JPH10260050A - 情報報知装置 - Google Patents

情報報知装置

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JPH10260050A
JPH10260050A JP9065692A JP6569297A JPH10260050A JP H10260050 A JPH10260050 A JP H10260050A JP 9065692 A JP9065692 A JP 9065692A JP 6569297 A JP6569297 A JP 6569297A JP H10260050 A JPH10260050 A JP H10260050A
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refueling
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Yoshio Matsuoka
義雄 松岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料の残量に応じた適切な給油情報を出し、
ガソリンスタンドの情報を簡単に知ることができる情報
報知装置を提供する。 【解決手段】 車両の走行時、ディスプレイ装置22に
はメインの地図情報Aを表示しておくとともに、車両の
基本的な燃費を道路状況燃費補正率および運転態様燃費
補正率で補正して実燃費を求め、燃料残量から実燃費を
減算して燃料残量が所定量になったら給油時期と判断し
て、ディスプレイ装置22に自動的に給油情報として進
行方向で最も近くのガソリンスタンドの地図を表示す
る。これにより、ガソリンスタンドまでの時間や距離、
どこまで走行できるか(走行可能範囲)を認識させ、給
油の不安をなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報報知装置に係
り、詳しくはGPS衛星からの測位用電波を受信して得
た移動体(例えば、車両)の現在位置をディスプレイ装
置により地図上に表示するともに、移動体の燃料の残量
を考慮した給油情報(例えば、給油を促す警報やガソリ
ンスタンドの位置情報)を報知するカーナビゲーション
装置等に適用される情報報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】GPS(Global Potioning System)
は、GPS衛星から発信する信号(測位用電波)を受信
し、陸上、海上および空中において、自分の位置(経
度、緯度、高度)を測定することを目的としたシステム
である。このようなGPS衛星からの測位用電波を受信
して走行を支援するためのカーナビゲーション装置に
は、従来多くのものがある。従来のカーナビゲーション
装置では、GPS衛星からの測位用電波を受信して車両
の自己位置を検出し、この自己位置情報に、例えばCD
−ROMに予め記憶しておいた地図データを読み出して
ディスプレイ装置の画面上で合成することにより、現在
位置を地図上で読み取ったり、目的地までの経路を地図
上で案内したりすることが行われている。
【0003】ところで、車両の走行には燃料が必要であ
り、燃料は燃料タンクに一定量が収納されているため、
給油(補給)の必要がある。従来、燃料は燃料タンクの
残量を示す燃料メータによってドライバーに知らされて
いる。ドライバーは燃料メータを見ることで、燃料タン
クの残量を確認し、給油の目安にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の燃料メータにあ
っては、以下のような問題点があった。 (1)従来の燃料メータは、道路状況(例えば、高速道
路、坂道、雪道等)やドライバーの運転態様にかかわり
なく、一律的に給油警報を出すものであるため、実際
上、かなり大きく安全率を見込む必要があった。そのた
め、かなり早い時期から給油警報が出て、それを気にす
るドライバーが多かった。すなわち、給油警報が気にな
って、運転に集中できず、早くガソリンスタンドを捜さ
なければという気持になっていた。したがって、燃料の
残量に応じて適切な給油警報が望まれている。
【0005】(2)ドライバーは給油警報を受けた場
合、どこまで走行できるか(例えば、走行可能予測距
離)、また、走行可能範囲のどこにガソリンスタンドが
あるのか分からないといと、不安になってしまう。 (3)旅行時には、給油警報が出た場合でも、どこにガ
ソリンスタンドがあるか分からないことが多く(旅行は
知らない土地に行くことが多い)、給油警報が出ると、
ガソリンスタンドが簡単に分かる装置が望まれていた。 (4)カーナビゲーション装置には、CD−ROM等に
地図データのみならず、その他の多くの情報(例えば、
主要な建物、駅等)を予め記憶しておいて、それらの情
報をディスプレイ装置の画面に表示可能にしている。し
かし、多くの情報量の中からドライバーが運転しなが
