JPH10288165A - 振動型圧縮機 - Google Patents

振動型圧縮機

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Publication number
JPH10288165A
JPH10288165A JP9348497A JP9348497A JPH10288165A JP H10288165 A JPH10288165 A JP H10288165A JP 9348497 A JP9348497 A JP 9348497A JP 9348497 A JP9348497 A JP 9348497A JP H10288165 A JPH10288165 A JP H10288165A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
detection unit
dead center
top dead
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9348497A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Satomura
尚 里村
Hideo Yamamoto
秀夫 山本
Hiromi Shibuya
浩洋 渋谷
Shusaku Watakabe
周作 渡壁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP9348497A priority Critical patent/JPH10288165A/ja
Publication of JPH10288165A publication Critical patent/JPH10288165A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫等に使用される振動型圧縮機におい
て、ピストンの上死点位置を一定に保つだけでなく、ピ
ストンならびに共振バネからなる系の共振周波数を検出
して常に共振周波数でピストンを動作させ、圧縮効率を
向上させることを目的とする。 【解決手段】 上死点位置検出部106が検出する上死
点位置に基づいてピストン102に印加する駆動部10
3からの交流電圧の電圧値を決定し、かつ共振周波数検
出部109が検出する共振周波数に基づいてピストン1
02に印加する駆動部103からの交流電圧の周波数値
を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫等の振動型
圧縮機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】構造が簡単、小型軽量、高力率、消費電
力が小さいなどの理由から、振動型圧縮機が冷蔵庫など
に使用されている。
【0003】従来例の振動型圧縮機としては、例えば実
開平2−145678号公報に示されているものがあ
る。
【0004】以下、図11を参照しながら従来の振動型
圧縮機について説明する。図11において、1は圧力指
令発生器、2は加算増幅器、3は周波数信号発生器、4
はパルス信号発生器、5は電力制御器、6は交流電源、
7はリニアモータ、8はコンプレッサ、9は圧力層、1
0は圧縮機、11は圧力検出器を表している。
【0005】交流電源6は電力制御器5に電源を供給す
るものであり、電力制御器5は交流電源6から供給され
る電源とパルス信号発生器4から与えられる信号とを元
に、圧縮機10を構成するリニアモータ7を駆動するも
のである。
【0006】この従来の振動型圧縮機について動作を説
明する。圧力指令発生器1は加算増幅器2に圧力指令を
与え、加算増幅器2は圧力指令発生器1から与えられる
圧力指令と圧力検出器11が検出する圧力値とならびに
周波数信号発生器3が発生する周波数信号を加算増幅
し、パルス信号発生器4に信号出力を行なう。
【0007】パルス信号発生器4は加算増幅器2が出力
する信号を元にパルス信号を電力制御器5に与える。
【0008】電力制御器5はパルス信号発生器4の発生
する信号を元に、交流電源6が供給する電源を用いて振
動型圧縮機11を構成するリニアモータ7を駆動する。
【0009】リニアモータ7が駆動されることによって
コンプレッサ8は圧力槽9で冷媒を吸入、圧縮、吐出を
行なう。
【0010】圧力検出器11は圧力槽9から吐出される
冷媒の圧力を検出し、加算増幅器2に信号出力する。
【0011】このような従来の振動型圧縮機を用いるこ
とによって、圧力指令発生機1が指示する圧力と圧力検
出器11が検出する圧力槽9の圧力とに差異が生じた際
にも加算増幅器2がパルス信号発生器4に与える信号出
力を制御することによって、振動型圧縮機10を期待通
りに動作させようとするものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術を用いた振動型圧縮機では、負荷条件の変化などによ
る振動型圧縮機の共振周波数の変化を検知することがで
きないため、実際の運転周波数と共振周波数との間にず
れが生じ、圧縮効率が低下する等の問題点があった。
【0013】また、真の冷媒圧力と圧力検出器が検出す
る圧力に誤差を有すること、圧力検出器の取り付け位置
によっては検出する圧力に時間遅れが生じることなどに
よって、加算増幅器がパルス信号発生器に与える信号出
力の制御そのものが不確実あるいは不安定になる可能性
があるなどの問題があった。
【0014】本発明は、かかる点に鑑み、負荷条件の変
化などによって振動型圧縮機の共振周波数が変化するこ
とを考慮し、ピストンの上死点位置を検出して期待値と
の偏差をピストンの振幅値にフィードバックさせて効率
低下を防止するだけでなく、圧縮機の共振周波数を検出
してピストンを共振周波数で運転することによって効率
を向上させることを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、吸入弁と吐出弁が設けられた筒状体のシリ
ンダと、前記シリンダ内を軸方向に移動するピストン
と、前記ピストンにピストン駆動力として交流電圧を印
加し前記ピストンを駆動する駆動部と、前記ピストンに
連結された共振バネと、前記ピストンの軸方向に連結し
前記ピストンの変移を検出しピストン位置信号として出
力する変位検出部と、前記変位検出部が検出する前記ピ
ストン位置信号から前記ピストンの上死点位置を検出す
る上死点位置検出部と、前記変位検出部が検出する前記
ピストン位置信号から前記ピストンの運転周波数を検出
する運転周波数検出部と、前記駆動部が前記ピストンに
印加する前記ピストン駆動力の電圧値を検出する電圧検
出部と、前記運転周波数検出部が検出する前記運転周波
数と前記電圧検出部が検出する前記電圧値とから前記ピ
ストンならびに前記共振バネからなる系の共振周波数を
検出する共振周波数検出部と、前記上死点位置検出部が
検出する前記上死点位置に基づいて前記駆動部が前記ピ
ストンに印加する前記ピストン駆動力の電圧値を決定
し、かつ前記共振周波数検出部が検出する前記共振周波
数に基づいて前記駆動部が前記ピストンに印加する前記
ピストン駆動力の周波数を決定する制御部と、を備えた
振動型圧縮機である。
【0016】また、吸入弁と吐出弁が設けられた筒状体
のシリンダと、前記シリンダ内を軸方向に移動するピス
トンと、前記ピストンにピストン駆動力として交流電圧
を印加し前記ピストンを駆動する駆動部と、前記ピスト
ンに連結された共振バネと、前記ピストンの軸方向に連
結し前記ピストンの変移を検出しピストン位置信号とし
て出力する変位検出部と、前記変位検出部が検出する前
記ピストン位置信号から前記ピストンの上死点位置を検
出する上死点位置検出部と、前記変位検出部が検出する
前記ピストン位置信号から前記ピストンの運転周波数を
検出する運転周波数検出部と、前記駆動部が前記ピスト
ンに印加する前記ピストン駆動力の電流値を検出する電
流検出部と、前記運転周波数検出部が検出する前記運転
周波数と前記電流検出部が検出する前記電流値とから前
記ピストンならびに前記共振バネからなる系の共振周波
数を検出する共振周波数検出部と、前記上死点位置検出
部が検出する前記上死点位置に基づいて前記駆動部が前
