JPH10287276A - 自動車の車体補強構造 - Google Patents

自動車の車体補強構造

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JPH10287276A
JPH10287276A JP11641197A JP11641197A JPH10287276A JP H10287276 A JPH10287276 A JP H10287276A JP 11641197 A JP11641197 A JP 11641197A JP 11641197 A JP11641197 A JP 11641197A JP H10287276 A JPH10287276 A JP H10287276A
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JP
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side member
rear wheel
reinforcing
wheel support
bracket
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JP11641197A
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English (en)
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Nobutada Takayama
信忠 高山
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイドメンバにおける中途部メンバから後部
メンバへの遷移部、同上サイドメンバにおける圧縮ばね
の一端部との接合部、同上サイドメンバにおける上記緩
衝器の一端部との連結部、および、同上サイドメンバに
おける上記ラテコンブラケットの支持部のそれぞれの強
度を向上させると共に、これらの強度向上が簡単な構成
で達成されるようにする。 【解決手段】 サイドメンバ10に補強材51を取り付
ける。この補強材51を、上記サイドメンバ10の中途
部メンバ21から後部メンバ22への遷移部、上記サイ
ドメンバ10における圧縮ばね35の一端部との接合
部、同上サイドメンバ10における緩衝器37の一端部
との連結部、および、同上サイドメンバ10におけるラ
テコンブラケット38の支持部のそれぞれ各近傍に位置
させると共に、上記補強材51をそれ自体一体成形す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車体補強
構造に関し、より詳しくは、車体のサイドメンバに、後
車輪支承体を上下に揺動自在に枢支させた場合における
上記サイドメンバの補強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体には、従来、前後方向に延
びる左右一対のサイドメンバを設け、これら各サイドメ
ンバが、その前後方向の中途部を構成して後上方に向っ
て延びる中途部メンバと、この中途部メンバの後端部か
ら後方に向ってほぼ水平に一体的に延びる後部メンバと
を備えたものがある(実開昭62‐173277号公
報)。
【0003】また、上記構成において、後車輪を回転自
在に支承する後車輪支承体を上記各サイドメンバに上下
に揺動自在に枢支させ、一端部が上記サイドメンバに接
合し他端部が上記後車輪支承体に接合してこの後車輪支
承体上に上記サイドメンバを支持させる圧縮ばねを設
け、一端部が上記サイドメンバに連結され他端部が上記
後車輪支承体に連結される緩衝器を設け、ラテラルロッ
ドを枢支させるラテコンブラケットを上記サイドメンバ
に支持させたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記中途部
メンバから後部メンバへの遷移部は折れ曲がり部であ
り、このため、例えば、自動車にその後方から他の自動
車が衝突した時には、この衝突の衝撃力に対し、上記遷
移部は強度が不足しがちとなって容易に折れ曲がるおそ
れがある。
【0005】また、上記サイドメンバにおける上記圧縮
ばねの一端部との接合部、同上サイドメンバにおける上
記緩衝器の一端部との連結部、および、同上サイドメン
バにおける上記ラテコンブラケットの支持部は、それぞ
れ車体の重量等の大きな外力が負荷される部分となって
いる。
【0006】このため、上記した遷移部、接合部、連結
部、および支持部の強度をそれぞれ向上させることが望
まれている。
【0007】そこで、上記各部に対し、補強材を設ける