ら、給油警報が出た場合にガソリンスタンドの情報を選
択してディスプレイ装置の画面に表示させて、ガソリン
スタンドの場所を探すのは、運転中は危険であった。そ
こで、一時停車してガソリンスタンドを探すにしても、
多くの表示情報から探し出すのに時間がかかった。
【0006】そこで本発明は、燃料の残量に応じた適切
な給油情報を出し、ガソリンスタンドの情報を簡単に知
ることができる情報報知装置を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の情報報知装置は、移動体の自己位置
を検出する位置検出手段と、少なくとも地図情報を記憶
する記憶手段と、記憶手段に記憶されている地図情報を
移動体の自己位置に関連付けて報知するように制御する
制御手段と、移動体の燃料の残存量を検出する燃料残存
量検出手段と、移動体の燃料の残存量に応じて給油情報
を設定する給油情報設定手段と、制御手段の出力に基づ
いて地図情報を報知するとともに、給油情報設定手段に
よって設定された給油情報を報知する報知手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0008】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、前記位置検出手段は、GPS衛星から
の測位用電波を受信して移動体の現在位置を測定するG
PS装置を含み、前記報知手段は、地図上での移動体の
現在位置表示、および給油情報設定手段によって設定さ
れた燃料の残存量に対応した燃料の給油情報を表示する
ディスプレイ装置であるようにしてもよい。
【0009】例えば請求項3記載のように、前記給油情
報設定手段は、前記記憶手段に記憶されている地図情報
から道路情報を読み出し、前記燃料の給油情報として、
検出した燃料の残存量で移動体が走行可能な区間あるい
はこの区間内にあるガソリンスタンドの少なくとも何れ
かを他の情報と区別して表示するように設定するように
してもよい。
【0010】例えば請求項4記載のように、前記給油情
報設定手段は、前記記憶手段に記憶されている地図情報
から道路情報を読み出し、前記燃料の給油情報として、
移動体が走行している道路、およびこれから走行を予定
しているルートで検出した燃料の残存量で走行可能な区
間内の道路あるいはこれらの道路沿いのガソリンスタン
ドの少なくとも何れかを他の情報と区別して報知するよ
うに設定するようにしてもよい。
【0011】例えば請求項5記載のように、前記給油情
報設定手段は、ドライバーの給油パターンを学習して、
給油情報設定手段における給油情報の設定をドライバー
ごとに変更するようにしてもよい。
【0012】例えば請求項6記載のように、前記給油情
報設定手段は、燃料の残存量で走行可能な区間にあるガ
ソリンスタンド数が所定値以下になったら給油情報の報
知時期を設定するようにしてもよい。
【0013】例えば請求項7記載のように、前記給油情
報設定手段は、夜間前の所定時間を過ぎたら、この時間
より早い時間の場合に比べて、給油情報の報知時期を決
定する燃料残存量の設定値を多量とするようにしてもよ
い。
【0014】例えば請求項8記載のように、前記記憶手
段は、地図情報に関連した燃料消費量に関係するデータ
を記憶しており、前記給油情報設定手段は、検出した燃
料の残存量と、前記地図情報と、この地図情報に関連し
た燃料消費量に関係するデータとに応じて給油情報を設
定するようにしてもよい。
【0015】例えば請求項9記載のように、前記地図情
報に関連した燃料消費量に関係するデータは、道路の設
定区間ごとに対応して、その区間の道路の種類に応じた
燃料消費量に関係するデータであるようにしてもよい。
【0016】例えば請求項10記載のように、前記給油
情報設定手段は、移動体の燃料が設定残存量以下になっ
たら、目標ルートの各区間の燃料消費量に関するデータ
を現在地点から累積して算出した必要燃料量と、燃料残
存量とを比較していき、両者の大小が入れ替わる区間を
元に走行可能区間あるいは給油要求区間を設定すること
により、燃料の給油情報を設定するようにしてもよい。
【0017】例えば請求項11記載のように、前前記給
油情報設定手段は、前記記憶手段から地図情報と燃料消
費量に関係したデータを読み出し、移動体が走行してい
る道路がドライかウエットであるか等燃料消費量に影響
する道路状況を検出して、この道路状況に応じて前記燃
料の残存量、前記燃料消費量に関係するデータ、前記走
行可能な区間の少なくとも何れかを補正して燃料の給油
情報を設定するようにしてもよい。
【0018】例えば請求項12記載のように、前記給油
情報設定手段は、移動体に搭載のパワートレインの稼働
状況を検出して、この稼働状況に応じて前記燃料の残存
量、前記燃料消費量に関係するデータ、前記走行可能な
区間の少なくとも何れかを補正して燃料の給油情報を設
定するようにしてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態をカー
