JPH10268616A - スキャナ装置 - Google Patents

スキャナ装置

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Publication number
JPH10268616A
JPH10268616A JP9075396A JP7539697A JPH10268616A JP H10268616 A JPH10268616 A JP H10268616A JP 9075396 A JP9075396 A JP 9075396A JP 7539697 A JP7539697 A JP 7539697A JP H10268616 A JPH10268616 A JP H10268616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
stepping motor
motor
acceleration
scanning
Prior art date
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Pending
Application number
JP9075396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Sakai
裕 酒井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9075396A priority Critical patent/JPH10268616A/ja
Publication of JPH10268616A publication Critical patent/JPH10268616A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Stepping Motors (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、駆動テーブルを用いて光学系の起
動加速時にシンプルな規則を設けるのみでジッターの無
い高品位画像を読取ることができるスキャナ装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 原稿16を倍率に応じた目標速度で走査
する走査手段と、この走査手段を駆動するモータ1と、
このモータを加速、定速、減速および回転方向を制御す
る制御手段とを具備し、制御手段は1ステップ毎にモー
タ1の速度を定める速度テーブルを備えてモータ1を加
減速すると共に、原稿読取り走査開始前の加速段階にお
いて、目標速度に到達するmステップ前よりnステップ
毎に1回前のステップと同一速度とするか、1ステップ
間隔でp回同一速度とする、の両方またはいずれかの規
則を有し、前記m、n、pの数値を予め設定することに
より、スムーズな読取り制御が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やイメージ
スキャナ等の画像を読取るスキャナ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機やイメージスキャナの高速
化が進み、短時間で多数の原稿を複写したり、読取り作
業効率を向上したいとする要求が強くなってきている。
従ってそのスキャナ装置の走査手段は原稿を高速で走査
しなければならない。さらに縮小して読取る場合には、
その倍率に応じて等倍倍率より高速で走査する必要があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、走査手段は普通光学ランプやミラーおよび
そのフレーム等からなり、その質量は大きく、そのため
急速に目標速度まで加速すると走査手段の走行ムラが生
じ、従って複写画像や読取り画像が乱れ、いわゆるジッ
ターが発生する。このジッターが発生すると著しく画像
品位が低下し商品価値が激減する。
【0004】これを解決するには次の方法がある。 (a)強力なサーボモータを例えばPID制御のように
比例制御、微分制御および積分制御を組み合わせた制御
を行う。 (b)加速距離を長くし、つまり加速度を低くして目標
速度まで時間を十分に確保する。 (c)問題となる高速走査、つまり縮小倍率の倍率毎に
テーブルを作り目標速度に到達する一定時間前から加速
度を低下させる。
【0005】しかしながら、上記(a)の方法では専用
のモータや制御装置が必要となりその製作コストは高価
となる。また(b)の方法では加速する助走距離が長く
なり装置全体の外形サイズが大きくなり、製作コストが
増加し、また設置面積が増加するとともに走査時間も長
くなって作業効率が低下するという欠点があった。
【0006】さらに(c)の方法では各倍率毎のテーブ
ルが必要となりそのメモリー数が膨大となる。例えば最
近の複写機では50%から200%まで1%刻みで倍率
を選択設定できるのが普通であるが、151種類のテー
ブルを用意する必要があり製作コストは極めて高価とな
る欠点があった。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、一般的なステッピングモータやその駆動制御装置を
利用し、その起動の加速時であって原稿の読取り前に駆
動テーブルを適用する際にシンプルな規則を設けるのみ
で、設置面積を少なく効率良く原稿読取り作業を行い、
ジッターの無い高品位画像を読取ることができるスキャ
ナ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のスキャナ装置は、原稿を選択設定された倍率
で読取るために原稿を前記倍率に応じた目標速度で走査
する走査手段と、この走査手段を駆動するモータと、こ
のモータを加速、定速、減速および回転方向を制御する
制御手段とを具備し、前記制御手段は1ステップ毎に前
記モータの速度を定める速度テーブルを有し、この速度
テーブルにより前記モータを加減速すると共に、原稿読
取り走査開始前の加速段階において、目標速度に到達す
るmステップ前よりnステップ毎に1回前のステップと
同一速度とするか、1ステップ間隔でp回同一速度とす
