JPH10278348A - レーザプリンタのための階調再現方法及び装置 - Google Patents

レーザプリンタのための階調再現方法及び装置

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JPH10278348A
JPH10278348A JP9364195A JP36419597A JPH10278348A JP H10278348 A JPH10278348 A JP H10278348A JP 9364195 A JP9364195 A JP 9364195A JP 36419597 A JP36419597 A JP 36419597A JP H10278348 A JPH10278348 A JP H10278348A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】画像グレイスケールが徐々に変化する複数のエ
リア内でのグレイスケール間の円滑な遷移を行うレーザ
プリンティングのための方法。 【解決手段】プリンタピクセル値をマルチピクセル・セ
ルにグループ化し,各セル中のプリンタピクセル値をフ
ォント指標値にマッピングし,その指標レベルに対応す
るフォントセルを前記セルの位置で印刷する。フォント
セルのセットは連続するフォントセル間の全付着インク
の差異が最少になるように選択される。後続のフォント
セルでは,フォント指標値の増分に伴い,走査方向に沿
う線内のピクセル以外のプリンタピクセル値がゼロであ
るように,ピクセル値が増分される。最終フォントセル
は,全セル幅プリンタピクセル値を有する走査方向に沿
うピクセル線とその他場所に於けるゼロ値のピクセルと
で構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般にレーザプリン
タシステム,更に詳しくは精密且つ視覚的に好ましいレ
ーザプリンタ図形を生成するための方法,装置,システ
ムおよび媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタは,円筒状の感光性ドラ
ム上で焦点を合わせたレーザ光線を走査することにより
用紙上に画像を発生し,各ピクセに対するレーザ光線に
発せられる信号によりレーザ光線がオンになっている時
間を制御する。ドラムは,ドラム上に投射されるレーザ
電力を静電荷に変換し,更に静電荷は粉末インク即ち
「トナー」(一般に「マーキング媒体」と呼ぶ)を引き
付け,保持する。静電気を帯びた用紙(一般に「印刷
面」と呼ぶ)がドラムに押し付けられて回転する時,ト
ナーが用紙に転写され,更に用紙は加熱されてトナーが
用紙に溶着される。画像の解像度は1インチ当りの走査
線数(lpi)と,1インチ当りのドット数(dpi)
で測定される各走査線に沿ったピクセル値の密度によっ
て決定される。典型的な高解像度のレーザプリンタは1
インチ当り600本の走査線を有し,且つ各走査線上に
1インチ当り600個のドットを有する。
【0003】ピクセル位置の関数として典型的なレーザ
信号100の図表を図1に示し,更にレーザプリンタに
より発生する走査線の太さ130の図表,およびトナー
線170の拡大図をそれぞれ図2と図3に示す。(一般
にトナー線170の上下の走査線160および180に
も同様にトナーがあるが,理解し易いようにトナー線1
70のみ図示し,走査線160と180はそれぞれトナ
ーなしで示されている。)図1から図3を対比すること
によって明らかなように,トナー線170の太さは,レ
ーザに向けられる信号レベルにほぼ比例する。トナー線
170の太さは,レーザ信号のレベルが,全ピクセル幅
値PPを持つときに1つのピクセルの幅に達し,またレ
ーザ信号のレベルがその最大値PMを有するときに最大
トナー幅WM(図3の3つのピクセル分の幅)に達す
る。
【0004】単色画像が1走査線当り1本のトナー線の
みを必要とするのに対して,フルカラー画像は1走査線
当り多色のインクを必要とする。最も一般的にフルカラ
ー印刷画像は,シアン,マゼンタ,黄色および黒のイン
クを使用して発生され,画像は「CMYK」と呼ばれて
いる。本発明はフルカラー画像印刷並びに単色画像印刷
に用い得るが,1走査線当り複数のトナーを発生させる
ことは容易であるので,説明を分り易くするために,以
下,1走査線当り1色のトナーについて説明する。
【0005】レーザプリンタは画像を迅速に発生するこ
とができるが,レーザに指示されるレベルと付着したト
ナーの量との間の関係が非線形的であることは,トナー
密度が低い領域(ハイライト領域)とトナー密度が高い
領域(シャドー領域)で精密な画像を発生する場合に問
題である。処理に関連した非線形性の1つは,トナー粒
子同士を凝集させるトナー粒子間引力の結果であって,
用紙に付着するトナーのドットが最小サイズ以下になる
のが妨げられる。レーザに適用される信号とその結果と
してのトナー密度との間の非線形的な関係を生じる別の
要因の1つは,レーザをターンオンまたはターンオフす
るのに時間を必要とする結果である。図4にピクセル数
の関数としてレーザ信号の図表,および図5にトナード
ラム上の距離の関数としての入射レーザ電力の対応する
図表を示す。両図に示されるように,レーザ電力信号が
最大のレーザ電力値(図5の「1」の値に標準化され
る)を有する時間の長さは,レーザ信号値にほぼ比例す
る。しかしレーザ電力は瞬間的に「1」の値に達するこ
とは出来ず,また瞬間的にゼロ値に戻ることも出来な
い。これらの傾斜時間がレーザ信号とレーザ電力間との
比例関係に影響を与える。特に,ピクセル番号1の信号
のような小さなレーザ信号の場合,レーザ電力の有限長
の上昇時間と下降時間によってレーザ電力が「1」値に
達するのが妨げられるので,上記の非比例関係は最も著
しい。
【0006】典型的な低電力のレーザ信号200の図表
を図6に示し,またレーザプリンタにより発生したトナ
ー線の太さ230の図表とトナー線260の拡大図と,
図7および図8にそれぞれ示す。図6から図7を対比す
ることにより判るように,例えば第2番目のピクセルの
ようにゼロのレーザ値に囲繞され,且つ孤立単一ピクセ
ルのカットオフ値PC1を下回るレーザ値を有するピク
セルについては,レーザ装置は用紙にトナーを付着させ
ることが出来ない。しかし,ゼロのレーザ値に囲繞さ
れ,且つ孤立単一ピクセルのカットオフ値PC1を上回
るピクセル(例えば第4番目のピクセル)では,レーザ
装置はトナーによってカバーされたエリア262を発生
することが出来る。同様に,レーザ装置は,ゼロのレー
ザ値に囲繞されて,且つその平均値が孤立二重ピクセル
のカットオフ値PC2を下回る1対のレーザ値について
も,トナーでカバーされたエリアを発生することはでき
ない。しかし,第6番目および第7番目のような孤立し
た1組のピクセルが,孤立二重ピクセルのカットオフ値
PC2を上回る平均値を有する時には,トナーでカバー
されたエリア264が生成される。同様に,孤立三重ピ
クセルのカットオフ値PC3は孤立二重ピクセルのカッ
トオフ値PC2を下回る値を有し,孤立した三重ピクセ
ル(図示されていない)が孤立三重ピクセルのカットオ
フ値PC3を上回る平均値を有する時に,トナーでカバ
ーされたエリアが生成される。以下,四重以上のピクセ
ルについても同様である。
【0007】実際にはこの事情は,周囲のピクセルの非
ゼロ値がカットオフ値に影響を与えるために,上述より
も若干複雑である。例えば1つのピクセルの回りのレー
ザ値が1の値を有する時,最小の印刷可能なドットはP
C1よりも若干小さい値に対応する。またドットの回り
のレーザ値が2の値を有するときには,最小の印刷可能
なドットは更に小さい値に対応する。同様に,1対のピ
クセルの回りのレーザ値が1の値を有する時には,最小
の印刷可能なドットはPC2よりも若干小さい1対のピ
クセルの平均値に対応する。
【0008】レーザプリンタ画像の別の非線形性は,シ
ャドー領域を生成する大きなレーザ値中に見出される。
例としてレーザ信号300の図表を図9に示し,生じる
線の太さ330の図表をそれぞれ図10および図11に
示す。図9から図11を対比することによって分るよう
に,ゼロから全ピクセル幅値PP(この場合第1番目か
ら第6番目のピクセル値まで)の範囲の中央近くにある
レーザ値300に対しては,レーザ装置はレーザ値にほ
ぼ比例する太さのライン360を発生する。しかし全ピ
クセル幅値PP(例えば第7番目,8番目および9番目
のピクセル値)近くにあるレーザ値に対しては,レーザ
装置はピクセルを過度に暗くする傾向にある。
【0009】(一定濃度の走査線に於ける)低電力レー
ザ信号のアンダーエンファシスおよび高電力のレーザ信
号のオーバーエンファシスは,トナー線の太さ,即ちト
ナー「密度」に対してレーザ値をプロットした図12の
図表により表わされる。この図表から判るようにレーザ
信号の低値に対しては,図6から図8を参照して上で説
明したように線の太さはゼロであり,またレーザ信号の
高値に対しては,図9から図11を参照して説明したよ
うに,線の太さはレーザ信号が値PPに達する前に1に
達する。
【0010】図12に示したその他の欠点は,レーザ値
が有限数の離散値を有することと,従ってトナー線が,
有限数の離散的な太さを有することである。この線の太
さの「量子化」によって,カラーがゆっくりと変化する
エリアがあるときに「偽輪郭」を生成することがある。
即ち,或るレベルのグレイスケールを有する領域とその
次のレベルのグレイスケールを有する隣接領域との間の
境界で偽輪郭が発生する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】これらの非線形性およ
び量子化効果は,正確な画像印刷に困難且つ複雑な問題
を生じる。従って本発明の目的は,正確な階調を再現す
る,より良画質のレーザプリンティングのための方法,
装置,システム及び媒体を提供することである。
【0012】更に詳しくは,本発明の目的は,トナー密
度の低いエリアで正確なレーザプリンティングを行うた
めの方法,装置,システム及び媒体を提供することにあ
る。
【0013】本発明の別の目的は,高トナー密度のエリ
ア内での正確なレーザプリンティングのための方法,装
置,システム及び媒体を提供することである。
