JPH10271848A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH10271848A
JPH10271848A JP9093128A JP9312897A JPH10271848A JP H10271848 A JPH10271848 A JP H10271848A JP 9093128 A JP9093128 A JP 9093128A JP 9312897 A JP9312897 A JP 9312897A JP H10271848 A JPH10271848 A JP H10271848A
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JP
Japan
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switching element
capacitor
circuit
power supply
load
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Withdrawn
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JP9093128A
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English (en)
Inventor
Masanori Mishima
正徳 三嶋
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力電流歪が少なく交流電源から負荷回路への
電力供給効率の高い電源装置を少ない部品点数で提供す
る。 【解決手段】ダイオードD3 〜D6 はブリッジ接続され
て全波整流器を構成する。全波整流器の直流出力端間に
は平滑用のコンデンサC1 が接続される。コンデンサC
1 には一対のスイッチング素子Q1 ,Q2 の直列回路が
並列接続され、両スイッチング素子Q1 ,Q2 は高周波
数で交互にオンオフされる。両スイッチング素子Q1
2 にはそれぞれダイオードD1 ,D2 が逆並列に接続
される。交流電源Vsの両端間には一対のコンデンサC
52,C53の直列回路が接続され、スイッチング素子
1 ,Q2 の接続点とコンデンサC52,C53の接続点と
の間に負荷回路1が接続される。ダイオードD3 〜D6
の少なくとも1つにはコンデンサC51,C54が並列接続
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電源を整流平
滑した直流電圧を高周波に変換して負荷に供給する電源
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電源装置として、特開平2−2
11056号公報に記載された図36に示す構成のもの
がある。この電源装置は、商用電源である交流電源Vs
を整流平滑して直流電源を得るとともに入力電流歪を低
減するためのチョッパ回路としての機能と、直流電源を
高周波に変換して負荷回路1に供給するインバータ回路
としての機能とを兼ね備えるものであり、整流素子とし
ての4個のダイオードD1 〜D4 をブリッジ接続した全
波整流器を備え、全波整流器の交流入力端間に交流電源
VsがインダクタL2 を介して接続され、全波整流器の
直流出力端間に平滑用のコンデンサC1 が接続されてい
る。さらに、全波整流器の一方のアームを構成する一対
のダイオードD1 ,D2 にそれぞれスイッチング素子Q
1 ,Q2 が並列接続され、スイッチング素子Q2 の両端
間には直流カット用のコンデンサC30と負荷回路1との
直列回路が接続される。
【0003】この電源装置の動作を簡単に説明する。ス
イッチング素子Q1 ,Q2 は図示しない制御回路によっ
て同時にオンせず交互にオンオフするように制御され
る。スイッチング素子Q1 ,Q2 のオンオフの繰り返し
周波数(スイッチング周波数)交流電源Vsの周波数
(電源周波数)に対して十分に高い周波数に設定され
る。いま、交流電源Vsの電圧Vinの極性が図に矢印で
示す向きの期間であるときに、スイッチング素子Q1
オンであると、交流電源Vs→ダイオードD3 →スイッ
チング素子Q1 →インダクタL2 →交流電源Vsの経路
で電流が流れる。このときインダクタL2 にエネルギが
蓄積される。次に、スイッチング素子Q1 がオフになる
と、インダクタL2 →交流電源Vs→ダイオードD3
コンデンサC1 →ダイオードD2 →インダクタL2 の経
路で、インダクタL2 に蓄積されたエネルギが放出され
る。つまり、交流電源Vsの電圧VinにインダクタL2
の両端電圧が加算され、コンデンサC1 は電源電圧Vs
よりも高い電圧で充電される。このような動作によっ
て、交流電源Vsを昇圧した直流電源を得る昇圧型のチ
ョッパ回路として機能する。
【0004】一方、スイッチング素子Q1 、Q2 が交互
にオンオフすることにより負荷回路1には高周波電圧が
印加される。すなわち、スイッチング素子Q1 のオン時
には、コンデンサC1 →スイッチング素子Q1 →負荷回
路1→コンデンサC30→コンデンサC1 の経路で電流が
流れ、スイッチング素子Q2 がオンになるとコンデンサ
30→負荷回路1 →スイッチング素子Q2 →コンデンサ
30の経路で電流が流れるのであって、スイッチング素
子Q1 ,Q2 のオンオフによって負荷回路1に流れる電
流の向きが交番する。このような動作によりインバータ
回路として機能することになる。ここに、スイッチング
素子Q1 のオン時に、スイッチング素子Q1 にはチョッ
パ回路としての電流とインバータ回路としての電流が同
じ向きに流れる。
【0005】交流電源Vsの電圧Vinの極性が図に矢印
で示す向きと逆になる期間では、スイッチング素子Q2
がチョッパ回路として用いられることになる。すなわ
ち、スイッチング素子Q2 のオン時に、交流電源Vs→
インダクタL2 →スイッチング素子Q2 →ダイオードD
4 →交流電源Vsの経路で電流が流れてインダクタL2
にエネルギが蓄積され、スイッチング素子Q2 のオフ時
に、インダクタL2 →ダイオードD1 →コンデンサC1
→ダイオードD4 →交流電源Vs→インダクタL2 の経
路で、インダクタL2 に蓄積されたエネルギが放出され
るのである。
【0006】上述のように、スイッチング素子Q1 ,Q
2 は昇圧型のチョッバ回路とインバータ回路とに兼用さ
れる。このようにチョッバ回路とインバータ回路とでス
イッチング素子Q1 ,Q2 を共用するから、回路を構成
する部品点数が比較的少なく、回路構成が簡単であっ
て、比較的安価に提供することが可能になるという長所
を有している。
【0007】一方、電源装置として、特開平4−193
066号公報に記載された図37に示す構成のものも知
られている。この構成は、整流素子としての4個のダイ
オードD3 〜D6 をブリッジ接続した全波整流器を備
え、全波整流器の交流入力端にフィルタ回路2’を介し
て交流電源Vsが接続されている。全波整流器Dの直流
出力端間には容量が比較的大きい平滑用のコンデンサC
1 が接続され、コンデンサC1 には、容量の比較的小さ
いコンデンサC3 ,C3'の直列回路と、トランジスタよ
りなるスイッチング素子Q1 ,Q2 の直列回路とが並列
に接続されている。各スイッチング素子Q1 ,Q2 には
それぞれダイオードD1 ,D2 が逆並列に接続される。
負荷回路1はコンデンサC3 ,C3'の接続点とスイッチ
ング素子Q1 ,Q2 の接続点との間に接続され、コンデ
ンサC3 ,C3'の接続点はダイオードD5 ,D6 の接続
点に接続されている。
【0008】図36に示した従来構成と同様に、図37
に示す構成も図示しない制御回路によりスイッチング素
子Q1 ,Q2 が同時にオンにならないように交互にオン
オフされる。また、スイッチング周波数は電源周波数よ
りも十分に高く設定される。いま、交流電源Vsの電圧
inの極性が図に矢印で示す向きの期間であるときに、
スイッチング素子Q1 がオンになると、交流電源Vs→
フィルタ回路2’→ダイオードD3 →スイッチング素子
1 →負荷回路1→フィルタ回路2’→交流電源Vsの
経路で電流が流れ、交流電源Vsから負荷回路1に電流
を直接流すことができる。また、交流電源Vsの電圧V
inの極性が図の矢印とは逆向きの期間であるときに、ス
イッチング素子Q2 がオンになると、交流電源Vs→フ
ィルタ回路2’→負荷回路1→スイッチング素子Q2
ダイオードD4 →フィルタ回路2’→交流電源Vsの経
路で電流が流れ、交流電源Vsから負荷回路1に電流を
直接流すことができる。
【0009】ここにおいて、コンデンサC3 ,C3'の容
量はスイッチング素子Q1 ,Q2 のスイッチング期間に
電荷を完全に放出する程度に設定される。したがって、
交流電源Vsのほぼ全期間に亙って交流電源Vsから入
力電流を高周波的に流すことができるものである。この
構成では、交流電源Vsから負荷回路1に対して電流を
直接流すものであるから、交流電源Vsから負荷回路1
への電力供給経路に複数の電力変換過程が存在せず、電
力供給の効率が高いという長所がある。また、コンデン
サC1 の両端電圧を交流電源Vsの電圧Vinよりも上昇
させる機能を持たないから、コンデンサC1 の両端電圧
