JP3613777B2 - 電動式パワーステアリングの戻り制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のステアリングホイールを操作したとき、その操舵トルクにアシストトルクを付加して操作性を良くする電動式パワーステアリングシステムに関し、特にステアリングホイールの戻り性の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車における電動式パワーステアリングシステムは、従来より種々の方式が提案されているが、そのなかには、図3に示すように、ステアリングホイールの操舵トルクを検出するトルクセンサの出力と自動車の車速を検出する車速センサの出力とにより決定される所定のアシスト指令値(電流指令値)により、ドライブ回路を介してアシストモータを駆動し操舵トルクにアシストトルクを付加してステアリングホイールの操作性を向上させる方式のものがある。
【0003】
そして、この様な電動式パワーステアリングシステムにおいて、切り込んだステアリングホイールを逆方向に戻した際の特性、即ちステアリングホイールの戻り性を向上させる戻り制御装置として図3に示すものが開発されている。つまり、例えばアシストモータの電流検出値と該モータの端子電圧とにより推定演算されたモータ回転数から得られるアシストモータの回転方向と、トルクセンサから得られた操舵トルクの入力方向とが互いに異なるとき、ステアリングホイールが戻り状態であることを極性判別手段により判別し、自動車の車速より決定される戻り指令値をアシスト指令値に足し込むことにより、ステアリングホイールの戻り性を向上させているのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、戻り制御を行いたい領域は、ある特定の操舵トルクやモータ回転数の領域に限られるのであるが、上述した従来の電動式パワーステアリングの戻り制御装置にあっては、必要でない領域での戻り制御も行っていたため、次に示すような操舵感覚に違和感を覚えるといった問題があった。即ち、
【0005】
(1)図4に示すように、操舵トルクが十分に大きい時、即ちトルクセンサの出力が必要以上に大きい時に、戻り指令値を出力して戻り制御を効かせると、保舵時(直進等でステアリングホイールを大きく操舵しない時)におけるステアリングホイールの僅かな切り戻しによっても所謂ハンドルを取られるという現象が生じ、これが操舵感覚の違和感となって現れる。
【0006】
(2)図5に示すように、操舵トルクが極めて小さい時、即ちトルクセンサの出力が微小値の時には、トルクセンサが有する誤差がその出力値に大きく影響し、極性判別手段による判別が困難となり、戻り指令値の出力方向を誤って逆方向に戻り制御を行なったり、或いはオーバーシュートするといった誤動作を行なう場合があり、これが操舵感覚の違和感となって現れる。
【0007】
(3)図5に示すように、推定演算されたモータ回転数推定値は誤差を含み、微速回転の時にはその誤差が大きく影響するため、ステアリングホイールの戻りが遅い時、即ちモータ回転推定値が低い時にはその誤差によって極性判別手段による判別が困難となり、戻り指令値の出力方向を誤って逆方向に戻り制御を行う場合があり、これが操舵感覚の違和感となって現れる。
【0008】
(4)図6に示すように、ステアリングホイールの戻りが十分に速い時、即ちモータ回転数推定値が高い時に、必要以上の戻り指令値が出力されて戻り制御が効き過ぎ、ステアリングホイールが戻りすぎてオーバーシュートする場合もあり、これが操舵感覚の違和感となって現れる。
【0009】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、戻り制御を行なう際に生じる種々の違和感を簡単な構成により低減した電動式パワーステアリングの戻り制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために請求項1及び2の発明が採った手段は、実施例で使用する符号を付して説明する。
【0011】
まず、請求項1の発明が採った手段は、「ステアリングホイール10の操舵トルクを検出するトルクセンサ20の出力と車速を検出する車速センサ30の出力とにより決定される所定のアシスト指令値により、アシストモータ40を駆動して操舵トルクにアシストトルクを付加しステアリングホイール10の操作性を向上させる電動式パワーステアリングシステムにおいて、前記アシストモータ40の回転方向と操舵トルクの入力方向とが互いに異なるときに前記ステアリングホイール10が戻り状態であると極性判別手段53により判別し、前記車速センサ30の出力により決定される戻り指令値を前記アシスト指令値に足し込むことにより、ステアリングホイール10の戻り性を向上させる電動式パワーステアリングの戻り制御装置について、前記トルクセンサ20の出力値が所定値以上の時には前記戻り指令値を出力しないトルク上限リミッタ51a又は前記トルクセンサ20の出力値が所定値以下の時には前記戻り指令値を出力しないトルク下限リミッタ51bの少なくとも何れか一つを備えたことを特徴とする電動式パワーステアリングの戻り制御装置」であり、他方、請求項2の発明が採った手段は、「前記アシストモータ40の回転数が所定値以下の時には前記戻り指令値を出力しないモータ回転数下限リミッタ52b又は前記アシストモータ40の回転数が所定値以上の時には前記戻り指令値を出力しないモータ回転数上限リミッタ52aの少なくとも何れか一つを備えたことを特徴とする電動式パワーステアリングの戻り制御装置」である。