【0014】本発明の別の目的は,特に画像グレイスケ
ールが徐々に変化する複数のエリア内でのグレイスケー
ル間の円滑な遷移を行うレーザプリンティングのための
方法,装置,システムおよび媒体を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は印刷面上にイン
クを付着させるプリンタエンジンにより発生する低減解
像度の正確な色調再現のための方法,装置,システムお
よびコンピュータ読み取り可能媒体を対象としている。
マルチピクセル・セルの寸法が定義され,また,対応す
るフォント指標値を持つ一連のフォントセルで構成され
たフォントセットが定義される。マルチピクセル・セル
中の画像の一部分を発生させるために,マルチピクセル
・セル中のピクセルのピクセル値がフォント指標値にマ
ップされ,またフォント指標値に対応するフォントセル
が印刷面上に印刷される。
【0016】本発明はまた,画像値が2つよりも多い値
を有する画像値スケールで量子化される印刷面上での画
像の正確な色調再現のための方法,装置,システムおよ
びコンピュータ読み取り可能な媒体を対象としている。
【0017】画像値はプリンタ値にマッピングされる。
ここで,プリンタ値とは,プリンタ装置により利用可能
な範囲内の値であって,画像値スケールと異なる,2値
よりも多い値を有するプリンタ値スケールで量子化され
た値である。画像値とプリンタ値との差は,それが画像
値スケールで測定される場合に,画像値の空間平均が画
像値スケールで測定したプリンタ値の空間平均に近似す
るように,修正される。インクは,プリンタ値にほぼ比
例する量で印刷面上のピクセル位置に付着される。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態の方
法500のブロック図を図15に示す。方法500は,
例えばスキャナにより発生する加法色のピクセルデータ
を受取るカラーマッチング・ステップ510で始まり,
プリンタにより使用される減法色ピクセルデータを生成
する。工業規格に従って,加法色データはRGB(即ち
「赤,緑,青」)の色空間中にあり,また減法色データ
はCMYK(即ち「シアン,マゼンタ,黄色,黒」)の
色空間中にある。好ましくはカラーマッチング・ステッ
プ510の較正システムは,ジョセフ・シューによるMe
thod and Apparatus forAutomatic Color Correction
(自動カラー修正方法及び装置)の表題を有する米国特
許出願番号08/678,884に従って実行できる。簡単に言え
ば,本較正システムは非線形補間技術を,カラー画像の
パッチから発生された比較的少数の測定済みサンプル値
に適用して,多数の較正値を記憶したカラー・ルックア
ップテーブルを提供する。
【0019】カラーマッチング・ステップ510により
発生したCMYKデータは,好ましくはジョセフ・シュ
ーによるMethod and Apparatus for Tonal Correction
in Binary Printing Devices by Predistortion of Ima
ge Data(バイナリ印刷装置に於ける画像データの事前
歪曲による階調修正の方法と装置)の表題を有する米国
特許5,568,572号に記述されている補間システムに従っ
て,ドットゲイン補償ステップ515で処理される。簡
単に言えば,このドットゲイン補償のプロセスでは,画
像のハイライト領域と高中間調領域を明色化し,また画
像のシャドーエリアおよび低中間調エリアを暗くするフ
ィルタ機能を適用することによってピクセルデータを濾
過する。ドットゲイン補償ステップ516の出力は修正
CMYKデータであって,図15ではC’M’Y’K’
として示されている。
【0020】方法500は,更にセル定義ステップ52
0に進み,そこで走査方向に沿ったピクセル中のセルの
長さNLと,走査方向に垂直なピクセル中のセルの幅N
Wとが定義される(この好ましい実施の形態では方形状
のセルを利用しているが,タイル張りすることの出来る
いずれの形状のセルも使用することが出来る。)。これ
のセル寸法は,プリンタ画像の所望解像度の関数であ
る。R1×R2がプリンタの解像度であるとすると,N
L×NWセルは低解像度画像のピクセルになるので,N
L×NWセルはR1/NL×R2/NWの解像度を生成
する。例えば,600lpiで走査し,各走査線が60
0dpiの解像度を持つレーザプリンタについては,N
L=3及びNW=2の寸法を持つセルが300lpiと
200dpiの画像を生成する。
【0021】方法500は,フォント定義ステップ52
3に続き,そこでセル定義ステップ520で定義された
セル寸法に対するフォントセットが定義される。以下に
詳細に説明するように,フォントセットは,指標付けし
たセルのセットから構成され,そのセットの各要素はそ
のセル中のピクセルに対する特定のプリンタ値パターン
を有する「フォント」である。フォントセットは次のよ
うな諸性質を持っている。即ち,ゼロのフォント指標値
を持つフォントセル中では全てのプリンタピクセル値が
ゼロである。1のフォント指標値を持つフォントセル中
では,孤立単一ピクセル・カットオフ値を有する一つの
ピクセルを除いて,全てのプリンタピクセル値がゼロで
ある。フォント指標が1だけ増加すると,走査方向に沿
う線上のピクセルを除いて全てのプリンタピクセル値が
ゼロとなるように,セル中のピクセルに対するプリンタ
ピクセル値が1だけ増加し,また最終のフォントセル
は,全セル幅プリンタピクセル値を持つ走査方向に沿う
1列のピクセルと,それ以外の場所のゼロ値のピクセル
とから構成される。
【0022】次にデータはマルチレベル・ハーフトーニ
ングステップ525に送られ,そこでC’M’Y’K’
データの各成分がプリンタエンジン540による使用に
適した範囲の値にマッピングされる。典型的には,C’
M’Y’K’の各成分がスキャナから得られるときに
は,それは8ビット数であり,従って各成分は0と25
5の間の整数値をとる。斯かるデータは「スキャナ値」
と呼ばれる。典型的には,プリンタエンジンにより使用
されるデータ(即ち「プリンタデータ」)の各成分は0
の値と32の値との間の整数値を持っており,32の値
は全ピクセル幅値PPである。
【0023】スキャナデータ値のプリンタデータ値に対
する関係は図19のマルチレベル・ハーフトーニングス
テップによって説明されるが,同図ではスケール605
の高さが,左側610では255の等間隔で目盛られて
おり,また右側615では,「32」のレーザ値が単一
ピクセル幅のインクエリアを発生するので,32の等間
隔で目盛られている。しかし,本発明に従えば,セル内
のスキャナ値は以下に詳細に説明するように,合計さ
れ,フォント指標値にマッピングされる。図20に3×
3セルに対するスキャナ値611と,3×3セルに対す
るフォント指標値616との関係と示す。1つのピクセ
ルのスキャナ値が0から255までの範囲内にあるとい
う前提では,3×3セルに対しては2295=9×25
5の範囲があり,また以下に詳細に示すように,3×3
セルに対するフォント指標値はゼロから262までの範
囲内にある。
【0024】注目すべきことに,スケール605の左側
610のスキャナ値目盛は,一般的にはスケール605
の右側615のプリンタ値目盛と同じ位置には生じな
い。従って,図21に示したように,(SV/Δ)のプ
リンタ値は一般的に2つの整数値AおよびBの間に入
る。ここでΔ=SM/PM,PMは最大プリンタ値,S
Mは最大スキャナ値である。(SV/Δ)と整数プリン
タ値Aとの間の距離がXであり,また(SV/Δ)と整
数プリンタ値Bとの間の距離がこのとき(1−X)であ
るとすると,(SV/Δ)のプリンタ値を持つ領域の正
確な階調再現を行なうためには,その領域内のピクセル
のX%をBのプリンタ値で印刷し,またその領域内のピ
クセルの(1−X%)をAのプリンタ値で印刷するため
の手段を実行しなければならない。
【0025】本発明に従えば,平均プリンタ値PVを確
実に(SV/Δ)に等しくする,即ち平均プリンタ値P
Vをプリンタ値スケールで測定した場合の対応するスキ
ャナ値SVに等しくするために,誤差拡散またはディザ
リング等のハーフトーニング法を使用する。これによ
り,眼がピクセルとピクセルとの分離距離のオーダの波
長で平均的に変動する傾向にあるために,空間平均化ス
キャナ値に等しい空間平均化プリンタ値を持つ領域が効
果的に得られる。
【0026】本発明の誤差拡散法に従えば,特定のピク
セルに発生した誤差を隣接するピクセルのいずれのグル
ープに移すことも出来る。例えば或る走査線の(i−
1)番目のピクセルでの誤差を次のピクセル,即ちi番
目のピクセルに加えられる場合について考えると,この
場合に,現在のピクセル(即ち第i番目のピクセル)の
プリンタ値PV(i)は,下記に等しく設定される: PV(i)=[SV(i)/Δ+E(i−1)+1/
2] ここでE(i−1)はその前のピクセルで生成した誤差
値であり,角括弧は次の最小い整数への切り捨てを示
す。第i番目のピクセルの誤差項E(i)は下記のよう
に定義される。
【0027】E(i)=SV(i)/Δ+E(i−l)
−[SW(i)/Δ+E(i−l)+1/2] 例えば,PM=32またSM=255であると仮定する
と,Δ=7.96875となる。このとき,特定のピク
セルのスキャナ値SVは20であり,その前のピクセル
からの誤差は0.452であったとすると,値((32
×20/255)+0.452+0.5)=3.461
80は最も近い整数に切り下げられ,3のプリンタ値P
Vが得られ,−0.03820の誤差は次のピクセルに
加えられる。また,次のピクセルのスキャナ値SVが3
7であるとすると,その前のピクセルからの誤差が−
0.03820であったので,値((32×37/25
5)−0.03820+0.5)=5.10494が最
も近い整数に切り下げられて,5のプリンタ値PVが与
えられ,また−0.39506の誤差が次のピクセルに
加えられ,以下同様に継続する。ここで理解されるべき
は,本発明はスキャナ値SV(i,j)からの変換中に
プリンタ値PV(i,j)を整数に丸めることによって
生じる誤差を拡散するための如何なる方法にも適用さ
れ,その結果空間平均プリンタ値を,プリンタ値スケー
ルで測定した場合の空間平均スキャナ値に近似させるも