ナビゲーション装置に適用した一実施例として図面を参
照して説明する。図1は本発明に係る情報報知装置を適
用したカーナビゲーション装置の一実施例のブロック図
であり、移動体として車両を用いた例である。 A.カーナビゲーション装置のブロック構成 図1において、1はカーナビゲーション装置であり、カ
ーナビゲーション装置1は大きく分けてアンテナ11、
GPS受信装置12、運転態様検出センサ13、方位セ
ンサ14、車速センサ15、燃料センサ16、制御部1
7、ROM18、RAM19、スイッチ入力部20、C
D−ROMドライバー21、ディスプレイ装置22およ
び音声出力装置(例えば、スピーカ)23により構成さ
れる。
【0020】GPS受信装置12はアンテナ11を介し
て複数のGPS衛星からの測位用電波を受信して復調
し、制御部17に復調信号を出力する。GPSは、人工
衛星を利用した全世界的な電波測位システムで、24個
の衛星が6つの軌道面にそれぞれ4個ずつ配置されるこ
とにより、原理的には各衛星からの電波を受信し、その
到達時間から衛星と受信地点との距離を算出し、最終的
に受信点の三次元測位(緯度、経度、高度)を求めるこ
とができる。
【0021】アンテナ11はGPS衛星から送られてく
る約1.5MHzの右旋円偏波信号を受信するために、
例えばテフロン基板を用いたほぼ半球状の指向性を有す
るマイクロストリップパッチアンテナが使用され、車両
の屋根部(ルーフ)に取り付けられている。運転態様検
出センサ13は車両のドライバーがどのような運転の仕
方を行うのかを検出するもので、例えばアクセルの操作
状況を検出するセンサ、ブレーキの踏み方を検出するセ
ンサ、AT車の場合にはATのレンジ位置、ギア位置あ
るいはパワーモードかエコノミーモードかを判別するセ
ンサ等を備えている。なお、運転の仕方を検出するセン
サには、この他のものを加えてもよいし、他のものを使
用してもよい。方位センサ14は地磁気に基づいて車両
の進行方位を検出する。車速センサ15は車輪の回転速
度に応じたパルス信号を発生する。なお、このパルス信
号を計数することにより距離を演算することができる。
燃料センサ16(燃料残存量検出手段)は燃料タンク
(例えば、容量50リットル)における燃料の残存量を
検出する。各センサ14、15、16からの検出信号は
制御部17に入力されている。
【0022】制御部17はGPS受信装置12より出力
された復調信号に基づいて、GPSのナビゲーションシ
ステムを利用している車両が走行している位置情報(例
えば、緯度、経度、高度を含む三次元の測位情報)を算
出し、算出したデータから車両の現在位置を演算し、演
算した車両の現在位置をCD−ROMドライバー21を
介してCD−ROM24から読み出した地図データに対
応してディスプレイ装置22の画面上に表示する制御を
行うとともに、上記各センサ14〜16からのと検出信
号に基づいてドライバーの運転態様、道路状況、燃料消
費量(以下、燃費という)のデータを算出し、そのデー
タから給油時期を演算し、さらに所定の給油時期になっ
た場合に、その表示を行う制御を行う。アンテナ11、
GPS受信装置12および制御部17は、位置検出手段
を構成する。
【0023】また、制御部17はスイッチ入力部20の
操作信号に基づいてディスプレイ装置18の画面情報を
変更する制御を行うとともに、CD−ROM24から読
み出した音声データに基づいて音声合成を行い音声出力
装置23に出力する。制御部17はCPUを含むマイク
ロコンピュータによって構成され、ROM18に格納さ
れている制御プログラム(後述のフローチャート参照)
に従って上記制御を行う。制御部17およびCD−RO
Mドライバー21は制御手段を構成する。また、制御部
17は給油情報設定手段を構成する。
【0024】スイッチ入力部20はカーナビゲーション
システムの操作を行うための操作キーと、ディスプレイ
装置22の画面上に表示された地図情報に目的地の設定
を行ったり、走行経路の設定や地域の変更等を行うため
の後述のコントロールキー32等を含んで構成されてい
る。スイッチ入力部20は車両が移動しようとする所定
の地点(例えば、目的地点)に対応させて、その地点の
地図上の座標位置をポイントとして指定したり、あるい
は走行中に東西南北で示す周囲の何れかの方向を指定
し、どの方向の地図情報を得たいかを指定する。なお、
車両が移動可能なエリアは予めCD−ROMドライバー
21によって駆動されるCD−ROM24に格納されて
おり、格納されている地図上の地点は例えば座標によっ
て指定可能になっている。
【0025】ROM14は制御部18によって行われる
ナビゲーションシステムの制御のための各種プログラム
や必要なデータを予め格納している。RAM19はスイ
ッチ入力部20より入力され一時的に記憶しなければな
らない情報を格納するメモリエリアと、スイッチ入力部
20の操作により指定された車両の移動しようとする目
的地情報等を一時的に格納するメモリエリアを有してい
る。
【0026】CD−ROMドライバー21は、挿入され
