JPH10261628A - 半導体素子のコンタクトホール製造方法 - Google Patents
半導体素子のコンタクトホール製造方法Info
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- JPH10261628A JPH10261628A JP30811797A JP30811797A JPH10261628A JP H10261628 A JPH10261628 A JP H10261628A JP 30811797 A JP30811797 A JP 30811797A JP 30811797 A JP30811797 A JP 30811797A JP H10261628 A JPH10261628 A JP H10261628A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 工程の再現性が優れ、窒化膜が損傷されない
ため基板の損傷が防止されて最適工程条件の余裕度が増
加し、エッチング均一度が増加して工程歩留り及び素子
動作の信頼性を向上させるコンタクトホールの製造方法
を提供する。 【解決手段】 窒化膜15をエッチング障壁層に用いる
自己整列的なコンタクトホール(self-align contact、
以下SACという)で、窒化膜上部の層間絶縁膜16エ
ッチング工程時に用いられる過炭素炭化弗素ガスに一酸
化炭素ガスを混合して用いたため、COから解離された
Cにより酸化膜16と窒化膜15間のエッチング選択比
の差が増加して窒化膜15が損傷されず、Oによりエッ
チング停止が発生しない。
ため基板の損傷が防止されて最適工程条件の余裕度が増
加し、エッチング均一度が増加して工程歩留り及び素子
動作の信頼性を向上させるコンタクトホールの製造方法
を提供する。 【解決手段】 窒化膜15をエッチング障壁層に用いる
自己整列的なコンタクトホール(self-align contact、
以下SACという)で、窒化膜上部の層間絶縁膜16エ
ッチング工程時に用いられる過炭素炭化弗素ガスに一酸
化炭素ガスを混合して用いたため、COから解離された
Cにより酸化膜16と窒化膜15間のエッチング選択比
の差が増加して窒化膜15が損傷されず、Oによりエッ
チング停止が発生しない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体素子のコンタ
クトホール製造方法に関し、特に窒化膜をコンタクトホ
ールエッチング時のエッチング停止層に用いる自己整列
コンタクト(SAC)に適用する半導体素子のコンタク
トホール製造方法に関するものである。
クトホール製造方法に関し、特に窒化膜をコンタクトホ
ールエッチング時のエッチング停止層に用いる自己整列
コンタクト(SAC)に適用する半導体素子のコンタク
トホール製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の半導体装置の高集積化傾向は微細
パターン形成技術の発展に大きな影響を受けており、半
導体装置の製造工程中でエッチング又はイオン注入工程
等のマスクで幅広く用いられる感光膜パターンの微細化
が必須条件である。
パターン形成技術の発展に大きな影響を受けており、半
導体装置の製造工程中でエッチング又はイオン注入工程
等のマスクで幅広く用いられる感光膜パターンの微細化
が必須条件である。
【0003】前記感光膜パターンの分離能(R)は、縮
小露光装置の光源の波長(λ)及び工程変数(K)に比
例し、露光装置のレンズ口径(numerical aperture;N
A、開口数)に反比例する。 [R=k*λ/NA,R=解像度、λ=光源の波長、N
A=開口数]
小露光装置の光源の波長(λ)及び工程変数(K)に比
例し、露光装置のレンズ口径(numerical aperture;N
A、開口数)に反比例する。 [R=k*λ/NA,R=解像度、λ=光源の波長、N
A=開口数]
【0004】ここで前記縮小露光装置の光分解能を向上
させるため光源の波長を減少させることになり、例え
ば、波長が436及び365nmのG−ライン及びi−
ライン縮小露光装置は工程分解能がそれぞれ約0. 7、
0. 5μm程度が限界であり、0. 5μm以下の微細パ
ターンを形成するため波長の小さい遠紫外線(deep ult
ra violet ;DUV)、例えば、波長が248nmのK
rFレーザや193nmのArFレーザを光源に用いる
露光装置を利用したり、工程上の方法としては露光マス
ク(photo mask)で位相反転マスク(phase shift mas