ことが考えられるが、上記補強材を単に設けると、車体
の部品点数が増えて、その構成が複雑になるおそれがあ
る。
【0008】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、サイドメンバにおける中途部メンバから
後部メンバへの遷移部、同上サイドメンバにおける圧縮
ばねの一端部との接合部、同上サイドメンバにおける上
記緩衝器の一端部との連結部、および、同上サイドメン
バにおける上記ラテコンブラケットの支持部のそれぞれ
の強度を向上させると共に、これらの強度向上が簡単な
構成で達成されるようにすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車の車体補強構造は、前後方向に延びる
左右一対のサイドメンバ10,10を設け、これら各サ
イドメンバ10が、その前後方向の中途部を構成して後
上方に向って延びる中途部メンバ21と、この中途部メ
ンバ21の後端部から後方に向ってほぼ水平に一体的に
延びる後部メンバ22とを備え、後車輪4を回転自在に
支承する後車輪支承体24を上記各サイドメンバ10に
上下に揺動自在に枢支させ、一端部が上記サイドメンバ
10に接合し他端部が上記後車輪支承体24に接合して
この後車輪支承体24上に上記サイドメンバ10を支持
させる圧縮ばね35を設け、一端部が上記サイドメンバ
10に連結され他端部が上記後車輪支承体24に連結さ
れる緩衝器37を設け、ラテラルロッド43を枢支させ
るラテコンブラケット38を上記サイドメンバ10に支
持させた自動車の車体補強構造において、
【0010】上記サイドメンバ10に補強材51を取り
付け、この補強材51を、上記中途部メンバ21から後
部メンバ22への遷移部、上記サイドメンバ10におけ
る上記圧縮ばね35の一端部との接合部、同上サイドメ
ンバ10における上記緩衝器37の一端部との連結部、
および、同上サイドメンバ10における上記ラテコンブ
ラケット38の支持部のそれぞれ各近傍に位置させると
共に、上記補強材51をそれ自体一体成形したものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0012】図2において、符号1はツーボックスタイ
プの自動車、矢印Frはこの自動車1の前方を示してい
る。なお、下記する左右とは、上記前方に向っての車幅
方向をいうものとする。
【0013】上記自動車1の車体2には、左右一対の前
車輪3と、左右一対の後車輪4とが前、後サスペンショ
ン5により懸架され、これら前、後車輪3,4、および
サスペンション5を介して上記車体2が路面6上に支持
されている。
【0014】図1〜4において、上記車体2の内部空間
が車室8とされ、この車室8の底部が車体2下部を構成
する車体フレーム9とされている。この車体フレーム9
は板金製で、前後方向に延びる左右一対のサイドメンバ
10,10を有している。上記サイドメンバ10,10
の各後端部同士を互いに結合するロアバックパネル11
が設けられている。また、上記両サイドメンバ10,1
0の前後方向の中途部同士を互いに結合させる前、後ク
ロスメンバ13,14と、上記ロアバックパネル11と
後側のクロスメンバ14との間で上記両サイドメンバ1
0,10同士を互いに結合させる他のクロスメンバ15
とが、それぞれ上記両サイドメンバ10,10に架設さ
れている。
【0015】上記両サイドメンバ10,10、ロアバッ
クパネル11、および各クロスメンバ13〜15の各上
面に跨ってフロアパネル16が敷設されると共に、上記
各上面にスポット溶接により強固に結合させられてい
る。上記車室8内で、上記フロアパネル16上には、
前、後シート17,18が設けられている。
【0016】図1〜5、7において、上記各サイドメン
バ10につき、より詳しく説明する。
【0017】上記各サイドメンバ10はプレス成形され
たもので、正面視断面がほぼU字形状をなし、左右に少
し離れて対面する側板10a,10aと、これら両側板
10a,10aの下端縁同士を一体的に連結する底板1
0bと、上記各側板10aの上端縁にそれ自体一体成形
された外向きフランジ10cとで構成されている。
【0018】また、上記各サイドメンバ10は、その前
部を構成して前後にほぼ水平に延びる前部メンバ20
と、上記サイドメンバ10の前後方向の中途部を構成し
て上記前部メンバ20の後端部から後上方に向って一体
的に延びる中途部メンバ21と、上記サイドメンバ10
の後部を構成して上記中途部メンバ21の後端部から後
方に向ってほぼ水平に一体的に延びる後部メンバ22と
で構成されている。上記前部メンバ20の後端部、中途
部メンバ21、および後部メンバ22の前端部は、サイ
