JPH10274274A - 減衰力調整式油圧緩衝器 - Google Patents

減衰力調整式油圧緩衝器

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JPH10274274A
JPH10274274A JP9480497A JP9480497A JPH10274274A JP H10274274 A JPH10274274 A JP H10274274A JP 9480497 A JP9480497 A JP 9480497A JP 9480497 A JP9480497 A JP 9480497A JP H10274274 A JPH10274274 A JP H10274274A
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JP
Japan
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damping force
valve
pilot
cylinder
damping
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JP9480497A
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Sachiko Hashimoto
幸子 橋本
Takashi Nezu
隆 根津
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減衰力調整式油圧緩衝器において、減衰力特
性の調整範囲を広くするとともに、ソフト特性時に適切
な減衰力を得る。 【解決手段】 シリンダ内のピストンの移動によって、
接続孔34,35間および接続孔35,36間に生じる油液の流
動をパイロット型減衰弁A1,A2および可変オリフィス
B1,B2によって制御して減衰力を発生させる。アクチュ
エータ29への通電電流に応じてスプール59を移動させ、
可変オリフィスB1,B2の流路面積を変化させてオリフィ
ス特性を直接調整するとともに、その圧力損失によって
パイロット圧力を変化させ、パイロット型減衰弁A1,A2
の開弁特性を変化させてバルブ特性を調整する。板ばね
49,50の撓みをリテーナ53,54によって規制して、ばね
定数をその変位の増大にともなって見かけ上大きくする
ことにより、ピストン速度の高速域において、ソフト側
の減衰力を大きくして、ばね下の振動を充分減衰させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両の
懸架装置等に装着される減衰力調整式油圧緩衝器に関す
るものである。
【0002】自動車等の車両の懸架装置に装着される油
圧緩衝器には、路面状況、走行状況等に応じて乗り心地
や操縦安定性を向上させるために減衰力を適宜調整でき
るようにした減衰力調整式油圧緩衝器がある。
【0003】減衰力調整式油圧緩衝器は、一般に、油液
を封入したシリンダ内にピストンロッドを連結したピス
トンを摺動可能に嵌装してシリンダ内を2室に画成し、
ピストン部にシリンダ内の2室を連通させる主油液通路
およびバイパス通路を設け、主油液通路には、オリフィ
スおよびディスクバルブからなる減衰力発生機構を設
け、バイパス通路には、その通路面積を調整する減衰力
調整弁を設けた構成となっている。なお、シリンダ内の
一方の室には、ピストンロッドの伸縮にともなうシリン
ダ内の容積変化をガスの圧縮、膨張によって補償するリ
ザーバがベースバルブを介して接続されている。
【0004】この構成により、減衰力調整弁によって、
バイパス通路を開いて、シリンダ内の2室間の油液の流
通抵抗を小さくすることにより減衰力を小さくし、ま
た、バイパス通路を閉じて2室間の流通抵抗を大きくす
ることにより、減衰力を大きくすることができる。この
ように、減衰力調整弁の開閉により減衰力特性を適宜調
整することができる。
【0005】しかしながら、上記のようにバイパス通路
の通路面積によって減衰力を調整するものでは、ピスト
ン速度の低速域においては、減衰力は油液通路のオリフ
ィスに依存するので減衰力特性を大きく変化させること
ができるが、ピストン速度の中高速域においては、減衰
力が主油液通路の減衰力発生機構(ディスクバルブ)に
依存するため、減衰力特性を大きく変化させることがで
きない。
【0006】そこで、従来、例えば実開昭62−155
242号公報に記載されているように、ピストン部に設
けられた主油液通路の減衰力発生機構であるディスクバ
ルブの背部に圧力室(パイロット室)を形成し、この圧
力室を固定オリフィスを介してディスクバルブの上流側