k)を用いる方法と、イメージコントラストを向上させ
得る別途の薄膜をウェーハ上に形成するC・E・L(co
ntrast enhancement layer;以下CELという)方法
や、二層の感光膜の間にS・O・G(spin on glass ;
SOG)等の中間層を介在させた三層レジスト(Tri la
yer resister;以下TLRという)方法、又は感光膜の
上側に選択的にシリコンを注入させるシリレーション方
法等が開発され分解能限界値を下げている。
させるため光源の波長を減少させることになり、例え
ば、波長が436及び365nmのG−ライン及びi−
ライン縮小露光装置は工程分解能がそれぞれ約0. 7、
0. 5μm程度が限界であり、0. 5μm以下の微細パ
ターンを形成するため波長の小さい遠紫外線(deep ult
ra violet ;DUV)、例えば、波長が248nmのK
rFレーザや193nmのArFレーザを光源に用いる
露光装置を利用したり、工程上の方法としては露光マス
ク(photo mask)で位相反転マスク(phase shift mas
k)を用いる方法と、イメージコントラストを向上させ
得る別途の薄膜をウェーハ上に形成するC・E・L(co
ntrast enhancement layer;以下CELという)方法
や、二層の感光膜の間にS・O・G(spin on glass ;
SOG)等の中間層を介在させた三層レジスト(Tri la
yer resister;以下TLRという)方法、又は感光膜の
上側に選択的にシリコンを注入させるシリレーション方
法等が開発され分解能限界値を下げている。
【0005】一方、上下の導電配線を連結するコンタク
トホールは素子が高集積化するに従い自らの大きさと周
辺配線との間隔が低減し、コンタクトホール直径と深さ
の比であるエスペクト比(aspect ratio)が増加する。
従って、多層の導電配線を備える高集積半導体素子では
コンタクトを形成するため製造工程でのマスク等の間の
正確で厳しい整列が要求され工程余裕度が低減する。
トホールは素子が高集積化するに従い自らの大きさと周
辺配線との間隔が低減し、コンタクトホール直径と深さ
の比であるエスペクト比(aspect ratio)が増加する。
従って、多層の導電配線を備える高集積半導体素子では
コンタクトを形成するため製造工程でのマスク等の間の
正確で厳しい整列が要求され工程余裕度が低減する。
【0006】このようなコンタクトホールは、間隔の保
持のためマスク整列時の誤配列トレランス(misalignme
nt tolerance)、露光工程時のレンズ歪み(lens disto
rtion )、マスク製作及び写真エッチング工程時の臨界
大きさ変化(critical dimension variation)、マスク
間の整合(registration)等のような要因等を考慮して
マスクを形成する。
持のためマスク整列時の誤配列トレランス(misalignme
nt tolerance)、露光工程時のレンズ歪み(lens disto
rtion )、マスク製作及び写真エッチング工程時の臨界
大きさ変化(critical dimension variation)、マスク
間の整合(registration)等のような要因等を考慮して
マスクを形成する。
【0007】さらに、コンタクトホール形成時リソグラ
フィ(Lithography )工程の限界を克服するため自己整
列方法でコンタクトホールを形成する技術が開発され
た。自己整列コンタクトホール形成方法中一番好ましい
もので窒化膜をエッチング障壁層に用いる方法がある。
フィ(Lithography )工程の限界を克服するため自己整
列方法でコンタクトホールを形成する技術が開発され
た。自己整列コンタクトホール形成方法中一番好ましい
もので窒化膜をエッチング障壁層に用いる方法がある。
【0008】図示されてはいないが、従来半導体素子の
コンタクトホール、例えば窒化膜をエッチング障壁にす
る電荷貯蔵電極コンタクトホールの製造方法に関し考察
して見れば以下の通りである。
コンタクトホール、例えば窒化膜をエッチング障壁にす
る電荷貯蔵電極コンタクトホールの製造方法に関し考察
して見れば以下の通りである。
【0009】先ず、半導体基板上に所定の下部構造物、
例えばモス電界効果トランジスタ(Metal Oxide Semico
nductor Field Effect Transister ;以下MOS FE
Tという)等を形成した後、前記構造の全表面にエッチ
ング障壁層で用いられる窒化膜と酸化膜材質の層間絶縁