を比較的低くすることができてスイッチング素子Q1
2などの回路素子に印加される電圧を低くすることが
でき、結果的に回路素子の耐圧を低くして低コストで提
供できるという長所もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
回路構成では、交流電源Vsから負荷回路1に電力を供
給する過程において、交流電源Vsからチョッパ回路と
しての機能を通してコンデンサC1 を充電する過程と、
コンデンサC1 を電源するインバータ回路としての機能
を通して負荷回路1に高周波電圧を印加する過程との2
つの電力変換過程を有しているものであるから、交流電
源Vsから負荷回路1への電力供給の効率は、各電力変
換過程の効率の積になり、電力供給効率の限界を十分に
高くすることができないものである。
【0011】また、チョッパ回路としての機能を持たせ
るためにインダクタL2 を設けているが、入力電流歪の
低減のために不可欠な要素ではないにもかかわらず、イ
ンダクタL2 が存在することによって、部品点数の増加
につながるとともに、電力損失を生じて電力供給効率の
低下にもつながっている。一方、後者の構成では上述の
ように、電力変換過程が少なく電力供給効率が前者の構
成よりも高いという長所があり、また回路素子の耐圧が
低く低コスト化が可能であるという長所もあるが、交流
電源Vsから負荷回路1に電流を直接流すことができる
のは、交流電源Vsの各半周期において各一方のスイッ
チング素子Q1 ,Q2 がオンになるときのみであり、他
方のスイッチング素子Q1 ,Q2 がオンになっても交流
電源Vsから負荷回路1に電流を直接流すことはできな
い。つまり、フィルタ回路2’を通る電流のピーク値が
高くなり、フィルタ回路2’が大型化するという問題を
生じる。
【0012】本発明は上記事由に鑑みて為されたもの
で、その目的は、簡単な回路構成を用いながらも、入力
電流歪を低減するとともに交流電源から負荷回路への電
力供給効率を高めた電源装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、整流
素子をブリッジ接続して構成され交流電源を全波整流す
る全波整流器と、全波整流器の直流出力端間に接続され
た平滑用の第1のコンデンサと、第1のコンデンサに並
列接続され交流電源の電源周波数よりも高い周波数で交
互にオンオフされる第1のスイッチング素子および第2
のスイッチング素子と、第1のスイッチングおよび第2
のスイッチング素子にそれぞれ並列接続された前記整流
素子とは別の一対の整流素子と、交流電源の両端間に接
続された第2のコンデンサおよび第3のコンデンサの直
列回路と、第1のスイッチング素子および第2のスイッ
チング素子の接続点と第2のコンデンサおよび第3のコ
ンデンサの接続点との間に接続された負荷回路とを備
え、全波整流器を構成する整流素子の少なくとも1つに
並列接続された第4のコンデンサとを備えるものであ
る。この構成によれば、電源周期のほぼ全域に亙って入
力電流を流すことができ、しかもスイッチング素子のス
イッチング動作の1周期の間に各スイッチング素子の1
回ずつオンにして入力電流を2回流すことになるから、
入力電流歪が少なく、また交流電源から負荷回路に電力
を直接供給することができるから、電力供給効率が高く
なる。しかも、入力電流のピーク値が小さく交流電源か
らの入力部に高周波阻止用のフィルタ回路を設ける場合
にフィルタ回路として小型のものを用いることができ
る。さらに、部品点数は比較的少なく簡単な構成であ
る。
【0014】請求項2の発明は、負荷回路が、トランス
と、トランスの2次側に接続された負荷とを備え、トラ
ンスの1次巻線の両端が負荷回路の両端となるものであ
る。この構成では、負荷回路がトランス構成であるか
ら、トランスの2次側に設けた負荷への低周波成分を除
去して一定の負荷電流を流すことができる。また、トラ
ンスの1次側のインピーダンスを大きくとれば、突入電
流をさらに少なくすることができる。
【0015】請求項3の発明は、負荷回路が、第1のイ
ンダクタと、第1のインダクタに直列接続された放電灯
と、放電灯の非電源側端子間に接続され第1のインダク
タとともに共振回路を構成する第5のコンデンサとを備
え、第1のインダクタと放電灯との直列回路の両端が負
荷回路の両端となるものである。この構成によれば、ト
ランスを用いていないから、トランスによる損失がな
く、負荷への電力供給効率が一層高くなる。しかも無負
荷時には、第1のコンデンサを充電する経路が形成され
ないから、無負荷時には突入電流がほぼ0になる。
【0016】請求項4の発明は、第1のスイッチング素
子および第2のスイッチング素子のオンオフのスイッチ
ング周波数を調節可能な制御回路を備えるものである。
この構成によれば、スイッチング素子のオン期間をほぼ
一定に保ちながら入力電流を調節したり負荷への供給電
力を調節することができる。したがって、負荷が放電灯
であれぱ、調光を行なったり、予熱、始動、点灯などの
制御が可能になる。また、負荷への供給電力が急に変化
して回路構成素子にストレスがかかるようなときに、ス
イッチング周波数を変化させることによってこれを回避
することができる。
【0017】請求項5の発明は、第1のスイッチング素
子および第2のスイッチング素子のオン期間を調節可能
な制御回路を備えるものである。この構成によれば、ス
イッチング周波数をほぼ一定に保った状態で入力電流を
調節したり負荷への供給電力を調節することができる。
したがって、負荷が放電灯であれば調光を行なったり、
予熱、始動、点灯などの制御が可能になる。また、負荷
への供給電力が急に変化して回路構成素子にストレスが
かかるようなときに、スイッチング周波数を変化させる
ことによってこれを回避することができる。
【0018】請求項6の発明は、第1のコンデンサの両
端電圧を検出する手段を備え、検出された電圧に基づい
て第1のコンデンサの両端電圧の上昇を抑制するように
前記制御回路が第1のスイッチング素子および第2のス
イッチング素子を制御するものである。この構成によれ
ば、第1のコンデンサの両端電圧が異常に上昇したとき
に、スイッチング素子の動作を停止させたり、負荷への
出力を低下させることによって、回路構成素子にストレ
スがかかるのを防止することができる。また、第1のコ
ンデンサの両端電圧の上昇を抑制してほぼ一定に保つよ
うにすれば、負荷への供給電力が安定する。したがっ
て、負荷が放電灯であれぱ、ちらつきの少ない光出力を
得ることができる。
【0019】請求項7の発明は、前記トランスの印加電
圧に相当する電圧を検出する手段を備え、検出された電
圧に基づいてトランスの印加電圧の上昇を抑制するよう
に前記制御回路が第1のスイッチング素子および第2の
スイッチング素子を制御するものである。この構成によ
れば、負荷への印加電圧が異常に上昇したときや負荷が
短絡したようなときに、スイッチング素子の動作を停止
させたり、負荷への出力を低下させることによって、回
路構成素子にストレスがかかるのを防止することができ
る。
【0020】請求項8の発明は、第4のコンデンサの両
端電圧を検出する手段を備え、前記制御回路は、第4の
コンデンサの両端電圧に基づいて負荷回路への出力をほ
ぼ一定に保つように第1のスイッチング素子および第2
のスイッチング素子を制御するものである。この構成に
よれば、負荷への出力をほぼ一定に保つことができるか
ら、負荷の安定した動作が期待できる。とくに、負荷が
放電灯であるときには、ちらつきの少ない光出力を得る
ことができる。
【0021】請求項9の発明は、負荷回路に流れる電流
を検出する手段を備え、検出した電流に基づいて負荷回
路に流れる電流をほぼ一定に保つように第1のスイッチ
ング素子および第2のスイッチング素子を制御するもの
である。この構成によれば、交流電源の電圧が変動した
ときでも、負荷への供給電流をほぼ一定にすることがで
きるから、負荷の安定した動作が期待できる。とくに、
負荷が放電灯であるときに、ランブ電流の変動を小さく
して、ちらつきの少ない光出力を得ることができる。
【0022】請求項10の発明は、第4のコンデンサの
容量を可変する手段を備えるものである。この構成によ
れば、負荷に応じて入力電流を調整することができ、入
力電流歪を少なくすることができる。たとえば、負荷が
放電灯であって、調光する場合や負荷出力を切り換えた
場合でも入力電流歪を少なくすることができる。請求項
11の発明は、負荷回路は複数の負荷を備えるものであ
る。この構成によれば、複数の負荷を同時に駆動するこ
とができる。
【0023】請求項12の発明は、第1のスイッチング
素子と第2のスイッチング素子とのいずれかと並列に、
または第1のコンデンサと並列に第2の負荷回路を接続
したものである。この構成によれば、第2の負荷回路へ
の出力を特別な制御なしにほぼ一定にできるから、複数
の負荷を同時に駆動しながらも安定した駆動が可能にな
る。とくに、負荷が放電灯であるときには、ちらつきの
少ない光出力を得ることができる。また一方の放電灯が
外れても他方の放電灯を点灯させておくことができる。
さらに、各負荷への供給電力を適宜比率に設定すること
ができる。また、交流電源の電圧が変動した場合でも、
全体としての負荷の電流をほぼ一定にすることができ、
ランプ電流の脈流を小さくして、ちらつきの少ない光出
力を得ることができる。
【0024】請求項13の発明は、第1のスイッチング