ドメンバ10におけるいわゆるキックアップ部となって
いる。
【0019】図1〜6において、上記車体フレーム9の
下側で車幅方向に延び上記左右の後車輪4,4を回転自
在に支承する後車輪支承体24が設けられている。この
後車輪支承体24は、左右の後車輪4,4の中央部に配
設される差動装置25と、この差動装置25の左右各側
部からその外側方の各後車輪4に向って突出するアクス
ルハウジング26,26とを有している。これら各アク
スルハウジング26は、車幅方向に延びる同一の軸心上
に位置し、その突出端部にその軸心回りに回転自在とな
るよう上記各後車輪4が支承されている。
【0020】上記車体2の前部に搭載された不図示のエ
ンジンに、上記差動装置25の入力部がプロペラシャフ
ト27により連動連結されている。上記各アクスルハウ
ジング26内には、その軸心上に車軸28が内有され、
これら各車軸28を介して同上差動装置25の左右各出
力部に上記各後車輪4が連動連結されている。
【0021】そして、上記エンジンの出力が上記差動装
置25と各車軸28を介して各後車輪4に伝達されるよ
うになっている。
【0022】図1、3〜6において、前記した前、後サ
スペンション5のうち、後側のサスペンション5につき
説明する。
【0023】上記サスペンション5は、各サイドメンバ
10の中途部メンバ21に対し、上記後車輪支承体24
の各アクスルハウジング26を上下に揺動自在に枢支さ
せる上下一対のリンク30,31を有している。また、
上記各サイドメンバ10の後部メンバ22の前部には上
ばね受座33が形成され、上記各アクスルハウジング2
6の突出端部には下ばね受座34が形成されている。こ
れら上ばね受座33と下ばね受座34とは上下に対向さ
せられて、これら各上ばね受座33と下ばね受座34と
の間に、それぞれ圧縮ばね35が挟み付けられている。
これら各圧縮ばね35の一端部は上記上ばね受座33に
接合させられ、同上圧縮ばね35の他端部は上記下ばね
受座34に接合させられ、これら両圧縮ばね35,35
により、上記後車輪支承体24の各アクスルハウジング
26上に車体フレーム9の各サイドメンバ10が弾性的
に支持されている。
【0024】上記圧縮ばね35の弾性的な圧縮変形を伴
い、上記サイドメンバ10とアクスルハウジング26と
が所定寸法以上に接近したとき、それ以上の接近を阻止
するストッパ手段36が設けられている。このストッパ
手段36は上記上ばね受座33と、上記下ばね受座34
に取り付けられたゴム製で弾性のストッパ36aとで構
成され、上記した所定寸法以上の接近で上記上ばね受座
33とストッパ36aとが当接して、それ以上の上記接
近が防止されるようになっている。
【0025】一端部が上記各サイドメンバ10の後部メ
ンバ22に連結され、他端部が上記後車輪支承体24の
各アクスルハウジング26に連結される緩衝器37が設
けられている。この緩衝器37は、上記サイドメンバ1
0と後車輪支承体24との間で、いずれか一方から他方
に向って伝達されようとする衝撃力を吸収する。
【0026】上記車体フレーム9から下方に向ってラテ
コンブラケット38が突設されている。このラテコンブ
ラケット38は上記左右サイドメンバ10,10のう
ち、一方(左側)のサイドメンバ10の中途部メンバ2
1の前部から下方に向って突出するブラケット本体39
と、このブラケット本体39の突出端部を上記後側のク
ロスメンバ14の長手方向の中途部に支持させるステー
40と、同上ブラケット本体39の突出端部を上記ブラ
ケット本体39の後方で、上記一方(左側)のサイドメ
ンバ10の後部メンバ22に支持させる他のステー41
とで構成されている。
【0027】上記後車輪支承体24の差動装置25と両
アクスルハウジング26の後方近傍で、これら25,2
6に沿って車幅方向に延びるラテラルロッド43が設け
られている。このラテラルロッド43の一端部(左端
部)は、上記ラテコンブラケット38のブラケット本体
39の突出端部に枢支軸44により枢支されている。こ
の枢支軸44を中心として、上記ラテラルロッド43の
他端部(右端部)が上下に回動自在とされ、このラテラ
ルロッド43の他端部が上記アクスルハウジング26に
枢支されている。そして、上記ラテラルロッド43は、
上記車体フレーム9に対し、後車輪支承体24が左右に
自由に移動しようとすることを規制して、車体2に安定
性を確保させる。
【0028】図3において、上記フロアパネル16に
は、上記後側のシート18を係脱自在に係止して支持さ
せる左右一対のシートストライカであるシート支持具4
6,46が設けられている。これら各シート支持具46
は上記フロアパネル16に締結具により着脱自在に締結
により取り付けられている。
