JP2001286185A - リニアコンプレッサの駆動装置 - Google Patents

リニアコンプレッサの駆動装置

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JP2001286185A
JP2001286185A JP2000097282A JP2000097282A JP2001286185A JP 2001286185 A JP2001286185 A JP 2001286185A JP 2000097282 A JP2000097282 A JP 2000097282A JP 2000097282 A JP2000097282 A JP 2000097282A JP 2001286185 A JP2001286185 A JP 2001286185A
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  • Control Of Linear Motors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルのインダクタンスLが大きい場合で
も、共振状態で運転でき、高いエネルギー効率を維持で
きるリニアコンプレッサの駆動装置を提供する。 【解決手段】 電磁コイル30へ加える駆動電圧Vの周波
数制御が可能な交流電源50と、交流電源50の駆動電圧V
を検出する電圧検出手段52と、電磁コイル30に流れる電
流Iを検出する電流検出手段53と、電圧検出手段52によ
って検出された駆動電圧Vと、電流検出手段53によって
検出された電流Iとの位相差θを検出する位相検出手段
55と、位相検出手段55によって検出された位相差θと、
電圧検出手段52によって検出された駆動電圧Vから、駆
動電圧Vの虚軸成分Viを算出し、算出された虚軸成分
Viと電磁コイル30に生ずる電圧ωLIとの差に応じた
周波数補正量ΔFを算出して、周波数補正量ΔFに応じ
た値だけ、交流電源50の駆動電圧Vの周波数を補正する
補正手段57と、を具える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はリニアコンプレッ
サの駆動装置に関し、特に、リニアモータによってピス
トンを往復運動させ、圧縮ガスを生成するリニアコンプ
レッサの駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫のような冷却装置において、膨張
した冷媒ガスを圧縮する駆動機構としてリニアコンプレ
ッサを応用する開発が進められている。
【0003】図1は、公知のリニアコンプレッサ(10)の
構成を示す断面図である。リニアコンプレッサ(10)は、
シリンダ(11)内にピストン(12)を往復移動自在に嵌挿
し、該ピストン(12)をリニアモータ(40)によって往復動
させて、シリンダ(11)の一端に形成された圧縮室(13)内
のガスを圧縮するものである。
【0004】リニアモータ(40)は、ケーシング(14)に形
成された二重円筒状の継鉄部(15)(15a)に夫々電磁コイ
ル(30)(30)を巻回してなる固定子(22)と、ピストン(12)
の一端に形成された円筒状の永久磁石(32)を有する可動
体(20)とを具える。永久磁石(32)は、継鉄部(15)(15a)
の間に往復移動自在に挿入されている。また、可動体(2
0)は、ピストンバネ(16)を介して、固定子(22)に連結さ
れており、可動体(20)には、更に、ケーシング(14)との
間に防音、防振のためのマウントバネ(17)が取り付けら
れている。なお、可動体(20)に電磁コイル(30)を巻回
し、固定子(22)に永久磁石(32)を配備してリニアモータ
(40)を構成することもできる。
【0005】電磁コイル(30)に交流電圧Vを印加して電
流Iを流すと、その電流Iの方向に応じた向きの電磁力
が、可動体(20)である永久磁石(32)に作用して、ピスト
ン(12)がシリンダ(11)内を往復移動する。リニアコンプ
レッサ(10)のエネルギー効率(入力エネルギーに対する
出力エネルギーの比率)を高めるには、可動体(20)を共
振周波数付近で振動させることが望まれる。リニアコン
プレッサ(10)の共振周波数Fcは、ピストン(12)を含む
可動体(20)の重量、圧縮室(13)内のガスの圧力変動に伴