るCD−ROM24のデータを読み出す装置であり、C
D−ROM24はGPS信号を受信することにより演算
されて出力される自己位置情報に対応して、出力される
地図情報をエリア別にかつ各縮尺毎に格納するととに
も、所定地点(例えば、交差点、国道等)における主要
な建物(駅、レストラン等)の情報(案内情報を含む)
および給油情報(例えば、所定地域毎のガソリンスタン
ドの位置等)を格納している。CD−ROM24は複数
枚が用意され、それぞれが関東エリア、東海エリア等に
分れて使用できるようになっている。CD−ROM24
に格納された地図情報はスイッチ入力部20の操作によ
っても、CD−ROMドライバー21を介して読み出さ
れディスプレイ装置22に表示される。CD−ROM2
4は記憶手段を構成する。
【0027】ディスプレイ装置22(報知手段)は液晶
表示装置(例えば、カラーのLCD)によって構成さ
れ、制御部17で演算された自己位置情報と、CD−R
OMドライバー21を介してCD−ROM24より読み
出された地図情報等とを重ね合せて画面に表示するとと
もに、制御部17からの制御信号に基づき所定の給油時
期になったとき、画面上の一部の情報を給油情報に切り
換えて表示可能なようになっている。音声出力装置23
は制御部17によって音声合成された信号に基づいて音
声合成音を発するもので、例えばスピーカからなる。
【0028】B.カーナビゲーション装置の外観構成 図2はカーナビゲーション装置1の外観構成を示す図で
ある。図2において、カーナビゲーション装置1は、装
置本体31、アンテナ11、CD−ROMドライバー2
1、CD−ROM24、リモートコントローラ32を有
している。装置本体31は箱型に形成され、車両の運転
席側の見やすい位置に配置可能になっている。装置本体
31の前面側には矩形状の画面を有するディスプレイ装
置22が配置されている。また、装置本体31は配線4
1を介してアンテナ11に接続されているとともに、配
線42を介してCD−ROMドライバー21に接続さ
れ、さらに配線43を介してリモートコントローラ32
に接続されている。
【0029】装置本体31の前面右側下方にはディスプ
レイ装置22の画面上で地図エリアを上下方向に移動さ
せるアップキーおよびダウンキーからなるエリア変更キ
ー44が配置されているとともに、前面側下方にはカー
ナビゲーション装置1の調整や操作のために必要な各種
スイッチ(例えば、電源スイッチ、メモリキー、操作キ
ー等)およびコントロールキー(例えば、地図エリアを
4方向に変更可能)を有する操作部45が配置されてい
る。リモートコントローラ32は装置本体31やCD−
ROMドライバー21を遠隔的に操作するもので、コン
トロールキーやその他の操作キーを含んで構成されてい
る。上記リモートコントローラ32、エリア変更キー4
4および操作部45は、全体としてスイッチ入力部20
を構成する。CD−ROMドライバー21は薄いボック
ス型に形成され、車両の運転席側でCD−ROM24の
装着操作がし易い箇所に配置されている。
【0030】C.動作説明 次に、作用を説明する。図3はカーナビゲーション制御
のプログラムを示すフローチャートである。本プログラ
ムはカーナビゲーション装置1の電源がオンすると、実
行される。プログラムがスタートすると、まずステップ
S10で初期設定を行う。初期設定ではイニシャルリセ
ット、RAM19のワークエリアのクリア等の所定のイ
ニシャライズ処理が行われる。また、初期設定では、時
刻の計測も開始される。さらに、道路地図Aのみなら
ず、給油時期になったときに画面の一部を切り換える後
述の各種情報B〜Dについても、初期設定の段階で予め
設定しておく。各種情報B〜Dはドライバーがスイッチ
入力部20を操作して任意に選択(例えば、情報B〜n
の中から所望の情報を選択)することも可能である。ま
た、ドライバーがスイッチ入力部20を操作してガソリ
ンの値段(例えば、ガソリンスタンドの系列に応じた値
段)を入力し設定しておく。
【0031】次いで、ステップS12で複数個のGPS
衛星から送信される位置情報を含むGPS信号(GPS
電波)を受信し、ステップS14で受信したGPS信号
に基づいて各GPS衛星からのGPS信号の到達時間か
ら衛星と受信地点との距離を算出して受信点の緯度、経
度および高度を演算し、緯度、経度および高度から現在
走行している車両の自己位置を検出する。受信点につい
ては三次元測位(すなわち、緯度、経度、高度)を行
い、例えば山岳地帯では高低差も求める。なお、緯度、
経度のみを算出して制御部17におけるマイクロコンピ
ュータの処理負担を軽減するようにしてもよい。
【0032】次いで、ステップS16で外部記憶データ
検索処理を行う。外部記憶データ検索処理では、CD−
ROMドライバー21を介してCD−ROM24より車
両の現在位置に対応する地図情報、その位置での道路属
性情報(例えば、国道、県道、坂道、ワインディングロ
ード、高速道路等等の情報)、その位置での周囲情報
