JPH10271763A - 制御装置付モータ及び永久磁石モータ - Google Patents

制御装置付モータ及び永久磁石モータ

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JPH10271763A
JPH10271763A JP9070994A JP7099497A JPH10271763A JP H10271763 A JPH10271763 A JP H10271763A JP 9070994 A JP9070994 A JP 9070994A JP 7099497 A JP7099497 A JP 7099497A JP H10271763 A JPH10271763 A JP H10271763A
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JP
Japan
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motor
control circuit
permanent magnet
rotor
opening
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Pending
Application number
JP9070994A
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English (en)
Inventor
Takashi Nishizawa
隆志 西沢
Yoichi Morishima
洋一 森島
Takao Hirano
恭男 平野
Sukeyasu Mochizuki
資康 望月
Yoshinobu Nakamura
嘉伸 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2211/00Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to measuring or protective devices or electric components
    • H02K2211/03Machines characterised by circuit boards, e.g. pcb
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/08Insulating casings

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御装置付モータにおいてモータ本体から制
御装置への熱的な影響を低減できる制御装置付モータを
提供すること。 【解決手段】 モータ1の反負荷側に設けられモータの
回転数を制御する制御回路9と、この制御回路9と前記
モータ1との間に設けられた隔壁8Bと、この隔壁8B
の前記制御回路側面上に貼り付けられた断熱性のゴムシ
ート12とにより制御装置付モータを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御装置付モータ
及び永久磁石モータの回転子に関する。
【0002】
【従来の技術】制御装置内蔵形モータの一例として、端
子箱内に、制御回路を組み込んだ例などがある。しか
し、こうした従来の制御回路内蔵形モータにおいては、
制御回路は一般的に、モータとの断熱をはかるために、
できる限りモータステータ(固定子)とは離す構造にな
っていた。さらに、近年回路の集積化が著しく、小形モ
ータにおいても制御回路をそのモータ内部に収納可能な
構造をとり、より小型化をはかった制御回路付モータが
望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、制御回路をモータに組み込んだ場合、特に、制
御回路付モータに使用する制御回路においては、従来の
制御回路使用の場合に比較して熱源であるモータ近傍に
制御回路基板が設置されることから、制御回路の部品特
にコンデンサなどの耐熱性能の劣る部品の寿命低下が問
題視される。また、制御回路を永久磁石モータ(永久磁
石を回転子内に埋め込む方式のもの)組み込んだ場合、
固定子突極と回転子間に働く不要なコギングトルクが大
きく、モータの振動・騒音などの問題を引き起こしてい
た。さらに、永久磁石モータが水中ポンプなど用いら、
通常の使用環境において不要な衝撃が加えられたりする