膜を順次形成する。
例えばモス電界効果トランジスタ(Metal Oxide Semico
nductor Field Effect Transister ;以下MOS FE
Tという)等を形成した後、前記構造の全表面にエッチ
ング障壁層で用いられる窒化膜と酸化膜材質の層間絶縁
膜を順次形成する。
【0010】その次に、前記半導体基板で電荷貯蔵電極
コンタクトホールに予定されている部分上の層間絶縁膜
を露出させる感光膜パターンを形成した後、前記感光膜
パターンにより露出されている層間絶縁膜を過炭素炭化
弗素(carbon rich fluorocarbon)ガスを利用して乾式
エッチングし窒化膜を露出させ、再び窒化膜をエッチン
グしてコンタクトホールを形成する。
コンタクトホールに予定されている部分上の層間絶縁膜
を露出させる感光膜パターンを形成した後、前記感光膜
パターンにより露出されている層間絶縁膜を過炭素炭化
弗素(carbon rich fluorocarbon)ガスを利用して乾式
エッチングし窒化膜を露出させ、再び窒化膜をエッチン
グしてコンタクトホールを形成する。
【0011】前記のような従来の技術に係る半導体素子
のコンタクトホール製造方法は、前記層間絶縁膜とエッ
チング障壁層間のエッチング選択比の差が5:1以上に
大きい条件で乾式エッチングして窒化膜を露出させ、再
び前記露出した窒化膜を除去して半導体基板を露出させ
るコンタクトホールを形成するが、前記エッチング工程
はエッチング選択比を増加させるため多量のポリマーを
発生させる過炭素炭化弗素ガス、例えばC2 F4 、C2
F6 、C3 F6 、C3 F8 、C4 F8 、C2 H2 、CH
3 F、C2 HF5 等を不活性ガスと混合して用いるが、
エッチング時に発生するポリマーが酸化膜材質の層間絶
縁膜上に蒸着されると、酸化膜から発生する酸素により
ポリマー等が持続的に除去されエッチングが発生する
が、ポリマーが窒化膜上に蒸着されるとエッチングソー
スが無いので窒化膜が損傷されない。
のコンタクトホール製造方法は、前記層間絶縁膜とエッ
チング障壁層間のエッチング選択比の差が5:1以上に
大きい条件で乾式エッチングして窒化膜を露出させ、再
び前記露出した窒化膜を除去して半導体基板を露出させ
るコンタクトホールを形成するが、前記エッチング工程
はエッチング選択比を増加させるため多量のポリマーを
発生させる過炭素炭化弗素ガス、例えばC2 F4 、C2
F6 、C3 F6 、C3 F8 、C4 F8 、C2 H2 、CH
3 F、C2 HF5 等を不活性ガスと混合して用いるが、
エッチング時に発生するポリマーが酸化膜材質の層間絶
縁膜上に蒸着されると、酸化膜から発生する酸素により
ポリマー等が持続的に除去されエッチングが発生する
が、ポリマーが窒化膜上に蒸着されるとエッチングソー
スが無いので窒化膜が損傷されない。
【0012】従って、ポリマーが増加すると酸化膜と窒
化膜の間のエッチング選択比は増加するのに反し、ポリ
マーの量が異常に増加するかエッチングされない成分の
ポリマーが生成されると、或る段階でエッチングが停止
する問題点を有する。
化膜の間のエッチング選択比は増加するのに反し、ポリ
マーの量が異常に増加するかエッチングされない成分の
ポリマーが生成されると、或る段階でエッチングが停止
する問題点を有する。
【0013】さらに、C/Fの比が増加する程ポリマー
の生成が増加され前記のエッチング停止の問題点が増加
する。
の生成が増加され前記のエッチング停止の問題点が増加
する。
【0014】一方、酸化膜と窒化膜の間のエッチング選
択比の差が小さくなると、窒化膜が酸化膜エッチング時
に損傷しその下部の導電層、例えば半導体基板が損傷し
たり、上・下部配線間に短絡が発生し、最適工程条件の
工程余裕度が小さく、素子の再現性が低下して工程歩留
り及び素子動作の信頼性を低下させる他の問題を有す
る。
択比の差が小さくなると、窒化膜が酸化膜エッチング時
に損傷しその下部の導電層、例えば半導体基板が損傷し
たり、上・下部配線間に短絡が発生し、最適工程条件の
工程余裕度が小さく、素子の再現性が低下して工程歩留
り及び素子動作の信頼性を低下させる他の問題を有す
る。
【0015】さらに、エッチングチェンバー自体も石英
や酸化アルミニウムのような酸素を発生させる材質で形
成されており、エッチング工程時のアウトガスによりウ
ェーハのエッジ部分と中心部分のエッチング均一度が低
下するさらに他の問題点を有する。
や酸化アルミニウムのような酸素を発生させる材質で形
成されており、エッチング工程時のアウトガスによりウ