のシリンダ室に連通させ、また、可変オリフィスを介し
てディスクバルブの下流側のシリンダ室に連通させるよ
うにしたものが知られている。
【0007】この減衰力調整式油圧緩衝器によれば、可
変オリフィスを開閉することにより、シリンダ内の2室
間の通路面積を調整するとともに、可変オリフィスで生
じる圧力損失によって圧力室の圧力を変化させてディス
クバルブの開弁圧力を調整することができる。このよう
にして、オリフィス特性(減衰力がピストン速度の2乗
にほぼ比例する)およびバルブ特性(減衰力がピストン
速度にほぼ比例する)を同時に調整することができ、減
衰力特性の調整範囲を広くすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の減衰力調整式油圧緩衝器では、次のような問題
がある。この種の減衰力調整式油圧緩衝器では、ディス
クバルブの開弁圧力は、そのばね力と、可変オリフィス
によって調整される圧力室の圧力による閉弁方向の荷重
との合計によって決定される。そして、ディスクバルブ
の開弁後、油液の通過流量(ピストン速度)が増大する
と、ディスクバルブの開度(撓み量)が大きくなり、そ
のばね力も大きくなる。ここで、上記圧力室の圧力を用
いるタイプの減衰力調整式油圧緩衝器のディスクバルブ
は、通常の圧力室を持たないタイプの油圧緩衝器のディ
スクバルブと比べて、圧力室の圧力が加えられる分、そ
のばね定数は小さい値となっている。そして、ディスク
バルブのばね定数は一定であるから、ばね力は開度に比
例して少しずつ大きくなるので、ディスクバルブの開弁
後の減衰力特性は、ピストン速度の上昇にほぼ比例して
減衰力が徐々に増大する特性となる。また、ピストン速
度に対する減衰力の増大の割合は、圧力室の内圧に依存
して変化し、圧力室の内圧が高くなるほど大きくなる。
したがって、ピストン速度に対する減衰力の増大の割合
は、減衰力特性がソフト側よりもハード側のほうが大き
くなる。
【0009】このため、ソフト側の減衰力特性を選択し
た場合、ピストン速度の低中速域において、適度に小さ
な減衰力を得ることができるが、ピストン速度の上昇に
対する減衰力の増大の割合が小さい(あまり変化しな
い)ので、ピストン速度の高速域において、充分な減衰
力が得られず、車両が悪路を高速で走行した場合等にお
いて、減衰力が不足して懸架装置のばね下の振動を充分
に減衰できないことがある。
【0010】例えば、車両の走行状態に応じてリアルタ
イムで油圧緩衝器の減衰力を自動調整して、操縦安定性
および乗り心地を向上させるようにしたサスペンション
制御装置に、上記のような減衰力調整式油圧緩衝器を適
用した場合、路面入力が比較的低周波よりの良路から中
悪路にかけての車両走行状態では、低周波入力に対する
車体の姿勢制御に適した減衰力を得るとともに、高周波
入力を適度に逃がすことができ、良好な操縦安定性およ
び乗り心地を得ることができる。ところが、高周波入力
成分の大きい悪路走行等においては、車体に対するある
程度の制振力は得ることができるが、懸架装置のばね下
の振動速度、すなわち、油圧緩衝器のピストン速度の上
昇に対する減衰力の増大の割合が小さいため、ばね下の
制振力が不充分となり、乗り心地が悪化する傾向があ
る。
【0011】これに対して、ディスクバルブのばね定数
を大きくする等によって、ソフト側の減衰力特性の選択
時のピストン速度高速域において、充分な減衰力が得ら
れるように減衰力特性を設定した場合、ハード側のピス
トン速度に対する減衰力の増大の割合が過度に大きくな
ってしまうという問題を生じる。
【0012】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、減衰力の調整範囲が広く、しかも、適切な減衰
力特性を得ることができる減衰力調整式油圧緩衝器を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、油液が封入されたシリンダと、該シリ
ンダ内に摺動可能に嵌装され前記シリンダ内を2つのシ
リンダ室に画成するピストンと、一端が前記ピストンに
連結され他端が前記シリンダの外部へ延出されたピスト
ンロッドと、前記ピストンロッドのストロークにともな
うピストンの移動によって油液を流通させる主通路と、
該主通路の油液の流動を制御して減衰力を発生させると
ともにパイロット圧力に応じて減衰力を調整するパイロ
ット型減衰弁と、該パイロット型減衰弁をバイパスする
副通路と、該副通路の上流部に設けられた固定オリフィ
スと、前記副通路の下流部に設けられた可変オリフィス
とを備え、前記副通路の前記固定オリフィスと前記可変