(例えば、ガソリンスタンド、主要な建造物、駅等)、
法定速度等の各情報を検索して読み出す。
【0033】次いで、ステップS18で地図情報表示処
理を行う。地図情報表示処理では、車両の現在位置を含
む所定エリアに対応する地図情報、車両の現在位置、道
路属性情報、周囲情報等をディスプレイ装置22に表示
する。これにより、ドライバーは地図上でどの位置に自
己車両があるのかが分かる。また、この地図情報表示処
理では車両の現在位置を音声合成音(例えば、「現在○
○交差点を通過しました」)でガイダンスするように音
声出力装置23から出力する。なお、車両の進行に伴
い、地図情報のエリアは自動的に切り換えられていく
(すなわち、エリアがスクロールする)。
【0034】また、このとき図4(a)に示すように、
ディスプレイ装置22には自己位置を含む所定エリア
(自己位置を含む所定範囲、詳細地図)の道路地図Aの
みならず、以下のような各種情報B〜Dの見出し(タイ
トル)も表示する。 B:自己位置を含むエリアの地図縮尺の大きい複数の地
図情報(すなわち、もっと広いエリアの複数の地図情
報:地図縮尺の異なる各種地図) 例えば、自己位置を含むエリアの地図縮尺が1万分の1
であれば、2.5万分の1の地図情報、5万分の1の地
図情報、10万分の1の地図情報、30万分の1の地図
情報、50万分の1の地図情報等 C:現在位置での周囲情報 例えば、レストラン、駅、ガソリンスタンド、映画館、
パチンコ店、コンビニエンスストア、郵便局、ホテル等 D:現在位置での参考情報 例えば、各道路の法定速度等の情報
【0035】なお、道路地図A以外の各種情報B〜Dの
見出し(タイトル)は、本実施例の場合、図4(a)に
示すようにディスプレイ装置22の画面の片隅に小さく
表示される。これらの見出し(タイトル)をクリック、
あるいはスイッチ入力部20の操作キーで指定して拡大
操作することより、種情報B〜Dが所定の大きさで画面
に拡大して表示されるようになっている。これに限ら
ず、例えば道路地図Aの後方に各種情報B〜Dを重ねる
(いわゆるカスケード処理)ようにして、各種情報B〜
Dが存在することを分からせるようにしてもよい。その
ようにした場合、各種情報B〜Dの画面の縁をクリック
することにより、大きな画面で表示されるようにする。
また、画面の上部にいわゆるツールバーを設け、そのツ
ールバーに各種情報B〜Dの見出し(タイトル)を表示
して、例えばクリックすることにより大きな画面で表示
するようにしてもよい。
【0036】次いで、ステップS20でセンサ信号を入
力する。これにより、運転態様検出センサ13、方位セ
ンサ14、車速センサ15、燃料センサ16からの信号
が制御部17に入力される。次いで、スイッチ22で道
路状況検出処理を行う。道路状況検出処理では、以下の
各情報を検出する。道路状況を検出するのは、後に走行
可能距離を予測するのに使用するからである。走行可能
予測距離は、上記道路状況の他、運転の仕方、走行状況
等で異なるので、これら燃費に関係するものを考慮する
ことで精度を高めることができる。
【0037】まず、走行している道路、およびこれか
ら走行を予定しているルートの道路が坂道、ワインディ
ングロード、高速道路等であるか否かを検出する。これ
は、CD−ROM24より車両の現在位置に対応する地
図情報から、その位置での道路属性情報(例えば、国
道、県道、坂道、ワインディングロード、高速道路等の
情報)を取り込むことにより検出する。なお、坂道、高
速道路、ワインディングロード等予め決っている道路の
種類等は道路属性情報とする。したがって、これらに関
する属性情報は、最初から地図データと共にCD−RO
M24に収録しておく。
【0038】次に、道路がドライ、ウェット、雪道、
雨道、砂利道、渋滞道であるか否かを検出する。これ
は、運転態様検出センサ13、車速センサ15、燃料セ
ンサ16からの情報を取り込み、実走行状態を判断して
検出する。渋滞道も実走行状態を判断して検出するが、
例えばVICSの情報を取り込んで判断してもよい。そ
して、検出した上記情報に基づいて燃費を補正する道路
状況燃費補正率を計算する。ここでの、道路がドライで
あるとか、ウェット(雪、雨等)であるとか渋滞である
とかは、上記道路属性情報のように予め決っているもの
ではなく、そのときどきの情報である。これは、走行時
にセンサ等にて検出し、地図に付随した上記道路属性情
報を補正する道路状況補正情報としてその都度決めるし
かない情報でである。そして、この道路状況補正情報に
基づいて燃料消費量に関するデータを補正して燃料の給
油情報を設定する。ただ、砂利道はもともと砂利道であ
る場合には、それを道路属性情報として予め設定してお
けば済むが、もともとアスファルト路であったものが工
事などで砂利道になっているときは、道路状況補正情報
として道路属性情報に補正をかけなければならない。
【0039】上記道路属性情報については、上記以外の
パラメータを検出してもよい。ここで、道路状況検出で
使用するパラメータと燃費との関係は、予めCD−RO