ェーハのエッジ部分と中心部分のエッチング均一度が低
下するさらに他の問題点を有する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のよう
な問題点を解決するためのものであり、本発明の目的は
窒化膜をエッチング障壁層に用いるSAC製造工程でコ
ンタクトホールエッチングの際、窒化膜と酸化膜の間の
適宜なエッチング選択比を得るため過炭素炭化弗素ガス
に自主的に解離され、CとOの分圧を保持させるCOガ
スを添加させC成分により窒化膜が損傷しないほどのエ
ッチング選択比の差を保持するようにし、O成分により
ポリマーによるエッチング停止を防止して再現性が優
れ、最適工程条件の余裕度が増加し、エッチング均一度
が増加して工程歩留り及び素子動作の信頼性を向上させ
得る半導体素子のコンタクトホール製造方法を提供する
ことにある。
な問題点を解決するためのものであり、本発明の目的は
窒化膜をエッチング障壁層に用いるSAC製造工程でコ
ンタクトホールエッチングの際、窒化膜と酸化膜の間の
適宜なエッチング選択比を得るため過炭素炭化弗素ガス
に自主的に解離され、CとOの分圧を保持させるCOガ
スを添加させC成分により窒化膜が損傷しないほどのエ
ッチング選択比の差を保持するようにし、O成分により
ポリマーによるエッチング停止を防止して再現性が優
れ、最適工程条件の余裕度が増加し、エッチング均一度
が増加して工程歩留り及び素子動作の信頼性を向上させ
得る半導体素子のコンタクトホール製造方法を提供する
ことにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記のような目的を達成
するための本発明に係る半導体素子のコンタクトホール
製造方法の特徴は、所定の下部構造物を有する半導体基
板上にエッチング障壁層を窒化膜で形成する工程と、前
記窒化膜上に層間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶
縁膜でコンタクトホールに予定されている部分を露出さ
せる感光膜パターンを形成する工程と、前記感光膜パタ
ーンにより露出している層間絶縁膜を除去して窒化膜を
露出させるが、過炭素炭化弗素ガスとCOガスの混合ガ
スを利用してエッチングする工程と、前記窒化膜を除去
しコンタクトホールを形成する工程を備えることにあ
る。
するための本発明に係る半導体素子のコンタクトホール
製造方法の特徴は、所定の下部構造物を有する半導体基
板上にエッチング障壁層を窒化膜で形成する工程と、前
記窒化膜上に層間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶
縁膜でコンタクトホールに予定されている部分を露出さ
せる感光膜パターンを形成する工程と、前記感光膜パタ
ーンにより露出している層間絶縁膜を除去して窒化膜を
露出させるが、過炭素炭化弗素ガスとCOガスの混合ガ
スを利用してエッチングする工程と、前記窒化膜を除去
しコンタクトホールを形成する工程を備えることにあ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る半導体素子の
コンタクトホール製造方法に関し、添付図を参照して詳
細に説明する。
コンタクトホール製造方法に関し、添付図を参照して詳
細に説明する。
【0019】図1乃至図2は、本発明に係る半導体素子
のコンタクトホール製造工程図であり、窒化膜をエッチ
ング障壁層に用いる電荷貯蔵電極用SACの例である。
のコンタクトホール製造工程図であり、窒化膜をエッチ
ング障壁層に用いる電荷貯蔵電極用SACの例である。
【0020】先ず、半導体基板(10)、例えばシリコ
ンウェーハ上にゲート酸化膜(11)とゲート電極(1
2)、スペーサ(13)及びL・D・D(lightly dope
d drain ;以下LDDという)構造のソース/ドレイン
領域(14)に構成されるMOS FETを形成した
後、前記構造の全表面にコンタクトホールエッチング時
のエッチング障壁層に利用される窒化膜(15)を形成
し、その上部に層間絶縁膜(16)を順次形成する。
ンウェーハ上にゲート酸化膜(11)とゲート電極(1
2)、スペーサ(13)及びL・D・D(lightly dope
d drain ;以下LDDという)構造のソース/ドレイン
領域(14)に構成されるMOS FETを形成した
後、前記構造の全表面にコンタクトホールエッチング時
のエッチング障壁層に利用される窒化膜(15)を形成
し、その上部に層間絶縁膜(16)を順次形成する。