と、磁石の欠損や割れ、また磁石表面に錆が発生するな
どの問題点があった。さらに、永久磁石回転子をもつロ
ータにおいては高速で回転する場合、別途ロータバラン
ス用リングを設けるなどの複雑な構成を必要とした。
【0004】本発明の目的は、(1)制御装置付モータ
においてモータ本体から制御装置への熱的な影響を低減
できる制御装置付モータを提供すること、(2)永久磁
石モータにおいてコギングトルクを低減する構造を提供
すること、(3)永久磁石モータに不要な衝撃が作用し
たりした場合に発生する回転子の永久磁石の欠損・割れ
や錆を防止する構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の制御装置
付モータは、モータの反負荷側に設けられモータの回転
数を制御する制御回路と、この制御回路と前記モータと
の間に設けられた隔壁と、この隔壁の前記制御回路側面
上に貼り付けられた断熱性のゴムシートとを有するもの
である。
【0006】請求項2記載の制御装置付モータは、モー
タの反負荷側に設けられモータの回転数を制御する制御
回路と、この制御回路とモータとの間に設けられた隔壁
とを有し、前記隔壁の制御回路側面上に断熱性の塗料を
塗布したことを特徴とするものである。
【0007】請求項3記載の制御装置付モータは、モー
タの反負荷側に設けられモータの回転数を制御する制御
回路と、この制御回路の基板を搭載した制御回路取付け
平板と、この制御回路取付け平板に冷却風を送るファン
とを有するものである。
【0008】請求項4記載の制御装置付モータは、モー
タの反負荷側に設けられモータの回転数を制御する制御
回路と、この制御回路の基板を搭載した制御回路取付け
平板と、この制御回路取付け平板に冷却風を送るファン
と、前記制御回路取付け平板に取付けられた感熱センサ
ーとを有し、この感熱センサーの取付け部の温度により
前記ファンのオン・オフ制御を行うようにしたことを特
徴とするものである。
【0009】請求項5記載の制御装置付モータは、請求
項1乃至4記載の制御装置付モータの外被の少くとも一
部にアルミニウム多孔質体を設けたことを特徴とするも
のである。
【0010】請求項6記載の制御装置付モータは、回転
子の位置センサーの出力信号に基づいて速度制御する制
御装置とモータが一体を成した制御装置付モータにおい
て、前記回転子の位置センサー用磁石を波板形状をした
リングを介して前記モータの反負荷側の軸端に固着した
ことを特徴とするものである。
【0011】請求項7記載の永久磁石モータは、永久磁
石片用開口部を有する複数の積層回転子と、前記永久磁
石片用開口部に挿入される永久磁石と、前記積層回転子
の永久磁石片用開口部がそれぞれ互いに軸方向から見て
所定の角度を保って配置されるように前記積層回転子を
軸方向に繋げて回転子を構成したことを特徴とするもの
である。
【0012】請求項8記載の永久磁石モータは、永久磁
石片用開口部を有する積層回転子と、前記永久磁石片用
開口部に挿入される永久磁石と、この永久磁石を前記積
層回転子に接着剤により固着したことを特徴とするもの
である。
【0013】請求項9記載の永久磁石モータは、永久磁
石片用開口部を有する積層回転子と、前記永久磁石片用
開口部に挿入される永久磁石とを有し、前記積層回転子
両端面に非磁性体からなる端板を接着剤により固着する
構成としたことを特徴とするものである。
【0014】請求項10記載の永久磁石モータは、永久
磁石片用開口部を有する積層回転子と、前記永久磁石片
用開口部に挿入される永久磁石と、前記積層回転子両端
面に接着剤により固着され非磁性体からなる端板と、こ
の端板周囲に設けられ回転子のバランス調整用ウエイト
とを有するものである。
【0015】請求項11記載の永久磁石モータは、永久
磁石片用開口部を有する積層回転子と、前記永久磁石片
用開口部に挿入される永久磁石と、前記積層回転子両端
面に接着剤により固着され非磁性体からなる端板と、こ
の端板周囲の環状周辺部に設けられ回転子のバランス調
整用ウエイトとを有し、前記端板周囲の環状周辺部に軸
方向に切込みを入れ内周側に折曲げたことを特徴とする
ものである。
【0016】上記したように構成することにより、本発
明によれば、制御装置をモータと一体化して制御装置付
きモータおいて、モータの反負荷側にモータの回転数を
制御する制御回路を収納し、制御回路とモータ間に、遮
蔽するための隔壁を有し、当該隔壁の制御回路側にグラ