素子と第2のスイッチング素子とのうち少なくとも一方
は負荷回路に流れる電流の帰還により自励制御されるも
のである。この構成によれば、スイッチング素子の駆動
回路を簡略化ないし削除することができるから、部品点
数をより少なくすることが可能である。たとえば、負荷
回路にトランスを設け、その2次側に設けたインダクタ
を用いて帰還すれば、たとえば、無負荷のような異常時
に、自動的に回路が停止することになる。また、一方の
スイッチング素子の駆動を自励制御し、他方のスイッチ
ング素子の駆動を外部信号で他励制御すれば、負荷への
供給電力を制御することができ、負荷を放電灯としたと
きに調光や停止といった制御が容易に行える。
【0025】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1に示すように、本実施形態では、図
37に示した従来構成と同様に、整流素子としての4個
のダイオードD3 〜D6 をブリッジ接続して構成した全
波整流器を備え、全波整流器の交流入力端間に交流電源
Vsが接続され、全波整流器の直流出力端間に平滑用の
コンデンサC1 が接続される。また、全波整流器を構成
するダイオードD3 〜D6 の各アームを構成する各一対
のダイオードD3 ,D4とD5 ,D6 の直列回路に対し
て4個のコンデンサC51〜C54の直列回路が並列接続さ
れる。コンデンサC51〜C54の直列回路のうちの両端の
コンデンサC51,C54はそれぞれダイオードD3 ,D6
に並列接続され、また中間のコンデンサC52,C53の直
列回路の両端には交流電源Vsが接続される。
【0026】コンデンサC1 の両端間にはトランジスタ
よりなるスイッチング素子Q1 ,Q2 の直列回路が接続
され、各スイッチング素子Q1 ,Q2 にはそれぞれダイ
オードD1 ,D2 が逆並列に接続される。負荷回路1
は、スイッチング素子Q1 ,Q2 の接続点とコンデンサ
52,C53の接続点との間に挿入される。ここに、負荷
回路1は誘導性であって、電流エネルギを蓄積する機能
を有するように構成されている。また、スイッチング素
子Q1 ,Q2 は図1ではnpn形のトランジスタとして
示してあるが、電流の向きを理解しやすくする目的であ
って、後述のようにMOSFTなど他のスイッチング素
子を用いてもよいのはもちろんのことである。また、ス
イッチング素子Q1 ,Q2 は図示しない制御回路により
同時にオンせず交互にオンオフするように制御される。
スイッチング素子Q1 ,Q2 のオンオフの繰り返し周波
数(スイッチング周波数)が交流電源Vsの周波数(電
源周波数)に対して十分に高い周波数に設定される点は
従来構成と同様である。
【0027】次に動作を説明する。まず、交流電源Vs
の電圧Vinの極性が図1に矢印で示す向き(以下では、
この向きを正極性と呼ぶ)である場合について説明す
る。定常動作時におけるスイッチング素子Q1 ,Q2
スイッチング動作の1周期の動作を図2〜図7に示す。
なお、図2〜図7では電流経路を破線および一点鎖線で
示してある。なお、コンデンサC1 は電源投入直後に充
電されているものとする。
【0028】上述のようにコンデンサC1 は充電されて
いるから、図2に示すように、スイッチング素子Q1
オンでスイッチング素子Q2 がオフになると、コンデン
サC1 →スイッチング素子Q1 →負荷回路1→コンデン
サC53→コンデンサC54→コンデンサC1 の経路で電流
が流れ、負荷回路1に電流が流れる。また、定常状態で
はコンデンサC51,C52の電荷が、コンデンサC51→ス
イッチング素子Q1 →負荷回路1→コンデンサC52→コ
ンデンサC51の経路で放出される。
【0029】コンデンサC51,C54の容量はスイッチン
グ素子Q1 ,Q2 のオン期間内に電荷を放出し終わる程
度に小容量に設定されており、コンデンサC51の電荷が
放出し終わると、図3に示すように、交流電源Vs→ダ
イオードD3 →スイッチング素子Q1 →負荷回路1→コ
ンデンサC53→交流電源Vsの経路で電流が流れる。つ
まり、交流電源Vsからの入力電流が流れる。また、コ
ンデンサC52→ダイオードD3 →スイッチング素子Q1
→負荷回路1→コンデンサC52の経路でも電流が流れる
(コンデンサC52,C53はコンデンサC51,C54よりも
容量が大きく設定されている)。図2、図3に示す期間
に負荷回路1にはエネルギが蓄積される。
【0030】次に、スイッチング素子Q1 がオフになる
と、図4に示すように、負荷回路1→コンデンサC52
コンデンサC51→コンデンサC1 →ダイオードD2 →負
荷回路1の経路で電流が流れるとともに、負荷回路1→
コンデンサC53→コンデンサC54→ダイオードD2 →負
荷回路1の経路で電流が流れ、負荷回路1に蓄積された
エネルギが放出される。この期間にコンデンサC1 が充
電される。なお、この期間においてスイッチング素子Q
2 はオンでもオフでもよい。
【0031】負荷回路1に蓄積されたエネルギが放出さ
れると(この時点までにスイッチング素子Q2 はオンに
なるように制御される)、図5に示すように、コンデン
サC1 を電源として、コンデンサC1 →コンデンサC51
→コンデンサC52→負荷回路1→スイッチング素子Q2
→コンデンサC1 の経路で電流が流れる。また、コンデ
ンサC53→負荷回路1→スイッチング素子Q2 →コンデ
ンサC54→コンデンサC53の経路でも電流が流れる。つ
まり、負荷回路1にはそれまでとは逆向きに電流が流れ
る。
【0032】その後、コンデンサC54の電荷が放出し終
わると、図6に示すように、交流電源Vsからコンデン
サC52→負荷回路1→スイッチング素子Q2 →ダイオー
ドD6 →交流電源Vsの経路で電流が流れる。つまり、
この期間に交流電源Vsからの入力電流が流れる。また
同時に、コンデンサC53→負荷回路1→スイッチング素
子Q2 →ダイオードD6 →コンデンサC53の経路で電流
が流れる。ここに、図5、図6に示す期間には負荷回路
1にはエネルギが蓄積される。
【0033】次に、スイッチング素子Q2 がオフになる
と、図7に示すように、負荷回路1→ダイオードD1
コンデンサC1 →コンデンサC54→コンデンサC53→負
荷回路1という経路と、負荷回路1→ダイオードD1
コンデンサC51→コンデンサC52→負荷回路1という経
路とを通して負荷回路1に蓄積されたエネルギが放出さ
れる。この期間にはコンデンサC1 が充電される。この
とき、スイッチング素子Q1 はオンでもオフでもよい。
【0034】図7に示す電流経路が形成される条件は、
コンデンサC53,C54の直列回路の両端電圧と負荷回路
1との直列回路の両端電圧との加算電圧がコンデンサC
1 の両端電圧よりも高く、かつ負荷回路1の両端電圧が
コンデンサC51,C52の直列回路の両端電圧よりも高い
期間であって、負荷回路1に蓄積されたエネルギが放出
されると(この時点までにスイッチング素子Q1 はオン
になるように制御される)、図2に示した状態に戻るこ
とになる。
【0035】上記動作は交流電源Vsが正極性の場合を
示したが、負極性である場合もほぼ同様に動作する。た
だし、交流電源Vsが正極性の場合には交流電源Vsか
ら負荷回路1に電流が流れる経路としてダイオード
3 ,D6 を通る経路が形成されていたのに対して、交
流電源Vsが負極性の場合にはダイオードD4 ,D5
通る経路に変わる。
【0036】以上のように、スイッチング素子Q1 ,Q
2 のオンオフの繰り返しによって、負荷回路1に交番し
た電流が流れる。また、スイッチング素子Q1 ,Q2
スイッチングの1周期の間に交流電源Vsを通る経路が
形成されるから、交流電源Vsからの入力電流を高周波
的に流すことができ、入力電流歪の増加を防止すること
ができる。しかも、上述の動作から明らかなように、交
流電源Vsが正極性である期間と負極性である期間との
いずれにおいても、各スイッチング素子Q1 ,Q2 のオ
ン期間にそれぞれ交流電源Vsからの入力電流が流れる
期間があるから、入力電流のピーク値を低減することが
可能になる。
【0037】ところで、負荷回路1には図8に示す回路
を用いることができる。図8に示す回路では図1に示し
た交流電源Vsに代えて、交流電源Vsにフィルタ回路
2を組み合わせたものを用いている。つまり、図1にお
ける交流電源Vsの両端は図8に示す構成ではフィルタ
回路2の出力端に相当する。また、各スイッチング素子
1 ,Q2 と各ダイオードD1 ,D2 との並列回路に代
えて、MOSFETをスイッチング素子Q1',Q2'とし
て用いている。この場合、ダイオードD1 ,D2 の機能
はMOSFETの内部の寄生ダイオードにより実現され
る。この構成により、トランジスタとダイオードとを用
いると4個必要であった部品が2個になり部品点数の削
減につながる。
【0038】しかして、フィルタ回路2は、巻比が1:
1である2個の巻線を備えたラインチョークLF1 と、
交流電源Vsの両端となる両巻線の一端間に接続したコ
ンデンサC23と、一方の巻線に直列に接続したインダク
タLF2 とを備える。このフィルタ回路2は、電源周波
数を通過させスイッチング周波数を阻止するローパスフ
ィルタを構成する。このようなフィルタ回路2を設けた
ことにより、入力電流の高周波成分が抑制されて交流電
源Vsへの高周波雑音の回り込みを防止することができ
るとともに、入力電流波形が正弦波に近くなり入力力率