【0021】この際、前記層間絶縁膜(16)はBPS
G(Boro Phospho Silicate Glass;以下BPSGと称
する)やTEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate;以下
TEOSという)、PSG(Phospho Silicate Glass;
PSG)等の酸化膜材質で形成する。
G(Boro Phospho Silicate Glass;以下BPSGと称
する)やTEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate;以下
TEOSという)、PSG(Phospho Silicate Glass;
PSG)等の酸化膜材質で形成する。
【0022】その次に、電荷貯蔵電極コンタクトマスク
用感光膜パターン(18)を形成する。(図1参照)
用感光膜パターン(18)を形成する。(図1参照)
【0023】以後、前記感光膜パターン(18)により
露出している層間絶縁膜(16)をCOガスと過炭化弗
素ガスを混合したエッチングガスを利用し乾式エッチン
グして窒化膜(15)を露出させる。
露出している層間絶縁膜(16)をCOガスと過炭化弗
素ガスを混合したエッチングガスを利用し乾式エッチン
グして窒化膜(15)を露出させる。
【0024】この際、前記乾式エッチング工程は過炭素
炭化弗素ガス、例えばC2 F4 、C2 F6 、C3 F6 、
C3 F8 、C4 F8 、CH3 F、C2 HF5 でなる群中
で任意のいずれか一つを用いたり、これら組合せ又は前
記選択されたガスにC2 H2、CH2 F2 、H2 の中で
一つ以上を混合して用いる。
炭化弗素ガス、例えばC2 F4 、C2 F6 、C3 F6 、
C3 F8 、C4 F8 、CH3 F、C2 HF5 でなる群中
で任意のいずれか一つを用いたり、これら組合せ又は前
記選択されたガスにC2 H2、CH2 F2 、H2 の中で
一つ以上を混合して用いる。
【0025】ここで、前記COガスが解離されC成分は
窒化膜(15)が損傷されない程度のエッチング選択比
の差を保持するようにし、O成分はエッチングソースと
なりポリマーによるエッチング停止を防止する。そし
て、前記の混合ガスに不活性ガス、例えば、Ar、H
e、Ne、又はN2 等と混合して用いる場合もある。
窒化膜(15)が損傷されない程度のエッチング選択比
の差を保持するようにし、O成分はエッチングソースと
なりポリマーによるエッチング停止を防止する。そし
て、前記の混合ガスに不活性ガス、例えば、Ar、H
e、Ne、又はN2 等と混合して用いる場合もある。
【0026】さらに、前記乾式エッチング工程は500
〜3000ワット(Watts) のソース電力、500〜30
00ワットのバイアス電力、1〜150mTorrの圧
力、−50〜50℃程度の電極温度の工程条件で行い、
エッチングガスは5〜50sccm(standard cubic c
entimeter )のC3 F8 、5〜30sccmのC4 F
8 、又は1〜30sccmのCH3 Fのような過炭素炭
化弗素ガスに1〜30sccmのCOガスを利用する
が、0〜500sccmのArガスや0〜500scc
mのヘリウムガスを混合して行うこともできる。
〜3000ワット(Watts) のソース電力、500〜30
00ワットのバイアス電力、1〜150mTorrの圧
力、−50〜50℃程度の電極温度の工程条件で行い、
エッチングガスは5〜50sccm(standard cubic c
entimeter )のC3 F8 、5〜30sccmのC4 F
8 、又は1〜30sccmのCH3 Fのような過炭素炭
化弗素ガスに1〜30sccmのCOガスを利用する
が、0〜500sccmのArガスや0〜500scc
mのヘリウムガスを混合して行うこともできる。
【0027】さらに、前記乾式エッチング工程に用いら
れる他の過炭素炭化弗素ガスのC2F4 、C2 F6 、C3
F6 、C2 HF5 及びC2 H2 の最適ガス流量は、そ
れぞれ5〜40、10〜50、5〜40、1〜30及び
1〜30sccmである。
れる他の過炭素炭化弗素ガスのC2F4 、C2 F6 、C3
F6 、C2 HF5 及びC2 H2 の最適ガス流量は、そ
れぞれ5〜40、10〜50、5〜40、1〜30及び
1〜30sccmである。
【0028】その次に、前記露出している窒化膜(1
5)を連続的な乾式エッチング方法で除去し、半導体基
板(10)を露出させるコンタクトホール(20)を完
成する。(図2参照)
5)を連続的な乾式エッチング方法で除去し、半導体基