M24に当該位置に対応する地図情報の中にデータを格
納しておく。例えば、坂道の場合であれば、上り、下り
で地図データに燃費比率(例えば、燃費補正値)のデー
タを書き込んでおく。
【0040】次いで、ステップS24で運転態様検出処
理を行う。運転態様検出処理では、以下の各情報を検出
する。 運転の仕方を検出する。運転ではアクセルやブレーキ
の踏み方により燃費が異なるが、これらは日頃から車両
の実走行状況を検出して判断することにより、ドライバ
ーの癖に対応して燃費を補正することが可能にから、ま
ず運転の仕方を検出し、これから運転態様燃費補正率を
計算する。 AT車の場合にはATのレンジ位置、ギア位置あるい
はパワーモードかエコノミーモードかを判別し、判別結
果に応じて運転態様燃費補正率を計算する。 なお、運転態様では上記以外のパラメータを検出しても
よい。例えば、移動体(車両)に搭載のパワートレイン
の稼働状況を検出し、この稼働状況に応じて燃料の残存
量、燃料消費量に関係するデータ、走行可能な区間の少
なくとも何れかを補正してもよい。パワートレインと
は、車両の変速機やエンジンを指すものである。
【0041】次いで、ステップS26で燃料残量(燃料
残存量のこと、以下同様)を検出する。これは、燃料セ
ンサ16からの信号に基づいて検出する。なお、ルーチ
ンの繰り返しにより、ステップS26の処理が実行され
る毎に燃料残量を検出して前回のルーチンの残量と比較
することにより、給油されたかどうかが分かる(どのタ
イミング(時刻)で給油されたどうかの情報が得られ
る)。
【0042】次いで、ステップS28で給油時期を演算
する。ここでの給油時期とは、燃料残量と走行状態等と
の関係で、どのタイミング(例えば、時刻)で給油をす
るのが望ましいかという情報(給油情報)を表示するた
めのものである。具体的には、次のようにして給油時期
を演算する。すなわち、車両の燃料が設定残量以下にな
ったら、目標ルートの各区間の燃料消費量に関するデー
タを現在地点から累積して算出した必要燃料量(例え
ば、道路属性情報、道路状況補正情報を使用して求め
る)と、燃料残存量とを比較していき、両者の大小が入
れ替わる区間を元に走行可能区間あるいは給油要求区間
を設定し、これを運転態様燃費補正率で補正して燃料の
給油情報を設定する。
【0043】道路属性情報、道路状況補正情報を使用
した走行可能予測距離の演算方法 例えば、道路属性情報としては基準車両での標準平坦路
(ドライ、アスファルト路)を中心とした地域区間での
標準燃費重みを1としたとき、登り坂を中心としたある
地域区間の燃費重みを2.5、降り坂を中心としたある
地域区間の燃費重みを0.8、ワインディングロード中
心としたある地域区間の燃費重みを1.5といった具合
に各道路区間をその間に存在する坂、ワインディングロ
ード、高速道路などの道路状況に応じて設定区間ごとに
燃費の重み付けをした値を予め地図情報に持たせてお
く。この設定区間長さは数キロ(例えば、3Km)程度
とする。
【0044】同様に、道路状況補正情報として、例えば
ドライな路では燃費重みを1とし、雨路では1.4とい
った値に設定する。これらの区間燃費重みの値は、実験
等で決定しておく。これら燃費重みの値は走行速度やA
Tのギヤ比により異なるが、通常、走行道路により車
両、ギヤ比はほぼ決まるので、この条件での値をメモリ
しておき、この走行速度から著しくずれるときやギヤ比
が異なるとき、ある程度簡単化して修正するようにして
もよい。
【0045】演算は、例えば次のようにして実行され
る。まず、車両走行開始により、標準道路走行時(ドラ
イ、アスファルトの平坦路)での3Km当たりの実燃料
消費量aを求めておく。60Km/hでの走行だけを考
えてもよいが、車速により幅を持たせていくつかの異な
る値を持たせてもよい。次いで、燃料の検出残量Fが設
定値以下になったら、その時点から走行可能予測距離の
演算を開始する。その一例として、下記の方法がある。
【0046】これから走行する予定のルートに沿って、
燃料残量が設定値になった区間から順次区間(3Kmご
と)別の燃費重みを足していき、その合計値に道路状況
補正情報の重みづけを掛けた値がF/aより等しいか大
きくなるまでn回演算する。つまり、設定残量値になっ
た区間からn個目の区間では燃料切れとなることが予想
される。したがって、走行可能な予測距離は、(n−
1)×3Kmとなるし、地図上で(n−1)区間まで走
行可能な表示が可能となる。
【0047】走行可能予測距離の演算の具体例 まず、道路属性情報として、地図上で3Km当たりの標
準燃費比:g(i)、平坦路での燃費重み:1、坂での
燃費重み:2、路面区間:区間No.iとして設定す
る。次いで、道路状況補正情報として、路面状況:h
(i)、ドライな路での燃費重み:1、ウエット路での
燃費重み:1.3を設定し、これらは状況により異なる
ものである。また、高速道路での燃費重み:0.8、砂
利道での燃費重み:1.5などを設定し、これらは予め