記ピストンに印加する前記ピストン駆動力の電圧値を決
定し、かつ前記共振周波数検出部が検出する前記共振周
波数に基づいて前記駆動部が前記ピストンに印加する前
記ピストン駆動力の周波数を決定する制御部と、を備え
た振動型圧縮機である。
【0017】また、吸入弁と吐出弁が設けられた筒状体
のシリンダと、前記シリンダ内を軸方向に移動するピス
トンと、前記ピストンにピストン駆動力として交流電圧
を印加し前記ピストンを駆動する駆動部と、前記ピスト
ンに連結された共振バネと、前記ピストンの軸方向に連
結し前記ピストンの変移を検出しピストン位置信号とし
て出力する変位検出部と、前記変位検出部が検出する前
記ピストン位置信号から前記ピストンの上死点位置を検
出する上死点位置検出部と、前記変位検出部が検出する
前記ピストン位置信号と前記駆動部が前記ピストンに印
加する前記交流電圧とから前記ピストンおよび前記共振
バネからなる系の共振周波数を検出する共振周波数検出
部と、一定時間を計測し計測が終了すると信号を発信す
る計時部と、前記上死点位置検出部が検出する前記上死
点位置に基づいて前記駆動部が前記ピストンに印加する
前記ピストン駆動力の電圧値を決定し、かつ前記計時部
からの信号を元に前記共振周波数検出部が検出する前記
共振周波数に基づいて前記駆動部が前記ピストンに印加
する前記ピストン駆動力の周波数を決定する制御部と、
を備えた振動型圧縮機である。
【0018】また、吸入弁と吐出弁が設けられた筒状体
のシリンダと、前記シリンダ内を軸方向に移動するピス
トンと、前記ピストンにピストン駆動力として交流電圧
を印加し前記ピストンを駆動する駆動部と、前記ピスト
ンに連結された共振バネと、前記ピストンの軸方向に連
結し前記ピストンの変移を検出しピストン位置信号とし
て出力する変位検出部と、前記変位検出部が検出する前
記ピストン位置信号から前記ピストンの上死点位置を検
出する上死点位置検出部と、前記変位検出部が検出する
前記ピストン位置信号と前記駆動部が前記ピストンに印
加する前記交流電圧とから前記ピストンおよび前記共振
バネからなる系の共振周波数を検出する共振周波数検出
部と、一定時間を計測し計測が終了すると信号を発信す
る計時部と、前記上死点位置検出部が検出する前記上死
点位置に基づいて前記駆動部が前記ピストンに印加する
前記ピストン駆動力の電圧値を決定し、かつ前記計時部
からの信号を元に前記上死点位置検出部が検出する前記
上死点位置が予め定められた条件に合致するか判定して
合致する場合には前記共振周波数検出部が検出する前記
共振周波数に基づいて前記駆動部が前記ピストンに印加
する前記ピストン駆動力の周波数を決定する制御部と、
を備えた振動型圧縮機である。
【0019】また、吸入弁と吐出弁が設けられた筒状体
のシリンダと、前記シリンダ内を軸方向に移動するピス
トンと、前記ピストンにピストン駆動力として交流電圧
を印加し前記ピストンを駆動する駆動部と、前記ピスト
ンに連結された共振バネと、前記ピストンの軸方向に連
結し前記ピストンの変移を検出しピストン位置信号とし
て出力する変位検出部と、前記変位検出部が検出する前
記ピストン位置信号から前記ピストンの上死点位置を検
出する上死点位置検出部と、前記変位検出部が検出する
前記ピストン位置信号と前記駆動部が前記ピストンに印
加する前記交流電圧とから前記ピストンおよび前記共振
バネからなる系の共振周波数を検出する共振周波数検出
部と、前記上死点位置検出部が検出する前記上死点位置
に基づいて前記駆動部が前記ピストンに印加する前記ピ
ストン駆動力の電圧値を決定し、かつ前記上死点位置検
出部が検出する前記上死点位置が予め定められた条件に
合致するか判定して合致する場合には前記共振周波数検
出部が検出する前記共振周波数に基づいて前記駆動部が
前記ピストンに印加する前記ピストン駆動力の周波数を
決定する制御部と、を備えた振動型圧縮機である。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、吸入弁と吐出弁が設けられた筒状体のシリンダと、
前記シリンダ内を軸方向に移動するピストンと、前記ピ
ストンにピストン駆動力として交流電圧を印加し前記ピ
ストンを駆動する駆動部と、前記ピストンに連結された
共振バネと、前記ピストンの軸方向に連結し前記ピスト
ンの変移を検出しピストン位置信号として出力する変位
検出部と、前記変位検出部が検出する前記ピストン位置
信号から前記ピストンの上死点位置を検出する上死点位
置検出部と、前記変位検出部が検出する前記ピストン位
置信号から前記ピストンの運転周波数を検出する運転周
波数検出部と、前記駆動部が前記ピストンに印加する前
記ピストン駆動力の電圧値を検出する電圧検出部と、前
記運転周波数検出部が検出する前記運転周波数と前記電
圧検出部が検出する前記電圧値とから前記ピストンなら
びに前記共振バネからなる系の共振周波数を検出する共
振周波数検出部と、前記上死点位置検出部が検出する前
記上死点位置に基づいて前記駆動部が前記ピストンに印
加する前記ピストン駆動力の電圧値を決定し、かつ前記
共振周波数検出部が検出する前記共振周波数に基づいて
前記駆動部が前記ピストンに印加する前記ピストン駆動
力の周波数を決定する制御部と、を具備したことを特徴
とする振動型圧縮機としたものであり、駆動部が吸入弁
と吐出弁が設けられた筒状体のシリンダ内を軸方向に移
動するピストンにピストン駆動力として交流電圧を印加
し、変位検出部がピストンの変位を検出してピストン位
置信号として出力し、上死点位置検出部が変位検出部か
らのピストン位置信号によってピストンの上死点位置を
検出し、運転周波数検出部が変位検出部からのピストン
位置信号によってピストンの運転周波数を検出し、電圧
検出部がピストンにピストン駆動力として印加される交
流電圧の電圧値を検出し、共振周波数検出部が運転周波
数検出部が検出する運転周波数と電圧検出部が検出する
電圧値とからピストンならびに共振バネからなる系の共
振周波数を検出し、制御部が上死点位置偏差検出部が検
出する上死点位置偏差に基づいて駆動部がピストンに印
加するピストン駆動力の電圧値を決定し、かつ制御部が
共振周波数検出部が検出する共振周波数に基づいてピス
トンに印加するピストン駆動力の周波数値を決定すると
いう作用を有するものである。
【0021】請求項2に記載の発明は、吸入弁と吐出弁
が設けられた筒状体のシリンダと、前記シリンダ内を軸
方向に移動するピストンと、前記ピストンにピストン駆
動力として交流電圧を印加し前記ピストンを駆動する駆
動部と、前記ピストンに連結された共振バネと、前記ピ
ストンの軸方向に連結し前記ピストンの変移を検出しピ
ストン位置信号として出力する変位検出部と、前記変位
検出部が検出する前記ピストン位置信号から前記ピスト
ンの上死点位置を検出する上死点位置検出部と、前記変
位検出部が検出する前記ピストン位置信号から前記ピス
トンの運転周波数を検出する運転周波数検出部と、前記
駆動部が前記ピストンに印加する前記ピストン駆動力の
電流値を検出する電流検出部と、前記運転周波数検出部
が検出する前記運転周波数と前記電流検出部が検出する
前記電流値とから前記ピストンならびに前記共振バネか
らなる系の共振周波数を検出する共振周波数検出部と、
前記上死点位置検出部が検出する前記上死点位置に基づ
いて前記駆動部が前記ピストンに印加する前記ピストン
駆動力の電圧値を決定し、かつ前記共振周波数検出部が
検出する前記共振周波数に基づいて前記駆動部が前記ピ
ストンに印加する前記ピストン駆動力の周波数を決定す
る制御部と、を具備したことを特徴とする振動型圧縮機
としたものであり、駆動部が吸入弁と吐出弁が設けられ
た筒状体のシリンダ内を軸方向に移動するピストンにピ
ストン駆動力として交流電圧を印加し、変位検出部がピ
ストンの変位を検出してピストン位置信号として出力
し、上死点位置検出部が変位検出部からのピストン位置
信号によってピストンの上死点位置を検出し、運転周波
数検出部が変位検出部からのピストン位置信号によって
ピストンの運転周波数を検出し、電流検出部がピストン
にピストン駆動力として印加される交流電圧の電流値を
検出し、共振周波数検出部が運転周波数検出部が検出す
る運転周波数と電流検出部が検出する電流値とからピス