板(10)を露出させるコンタクトホール(20)を完
成する。(図2参照)
【0029】図3乃至図6は、本発明に用いられた乾式
エッチングガスの流量に対する層間絶縁膜のエッチング
率を示すグラフ図である。
エッチングガスの流量に対する層間絶縁膜のエッチング
率を示すグラフ図である。
【0030】前記図3は、C2 F4 、C2 F6 、C3 F
6 、C3 F8 又はC2 HF5 ガス流量に伴う層間絶縁膜
のエッチング率を示したものであり、ポジティブの傾斜
度を有する直線形に示される。ここで、前記C2 F4 、
C2 F6 、C3 F6 、C4 F8 及びC2 HF5 ガスは、
前記層間絶縁膜を形成する酸化膜の主要エッチングガス
である。
6 、C3 F8 又はC2 HF5 ガス流量に伴う層間絶縁膜
のエッチング率を示したものであり、ポジティブの傾斜
度を有する直線形に示される。ここで、前記C2 F4 、
C2 F6 、C3 F6 、C4 F8 及びC2 HF5 ガスは、
前記層間絶縁膜を形成する酸化膜の主要エッチングガス
である。
【0031】前記図4は、C2 H2 、CH3 F、CH2
F2 又はH2 等のガス流量に伴う層間絶縁膜のエッチン
グ率を示したものであり、上側一部が凸状に形成される
が、C2 H2 、CH3 F、CH2 F2 又はH2 等のガス
流量に伴うエッチング率の極大点はC4 F8 /Ar、C
3 F8 /Ar及び他の変数に影響を受けて変化すること
もある。
F2 又はH2 等のガス流量に伴う層間絶縁膜のエッチン
グ率を示したものであり、上側一部が凸状に形成される
が、C2 H2 、CH3 F、CH2 F2 又はH2 等のガス
流量に伴うエッチング率の極大点はC4 F8 /Ar、C
3 F8 /Ar及び他の変数に影響を受けて変化すること
もある。
【0032】前記図5は、COガス流量に伴う層間絶縁
膜のエッチング率を示したもので、上側一部が凸状に形
成されるがガス流量に伴うエッチング率の極大点は、他
の変数に影響を受けて変化することもある。
膜のエッチング率を示したもので、上側一部が凸状に形
成されるがガス流量に伴うエッチング率の極大点は、他
の変数に影響を受けて変化することもある。
【0033】前記図6は、Ar、He、Ne又はN2 等
のガス流量に伴う層間絶縁膜のエッチング率を示したも
ので、下側一部が凸状に形成されるがガス流量に伴うエ
ッチング率の極小点は他の変数に影響を受けて変化する
こともある。
のガス流量に伴う層間絶縁膜のエッチング率を示したも
ので、下側一部が凸状に形成されるがガス流量に伴うエ
ッチング率の極小点は他の変数に影響を受けて変化する
こともある。
【0034】一方、前記図4乃至図6のグラフ図に示す
前記C2 H2 、CH3 F、CH2 F 2 、H2 等のガス、
COガス及びAr、He、Ne、N2 等のガスは前記C
2 F4 、C2 F6 、C3 F6 、C3 F8 、C4 F8 及び
C2 HF5 等の主要エッチングガスとともに用いられ
る。
前記C2 H2 、CH3 F、CH2 F 2 、H2 等のガス、
COガス及びAr、He、Ne、N2 等のガスは前記C
2 F4 、C2 F6 、C3 F6 、C3 F8 、C4 F8 及び
C2 HF5 等の主要エッチングガスとともに用いられ
る。
【0035】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明に係る半
導体素子のコンタクトホール製造方法は窒化膜をエッチ
ング障壁層に用いるSACで、窒化膜上部の層間絶縁膜
エッチング工程時に用いられる過炭素炭化弗素ガスに一
酸化炭素ガスを混合して用いたため、COから解離され
たCにより酸化膜と窒化膜間のエッチング選択比の差が
増加して窒化膜が損傷されず、O成分がポリマーによる
エッチング停止を防止して工程の再現性が優れ、窒化膜
が損傷されないため基板の損傷が防止され、最適の工程
条件の余裕度が増加し、エッチング均一度が増加して工
程歩留り及び素子動作の信頼性を向上させ得る利点を有
する。
導体素子のコンタクトホール製造方法は窒化膜をエッチ
ング障壁層に用いるSACで、窒化膜上部の層間絶縁膜
エッチング工程時に用いられる過炭素炭化弗素ガスに一
酸化炭素ガスを混合して用いたため、COから解離され
たCにより酸化膜と窒化膜間のエッチング選択比の差が
増加して窒化膜が損傷されず、O成分がポリマーによる
エッチング停止を防止して工程の再現性が優れ、窒化膜
が損傷されないため基板の損傷が防止され、最適の工程
条件の余裕度が増加し、エッチング均一度が増加して工