【0029】上記各シート支持具46の後方で、フロア
パネル16に上記シート18用ベルトの端部を連結させ
る左右一対のシートベルトアンカ48,48が設けられ
ている。これら各シートベルトアンカ48は上記フロア
パネル16に締結具により着脱自在に締結により取り付
けられている。
【0030】上記フロアパネル16の下面に面接触する
ようにして、このフロアパネル16に左右一対の板金製
補強板50,50がスポット溶接により強固に取り付け
られている。上記両補強板50のうちの右側の補強板5
0は、上記クロスメンバ14におけるラテコンブラケッ
ト38のステー40の支持部と、フロアパネル16にお
ける右側のシート支持具46、および右側のシートベル
トアンカ48の各取り付け部の各近傍に位置させられて
いる。このため、上記クロスメンバ14におけるラテコ
ンブラケット38のステー40の支持部と、上記フロア
パネル16におけるシート支持具46やシートベルトア
ンカ48の各取り付け部は、上記右側の補強板50によ
り補強されて、強度向上が図られている。上記した右側
の補強板50はそれ自体が一体成形された一体物とされ
ていて、上記した強度向上は簡単な構成で達成されてい
る。
【0031】また、左側の補強板50は、フロアパネル
16における左側のシート支持具46、および左側のシ
ートベルトアンカ48の各取り付け部の各近傍に位置さ
せられている。このため、上記フロアパネル16におけ
るシート支持具46やシートベルトアンカ48の各取り
付け部は、上記左側の補強板50により補強されて、強
度向上が図られている。上記した左側の補強板50はそ
れ自体が一体成形された一体物とされていて、上記した
強度向上は簡単な構成で達成されている。
【0032】上記各補強板50の前端部は、上記クロス
メンバ13とフロアパネル16との間に挟まれて、これ
ら三部材13,16,50が一体的にスポット溶接され
て互いに強固に結合させられている。また、上記各補強
板50の後端部も、上記クロスメンバ14とフロアパネ
ル16と一体的にスポット溶接されて互いに強固に結合
させられている。
【0033】また、上記各サイドメンバ10の前記キッ
クアップ部における中途部メンバ21から後部メンバ2
2への遷移部は折れ曲がり部であり、このため、例え
ば、この自動車1への後方からの他の自動車の衝突時に
は、その衝突の衝撃力に対し、上記遷移部は強度が不足
しがちとなって容易に折れ曲がるおそれがある。
【0034】しかし、上記遷移部と、各補強板50とは
前後方向で同じところに位置させられており、このた
め、上記各補強板50により補強されたフロアパネル1
6の部分によって上記遷移部が補強され、つまり、補強
板50の利用による簡単な構成で、上記各サイドメンバ
10が効果的に補強され、上記した容易な折れ曲がりが
防止されている。
【0035】図1、3〜5、7において、上記各サイド
メンバ10には、板金製の補強材51がそれぞれ取り付
けられている。この補強材51は、板金製で前後方向に
長く延びている。これら各補強材51は、正面視断面が
ほぼU字形状をなし、左右に少し離れて対面する側板5
1a,51aと、これら両側板51a,51aの下端縁
同士を一体的に連結する底板51bとで構成され、上記
各補強材51の前後方向の一部である後側の端部51c
が下方に向って折り曲げられている。
【0036】上記各補強材51はそれぞれ対応するサイ
ドメンバ10内に嵌入させられ、このサイドメンバ10
の上下方向の中途部で、サイドメンバ10と補強材51
の各側板10a,51a同士がスポット溶接により強固
に結合させられ、これにより、前記したように各サイド
メンバ10に取り付けられている。なお、上記補強材5
1の結合時に、この補強材51の上記サイドメンバ10
に対する上下方向の位置決めは、上記端部51cをサイ
ドメンバ10の底板10bに当接させることにより、正
確に得られるようになっている。よって、上記各サイド
メンバ10に対する補強材51の取り付けは、精度よ
く、かつ、容易にできることとなっている。また、上記
補強材51の端部51cはステー41からの入力に対す
る補強も兼ねている。
【0037】上記各補強材51は、上記したサイドメン
バ10における中途部メンバ21から後部メンバ22へ
の遷移部の近傍に位置させられて、この遷移部を十分に
補強している。
【0038】また、同上サイドメンバ10における上記
圧縮ばね35の一端部(上端部)との接合部、同上サイ
ドメンバ10における上記ストッパ手段36の上ばね受
座33の設置部、および同上サイドメンバ10における
上記緩衝器37の一端部(上端部)との遷移部は、それ
ぞれ車体2の重量等の大きな外力が負荷される部分であ
る。そこで、上記各補強材51は、上記接合部、設置