トンならびに共振バネからなる系の共振周波数を検出
し、制御部が上死点位置偏差検出部が検出する上死点位
置偏差に基づいて駆動部がピストンに印加するピストン
駆動力の電圧値を決定し、かつ制御部が共振周波数検出
部が検出する共振周波数に基づいてピストンに印加する
ピストン駆動力の周波数値を決定するという作用を有す
るものである。
【0022】請求項3に記載の発明は、吸入弁と吐出弁
が設けられた筒状体のシリンダと、前記シリンダ内を軸
方向に移動するピストンと、前記ピストンにピストン駆
動力として交流電圧を印加し前記ピストンを駆動する駆
動部と、前記ピストンに連結された共振バネと、前記ピ
ストンの軸方向に連結し前記ピストンの変移を検出しピ
ストン位置信号として出力する変位検出部と、前記変位
検出部が検出する前記ピストン位置信号から前記ピスト
ンの上死点位置を検出する上死点位置検出部と、前記変
位検出部が検出する前記ピストン位置信号と前記駆動部
が前記ピストンに印加する前記交流電圧とから前記ピス
トンおよび前記共振バネからなる系の共振周波数を検出
する共振周波数検出部と、一定時間を計測し計測が終了
すると信号を発信する計時部と、前記上死点位置検出部
が検出する前記上死点位置に基づいて前記駆動部が前記
ピストンに印加する前記ピストン駆動力の電圧値を決定
し、かつ前記計時部からの信号を元に前記共振周波数検
出部が検出する前記共振周波数に基づいて前記駆動部が
前記ピストンに印加する前記ピストン駆動力の周波数を
決定する制御部と、を具備したことを特徴とする振動型
圧縮機としたものであり、駆動部が吸入弁と吐出弁が設
けられた筒状体のシリンダ内を軸方向に移動するピスト
ンにピストン駆動力として交流電圧を印加し、変位検出
部がピストンの変位を検出してピストン位置信号として
出力し、上死点位置検出部が変位検出部からのピストン
位置信号によってピストンの上死点位置を検出し、共振
周波数検出部が変位検出部からのピストン位置信号と駆
動部がピストンに印加する交流電圧とからピストンおよ
び共振バネからなる系の共振周波数を検出し、計時部が
一定時間を計測し計測が終了すると信号を発信し、制御
部が上死点位置偏差検出部が検出する上死点位置偏差に
基づいて駆動部がピストンに印加するピストン駆動力の
電圧値を決定し、かつ制御部が計時部からの信号を元に
共振周波数検出部が検出する共振周波数に基づいてピス
トンに印加するピストン駆動力の周波数値を決定すると
いう作用を有するものである。
【0023】請求項4に記載の発明は、吸入弁と吐出弁
が設けられた筒状体のシリンダと、前記シリンダ内を軸
方向に移動するピストンと、前記ピストンにピストン駆
動力として交流電圧を印加し前記ピストンを駆動する駆
動部と、前記ピストンに連結された共振バネと、前記ピ
ストンの軸方向に連結し前記ピストンの変移を検出しピ
ストン位置信号として出力する変位検出部と、前記変位
検出部が検出する前記ピストン位置信号から前記ピスト
ンの上死点位置を検出する上死点位置検出部と、前記変
位検出部が検出する前記ピストン位置信号と前記駆動部
が前記ピストンに印加する前記交流電圧とから前記ピス
トンおよび前記共振バネからなる系の共振周波数を検出
する共振周波数検出部と、一定時間を計測し計測が終了
すると信号を発信する計時部と、前記上死点位置検出部
が検出する前記上死点位置に基づいて前記駆動部が前記
ピストンに印加する前記ピストン駆動力の電圧値を決定
し、かつ前記計時部からの信号を元に前記上死点位置検
出部が検出する前記上死点位置が予め定められた条件に
合致するか判定して合致する場合には前記共振周波数検
出部が検出する前記共振周波数に基づいて前記駆動部が
前記ピストンに印加する前記ピストン駆動力の周波数を
決定する制御部と、を具備したことを特徴とする振動型
圧縮機としたものであり、駆動部が吸入弁と吐出弁が設
けられた筒状体のシリンダ内を軸方向に移動するピスト
ンにピストン駆動力として交流電圧を印加し、変位検出
部がピストンの変位を検出してピストン位置信号として
出力し、上死点位置検出部が変位検出部からのピストン
位置信号によってピストンの上死点位置を検出し、共振
周波数検出部が変位検出部からのピストン位置信号と駆
動部がピストンに印加する交流電圧とからピストンおよ
び共振バネからなる系の共振周波数を検出し、計時部が
一定時間を計測し計測が終了すると信号を発信し、制御
部が上死点位置偏差検出部が検出する上死点位置偏差に
基づいて駆動部がピストンに印加するピストン駆動力の
電圧値を決定し、かつ制御部が計時部からの信号を元に
上死点位置検出部が検出する上死点位置が予め定められ
た条件に合致するか判定して合致する場合には共振周波
数検出部が検出する共振周波数に基づいてピストンに印
加するピストン駆動力の周波数値を決定するという作用
を有するものである。
【0024】請求項5に記載の発明は、吸入弁と吐出弁
が設けられた筒状体のシリンダと、前記シリンダ内を軸
方向に移動するピストンと、前記ピストンにピストン駆
動力として交流電圧を印加し前記ピストンを駆動する駆
動部と、前記ピストンに連結された共振バネと、前記ピ
ストンの軸方向に連結し前記ピストンの変移を検出しピ
ストン位置信号として出力する変位検出部と、前記変位
検出部が検出する前記ピストン位置信号から前記ピスト
ンの上死点位置を検出する上死点位置検出部と、前記変
位検出部が検出する前記ピストン位置信号と前記駆動部
が前記ピストンに印加する前記交流電圧とから前記ピス
トンおよび前記共振バネからなる系の共振周波数を検出
する共振周波数検出部と、前記上死点位置検出部が検出
する前記上死点位置に基づいて前記駆動部が前記ピスト
ンに印加する前記ピストン駆動力の電圧値を決定し、か
つ前記上死点位置検出部が検出する前記上死点位置が予
め定められた条件に合致するか判定して合致する場合に
は前記共振周波数検出部が検出する前記共振周波数に基
づいて前記駆動部が前記ピストンに印加する前記ピスト
ン駆動力の周波数を決定する制御部と、を具備したこと
を特徴とする振動型圧縮機としたものであり、駆動部が
吸入弁と吐出弁が設けられた筒状体のシリンダ内を軸方
向に移動するピストンにピストン駆動力として交流電圧
を印加し、変位検出部がピストンの変位を検出してピス
トン位置信号として出力し、上死点位置検出部が変位検
出部からのピストン位置信号によってピストンの上死点
位置を検出し、共振周波数検出部が変位検出部からのピ
ストン位置信号と駆動部がピストンに印加する交流電圧
とからピストンおよび共振バネからなる系の共振周波数
を検出し、制御部が上死点位置偏差検出部が検出する上
死点位置偏差に基づいて駆動部がピストンに印加するピ
ストン駆動力の電圧値を決定し、かつ制御部が上死点位
置検出部が検出する上死点位置が予め定められた条件に
合致するか判定して合致する場合には共振周波数検出部
が検出する共振周波数に基づいてピストンに印加するピ
ストン駆動力の周波数値を決定するという作用を有する
ものである。
【0025】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図10を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の第一の実施の形態に
おける振動型圧縮機の構成図である。図2は同実施の形
態における振動型圧縮機の動作を示すフローチャートで
ある。
【0026】図1で、100(a)は吸入弁、100
(b)は吐出弁、101はシリンダで、102はピスト
ンで、103は駆動部で、104は共振バネで、105
は変位検出部で、106は上死点位置検出部で、107
は運転周波数検出部で、108は電圧検出部で、109
は共振周波数検出部で、110は制御部である。
【0027】図中、ピストン102は駆動部103から
の駆動力によってシリンダ101の内部を縦方向に移動
する。
【0028】変位検出部104は差動トランス等から構
成され、ピストン102の縦方向に連結されており、ピ
ストン102の変位を差動トランスの出力電圧値などの
ピストン位置信号として検出する。
【0029】上死点位置検出部106は変位検出部10
4の検出したピストン102の位置信号から、ピストン
102が往復運動を行なう際の最もシリンダ101に取