のであることである。
【0028】本発明のディザリング手法に従えば,
(i,j)ピクセルに於けるプリンタ値PVは下記によ
りその(i,J)ピクセルのスキャナ値SVに関係して
いる。
【0029】PV(i,j)=[SV(i,j)+M
(modMl(i),modM29j))/Δ] ここでMはゼロと([Δ+0.5]−1)との間に疑似
ランダムに分布した値を持つM1×M2ディザリングマ
トリックスであり,角括弧は次の最小整数へ切り下げら
えることを示している。切り下げ前にスキャナ値SV
(i,j)に小さいランダム値を加えることは,プリン
タ値PV(i,j)を([SV(i,j)/Δ]+1)
に等しくなるようにランダムに切り上げて,前に述べた
ように,それぞれ(1−X)%とX%とに比例して,
[SV(i,j)/Δ]での引き数の余りを切り下げる
ように作用する。
【0030】図22にΔ=255/32=7.9687
5の場合について,典型的な5×5ディザリングマトリ
ックス700を示す。図からわかるように,5×5ディ
ザリングマトリックス700には0と7の間の各値がほ
ぼ等しい数で入っている(この例では,4個の4がある
以外は0と7の間の各値のエントリー数は3個であ
る)。図23に図示したように,スキャナ値SV(i,
j)にM(modM1(i),modM2(j))を加
えることは,ピクセル画像をディザリングマトリックス
700でタイル張りし,また特定のピクセル(i,j)
に対応するディザリングマトリックスM中のエントリー
を選択することと同等である。例えば,5×5ディザリ
ングマトリックスについては,(46,74)ピクセル
はディザリングマトリックスM中の(1,4)のエント
リーに対応し(この場合マトリックスの一番上の左手コ
ーナのエントリーは(0,0)エントリーと表記され
る。もし(46,74)のピクセルが134の値を持つ
ようになると,得られるプリンタ値PV(i,j)は
(134+1)/7.96875]=16である。
【0031】方形のディザリングマトリックスが一般に
使用されるが,図24に示した非方形の6エレメントの
ディザリングマトリックスでの平面のタイル張りで図解
したように,ディザリングマトリックスは平面をタイル
張りすることの出来るどんな形状を持っていてもよい。
ここで理解されるべきは,本発明はスキャナ値SV
(i,j)にランダム値を加えるための如何なる方法に
も適用され,その結果,整数に丸めることによって,空
間平均化したときに,プリンタ値スケールで測定したと
きの空間平均化スキャナ値SV(i,j)に近似したプ
リンタ値PV(i,j)を生成することである。
【0032】マルチレベル・ハーフトーニング525に
よりプリンタ値PVが1度スキャナ値SVに転換される
と,プリンタ値PVのセルはフォント指標付け方法53
0を使用してフォントセルにマッピングされる。例え
ば,セル定義段階520でセルサイズを3×3に定義し
たとすると,3×3セルのフォントセットが必要とな
る。本発明の方法に従った典型的な3×3フォントセッ
トを図25に示すが,各フォントは,孤立単一ピクセル
・カットオフ値PC1および孤立2重ピクセル・カット
オフ値PC2などの制限を持つレーザ装置により印刷可
能であり,また,フォントセットは連続するフォントセ
ル間の全付着インクの差異が最少になるように選択され
ることは重視すべきである。また,全フォントセットに
おいて,次の点に注目すべきである。即ち,フォント指
標値ゼロを有するフォントセルにおいては,全プリンタ
ピクセル値はゼロである。フォント指標値1を有するフ
ォントセルにおいては,全プリンタピクセル値は孤立単
一ピクセル・カットオフ値を有する一つのピクセルを除
きゼロである。後続するフォントセルでは,フォント指
標値は増分されるのに伴い,プリンタピクセル値は,全
プリンタピクセル値が走査方向に沿う線内の隣接ピクセ
ルグループを除いてゼロになるように増分される。ま
た,最終フォントセルは,全セル幅プリンタピクセル値
を有する走査方向に沿うピクセルの線と,その他の場所
におけるゼロ値のピクセルとにより構成される。全ての
フォントセルについて(フォント指標値ゼロに対応する
フォントセルを除き),非ゼロピクセルは全セル幅プリ
ンタ値以下の値を有しており,また少なくとも1つのピ
クセルは孤立単一ピクセル・カットオフ値以上の値を有
する。トナー線幅はほぼレザー信号に比例しているの
で,全ピクセル幅プリンタ値が32であれば,本明細書
では2×2セルの全セル幅プリンタ値は64(解像度は
300lpi×300dpi),3×3セルの全セル幅
プリンタ値は96(解像度は200lpi×200dp
i),4×4セルの全セル幅プリンタ値は128(解像
度は150lpi×150dpi)となると推定され
る。
【0033】3×3セルのときには,全セル幅プリンタ
値,即ち3ピクセルのトナー線幅を生成するレーザ値
は,96となる。3×3セルのときには,全セル幅プリ
ンタ値,即ち3ピクセルのトナー線幅を生成するレーザ
値は,96となる。同様に,レーザ装置の孤立単一ピク
セル・カットオフ値PC1は27,孤立二重ピクセル・
カットオフ値PC2は15,またレーザプリンタの走査
方向は垂直方向に向かうことになる。図25に示すよう
に,フォント指標値xがゼロのフォントセル(即ち,x
=0とラベル付けされたゼロ番目のセルで,図25に示
した事実上の第1番目のセル)は,セルの9個のピクセ
ルの各々においてゼロ・エントリとなる。尚,全ピクセ
ル幅値は32であるから,図25〜28のフォントセル
における全エントリは分母値32上に分子として表示さ
れている。フォント指標値xが1のフォントセル(即
ち,第1番目のセル)は,中央ピクセルの値27を除い
て各ピクセルにおいてゼロ・エントリを持ち,中央ピク
セルは孤立単一ピクセル・カットオフ値PC1と等しい
値を有するので,印刷可能である。第2番目のフォント
セルは中央ピクセルの値28を除き各ピクセルにおいて
ゼロ・エントリを持っており,第3番目のフォントセル
は中央ピクセルの値29を除き各ピクセルにおいてゼロ
・エントリを持っており,以下同様に中央ピクセルの値
32を除きゼロ・エントリを持つ第6番目のセルまで続
き,これらのフォントセルはもちろん印刷可能である。
第7番目のセルから38番目のセルのまでのフォントセ
ルについては,中央ピクセルは全ピクセル幅値32を有
しており,中央セルの真上のセルの値は1から32まで
増加し,またこの2つの隣接する非ゼロピクセルの平均
値は孤立二重ピクセル・カットオフ値PC2より大きい
ので,これらのフォントセルは印刷可能である。例え
ば,7番目のセルについては中央ピクセルの値は32で
あり中央セルの真上のピクセルの値は1であり,8番目
のセルについては中央ピクセルの値は32であり中央セ
ルの真上のピクセルの値は2であり,以下同様に中央ピ
クセルの値が32であり中央セルの真上のピクセル値が
32である38番目のセルまで続く。次に,39番目の
セルから70番目のセルまでのフォントセルについて
は,中央ピクセルは全ピクセル幅値32を有しており,
中央セルの真上のピクセルは全ピクセル幅値32を有
し,また中央セルの真下のセルの値は1から32まで増
加している。次に,71番目のセルから262番目のセ
ルまでのフォントセルについては,中央列の中央にある
ピクセル,中央列の最上部のピクセル,および中央列の
最下部のピクセルは逐次1ずつ増加している。例えば,
71番目のセルでは,中央ピクセルの値は33で中央ピ
クセルの上のピクセルの値は32でまた中央ピクセルの
下のピクセルの値は32であり,また72番目のセルで
は,中央ピクセルの値は33で中央ピクセルの上のピク
セルの値は33でまた中央ピクセルの下のピクセルの値
は32であり,73番目のセルでは,中央ピクセルの値
は33で中央ピクセルの上のピクセルの値は33でまた
中央ピクセルの下のピクセルの値は33であり,また7
4番目のセルでは,中央ピクセルの値は34で中央ピク
セルの上のピクセルの値は33でまた中央ピクセルの下
のピクセルの値は33であり,以下同様に中央ピクセル
の値が最大プリンタ値96を有し,中央ピクセルの上の
ピクセルが最大プリンタ値96を有し,また中央ピクセ
ルの下のピクセルの値が最大プリンタ値96を有する2
62番目のセルまで増加する。
【0034】図25のフォントセル(ゼロ番目のセルを
除く)について,セル中のピクセル値の合計から26を
減じるとそのセルのラベル値に等しくなること,即ち数
学的には下記のように表されることは注目すべきであ
る。
【0035】x=(Σピクセル値)−26 即ち,各セルのトナーの合計密度は各連続フォントセル
について1ずつ増加する。これらのフォントセルは各々
印刷可能であり,また(ゼロ番目および第1番目のフォ
ントセルの合計トナー密度間のギャップを除き)連続す
るフォントセルの合計トナー密度間の差は最少となる。
したがって,各セル中のプリンタ値を統合することによ
り,プリンタ値と合計トナー密度間の唯一の非連続性の
みが残ることになり,これがセル中の1から26までの
合計トナー密度に関連したギャップである。
【0036】ピクセル値を本発明のフォントセルにマッ
ピングすることの利点を,典型的なハイライト領域を考
慮してピクセル値と合わせて図29に示す。孤立した単
一非ゼロ値ピクセルの値が孤立単一ピクセル・カットオ
フ値PC1より小さい,また非ゼロ値ピクセルの孤立し
た対の値が孤立二重ピクセル・カットオフ値PC2より
小さいなどで,プリンタエンジンはこの範囲にトナーを
付着させることはできない。しかし,各3×3セル中の
ピクセルが,それらのプリンタ値の合計と同一値のフォ
ントセルにとって替わられると,図30に示すようなピ
クセル値のプリント可能なセルが生成され,ここではピ
クセルの値は中央列の2番目,5番目および8番目のそ
れぞれ30,31および32を除きゼロとなる。このよ
うにフォントにより生成されるダイナミックレンジの増
加を図12に示す。例えば,3×3セルを使用している
図29および図30の例では,非ゼロトナー密度を生成
する最少プリンタ値はR1からR1’まで値9だけ減少
する。
【0037】定義することができるフォントにはいろい
ろな種類があり,以下の様な性質を持っていることは注
目すべきである。即ち,フォント指標値ゼロのフォント
セルにおいては全ピクセル値はゼロであり,フォント指