ファイト系のゴムシートの貼り付けや、断熱性を有する
塗料の塗布や別置きファンによる制御回路冷却、モータ
外被にアルミニウム多孔質体を巻装またはその外被の一
部に貼り付け冷却性能向上による制御回路収納部分の小
形化を図ることができる。
【0017】また、永久磁石回転子を複数個並列に配置
し、かつ、軸方向からみて、永久磁石片用開口部が、所
定の角度ごとに配置されるように構成することによりコ
ギングトルクを低減することができる。
【0018】さらに、位置センサー用磁石を波板形状を
したリングを中間に介して軸に固着することにより、位
置決めセンサーの位置決め方法を簡略化することができ
る。永久磁石回転子鉄心に挿入した磁石を接着剤により
固着し、また、回転子両端に非磁性体端板を接着剤によ
り固着し、さらに、その端板にバランス用ウエイトを取
付ける環状周辺部を設け、回転子のバランス調整を可能
とし、また、環状周辺部に切込みを有し、切込みに従っ
て、内周側におりまげ、フィン形状とし回転子の回転に
伴い空冷の強化を図った制御回路付モータを提供するこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
に基づいて説明する。モータ1は、積層鉄心からなる回
転子2並びに固定子3、固定子3に巻装した巻線4をか
ら成る。固定子3はフレーム5の内周面に取付けられ、
回転子2は軸6に取付けられている。軸6の両端は軸受
け7A及び軸受け7Bにより回転自在に支承される。軸
受け7A,7Bは軸受けブラケット8A及び同8Bによ
り支承される。モータ1はその反負荷側にモータ1の回
転数を制御するための制御回路9を具備している。制御
回路9はフィン等を有する制御回路用取付け平板10上
に取付けられている。制御回路9を搭載した制御回路用
取付け平板10は制御回路保護カバー11を介して軸受
けブラケット8Aに取付けられている。グラファイト系
のゴムシート12は軸受けブラケット8Bの制御回路側
面に貼付けられ、、モータ1の内面で発生した熱の制御
回路側への熱伝導を低減する。
【0020】次に本発明の第2実施例を図2に基づいて
説明する。モータ1は、積層鉄心からなる回転子2並び
に固定子3、固定子3に巻装した巻線4をから成る。固
定子3はフレーム5の内周面に取付けられ、回転子2は
軸6に取付けられている。軸6の両端は軸受け7A及び
軸受け7Bにより回転自在に支承される。軸受け7A,
7Bは軸受けブラケット8A及び同8Bにより支承され
る。モータ1はその反負荷側にモータ1の回転数を制御
するための制御回路9を具備している。制御回路9はフ
ィン等を有する制御回路用取付け平板10上に取付けら
れている。制御回路9を搭載した制御回路用取付け平板
10は制御回路保護カバー11を介して軸受けブラケッ
ト8Aに取付けられている。軸受けブラケット8Bの制
御回路側面には断熱性のある塗料13が塗布されてい
る。塗料13はモータ1の内面で発生した熱の制御回路
側への熱伝導を低減する。
【0021】次に本発明の第3実施例を図3に基づいて
説明する。モータ1は、積層鉄心からなる回転子2並び
に固定子3、固定子3に巻装した巻線4をから成る。固
定子3はフレーム5の内周面に取付けられ、回転子2は
軸6に取付けられている。軸6の両端は軸受け7A及び
軸受け7Bにより回転自在に支承される。軸受け7A,
7Bは軸受けブラケット8A及び同8Bにより支承され
る。モータ1はその反負荷側にモータ1の回転数を制御
するための制御回路9を具備している。制御回路9はフ
ィン等を有する制御回路用取付け平板10上に取付けら
れている。制御回路9を搭載した制御回路用取付け平板
10は制御回路保護カバー11を介して軸受けブラケッ
ト8Aに取付けられている。
【0022】制御回路用取付け平板10の後端部分には
制御回路9を空冷するためのファン14が取付けられて
いる。ファン14は矢印15のように冷却風を流し制御
回路を空冷する。制御回路9はファン14により強制冷
却されるため、寿命が伸びる。
【0023】また、制御回路用取付け平板10には感熱
センサー16が取付けられている。感熱センサー16に
より制御回路9ないしは平板10の温度を検出して、フ
ァン14のオンオフ制御を行うことにより、制御回路の
温度上昇を平準化し、熱衝撃をしたり、ファンロス分の
消費電力を低減することができる。
【0024】次に本発明の第4実施例を図4に基づいて
説明する。モータ1は、積層鉄心からなる回転子2並び
に固定子3、固定子3に巻装した巻線4をから成る。固