って生ずる所謂ガスバネのバネ定数、ピストンバネ(16)
のバネ定数などによって決定される。
【0006】リニアコンプレッサ(10)は、一般に商用電
力によって駆動されるから、リニアコンプレッサ(10)の
共振周波数Fcは、商用電力の交流電圧Vの周波数(5
0/60Hz)と一致するように設定されている。
【0007】運転開始直後や定常運転中の負荷の変化に
よって、ガスバネのバネ定数が変化すると、可動体(20)
の振動は、共振周波数Fcからズレた周波数での振動と
なり、その周波数が電源電圧Vの周波数とずれて、エネ
ルギー効率が低下してしまう問題があった。
【0008】電源の交流電圧Vは、電磁コイル(30)によ
るインダクタンスLが小さい場合には、図7(a)に示す
ように、縦軸を実軸、横軸を虚軸とすると、磁気コイル
(30)に生ずる逆起電力Eと、リニアモータ(40)の電流I
と巻線抵抗Rによって生ずる電圧降下RIとの合成ベク
トルとして示すことができる。なお、逆起電力Eは、電
磁コイル(30)が、永久磁石(32)に対して相対的に移動す
るときに、電磁コイル(30)に生ずる相対移動速度に比例
した起電力のことである。そこで、出願人は、特開平9
−112438号公報にて、リニアモータ(40)に供給さ
れる電源電圧Vと、リニアモータ(40)の電流Iとの位相
差θ’を検出して、図7(b)に示すように、その位相差
θ’=0となるように交流電源の周波数を調整し、負荷
変動に伴って変動した共振周波数Fcを、交流電源の周
波数Fに一致させることにより、エネルギー効率の高い
運転を行なうリニアモータの駆動装置を提案している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】電磁コイル(30)のイン
ダクタンスLが小さい場合には、上述のとおり、電源電
圧Vとリニアモータ(40)に流れる電流Iとの位相差θ’
をゼロとするように交流電源の周波数Fを調節すれば、
リニアモータ(40)を共振状態で運転できる。しかしなが
ら、電磁コイル(30)のインダクタンスLが大きいとき
は、図3(a)に示すように、インダクタンスLにより生
ずる電圧ωLIを無視できないから、位相差θ分だけ電
源周波数Fの位相をずらすだけでは、共振状態に戻すこ
とはできなかった。
【0010】本発明の目的は、電磁コイルのインダクタ
ンスLが大きい場合でも、共振状態で運転でき、高いエ
ネルギー効率を維持できるリニアコンプレッサの駆動装
置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1にリニアコンプレッサ(10)の駆動
装置(60)は、可動体(20)又は固定子(22)の一方に永久磁
石(32)が配備され、他方に電磁コイル(30)が配備された
リニアモータ(40)を具えるリニアコンプレッサの駆動装
置であって、電磁コイル(30)へ加える駆動電圧Vの周波
数制御が可能な交流電源(50)と、交流電源(50)の駆動電
圧Vを検出する電圧検出手段(52)と、電磁コイル(30)に
流れる電流Iを検出する電流検出手段(53)と、電圧検出
手段(52)によって検出された駆動電圧Vと、電流検出手
段(53)によって検出された電流Iとの位相差θを検出す
る位相検出手段(55)と、位相検出手段(55)によって検出
された位相差θと、電圧検出手段(52)によって検出され
た駆動電圧Vから、駆動電圧Vの虚軸成分Viを算出
し、算出された虚軸成分Viと電磁コイル(30)に生ずる
電圧ωLIとの差に応じた周波数補正量ΔFを算出し
て、周波数補正量ΔFに応じた値だけ、交流電源(50)の
駆動電圧Vの周波数を補正することによって、駆動電圧
Vの周波数を可動体(20)の共振周波数に一致させる補正
手段(57)と、を具える。
【0012】また、本発明の請求項2にリニアコンプレ
ッサ(10)の駆動装置(60)は、可動体(20)又は固定子(22)
の一方に永久磁石(32)が配備され、他方に電磁コイル(3
0)が配備されたリニアモータ(40)を具えるリニアコンプ
レッサの駆動装置であって、電磁コイル(30)へ加える駆
動電圧Vの周波数制御が可能な交流電源(50)と、交流電
源(50)の駆動電圧Vを検出する電圧検出手段(52)と、電
磁コイル(30)に流れる電流Iを検出する電流検出手段(5
3)と、電圧検出手段(52)によって検出された駆動電圧V