標値1のフォントセルにおいては,孤立単一ピクセル・
カットオフ値を有する一つのピクセルを除き,全ピクセ
ル値はゼロであり,後続するフォントセルのフォント指
標値が増分されるのに伴い,プリンタピクセル値は,走
査方向に沿う線内のピクセル以外のプリンタピクセル値
がゼロになるように,増分され,また,最終フォントセ
ルは,全セル幅プリンタピクセル値を有する走査方向に
沿うピクセル線とその他の場所のゼロ値のピクセルとに
より構成される。
【0038】図25のフォントセットの典型的な別の例
を図26に示す。前述のように,ゼロ番目のセル(即
ち,図26の事実上の第1番目のセル)は,セルの9個
のピクセルの各々においてゼロ・エントリを有し,第1
番目のセルは,中央ピクセルの値27(孤立単一ピクセ
ル・カットオフ値)を除いて各ピクセルにおいてゼロ・
エントリを有し,第2番目のセルは,中央ピクセルの値
28を除いて各ピクセルにおいてゼロ・エントリを有
し,以下同様に,中央ピクセルの値32を除いてゼロ・
エントリである第6番目のセルに至るまで続く。次い
で,7番目のセルから70番目のセルのまでのフォント
セルについては,中央ピクセルは全ピクセル幅値32を
有しており,中央セルの真上および真下のセルの値は中
央セルの真上および真下のセルの値が32に達するまで
交互に増分される。例えば,7番目のセルでは,中央ピ
クセル値は32であり,中央ピクセルの上のピクセル値
は1で,その他の全ピクセル値はゼロである。8番目の
セルでは,中央ピクセル値は32であり,中央ピクセル
の上下のピクセル値は1である。9番目のセルでは,中
央ピクセル値は32,中央ピクセルの上のピクセル値は
2,中央ピクセルの下のピクセル値は1でその他の全ピ
クセル値はゼロであり,以下同様に,中央ピクセルおよ
び中央ピクセルの真上および真下のピクセル値が32に
達する70番目のセルまで続く。71番目のセルから1
34番目のセルまでのフォントセルについては,中央ピ
クセル値は1ずつ増分されるので,71番目のセルでは
中央ピクセル値は33,中央ピクセルの真上および真下
のピクセル値は32,セル中のその他の全ピクセルの値
はゼロであり,72番目のセルでは中央ピクセル値は3
4,中央ピクセルの真上および真下のピクセル値は3
2,セル中のその他の全ピクセルの値はゼロであり,以
下同様に,中央ピクセル値が96(最大ピクセル値),
中央ピクセルの真上および真下のピクセル値が32,セ
ル中のその他の全ピクセルの値はゼロである134番目
のセルまで続く。同様に,135番目のセルから198
番目のセルまでのフォントセルについては,中央ピクセ
ルの上のピクセルの値は1ずつ増分するので,135番
目のセルでは中央ピクセル値は96,中央ピクセルの上
のピクセルの値は33,中央ピクセルの下のピクセルの
値は32,セル中のその他の全ピクセルの値はゼロであ
り,136番目のセルでは中央ピクセル値は96,中央
ピクセルの真上のピクセルの値は34,中央ピクセルの
真下のピクセルの値は32,セル中のその他の全ピクセ
ルの値はゼロであり,以下同様に続く。最後に,199
番目のセルから262番目のセルまでのフォントセルに
ついては,中央ピクセルと中央ピクセルの真上のピクセ
ルの値は96で,中央ピクセルの真下のピクセルの値は
1ずつ増分される。したがって,199番目のセルで
は,中央ピクセルとその上のピクセルの値は96で中央
ピクセルの真下のピクセルの値は33であり,200番
目のセルでは,中央ピクセルとその上のピクセルの値は
96で中央ピクセルの真下のピクセルの値は34であ
り,以下同様に中央ピクセルとその上下のピクセルの値
が96となる262番目のセルまで続く。
【0039】3×3フォントセルは,解像度を垂直およ
び水平方向に係数3だけ低減し,従って600lpi
(1インチ当たりの線数)×600dpi(1インチ当
たりのドット数)のレーザプリンタは3×3セルを使用
したときには,200dpi×200dpiの解像度を
持つ。一般にNL×NTの寸法のフォントセルを使用す
ることができる.ここでNLはレーザの走査方向のセル
の長さを表わす整数であり,またNTはレーザの走査方
向に垂直方向のセルの幅を表わしており,両者の積(N
L*NT)は1よりも大きく,またその結果えられる解
像度は(600/NL)dpi×(600/NT)dp
iである。
【0040】例えば2×2セルについてのフォントセッ
トを図27に示す。図25および図26の3×3セルに
ついてのフォントセットの場合に見られるように,第ゼ
ロ番目のセル(x=0)は各ピクセルに対してゼロの値
を持ち,第1番目のセル(x=1)は,孤立単一ピクセ
ルカットオフ値PC1の27の値を持つ1つのピクセル
を除いて各ピクセルに対してゼロの値を持っており,第
2番目のセル(x=2)は孤立単一ピクセル・カットオ
フ値PC1よりも1だけ大きい28の値を持つ1つのピ
クセルを除いて各ピクセルに対してゼロの値をもってお
り,以下同様に全ピクセル幅値である32の値を持つ1
つのピクセルを除いて各ピクセルがゼロの値を持つ第6
番目のセル(x=6)まで続く。図27に示したフォン
トの場合には,第1のセルから第6のセルまでの非ゼロ
値を持つピクセルが,上方の右手側にあるが,セル中の
いずれのピクセルを非ゼロ値を持つように選択してもよ
い。また図25および図26の3×3セルに対するフォ
ントについての場合のように,連続するフォントセルの
全トナー密度の差を極小化して各フォントセルの印刷を
行なうことの出来るように,2×2セルを定義する各種
の方法がある。図25の3×3セルのフォントセットの
場合のように,7番目のセルは,1の値を持つピクセル
と,全ピクセル幅値PPである32の値を持つピクセル
とを除いて,各ピクセルに対してゼロの値を持ってお
り,8番目のセルは2の値を持つピクセルと32の値を
持つピクセルとを除いて,各ピクセルに対してゼロの値
を持っており,以下同様に32の値を持つ2つのピクセ
ルを除いて各ピクセルがゼロの値を持つ38番目のセル
(x=38)まで続く。図27に示したフォントの場合
に於いては,第7番目のセルから第38番目のセルまで
に於いて,32の値を持つピクセルは上右側にあり,そ
の他の非ゼロ値を持つピクセルは下右側ににあるが,セ
ル中のその他のピクセル対を非ゼロ値を持つように選択
してもよい。次に,39番目から103番目のセルにつ
いては,図25の70番目から262番目までのセルに
於いてピクセル値が増分されているように,右手側の2
つのピクセルが交互に増分されている。例えば39番目
のセルは上右側に33の値を,また下右側に32の値
を,また左側にゼロ値を持っており,40番目のセルは
上右側に33の値を,また下右側に32の値を,また左
側にゼロ値を持っており,第41番目のセルは上右側に
34の値を,また下右側に33の値を,また左側にゼロ
の値を持っており,以下同様に右側の両ピクセルにダブ
ルピクセル幅値P2Pの値である64の値を持つ103
番目のセルまで続く。
【0041】セルは正方形である必要はなく,図28の
フォントセットでは,セルが3ピクセルの幅と1ピクセ
ルの長さを持ち,前述と同様にレーザプリンタの走査方
向が垂直である場合が例示されている。図25および図
26の3×3セルについてのフォントセットの場合に見
られるように,第ゼロ番目のセル(x=0)は各ピクセ
ルに対してゼロの値を持ち,第1番目のセル(x=1)
は,孤立単一ピクセル・カットオフ値PC1の27の値
を持つ1つのピクセルを除いて各ピクセルに対してゼロ
の値を持っており,第2番目のセル(x=2)は孤立単
一ピクセル・カットオフ値PC1よりも1だけ大きい2
8の値を持つ1つのピクセルを除いて各ピクセルに対し
てゼロの値をもっており,以下同様に全ピクセル幅値で
ある32の値を持つ1つのピクセルを除いて各ピクセル
がゼロの値を持つ第6番目のセル(x=6)まで続く。
図28に示したフォントの場合には,第1のセルから第
6のセルまでの非ゼロ値を持つピクセルが,中央にある
が,セル中のいずれの列を非ゼロ値を持つように選択し
てもよい。続いて,7番目のセルは中央のピクセルに3
3の値を,またその他のピクセルにゼロの値を持ってお
り,以下同様に中央のピクセルに96の値を持ちその他
のピクセルにゼロの値を持つ70番目のセルまで続く。
【0042】本発明のフォントセルは,連続したフォン
ト指標値を持つのセル間の,付着したトナーの全量に於
ける差を最小化するように選択され,またプリンタエン
ジンのダイナミックレンジを増加し,その結果階調の再
現精度は向上する。システムのダイナミックレンジは更
にダイナミックレンジ調整によって改善される。ダイナ
ミックレンジ調整535には図12のフォント指標値曲
線に対する密度の決定が含まれている。次いでフォント
指標値は図13に示した線形関数によりマルチレベルの
ハーフトーニングステップ525で再マッピングされ,
そこでダイナミックレンジ調整前のフォント指標値が
x’の値にマッピングされる。ここでx’=R1’+
(R2’−R1’)*x/Nであり,Nは最大フォント
指標値である。また残りの非線形性が,上で論じたよう
に,ドットゲイン補償ステップ515で補償される。
【0043】本発明は好ましくは,IBM PS/2ま
たはアップル・マッキントシュ・コンピュータ等のコン
ピュータシステムとの関連中で実施される。代表的な環
境を図14に示したが,これには,中央演算処理装置5
2(従来のマイクロプロセッサでもよい)によって制御
されるコンピュータ50が含まれる。その他の多数の付
加的な全てシステムバスによって相互接続された装置
が,特定のタスクを実行するために提供される。特定の
コンピュータシステムでは,図14に示した装置の内の
いくつかのみを有することも出来,また図示されていな
い追加の構成要素を有するようにすることも出来るが,
大抵のコンピュータでは少なくとも図示した装置を含ん
でいる。
【0044】コンピュータ50には,情報の一時的記憶
用のランダムアクセス記憶装置(RAM)56,コンピ
ュータの構成および基本オペレーティングコマンドの永
久記憶用の読み出し専用メモリ(ROM)54,ディス
クドライブ73,プリンタ75およびスキャナ77等の
周辺装置をケーブル72,74および76を介してそれ
ぞれバス58に接続するための入力/出力(I/O)ア