を高めることができる。
【0039】一方、負荷回路1は、リーケージトランス
1 と、リーケージトランスT1 の2次巻線の両端に各
フィラメントの一端が接続された負荷としての蛍光ラン
プのような放電灯La1 と、放電灯La1 のフィラメン
トの他端間に接続された予熱用(ないし共振用)のコン
デンサC2 とからなる。この負荷回路1では、リーケー
ジトランスT1 の1次巻線の両端が入力端になる。すな
わち、リーケージトランスT1 の1次巻線の一端はコン
デンサC52,C53の接続点に接続され、他端はスイッチ
ング素子Q1',Q2'の接続点に接続される。コンデンサ
2 はリーケージトランスT1 の漏れインダタンスとと
もに共振回路を構成する。
【0040】図8に示した回路の各部の動作波形を図9
に示す。図では交流電源Vsの1周期における動作を示
してあり、同図(a)は交流電源Vsの入力電圧Vin
入力電流Iin、同図(b)はコンデンサC51,C52の接
続点の電圧、同図(c)は放電灯La1 に流れるランブ
電流を示す。図より明らかなように放電灯La1 のラン
プ電流は交流電源Vsの電圧成分の影響をあまり受けな
いのである。図9には交流電源Vsからの入力電流(同
図(c))と各スイッチング素子Q1',Q2'のオンオフ
との関係(同図(a)はスイッチング素子Q1'、(b)
はスイッチング素子Q2'を示す)を示す。図9より明ら
かなように、いずれのスイッチング素子Q1',Q2'のオ
ン期間においても入力電流が流れるものである。
【0041】本実施形態の回路では比較的少ない部品点
数であって、小型化、低コスト化につながるものであ
る。しかも、入力電流を高周波的に流すことによって入
力電流歪を低減することができ、また交流電源Vinの電
圧に入力電流をほぼ比例させて高い入力力率を得ること
ができる。スイッチング素子Q1',Q2'のスイッチング
周期内で交流電源Vsから入力電流を2回流すことがで
き(各スイッチング素子Q1',Q2'に1回ずつ流れ
る)、入力電流のピーク値を低減することができるもの
である。その結果、フィルタ回路2として小型のもので
も高周波成分を阻止することができる。また、交流電源
Vsから負荷回路1に対して電力を直接的に供給する過
程があるから、それだけ電力供給効率が高くなるもので
ある。
【0042】(実施形態2)実施形態1では、ダイオー
ドD3 ,D6 にそれぞれコンデンサC51,C54を並列接
続していたが、図11に示すように、コンデンサC51
省略してもよい。この構成では、コンデンサC51から負
荷回路1への電力供給過程(図2の過程)がないから入
力電流歪が実施形態1よりもやや大きくなるが、従来構
成に比較すれば入力電流のピーク値を抑制することがで
き、また実施形態1に比較すると部品点数が少なくな
る。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
【0043】(実施形態3)本実施形態では、図12に
示すように、実施形態1の構成にさらにコンデンサ
55,C56を追加したものであり、全波整流器を形成す
るすべてのダイオードD3 〜D6 に対してコンデンサC
51,C54〜C56を並列接続しているものである。この構
成によれば、ダイオードD3 〜D6 に並列接続されたコ
ンデンサC51,C54〜C56に流れる電流が、図1に示し
た構成におけるコンデンサC51,C54に比較するとほぼ
半分になるから、コンデンサC51,C54〜C56へのスト
レスを低減することになる。他の構成および動作は実施
形態1と同様である。
【0044】(実施形態4)本実施形態は、図13に示
すように、リーケージトランスT1 やトランスT2を用
いることなく、インダクタL1 と放電灯La1 とを直列
接続し、放電灯La1 のフィラメントの非電源側にコン
デンサC2 を接続した負荷回路1を用いてある。この構
成もインダクタL1 とコンデンサC2 とにより共振回路
を構成するものである。他の構成および動作は実施形態
1と同様である。
【0045】(実施形態5)本実施形態は、図14に示
すように、図1に示した実施形態1の構成と同様のもの
であって、負荷回路1として図8に示したリーケージト
ランスT1 と放電灯La1 とコンデンサC2 とを備える
ものを用いている。また、図14ではフィルタ回路2の
図示を省略している。
【0046】ところで、図14においてはスイッチング
素子Q1',Q2'のオンオフを制御するための制御回路3
を図示してある。本実施形態において実施形態1と異な
る点は、制御回路3として、スイッチング素子Q1',Q
2'をオンオフさせるスイッチング周波数、オン時間、デ
ューティ比などを任意に制御できるものを用いることに
よって、負荷回路1への供給電力を調節することができ
るようにしてある点である。すなわち、放電灯La1
光出力が調節可能であって調光制御が可能になってい
る。ここに、上述のオン時間の制御とはオン時間を変化
させる(一般にはオフ時間を一定に保つ)ことを意味
し、デューティ比の制御とは周波数を一定としてオン時
間とオフ時間との比率を変化させることを意味する。
【0047】すなわち、スイッチング周波数の制御と
は、スイッチング素子Q1',Q2'を図15(a)のよう
にオンオフさせている状態から、たとえば図15(b)
のようにオンオフさせる状態に移行させることを意味す
る。図示例ではスイッチング周波数を高周波側に移行さ
せている。このようにスイッチング周波数を変化させる
と、リーケージトランスT1 の漏れインダクタンスとコ
ンデンサC2 とにより構成されている共振回路の共振周
波数とスイッチング周波数との関係によって、放電灯L
1 への供給電力が変化し、放電灯La1 の光出力を制
御することが可能になる。また、デューティ比の制御と
は、スイッチング素子Q1',Q2'を図16(a)のよう
にオンオフさせている状態から、たとえば図16(b)
のようにオンオフさせる状態に移行させることを意味す
る。つまり、周波数を一定のままオン時間とオフ時間と
の比率を制御するのであって、図示例ではスイッチング
素子Q1'のデューティ比を小さくし、スイッチング素子
2'のデューティ比を大きくしている。このように制御
すると、交流電源Vsからの入力電力量を変化させるこ
とができ、結果的に負荷回路1への供給電力を調節する
ことが可能である。
【0048】さらに、スイッチング周波数とデューティ
比とをともに制御し、スイッチング素子Q1',Q2'を図
17(a)のようにオンオフさせている状態から、たと
えば図17(b)のようにオンオフさせる状態に移行さ
せてもよい。他の構成および動作は実施形態1と同様で
ある。 (実施形態6)本実施形態は、負荷回路1に設けた放電
灯La1 を点灯させる際の制御例を示すものである。フ
ィラメント(熱陰極)を有する放電灯La1 を点灯させ
る過程は、予熱→始動→点灯であって、予熱過程では主
としてフィラメントに通電し、始動過程では両フィラメ
ント間に高電圧を印加して放電を開始させ、放電開始後
には定格点灯させるのである。
【0049】しかして、上記各過程は、図8に示した実
施形態1の回路構成(実際には図14に示した実施形態
5のような制御回路3を備える回路構成)において、ス
イッチング素子Q1',Q2'を図18に示すように制御す
ることで実現される。図18はスイッチング周波数を制
御するものであって、リーケージトランスT1 の漏れイ
ンダクタンスとコンデンサC2 とにより構成される共振
回路の共振周波数に対して、スイッチング周波数を高く
設定してある。
【0050】予熱時には同図(a)のようにスイッチン
グ周波数を高く設定して共振周波数とスイッチング周波
数との差を大きくしておき、放電灯La1 の両端への印
加電圧を低くしてある。始動時には同図(b)のように
予熱時よりもスイッチング周波数を下げることで共振周
波数との差を小さくし、放電灯La1 の両端への印加電
圧を高くする。このようにして放電灯La1 が点灯する
と、負荷回路1の共振周波数が低周波側に偏移するか
ら、放電灯La1 の定格点灯に必要なランプ電流が得ら
れるようにスイッチング周波数を同図(c)のようにさ
らに引き下げるのである(ここでは、点灯時にスイッチ
ング周波数を始動時よりも引き下げているが、始動時と
点灯時との関係は必ずしもこの関係になるとは限らな
い)。
【0051】また、実施形態5で説明したように、スイ
ッチング素子Q1',Q2'のオンオフのデューティ比を制
御することによっても放電灯La1 への供給電力を調節
することができるから、図19に示すように、スイッチ
ング周波数を変化させずにデューティ比のみを変化させ
ることによって、同図(a)の制御により予熱し、同図
(b)の制御により始動し、同図(c)の制御により定
格点灯させるようにしてもよい。
【0052】さらに、図20のように、スイッチング素
子Q1',Q2'のオンオフのスイッチング周波数とデュー
ティ比とを同時に制御してもよい。この場合、同図
(a)の制御により予熱し、同図(b)の制御により始
動し、同図(c)の制御により定格点灯させることにな
る。 (実施形態7)本実施形態は、図21に示すように、実
施形態1の回路構成において、ダイオードD3 ,D6
両端電圧に比例した電圧を出力する電圧検出回路5a,
5bを付加してある。また、電圧検出回路5a,5bの
出力電圧は切換スイッチ要素SW2 により択一的に選択