オリフィスとの間の圧力を前記パイロット型減衰弁のパ
イロット圧力とするようにした減衰力調整式油圧緩衝器
であって、前記パイロット型減衰弁の弁体を閉弁方向に
付勢する板ばねと、該板ばねの背面側の基部を支持し、
前記板ばねの開弁方向の撓み量に応じて支点が外側に移
動する支持面を有するリテーナを備えていることを特徴
とする。
【0014】このように構成したことにより、ピストン
ロッドのストロークにともなうピストンの移動によって
主通路および副通路に生じる油液の流動をパイロット型
減衰弁、固定オリフィスおよび可変オリフィスによって
制御して減衰力を発生させる。ピストン速度が小さく、
パイロット型減衰弁の開弁前は、副通路の固定オリフィ
スおよび可変オリフィスの流路面積に応じて減衰力が発
生し、ピストン速度が大きくなってパイロット型減衰弁
が開弁すると、その開度に応じて減衰力が発生する。可
変オリフィスの流路面積を調整することにより、副通路
の流路面積を直接調整するとともに、パイロット圧力を
変化させてパイロット型減衰弁の開弁特性を調整する。
また、パイロット型減衰弁は、板ばねの撓み量に応じて
リテーナによる板ばねの支点が外側に移動することによ
って板ばねが撓みにくくなるので、その開度が大きくな
るほど開きにくくなり、ピストン速度に対する減衰力の
上昇割合が大きくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0016】本発明の第1実施形態について図1ないし
図3を参照して説明する。図1および図2に示すよう
に、第1実施形態の減衰力調整式油圧緩衝器1は、シリ
ンダ2の外側に外筒3が設けられた二重筒構造になって
おり、シリンダ2と外筒3との間にリザーバ4が形成さ
れている。シリンダ2内には、ピストン5が摺動可能に
嵌装されており、このピストン5によってシリンダ2内
がシリンダ上室2aとシリンダ下室2bとの2つのシリンダ
室に画成されている。ピストン5には、ピストンロッド
6の一端がナット7によって連結されており、ピストン
ロッド6の他端側は、シリンダ上室2aを通り、シリンダ
2および外筒3の上端部に装着されたロッドガイド6Aお
よびオイルシール6Bに挿通されてシリンダ2の外部へ延
出されている。シリンダ2の下端部には、シリンダ下室
2bとリザーバ4とを区画するベースバルブ8が設けられ
ている。そして、シリンダ2内には油液が封入されてお
り、リザーバ4内には油液およびガスが封入されてい
る。
【0017】ピストン5には、シリンダ上下室2a,2b間
を連通させる油路9およびこの油路9のシリンダ下室2b
側からシリンダ上室2a側への油液の流通を許容する逆止
弁10が設けられている。また、ベースバルブ8には、シ
リンダ下室2bとリザーバ4とを連通させる油路11および
この油路11のリザーバ4側からシリンダ下室2b側への油
液の流通を許容する逆止弁12が設けられている。
【0018】シリンダ2の中央部外周には、略円筒状の
通路部材13が嵌合されている。シリンダ2の上部外周に
は、アッパチューブ14が嵌合されて通路部材13に結合さ
れており、シリンダ2との間に環状油路15を形成してい
る。環状油路15は、シリンダ2の上端部付近の側壁に設
けられた油路16を介してシリンダ上室2aに連通されてい
る。また、シリンダ2の下部外周には、ロワチューブ17
が嵌合されて通路部材13に結合されており、シリンダ2
との間に環状油路18を形成している。環状油路18は、シ
リンダ2の下端部付近の側壁に設けられた油路19を介し
てシリンダ下室2bに連通されている。
【0019】外筒3には、通路部材13に対向させて接続
プレート20が取付けられている。接続プレート20および
通路部材13には、環状油路15,18にそれぞれ連通する接
続管21,22が挿通、嵌合されている。また、接続プレー
ト20には、リザーバ4に連通する接続孔23が設けられて
いる。そして、接続プレート20には、減衰力発生機構24
が取付けられている。
【0020】図1に示すように、減衰力発生機構24は、
略有底円筒状のケース25内に2つのバルブ部材26,27が
嵌合され、開口部にリテーナ28によって比例ソレノイド
アクチュエータ29(以下、アクチュエータ29という)が
螺着されており、ケース25内がバルブ部材26,27によっ
て3つの油室25a ,25b ,25c に区画されている。バル
ブ部材26,27は、油室25b ,25c 内にそれぞれ配置され
た環状の固定部材30,31と共に、一端部がアクチュエー
タ29に螺着された略円筒状のガイド部材32が挿通され、
その他端部にナット33を螺着して、これらと一体的にケ
ース25に固定されている。そして、3つの油室25a ,25