程歩留り及び素子動作の信頼性を向上させ得る利点を有
する。
【図1】本発明に係る半導体素子のコンタクトホール製
造工程図である。
造工程図である。
【図2】本発明に係る半導体素子のコンタクトホール製
造工程図である。
造工程図である。
【図3】本発明に用いられた乾式エッチングガスの流量
に対する層間絶縁膜のエッチング率を示すグラフ図であ
る。
に対する層間絶縁膜のエッチング率を示すグラフ図であ
る。
【図4】本発明に用いられた乾式エッチングガスの流量
に対する層間絶縁膜のエッチング率を示すグラフ図であ
る。
に対する層間絶縁膜のエッチング率を示すグラフ図であ
る。
【図5】本発明に用いられた乾式エッチングガスの流量
に対する層間絶縁膜のエッチング率を示すグラフ図であ
る。
に対する層間絶縁膜のエッチング率を示すグラフ図であ
る。
【図6】本発明に用いられた乾式エッチングガスの流量
に対する層間絶縁膜のエッチング率を示すグラフ図であ
る。
に対する層間絶縁膜のエッチング率を示すグラフ図であ
る。
【符号の説明】 10 半導体基板 11 ゲート酸化膜 12 ゲート電極 13 スペーサー 14 ソース/ドレイン領域 15 窒化膜 16 層間絶縁膜 18 感光膜パターン 20 コンタクトホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金 正浩 大韓民国京畿道利川市夫鉢邑牙美里山136 −1 現代電子産業株式会社内 (72)発明者 金 眞雄 大韓民国京畿道利川市夫鉢邑牙美里山136 −1 現代電子産業株式会社内 (72)発明者 白 基鎬 大韓民国京畿道利川市夫鉢邑牙美里山136 −1 現代電子産業株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 下部構造物を有する半導体基板上にエッ
チング障壁層を窒化膜で形成する工程と、 前記窒化膜上に層間絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜でコンタクトホール部分を露出させる感
光膜パターンを形成する工程と、 前記感光膜パターンにより露出されている層間絶縁膜を
除去して窒化膜を露出させるが、過炭素炭化弗素ガスと
COガスの混合ガスを利用してエッチングする工程と、 前記窒化膜を除去してコンタクトホールを形成する工程
を備える半導体素子のコンタクトホール製造方法。 - 【請求項2】 前記層間絶縁膜は、BPSG、TEOS
又はPSG中いずれか一つで形成することを特徴とする
請求項1記載の半導体素子のコンタクトホール製造方
法。 - 【請求項3】 前記過炭素炭化弗素ガスは、C2 F4 、
C2 F6 、C3 F6、C3 F8 、C4 F8 、CH3 F、
C2 HF5 の中で任意のいずれか一つ、これらの組合せ
又は前記選択されたガスにC2 F4 、CH2 F2 、H2
の中で一つ以上を混合させたことを特徴とする請求項1
記載の半導体素子のコンタクトホール製造方法。 - 【請求項4】 前記過炭素炭化弗素ガスは、5〜50s
ccmのC3 F8 ガス、5〜30sccmのC4 F8 ガ
ス、1〜30sccmのCH3 Fガス、5〜40scc
mのC2 F4 ガス、20〜50sccmのC2 F6 ガ
ス、5〜40sccmのC3 F6 ガス、1〜30scc
mのC2 F2 ガス、又は1〜30sccmのC2 HF5
ガスで用いることを特徴とする請求項1又は3記載の半
導体素子のコンタクトホール製造方法。 - 【請求項5】 前記COガスは、1〜30sccm程度
の流量で用いることを特徴とする請求項1記載の半導体
素子のコンタクトホール製造方法。 - 【請求項6】 前記混合ガスを利用したエッチング工程
は、混合エッチングガスに不活性ガスを添加して行うこ
とを特徴とする請求項1記載の半導体素子のコンタクト
ホール製造方法。 - 【請求項7】 前記不活性ガスは、0〜500sccm
のAr又はHeが用いられることを特徴とする請求項6
記載の半導体素子のコンタクトホール製造方法。 - 【請求項8】 前記混合ガスを利用したエッチング工程
は、500〜3000ワットのソース電力、500〜3
000ワットのバイアス電力、1〜150mTorrの
圧力、−50〜50℃程度の電極温度を工程条件として
行うことを特徴とする請求項1記載の半導体素子のコン
タクトホール製造方法。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR19960047903 | 1996-10-24 | ||