され、選択された出力電圧はダイオードD31により整流
された後にコンデンサC32により平滑される。このコン
デンサC32の両端電圧は制御回路3に入力される。ま
た、切換スイッチ要素SW2 は電源極性判別回路4によ
り検出される交流電源Vsの極性に応じて切り換えられ
る。
【0053】電源極性判別回路4は、電圧検出回路5
a,5bの出力電圧に基づいて交流電源Vsの極性を判
別する。すなわち、電圧検出回路5a,5bは交流電源
Vsの各端の電位と接地電位(コンデンサC1 の負極電
位)との電位差を検出するから、両電圧検出回路5a,
5bの出力に基づいて交流電源Vsの極性を知ることが
できるのである。
【0054】上述の構成により、コンデンサC32の両端
電圧はダイオードD3 ,D6 の両端電圧を反映したもの
になるから、この電圧により回路の動作状態を知ること
ができる。そこで、制御回路3ではコンデンサC32の両
端電圧に応じてスイッチング素子Q1',Q2'をオンオフ
させるスイッチング周波数やデューティ比を変化させる
ことにより、回路の動作状態に応じた制御を行なうので
ある。
【0055】図21に示した回路の各部の波形を図22
に示す。同図(a)は交流電源Vsの電圧彼形、同図
(b)は電源極性判別回路4によって制御される切換ス
イッチ要素SW2 により選択された電圧検出回路5a,
5bの出力電圧、同図(c)はコンデンサC32の両端電
圧VC32 である。同図(b)において、期間Taは電圧
検出回路5aの出力電圧が選択されている期間、期間T
bは電圧検出回路5bの出力電圧が選択されている期間
を示す。図22より明らかなように、コンデンサC32
両端電圧により交流電源Vsのピーク値付近かゼロクロ
ス点付近かを知ることができる。
【0056】しかして、放電灯La1 のランプ電流の波
高率(クレストファクタ)を改善するように制御する場
合には、コンデンサC32の両端電圧の変化に基づいて交
流電源Vsのピーク値付近ではスイッチング周波数を低
くし、交流電源Vsのゼロクロス点付近ではスイッチン
グ周波数を高く設定すればよい。また、スイッチング周
波数ではなくデューティ比を制御してもよい。この場
合、交流電源Vsのピーク値付近ではデューティ比を5
0%に近づけ、交流電源Vsのゼロクロス点付近ではオ
ン期間とオフ期間との比を大きくすればよい。さらに、
スイッチング周波数とデューティ比とは同時に変化させ
てもよい。このように波高率を小さくすれば、放電灯L
1 の光出力のちらつきを低減することができる。
【0057】また、スイッチング素子Q1',Q2'やコン
デンサC1 のような回路構成素子が過電圧により破壊さ
れるのを防止するために、コンデンサC32の両端電圧に
より過電圧を検出することも可能である。つまり、コン
デンサC32の両端電圧が異常に高くなった揚合には、ス
イッチング素子Q1',Q2'の発振を停止すれば、過電圧
による破壊を回避することができる。他の構成および動
作は実施形態1と同様である。
【0058】(実施形態8)ところで、実施形態1の回
路構成において、放電灯La1 の調光を行なう場合のよ
うに軽負荷になると、入力電流に休止期間が生じること
がある。つまり、調光度が大きくなると(つまり光出力
が小さくなると)入力電流の休止区間が増加して、入力
電流歪が増加することになる。同様に負荷が大きくなる
と、入力電流のゼロクロス点付近において大きな変化が
生じて(入力電流が流れている間に入力電流の極性が反
転して)不連続な波形が現れるから、入力電流歪が増加
することになる。このように、負荷が増減するような使
用形態であると、負荷の増減により入力電流波形が変化
する。
【0059】そこで、本実施形態では、図23に示すよ
うに、実施形態1の回路構成において、ダイオードブリ
ッジDB21,DB22とトランジスタTr21,Tr22とか
らなる交流スイッチ(トランジスタTr21,Tr22のコ
レクタエミッタ間をダイオードブリッジDB21,DB22
の直流出力端にそれぞれ接続して無極性化したスイッチ
ング素子)とコンデンサC61,C62との直列回路をコン
デンサC51,C54にそれぞれ並列接続している。この回
路では、トランジスタTr21,Tr22のオンオフによ
り、コンデンサC51,C54を単独使用する状態と、コン
デンサC51,C54にコンデンサC61,C62を並列接続す
る状態とを選択する。
【0060】この構成では、負荷が大きくなって入力電
流波形に歪が生じるときには、コンデンサC51,C54
コンデンサC61,C62を並列接続して合成容量を大きく
することにより、コンデンサC51,C54の両端に発生す
る電圧を大きくして、入力電流波形を正弦波に近づける
ことができる。トランジスタTr21,Tr22は通常は同
時にオンオフされるが、必要に応じて一方のみをオンオ
フさせてもよい。
【0061】また、図24に示すように、コンデンサC
51,C54にコンデンサC61,C62を直列接続し、コンデ
ンサC61,C62に図23に示したものと同構成の交流ス
イッチを接続する構成を採用してもよい。この構成で
は、常時はトランジスタTr21,Tr22をオンにしてお
き、軽負荷時にはトランジスタTr21,Tr22をオフに
してコンデンサコンデンサC51,C54にコンデンサ
61,C62を直列接続し合成容量を小さくすることによ
り、コンデンサC51,C54とC61,C62の直列回路の両
端に発生する電圧を小さくして、入力電流波形を正弦波
に近づけることができる。
【0062】図23、図24で示した回路構成は、1本
の放電灯La1 に2種類の出力特性を持たせたい場合な
どの切替手段として有効である。なお、本実施形態で
は、制御回路3によるスイッチング素子Q1',Q2'の制
御に応じて負荷の大きさが増減する場合について例示し
ており、トランジスタTr2 のオンオフは、制御回路3
によるスイッチング素子Q1',Q2'の制御状態に応じて
決定される。他の構成および動作は実施形態1と同様で
ある。
【0063】上述のように、コンデンサC54の両端電圧
に応じてスイッチング素子Q1',Q2'を制御したり、コ
ンデンサC54のインピーダンスを変化させたりすること
により、放電灯La1 のランプ電流の変動を抑制するこ
とができ、光出力の変動を抑制してちらつきを防止した
り、あるいは入力電流歪を改善したりすることが可能で
ある。
【0064】(実施形態9)本実施形態は、図25に示
すように、図14に示した実施形態5の構成に加えて、
負荷の大きさを負荷回路1に設けた電流検出部6で検出
し、電流検出部6の出力に基づいて制御回路3がスイッ
チング素子Q1',Q2'のオンオフのスイッチング周波数
やデューティ比を制御することによって、放電灯La1
に流れるランプ電流の変動を抑制するものである。電流
検出部6は、低抵抗を回路中に挿入し両端電圧を用いる
ものや変流器の2次出力を用いるものなどで実現され
る。
【0065】しかして、ランプ電流が比較的大きい期間
ではスイッチング周波数を高くするなどしてランプ電流
を低減させる方向に制御してランプ電流の変動を抑制
し、光出力の変動を抑制することができる。他の構成お
よび動作は実施形態1と同様である。 (実施形態10)本実施形態は、図26に示すように、
図14に示した実施形態5の構成において、コンデンサ
1 の両端に2個の抵抗R10,R11の直列回路を並列接
続することによりコンデンサC1 の両端電圧を分圧し、
分圧して得た電圧とあらかじめ設定した基準電圧Vref
との大小をコンバレータCP4 により比較判定し、コン
パレータCP4 の出力に応じて、スイッチング素子
1',Q2'のオンオフを制御するものである。本実施形
態の目的は放電灯La1 の寿命末期時の半波点灯状態
(いわゆるエミレス状態)や寿命末期や放電灯La1
外れることによる無負荷状態を検出し、負荷回路1への
出力を停止ないし低減させることにある。
【0066】しかして、図26に示す構成では、エミレ
ス状態や無負荷状態においてコンデンサC1 両端電圧が
上昇し抵抗R10,R11の接続点の電圧が基準電圧Vref
を越えるとコンパレータCP4 の出力がHレベルにな
り、これによって制御回路3はスイッチング素子Q1',
2'のオンオフを停止するか、または出力を低減して放
電灯La1 を調光点灯状態にするのである。
【0067】エミレス状態や無負荷状態の検出には、コ
ンデンサC1 の両端電圧ではなく、図27に示すよう
に、リーケージトランスT1 に検出用巻線n3 を設け、
検出用巻線n3 の誘起電圧をダイオードD32を介して得
られた信号レベルと基準電圧Vref とをコンパレータC
4 によって比較するものを採用してもよい。この場
合、コンパレータCP4 にはリーケージトランスT1
1次巻線に流れる電流の瞬時値を反映した電圧が入力さ
れるから、制御回路3ではコンパレータCP4 の出力を
所定のタイミングで取り込むようにしてある。
【0068】また、図28に示すように、スイッチング
素子Q2'のソースに直列に接続した抵抗R12の両端電圧
と基準電圧Vref とをコンパレータCP4 で比較しても
よい。この場合もコンパレータCP4 ではスイッチング
素子Q2'のソース電流の瞬時値を検出するから、制御回
路3ではコンパレータCP4 の出力を所定のタイミング
で取り込むようにしてある。
【0069】本実施形態の構成では、放電灯La1 が外
れて無負荷状態になったときや、放電灯La1 のフィラ