と、電流検出手段(53)によって検出された電流Iとの位
相差θを検出する位相検出手段(55)と、位相検出手段(5
5)によって検出された位相差θと、電圧検出手段(52)に
よって検出された駆動電圧Vから、駆動電圧Vの虚軸成
分Viを算出し、算出された虚軸成分Viと電磁コイル
(30)に生ずる電圧ωLIとの差から、電磁コイル(30)に
生ずる逆起電圧Eの虚軸成分Eiを算出し、逆起電圧E
と逆起電圧Eの虚軸成分Eiに基づいて逆起電圧Eと電
流Iとの位相差ψを算出し、算出された位相差ψに応じ
た周波数補正量ΔFを算出して、周波数補正量ΔFに応
じた値だけ、交流電源(50)の駆動電圧Vの周波数を補正
することによって、駆動電圧Vの周波数を可動体(20)の
共振周波数に一致させる補正手段(57)と、を具える。
【0013】
【作用及び効果】本発明の請求項1に記載のリニアコン
プレッサの駆動装置によれば、電磁コイル(30)へ供給さ
れる駆動電圧Vと、電磁コイル(30)を流れる電流Iとの
位相差θに基づいて算出された駆動電圧Vの虚軸成分V
iと、電磁コイルに生ずる電圧ωLIとの差に応じて、
周波数補正量ΔFを算出し、その算出値ΔFに基づいて
駆動電圧Vの周波数を補正し、駆動電圧Vの周波数を可
動体(20)の共振周波数に一致させることができる。電磁
コイル(30)のインダクタンスをも考慮して、駆動電圧V
の周波数制御が行なわれるから、運転初期状態や負荷の
変動によってもエネルギー効率が低下することはなく、
また、低力率のリニアモータに対しても、効率の高い共
振運転が可能となる。
【0014】本発明の請求項2に記載のリニアコンプレ
ッサの駆動装置によれば、電磁コイル(30)へ供給される
駆動電圧Vと、電磁コイル(30)を流れる電流Iとの位相
差θに基づいて算出された駆動電圧Vの虚軸成分Vi
と、電磁コイルに生ずる電圧ωLIとの差に応じて、電
磁コイル(30)に生ずる逆起電圧Eの虚軸成分Eiを算出
し、逆に基づいて、逆起電圧Eと電流Iとの位相差ψを
算出する。算出された位相差ψに応じた周波数補正量Δ
Fを算出し、その算出値ΔFに基づいて駆動電圧Vの周
波数を補正し、駆動電圧Vの周波数を可動体(20)の共振
周波数に一致させることができる。請求項2について
も、電磁コイル(30)のインダクタンスをも考慮して、駆
動電圧Vの周波数制御が行なわれるから、運転初期状態
や負荷の変動によってもエネルギー効率が低下すること
はなく、また、低力率のリニアモータに対しても、効率
の高い共振運転が可能となる。
【0015】本発明のリニアコンプレッサの駆動装置に
よれば、交流電源(50)の駆動電圧Vを電磁コイル(30)の
インダクタンスLを考慮して補正し、可動体(20)のスト
ロークを一定に保持することができるので、高負荷時ほ
ど大きな電力が供給され低負荷時ほど小さな電力が供給
されることとなり、これを用いた冷凍機には適切な冷却
特性が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】リニアコンプレッサに搭載される
リニアモータ(40)は、交流電源(50)と電磁コイル(30)を
接続して形成される。これを等価回路で示した場合、図
2のとおり、交流電源(50)に、電磁コイル(30)のインダ
クタンスL、電磁コイル(30)の巻き線抵抗R及び電磁コ
イル(30)に発生する逆起電圧Eで表わすことができる。
電磁コイル(30)に発生する逆起電圧Eは、電磁コイル(3
0)と永久磁石(32)との相対移動速度に比例して生じる電
圧である。交流電源(50)の駆動電圧をV、等価回路中を
流れる電流をIとすると、インダクタンスLの電圧降下
はωLI、巻き線抵抗による電圧降下はRIで表わされ
る。
【0017】駆動電圧Vは、縦軸を実軸、横軸を虚軸と
したときに、図3(a)に示すように、インダクタンスL
による電圧降下ωLI、巻き線抵抗による電圧降下RI
及び逆起電圧Eとの合成ベクトルで示すことができる。
【0018】ところで、電流Iの周波数が、リニアモー
タ(40)の共振周波数Fcと一致していないとき、図3
(a)を参照すると、逆起電圧Eは、電流Iに対して、位
相がψだけ進んでいることがわかる(位相遅れの場合も
ある)。この場合、逆起電圧Eと電流Iとの間に位相差
ψが生じており、これらが同期していないため、リニア
モータ(40)が共振状態で駆動できない。そこで、この逆