り付けられた弁に近付いた点を上死点位置として検出す
る。この動作は、例えばピストン102がシリンダ10
1に取り付けられた弁に最も近付いてから一旦遠ざかり
次に最も近付くまで、あるいは最も遠ざかってから一旦
近付き次に最も遠ざかるまで等のように、ピストン10
2の往復運動の1周期毎に上死点位置を検出するものと
する。ここで、上死点位置検出部106が検出する上死
点位置は、例えばシリンダ101に取り付けられた弁か
らの距離で600μmなどのように表現してもよいし、
往復運動を行なうピストン102の振幅中心からの距離
で7.50mmなどのように表現してもよい。
【0030】運転周波数検出部107は変位検出部10
4の検出したピストン102の位置信号から、ピストン
102が往復運動を行なう際の運転周波数を検出する。
この動作は、例えばピストン102がシリンダ101に
取り付けられた弁に最も近付いてから一旦遠ざかり次に
最も近付くまで、あるいは最も遠ざかってから一旦近付
き次に最も遠ざかるまでの時間を計測する等のようにし
て運転周波数を検出する。
【0031】電圧検出部108は駆動部103がピスト
ン102にピストン駆動力として印加する交流電圧の電
圧値を検出する。
【0032】共振周波数検出部109はピストン102
および共振バネ104からなる系の共振周波数を検出す
る。これは、上死点位置検出部106が検出するピスト
ン102の上死点位置が一定ならばピストン102が共
振周波数で往復運動を行なった際に駆動部103から印
加される交流電圧の電圧値が最小になることを利用し、
定められた範囲内で駆動部103がピストン102に印
加する交流電圧の周波数値を変化させてその時の電圧値
の変化を電圧検出部108で検出し、電圧値が最小とな
る時の周波数値をピストン102および共振バネ104
からなる系の共振周波数と決定する。
【0033】制御部110は、上死点位置検出部106
が検出する上死点位置が予め定められた一定の値となる
ように負荷変動などによってピストン102の上死点位
置が予め定められた値からずれた場合に駆動部103が
ピストン102に印加する交流電圧の電圧値を上死点位
置検出部106が検出する上死点位置に基づいて決定す
る。さらに、制御部110は共振周波数検出部109が
共振周波数を検出する際に共振周波数検出部109の指
令に基づいて駆動部103がピストン102に印加する
交流電圧の周波数値を変化させ、共振周波数検出部10
9がピストン102の共振周波数および共振バネ104
からなる系の共振周波数を検出した後には検出した共振
周波数に基づいて駆動部103がピストン102に印加
する交流電圧の周波数値を決定する。
【0034】前述のように構成された本発明の第一の実
施の形態における振動型圧縮機の動作の一具体例を図2
のフローチャートを用いて説明する。
【0035】手順1001:駆動部103が所定のピス
トン駆動力でピストン102を駆動する(図2の100
1部)。
【0036】手順1002:変位検出部105がピスト
ン102の変位を検出しピストン位置信号として出力す
る(図2の1002部)。
【0037】手順1003:上死点位置検出部106が
手順1002で変位検出部105が出力したピストン位
置信号を元にピストン102の上死点位置を検出する
(図2の1003部)。
【0038】手順1004:制御部110が手順100
3で上死点位置検出部106が検出した上死点位置を元
に駆動部103がピストン102に印加する交流電圧の
電圧値を決定する(図2の1004部)。
【0039】手順1005:運転周波数検出部107が
手順1002で変位検出部105が出力したピストン位
置信号を元にピストン102の運転周波数を検出する
(図2の1005部)。
【0040】手順1006:電圧検出部108が駆動部
103がピストン102に印加する交流電圧の電圧値を
検出する(図2の1006部)。
【0041】手順1007:共振周波数検出部109が
手順1006で検出した電圧値が最小かどうか判断する
(図2の1007部)。
【0042】手順1008:手順1007において電圧
値が最小でなければ共振周波数検出部109が駆動部1
03がピストン102に印加する交流電圧の周波数を変
化させる(図2の1008部)。
【0043】手順1009:手順1007において電圧
値が最小であれば共振周波数検出部109はこの時の周
波数値を共振周波数として検出する(図2の1009
部)。
【0044】手順1010:制御部110が手順100
9で検出された共振周波数に基づいて駆動部103がピ
ストン102に印加する交流電圧の周波数値を決定する
(図2の1010部)。
【0045】以上のように本発明の第一の実施の形態に
おける振動型圧縮機は、ピストン102にピストン駆動
力として交流電圧を与える駆動部103と、ピストン1
02の軸方向に連結されピストン102の変位を検出し
てピストン位置信号として出力する変位検出部105
と、変位検出部105からのピストン位置信号からピス
トン102の上死点位置を検出する上死点位置検出部1
06と、変位検出部105からのピストン位置信号から
ピストン102の運転周波数を検出する運転周波数検出
部107と、駆動部103がピストン102に印加する
ピストン駆動力の電圧値を検出する電圧検出部108
と、ピストン102および共振バネ104からなる系の
共振周波数を検出する共振周波数検出部109と、上死
点位置検出部106が検出する上死点位置に基づいて駆
動部103がピストン102に印加するピストン駆動力
の電圧値を決定し、かつ共振周波数検出部109が検出
する前振周波数に基づいて駆動部103がピストン10
2に印加するピストン駆動力の周波数を決定する制御部
110とを具備しているので、ピストン102が往復運
動を行なう際の上死点位置を常に所望の位置に保ちなが
ら温度条件や圧力条件などの外部条件変化時にも共振周
波数でピストン102の往復運動を行なうことができ、
圧縮効率を向上させることが可能である振動型圧縮機で
ある。
【0046】(実施の形態2)図3は、本発明の第二の
実施の形態における振動型圧縮機の構成図である。図4
は同実施の形態における振動型圧縮機の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0047】図3で、本発明の第一の実施の形態におけ
る振動型圧縮機と同一構成については、同一符号を付し
て詳細な説明は省略する。
【0048】図3で208は電流検出部で、209は共
振周波数検出部で、110は制御部である。
【0049】図中、電流検知部208は駆動部103が
ピストン102にピストン駆動力として印加する交流電
圧の電流値を検出する。
【0050】共振周波数検出部109はピストン102
および共振バネ104からなる系の共振周波数を検出す
る。これは、上死点位置検出部106が検出するピスト
ン102の上死点位置が一定ならばピストン102が共
振周波数で往復運動を行なった際に駆動部103から印
加される交流電圧の電流値が最小になることを利用し、
定められた範囲内で駆動部103がピストン102に印
加する交流電圧の周波数値を変化させてその時の電流値
の変化を電流検出部108で検出し、電流値が最小とな
る時の周波数値をピストン102および共振バネ104
からなる系の共振周波数と決定する。
【0051】前述のように構成された本発明の第二の実
施の形態における振動型圧縮機の動作の一具体例を図4
のフローチャートを用いて説明する。
【0052】手順2001:駆動部103が所定のピス
トン駆動力でピストン102を駆動する(図4の200
1部)。
【0053】手順2002:変位検出部105がピスト
ン102の変位を検出しピストン位置信号として出力す
る(図4の2002部)。
【0054】手順2003:上死点位置検出部106が
手順2002で変位検出部105が出力したピストン位
置信号を元にピストン102の上死点位置を検出する
(図4の2003部)。
【0055】手順2004:制御部110が手順200
3で上死点位置検出部106が検出した上死点位置を元
に駆動部103がピストン102に印加する交流電圧の
電圧値を決定する(図4の2004部)。
【0056】手順2005:運転周波数検出部107が