定子3はフレーム5の内周面に取付けられ、回転子2は
軸6に取付けられている。軸6の両端は軸受け7A及び
軸受け7Bにより回転自在に支承される。軸受け7A,
7Bは軸受けブラケット8A及び同8Bにより支承され
る。モータ1はその反負荷側にモータ1の回転数を制御
するための制御回路9を具備している。制御回路9はフ
ィン等を有する制御回路用取付け平板10上に取付けら
れている。制御回路9を搭載した制御回路用取付け平板
10は制御回路保護カバー11を介して軸受けブラケッ
ト8Aに取付けられている。
【0025】フレーム5及び制御回路保護カバー11の
外周にはアルミニウム多孔質体17が巻付けられてい
る。さらに制御回路保護カバー11の内周にアルミニウ
ム多孔質体18を取付けられている。アルミニウム多孔
質体17及び18は、内部が多孔質になっており、表面
積が大きい。従来、フレーム9にフィンを形成すること
により冷却面積を大きくしており、考えられる最大冷却
面積を考慮したフィン形状であったが、同一の大きさの
フレームでも出力が大きく異なる場合が多く無駄な冷却
フィン部を有していたことになる。本発明は、所要の冷
却面積、冷却場所に応じてアルミニウム多孔質体を適宜
巻き付けないしは貼り付けることにより、無駄のない冷
却が実施できる効果をもつ。
【0026】次に本発明の第5実施例を図5、図6及び
図7に基づいて説明する。モータ1は、積層鉄心からな
る回転子2並びに固定子3、固定子3に巻装した巻線4
をから成る。固定子3はフレーム5の内周面に取付けら
れ、回転子2は軸6に取付けられている。軸6の両端は
軸受け7A及び軸受け7Bにより回転自在に支承され
る。軸受け7A,7Bは軸受けブラケット8A及び同8
Bにより支承される。モータ1はその反負荷側にモータ
1の回転数を制御するための制御回路9を具備してい
る。制御回路9はフィン等を有する制御回路用取付け平
板10上に取付けられている。制御回路9を搭載した制
御回路用取付け平板10は制御回路保護カバー11を介
して軸受けブラケット8Aに取付けられている。軸6の
モータ反負荷側の端部には、図8に示される波板形状を
施したリング25を介して図9に示される位置センサー
用磁石26が固着されている。リング25は、波板形状
のバネ作用により位置センサー用磁石26を固着する
が、固定はされないため、回転子と位置センサー用磁石
26の位置関係を治具等により簡便に変更することが可
能となる効果を有する。軸受けブラケット8Bには位置
センサー用磁石26を検出するための磁気センサーを搭
載した位置センサー用制御回路24が取付けられてい
る。制御回路9は位置センサー用制御回路24の出力信
号を入力しモータ1の制御に使用する。
【0027】次に本発明の第6実施例を図8及び図9に
基づいて説明する。積層回転子鉄心19は鉄心19a及
び鉄心19bを軸方向に繋げた形で構成されている。鉄
心19a並びに鉄心19bはそれぞれ複数の永久磁石片
用開口部20を有している。永久磁石片用開口部20に
は永久磁石21、22が埋め込まれている。鉄心19
a、19bは永久磁石21、22が埋め込まれた状態で
軸方向に並べて繋げられるが、図8(b)に示されるよ
うに角度θ1だけずらした形で繋げられる。
【0028】図6に示すように、磁石21と22の中心
を結ぶ線が、軸となす角度θ2が発生する。このみかけ
上角度θ2が存在することにより、固定子突極(図示せ
ず)と回転子間に発生するコギングトルクを低減する効
果をもたせることが可能となち、コギングトルクの低減
によるモータの振動・騒音の低減をはかる効果を選られ
る。
【0029】次に本発明の第7実施例を図10に基づい
て説明する。複数の永久磁石片用開口部20を有する永
久磁石回転子19において、永久磁石回転子鉄心19に
磁石27を取付ける際に、接着剤28を磁石27の表面
に塗布し、永久磁石片用開口部20に挿入する。接着剤
28により磁石27を固着し、かつ、接着剤28による
表面皮膜を形成し、衝撃による磁石の欠損・割れを防止
し、かつ、雰囲気からの防錆効果もあわせて得ることが
できる。
【0030】次に本発明の第8実施例を図11に基づい
て説明する。複数の永久磁石片用開口部20を有する永
久磁石回転子19において、永久磁石回転子鉄心19に
磁石27を取付ける際に、接着剤28を磁石27の表面
に塗布し、永久磁石片用開口部20に挿入する。さら
に、非磁性体からなる端板29に接着剤30を塗布し、