メントのエミッタの消耗により放電灯La1 が交流電源
Vsの半波でしか点灯しなくなったエミレス状態におい
て、スイッチング素子Q1',Q2'などの素子にストレス
がかかって破壊するのを防止することができる。 (実施形態11)上述した各実施形態では、スイッチン
グ素子Q1 ,Q2 (Q1',Q2')を制御回路3により制
御する他励制御式の構成を示したが、本実施形態では、
図29に示すように、スイッチング素子Q1 ,Q2 を自
励制御している。
【0070】すなわち、リーケージトランスT1 に一対
の帰還巻線n31,n32を設け、リーケージトランスT1
の1次巻線に流れる電流の向きに応じてスイッチング素
子Q1 ,Q2 が交互にオンオフを行なうように帰還巻線
31,n32の巻方向を設定してある。ただし、起動時に
は別途に設けた起動手段12によりスイッチング素子Q
2 を強制的にオンにする。
【0071】図30に示す構成によっても自励制御が可
能である。この構成では、負荷回路1にリーケージトラ
ンスT1 の2次巻線にインダクタL1 を挿入し、インダ
クタL1 に一対の帰還巻線n33,n34を設け、この帰還
巻線n33,n34をスイッチング素子Q1 ,Q2 のベース
−エミッタ間に接続してある。この構成では、インダク
タL1 に流れる電流の向きに応じてスイッチング素子Q
1 ,Q2 がオンオフを交互に行なうように帰還巻線
33,n34の巻方向を決めてある。この回路構成では、
放電灯La1 が外れると、インダクタL1 には電流が流
れなくなるから発振が自動的に停止するという利点を有
している。この回路構成においても、図29に示した回
路構成と同様に、起動手段12が別途に必要である。本
実施形態の構成によれば、外部から制御信号を与える必
要がなく制御回路3が不要であるから、部品点数が少な
いという利点がある。他の構成および動作は実施形態1
と同様である。
【0072】(実施形態12)本実施形態は、図31に
示すように、トランジスタよりなるスイッチング素子Q
1 を自励制御し、MOSFETよりなるスイッチング素
子Q2'を制御回路3’からの制御信号により他励制御す
るものである。スイッチング素子Q1 はリーケージトラ
ンスT1 に設けた帰還巻線n35の誘起電圧を受けてオン
オフされる。
【0073】この回路構成では、制御回路3’を設けて
いるから、スイッチング素子Q1 ,Q2'のオンオフ動作
を制御して負荷回路1への出力を低減したり出力を停止
させたりすることができ、しかも1個のスイッチング素
子Q2'のみを制御すれば、その種の機能を実現すること
ができるから、2個のスイッチング素子Q1 ,Q2 (Q
1',Q2')をともに他励制御するものに比較すると部品
点数が少なくなる。他の構成および動作は実施形態1と
同様である。
【0074】(実施形態13)本実施形態は、図32に
示すように、複数(図示例はいずれも2個)の放電灯L
1 La2 を有する負荷回路1を用いる例であって、こ
れらの負荷回路1は上述した各実施形態のいずれにおい
ても採用し得るものである。図32(a)に示す負荷回
路1は、2灯の放電灯La1 ,La2 の一方のフィラメ
ントの一端同士を接続し、他端間にリーケージトランス
1 に設けた予熱巻線n36を接続することにより、2灯
の放電灯La1 ,La2 を直列接続したものであって、
放電灯La1 ,La2 の直列回路をリーケージトランス
1 の2次巻線に接続するとともに、放電灯La1 ,L
2 の直列回路に1個のコンデンサC2 を並列接続して
ある。
【0075】また、図32(b)に示す負荷回路1は、
図8に示した実施形態1の負荷回路1を2個並列に接続
したものに相当する。つまり、2個のリーケージトラン
スT11,T12の1次巻線同士を並列接続し、各リーケー
ジトランスT11,T12の2次巻線にそれぞれ放篭灯La
1 ,La2 を並列接続するとともに、各放電灯La1
La2 のフィラメント間に共振用のコンデンサC21,C
22を接続したものである。
【0076】図32(c)に示す負荷回路1は、リーケ
ージトランスT1 ではなく通常のトランスT2 を用い、
インダクタL11と放電灯La1 とからなる直列回路と、
インダクタL12と放電灯La2 とからなる直列回路とを
トランスT2 の2次巻線に並列接続した構成を有するも
のであり、各放電灯La1 ,La2 のフィラメント間に
は共振用のコンデンサC21,C22が接続される。
【0077】図32(d)に示す負荷回路1は、リーケ
ージトランスT1 の2次側にバランサL3 を介して2灯
の放電灯La1 ,La2 を接続したものである。すなわ
ち、リーケージトランスT1 の2次巻線の一端をバラン
サL3 のタップに接続し、バランサL3 の各端とリーケ
ージトランスT1 の2次巻線の他端との間にそれぞれ放
電灯La1 ,La2 を接続してある。また、各放電灯L
1 ,La2 のフィラメント間にはそれぞれ共振用のコ
ンデンサC21,C22が接続される。この構成では、コン
デンサC21,C22とリーケージトランスT1 の漏れイン
ダクタンスとバランサL3 のインダクタンスとにより共
振回路が形成される。
【0078】図32(e)に示す負荷回路1は、通常の
トランスT2 の1次巻線に共振用のインダクタL1 を直
列接続し、インダクタL1 に設けた2次巻線を放電灯L
1,La2 のフィラメントに予熱電流を与えるための
予熱巻線として用いるものである。ここに、インダクタ
1 は予熱巻線として用いる2次巻線を3個備えてい
る。2灯の放電灯La1 ,La2 は一方のフィラメント
の一端同士が接続され、他端間にはコンデンサC41を介
してインダクタL1 の2次巻線が接続される。また、放
電灯La1 ,La2 の他のフィラメントにもそれぞれコ
ンデンサC42,C43を介してインダクタL1 の2次巻線
が接続される。トランスT2 の2次巻線の間には放電灯
La1 ,La2 の直列回路と共振用のコンデンサC2
の並列回路が接続される。この構成では、インダクタL
1 とコンデンサC2 とにより共振回路が形成される。
【0079】上述のような構成の負荷回路1を用いるこ
とによって、複数の放電灯La1 ,La2 を点灯させる
ことが可能になる。なお図32(a)〜(b)には2灯
の放電灯La1 ,La2 を含む負荷回路1を示したが、
3灯以上の場合でも同様な接続形態を採用することが可
能である。また、負荷回路1以外の構成は上述した各実
施形態の回路構成を採用することができる。
【0080】(実施形態14)本実施形態は、図33に
示すように、図8に示した実施形態1の構成において、
負荷回路1aと直流カット用のコンデンサC3aとの直列
回路を一方のスイッチング素子Q2'に追加して並列接続
したものである。負荷回路1aは、負荷回路1と同様
に、リーケージトランスT1aの2次側の放電灯La1a
接続し、放電灯La1aのフィラメント間に共振用のコン
デンサC2aを接続した構成を有する。
【0081】負荷回路1に関する動作は実施形態1で説
明した動作であり負荷回路1aは図36に示した従来構
成と同様の動作になる。定常状態における負荷回路1a
に関する動作を簡単に説明する。いま、スイッチング素
子Q1'がオンになると、コンデンサC1 →スイッチング
素子Q1'→負荷回路1a→コンデンサC3a→コンデンサ
1 の経路で電流が流れる。この期間にコンデンサC3a
が充電される。
【0082】一方、スイッチング素子Q1'がオフにな
り、スイッチング素子Q2'がオンになった直後では、負
荷回路1a(リーケージトランスT1a)に蓄積されたエ
ネルギが放出されて負荷回路1a→コンデンサC3a→ス
イッチング素子Q2'の寄生ダイオード→負荷回路1aの
経路で電流が流れる。その後、負荷回路1aのエネルギ
が放出されると、コンデンサC3aの放電が開始され、コ
ンデンサC3a→負荷回路1a→スイッチング素子Q2'→
コンデンサC3aの経路で電流が流れ、負荷回路1aには
それまでとは逆向きの電流が流れる。
【0083】次に、スイッチング素子Q2'がオフにな
り、スイッチング素子Q1'がオンになると、負荷回路1
a→スイッチング素子Q1'の寄生ダイオード→コンデン
サC1→コンデンサC3a→負荷回路1aの経路で負荷回
路1a(リーケージトランスT1a)に蓄積されたエネル
ギが放出される。負荷回路1aに蓄積されたエネルギが
放出されると、コンデンサC1 からスイッチング素子Q
1'を通して負荷回路1aに電流が流れる状態に戻るので
あって、負荷回路1aを流れる電流の向きが反転する。
つまり、スイッチング素子Q1',Q2'のオンオフによ
り、負荷回路1aに交番した高周波電流が流れることに
なる。
【0084】しかして、上述した動作は、コンデンサC
1 を電源とするハーフブリッジ型のインバータ回路の動
作であって、負荷回路1aとコンデンサC3aとを含む回
路には入力電流歪を低減する機能はない。つまり、放電
灯La1aのランプ電流はインバータ回路の電源電圧に依
存するから、電源となるコンデンサC1 の容量が十分に
大きければ放電灯La1aのランプ電流はほぼ一定にな
る。その結果、2灯の放電灯La1 ,La1aの合成の光
出力は、図32(a)に示した回路構成の2灯の放電灯
La1 ,La2 の合成の光出力よりも変動が少なくな
る。これは、図32(a)に示した構成では、両放電灯
La1 ,La2 の光出力がともに変動しかつ変化の方向
が同じであるのに対して、本実施形態では一方の放電灯