分かっているものである。しかし、砂利道は例えば工事
中等で通常と異なるから、この場合は実際走行での燃料
残量で補正する。なお、補正量が当初表示から大きく外
れるときは警報を発する。燃料残量は、計測値をFと
し、燃料残量の計測値FがF0(例えば、満タンの1/
5ぐらい、あるいは10リットル以下になった場合)と
なったら、給油情報の演算を始める。
【0048】対象となる車両の標準実燃費aは、ドライ
なアスファルト平坦路=標準道路3Km当たりの実燃費
でいくつかの速度帯ごとに求めておく。演算の最初はイ
ニシャル値を入れておいてもよい。なお、車両の標準実
燃費a(すなわち、燃料消費量データ)は、標準データ
であり、ドライ平坦路での走行実燃費を計測して補正す
ればデータを各車種ごとに設定しなくてもよい。例え
ば、各自動車の性能(燃料消費量も含む)のばらつきに
あった値になる。そして、走行する予定のルートに沿っ
て燃料残量が設定値になった区間から順次区間(例え
ば、3Kmごと)別の燃費重みを足していき、その合計
値に道路状況補正情報の重みづけを掛けた値がF/aよ
り等しいか大きくなるまでn回演算し、以下の数式1が
成立するnを求めるようにする。
【0049】
【数1】
【0050】数式1中で、iは区間番号を示し、i=0
は所定残量になった地点で、この地点から目的地に向っ
て走行予定ルートに沿い、順に区間を足していくことを
左辺は意味している。これによると、走行可能予測距離
LはL=(n−1)×3Kmとなり、地図の(n−1)
ゾーンの位置までが走行可能距離で、これを地図上で数
字で表示する。精度は3Kmとなる。以後、残量の所定
量低下ごとに演算を繰り返す。あるいは所定走行距離ご
とに演算を繰り返してもよい。また、走行可能予測距離
内にガソリンスタンド(例えば、設定系列、設定数等)
があるかを判断し、その点から逆算して設定条件を満た
したら、警報あるいは表示を行うのを開始してもよい。
さらに、この設定条件を学習するようにするとよい。そ
して、このようにして演算した走行可能予測距離を運転
態様燃費補正率で補正することにより、道路状況の他、
運転の仕方、走行状況等の燃費に関係するものを考慮し
て走行可能予測距離の精度をより高める。なお、車両の
基本的な燃費(例えば、標準的な運転での燃費)を道路
状況燃費補正率および運転態様燃費補正率で補正して、
車両の現在の実燃費を求め、現在の燃料残量から実燃費
を減算し、燃料残量が所定量(例えば、7リットル)に
なったら給油時期とするようにしてもよい。
【0051】次いで、ステップS32で演算した給油時
期になったかを否かを判別し、給油時期になっていなけ
れば、ステップS12に戻って上記ループを繰り返す。
そして、車両が走行し給油時期になると、ステップS3
4に進んで給油情報をディスプレイ装置22の画面に表
示する。給油情報の表示では図4(b)に示すような表
示を行う。なお、ステップS34を経ると、ステップS
12に戻って処理ループを繰り返す。
【0052】ここで、給油情報の表示を詳しく説明する
と、給油時期になると、ディスプレイ装置22の画面の
一部の表示情報を切り換える処理を行う。例えば、図4
(b)に示すようにメインの道路地図Aの上に重ねるよ
うにして、自動的に給油情報として進行方向で最も近く
のガソリンスタンドの地図を含む周囲情報C(すなわ
ち、この場合はガソリンスタンド情報)を拡大して表示
する。ガソリンスタンド情報の拡大図は図5のように示
される。図5において、国道48号線の進行方向右手に
ガソリンスタンドがあることが表示されるとともに、現
在位置の横に「スタンドまで4分です」というメッセー
ジが表示される。
【0053】また、このときガソリンスタンド情報地図
には残量の燃料でどこまで走行できるかの距離および走
行範囲(走行時間も含む)を、例えば現在位置を中心と
する円で表示する(ただし図5では図示略)。さらに、
走行可能範囲内のガソリンスタンドを全て表示するよう
にする。この場合、ガソリンスタンドは進行方向の右
側、あるいは左側にあるかを表示するとともに、ガソリ
ンスタンドの系列やガソリンの値段を表示する。なお、
ガソリンの値段はドライバーが初期設定処理の段階で予
め入力するが、CD−ROM24にオプション情報とし
て格納しておいてもよい。これにより、ドライバーは燃
料の残量に応じた適切な給油警報およびガソリンスタン
ド位置等の有意義な情報を運転をしながらでも容易に知
ることができる。
【0054】また、給油情報表示処理では画面の一部の
表示情報をガソリンスタンド情報に切り換えるが、この
とき同時にガソリンスタンド情報を音声合成音(例え
ば、「給油時期になりました。○○ガソリンスタンドが
進行方向右前方に見えます」)でガイダンスするように
音声出力装置23から出力する。したがって、ドライバ
ーは給油時期になった時点で、自動的に音声合成音によ
ってもガソリンスタンドに関する情報を知ることができ
る。なお、給油情報は一定時間表示する処理を行っても
よいし、あるいはステップS26の燃料残量検出処理で