起電圧Eと電流Iとの位相差ψを、図3(b)に示すよう
に、ゼロにすることにより、逆起電圧Eと比例関係にあ
る電磁コイル(30)の相対的な移動速度と、電流Iとを同
期させて、リニアモータ(40)を共振状態で駆動させる。
【0019】上記のように、リニアモータ(40)を共振状
態で作動させるための具体的な駆動装置の構成を図4、
その制御の流れをフローチャート図5に示している。駆
動装置(60)は、図4に示すように、交流電源(50)、リニ
アコンプレッサ(10)の動力源となる電磁コイル(30)、電
圧検出手段(52)、電流検出手段(53)及びコンピュータ(5
8)を具えており、コンピュータ(58)は、位相検出手段(5
5)と、演算・制御を行なう補正手段(57)とを具えてい
る。
【0020】交流電源(50)は、コンピュータ(58)の補正
手段(57)からの周波数制御信号に応じてた周波数fの駆
動電圧Vを、電磁コイル(30)に印加する。電圧検出手段
(52)は、交流電源(50)から電磁コイル(30)に印加される
電圧Vを検出し、検出値をデジタル信号に変換して、コ
ンピュータ(58)の位相検出手段(55)に送信する(ステッ
プ1)。また、電流検出手段(53)は、交流電源(50)から
電磁コイル(30)に流れる電流Iを検出し、検出値をデジ
タル信号に変換して、コンピュータ(58)の位相検出手段
(55)に送信する(ステップ1)。
【0021】コンピュータ(58)の位相検出手段(55)は、
電圧検出手段(52)及び電流検出手段(53)から送信された
デジタル信号に基づいて、電圧Vと電流Iの波形の立ち
上がりタイミングなどを算出し(ステップ2)、駆動電圧
Vに対する電流Iの位相差θを算出する(ステップ3及
び図3(a))。駆動電圧Vの大きさと、位相差θから、
駆動電圧Vの虚軸成分Viを算出することができる(ス
テップ4)。この虚軸成分Viは、図3(a)に示すよう
に、インダクタンスLによる電圧降下ωLIと、逆起電
圧Eの虚軸成分Ei(=Esinψ)との和を表わしてい
る。インダクタンスLによる電圧降下ωLIは、電流検
出手段(53)により測定された電流Iに基づいて算出でき
るから、駆動電圧Vの虚軸成分ViとインダクタンスL
による電圧降下ωLIとの差(=Vi−ωLI)から、逆
起電圧Eの虚軸成分Esinψを算出する。補正手段(57)
には、逆起電圧Eの虚軸成分Esinψと、位相差ψをゼ
ロとするために必要な周波数補正量ΔFとの関係が、計
算式又はデータテーブルとして格納されている。補正手
段(57)は、位相検出手段(55)で検出された位相差ψに応
じた周波数補正量ΔFを算出し(ステップ5)、算出結果
に基づいた周波数制御量F(=F+ΔF)を周波数制御信
号として、交流電源(50)に送信する(ステップ7)。交流
電源(50)が、駆動電圧Vを受信した周波数制御量Fに応
じて補正すると、図3(b)に示すように、逆起電圧Eと
電流Iの位相差がゼロとなり、電磁コイル(30)の相対移
動速度と電流Iが一致して、リニアモータ(40)は共振
し、制御は終了する(ステップ8)。
【0022】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
【0023】例えば、ステップ5において、上記では、
駆動電圧Vの虚軸成分Esinψから周波数補正量ΔFを
算出したが、図6に示すように、逆起電圧Eの虚軸成分
Esinψと、電流Iと逆起電圧Eとの位相差ψを算出
し、算出値に対応する周波数補正量ΔFを導くようにし
てもよい(ステップ9〜ステップ11)。この場合、コン
ピュータ(58)の補正手段(57)には、逆起電圧Eと電流I
との位相差ψと、位相差ψをゼロとするために必要な周
波数補正量ΔFとの関係を、計算式又はデータテーブル
として格納しておけばよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】リニアコンプレッサの断面図である。
【図2】リニアモータの等価回路である。
【図3】(a)は、電流と速度が同期していないときの電
圧と電流との関係を示すベクトル図、(b)は、電流と速
度が同期し、共振状態にある電圧と電流との関係を示す
ベクトル図である。
【図4】本発明のリニアコンプレッサの駆動装置を示す
ブロック図である。
【図5】本発明の制御の流れを示すフローチャート図で
ある。