La1 の光出力は変動するが他方の放電灯La1aの光出
力は変動しないからである。
【0085】また、本実施形態の構成では、2灯の放電
灯La1 ,La1aの一方が外れたとしても、残された放
電灯は点灯を維持することになる。たとえば、放電灯L
1aが外れたときに、リーケージトランスT1aの1次側
のインダクタンスとコンデンサC2aとにより形成される
共振回路の共振周波数を、スイッチング周波数に対して
やや進相側に調整することにより、残された放電灯La
1 が点灯するときにスイッチング素子Q1',Q2'に流れ
る電流を進相と遅相の合成電流とすることができ、放電
灯La1 のみを点灯させる場合に流れる遅相の電流より
もスイッチング素子Q1',Q2'に流れる電流のピーク値
を抑えることができる。
【0086】なお、両放電灯La,La1aの周波数特性
をややずらしておけば、電源変動や負荷変動に対して、
出力をほぼ一定に保つことができる。他の構成および動
作は実施形態1と同様である。 (実施形態15)本実施形態は、図34に示すように、
図8に示した実施形態1の構成において、コンデンサC
1 の両端間にスイッチング素子Tr3 を介して直流点灯
用のランプLa3 を接続したものである。ランプLa3
としては白熱電球などを用いることができる。
【0087】この構成では、ランプLa3 に流れるラン
プ電流は、コンデンサC1 の容量が十分に大きければほ
ぼ一定であるから、放電灯La1 とランプLa3 との合
成の光出力の変動は、図32(a)などに示した回路構
成を採用する場合よりも少なくなる。なお、この回路構
成では、スイッチング素子Tr3 をオンオフすることに
より、放電灯La1 とランプLa3 との光出力の比率を
任意に制御することができる。他の構成および動作は実
施形態1と同様である。
【0088】上述の各実施形態においては、負荷として
高周波の交流で点灯する放電灯La1 を例示したが、負
荷は放電灯La1 に限定されるものではない。また、負
荷に直流電力の供給を必要とする場合には、図35に示
すようにリーケージトランスT1 の2次出力を全波整流
器DB1 で整流して得られた直流電圧を負荷5に印加す
るように負荷回路1を構成してもよい。
【0089】なお、上述した各実施形態の技術思想は適
宜に組み合わせて用いることが可能である。
【0090】
【発明の効果】請求項1の発明は、整流素子をブリッジ
接続して構成され交流電源を全波整流する全波整流器
と、全波整流器の直流出力端間に接続された平滑用の第
1のコンデンサと、第1のコンデンサに並列接続され交
流電源の電源周波数よりも高い周波数で交互にオンオフ
される第1のスイッチング素子および第2のスイッチン
グ素子と、第1のスイッチングおよび第2のスイッチン
グ素子にそれぞれ並列接続された前記整流素子とは別の
一対の整流素子と、交流電源の両端間に接続された第2
のコンデンサおよび第3のコンデンサの直列回路と、第
1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子の
接続点と第2のコンデンサおよび第3のコンデンサの接
続点との間に接続された負荷回路とを備え、全波整流器
を構成する整流素子の少なくとも1つに並列接続された
第4のコンデンサとを備えるものであり、電源周期のほ
ぼ全域に亙って入力電流を流すことができ、しかもスイ
ッチング素子のスイッチング動作の1周期の間に各スイ
ッチング素子の1回ずつオンにして入力電流を2回流す
ことになるから、入力電流歪が少なく、また交流電源か
ら負荷回路に電力を直接供給することができるから、電
力供給効率が高くなるという利点がある。しかも、スイ
ッチング素子のスイッチング動作の1周期の間に各スイ
ッチング素子の1回ずつオンにして入力電流を2回流す
ことにより、入力電流のピーク値が小さく交流電源から
の入力部に高周波阻止用のフィルタ回路を設ける場合に
フィルタ回路として小型のものを用いることができると
いう利点がある。さらに、部品点数が比較的少なく簡単
な構成になるという利点もある。
【0091】請求項2の発明は、負荷回路が、トランス
と、トランスの2次側に接続された負荷とを備え、トラ
ンスの1次巻線の両端が負荷回路の両端となるものであ
り、負荷回路がトランス構成であるから、トランスの2
次側に設けた負荷への低周波成分を除去して一定の負荷
電流を流すことができるという利点がある。また、トラ
ンスの1次側のインピーダンスを大きくとれば、突入電
流をさらに少なくすることができるという利点がある。
【0092】請求項3の発明は、負荷回路が、第1のイ
ンダクタと、第1のインダクタに直列接続された放電灯
と、放電灯の非電源側端子間に接続され第1のインダク
タとともに共振回路を構成する第5のコンデンサとを備
え、第1のインダクタと放電灯との直列回路の両端が負
荷回路の両端となるものであり、トランスを用いていな
いから、トランスによる損失がなく、負荷への電力供給
効率が一層高くなるという利点がある。しかも無負荷時
には、第1のコンデンサを充電する経路が形成されない
から、無負荷時には突入電流がほぼ0になるという利点
がある。
【0093】請求項4の発明は、第1のスイッチング素
子および第2のスイッチング素子のオンオフのスイッチ
ング周波数を調節可能な制御回路を備えるものであり、
スイッチング素子のオン期間をほぼ一定に保ちながら入
力電流を調節したり負荷への供給電力を調節することが
できるという利点がある。その結果、負荷が放電灯であ
れぱ、調光を行なったり、予熱、始動、点灯などの制御
が可能になる。また、負荷への供給電力が急に変化して
回路構成素子にストレスがかかるようなときに、スイッ
チング周波数を変化させることによってこれを回避する
ことができる。
【0094】請求項5の発明は、第1のスイッチング素
子および第2のスイッチング素子のオン期間を調節可能
な制御回路を備えるものであり、スイッチング周波数を
ほぼ一定に保った状態で入力電流を調節したり負荷への
供給電力を調節することができるという利点がある。そ
の結果、負荷が放電灯であれば調光を行なったり、予
熱、始動、点灯などの制御が可能になる。また、負荷へ
の供給電力が急に変化して回路構成素子にストレスがか
かるようなときに、スイッチング周波数を変化させるこ
とによってこれを回避することができる。
【0095】請求項6の発明は、第1のコンデンサの両
端電圧を検出する手段を備え、検出された電圧に基づい
て第1のコンデンサの両端電圧の上昇を抑制するように
前記制御回路が第1のスイッチング素子および第2のス
イッチング素子を制御するものであり、第1のコンデン
サの両端電圧が異常に上昇したときに、スイッチング素
子の動作を停止させたり、負荷への出力を低下させるこ
とによって、回路構成素子にストレスがかかるのを防止
することができるという利点がある。また、第1のコン
デンサの両端電圧の上昇を抑制してほぼ一定に保つよう
にすれば、負荷への供給電力が安定するという利点があ
る。その結果、負荷が放電灯であれぱ、ちらつきの少な
い光出力を得ることができる。
【0096】請求項7の発明は、前記トランスの印加電
圧に相当する電圧を検出する手段を備え、検出された電
圧に基づいてトランスの印加電圧の上昇を抑制するよう
に前記制御回路が第1のスイッチング素子および第2の
スイッチング素子を制御するものであり、負荷への印加
電圧が異常に上昇したときや負荷が短絡したようなとき
に、スイッチング素子の動作を停止させたり、負荷への
出力を低下させることによって、回路構成素子にストレ
スがかかるのを防止することができるという利点があ
る。
【0097】請求項8の発明は、第4のコンデンサの両
端電圧を検出する手段を備え、前記制御回路は、第4の
コンデンサの両端電圧に基づいて負荷回路への出力をほ
ぼ一定に保つように第1のスイッチング素子および第2
のスイッチング素子を制御するものであり、負荷への出
力をほぼ一定に保つことができるから、負荷の安定した
動作が期待できるという利点がある。とくに、負荷が放
電灯であるときには、ちらつきの少ない光出力を得るこ
とができる。
【0098】請求項9の発明は、負荷回路に流れる電流
を検出する手段を備え、検出した電流に基づいて負荷回
路に流れる電流をほぼ一定に保つように第1のスイッチ
ング素子および第2のスイッチング素子を制御するもの
であり、交流電源の電圧が変動したときでも、負荷への
供給電流をほぼ一定にすることができるから、負荷の安
定した動作が期待できるという利点がある。とくに、負
荷が放電灯であるときに、ランブ電流の変動を小さくし
て、ちらつきの少ない光出力を得ることができる。
【0099】請求項10の発明は、第4のコンデンサの
容量を可変する手段を備えるものであり、負荷に応じて
入力電流を調整することができ、入力電流歪を少なくす
ることができるという利点がある。たとえば、負荷が放
電灯であって、調光する場合や負荷出力を切り換えた場
合でも入力電流歪を少なくすることができる。請求項1
1の発明は、負荷回路は複数の負荷を備えるものであ
り、複数の負荷を同時に駆動することができるという利
点がある。
【0100】請求項12の発明は、第1のスイッチング
素子と第2のスイッチング素子とのいずれかと並列に、
または第1のコンデンサと並列に第2の負荷回路を接続
したものであり、第2の負荷回路への出力を特別な制御
なしにほぼ一定にできるから、複数の負荷を同時に駆動