手順2002で変位検出部105が出力したピストン位
置信号を元にピストン102の運転周波数を検出する
(図4の2005部)。
【0057】手順2006:電流検出部108が駆動部
103がピストン102に印加する交流電圧の電流値を
検出する(図4の2006部)。
【0058】手順2007:共振周波数検出部109が
手順2006で検出した電流値が最小かどうか判断する
(図4の2007部)。
【0059】手順2008:手順2007において電流
値が最小でなければ共振周波数検出部109が駆動部1
03がピストン102に印加する交流電圧の周波数を変
化させる(図4の2008部)。
【0060】手順2009:手順2007において電流
値が最小であれば共振周波数検出部109はこの時の周
波数値を共振周波数として検出する(図4の2009
部)。
【0061】手順2010:制御部110が手順200
9で検出された共振周波数に基づいて駆動部103がピ
ストン102に印加する交流電圧の周波数値を決定する
(図4の2010部)。
【0062】以上のように本発明の第二の実施の形態に
おける振動型圧縮機は、ピストン102にピストン駆動
力として交流電圧を与える駆動部103と、ピストン1
02の軸方向に連結されピストン102の変位を検出し
てピストン位置信号として出力する変位検出部105
と、変位検出部105からのピストン位置信号からピス
トン102の上死点位置を検出する上死点位置検出部1
06と、変位検出部105からのピストン位置信号から
ピストン102の運転周波数を検出する運転周波数検出
部107と、駆動部103がピストン102に印加する
ピストン駆動力の電流値を検出する電流検出部108
と、ピストン102および共振バネ104からなる系の
共振周波数を検出する共振周波数検出部109と、上死
点位置検出部106が検出する上死点位置に基づいて駆
動部103がピストン102に印加するピストン駆動力
の電圧値を決定し、かつ共振周波数検出部109が検出
する前振周波数に基づいて駆動部103がピストン10
2に印加するピストン駆動力の周波数を決定する制御部
110とを具備しているので、ピストン102が往復運
動を行なう際の上死点位置を常に所望の位置に保ちなが
ら温度条件や圧力条件などの外部条件変化時にも共振周
波数でピストン102の往復運動を行なうことができ、
圧縮効率を向上させることが可能である振動型圧縮機で
ある。
【0063】(実施の形態3)図5は、本発明の第三の
実施の形態における振動型圧縮機の構成図である。図6
は同実施の形態における振動型圧縮機の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0064】図5で、本発明の第一の実施の形態におけ
る振動型圧縮機ならびに本発明の第二の実施の形態にお
ける振動型圧縮機と同一構成については、同一符号を付
して詳細な説明は省略する。
【0065】図5で、309は共振周波数検出部で、3
10は制御部で、311は計時部である。
【0066】図中、共振周波数検出部309はピストン
102および共振バネ104からなる系の共振周波数を
検出する。これは、上死点位置検出部106が検出する
ピストン102の上死点位置が一定ならばピストン10
2が共振周波数で往復運動を行なった際に駆動部103
から印加される交流電圧の電圧値ならびに電流値が最小
になることを利用し、定められた範囲内で駆動部103
がピストン102に印加する交流電圧の周波数値を変化
させてその時の電圧値もしくは電流値の変化を検出し、
電圧値もしくは電流値が最小となる時の周波数値をピス
トン102および共振バネ104からなる系の共振周波
数と決定する。
【0067】制御部310は、上死点位置検出部106
が検出する上死点位置が予め定められた一定の値となる
ように負荷変動などによってピストン102の上死点位
置が予め定められた値からずれた場合に駆動部103が
ピストン102に印加する交流電圧の電圧値を上死点位
置検出部106が検出する上死点位置に基づいて決定す
る。さらに、制御部310は計時部311からの信号を
元に共振周波数検出部309に共振周波数検出開始の指
令を発信し、共振周波数検出部309が共振周波数検出
を開始した際には共振周波数検出部309の指令に基づ
いて駆動部103がピストン102に印加する交流電圧
の周波数値を変化させ、共振周波数検出部309がピス
トン102の共振周波数および共振バネ104からなる
系の共振周波数を検出した後には検出した共振周波数に
基づいて駆動部103がピストン102に印加する交流
電圧の周波数値を決定する。
【0068】計時部311は予め定められた時間を計測
し、計測が終了すると制御部310に信号を発する。
【0069】前述のように構成された本発明の第三の実
施の形態における振動型圧縮機の動作の一具体例を図6
のフローチャートを用いて説明する。
【0070】手順3001:駆動部103が所定のピス
トン駆動力でピストン102を駆動する(図6の300
1部)。
【0071】手順3002:変位検出部105がピスト
ン102の変位を検出しピストン位置信号として出力す
る(図6の3002部)。
【0072】手順3003:上死点位置検出部106が
手順3002で変位検出部105が出力したピストン位
置信号を元にピストン102の上死点位置を検出する
(図6の3003部)。
【0073】手順3004:制御部310が手順300
3で上死点位置検出部106が検出した上死点位置を元
に駆動部103がピストン102に印加する交流電圧の
電圧値を決定する(図6の3004部)。
【0074】手順3005:計時部311が予め定めら
れた一定時間を計測(図6の3005部)し、一定時間
が経過していなければ手順3002から手順3004を
繰り返し実行する。
【0075】手順3006:手順3005で計時部31
1が一定時間の計測を終了していれば計時部311は制
御部310に信号を発信し、制御部310は計時部31
1からの信号を元に共振周波数検出部309に共振周波
数検出を開始させる(図6の3005部)。
【0076】手順3007:共振周波数検出部309が
共振周波数を検出する(図6の3006部)。
【0077】手順3008:制御部310が手順300
7で検出された共振周波数に基づいて駆動部103がピ
ストン102に印加する交流電圧の周波数値を決定する
(図6の3007部)。
【0078】以上のように本発明の第三の実施の形態に
おける振動型圧縮機は、ピストン102にピストン駆動
力として交流電圧を与える駆動部103と、ピストン1
02の軸方向に連結されピストン102の変位を検出し
てピストン位置信号として出力する変位検出部105
と、変位検出部105からのピストン位置信号からピス
トン102の上死点位置を検出する上死点位置検出部1
06と、変位検出部105からのピストン位置信号と駆
動部103がピストン102に印加する交流電圧とから
ピストン102および共振バネ104からなる系の共振
周波数を検出する共振周波数検出部309と、一定時間
を計測し計測が終了すると信号を発信する計時部311
と、上死点位置検出部106が検出する上死点位置に基
づいて駆動部103がピストン102に印加するピスト
ン駆動力の電圧値を決定し、かつ計時部311からの信
号を元に共振周波数検出部309が検出する共振周波数
に基づいて駆動部103がピストン102に印加するピ
ストン駆動力の周波数を決定する制御部と、を具備して
いるので、ピストン102が往復運動を行なう際の上死
点位置を常に所望の位置に保つだけでなく、温度条件や
圧力条件などの外部条件変化時にも共振周波数でピスト
ン102の往復運動を行なうことができ、圧縮効率を向
上させることが可能である振動型圧縮機である。
【0079】(実施の形態4)図7は、本発明の第四の
実施の形態における振動型圧縮機の構成図である。図8
は同実施の形態における振動型圧縮機の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0080】図7で、本発明の第一の実施の形態におけ
る振動型圧縮機ならびに本発明の第二の実施の形態、本
発明の第三の実施の形態における振動型圧縮機と同一構