b ,25c は、それぞれ、ケース25の側壁に設けられた接
続孔34,35,36を介して、接続管21、接続管22および接
続孔23に接続されている。
【0021】バルブ部材26,27には、それぞれ、油室25
a ,25b 間、油室25b ,25c 間を連通させる油路37,38
が設けられている。バルブ部材26,27の油路37,38の外
周側には、環状の弁座39,40が突設され、さらにその外
周側に弁座39,40よりも突出高さが大きい環状の弁座4
1,42が突設されている。そして、内側の弁座39,40に
は、副ディスクバルブ43,44が着座されている。副ディ
スクバルブ43,44は、その内周部がバルブ部材26,27に
固定され、油路37,38の油室25a ,25b 側の油液の圧力
を受けて外周部が撓んで開弁して、その開度に応じて減
衰力を発生させるようになっている。また、副ディスク
バルブ43,44の外周部には、油路37,38の流通を常時許
容するオリフィス43a ,44a (切欠)が設けられてい
る。
【0022】固定部材30,31の外周部には、それぞれ、
円筒状の可動部材45,46(弁体)が摺動可能に嵌合され
ている。可動部材45,46は、一端部がフローティングデ
ィスク47,48(弁体)を介してバルブ部材26,27の外側
の弁座41,42に着座し、一端部の内側に形成されたフラ
ンジ部に、内周部がガイド部材32に固定された円板状の
板ばね49,50の外周部が液密的に当接されて、閉弁方向
すなわち弁座41,42側へ付勢されている。そして、固定
部材30,31、可動部材45,46および板ばね49,50によっ
て、パイロット室51,52が形成されている。また、板ば
ね49,50の外周部には、油路37,38とパイロット室51,
52とを連通させる固定オリフィス49a ,50a (切欠)が
設けられている。
【0023】図3に示すように、板ばね49,50の背面側
には、円板状のリテーナ53,54が配置され、その内周部
を板ばね49,50に当接させた状態でガイド部材32に固定
されており、板ばね49,50の基部を支持している。リテ
ーナ53,54は、板ばね49,50との対向面に略球面状の支
持面53a ,54a が形成されており、可動部材45,46およ
びフローティングディスク47,48の開弁にともなって板
ばね49,50が撓んだとき、その撓み量に応じて、板ばね
49,50の基部を支持する支持面53a ,54a 上の支点が外
側に移動するようになっている。したがって、板ばね4
9,50の最外周部がリテーナ53,54に当接したとき、板
ばね49,50の撓み量が最大となる。また、リテーナ53,
54の支持面53a ,54a には、放射状に配置された複数の
溝部53b ,54b が設けられている。
【0024】弁座41、フローティングディスク47、固定
部材30、可動部材45、板ばね49およびパイロット室51に
よって伸び側パイロット型減衰弁A1(以下、伸び側減衰
弁A1という)が構成されており、伸び側減衰弁A1は、油
路37側からの油液の圧力を受けて開弁して、その開度に
応じた減衰力を発生させ、パイロット室51の内圧を閉弁
方向に作用するパイロット圧力として、その開弁圧力を
調整するようになっている。また、弁座42、フローティ
ングディスク48、固定部材31、可動部材46、板ばね50お
よびパイロット室52によって縮み側パイロット型減衰弁
A2(以下、縮み側減衰弁A2という)が構成されており、
縮み側減衰弁A2は、油路38側からの油液の圧力を受けて
開弁して、その開度に応じた減衰力を発生させ、パイロ
ット室52の内圧を閉弁方向に作用するパイロット圧力と
してその開弁圧力を調整するようになっている。なお、
副ディスクバルブ43,44の開弁圧力は、それぞれ、伸び
側減衰弁A1および縮み側減衰弁A2の開弁圧力よりも充分
低く設定されている。
【0025】ガイド部材32の側壁には、パイロット室5
1,52にそれぞれ連通するポート55,56および油室25b
,25c にそれぞれ連通するポート57,58が設けられて
いる。また、ガイド部材32内には、スプール59が摺動可
能に嵌装されている。スプール59の外周部には、ガイド
部材32のポート55,57およびポート56,58のそれぞれに
対向する2つの環状溝60,61が設けられている。環状溝
60は、ポート57に対しては、常時一定の流路面積で連通
し、ポート55に対しては、スプール59の軸方向位置に応
じた流路面積で連通することにより、ポート55,57間の
流路面積を調整するようになっている。また、環状溝61
は、パイロット室52側のポート56に対しては、常時一定
の流路面積で連通し、油室25c 側のポート58に対して