部、および連結部の各近傍に位置させられて、上記各部
を十分に補強している。
【0039】また、特に、左側の補強材51は、同上サ
イドメンバ10における上記ラテコンブラケット38の
支持部の近傍にも位置させられていて、この支持部も十
分に補強している。
【0040】また、上記各補強材51はそれぞれそれ自
体一体成形された一体物とされている。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、前後方向に延びる左右
一対のサイドメンバを設け、これら各サイドメンバが、
その前後方向の中途部を構成して後上方に向って延びる
中途部メンバと、この中途部メンバの後端部から後方に
向ってほぼ水平に一体的に延びる後部メンバとを備え、
後車輪を回転自在に支承する後車輪支承体を上記各サイ
ドメンバに上下に揺動自在に枢支させ、一端部が上記サ
イドメンバに接合し他端部が上記後車輪支承体に接合し
てこの後車輪支承体上に上記サイドメンバを支持させる
圧縮ばねを設け、一端部が上記サイドメンバに連結され
他端部が上記後車輪支承体に連結される緩衝器を設け、
ラテラルロッドを枢支させるラテコンブラケットを上記
サイドメンバに支持させた自動車の車体補強構造におい
て、
【0042】上記サイドメンバに補強材を取り付け、こ
の補強材を、上記中途部メンバから後部メンバへの遷移
部、上記サイドメンバにおける上記圧縮ばねの一端部と
の接合部、同上サイドメンバにおける上記緩衝器の一端
部との連結部、および、同上サイドメンバにおける上記
ラテコンブラケットの支持部のそれぞれ各近傍に位置さ
せると共に、上記補強材をそれ自体一体成形してある。
【0043】このため、サイドメンバにおける中途部メ
ンバから後部メンバへの遷移部、同上サイドメンバにお
ける圧縮ばねの一端部との接合部、同上サイドメンバに
おける上記緩衝器の一端部との連結部、および、同上サ
イドメンバにおける上記ラテコンブラケットの支持部
は、上記補強材によりそれぞれ補強されて、強度向上が
達成される。
【0044】しかも、上記した各部の補強は、それ自体
一体成形された補強材により得られるため、車体の部品
点数の増加が抑制され、よって、上記した強度向上は簡
単な構成で達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の車体後部の側面図である。
【図2】自動車の全体側面図である。
【図3】車体フレームの後部の平面図である。
【図4】図3の4‐4線矢視断面図である。
【図5】図1の5‐5線矢視断面図である。
【図6】後側のサスペンションと後車輪支承体の斜視図
である。
【図7】クロスメンバと補強材の斜視展開図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 車体 4 後車輪 5 サスペンション 8 車室 9 車体フレーム 10 サイドメンバ 21 中途部メンバ 22 後部メンバ 24 後車輪支承体 35 圧縮ばね 37 緩衝器 38 ラテコンブラケット 43 ラテラルロッド 51 補強材 51a 側板 51b 底板 51c 端部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に延びる左右一対のサイドメン
    バを設け、これら各サイドメンバが、その前後方向の中
    途部を構成して後上方に向って延びる中途部メンバと、
    この中途部メンバの後端部から後方に向ってほぼ水平に
    一体的に延びる後部メンバとを備え、後車輪を回転自在
    に支承する後車輪支承体を上記各サイドメンバに上下に
    揺動自在に枢支させ、一端部が上記サイドメンバに接合
    し他端部が上記後車輪支承体に接合してこの後車輪支承
    体上に上記サイドメンバを支持させる圧縮ばねを設け、
    一端部が上記サイドメンバに連結され他端部が上記後車
    輪支承体に連結される緩衝器を設け、ラテラルロッドを
    枢支させるラテコンブラケットを上記サイドメンバに支
    持させた自動車の車体補強構造において、 上記サイドメンバに補強材を取り付け、この補強材を、
    上記中途部メンバから後部メンバへの遷移部、上記サイ
    ドメンバにおける上記圧縮ばねの一端部との接合部、同
    上サイドメンバにおける上記緩衝器の一端部との連結
    部、および、同上サイドメンバにおける上記ラテコンブ
    ラケットの支持部のそれぞれ各近傍に位置させると共
    に、上記補強材をそれ自体一体成形した自動車の車体補
    強構造。
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