成については、同一符号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0081】図7で、410は制御部で上死点位置検出
部106が検出する上死点位置が予め定められた一定の
値となるように負荷変動などによってピストン102の
上死点位置が予め定められた値からずれた場合に駆動部
103がピストン102に印加する交流電圧の電圧値を
上死点位置検出部106が検出する上死点位置に基づい
て決定する。さらに、制御部410は計時部311から
の信号を元に、上死点位置検出部106が検出するピス
トン102の上死点位置が予め定められた条件を満たし
ているか否かを判定する。この際の条件とは例えば予め
与えられた上死点位置基準値からの偏差を用いて「上死
点位置基準値と上死点位置検出部106が検出するピス
トン102の上死点位置との偏差が±1.00mm以
上」などや、前回上死点位置検出部106が検出したピ
ストン102の上死点位置を記憶しておき「前回の上死
点位置との偏差が±500μm以上」などのように相対
量で条件を設定してもよいし、あるいは「上死点位置検
出部106が検出するピストン102の上死点位置が
1.5mm以上」などのように絶対量で条件を設定して
もよいものとする。
【0082】制御部410は条件判定の後、条件に合致
していれば共振周波数検出部309に共振周波数検出開
始の指令を発信し、共振周波数検出部309が共振周波
数検出を開始した際には共振周波数検出部309の指令
に基づいて駆動部103がピストン102に印加する交
流電圧の周波数値を変化させ、共振周波数検出部309
がピストン102の共振周波数および共振バネ104か
らなる系の共振周波数を検出した後には検出した共振周
波数に基づいて駆動部103がピストン102に印加す
る交流電圧の周波数値を決定する。
【0083】前述のように構成された本発明の第四の実
施の形態における振動型圧縮機の動作の一具体例を図8
のフローチャートを用いて説明する。
【0084】手順4001:駆動部103が所定のピス
トン駆動力でピストン102を駆動する(図8の400
1部)。
【0085】手順4002:変位検出部105がピスト
ン102の変位を検出しピストン位置信号として出力す
る(図8の4002部)。
【0086】手順4003:上死点位置検出部106が
手順4002で変位検出部105が出力したピストン位
置信号を元にピストン102の上死点位置を検出する
(図8の4003部)。
【0087】手順4004:制御部410が手順400
3で上死点位置検出部106が検出した上死点位置を元
に駆動部103がピストン102に印加する交流電圧の
電圧値を決定する(図8の4004部)。
【0088】手順4005:計時部311が予め定めら
れた一定時間を計測し(図8の4005部)、一定時間
が経過していなければ手順4002から手順4004を
繰り返し実行する。
【0089】手順4006:手順4005で計時部31
1が一定時間の計測を終了していれば計時部311は制
御部410に信号を発信し、制御部410は計時部31
1からの信号を元に予め定められた条件に合致するか判
定する(図8の4006部)。
【0090】手順4007:手順4006で予め定めら
れた条件に合致していなければ手順4002から手順4
005を繰り返し実行し、予め定められた条件に合致し
ていれば共振周波数検出部309に共振周波数検出を開
始させる(図8の4006部)。
【0091】手順4008:共振周波数検出部309が
共振周波数を検出する(図8の4007部)。
【0092】手順4009:制御部410が手順400
8で検出された共振周波数に基づいて駆動部103がピ
ストン102に印加する交流電圧の周波数値を決定する
(図8の4008部)。
【0093】以上のように本発明の第四の実施の形態に
おける振動型圧縮機は、ピストン102にピストン駆動
力として交流電圧を与える駆動部103と、ピストン1
02の軸方向に連結されピストン102の変位を検出し
てピストン位置信号として出力する変位検出部105
と、変位検出部105からのピストン位置信号からピス
トン102の上死点位置を検出する上死点位置検出部1
06と、変位検出部105からのピストン位置信号と駆
動部103がピストン102に印加する交流電圧とから
ピストン102および共振バネ104からなる系の共振
周波数を検出する共振周波数検出部309と、一定時間
を計測し計測が終了すると信号を発信する計時部311
と、上死点位置検出部106が検出する上死点位置に基
づいて駆動部103がピストン102に印加するピスト
ン駆動力の電圧値を決定し、かつ計時部311からの信
号を元に上死点位置検出部106が検出する上死点位置
が予め定められた条件に合致するか判定して合致する場
合には共振周波数検出部309が検出する共振周波数に
基づいて駆動部103がピストン102に印加するピス
トン駆動力の周波数を決定する制御部と、を具備してい
るので、ピストン102が往復運動を行なう際の上死点
位置を常に所望の位置に保つだけでなく、温度条件や圧
力条件などの外部条件変化時にも共振周波数でピストン
102の往復運動を行なうことができ、圧縮効率を向上
させることが可能である振動型圧縮機である。
【0094】(実施の形態5)図9は、本発明の第五の
実施の形態における振動型圧縮機の構成図である。図1
0は同実施の形態における振動型圧縮機の動作を示すフ
ローチャートである。
【0095】図9で、本発明の第一の実施の形態におけ
る振動型圧縮機ならびに本発明の第二の実施の形態、本
発明の第三の実施の形態、本発明の第四の実施の形態に
おける振動型圧縮機と同一構成については、同一符号を
付して詳細な説明は省略する。
【0096】図9で、510は制御部で上死点位置検出
部106が検出する上死点位置が予め定められた一定の
値となるように負荷変動などによってピストン102の
上死点位置が予め定められた値からずれた場合に駆動部
103がピストン102に印加する交流電圧の電圧値を
上死点位置検出部106が検出する上死点位置に基づい
て決定する。さらに、制御部510は上死点位置検出部
106が検出するピストン102の上死点位置が予め定
められた条件を満たしているか否かを判定する。この際
の条件とは例えば予め与えられた上死点位置基準値から
の偏差を用いて「上死点位置基準値と上死点位置検出部
106が検出するピストン102の上死点位置との偏差
が±1.00mm以上」などや、前回上死点位置検出部
106が検出したピストン102の上死点位置を記憶し
ておき「前回の上死点位置との偏差が±500μm以
上」などのように相対量で条件を設定してもよいし、あ
るいは「上死点位置検出部106が検出するピストン1
02の上死点位置が1.5mm以上」などのように絶対
量で条件を設定してもよいものとする。
【0097】制御部510は条件判定の後、条件に合致
していれば共振周波数検出部309に共振周波数検出開
始の指令を発信し、共振周波数検出部309が共振周波
数検出を開始した際には共振周波数検出部309の指令
に基づいて駆動部103がピストン102に印加する交
流電圧の周波数値を変化させ、共振周波数検出部309
がピストン102の共振周波数および共振バネ104か
らなる系の共振周波数を検出した後には検出した共振周
波数に基づいて駆動部103がピストン102に印加す
る交流電圧の周波数値を決定する。
【0098】前述のように構成された本発明の第五の実
施の形態における振動型圧縮機の動作の一具体例を図1
0のフローチャートを用いて説明する。
【0099】手順5001:駆動部103が所定のピス
トン駆動力でピストン102を駆動する(図10の50
01部)。
【0100】手順5002:変位検出部105がピスト
ン102の変位を検出しピストン位置信号として出力す
る(図10の5002部)。
【0101】手順5003:上死点位置検出部106が
手順4002で変位検出部105が出力したピストン位
置信号を元にピストン102の上死点位置を検出する
(図10の5003部)。
【0102】手順5004:制御部510が手順500
3で上死点位置検出部106が検出した上死点位置を元
に駆動部103がピストン102に印加する交流電圧の
電圧値を決定する(図10の5004部)。