ダプタが含まれている。ユーザインタフェースアダプタ
66もまたマウス,スピーカ,およびマイクロフォンま
たはキーボード80等の入力装置をバス58に接続する
ために設けられている。映像出力がバス58をビデオモ
ニタ等のディスプレイ装置82に接続するディスプレイ
アダプタ68によって与えられる。コンピュータ50は
常駐プログラムを持ち,また適当なオペレーティングシ
ステムによって制御され,調整される。
【0045】本発明に最も関係しているのはプリンタ7
5であって,典型的には画像,グラフィックおよび/ま
たはテキスト情報を,RAM56に存在するアプリケー
ションプログラム(テキストエディタ,図形処理プログ
ラムまたは画像処理プログラム)からを受け取る。プリ
ンタ75の制御は,本発明のセル定義520,マルチレ
ベルハーフトーニング535,フォント指標付け530
およびダイナミックレンジ調整535を含めて,プリン
タ75またはコンピュータ50に存在する適当なハード
ウエアまたはソフトウエアによって実行することもでき
る。これらのモジュールは,一般的に「ドライバ」とし
て知られているが,コンピュータ50からの,恐らくス
キャナ77で発信された,生の画像データ,図形情報お
よび/またはテキスト情報を,プリンタエンジン540
を直接制御するために適当な書式に処理する。
【0046】図15の方法に対応する装置505を図1
6に示す。カラー整合器511が,スキャナ等によって
発生される加法色ピクセルデータを受け取り,プリンタ
によって使用される減法色ピクセルデータを生成する。
好ましくは,カラー整合器511は,ジョセフ・シュー
による,Method and Apparatus for Automatic ColorCo
rrectionno の表題を有する米国特許出願番号08/6
78,884に従って実行される。カラー整合器511
によって派生したCMYKデータは,好ましくは前に説
明したジョセフ・シューによる,Method and Apparatus
for Tonal Correction in Binary Printing Devices b
y Predistortion of Image Data の表題を有する米国
特許第5,568,572号に説明されている補償シス
テムに従って実行される。ドットゲイン補償器の出力は
修正CMYKデータであって,図17にC’M’Y’
K’として示されている。データは次いでハーフトーニ
ング操作を実行するハーフトーニング装置528に送ら
れ,C’M’Y’K’データの各成分がプリンタエンジ
ン541によって使用されるのに適した範囲の値にマッ
ピングされ,図15に関係して前述したように,空間平
均化プリンタ値は空間平均化スキャナ値に近似される。
ハーフトーニング装置528におけるハーフトーニング
は,図17に示した図16の装置505の特定の実施形
態501中で説明したように,ディザ装置526によっ
て実行することができ,または図18に示した図16の
装置505の特定の実施形態中に示したように,誤差拡
散器527によって実行することが出来る。ディザ装置
526と誤差拡散器527によって実行されるディザリ
ング操作および誤差拡散操作は,それぞれ図15に示し
た方法を参照して上で詳細に説明されている。
【0047】ハーフトーニング装置528の出力は,ハ
ーフトーンフォント指標化器531に送られ,プリンタ
値のマルチピクセル・セルをセル定義装置521によっ
て決定された寸法でフォントセル発生器522中に記憶
されているハーフトーンフォントにマッピングする。セ
ル寸法定義装置521は,セル長さNLとセル幅NWと
を記憶するための記憶レジスタより構成することが出
来,またプリンタ画像の所望の解像度を得るためにエン
ドユーザに照会し,所望の解像度に基づいてセル長さN
Lとセル幅とを計算するための手段とを有することもで
きる。図25,26,27および28を参照して詳細に
説明したように,フォントセル発生器522によって記
憶された,または発生されたフォントセルは下記の性質
を持っている。即ち,ゼロのフォント指標値を持つフォ
ントセル中では全てのプリンタピクセル値はゼロであ
り,1のフォント指標値を持つフォントセル中では,孤
立単一ピクセルカットオフ値を持つ1つのピクセルを除
いて,全てのプリンタピクセル値がゼロであり,後続す
るフォントセルでは,フォント指標値が増分されるに伴
い,走査方向に沿う線上の隣接ピクセルのグループを除
いて全てのピクセル値がゼロであるように,プリンタピ
クセル値が増分される。また,最終フォントセルは全セ
ル幅プリンタピクセル値を持つ走査方向に沿う1行のピ
クセルとその他の場所に於けるゼロ値のピクセルとから
構成される。そして,全てのフォントセル(ゼロのフォ
ント指標値に対応するフォントセルを除く)について,
非ゼロピクセルが全セル幅プリンタピクセル値よりも小
さい値を持ち,また少なくとも1つのピクセルが孤立単
一ピクセル・カットオフ値よりも大きい値を持ってい
る。その結果として,ハーフトーンフォント指標化器5
31によって生成されるフォントセル出力のダイナミッ
クレンジは増大し,また階調間の遷移はより円滑化さ
れ,その結果前に詳細に説明したように階調再現精度は
向上する。最終的に,ハーフトーンフォント指標化器5
31の出力は,ダイナミックレンジ調節器536に送ら
れ,フォント指標値は図12の密度対フォント指標値曲
線からの決定に基づいて図13に示した線形関数に従っ
て再マッピングされる。
【0048】ここで理解されるべきは,図15,16,
17および18のブロック装置はプログラムされた汎用
デジタルコンピュータを用いて,または特定用途の集積
回路を用いて,または相互接続された従来の構成装置と
回路のネットワークを用いて,またはマルチスレッド・
マルチタスク環境を使用して実行することが出来ること
である。別法として,図16と図17の各ブロックは,
それぞれのCPUを含み,対応する方法を実行するため
の一連の専用コンピュータを表わしていると考えること
が出来,またコンピュータ読み取り可能なプログラムコ
ードを有するコンピュータ使用可能な媒体を表わしてい
てもよく,または諸方法のハードウエア装置を表わすも
のとすることも出来る。上述の発明は,ファクシミリ機
械,文書複写機等の従来のプロセッサ駆動型の画像処理
装置の構成要素として提供されることも出来る。要約す
れば,当業者はこれらの機能を限定するプログラムを,
(a)書き込み不能な記憶媒体(例えばコンピュータ内
の読み出し専用記憶装置またはコンピュータのI/O接
続機構によって読み取り可能なCDーROM)に永久記
憶された情報,(b)既に書き込み可能な記憶媒体(例
えば,フロッピーディスクおよびハードドライブ)に記
憶された情報,または(c)テレフォンネットワーク等
の通信媒体によってコンピュータに伝達された情報を含
む多くの形式でコンピュータに伝達できるが,これらに
限定されるものではない。従って,ここで理解されるべ
きは,斯かる媒体は,斯かる情報を保持しているときに
は,本発明の代替実施形態を表わしていることである。
更にまた,本明細書中に示した方法と装置の詳細レベル
は機能ブロックレベルで示されているが,これらの機能
を達成するために適正な専用回路を開発することは当業
者の容易に理解できる範囲内にあることも,理解される
べきである。
【0049】本発明の好ましい実施の形態についての上
述の説明は例示に過ぎず,前述の実施の形態および方法
とは異なる他の形態も本発明によって提供される。本発
明の好ましい実施形態の記述から,それらの概念を具体
化する別の実施形態を使用することが出来ることは,通
常の技術を有する当業者にとつて明らかである。従っ
て,本発明は,開示されている実施形態に制限されるべ
きではなく,付属の特許請求の範囲の精神と範囲によっ
てのみ制限されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ピクセル番号の関数として大きな範囲の値を
持つ典型的なレーザ信号のプロット図。
【図2】 図1の典型的なレーザ信号に対する線の太さ
とピクセル番号との関係を示すプロット図。
【図3】 図1の典型的なレーザ信号により発生するト
ナーの線を示す図。
【図4】 ピクセル番号の関数としての別の典型的なレ
ーザ信号プロット図。
【図5】 トナードラム上の距離の関数としての入射レ
ーザ電力のプロット図。
【図6】 ピクセル番号の関数として多数の低値を含む
典型的なレーザ信号のプロット図。
【図7】 図6の典型的なレーザ信号について線の太さ
とピクセル番号との関係のプロット図。
【図8】 図6の典型的なレーザ信号により発生するト
ナー線を示す図。
【図9】 ピクセル番号の関数としての多くの高値を含
む典型的なレーザ信号を示す図。
【図10】 図9の典型的なレーザ信号についての線の
太さとピクセル番号との関係を示すプロット図。
【図11】 図9の典型的なレーザ信号により発生する
トナー線を示す図。
【図12】 本発明に従って単一ピクセルおよびフォン
トセットを印刷する典型的レーザプリンタについてのト
ナー密度とプリンタ値の関係図。
【図13】 レーザプリンタのダイナミックレンジの制
限を補正するために使用される単一プリンタ値の再マッ
ピングを示す図。
【図14】 本発明を具体化するコンピュータシステム
のブロック図形式の説明図。
【図15】 本発明の方法を示すブロック図。
【図16】 本発明の装置の第1の実施形態を示すブロ
ック図。
【図17】 ハーフトーニング装置の機能を実行するた
めに使用されるディザ装置を有する図16の装置を示す
ブロック図。
【図18】 ハーフトーニング装置の機能を実行するた
めに使用されるエラー拡散器を有する図16の装置のブ
ロック図。
【図19】 左側を単一ピクセルに対するスキャナ値で
目盛り,右側を単一ピクセルに対するプリンタ値で目盛
ったスケールを示す図。
【図20】 左側を3×3のフォントセルに対するスキ
ャナ値で目盛り,右側を3×3フォントセルに対するプ
リンタ値で目盛ったスケールを示す図。
【図21】 特定のスキャナ値と2つの最も近いプリン
タ値との関係を示す図。
【図22】 典型的な直交型のディザマトリックスを示
す図。
【図23】 図22のディザマトリックスでタイル貼り
したピクセル平面を示す図。
【図24】 非直交型のディザマトリックスでタイル貼