は、スプール59の軸方向位置に応じた流路面積で連通す
ることにより、ポート56,58間の流路面積を調整するよ
うになっている。
【0026】ガイド部材32の油室25a 側の端部には、プ
ラグ62が装着され、プラグ62とスプール59の一端部との
間に戻しばね63が介装されている。スプール59の他端部
には、アクチュエータ29のプランジャ64が当接されてい
る。そして、ガイド部材32のポート55とスプール59の環
状溝60とで伸び側可変オリフィスB1が構成され、ガイド
部材32のポート58と環状溝61とで縮み側可変オリフィス
B2が構成されており、アクチュエータ29のソレノイド65
への通電電流に応じて、スプール59が戻しばね63のばね
力に抗して移動して、伸び側可変オリフィスB1および縮
み側可変オリフィスB2、すなわち、ポート55,57間およ
びポート56,58間の流路面積を同時に調整するようにな
っている。
【0027】ここで、ガイド部材32の各ポート55,56,
57,58およびスプール59の環状溝60,61は、スプール59
の位置に応じて伸び側のポート55,57間と縮み側のポー
ト56,58間の流路面積が、一方が大のとき他方が小とな
り、一方が小のとき他方が大となるように配置されてい
る。
【0028】上記の構成において、油路16、環状油路1
5、接続管21、接続孔34、油室25a 、油路37、油室25b
、接続孔35、接続管22、環状油路18および油路19によ
って、シリンダ上下室2a,2b間を連通させる伸び側主通
路が形成されており、固定オリフィス49a 、パイロット
室51、ポート55、環状溝60およびポート57によって、伸
び側減衰弁A1をバイパスする伸び側副通路が形成されて
いる。また、油路19、環状油路18、接続管22、接続孔3
5、油室25b 、油路38、油室25c 、接続孔36および接続
孔23によって、シリンダ下室2bとリザーバ4との間を連
通させる縮み側主通路が形成されており、固定オリフィ
ス50a 、パイロット室52、ポート56、環状溝61およびポ
ート58によって、縮み側減衰弁A2をバイパスする縮み側
副通路が形成されている。
【0029】以上のように構成した本実施形態の作用に
ついて次に説明する。
【0030】ピストンロッド6の伸び行程時には、ピス
トン5の移動にともない、ピストン5の逆止弁10が閉
じ、シリンダ上室2a内の油液が加圧されて、伸び側主通
路(油路16、環状油路15、接続管21、接続孔34、油室25
a 、油路37、油室25b 、接続孔35、接続管22、環状油路
18および油路19)および伸び側副通路(固定オリフィス
49a 、パイロット室51、ポート55、環状溝60およびポー
ト57)を通ってシリンダ下室2bへ流れる。また、ピスト
ンロッド6がシリンダ2内から退出した分の油液がリザ
ーバ4から逆止弁12を開いてシリンダ下室2bへ流れる。
【0031】ピストン速度が小さく、伸び側減衰弁A1
開弁前は、油液が伸び側副通路を通って伸び側減衰弁A1
をバイパスすることにより、副ディスクバルブ43、オリ
フィス43a 、固定オリフィス49a 、伸び側可変オリフィ
スB1によって減衰力が発生する。このとき、副ディスク
バルブ43の開弁前は、オリフィス43a によってオリフィ
ス特性の減衰力が発生し、副ディスクバルブ43の開弁後
は、その開度に応じてバルブ特性の減衰力が発生するこ
とにより、ピストン速度の低速域において適切な減衰力
を得ることができる。
【0032】ピストン速度が大きくなり、シリンダ上室
2a側の圧力が上昇して伸び側減衰弁A1が開弁すると、そ
の開度に応じて減衰力が発生する。そして、伸び側可変
オリフィスB1の流量面積が小さいほど、圧力損失が大き
く、その上流側のパイロット室51内のパイロット圧力が
高くなり、伸び側減衰弁A1の開弁圧力が高くなる。よっ
て、アクチュエータ29のソレノイド65への通電電流によ
って、伸び側可変オリフィスB1の流路面積を調整するこ
とにより、直接オリフィス特性を調整するとともに、伸
び側減衰弁A1のパイロット圧力を変化させてバルブ特性
を調整することができ、減衰力特性の調整範囲を広くす
ることができる。
【0033】ピストンロッド6の縮み行程時には、ピス
トン5の移動にともない、ピストン5の逆止弁10が開い
てシリンダ下室2bの油液が油路9を通ってシリンダ上室
2aに直接流入することによってシリンダ上下室2a,2bが
ほぼ同圧力となるので、減衰力発生機構24の接続孔34,
35間では油液の流れが生じない。一方、ピストンロッド
6のシリンダ2内への侵入によってベースバルブ17の逆
止弁12が閉じ、ピストンロッド6がシリンダ2内に侵入