【0103】手順5005:制御部510が予め定めら
れた条件に合致するか判定し(図10の5006部)、
条件に合致していなければ手順5002から手順500
4を繰り返し実行し、予め定められた条件に合致してい
れば共振周波数検出部309に共振周波数検出を開始さ
せる。
【0104】手順5006:共振周波数検出部309が
共振周波数を検出する(図10の5006部)。
【0105】手順5007:制御部510が手順400
6で検出された共振周波数に基づいて駆動部103がピ
ストン102に印加する交流電圧の周波数値を決定する
(図10の5007部)。
【0106】以上のように本発明の第五の実施の形態に
おける振動型圧縮機は、ピストン102にピストン駆動
力として交流電圧を与える駆動部103と、ピストン1
02の軸方向に連結されピストン102の変位を検出し
てピストン位置信号として出力する変位検出部105
と、変位検出部105からのピストン位置信号からピス
トン102の上死点位置を検出する上死点位置検出部1
06と、変位検出部105からのピストン位置信号と駆
動部103がピストン102に印加する交流電圧とから
ピストン102および共振バネ104からなる系の共振
周波数を検出する共振周波数検出部309と、上死点位
置検出部106が検出する上死点位置に基づいて駆動部
103がピストン102に印加するピストン駆動力の電
圧値を決定し、かつ上死点位置検出部106が検出する
上死点位置が予め定められた条件に合致するか判定して
合致する場合には共振周波数検出部309が検出する共
振周波数に基づいて駆動部103がピストン102に印
加するピストン駆動力の周波数を決定する制御部と、を
具備しているので、ピストン102が往復運動を行なう
際の上死点位置を常に所望の位置に保つだけでなく、温
度条件や圧力条件などの外部条件変化時にも共振周波数
でピストン102の往復運動を行なうことができ、圧縮
効率を向上させることが可能である振動型圧縮機であ
る。
【0107】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ピストン
にピストン駆動力として交流電圧を与える駆動部と、ピ
ストンの軸方向に連結されピストンの変位を検出してピ
ストン位置信号として出力する変位検出部と、変位検出
部からのピストン位置信号からピストンの上死点位置を
検出する上死点位置検出部と、変位検出部からのピスト
ン位置信号からピストンの運転周波数を検出する運転周
波数検出部と、駆動部がピストンに印加するピストン駆
動力の電圧値を検出する電圧検出部と、ピストンおよび
共振バネからなる系の共振周波数を検出する共振周波数
検出部と、上死点位置検出部が検出する上支点位置に基
づいて駆動部がピストンに印加するピストン駆動力の電
圧値を決定し、かつ共振周波数検出部が検出する前振周
波数に基づいて駆動部がピストンに印加するピストン駆
動力の周波数を決定する制御部とを具備しているので、
ピストンが往復運動を行なう際の上死点位置を常に所望
の位置に保ちながら温度条件や圧力条件などの外部条件
変化時にも共振周波数でピストンの往復運動を行なうこ
とができ、圧縮効率を向上させることが可能である振動
型圧縮機である。
【0108】また、ピストンにピストン駆動力として交
流電圧を与える駆動部と、ピストンの軸方向に連結され
ピストンの変位を検出してピストン位置信号として出力
する変位検出部と、変位検出部からのピストン位置信号
からピストンの上死点位置を検出する上死点位置検出部
と、変位検出部からのピストン位置信号からピストンの
運転周波数を検出する運転周波数検出部と、駆動部がピ
ストンに印加するピストン駆動力の電流値を検出する電
流検出部と、ピストンおよび共振バネからなる系の共振
周波数を検出する共振周波数検出部と、上死点位置検出
部が検出する上死点位置に基づいて駆動部がピストンに
印加するピストン駆動力の電圧値を決定し、かつ共振周
波数検出部が検出する前振周波数に基づいて駆動部がピ
ストンに印加するピストン駆動力の周波数を決定する制
御部とを具備しているので、ピストンが往復運動を行な
う際の上死点位置を常に所望の位置に保ちながら温度条
件や圧力条件などの外部条件変化時にも共振周波数でピ
ストンの往復運動を行なうことができ、圧縮効率を向上
させることが可能である振動型圧縮機である。
【0109】また、ピストンにピストン駆動力として交
流電圧を与える駆動部と、ピストンの軸方向に連結され
ピストンの変位を検出してピストン位置信号として出力
する変位検出部と、変位検出部からのピストン位置信号
からピストンの上死点位置を検出する上死点位置検出部
と、変位検出部からのピストン位置信号と駆動部がピス
トンに印加する交流電圧とからピストンおよび共振バネ
からなる系の共振周波数を検出する共振周波数検出部
と、一定時間を計測し計測が終了すると信号を発信する
計時部と、上死点位置検出部が検出する上死点位置に基
づいて駆動部がピストンに印加するピストン駆動力の電
圧値を決定し、かつ計時部からの信号を元に共振周波数
検出部が検出する共振周波数に基づいて駆動部がピスト
ンに印加するピストン駆動力の周波数を決定する制御部
と、を具備しているので、ピストンが往復運動を行なう
際の上死点位置を常に所望の位置に保つだけでなく、温
度条件や圧力条件などの外部条件変化時にも共振周波数
でピストンの往復運動を行なうことができ、圧縮効率を
向上させることが可能である振動型圧縮機である。
【0110】また、ピストンにピストン駆動力として交
流電圧を与える駆動部と、ピストンの軸方向に連結され
ピストンの変位を検出してピストン位置信号として出力
する変位検出部と、変位検出部からのピストン位置信号
からピストンの上死点位置を検出する上死点位置検出部
と、変位検出部からのピストン位置信号と駆動部がピス
トンに印加する交流電圧とからピストンおよび共振バネ
からなる系の共振周波数を検出する共振周波数検出部
と、一定時間を計測し計測が終了すると信号を発信する
計時部と、上死点位置検出部が検出する上死点位置に基
づいて駆動部がピストンに印加するピストン駆動力の電
圧値を決定し、かつ計時部からの信号を元に上死点位置
検出部が検出する上死点位置が予め定められた条件に合
致するか判定して合致する場合には共振周波数検出部が
検出する共振周波数に基づいて駆動部がピストンに印加
するピストン駆動力の周波数を決定する制御部と、を具
備しているので、ピストンが往復運動を行なう際の上死
点位置を常に所望の位置に保つだけでなく、温度条件や
圧力条件などの外部条件変化時にも共振周波数でピスト
ンの往復運動を行なうことができ、圧縮効率を向上させ
ることが可能である振動型圧縮機である。
【0111】また、ピストンにピストン駆動力として交
流電圧を与える駆動部と、ピストンの軸方向に連結され
ピストンの変位を検出してピストン位置信号として出力
する変位検出部と、変位検出部からのピストン位置信号
からピストンの上死点位置を検出する上死点位置検出部
と、変位検出部からのピストン位置信号と駆動部がピス
トンに印加する交流電圧とからピストンおよび共振バネ
からなる系の共振周波数を検出する共振周波数検出部
と、上死点位置検出部が検出する上死点位置に基づいて
駆動部がピストンに印加するピストン駆動力の電圧値を
決定し、かつ上死点位置検出部が検出する上死点位置が
予め定められた条件に合致するか判定して合致する場合
には共振周波数検出部が検出する共振周波数に基づいて
駆動部がピストンに印加するピストン駆動力の周波数を
決定する制御部と、を具備しているので、ピストンが往
復運動を行なう際の上死点位置を常に所望の位置に保つ
だけでなく、温度条件や圧力条件などの外部条件変化時
にも共振周波数でピストンの往復運動を行なうことがで
き、圧縮効率を向上させることが可能である振動型圧縮
機である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態における振動型圧縮
機の構成図
【図2】本発明の第一の実施の形態の動作を示すフロー
チャート
【図3】本発明の第二の実施の形態における振動型圧縮
機の構成図
【図4】本発明の第二の実施の形態の動作を示すフロー
チャート
【図5】本発明の第三の実施の形態における振動型圧縮
機の構成図