りしたピクセル平面を示す図。
【図25】 3×3セルに対するフォントの第1番目の
好ましいセットを示す図。
【図26】 3×3セルに対するフォントの第2番目の
好ましいセットを示す図。
【図27】 2×2セルに対するフォントのセットを示
す図。
【図28】 1×3セルに対するフォントのセットを示
す図。
【図29】 プリンタエンジンにより正確に再現するこ
との出来ない典型的なハイライト領域を示す図。
【図30】 図29の領域に対応するフォントセルを示
す図。
【符号の説明】
52 CPU 73 ディスクドライブ 77 スキャナ 80 キーボード 82 表示装置 510 カラーマッチングステップ 520 セル限定ステップ 523 フォント限定ステップ 525 マルチレベル・ハーフトーニングステップ 530 ハーフトーニング・フォント指標付けステップ 535 ダイナミックレンジ調整ステップ 540 プリンタエンジン

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を印刷面上に正確な階調で再現する
    ための方法に於いて,(a)前記画像のピクセルについ
    ての画像値を得る処理段階であって,最大画像値を有し
    且つ2レベルよりも多い画像スケールレベルをもつ画像
    値スケールで,前記画像値が量子化される処理段階と,
    (b)前記ピクセルについての前記画像値を,2レベル
    より多いプリンタスケールレベルを有するプリンタ値ス
    ケールで量子化されたプリンタ値にマッピングする処理
    段階であって,前記プリンタ値スケールが前記最大画像
    値と異なる最大プリンタ値を有しており,前記画像値ス
    ケールで測定したときの領域についての前記画像値と前
    記プリンタ値との間の差が,前記画像値の第1の空間平
    均が,前記画像値スケールで測定したときの前記領域に
    ついての前記プリンタ値の第2の空間平均に近似するよ
    うに,修正される処理段階と,(c)前記印刷面上の前
    記ピクセルに,マーキング媒体を前記プリンタ値にほぼ
    比例する量で付着させる処理段階とを有する方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法に於いて,前記処
    理段階(b)が,第1のピクセルについての前記プリン
    タ値と,前記プリンタ値スケールで測定した場合の前記
    第1のピクセルについての前記画像値との間の前記第1
    の差を決定する処理段階と,前記第1の差を前記第1の
    ピクセルに隣接する第2のピクセルの前記プリンタ値に
    加算する処理段階とを含む方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法に於いて,前記処
    理段階(b)が,ランダム変数を前記ピクセルの画像値
    に加える処理段階を含むことを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の方法に於いて,前記ラ
    ンダム変数が,1の値と,前記画像スケールレベルの第
    1の最大値を前記プリンタスケールレベルの第2の最大
    値で割った比から1をマイナスした値との間に,ランダ
    ムに分布している方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の方法に於いて,前記処
    理段階(b)がディザ技術の使用を含む方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の方法に於いて,前記処
    理段階(b)がエラー拡散技術を含む方法。
  7. 【請求項7】 印刷表面にマーキング媒体を付着するた
    めのプリンタエンジンによって発生する画像の正確な階
    調を再現するための装置に於いて,前記画像のピクセル
    についての画像値を得るための手段であって,最大画像
    値と2レベルよりも多い画像スケールレベルとを有する
    画像値スケールで前記画像値が量子化されている手段
    と,前記ピクセルについての前記画像値をプリンタ値に
    マッピングするための変換手段であって,前記プリンタ
    値が2レベルよりも多いプリンタスケールレベルと前記
    最大値と異なる最大プリンタ値とを有するプリンタ値ス
    ケールで量子化されており,前記画像値スケールで測定
    されるときの,前記画像値と前記プリンタ値との間の差
    が,領域についての前記画像値の第1の空間平均が,前
    記画像値スケールで測定されたときの,前記領域につい
    ての前記プリンタ値の第2の空間平均に近似するように
    修正され,前記プリンタエンジンが前記マーキング媒体
    を前記プリンタ表面の前記ピクセルに前記プリンタ値に
    ほぼ比例する量で付着させるようにする変換手段とを備
    えた装置。
  8. 【請求項8】 印刷表面にマーキング媒体を付着させる
    ためにプリンタエンジンによって発生した画像の正確な
    階調再現のための装置に於いて,前記画像が,最大画像
    値と2レベルよりも多い画像スケールレベルとを有する
    画像値スケールで量子化されたピクセルについての画像
    値を持ち,前記ピクセルについての前記画像値をプリン
    タ値にマッピングするためのハーフトーン変換装置を有
    しており,前記プリンタ値が2レベルよりも多いプリン
    タスケールレベルと,前記最大画像値と異なる最大プリ
    ンタ値とを有するプリンタ値スケールで量子化されてお
    り,前記画像値スケールで測定したときの前記画像値と
    前記プリンタ値との間の差が,領域についての前記画像
    値の第1の空間平均が,前記画像値スケールで測定した
    ときの前記領域についての前記プリンタ値の第2の空間
    平均に近似するように,修正され,前記プリンタエンジ
    ンが前記マーキング媒体を前記印刷面上の前記ピクセル
    に,前記プリンタ値にほぼ比例した量で付着させる装
    置。
  9. 【請求項9】 画像を印刷面上に正確な階調再現性を以
    て印刷するためのシステムであって,前記画像のピクセ
    ルについての画像値を,2レベルより多い画像スケール
    レベルと最大画像値とを有する画像値スケールで量子化
    するシステムに於いて,マーキング媒体を前記印刷面上
    に付着させるためのプリンタエンジンと,前記ピクセル
    についての前記画像値をプリンタ値にマッピングするた
    めのハーフトーニング装置とを備え,前記プリンタ値を
    2レベルよりも多いプリンタスケールレベルと,前記最
    大画像値と異なる最大プリンタ値とを有するプリンタ値
    スケールで量子化し,前記画像値スケールで測定される
    ときの前記画像値と前記プリンタ値との間の差を,領域
    についての前記画像値の第1の空間平均が,前記画像値
    スケールで測定したときの前記領域についての前記プリ
    ンタ値の第2の空間平均に近似するように,修正し,前
    記プリンタエンジンが前記マーキング媒体を前記印刷面
    上の前記ピクセルに,前記プリンタ値にほぼ比例した量
    で付着させるシステム。
  10. 【請求項10】 スキャナと,プロセッサと,マーキン
    グ媒体を印刷面上に付着させるためのプリンタエンジン
    を有するプリンタとを含む画像再現システムで使用する
    ためのコンピュータプログラム媒体製品に於いて,前記
    画像のピクセルについての画像値であって,2レベルよ
    り多い画像スケールレベルと最大画像値とを有する画像
    値スケールで量子化された画像値を得て,且つ記憶する
    ようにコンピュータを動作させるプログラムを有するコ
    ンピュータ読取り可能な記録媒体と,前記ピクセルにつ
    いての前記画像値をプリンタ値にマッピングするよう前
    記コンピュータを動作させるプログラムを有するコンピ
    ュータ読取り可能な記録媒体であって,前記プリンタ値
    が,2レベルよりも多いプリンタスケールレベルと,前
    記最大画像値と異なる最大プリンタ値とを有するプリン
    タ値スケールで量子化されており,前記画像値スケール
    で測定されるときの前記画像値と前記プリンタ値との間
    の差が,領域についての前記画像値の第1の空間平均
    が,前記画像値スケールで測定したときの前記領域につ
    いての前記プリンタ値の第2の空間平均に近似するよう
    に修正される,前記記録媒体と,前記マーキング媒体を
    前記印刷面上の前記ピクセルに前記プリンタ値にほぼ比
    例した量で付着させるよう前記プリンタエンジンを制御
    するようコンピュータを動作させるプログラムを有する
    コンピュータ読取り可能な記録媒体とを含むコンピュー
    タプログラム媒体製品。
  11. 【請求項11】 画像値を持つ画像に基づいて印刷され
    た画像の正確な低解像度での階調再現方法であって,マ
    ーキング媒体を印刷面上のピクセルに付着するプリンタ
    解像度を有するプリンタエンジンによって前記印刷され
    た画像を発生し,前記ピクセルに付着される前記マーキ
    ング媒体の量が前記ピクセルについてのプリンタ値の関
    数である,階調再現方法に於いて, (a)前記ピクセルの多重ピクセル・セルの寸法を定義
    する段階と, (b)フォントセルのセットを定義する段階であって,
    前記フォントセルの各々が前記マルチピクセル・セル中
    の前記ピクセルについてのフォントピクセル値の配列
    と,対応するフォント指標値とを有する,段階と, (c)前記マルチピクセル・セル中の前記ピクセルにつ
    いての前記画像値を,前記フォントセルの対応する1つ
    にマッピングする段階と, (d)前記マルチピクセル・セル中の前記ピクセルにつ
    いての前記フォントピクセル値を前記印刷面上に印刷す
    る段階とを含む方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の方法に於いて,前