【0012】
つまり、請求項1に係る発明において、トルク上限リミッタ51aを設けた場合には、図4に示すように、操舵トルクが十分に大きい時(トルクセンサ20の出力が必要以上に大きい時)、即ちトルクセンサ20の出力値が所定値以上の時には戻り指令値を出力しないため、保舵時におけるステアリングホイール10の僅かな切り戻しによる所謂ハンドルを取られるという現象を防止し操舵感覚の違和感をなくすことが可能となるのである。
【0013】
また、トルク下限リミッタ51bを設けた場合には、図5に示すように、操舵トルクが極めて小さい時(トルクセンサ20の出力が微小値の時)、即ちトルクセンサ20の出力値が所定値以下の時には、トルクセンサ20が有する誤差を不感帯でキャンセルして戻り指令値を出力しないため、誤差による影響をなくすことができ、極性判別手段53による判別の誤動作を防止し操舵感覚の違和感をなくすことが可能となるのである。
【0014】
他方、請求項2に係る発明において、モータ回転数下限リミッタ52bを設けた場合には、図5に示すように、ステアリングホイール10の戻りが遅い時(モータ回転数が低い時)、即ちアシストモータ40の回転数が所定値以下の時には、モータ回転数推定値の誤差を不感帯でキャンセルして戻り指令値を出力しないため、誤差による影響をなくすことができ、極性判別手段53による判別の誤動作を防止し操舵感覚の違和感をなくすことが可能となるのである。
【0015】
また、モータ回転数上限リミッタ52aを設けた場合には、図6に示すように、ステアリングホイール10の戻りが十分に速い時(モータ回転数が高い時、例えば、セルフアライニングトルクが大きく戻り制御の必要がない時)、即ちアシストモータ40の回転数が所定値以上の時には戻り指令値が出力されないため戻り制御が効かないようにすることができ、ステアリングホイール10が戻りすぎてオーバーシュートすることを防止し操舵感覚の違和感をなくすことが可能となるのである。
【0016】
ここで、上述した各リミッタは少なくともいずれか一つを備えていれば、操舵感覚の改善を果たすことができるのであるが、後述する実施例でトルク感応リミッタ(上下限)及びモータ回転数感応リミッタ(上下限)として例示した如く、全てのリミッタを備えていればなお良いことは言うまでもない。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照しつつ説明する。まず、電動式パワーステアリングシステムに関して図1及び図2を参照して説明する。
【0018】
図2において、ステアリングホイール10を操作すると、その操舵トルクはギヤーケース11の入力軸11aに伝達され、出力軸11bの下端のピニオンを介してラック12を駆動する。このラック12は操舵リンク13を介して車輪14の方向を変える。
【0019】
一方、図1に示すように、ギヤーケース11に取付けられたトルクセンサ20が操舵トルクを検出し、車速センサ30が自動車の速度を検出し、その電気信号が電気制御装置(以下ECU50と云う)に入力される。ECU50は、トルクセンサ20からの入力と車速センサ30からの入力とにより所定のアシスト指令値(電流指令値)を決定し、これを各リミッタを介してドライブ回路に伝達し、当該ドライブ回路によってアシストモータ40が駆動される。
【0020】
このアシストモータ40のトルクは、電磁クラッチ15を介してギヤーケース16の入力軸16aに伝達され、出力軸16bの下端のピニオンを介してラック12を駆動する。このラック12は、ステアリングホイール10の出力軸11bとともに、アシストモータ40の出力軸16bにより駆動されるので、ステアリングホイール10の操作性が著しく改善されるのである。
【0021】
つぎに、この様な電動式パワーステアリングシステムにおいて、切り込んだステアリングホイール10を逆方向に戻した際の特性、即ちステアリングホイール10の戻り性を向上させる戻り制御は次のように行われる。
【0022】
先ず、アシストモータ40の電流値が電流検出センサにより検出され、さらに該アシストモータ40の端子電圧が電圧検出センサにより検出され、それぞれの検出値はECU50に入力される。ECU50は、これらの電流検出値とモータ端子電圧値とからモータ回転数推定演算手段54によりアシストモータ40の回転数を推定演算する。
【0023】