【図6】本発明の第三の実施の形態の動作を示すフロー
チャート
【図7】本発明の第四の実施の形態における振動型圧縮
機の構成図
【図8】本発明の第四の実施の形態の動作を示すフロー
チャート
【図9】本発明の第五の実施の形態における振動型圧縮
機の構成図
【図10】本発明の第五の実施の形態の動作を示すフロ
ーチャート
【図11】従来例の振動型圧縮機の構成図
【符号の説明】
100(a) 吸入弁 100(b) 吐出弁 101 シリンダ 102 ピストン 103 駆動部 104 共振バネ 105 変位検出部 106 上死点位置検出部 107 運転周波数検出部 108 電圧検出部 109 共振周波数検出部 110 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡壁 周作 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸入弁と吐出弁が設けられた筒状体のシ
    リンダと、前記シリンダ内を軸方向に移動するピストン
    と、前記ピストンにピストン駆動力として交流電圧を印
    加し前記ピストンを駆動する駆動部と、前記ピストンに
    連結された共振バネと、前記ピストンの軸方向に連結し
    前記ピストンの変移を検出しピストン位置信号として出
    力する変位検出部と、前記変位検出部が検出する前記ピ
    ストン位置信号から前記ピストンの上死点位置を検出す
    る上死点位置検出部と、前記変位検出部が検出する前記
    ピストン位置信号から前記ピストンの運転周波数を検出
    する運転周波数検出部と、前記駆動部が前記ピストンに
    印加する前記ピストン駆動力の電圧値を検出する電圧検
    出部と、前記運転周波数検出部が検出する前記運転周波
    数と前記電圧検出部が検出する前記電圧値とから前記ピ
    ストンならびに前記共振バネからなる系の共振周波数を
    検出する共振周波数検出部と、前記上死点位置検出部が
    検出する前記上死点位置に基づいて前記駆動部が前記ピ
    ストンに印加する前記ピストン駆動力の電圧値を決定
    し、かつ前記共振周波数検出部が検出する前記共振周波
    数に基づいて前記駆動部が前記ピストンに印加する前記
    ピストン駆動力の周波数を決定する制御部と、を具備し
    たことを特徴とする振動型圧縮機。
  2. 【請求項2】 吸入弁と吐出弁が設けられた筒状体のシ
    リンダと、前記シリンダ内を軸方向に移動するピストン
    と、前記ピストンにピストン駆動力として交流電圧を印
    加し前記ピストンを駆動する駆動部と、前記ピストンに
    連結された共振バネと、前記ピストンの軸方向に連結し
    前記ピストンの変移を検出しピストン位置信号として出
    力する変位検出部と、前記変位検出部が検出する前記ピ
    ストン位置信号から前記ピストンの上死点位置を検出す
    る上死点位置検出部と、前記変位検出部が検出する前記
    ピストン位置信号から前記ピストンの運転周波数を検出
    する運転周波数検出部と、前記駆動部が前記ピストンに
    印加する前記ピストン駆動力の電流値を検出する電流検
    出部と、前記運転周波数検出部が検出する前記運転周波
    数と前記電流検出部が検出する前記電流値とから前記ピ
    ストンならびに前記共振バネからなる系の共振周波数を
    検出する共振周波数検出部と、前記上死点位置検出部が
    検出する前記上死点位置に基づいて前記駆動部が前記ピ
    ストンに印加する前記ピストン駆動力の電圧値を決定
    し、かつ前記共振周波数検出部が検出する前記共振周波
    数に基づいて前記駆動部が前記ピストンに印加する前記
    ピストン駆動力の周波数を決定する制御部と、を具備し
    たことを特徴とする振動型圧縮機。
  3. 【請求項3】 吸入弁と吐出弁が設けられた筒状体のシ
    リンダと、前記シリンダ内を軸方向に移動するピストン
    と、前記ピストンにピストン駆動力として交流電圧を印
    加し前記ピストンを駆動する駆動部と、前記ピストンに
    連結された共振バネと、前記ピストンの軸方向に連結し
    前記ピストンの変移を検出しピストン位置信号として出
    力する変位検出部と、前記変位検出部が検出する前記ピ
    ストン位置信号から前記ピストンの上死点位置を検出す
    る上死点位置検出部と、前記変位検出部が検出する前記
    ピストン位置信号と前記駆動部が前記ピストンに印加す
    る前記交流電圧とから前記ピストンおよび前記共振バネ
    からなる系の共振周波数を検出する共振周波数検出部
    と、一定時間を計測し計測が終了すると信号を発信する
    計時部と、前記上死点位置検出部が検出する前記上死点
    位置に基づいて前記駆動部が前記ピストンに印加する前
    記ピストン駆動力の電圧値を決定し、かつ前記計時部か
    らの信号を元に前記共振周波数検出部が検出する前記共
    振周波数に基づいて前記駆動部が前記ピストンに印加す
    る前記ピストン駆動力の周波数を決定する制御部と、を
    具備したことを特徴とする振動型圧縮機。
  4. 【請求項4】 吸入弁と吐出弁が設けられた筒状体のシ
    リンダと、前記シリンダ内を軸方向に移動するピストン
    と、前記ピストンにピストン駆動力として交流電圧を印
    加し前記ピストンを駆動する駆動部と、前記ピストンに
    連結された共振バネと、前記ピストンの軸方向に連結し
    前記ピストンの変移を検出しピストン位置信号として出
    力する変位検出部と、前記変位検出部が検出する前記ピ
    ストン位置信号から前記ピストンの上死点位置を検出す
    る上死点位置検出部と、前記変位検出部が検出する前記
    ピストン位置信号と前記駆動部が前記ピストンに印加す
    る前記交流電圧とから前記ピストンおよび前記共振バネ
    からなる系の共振周波数を検出する共振周波数検出部
    と、一定時間を計測し計測が終了すると信号を発信する
    計時部と、前記上死点位置検出部が検出する前記上死点
    位置に基づいて前記駆動部が前記ピストンに印加する前
    記ピストン駆動力の電圧値を決定し、かつ前記計時部か
    らの信号を元に前記上死点位置検出部が検出する前記上
    死点位置が予め定められた条件に合致するか判定して合
    致する場合には前記共振周波数検出部が検出する前記共
    振周波数に基づいて前記駆動部が前記ピストンに印加す
    る前記ピストン駆動力の周波数を決定する制御部と、を
    具備したことを特徴とする振動型圧縮機。
  5. 【請求項5】 吸入弁と吐出弁が設けられた筒状体のシ
    リンダと、前記シリンダ内を軸方向に移動するピストン
    と、前記ピストンにピストン駆動力として交流電圧を印
    加し前記ピストンを駆動する駆動部と、前記ピストンに
    連結された共振バネと、前記ピストンの軸方向に連結し
    前記ピストンの変移を検出しピストン位置信号として出
    力する変位検出部と、前記変位検出部が検出する前記ピ
    ストン位置信号から前記ピストンの上死点位置を検出す
    る上死点位置検出部と、前記変位検出部が検出する前記
    ピストン位置信号と前記駆動部が前記ピストンに印加す
    る前記交流電圧とから前記ピストンおよび前記共振バネ
    からなる系の共振周波数を検出する共振周波数検出部
    と、前記上死点位置検出部が検出する前記上死点位置に
    基づいて前記駆動部が前記ピストンに印加する前記ピス
    トン駆動力の電圧値を決定し、かつ前記上死点位置検出
    部が検出する前記上死点位置が予め定められた条件に合
    致するか判定して合致する場合には前記共振周波数検出
    部が検出する前記共振周波数に基づいて前記駆動部が前
    記ピストンに印加する前記ピストン駆動力の周波数を決
    定する制御部と、を具備したことを特徴とする振動型圧
    縮機。
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