る、の両方またはいずれかの規則を有し、前記m、n、
pの数値を予め設定した構成としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、原稿を選択設定された倍率で読取るために原稿を前
記倍率に応じた目標速度で走査する走査手段と、この走
査手段を駆動するモータと、このモータを加速、定速、
減速および回転方向を制御する制御手段とを具備し、前
記制御手段は1ステップ毎に前記モータの速度を定める
速度テーブルを有し、この速度テーブルにより前記モー
タを加減速すると共に、原稿読取り走査開始前の加速段
階において、目標速度に到達するmステップ前よりnス
テップ毎に1回前のステップと同一速度とするか、1ス
テップ間隔でp回同一速度とする、の両方またはいずれ
かの規則を有し、前記m、n、pの数値を予め設定した
構成としたものであり、起動の加速時に駆動テーブルを
適用する際にシンプルな規則を設けるのみで、単一の速
度テーブルで多種類の読取り倍率に対応できるという作
用を有する。
【0010】以下本発明の一実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。図1は本発明のスキャナ装置
の駆動系の斜視図であり、ステッピングモータ1の回転
はプーリ2からベルト3を介してプーリ4に伝達し、さ
らにプーリ4と固着した駆動軸5を経て等速プーリ6
a、6bおよび半速プーリ7a、7bに伝達される。ま
た等速プーリ6a、6bと等速テンションプーリ10
a、10bにはベルト8a、8bが、半速プーリ7a、
7bと半速テンションプーリ11a、11bにはベルト
9a、9bがそれぞれ架設されている。このベルト8a
と8bには等速ブロック12が、ベルト9a、9bには
半速ブロック13がそれらの両端でそれぞれ固定されて
いる。ここで等速プーリ6aと6b、また半速プーリ7
aと7bはそれぞれ同一の直径であり、等速プーリ6
a、6bの直径は半速プーリ7a、7bの直径の2倍で
ある。
【0011】従って、ステッピングモータ1が回転する
と等速ブロック12は半速ブロック13の2倍の速度で
ステッピングモータ1の回転方向によって右または左方
向に移動する。また等速ブロック12と半速ブロック1
3はそれぞれ平板状に簡略化して図示しているが実際に
は光路説明図である図2の構成である。つまりスキャナ
装置のフレーム15に載置した原稿台ガラス14の上に
セットされた原稿16を照明するランプ17とそのラン
プ17の光を間接的に原稿16を照明するための反射板
18と原稿16の画像を矢印の方向に導く第1ミラー1
9などにより構成するのが等速ブロック12である。半
速ブロック13は第1ミラー19より導かれた画像光を
第2ミラー20と第3ミラー21でレンズ22の方向に
変換する部材などで構成されている。レンズ22を通過
した画像光は第4ミラー23と第5ミラー24および第
6ミラー25によって感光体ドラム26に照射され、潜
像をその表面に形成する。なおスキャナ装置は感光体ド
ラム26に潜像を形成する利用のほかに第4ミラー23
の代わりに撮像素子を配置して画像光を電気信号に変換
するなどの利用方法も一般的であるが、本発明の主旨で
ないので詳細な説明を省略する。
【0012】次に、図3は走査原点を示す部分断面図で
あるが、第1ミラー19の原点位置はGで示す位置で非
動作の時に待機している。そして動作時はG点から右の
原稿読取り開始位置のL点へ移動する。L点以降右方向
へは原稿16を読取りながらその終端まで目標速度で、
かつ一定の速度で移動し、その後ステッピングモータ1
は逆回転して左方向に戻る動作を行い原点位置のGで停
止し、次の動作までこの位置で待機する。この動作を速
度線図で示すと図4の様になる。原点位置Gから加速し
ながら目標速度に達して画像読取り位置Lから画像を読
取りながら走査し、原稿の終端M点を通過した直後に減
速を開始してN点で一旦停止し、直ちにN点から逆方向
に戻り移動をはじめ加速、定速移動に続き、さらに減速
して原点のGで停止する。
【0013】ステッピングモータ1の制御装置は、例え
ば図5のようなテーブルを有する。これは各ステップN
Oでのステッピングモータ1の速度を設定したもので、
あらかじめメモリーに記憶され、この速度でステッピン
グモータ1は回転するように駆動制御される。なお図5
で加速度の列は理解しやすくする為に参考として示すも
のでステッピングモータ1の制御に直接的には関与しな
い。この制御はステッピングモータの一般的な駆動制御
であり詳述しない。
【0014】第1ミラー19が原点Gから加速し、目標
速度に到達する付近について図6の速度線図で説明する
と、原点Gで動作を開始し図5のテーブルに基づき加速
を開始するが、目標速度に到達するとこのテーブルを離
れ同一速度で動作する。例えば拡大(200%)の倍率
が設定されるとZの如く比較的低速度で目標速度に達
し、以降この速度で走査する。同じ様に等倍(100
%)の倍率が設定されるとy、縮小(50%)の倍率が
設定されるとxの様になる。しかしながらこの速度線図
はステッピングモータ1を制御する基本図であり、仮に
ステッピングモータ1がこの様に回転しても図1のベル
ト3、8、9の伸縮(バネ効果)や等速ブロック12、
半速ブロック13の質量などこの駆動系において生じる
振動によって等速ブロック12は図7に示す様な移動速
度となる。図7では煩雑になるのを避ける為に最も速度
ムラを生じやすい最高速モードの縮小(50%)の倍率
のみを示す。この様に目標到達速度に達してからも移動
速度が大きく変化し、画像を読始めるL点を越えても速
度ムラがあると読取り画像はジッターとなり画像が歪
み、かすれたり、つぶれたりして著しく画像品位を低下
させることになる。
【0015】この速度ムラの原因は、加速度が大きく変
化する際に前述の駆動系が駆動伝達振動を発生すること
である。そこで加速度を緩やかに変化すれば良いので動
作開始、つまり起動時は図5のテーブルをその様に設定
している。しかしながら目標速度に到達し一定速度に移
行する際は問題がある。つまり目標速度が単一であれば
単一のテーブルで問題なくその様なテーブルを作れば良
