JPH10264842A - 電動式パワーステアリングの戻り制御装置 - Google Patents

電動式パワーステアリングの戻り制御装置

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JPH10264842A
JPH10264842A JP7177897A JP7177897A JPH10264842A JP H10264842 A JPH10264842 A JP H10264842A JP 7177897 A JP7177897 A JP 7177897A JP 7177897 A JP7177897 A JP 7177897A JP H10264842 A JPH10264842 A JP H10264842A
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    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ステアリングホイールの戻り制御を行なう際
に生じる種々の違和感を低減した電動式パワーステアリ
ングの戻り制御装置を提供する。 【解決手段】 ステアリングホイールのトルクセンサ2
0の出力と車速センサ30の出力とにより決定される所
定のアシスト指令値により、アシストモータ40を駆動
する際アシストモータ40の回転方向と操舵トルクの入
力方向とが異なるときにステアリングホイールが戻り状
態であると極性判別手段53により判別し、車速センサ
30の出力により決定される戻り指令値をアシスト指令
値に足し込むことにより、戻り性を向上させる電動式パ
ワーステアリングの戻り制御装置において、トルクセン
サの出力値が所定値以上又は以下の時には戻り指令値を
出力しないリミッタを又アシストモータの回転数が所定
値以下又は以上の時には戻り指令値を出力しないモータ
リミッタの何れか一つを備えたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のステアリ
ングホイールを操作したとき、その操舵トルクにアシス
トトルクを付加して操作性を良くする電動式パワーステ
アリングシステムに関し、特にステアリングホイールの
戻り性の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車における電動式パワーステアリン
グシステムは、従来より種々の方式が提案されている
が、そのなかには、図3に示すように、ステアリングホ
イールの操舵トルクを検出するトルクセンサの出力と自
動車の車速を検出する車速センサの出力とにより決定さ
れる所定のアシスト指令値(電流指令値)により、ドラ
イブ回路を介してアシストモータを駆動し操舵トルクに
アシストトルクを付加してステアリングホイールの操作
性を向上させる方式のものがある。
【0003】そして、この様な電動式パワーステアリン
グシステムにおいて、切り込んだステアリングホイール
を逆方向に戻した際の特性、即ちステアリングホイール
の戻り性を向上させる戻り制御装置として図3に示すも
のが開発されている。つまり、例えばアシストモータの
電流検出値と該モータの端子電圧とにより推定演算され
たモータ回転数から得られるアシストモータの回転方向
と、トルクセンサから得られた操舵トルクの入力方向と
が互いに異なるとき、ステアリングホイールが戻り状態
であることを極性判別手段により判別し、自動車の車速
より決定される戻り指令値をアシスト指令値に足し込む
ことにより、ステアリングホイールの戻り性を向上させ
ているのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、戻り制
御を行いたい領域は、ある特定の操舵トルクやモータ回
転数の領域に限られのであるが、上述した従来の電動式
パワーステアリングの戻り制御装置にあっては、必要で
ない領域での戻り制御も行っていたため、次に示すよう
な操舵感覚に違和感を覚えるといった問題があった。即
ち、
【0005】図4に示すように、操舵トルクが十分に
大きい時、即ちトルクセンサの出力が必要以上に大きい
時に、戻り指令値を出力して戻り制御を効かせると、保
蛇時(直進等でステアリングホイールを大きく操舵しな
い時)におけるステアリングホイールの僅かな切り戻に