しながらも安定した駆動が可能になるという利点があ
る。とくに、負荷が放電灯であるときには、ちらつきの
少ない光出力を得ることができる。また一方の放電灯が
外れても他方の放電灯を点灯させておくことができる。
さらに、各負荷への供給電力を適宜比率に設定すること
ができる。また、交流電源の電圧が変動した場合でも、
全体としての負荷の電流をほぼ一定にすることができ、
ランプ電流の脈流を小さくして、ちらつきの少ない光出
力を得ることができる。
【0101】請求項13の発明は、第1のスイッチング
素子と第2のスイッチング素子とのうち少なくとも一方
は負荷回路に流れる電流の帰還により自励制御されるも
のであり、スイッチング素子の駆動回路を簡略化ないし
削除することができるから、部品点数をより少なくする
ことが可能であるという利点がある。たとえば、負荷回
路にトランスを設け、その2次側に設けたインダクタを
用いて帰還すれば、たとえば、無負荷のような異常時
に、自動的に回路が停止することになる。また、一方の
スイッチング素子の駆動を自励制御し、他方のスイッチ
ング素子の駆動を外部信号で他励制御すれば、負荷への
供給電力を制御することができ、負荷を放電灯としたと
きに調光や停止といった制御が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す回路図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】同上の動作説明図である。
【図4】同上の動作説明図である。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】同上の動作説明図である。
【図7】同上の動作説明図である。
【図8】同上の具体構成を示す回路図である。
【図9】図8に示した回路の動作説明図である。
【図10】図8に示した回路の動作説明図である。
【図11】本発明の実施形態2を示す回路図である。
【図12】本発明の実施形態3を示す回路図である。
【図13】本発明の実施形態4を示す回路図である。
【図14】本発明の実施形態5を示す回路図である。
【図15】同上の動作説明図である。
【図16】同上の動作説明図である。
【図17】同上の動作説明図である。
【図18】本発明の実施形態6を示す動作説明図であ
る。
【図19】同上の動作説明図である。
【図20】同上の動作説明図である。
【図21】本発明の実施形態7を示す回路図である。
【図22】同上の動作説明図である。
【図23】本発明の実施形態8を示す回路図である。
【図24】同上の他の回路例を示す回路図である。
【図25】本発明の実施形態9を示す回路図である。
【図26】本発明の実施形態10を示す回路図である。
【図27】同上の他の回路例を示す回路図である。
【図28】同上の別の回路例を示す回路図である。
【図29】本発明の実施形態11を示す回路図である。
【図30】同上の他の回路例を示す回路図である。
【図31】本発明の実施形態12を示す回路図である。
【図32】本発明の実施形態13の各種回路例を示す回
路図である。
【図33】本発明の実施形態14を示す回路図である。
【図34】本発明の実施形態15を示す回路図である。
【図35】本発明の別の負荷の例を示す回路図である。
【図36】従来例を示す回路図である。
【図37】他の従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 負荷回路 3 制御回路 Vs 交流電源 D1 〜D6 ダイオード Q1 〜Q4 ,Q1',Q2' スイッチング素子 C1 コンデンサ C51〜C54 コンデンサ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整流素子をブリッジ接続して構成され交
    流電源を全波整流する全波整流器と、全波整流器の直流
    出力端間に接続された平滑用の第1のコンデンサと、第
    1のコンデンサに並列接続され交流電源の電源周波数よ
    りも高い周波数で交互にオンオフされる第1のスイッチ
    ング素子および第2のスイッチング素子と、第1のスイ
    ッチングおよび第2のスイッチング素子にそれぞれ並列
    接続された前記整流素子とは別の一対の整流素子と、交
    流電源の両端間に接続された第2のコンデンサおよび第
    3のコンデンサの直列回路と、第1のスイッチング素子
    および第2のスイッチング素子の接続点と第2のコンデ
    ンサおよび第3のコンデンサの接続点との間に接続され
    た負荷回路とを備え、全波整流器を構成する整流素子の
    少なくとも1つに並列接続された第4のコンデンサとを
    備えることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 負荷回路は、トランスと、トランスの2
    次側に接続された負荷とを備え、トランスの1次巻線の
    両端が負荷回路の両端となることを特徴とする請求項1
    記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 負荷回路は、第1のインダクタと、第1
    のインダクタに直列接続された放電灯と、放電灯の非電
    源側端子間に接続され第1のインダクタとともに共振回
    路を構成する第5のコンデンサとを備え、第1のインダ
    クタと放電灯との直列回路の両端が負荷回路の両端とな
    ることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 第1のスイッチング素子および第2のス
    イッチング素子のオンオフのスイッチング周波数を調節
    可能な制御回路を備えることを特徴とする請求項2また
    は請求項3記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 第1のスイッチング素子および第2のス
    イッチング素子のオン期間を調節可能な制御回路を備え
    ることを特徴とする請求項2または請求項3記載の電源
    装置。
  6. 【請求項6】 第1のコンデンサの両端電圧を検出する
    手段を備え、検出された電圧に基づいて第1のコンデン
    サの両端電圧の上昇を抑制するように前記制御回路が第
    1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子を
    制御することを特徴とする請求項4または請求項5記載
    の電源装置。
  7. 【請求項7】 前記トランスの印加電圧に相当する電圧
    を検出する手段を備え、検出された電圧に基づいてトラ
    ンスの印加電圧の上昇を抑制するように前記制御回路が
    第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子
    を制御することを特徴とする請求項2記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 第4のコンデンサの両端電圧を検出する
    手段を備え、前記制御回路は、第4のコンデンサの両端
    電圧に基づいて負荷回路への出力をほぼ一定に保つよう
    に第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素
    子を制御することを特徴とする請求項4または請求項5
    記載の電源装置。
  9. 【請求項9】 負荷回路に流れる電流を検出する手段を
    備え、検出した電流に基づいて負荷回路に流れる電流を
    ほぼ一定に保つように第1のスイッチング素子および第
    2のスイッチング素子を制御することを特徴とする請求
    項4または請求項5記載の電源装置。
  10. 【請求項10】 第4のコンデンサの容量を可変する手
    段を備えることを特徴とする請求項2または請求項3記
    載の電源装置。
  11. 【請求項11】 負荷回路は複数の負荷を備えることを
    特徴とする請求項2または請求項3記載の電源装置。
  12. 【請求項12】 第1のスイッチング素子と第2のスイ
    ッチング素子とのいずれかと並列に、または第1のコン
    デンサと並列に第2の負荷回路を接続したことを特徴と
    する請求項2または請求項3記載の電源装置。
  13. 【請求項13】 第1のスイッチング素子と第2のスイ
    ッチング素子とのうち少なくとも一方は負荷回路に流れ
    る電流の帰還により自励制御されることを特徴とする請
    求項2または請求項3記載の電源装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101080300B1 (ko) * 2008-06-19 2011-11-04 (주) 성진기업 트랜스포머 배제형 엘이디램프 전원 공급 장치를 구비한엘이디 램프
JP2012506233A (ja) * 2008-10-16 2012-03-08 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 放電ランプ用の低コストでコンパクト・サイズの単一段高力率回路

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