い。また目標速度が2種類であれば2種類のテーブルを
作れば良い。しかし例えば縮小(50%)から拡大(2
00%)の倍率まで1%刻みの選択設定をできるような
スキャナ装置では151種類のテーブルを備える必要が
あり、これは膨大なメモリーを設けねばならず事実上実
施し難い。そこでこの点に着目し、図8を参照しながら
説明すると、目標速度に到達する15ステップ前より同
一のステップを2度繰り返す規則を設けると実際のステ
ップでは1ステップ間隔で加速する様になり、実質的に
半分の加速度になりそれから目標速度に到達するので緩
やかに一定速度に移行する。
【0016】図9は図8のテーブルに基づく基本の速度
線図であり、x、y、zはそれぞれ図6のそれに対応す
る目標速度を示す。また実際の等速ブロック12の移動
速度は図10の様になる。
【0017】図10と図7とを対比すると、目標速度に
達してから安定するまでの速さが理解できる。これは加
速度の変化を緩やかにすることで駆動伝達振動の発生を
最小限にとどめるからである。この様に基本は単一のテ
ーブルのみを備え、目標速度のnステップ前から同一の
ステップを2度繰り返す規則を設けるのみで、例えば1
51種類の倍率、つまり目標速度に同じ規則を適用でき
る。ここでこの規則を更に改善し、例えば目標速度の前
30から21ステップの間では2ステップにつき1回同
一速度を繰り返し、20から11ステップの間では1ス
テップ毎に同一速度を1回繰り返し、10から1ステッ
プの間では1ステップ毎に2回同一速度を繰り返す規則
にすれば更に緩やかに急加速から一定速度(目標速度)に
移行することができる。この様に加速度を緩やかに変化
することで駆動系には余分な振動が発生しなくなる。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、特
別高価なモータや制御装置を用いることなく極く一般的
なステッピングモータやその駆動制御装置を利用し、そ
の起動の加速時に駆動テーブルを適用する際にシンプル
な規則を設けるのみで、単一の速度テーブルで多種類の
読取り倍率に対応できる。また基本的には加速度を高く
設定できるので加速時間や加速距離を短く設計すること
が可能なので装置のサイズを小さく、かつ読取り時間を
短縮できるので装置の設置面積を少なく効率良く原稿読
取り作業を行うことができる。そして急加速から多種類
の目標速度へ緩やかな加速度変化で移行できるのでジッ
ターの無い高品位画像を読取ることができるスキャナ装
置が得られるといったような効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスキャナ装置の駆動系の斜視図
【図2】本発明の光学光路説明図
【図3】本発明の光学走査原点の部分断面図
【図4】一般的な走査手段の速度線図
【図5】ステップテーブル表を示す図
【図6】目標速度到達付近の速度線図
【図7】最高速度時の速度線図
【図8】ステップテーブル表を示す図
【図9】図8のステップテーブル表に基づく速度線図
【図10】図9の実際の等速ブロックの移動速度線図
【符号の説明】
1 ステッピングモータ 2 プーリ 3 ベルト 4 プーリ 5 駆動軸 6a、6b 等速プーリ 7a、7b 半速プーリ 8a、8b ベルト 9a、9b ベルト 10a、10b 等速テンションプーリ 11a、11b 半速テンションプーリ 12 等速ブロック 13 半速ブロック 14 原稿台ガラス 16 原稿 17 ランプ 22 レンズ 26 感光体ドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02P 8/14 H04N 1/04 102 H04N 1/19

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を選択設定された倍率で読取るために
    原稿を前記倍率に応じた目標速度で走査する走査手段
    と、この走査手段を駆動するモータと、このモータを加
    速、定速、減速および回転方向を制御する制御手段とを
    具備し、前記制御手段は1ステップ毎に前記モータの速
    度を定める速度テーブルを有し、この速度テーブルによ
    り前記モータを加減速すると共に、原稿読取り走査開始
    前の加速段階において、目標速度に到達するmステップ
    前よりnステップ毎に1回前のステップと同一速度とす
    るか、1ステップ間隔でp回同一速度とする、の両方ま
    たはいずれかの規則を有し、前記m、n、pの数値を予
    め設定したことを特徴とするスキャナ装置。
JP9075396A 1997-03-27 1997-03-27 スキャナ装置 Pending JPH10268616A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9075396A JPH10268616A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 スキャナ装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9075396A JPH10268616A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 スキャナ装置

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JPH10268616A true JPH10268616A (ja) 1998-10-09

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ID=13574993

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JP9075396A Pending JPH10268616A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 スキャナ装置

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