永久磁石回転子19の両端面に端板29を固着すること
により、外部からの衝撃による磁石の欠損・割れの防止
効果をより高め、かつ、雰囲気からの防錆効果もより強
くしたものである。
【0031】次に本発明の第9実施例を図12に基づい
て説明する。複数の永久磁石片用開口部20を有する永
久磁石回転子19において、永久磁石回転子鉄心19に
磁石27を取付ける際に、接着剤28を磁石27の表面
に塗布し、永久磁石片用開口部20に挿入する。さら
に、バランス用のウエイト33を取り付ける環状周辺部
31を有する非磁性体からなる端板31に接着剤30を
塗布し、永久磁石回転子19の両端面に端板31を固着
する。これにより、外部からの衝撃による磁石の欠損・
割れの防止効果をより高め、かつ、雰囲気からの防錆効
果もより強くするとともに、環状周辺部31に、バラン
ス用のウエイト33を取付け可能とすることにより、回
転子のバランス調整をも簡便に実施できる。
【0032】次に本発明の第10実施例を図13に基づ
いて説明する。積層回転子鉄心19に複数の永久磁石片
用開口部20を有する回転電機の永久磁石回転子19に
おいて、前記永久磁石回転子鉄心19に挿入した磁石2
7に接着剤28を塗布し、その後、前記永久磁石片用開
口部20に入れ、さらに、端板周囲にバランス用のウエ
イトを取り付け可能な環状周辺部34は切込み35を有
し、切込み35に従って、内周側に折り曲げることによ
りバランスウエイト33を取付け可能にするとともに、
フィン形状36により回転子の回転にともないフレーム
内の空冷効果をも引き出すようにした永久磁石回転子で
ある。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は次の効果を奏する。請求項1乃至5記載の手段によれ
ば、制御装置をモータと一体化して制御装置付きモータ
おいて、モータの反負荷側にモータの回転数を制御する
制御回路を収納し、制御回路とモータ間に、遮蔽するた
めの隔壁を有し、隔壁の制御回路側にグラファイト系の
ゴムシートの貼り付けや、断熱性を有する塗料の塗布や
別置きファンによる制御回路冷却、モータ外被にアルミ
ニウム多孔質体を巻装またはその外被の一部に貼り付け
冷却性能向上による制御回路収納部分の小形化を図るこ
とができる。
【0034】請求項6記載の手段によれば、位置センサ
ー用磁石を波板形状をしたリングを中間に介して軸に固
着することにより、位置決めセンサーの位置決め方法を
簡略化できる。
【0035】請求項7記載の手段によれば、永久磁石回
転子を複数個並列に配置し、かつ、軸方向からみて、永
久磁石片用開口部が、所定の角度ごとに配置されるよう
に構成することによりコギングトルクを低減できる。
【0036】請求項8乃至11記載の手段によれば、永
久磁石回転子鉄心に挿入した磁石を接着剤により固着
し、また、回転子両端に非磁性体端板を接着剤により固
着し、さらに、その端板にバランス用ウエイトを取付け
る環状周辺部を設け、回転子のバランス調整を可能と
し、また、環状周辺部に切込みを有し、切込みに従っ
て、内周側におりまげ、フィン形状とし回転子の回転に
伴い空冷の強化をはかることにより固定子の小形化を図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(制御回路付モー
タの断面図)
【図2】本発明の第2実施例を示す図(制御回路付モー
タの断面図)
【図3】本発明の第3実施例を示す図(制御回路付モー
タの断面図)
【図4】本発明の第4実施例を示す図(制御回路付モー
タの断面図)
【図5】本発明の第5実施例を示す図(制御回路付モー
タの断面図)
【図6】本発明の第5実施例に用いられるリングを示す
斜視図
【図7】本発明の第5実施例に用いられる位置センサー
用磁石を示す図
【図8】本発明の第6実施例を示す図(積層回転子鉄心
の構成図)
【図9】本発明の第6実施例における積層回転子鉄心の
スキューを説明するための図
【図10】本発明の第7実施例を示す図(積層回転子鉄
心の構成図)
【図11】本発明の第8実施例を示す図(積層回転子鉄
心の構成図)
【図12】本発明の第9実施例を示す図(積層回転子鉄
心の構成図)
【図13】本発明の第10実施例を示す図(積層回転子
鉄心の構成図)
【符号の説明】 1はモータ、2は回転子、3は固定子、5はフレーム、
9は制御回路、10は制御回路用取付け平板、11は制
御回路保護カバー、12はゴムシート、13は断熱性を
有する塗料、14はファン、16は感熱センサー、17