    記マルチピクセル・セルの前記寸法が,前記プリンタエ
    ンジンの印刷手段の,前記ピクセル間の区切りを単位と
    した,走査方向に沿うセル長及び走査方向に垂直なセル
    幅であって,前記プリンタエンジンの解像度が,前記走
    査方向に沿った前記セル長に等しい第1の係数だけ低減
    され,且つ前記走査方向に垂直な前記セル幅に等しい第
    2の係数だけ低減される方法。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の方法に於いて,第
    1のピクセルについての第1のプリンタ値が孤立単一ピ
    クセル・カットオフ値よりも小さく且つ前記第1のピク
    セルの回りの前記ピクセルの前記プリンタ値がゼロであ
    るとき,前記プリンタエンジンが前記印刷面上に前記第
    1のピクセルに前記マーキング媒体のいずれをも付着す
    ることが出来ない方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の方法に於いて,前
    にフォントセルの前記セットが,ゼロの前記フォント指
    標値を有し,且つ前記マルチピクセル・セルの各ピクセ
    ルについてゼロの前記フォントピクセル値を有する,ゼ
    ロ番目のフォントセルと,1の前記フォント指標値を有
    し,且つ前記マルチピクセル・セルの第1の行中にあっ
    て前記フォントピクセル値が前記孤立単一ピクセル・カ
    ットオフ値に等しい1つのピクセルを除いて,各ピクセ
    ルがゼロの前記フォントピクセル値を有する,1番目の
    フォントセルと,Nの前記フォント指標値を有し(ここ
    でNは整数),前記第1の行を除いた全ての行中の各ピ
    クセルがゼロのフォントピクセル値を有し,前記第1の
    行中のピクセルの前記フォントピクセル値の和が,Nマ
    イナス1プラス前記孤立単一ピクセル・カットオフ値に
    等しく,非ゼロ値の前記フォントピクセル値を有する前
    記第1の行中のピクセルが,前記孤立単一ピクセルカッ
    トオフ値よりも大きいかまたは等しい前記フォントピク
    セル値を有する前記第1の行中のピクセルの少なくとも
    1つに隣接しており,且つ前記第1の行中のピクセルの
    いずれも全セル幅値よりも大きい前記フォントピクセル
    値を有していない,N番目のフォントセルとを含んでお
    り,前記全セル幅値に等しい前記フォントピクセル値を
    有するピクセルに対して前記プリンタエンジンによって
    付着された前記マーキング媒体が,前記走査方向に対し
    て垂直であって且つ前記セル幅に等しい付着幅を有して
    いる方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の方法に於いて,前
    記フォントセルの前記セットが更に,(N+1)の前記
    フォント指標値を有し,前記第1の行を除く全ての行中
    のピクセルの各々についてゼロの前記フォントピクセル
    値を有し,前記第1の行中のピクセルについての前記フ
    ォントピクセル値の和がNプラス前記孤立単一ピクセル
    ・カットオフ値に等しく,非ゼロ値の前記フォントピク
    セル値を有する前記第1の行中のピクセルが,前記孤立
    単一ピクセル・カットオフ値よりも大きいかまたは等し
    い前記フォントピクセル値を有する前記第1の行中の前
    記ピクセルの少なくとも1つに隣接しており,且つ前記
    第1の行中のピクセルのいずれも全セル幅値よりも大き
    い前記フォントピクセル値を有していない,(N+1)
    番目のセルを含んでおり,前記全セル幅値に等しい前記
    フォントピクセル値を有するピクセルに対して前記プリ
    ンタによって付着された前記マーキング媒体が,前記走
    査方向に対して垂直で且つ前記セル幅に等しい付着幅を
    有しており,それにより前記N番目のフォントセルと前
    記(N+1)番目のフォントセルとについての前記マー
    キング媒体の付着に於ける差が最小化される方法。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の方法に於いて,隣
    接するピクセルの対についての前記プリンタ値の第1の
    和が孤立ダブルピクセル・カットオフ値の2倍よりも小
    さく,且つ前記隣接ピクセル対の周囲のピクセルの前記
    プリンタ値がゼロである時に,前記印刷面上の前記隣接
    ピクセル対に前記プリンタエンジンが前記マーキング媒
    体を付着させることが出来ない方法。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載の方法に於いて,前
    記段階(c)が前記マルチピクセル・セル中の前記画像
    値を加算して,ゼロから前記セル幅と前記セル長の積ま
    での範囲のセル値スケールで量子化されたセル値と,前
    記画像値についての最大許容値とを得る段階を含む方
    法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の方法に於いて,更
    に,前記セル値を,前記セル値スケールと異なるフォン
    ト指標スケールで量子化した前記フォント指標値にマッ
    ピングする段階を含んでいる方法。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の方法に於いて,第
    1の前記マルチピクセル・セルについての前記セル値
    と,前記第1のマルチピクセル・セルについての前記フ
    ォント指標値との間の,前記フォント指標スケールで測
    定した場合の差が,前記第1のマルチピクセル・セルに
    隣接する第2の前記マルチピクセル・セルの前記セル値
    に与えられ,その結果,前記第1のマルチピクセル・セ
    ルと前記第2のマルチピクセル・セルとの間の前記フォ
    ント指標値の第1の平均が,前記第1のマルチピクセル
    ・セルと前記第2のマルチピクセル・セルとの間の,前
    記フォント指標スケールで測定した前記セル値の第2の
    平均に,近似する方法。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の方法に於いて,前
    記第1のマルチピクセル・セルについての前記フォント
    指標値が,前記フォント指標スケールで測定した前記第
    1のマルチピクセル・セルについての前記セル値プラス
    ランダム変数に等しい方法。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の方法に於いて,前
    記ランダム変数が,1の値と,前記セル値スケールの第
    1の最大値を前記フォント指標スケールの第2の最大値
    で割った比マイナス1との間に,ランダムに分布してい
    る方法。
  22. 【請求項22】 請求項17に記載の方法に於いて,前
    記段階(c)がディザリング技術の使用を含んでいる方
    法。
  23. 【請求項23】 請求項17に記載の方法に於いて,
    前記段階(c)が誤差拡散技術の使用を含んでいる方
    法。
  24. 【請求項24】 請求項17に記載の方法に於いて,
    前記フォント指標値の関数としての前記マルチピクセル
    ・セル中に付着した前記マーキング媒体の非直線性につ
    いての補正を行なうためのダイナミックレンジ調整の段
    階を含んでいる方法。
  25. 【請求項25】 複数画像値の画像に基づく印刷画像の
    正確な低解像度階調再現用の装置に於いて,前記印刷画
    像がマーキング媒体を印刷面上のピクセルセルに付着さ
    せるプリンタ解像度をもつプリンタエンジンにより発生
    され,前記ピクセルに付着される前記マーキング媒体の
    量が前記ピクセルについてのプリンタ値の関数であっ
    て,複数ピクセルのマルチピクセル・セルの寸法を定義
    するためのセル定義装置と,のフォントセルのセットを
    定義するためのフォントセル発生器であって,前記フォ
    ントセルの各々が,前記マルチピクセル・セル中の前記
    ピクセルについてのフォントピクセル値の配列と,対応
    するフォント指標値とを有する,フォントセル発生器
    と,前記マルチピクセル・セル中のピクセルについての
    前記画像値を,対応する前記フォントセルにマッピング
    するためのハーフトーンフォント指標器とを備え,前記
    プリンタ装置が,前記印刷面上の前記マルチピクセル・
    セルに対応する前記フォントセルについての前記フォン
    トピクセル値を印刷する装置。
  26. 【請求項26】 複数画像値の画像に基づく印刷画像の
    正確な低減解像度階調再現用の装置に於いて,前記印刷
    画像がマーキング媒体を印刷面上のピクセルセルに付着
    させるプリンタ解像度をもつプリンタエンジンにより発
    生され,前記ピクセルに付着される前記マーキング媒体
    の量が前記ピクセルについてのプリンタ値の関数であっ
    て,複数ピクセルのマルチピクセル・セルの寸法を定義
    するための手段と,フォントセルのセットを定義するた
    めの手段であって,前記フォントセルの各々が,前記マ
    ルチピクセル・セル中の前記ピクセルについてのフォン
    トピクセル値の配列と,対応するフォント指標値とを有
    する手段と,前記マルチピクセル・セル中の前記ピクセ
    ルについての前記画像値を,対応する前記フォントセル
    にマッピングするための手段とを備え,前記プリンタエ
    ンジンが前記印刷面上の前記マルチピクセル・セルに,
    対応する前記フォントセルについての前記フォントピク
    セル値を印刷する装置。
  27. 【請求項27】 正確な階調再現状態で印刷面上に複数
    画像値の低解像度画像を印刷するためのシステムに於い
    て,前記印刷面上のピクセルにマーキング媒体を付着さ
    せるプリンタ解像度を有し,前記ピクセルに付着される