した分の油液が加圧されて、シリンダ下室2bから縮み側
主通路(油路19、環状油路18、接続管22、接続孔35、油
室25b 、油路38、油室25c 、接続孔36および接続孔23)
および縮み側副通路(固定オリフィス50a 、パイロット
室52、ポート56、環状溝61およびポート58)を通ってリ
ザーバ4へ流れる。
【0034】ピストン速度が小さく、縮み側減衰弁A2
開弁前は、油液が縮み側副通路を通って縮み側減衰弁A2
をバイパスすることにより、副ディスクバルブ44、オリ
フィス44a 、固定オリフィス50a 、縮み側可変オリフィ
スB2によって減衰力が発生する。このとき、副ディスク
バルブ44の開弁前は、オリフィス44a によってオリフィ
ス特性の減衰力が発生し、副ディスクバルブ44の開弁後
は、その開度に応じてバルブ特性の減衰力が発生するこ
とにより、ピストン速度の低速域において適切な減衰力
を得ることができる。
【0035】ピストン速度が大きくなり、シリンダ2側
の圧力が上昇して縮み側減衰弁A2が開弁すると、その開
度に応じて減衰力が発生する。そして、縮み側可変オリ
フィスB2の流量面積が小さいほど、圧力損失が大きく、
その上流側のパイロット室52内のパイロット圧力が高く
なり、縮み側減衰弁A2の開弁圧力が高くなる。よって、
アクチュエータ29のソレノイド65への通電電流によって
縮み側可変オリフィスB2の流路面積を調整することによ
り、直接オリフィス特性を調整するとともに、縮み側減
衰弁A2のパイロット圧力を変化させてバルブ特性を調整
することができ、減衰力特性の調整範囲を広くすること
ができる。
【0036】このように、アクチュエータ29のソレノイ
ド65への通電電流に応じて、スプール59を移動させるこ
とよって、ポート55,57間(伸び側可変オリフィスB1
およびポート56,58間(縮み側可変オリフィスB2)の流
路面積をそれぞれ変化させることにより、伸び側と縮み
側とでそれぞれ減衰力特性を調整することができる。こ
のとき、伸び側可変オリフィスB1と縮み側可変オリフィ
スB2の流路面積が、一方が大のとき他方が小となり、一
方が小のとき他方が大となるように各ポート55,56,5
7,58およびスプール59の環状溝60,61が配置されてい
るので、伸び側と縮み側とで大小異なる種類の減衰力特
性の組合せ(例えば、伸び側がハードで縮み側がソフト
または伸び側がソフトで縮み側がハードの組合せ)を同
時に選択することができる。
【0037】次に減衰力特性の特徴について説明する。
【0038】仮に、例えば図8に示すように、板ばね4
9,50の背部にリテーナを設けず、板ばね49,50のばね
定数を一定とした場合、伸び側/縮み側減衰弁A1,A2
開口面積は、油液の通過流量(ピストン速度)の増大に
ともなって大きくなり、また、減衰力特性がハード側の
ときよりもソフト側のときの方が大きくなる。
【0039】ここで、本実施形態では、伸び側および縮
み側減衰弁A1,A2の板ばね49,50の背面側にリテーナ5
3,54が設けられており、可動部材45,46およびフロー
ティングディスク47,48の開弁にともなって、板ばね4
9,50が撓んだとき、その撓み量に応じて、板ばね49,5
0の基部を支持する支持面53a ,54a 上の支点が外側に
移動するため、撓み量の増大にともなって、上流側(油
路37,38側)の油液の圧力(荷重)の増加に対する撓み
量の増加割合が小さくなり、すなわち、板ばね49,50の
見かけ上のばね定数が増大することになる。
【0040】したがって、油液の大流量域(ピストン速
度の高速域)において、伸び側/縮み側可変オリフィス
B1,B2の通過流量が小さく、パイロット室51,52内のパ
イロット圧力が高くなることにより、伸び側および縮み
側減衰弁A1,A2の開口面積が比較的小さくなるハード側
では、板ばね49,50の見かけ上のばね定数が比較的小さ
い領域で減衰力を発生させることになる。一方、伸び側
/縮み側可変オリフィスB1,B2の通過流量が大きく、パ
イロット室51,52内のパイロット圧力が低くなることに
より、伸び側および縮み側減衰弁A1,A2の開口面積が大
きくなるソフト側では、板ばね49,50の見かけ上のばね
定数が比較的大きい領域で減衰力を発生させることにな
る。
【0041】このため、ハード側の減衰力は、伸び側お
よび縮み側減衰弁A1,A2の開弁後、ピストン速度の高速
域まで、ピストン速度の増大に対して比較的緩やかに上
昇する。一方、ソフト側の減衰力は、伸び側および縮み
側減衰弁A1,A2の開弁後、その開口面積が小さい中速域
までは、ピストン速度の増大に対して比較的緩やかに上
昇し、開口面積が大きくなるピストン速度の高速域で