はアルミニウム多孔質体、18はアルミニウム多孔質
体、19は積層回転子鉄心、20は永久磁石片用開口
部、21は磁石、22は磁石、23は磁気センサー、2
4は位置センサー用制御回路、25はリング、26は位
置センサー用磁石、28は接着剤、29は端板、33は
バランス用ウエイトである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 資康 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内 (72)発明者 中村 嘉伸 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの反負荷側に設けられモータの回
    転数を制御する制御回路と、この制御回路と前記モータ
    との間に設けられた隔壁と、この隔壁の前記制御回路側
    面上に貼り付けられた断熱性のゴムシートとを有する制
    御装置付モータ。
  2. 【請求項2】 モータの反負荷側に設けられモータの回
    転数を制御する制御回路と、この制御回路とモータとの
    間に設けられた隔壁とを有し、前記隔壁の制御回路側面
    上に断熱性の塗料を塗布したことを特徴とする制御装置
    付モータ。
  3. 【請求項3】 モータの反負荷側に設けられモータの回
    転数を制御する制御回路と、この制御回路の基板を搭載
    した制御回路取付け平板と、この制御回路取付け平板に
    冷却風を送るファンとを有する制御装置付モータ。
  4. 【請求項4】 モータの反負荷側に設けられモータの回
    転数を制御する制御回路と、この制御回路の基板を搭載
    した制御回路取付け平板と、この制御回路取付け平板に
    冷却風を送るファンと、前記制御回路取付け平板に取付
    けられた感熱センサーとを有し、この感熱センサーの取
    付け部の温度により前記ファンのオン・オフ制御を行う
    ようにしたことを特徴とする制御装置付モータ。
  5. 【請求項5】 前記モータの外被の少くとも一部にアル
    ミニウム多孔質体を設けたことを特徴とする請求項1乃
    至4記載の制御装置付モータ。
  6. 【請求項6】 回転子の位置センサーの出力信号に基づ
    いて速度制御する制御装置とモータが一体を成した制御
    装置付モータにおいて、前記回転子の位置センサー用磁
    石を波板形状をしたリングを介して前記モータの反負荷
    側の軸端に固着したことを特徴とする制御装置付モー
    タ。
  7. 【請求項7】 永久磁石片用開口部を有する複数の積層
    回転子と、前記永久磁石片用開口部に挿入される永久磁
    石と、前記積層回転子の永久磁石片用開口部がそれぞれ
    互いに軸方向から見て所定の角度を保って配置されるよ
    うに前記積層回転子を軸方向に繋げて回転子を構成した
    ことを特徴とする永久磁石モータ。
  8. 【請求項8】 永久磁石片用開口部を有する積層回転子
    と、前記永久磁石片用開口部に挿入される永久磁石と、
    この永久磁石を前記積層回転子に接着剤により固着した
    ことを特徴とする永久磁石モータ。
  9. 【請求項9】 永久磁石片用開口部を有する積層回転子
    と、前記永久磁石片用開口部に挿入される永久磁石とを
    有し、前記積層回転子両端面に非磁性体からなる端板を
    接着剤により固着する構成としたことを特徴とする永久
    磁石モータ。
  10. 【請求項10】 永久磁石片用開口部を有する積層回転
    子と、前記永久磁石片用開口部に挿入される永久磁石
    と、前記積層回転子両端面に接着剤により固着され非磁
    性体からなる端板と、この端板周囲に設けられ回転子の
    バランス調整用ウエイトとを有する永久磁石モータ。
  11. 【請求項11】 永久磁石片用開口部を有する積層回転
    子と、前記永久磁石片用開口部に挿入される永久磁石
    と、前記積層回転子両端面に接着剤により固着され非磁
    性体からなる端板と、この端板周囲の環状周辺部に設け
    られ回転子のバランス調整用ウエイトとを有し、前記端
    板周囲の環状周辺部に軸方向に切込みを入れ内周側に折
    曲げたことを特徴とする永久磁石モータ。
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