よっても所謂ハンドルを取られるという現象が生じ、こ
れが操舵感覚の違和感となって現れる。
【0006】図5に示すように、操舵トルクが極めて
小さい時、即ちトルクセンサの出力が微小値の時には、
トルクセンサが有する誤差がその出力値に大きく影響
し、極性判別手段による判別が困難となり、戻り指令値
の出力方向を誤って逆方向に戻り制御を行なったり、或
いはオーバーシュートするといった誤動作を行なう場合
があり、これが操舵感覚の違和感となって現れる。
【0007】図5に示すように、推定演算されたモー
タ回転数推定値は誤差を含み、微速回転の時にはその誤
差が大きく影響するため、ステアリングホイールの戻り
が遅い時、即ちモータ回転推定値が低い時にはその誤差
によって極性判別手段による判別が困難となり、戻り指
令値の出力方向を誤って逆方向に戻り制御を行う場合が
あり、これが操舵感覚の違和感となって現れる。
【0008】図6に示すように、ステアリングホイー
ルの戻りが十分に速い時、即ちモータ回転数推定値が高
い時に、必要以上の戻り指令値が出力されて戻り制御が
効き過ぎ、ステアリングホイールが戻りすぎてオーバー
シュートする場合もあり、これが操舵感覚の違和感とな
って現れる。
【0009】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、戻り制御を行なう際に
生じる種々の違和感を簡単な構成により低減した電動式
パワーステアリングの戻り制御装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に請求項1の発明が採った手段は、実施例で使用する符
号を付して説明すると、
【0011】「ステアリングホイール10の操舵トルク
を検出するトルクセンサ20の出力と車速を検出する車
速センサ30の出力とにより決定される所定のアシスト
指令値により、アシストモータ40を駆動して操舵トル
クにアシストトルクを付加しステアリングホイール10
の操作性を向上させる電動式パワーステアリングシステ
ムにおいて、前記アシストモータ40の回転方向と操舵
トルクの入力方向とが互いに異なるときに前記ステアリ
ングホイール10が戻り状態であると極性判別手段53
により判別し、前記車速センサ30の出力により決定さ
れる戻り指令値を前記アシスト指令値に足し込むことに
より、ステアリングホイール10の戻り性を向上させる
電動式パワーステアリングの戻り制御装置について、前
記トルクセンサ20の出力値が所定値以上の時には前記
戻り指令値を出力しないトルク上限リミッタ51a、前
記トルクセンサ20の出力値が所定値以下の時には前記
戻り指令値を出力しないトルク下限リミッタ51b、前
記アシストモータ40の回転数が所定値以下の時には前
記戻り指令値を出力しないモータ回転数下限リミッタ5
2b又は前記アシストモータ40の回転数が所定値以上
の時には前記戻り指令値を出力しないモータ回転数上限
リミッタ52aの少なくとも何れか一つを備えたことを
特徴とする電動式パワーステアリングの戻り制御装置」
である。
【0012】つまり、この請求項1に係る発明におい
て、トルク上限リミッタ51aを設けた場合には、図4
に示すように、操舵トルクが十分に大きい時(トルクセ
ンサ20の出力が必要以上に大きい時)、即ちトルクセ
ンサ20の出力値が所定値以上の時には戻り指令値を出
力しないため、保蛇時におけるステアリングホイール1
0の僅かな切り戻による所謂ハンドルを取られるという
現象を防止し操舵感覚の違和感をなくすことが可能とな
るのである。
【0013】また、トルク下限リミッタ51bを設けた
場合には、図5に示すように、操舵トルクが極めて小さ
い時(トルクセンサ20の出力が微小値の時)、即ちト
ルクセンサ20の出力値が所定値以下の時には、トルク
センサ20が有する誤差を不感帯でキャンセルして戻り
指令値を出力しないため、誤差による影響をなくすこと
ができ、極性判別手段53による判別の誤動作を防止し
操舵感覚の違和感をなくすことが可能となるのである。
【0014】モータ回転数下限リミッタ52bを設けた
場合には、図5に示すように、ステアリングホイール1
0の戻りが遅い時(モータ回転数が低い時)、即ちアシ
ストモータ40の回転数が所定値以下の時には、モータ
回転数推定値の誤差を不感帯でキャンセルして戻り指令