は、板ばね49,50の見かけ上のばね定数の増加だけピス
トン速度に対する上昇割合が大きくなる。
【0042】これにより、減衰力特性をソフト側に設定
した場合でも、ピストン速度の高速域において、充分大
きな減衰力を得ることができ、悪路を高速で走行した場
合等において、懸架装置のばね下の振動を充分に減衰す
ることができる。また、減衰力をハード側に設定した場
合には、減衰力が過度に大きくなることがなく、適切な
減衰力を得ることができる。そして、前述のサスペンシ
ョン制御に適用した場合には、車体の姿勢制御に適した
減衰力を得るとともに、高周波入力に対して懸架装置の
ばね下を充分に制振することができ、操縦安定性および
乗り心地を向上させることができる。
【0043】板ばね49,50は、リテーナ53,54によって
の最大撓み量を規制されるので、板ばね49,50に作用す
る応力が軽減され、板ばね49,50の耐久性を向上させる
ことができる。また、リテーナ53,54の支持面53a ,54
a には、溝部53b ,54b (油路)が設けられているの
で、溝部53b ,54b を介して板ばね49,50の支持部に油
液を導入することができ、板ばね49,50が支持面53a ,
54a に吸着するのを防止することができ、安定した減衰
力を得ることができる。なお、溝部53b ,54b を設ける
代わりに、リテーナ53,54に、同心円上に配置される複
数の軸方向の貫通孔53c ,54c を設け、これらを介して
油液を導入することによって、板ばね49,50の吸着を防
止するようにしてもよい。
【0044】本発明の第2実施形態として、上記第1実
施形態のリテーナの代りに、図4に示すように、略球面
状の支持面66a ,67a に、同心円上に複数(図示のもの
では4つ)の切欠部66b ,67b を形成したリテーナ66,
67を設けることもできる。支持面66a ,67a には、放射
状に複数の溝部66c ,67c が形成されている。このよう
にして、板ばね49a ,50a とリテーナ66,67の支持面66
a ,67a との接触面積を小さくして、これらを所定の部
分で接触させることにより、接触部分のみに寸法精度が
要求されることになるので、支持面66a ,67a に必要な
加工精度が得やすくなる。上記第2実施形態に係るリテ
ーナ66,67に、溝部66c ,67c の代わりに、同心円状に
複数の軸方向の貫通孔66d ,67d を設けた変形例を図5
に示す。
【0045】本発明の第3実施形態として、図6に示す
ように、径の異なる複数(図示のものでは5つ)の円板
状の部材を積層してリテーナ68,69を構成することによ
り、上記第2実施形態と同様に、支持面68a ,69a に、
同心円上に切欠部68b ,69bを形成してもよい。なお、
板ばね49,50の吸着を防止するために、円板状の各部材
の外周部には、切欠68c ,69c が設けられている。切欠
68c ,69c (油路)の代わりに、リテーナ68,69を軸方
向に貫通する貫通孔68d ,69d を設けてもよい。このよ
うにした場合、リテーナ68,69を容易に製造することが
でき、製造コストを低減することができる。
【0046】また、図7に示すように、本発明の第4実
施形態として、図5に示す第2実施形態の変形例に対し
て、貫通孔66d ,67d を開閉するディスクバルブ70,71
をリテーナ66,67の背面部に設けることもできる。これ
により、ディスクバルブ70,71によって、貫通孔66d ,
67d および切欠部66b ,67b 内の油液の圧力上昇させ
て、板ばね49,50を撓みにくくすることができ、減衰力
を大きくすることができる。なお、貫通孔66d ,67d と
ディスクバルブディスクバルブ70,71との間に、常時、
適度な隙間を形成することにより、切欠部66b ,67b に
常時油液を導入することができ、板ばね49,50の吸着を
防止することができる。
【0047】なお、上記実施形態では、伸び側と縮み側
とで大小異なる種類の減衰力特性を設定するようにした
減衰力調整式油圧緩衝器の伸び側および縮み側減衰弁の
双方に、リテーナを設けた場合について説明している
が、本発明は、これに限らず、伸び側または縮み側減衰
弁のいずれか一方(小さい減衰力を発生させるほう)の
みにリテーナを設けるようにすることもできる。また、
伸び側および縮み側とで同様の種類の減衰力特性を設定
するようにしたもの、あるいは、伸び側または縮み側の
いずれか一方のみの減衰力を調整可能としたものの減衰
弁に、リテーナを設けるようにすることもできる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の減衰力調