KR1019970053022A KR100258365B1 (ko) | 1996-10-24 | 1997-10-16 | 반도체소자의 콘택홀 제조방법 |
KR47903/1996 | 1997-10-16 | ||
KR53022/1997 | 1997-10-16 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10261628A true JPH10261628A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=26632221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30811797A Pending JPH10261628A (ja) | 1996-10-24 | 1997-10-23 | 半導体素子のコンタクトホール製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10261628A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001230387A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-08-24 | Hynix Semiconductor Inc | 半導体素子の製造方法 |
JP2002500442A (ja) * | 1997-12-29 | 2002-01-08 | ラム リサーチ コーポレーション | 半導体デバイスのためのセルフアライメントコンタクト |
WO2004003988A1 (ja) * | 2002-06-27 | 2004-01-08 | Tokyo Electron Limited | プラズマ処理方法 |
US7052989B2 (en) | 2000-02-23 | 2006-05-30 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Semiconductor device having opening and method of fabricating the same |
US7473377B2 (en) | 2002-06-27 | 2009-01-06 | Tokyo Electron Limited | Plasma processing method |
JP2013211578A (ja) * | 2013-05-20 | 2013-10-10 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 半導体装置の製造方法 |
-
1997
- 1997-10-23 JP JP30811797A patent/JPH10261628A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002500442A (ja) * | 1997-12-29 | 2002-01-08 | ラム リサーチ コーポレーション | 半導体デバイスのためのセルフアライメントコンタクト |
JP2001230387A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-08-24 | Hynix Semiconductor Inc | 半導体素子の製造方法 |
US7052989B2 (en) | 2000-02-23 | 2006-05-30 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Semiconductor device having opening and method of fabricating the same |
WO2004003988A1 (ja) * | 2002-06-27 | 2004-01-08 | Tokyo Electron Limited | プラズマ処理方法 |
US7473377B2 (en) | 2002-06-27 | 2009-01-06 | Tokyo Electron Limited | Plasma processing method |
JP2013211578A (ja) * | 2013-05-20 | 2013-10-10 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 半導体装置の製造方法 |
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