【図6】本発明の異なる実施例を示すフローチャート図
である。
【図7】従来の制御方法を示すベクトル図であって、
(a)は、電流と電圧が同期していない状態を示し、(b)
は、電流と電圧が同期した状態を示している。
【符号の説明】
(10) リニアコンプレッサ (30) 電磁コイル (40) リニアモータ (50) 交流電源 (52) 電圧検出手段 (53) 電流検出手段 (55) 位相検出手段 (57) 補正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H045 AA03 AA12 AA27 BA28 BA33 CA22 CA23 CA30 DA07 DA43 DA47 EA04 EA20 EA34 EA38 EA42 3H076 AA02 BB31 BB43 BB50 CC05 CC98 CC99 5H540 AA06 BA10 BB04 BB06 BB09 EE08 FC02 FC03 FC10 5H633 BB03 GG02 GG06 GG09 GG17 HH03 HH07 HH17 HH22 JB02 JB05 JB09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動体(20)又は固定子(22)の一方に永久
    磁石(32)が配備され、他方に電磁コイル(30)が配備され
    たリニアモータ(40)を具えるリニアコンプレッサの駆動
    装置であって、 電磁コイル(30)へ加える駆動電圧Vの周波数制御が可能
    な交流電源(50)と、 交流電源(50)の駆動電圧Vを検出する電圧検出手段(52)
    と、 電磁コイル(30)に流れる電流Iを検出する電流検出手段
    (53)と、 電圧検出手段(52)によって検出された駆動電圧Vと、電
    流検出手段(53)によって検出された電流Iとの位相差θ
    を検出する位相検出手段(55)と、 位相検出手段(55)によって検出された位相差θと、電圧
    検出手段(52)によって検出された駆動電圧Vから、駆動
    電圧Vの虚軸成分Viを算出し、算出された虚軸成分V
    iと電磁コイル(30)に生ずる電圧ωLIとの差に応じた
    周波数補正量ΔFを算出して、周波数補正量ΔFに応じ
    た値だけ、交流電源(50)の駆動電圧Vの周波数を補正す
    ることによって、駆動電圧Vの周波数を可動体(20)の共
    振周波数に一致させる補正手段(57)と、 を具えることを特徴とするリニアコンプレッサの駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 可動体(20)又は固定子(22)の一方に永久
    磁石(32)が配備され、他方に電磁コイル(30)が配備され
    たリニアモータ(40)を具えるリニアコンプレッサの駆動
    装置であって、 電磁コイル(30)へ加える駆動電圧Vの周波数制御が可能
    な交流電源(50)と、 交流電源(50)の駆動電圧Vを検出する電圧検出手段(52)
    と、 電磁コイル(30)に流れる電流Iを検出する電流検出手段
    (53)と、 電圧検出手段(52)によって検出された駆動電圧Vと、電
    流検出手段(53)によって検出された電流Iとの位相差θ
    を検出する位相検出手段(55)と、 位相検出手段(55)によって検出された位相差θと、電圧
    検出手段(52)によって検出された駆動電圧Vから、駆動
    電圧Vの虚軸成分Viを算出し、算出された虚軸成分V
    iと電磁コイル(30)に生ずる電圧ωLIとの差から、電
    磁コイル(30)に生ずる逆起電圧Eの虚軸成分Eiを算出
    し、逆起電圧Eと逆起電圧Eの虚軸成分Eiに基づいて
    逆起電圧Eと電流Iとの位相差ψを算出し、算出された
    位相差ψに応じた周波数補正量ΔFを算出して、周波数
    補正量ΔFに応じた値だけ、交流電源(50)の駆動電圧V
    の周波数を補正することによって、駆動電圧Vの周波数
    を可動体(20)の共振周波数に一致させる補正手段(57)
    と、 を具えることを特徴とするリニアコンプレッサの駆動装
    置。
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