整式油圧緩衝器によれば、可変オリフィスの流路面積を
調整することにより、オリフィス特性を直接調整すると
ともに、パイロット圧力を変化させてパイロット型主減
衰弁の開弁特性を調整してバルブ特性を調整することが
できるので、減衰力特性の調整範囲を広くすることがで
きる。また、パイロット型減衰弁は、板ばねおよびリテ
ーナによって、その開度が大きくなるほど開きにくくな
り、ピストン速度に対する減衰力の上昇割合が大きくな
るので、比較的開度の小さい領域で減衰力を発生させる
ハード側の減衰力は、開弁後、ピストン速度の高速域ま
で、ピストン速度の増大に対して比較的緩やかに上昇
し、ソフト側の減衰力は、開度がが大きくなるピストン
速度の高速域において、ばね定数の増加分だけピストン
速度に対する上昇割合が大きくなる。その結果、減衰力
特性をソフト側に設定した場合でも、ピストン速度の高
速域において、充分大きな減衰力を得ることができ、懸
架装置のばね下の振動を充分に減衰することができ、か
つ、ハード側の減衰力が過度に大きくなることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の減衰力調整式油圧緩衝
器の減衰力発生機構を拡大して示す縦断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態の減衰力調整式油圧緩衝
器の縦断面図である。
【図3】図2の装置のパイロット型減衰弁の要部を拡大
して示す縦断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る減衰力調整式油圧
緩衝器のパイロット型減衰弁の板ばねおよびリテーナを
拡大して示す縦断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態の変形例に係る減衰力調
整式油圧緩衝器のパイロット型減衰弁の板ばねおよびリ
テーナを拡大して示す縦断面図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る減衰力調整式油圧
緩衝器のパイロット型減衰弁の板ばねおよびリテーナを
拡大して示す縦断面図である。
【図7】本発明の第4実施形態に係る減衰力調整式油圧
緩衝器のパイロット型減衰弁の板ばねおよびリテーナを
拡大して示す縦断面図である。
【図8】従来の減衰力調整式油圧緩衝器のパイロット型
減衰弁の板ばね部分を拡大して示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 減衰力調整式油圧緩衝器 2 シリンダ 2a シリンダ上室 2b シリンダ下室 5 ピストン 6 ピストンロッド 45,46 可動部材(弁体) 47,48 フローティングディスク(弁体) 49,50 板ばね 49a 固定オリフィス 50a 固定オリフィス 53,54,66,67,68,69 リテーナ 53a,54a,66a,67a,68a,69a 支持面 A1 伸び側パイロット型減衰弁(パイロット型減衰弁) A2 縮み側パイロット型減衰弁(パイロット型減衰弁) B1 伸び側可変オリフィス(可変オリフィス) B2 縮み側可変オリフィス(可変オリフィス)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油液が封入されたシリンダと、該シリン
    ダ内に摺動可能に嵌装され前記シリンダ内を2つのシリ
    ンダ室に画成するピストンと、一端が前記ピストンに連
    結され他端が前記シリンダの外部へ延出されたピストン
    ロッドと、前記ピストンロッドのストロークにともなう
    ピストンの移動によって油液を流通させる主通路と、該
    主通路の油液の流動を制御して減衰力を発生させるとと
    もにパイロット圧力に応じて減衰力を調整するパイロッ
    ト型減衰弁と、該パイロット型減衰弁をバイパスする副
    通路と、該副通路の上流部に設けられた固定オリフィス
    と、前記副通路の下流部に設けられた可変オリフィスと
    を備え、前記副通路の前記固定オリフィスと前記可変オ
    リフィスとの間の圧力を前記パイロット型減衰弁のパイ
    ロット圧力とするようにした減衰力調整式油圧緩衝器で
    あって、前記パイロット型減衰弁の弁体を閉弁方向に付
    勢する板ばねと、該板ばねの背面側の基部を支持し、前
    記板ばねの開弁方向の撓み量に応じて支点が外側に移動
    する支持面を有するリテーナを備えていることを特徴と
    する減衰力調整式油圧緩衝器。
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