さらにECU50は、モータ回転数から得られるアシストモータ40の回転方向と、トルクセンサ20から得られた操舵トルクの入力方向とが互いに異なるとき、ステアリングホイール10が戻り状態であると判別する極性判別手段53を有しており、戻り状態であると判別した際には、車速より決定される戻り指令値を前記アシスト指令値に足し込むことにより、ステアリングホイール10の戻り性を向上させているのである。
【0024】
さて、トルクセンサ20の出力値やアシストモータ40の回転数によって、戻り指令値をアシスト指令値に足し込むか否かの制御を行うのが本発明であって、本実施例にあっては、戻り指令値は、車速によりゲイン決定された後にトルク感応リミッタ51a,51b及びモータ回転数感応リミッタ52a,52bを介して必要な領域のみ取り出された後、極性判別手段53により判別されてアシスト指令値に足し込まれるよう構成されている。
【0025】
ここで、トルク感応リミッタ51a,51bは、トルクセンサ20の出力値が所定値以上の時には戻り指令値を出力しないトルク上限リミッタ51aと、トルクセンサ20の出力値が所定値以下の時には戻り指令値を出力しないトルク下限リミッタ51bとの両機能を備えている。
【0026】
トルク上限リミッタ51aは、図4に示すように、操舵トルクが十分に大きい時、即ちトルクセンサ20の出力値が所定値以上の時には戻り指令値を出力しないため、戻り指令値がアシスト指令値に足し込まれずステアリングホイール10の戻り制御が行われないこととなって、保舵時におけるステアリングホイール10の僅かな切り戻しによる所謂ハンドルを取られるという現象を防止することができるのである。
【0027】
また、トルク下限リミッタ51bは、図5に示すように、操舵トルクが極めて小さい時、即ちトルクセンサ20の出力値が所定値以下の時には、トルクセンサ20が有する誤差を不感帯でキャンセルして戻り指令値を出力しないため、戻り指令値がアシスト指令値に足し込まれずステアリングホイール10の戻り制御が行われないこととなって、誤差による影響をなくすことが可能となり、極性判別手段53による判別の誤動作を防止することができるのである。
【0028】
一方、モータ回転数感応リミッタは、アシストモータ40の回転数が所定値以下の時には戻り指令値を出力しないモータ回転数下限リミッタ52bと、アシストモータ40の回転数が所定値以上の時には戻り指令値を出力しないモータ回転数上限リミッタ52aとの両機能を備えている。
【0029】
モータ回転数下限リミッタ52bは、図5に示すように、ステアリングホイール10の戻りが遅い時、即ちアシストモータ40の回転数が所定値以下の時には、モータ回転数推定値の誤差を不感帯でキャンセルして戻り指令値を出力しないため、戻り指令値がアシスト指令値に足し込まれずステアリングホイール10の戻り制御が行われないこととなって、誤差による影響をなくすことが可能となり、極性判別手段53による判別の誤動作を防止することができるのである。
【0030】
また、モータ回転数上限リミッタ52aは、図6に示すように、ステアリングホイール10の戻りが十分に速い時、即ちアシストモータ40の回転数が所定値以上の時には必要以上の戻り指令値が出力されないため、余分な戻り制御が行われないこととなって、ステアリングホイール10が戻りすぎてオーバーシュートすることを防止することができるのである。なお、本実施例では、アシストモータ40が慣性を有しているため、ステアリングホイール10の戻しの最終期に戻り指令値を一時的に出力して戻り制御を補佐している。
【0031】
なお、本実施例では、図1にも示したように、トルクセンサ20から入力される操舵トルクの微分量と車速センサ30から入力される車速の微分量とにより決定される微分指令値を、アシスト指令値(電流指令値)に足し込むことにより、制御システムの位相遅れを補償している。
【0032】
次に、図7には、本発明の第二実施例に係るブロック図が示してあり、図1に示した第一実施例とは、トルク感応リミッタ51a,51bとモータ回転数感応リミッタ52a,52bとの位置が相違する。この第二実施例においては、トルク感応リミッタ51a,51bがトルクセンサ20と極性判別手段53との間に設けられ、モータ回転数感応リミッタ52a,52bがモータ回転数推定演算手段54と極性判別手段53との間に設けられており、第一実施例と比較して、ソフトウエアの構成が簡単であるという点で優れている。
【0033】
図8には、本発明の第三実施例に係るブロック図が示してあり、図1に示した第一実施例とは、アシストモータ40の回転数の検出方法が相違する。この第三実施例においては、アシストモータ40の回転数及び回転方向をモータ回転センサ60により直接検出し、これをモータ回転数検出値としてモータ回転数感応リミッタ52a,52bと極性判別手段53とに入力しており、第一実施例と比較して、モータ回転数のより正確な値が得られるという点で優れている。
【0034】