    前記マーキング媒体の量が前記ピクセルについてのプリ
    ンタ値の関数である,前記印刷面上に前記マーキング媒
    体を付着させるためのプリンタエンジンと,複数ピクセ
    ルのマルチピクセル・セルの寸法を定義するためのセル
    寸法定義装置と,フォントセルのセットを提供するため
    のフォントセル発生器であって,前記フォントセルの各
    々が前記マルチピクセル・セル中の前記ピクセルについ
    てのフォントピクセル値の配列を有するフォントセル発
    生器と,前記マルチピクセル・セル中の前記ピクセルに
    ついての前記画像値を,対応する前記フォントセルマッ
    ピングするためのハーフトーンフォント指標器とを備
    え,前記プリンタ装置が前記印刷面上の前記マルチピク
    セル・セルに,対応する前記フォントセルについての前
    記フォントピクセル値を印刷するシステム。
  28. 【請求項28】 スキャナと,プロセッサと,マーキン
    グ媒体を印刷面上のピクセル・セル位置に付着させるた
    めのプリンタエンジンを有するプリンタとを含む画像再
    現システムで使用される,複数画像値の画像の正確な低
    分解度の階調再現を行なうための,コンピュータプログ
    ラム媒体製品に於いて,前記ピクセル位置に付着した前
    記マーキング媒体の量が前記ピクセルについてのプリン
    タ値の関数であり,フォントセルのセットを定義するよ
    うにコンピュータを動作させるプログラムを有し,前記
    フォントセルの各々が前記マルチピクセル・セル中の前
    記ピクセルについてのフォントピクセル値の配列,およ
    び対応するフォント指標値とを有する,コンピュータ読
    取り可能な記録媒体と,前記マルチピクセル・セル中の
    前記ピクセルについての前記画像値を対応する前記フォ
    ントセルにマッピングするようにコンピュータを動作さ
    せるプログラムを有し,前記プリンタエンジンが前記印
    刷面上の前記マルチピクセル・セルに対応する前記フォ
    ントセルについての前記フォントピクセル値を印刷す
    る,コンピュータ読取り可能な記録媒体とを有するコン
    ピュータプログラム製品。
  29. 【請求項29】 スキャナに依って得られた複数画像値
    の画像に基づいて印刷画像の正確な低解像度階調再現を
    行なうための方法に於いて,前記画像が印刷面上のピク
    セル位置にマーキング媒体を付着させるプリンタ解像度
    をもつプリンタエンジンに依って発生され,前記ピクセ
    ル位置に付着された前記印刷画像が前記ピクセルについ
    てのプリンタ値の関数であり,前記プリンタエンジンに
    依って発生されるプリンタカラーを,前記スキャナから
    得られた前記画像値で較正して,較正済みの画像値を発
    生する段階と,前記較正済みの画像値を濾波して,ハイ
    ライト領域と高域中間調領域中の前記補正済み画像値よ
    りも明るく且つ,シャドー領域と低域中間調領域中の前
    記補正済み画像値よりも暗い濾波値を提供する段階であ
    って,前記濾波値を最大濾波値と2レベルより多い濾波
    済みのスケールレベルとを有する濾波値スケールで量子
    化する段階と,前記ピクセルについての前記濾波値をプ
    リンタ値にマッピングする段階であって,前記プリンタ
    値を,2レベルより多いプリンタスケールレベルと前記
    最大濾波値と異なる最大プリンタ値とを持つプリンタ値
    スケールで量子化し,前記濾波値スケールで測定した場
    合の前記濾波値と前記プリンタ値との間の差を,領域の
    前記濾波値の第1の空間平均が前記濾波値スケールで測
    定した場合の前記領域の前記プリンタ値の第2の空間平
    均に近似するように,修正する段階と,複数ピクセルの
    マルチピクセル・セルの寸法を定義する段階と,フォン
    トセルのセットを定義する段階であって,前記フォント
    セルの各々が前記マルチセル中の前記ピクセルについて
    のフォントピクセル・セルの配列と,対応するフォント
    指標値とを有している段階と,前記マルチピクセル・セ
    ル中の前記ピクセルについての前記プリンタ値を対応す
    る前記フォントセルにマッピングする段階であって,前
    記プリンタエンジンが前記印刷面上の前記マルチピクセ
    ル・セルに,対応する前記フォントセルについての前記
    フォントピクセル値を印刷する段階と,前記フォントセ
    ルのダイナミックレンジを,前記プリンタエンジンに依
    って印刷されるように調整して,拡張ダイナミックレン
    ジを提供する段階とを有する方法。
  30. 【請求項30】 スキャナに依って得られた複数の画像
    値の画像に基づいて印刷画像の正確な低解像度階調再現
    を行なうための装置に於いて,前記画像が印刷面上のピ
    クセル位置にマーキング媒体を付着させるプリンタ解像
    度をもつプリンタエンジンに依って発生され,前記ピク
    セル位置に付着された前記印刷画像が前記ピクセルにつ
    いてのプリンタ値の関数であり,前記プリンタエンジン
    に依って発生されるプリンタカラーを前記スキャナから
    得られた前記画像値で補正して,補正済みの画像値を発
    生するための手段と,前記補正済みの画像値を濾波し
    て,ハイライト領域と高域中間調領域中の前記補正済み
    画像値よりも明るく且つ,シャドー領域と低域中間調領
    域中の前記補正済み画像値よりも暗い濾波値を提供する
    ための手段であって,前記濾波値を,最大濾波値と2レ
    ベルより多い濾波済みのスケールレベルとを有する濾波
    値スケールで量子化する手段と,前記ピクセルについて
    の前記濾波値をプリンタ値にマッピングするための手段
    であって,前記プリンタ値を,2レベルより多いプリン
    タスケールレベルと前記最大濾波値と異なる最大プリン
    タ値とを持つプリンタ値スケールで量子化し,前記濾波
    値スケールで測定した場合の前記濾波値と前記プリンタ
    値との間の差を,領域の前記濾波値の第1の空間平均が
    前記濾波値スケールで測定した場合の前記領域の前記プ
    リンタ値の第2の空間平均に近似するように,修正する
    手段と,複数ピクセルのマルチピクセル・セルの寸法を
    定義するための手段と,フォントセルのセットを定義す
    るための手段であって,前記フォントセルの各々が前記
    マルチセル中の前記ピクセルについてのフォントピクセ
    ル・セルの配列と,対応するフォント指標値とを有して
    いる手段と,前記マルチピクセル・セル中の前記ピクセ
    ルについての前記プリンタ値を対応する前記フォントセ
    ルにマッピングするための手段であって,前記プリンタ
    エンジンが前記印刷面上の前記マルチピクセル・セル
    に,対応する前記フォントセルについての前記フォント
    ピクセル値を印刷する,手段と,前記フォントセルのダ
    イナミックレンジを,前記プリンタエンジンに依って印
    刷されるように調整して,拡張ダイナミックレンジを提
    供するダイナミックレンジ調整の手段とを有する装置。
  31. 【請求項31】 スキャナに依って得られた複数の画像
    値の画像に基づいて印刷画像の正確な低解像度階調再現
    を行なうための装置に於いて,前記画像が印刷面上のピ
    クセル位置にマーキング媒体を付着させるプリンタ解像
    度を持つプリンタエンジンに依って発生され,前記ピク
    セル位置に付着された前記印刷画像が前記ピクセルにつ
    いてのプリンタ値の関数であり,前記プリンタエンジン
    に依って発生したプリンタカラーを前記スキャナから得
    られた前記画像値により補正して,補正済みの画像値を
    生成するためのカラー整合器と,前記補正済みの画像値
    を濾波して,ハイライト領域と高域中間調領域中の前記
    補正済み画像値よりも明るく且つシャドー領域と低域中
    間調領域中の前記補正済み画像値よりも暗い濾波値を提
    供するためのドットゲイン補正器であって,前記濾波値
    を,最大濾波値と2レベルより多い濾波済みのスケール
    レベルとを有する濾波値スケールで量子化するドットゲ
    イン補正器と,前記ピクセルについての前記濾波値をプ
    リンタ値にマッピングするためのハーフトーニング装置
    であって,前記プリンタ値を,2レベルより多いプリン
    タスケールレベルと前記最大濾波値と異なる最大プリン
    タ値とを持つプリンタ値スケールで量子化し,前記濾波
    値スケールで測定した場合の前記濾波値と前記プリンタ
    値との間の差を,領域の前記濾波値の第1の空間平均が
    前記濾波値スケールで測定した場合の前記領域の前記プ
    リンタ値の第2の空間平均に近似するように,修正する
    ハーフトーニング装置と,複数ピクセルのマルチピクセ
    ル・セルの寸法を定義するためのセル寸法定義装置と,
    フォントセルのセットを発生するためのフォントセル発
    生器であって,前記フォントセルの各々が前記マルチセ
    ル中の前記ピクセルについてのフォントピクセル・セル
    の配列と,対応するフォント指標値とを有している,フ
    ォントセル発生器と,前記マルチピクセル・セル中の前
    記ピクセルについての前記プリンタ値を対応する前記フ
    ォントセルにマッピングするためのハーフトーンフォン
    ト指標器であって,前記プリンタエンジンが前記印刷面
    上の前記マルチピクセル・セルに,対応する前記フォン
    トセルについての前記フォントピクセル値を印刷する,
    ハーフトーンフォント指標器と,前記フォントセルのダ
    イナミックレンジを,前記プリンタエンジンに依って印
    刷されるように調整して,拡張ダイナミックレンジを提
    供するダイナミックレンジ調整器とを有する装置。
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