の半導体記憶装置において、 前記制御信号生成回路は、前記制御信号として外部から
    ロウアドレスストローブ信号及び書き込み制御信号を入
    力し、両信号に基づいてその時の動作モードがスタンバ
    イモード、ライトモード、及び、リードモードのいずれ
    かを判断し、前記スタンバイモードとライトモードの時
    には前記ウェルバイアス電圧が浅く、前記リードモード
    の時には前記ウェルバイアス電圧が深くなるように前記
    バイアス電圧制御信号を生成するようにした半導体記憶
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項2乃至7のうちのいずれか1項に
    記載の半導体記憶装置において、 前記制御信号生成回路には前記制御信号として外部から
    テストモード信号が入力され、前記制御信号生成回路
    は、前記テストモード信号に基づいてその時動作モード
    がテストモードの場合、前記ウェルバイアス電圧を上昇
    させるための前記バイアス電圧制御信号と、前記ウェル
    バイアス電圧を降下させるための前記バイアス電圧制御
    信号とを交互に出力するようにした半導体記憶装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010066984A (ja) * 2008-09-10 2010-03-25 Ricoh Co Ltd 電流制限回路及び電流制限回路の駆動方法
US8174866B2 (en) 2009-09-08 2012-05-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor storage device

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