図9には、本発明の第四実施例に係るブロック図が示してあり、図1に示した第一実施例とは、第三実施例と同様アシストモータ40の回転数の検出方法が相違する。この第四実施例においては、ハンドル舵角センサ70によりステアリングホイール10の舵角速度を検出してハンドル舵角速度検出値とし、これに応じた値としてモータ回転数及び回転方向をモータ回転数感応リミッタ52a,52bと極性判別手段53とに入力しており、第一実施例と比較して、人間が直接感じるハンドルの舵角速度を用いているため、より操舵感覚の良い制御ができるという点で優れている。
【0035】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る電動式パワーステアリングの戻り制御装置は、各種のリミッタにより必要な領域のみ取り出された戻り指令値をアシスト指令値に足し込むことにより、戻り制御を行なう際に生じる種々の違和感を低減することができるという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動式パワーステアリングの戻り制御装置における第一実施例の制御ブロック図である。
【図2】第一実施例のシステムを説明するブロック図である。
【図3】従来の戻り制御装置の制御ブロック図である。
【図4】操舵トルクが十分に大きい保舵時に戻り指令を出力する状態を従来技術と本発明とを比較して示すグラフである。
【図5】操舵トルクが極めて小さい時、或いはステアリングホイールの戻りが遅くモータ回転数が微小の時に戻り指令を出力する状態を従来技術と本発明とを比較して示すグラフである。
【図6】ステアリングホイールの戻りが十分に速い時に戻り指令を出力する状態を従来技術と本発明とを比較して示すグラフである。
【図7】本発明に係る第二実施例の制御ブロック図である。
【図8】本発明に係る第三実施例の制御ブロック図である。
【図9】本発明に係る第四実施例の制御ブロック図である。
【符号の説明】
10 ステアリングホイール
20 トルクセンサ
30 車速センサ
40 アシストモータ
50 電気制御装置(ECU)
51a トルク上限リミッタ
51b トルク下限リミッタ
52a モータ回転数上限リミッタ
52b モータ回転数下限リミッタ
53 極性判別手段
54 モータ回転数推定演算手段
60 モータ回転センサ
70 ハンドル舵角センサ
Claims (6)
- ステアリングホイールの操舵トルクを検出するトルクセンサの出力と車速を検出する車速センサの出力とにより決定される所定のアシスト指令値により、アシストモータを駆動して操舵トルクにアシストトルクを付加しステアリングホイールの操作性を向上させる電動式パワーステアリングシステムにおいて、前記アシストモータの回転方向と操舵トルクの入力方向とが互いに異なるときに前記ステアリングホイールが戻り状態であると極性判別手段により判別し、前記車速センサの出力により決定される戻り指令値を前記アシスト指令値に足し込むことにより、ステアリングホイールの戻り性を向上させる電動式パワーステアリングの戻り制御装置について、
前記トルクセンサの出力値が所定値以上の時には前記戻り指令値を出力しないトルク上限リミッタ又は前記トルクセンサの出力値が所定値以下の時には前記戻り指令値を出力しないトルク下限リミッタの少なくとも何れか一つを備えたことを特徴とする電動式パワーステアリングの戻り制御装置。 - 前記アシストモータの回転数が所定値以下の時には前記戻り指令値を出力しないモータ回転数下限リミッタ又は前記アシストモータの回転数が所定値以上の時には前記戻り指令値を出力しないモータ回転数上限リミッタの少なくとも何れか一つを備えたことを特徴とする請求項1に記載の電動式パワーステアリングの戻り制御装置。
- 前記モータ回転数は、モータ電流検出値とモータ端子電圧により演算して得られた値であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動式パワーステアリングの戻り制御装置。
- 前記モータ回転数は、モータ回転センサにより検出された値であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動式パワーステアリングの戻り制御装置。
- 前記モータ回転数は、前記ステアリングホイールの舵角速度に応じた値であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動式パワーステアリングの戻り制御装置。
- 前記トルクセンサから入力される操舵トルクの微分量と前記車速センサから入力される車速の微分量により決定される微分指令値をアシスト指令値に足し込むように構成されていることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の電動式パワーステアリングの戻り制御装置。
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