値を出力しないため、誤差による影響をなくすことがで
き、極性判別手段53による判別の誤動作を防止し操舵
感覚の違和感をなくすことが可能となるのである。
【0015】モータ回転数上限リミッタ52aを設けた
場合には、図6に示すように、ステアリングホイール1
0の戻りが十分に速い時(モータ回転数が高い時、例え
ば、セルフアライニングトルクが大きく戻り制御の必要
がない時)、即ちアシストモータ40の回転数が所定値
以上の時には戻り指令値が出力されないため戻り制御が
効かないようにすることができ、ステアリングホイール
10が戻りすぎてオーバーシュートすることを防止し操
舵感覚の違和感をなくすことが可能となるのである。
【0016】ここで、上述した各リミッタは少なくとも
いずれか一つを備えていれば、操舵感覚の改善を果たす
ことができるのであるが、後述する実施例でトルク感応
リミッタ(上下限)及びモータ回転数感応リミッタ(上
下限)として例示した如く、全てのリミッタを備えてい
ればなお良いことは言うまでもない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面を参照しつつ説明する。まず、電動式パワース
テアリングシステムに関して図1及び図2を参照して説
明する。
【0018】図2において、ステアリングホイール10
を操作すると、その操舵トルクはギヤーケース11の入
力軸11aに伝達され、出力軸11bの下端のピニオン
を介してラック12を駆動する。このラック12は操舵
リンク13を介して車輪14の方向を変える。
【0019】一方、図1に示すように、ギヤーケース1
1に取付けられたトルクセンサ20が操舵トルクを検出
し、車速センサ30が自動車の速度を検出し、その電気
信号が電気制御装置(以下ECU50と云う)に入力さ
れる。ECU50は、トルクセンサ20からの入力と車
速センサ30からの入力とにより所定のアシスト指令値
(電流指令値)を決定し、これを各リミッタを介してド
ライブ回路に伝達し、当該ドライブ回路によってアシス
トモータ40が駆動される。
【0020】このアシストモータ40のトルクは、電磁
クラッチ15を介してギヤーケース16の入力軸16a
に伝達され、出力軸16bの下端のピニオンを介してラ
ック12を駆動する。このラック12は、ステアリング
ホイール10の出力軸11bとともに、アシストモータ
40の出力軸16bにより駆動されるので、ステアリン
グホイール10の操作性が著しく改善されるのである。
【0021】つぎに、この様な電動式パワーステアリン
グシステムにおいて、切り込んだステアリングホイール
10を逆方向に戻した際の特性、即ちステアリングホイ
ール10の戻り性を向上させる戻り制御は次のように行
われる。
【0022】先ず、アシストモータ40の電流値が電流
検出センサにより検出され、さらに該アシストモータ4
0の端子電圧が電圧検出センサにより検出され、それぞ
れの検出値はECU50に入力される。ECU50は、
これらの電流検出値とモータ端子電圧値とからモータ回
転数推定演算手段54によりアシストモータ40の回転
数を推定演算する。
【0023】さらにECU50は、モータ回転数から得
られるアシストモータ40の回転方向と、トルクセンサ
20から得られた操舵トルクの入力方向とが互いに異な
るとき、ステアリングホイール10が戻り状態であると
判別する極性判別手段53を有しており、戻り状態であ
ると判別した際には、車速より決定される戻り指令値を
前記アシスト指令値に足し込むことにより、ステアリン
グホイール10の戻り性を向上させているのである。
【0024】さて、トルクセンサ20の出力値やアシス
トモータ40の回転数によって、戻り指令値をアシスト
指令値に足し込むか否かの制御を行うのが本発明であっ
て、本実施例にあっては、戻り指令値は、車速によりゲ
イン決定された後にトルク感応リミッタ51a,51b
及びモータ回転数感応リミッタ52a,52bを介して
必要な領域のみ取り出された後、極性判別手段53によ
り判別されてアシスト指令値に足し込まれるよう構成さ
れている。
【0025】ここで、トルク感応リミッタ51a,51
bは、トルクセンサ20の出力値が所定値以上の時には
戻り指令値を出力しないトルク上限リミッタ51aと、
トルクセンサ20の出力値が所定値以下の時には戻り指
令値を出力しないトルク下限リミッタ51bとの両機能
を備えている。
【0026】トルク上限リミッタ51aは、図4に示す
ように、操舵トルクが十分に大きい時、即ちトルクセン
サ20の出力値が所定値以上の時には戻り指令値を出力
しないため、戻り指令値がアシスト指令値に足し込まれ
ずステアリングホイール10の戻り制御が行われないこ
ととなって、保蛇時におけるステアリングホイール10
の僅かな切り戻による所謂ハンドルを取られるという現
象を防止することができるのである。
【0027】また、トルク下限リミッタ51bは、図5
に示すように、操舵トルクが極めて小さい時、即ちトル
クセンサ20の出力値が所定値以下の時には、トルクセ
ンサ20が有する誤差を不感帯でキャンセルして戻り指
令値を出力しないため、戻り指令値がアシスト指令値に
足し込まれずステアリングホイール10の戻り制御が行
われないこととなって、誤差による影響をなくすことが
可能となり、極性判別手段53による判別の誤動作を防
止することができるのである。
【0028】一方、モータ回転数感応リミッタは、アシ
ストモータ40の回転数が所定値以下の時には戻り指令
値を出力しないモータ回転数下限リミッタ52bと、ア
シストモータ40の回転数が所定値以上の時には戻り指
令値を出力しないモータ回転数上限リミッタ52aとの
両機能を備えている。
【0029】モータ回転数下限リミッタ52bは、図5
に示すように、ステアリングホイール10の戻りが遅い
時、即ちアシストモータ40の回転数が所定値以下の時
には、モータ回転数推定値の誤差を不感帯でキャンセル
して戻り指令値を出力しないため、戻り指令値がアシス
ト指令値に足し込まれずステアリングホイール10の戻
り制御が行われないこととなって、誤差による影響をな
くすことが可能となり、極性判別手段53による判別の
誤動作を防止することができるのである。
【0030】また、モータ回転数上限リミッタ52a
は、図6に示すように、ステアリングホイール10の戻
りが十分に速い時、即ちアシストモータ40の回転数が
所定値以上の時には必要以上の戻り指令値が出力されな
いため、余分な戻り制御が行われないこととなって、ス
テアリングホイール10が戻りすぎてオーバーシュート
することを防止することができるのである。なお、本実
施例では、アシストモータ40が慣性を有しているた
め、ステアリングホイール10の戻しの最終期に戻り指
令値を一時的に出力して戻り制御を補佐している。
【0031】なお、本実施例では、図1にも示したよう
に、トルクセンサ20から入力される操舵トルクの微分
量と車速センサ30から入力される車速の微分量とによ
り決定される微分指令値を、アシスト指令値(電流指令
値)に足し込むことにより、制御システムの位相遅れを
補償している。
【0032】次に、図7には、本発明の第二実施例に係
るブロック図が示してあり、図1に示した第一実施例と
は、トルク感応リミッタ51a,51bとモータ回転数
感応リミッタ52a,52bとの位置が相違する。この
第二実施例においては、トルク感応リミッタ51a,5
1bがトルクセンサ20と極性判別手段53との間に設
けられ、モータ回転数感応リミッタ52a,52bがモ
ータ回転数推定演算手段54と極性判別手段53との間
に設けられており、第一実施例と比較して、ソフトウエ
アの構成が簡単であるという点で優れている。
【0033】図8には、本発明の第三実施例に係るブロ
ック図が示してあり、図1に示した第一実施例とは、ア
シストモータ40の回転数の検出方法が相違する。この
第三実施例においては、アシストモータ40の回転数及
び回転方向をモータ回転センサ60により直接検出し、
これをモータ回転数検出値としてモータ回転数感応リミ
ッタ52a,52bと極性判別手段53とに入力してお
り、第一実施例と比較して、モータ回転数のより正確な
値が得られるという点で優れている。
【0034】図9には、本発明の第四実施例に係るブロ
ック図が示してあり、図1に示した第一実施例とは、第
三実施例と同様アシストモータ40の回転数の検出方法
が相違する。この第四実施例においては、ハンドル舵角
センサ70によりステアリングホイール10の舵角速度
を検出してハンドル舵角速度検出値とし、これに応じた
値としてモータ回転数及び回転方向をモータ回転数感応
リミッタ52a,52bと極性判別手段53とに入力し
ており、第一実施例と比較して、人間が直接感じるハン
ドルの舵角速度を用いているため、より操舵感覚の良い
制御ができるという点で優れている。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る電動
式パワーステアリングの戻り制御装置は、各種のリミッ
タにより必要な領域のみ取り出された戻り指令値をアシ
スト指令値に足し込むことにより、戻り制御を行なう際
に生じる種々の違和感を低減することができるという効
果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電動式パワーステアリングの戻
り制御装置における第一実施例の制御ブロック図であ
る。
【図2】 第一実施例のシステムを説明するブロック図
である。
【図3】 従来の戻り制御装置の制御ブロック図であ
る。
【図4】 操舵トルクが十分に大きい保舵時に戻り指令
を出力する状態を従来技術と本発明とを比較して示すグ
ラフである。
【図5】 操舵トルクが極めて小さい時、或いはステア
リングホイールの戻りが遅くモータ回転数が微小の時に
戻り指令を出力する状態を従来技術と本発明とを比較し
て示すグラフである。
【図6】 ステアリングホイールの戻りが十分に速い時
に戻り指令を出力する状態を従来技術と本発明とを比較
して示すグラフである。
【図7】 本発明に係る第二実施例の制御ブロック図で
ある。
【図8】 本発明に係る第三実施例の制御ブロック図で
ある。
【図9】 本発明に係る第四実施例の制御ブロック図で
ある。
【符号の説明】
10 ステアリングホイール 20 トルクセンサ 30 車速センサ 40 アシストモータ 50 電気制御装置(ECU) 51a トルク上限リミッタ 51b トルク下限リミッタ 52a モータ回転数上限リミッタ 52b モータ回転数下限リミッタ 53 極性判別手段 54 モータ回転数推定演算手段 60 モータ回転センサ 70 ハンドル舵角センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイールの操舵トルクを検
    出するトルクセンサの出力と車速を検出する車速センサ
    の出力とにより決定される所定のアシスト指令値によ
    り、アシストモータを駆動して操舵トルクにアシストト
    ルクを付加しステアリングホイールの操作性を向上させ
    る電動式パワーステアリングシステムにおいて、前記ア
    シストモータの回転方向と操舵トルクの入力方向とが互
    いに異なるときに前記ステアリングホイールが戻り状態
    であると極性判別手段により判別し、前記車速センサの
    出力により決定される戻り指令値を前記アシスト指令値
    に足し込むことにより、ステアリングホイールの戻り性
    を向上させる電動式パワーステアリングの戻り制御装置
    について、 前記トルクセンサの出力値が所定値以上の時には前記戻
    り指令値を出力しないトルク上限リミッタ、前記トルク
    センサの出力値が所定値以下の時には前記戻り指令値を
    出力しないトルク下限リミッタ、前記アシストモータの
    回転数が所定値以下の時には前記戻り指令値を出力しな
    いモータ回転数下限リミッタ又は前記アシストモータの
    回転数が所定値以上の時には前記戻り指令値を出力しな
    いモータ回転数上限リミッタの少なくとも何れか一つを
    備えたことを特徴とする電動式パワーステアリングの戻
    り制御装置。
  2. 【請求項2】 前記モータ回転数は、モータ電流検出値
    とモータ端子電圧により演算して得られた値であること
    を特徴とする請求項1に記載の電動式パワーステアリン
    グの戻り制御装置。
  3. 【請求項3】 前記モータ回転数は、モータ回転センサ
    により検出された値であることを特徴とする請求項1に
    記載の電動式パワーステアリングの戻り制御装置。
  4. 【請求項4】 前記モータ回転数は、前記ステアリング
    ホイールの舵角速度に応じた値であることを特徴とする
    請求項1に記載の電動式パワーステアリングの戻り制御
    装置。
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