前回のルーチンの残量と今回の残量とを比較して、給油
されたかどうかを判断し、給油された場合には給油情報
の表示をリセット(例えば、給油情報を消す等)するよ
うにしてもよい。また、ドライバーの操作によって給油
情報の表示をリセットしてもよい。
【0055】このように本実施例では、車両の燃料が設
定残量以下になったら、目標ルートの各区間の燃料消費
量に関するデータを現在地点から累積して算出した必要
燃料量と、燃料残存量とを比較していき、両者の大小が
入れ替わる区間を元に走行可能区間あるいは給油要求区
間を設定し、これを運転態様燃費補正率で補正して燃料
の給油情報を設定しているので、以下の効果を得ること
ができる。ドライバーは運転を続けながら、何等の操作
を行うことなく、燃料の残量に応じて適切な給油情報が
自動的に表示されるので、燃料残量を気にすることな
く、運転に集中することができる。また、燃料が少なく
なると、早くガソリンスタンドを捜さなければという気
持になることもない。
【0056】ドライバーは給油情報を見ることにより、
ガソリンスタンドまでの時間や距離、どこまで走行でき
るか(走行可能範囲)を知ることができ、給油の不安を
なくすことができる。旅行時のように知らない土地に行
っても、給油情報が出た場合に、どこにガソリンスタン
ドがあるかを簡単に知ることができ、極めて便利である
とともに、知らない土地での運転に専念することができ
る。
【0057】カーナビゲーション装置1でCD−ROM
24等に地図データのみならず、その他の多くの情報
(例えば、主要な建物、駅等)を予め記憶しておいて、
それらの情報をディスプレイ装置22の画面に表示可能
にしたシステムの場合、従来は給油警報が出た場合にガ
ソリンスタンドの情報を選択してディスプレイ装置の画
面に表示させてる操作が必要でガソリンスタンドの場所
を捜すのが運転中はできず、一時駐車を余儀なくされ、
捜す時間もかかるが、これに対して本実施例では、例え
ば給油時期になると自動的に給油情報が報知されるの
で、ドライバーが運転しながら給油の必要がある場合
に、ガソリンスタンドの場所を簡単に捜すことができ、
運転の安全性を高めることができる。
【0058】D.第2実施例 図6は本発明の第2実施例のカーナビゲーション制御の
プログラムを示すフローチャートである。このフローチ
ャートでは、第1実施例と同様の処理を行うステップが
あり、それらのステップには第1実施例と同一ステップ
番号を付して重複説明を省略する。異なる処理を行うス
テップには、第1実施例と相違するステップ番号を付し
て説明する。第2実施例の制御プログラムでは、ステッ
プS10〜ステップS26までの処理は第1実施例と同
様であり、ステップS26で燃料残量を検出すると、次
いで、ステップS50に進み、給油パターン学習処理を
行う。給油パターン学習処理はドライバーが給油すると
きのパターンを学習するものであり、給油には例えば以
下のようなパターンがある。以下は例示であり、これら
の例に限るものではない。
【0059】・まず、どのドライバーであるかを確認す
る。確認は、ドライバーによる入力あるいはカードによ
る読み込み等で行う。 ・残量が所定値(例えば、ドライバーに特有の残量)に
なると、かならずガソリンを給油する。 ・残量が所定値(例えば、ドライバーに特有の残量)で
あっても、安全率を高く取りたがり、すぐにガソリンを
給油する。 ・残量が無くなるぎりきりまでガソリンを給油しない。 ・運転の仕方によって、給油時期が変る。 ・市内あるいは高速道路によって給油時期が変る。 ・季節で給油時期が変る。 ・給油を行うのに、系列のガソリンスタンドを使用す
る。
【0060】給油したか否かは、ステップS26の燃料
残量検出処理結果で判断する。すなわち、本ルーチンの
繰り返しによりステップS26の処理も繰り返して実行
されるが、そのとき毎回のルーチンで燃料残量を検出し
て前回のルーチンの残量と比較することにより、給油さ
れたかどうかを確認する。例えば、燃料残量が前回7リ
ットルなのに、今回が50リットルであれば、明らかに
給油されたと分かる。これにより、給油されたときの燃
料残量、運転の仕方、道路の種類(例えば、市内あるい
は高速道路等)、給油の季節、給油の時刻、前回の給油
時期との関連等の給油にパターンが分かる。
【0061】給油されたときの燃料残量を監視しておく
ことにより、どのドライバーであるか、ドライバーが残
量が所定値になるとかならずガソリンを給油するのか、
残量が所定値であっても安全率を高く取りたがりすぐに
ガソリンを給油するのか、あるいは残量が無くなるぎり
きりまでガソリンを給油しないのか等の給油の癖が分か
る。運転の仕方は運転態様検出処理で分かるから、給油
のときの運転態様検出処理結果を利用する。道路の種類
(例えば、市内あるいは高速道路等)は給油のとき走行
している地図データから分かる。給油の季節は給油のと
きの年月日で分かる。給油の時刻はプログラム上で計時
しているから分かる。前回の給油時期との関連(例え
ば、すぐに給油したか、あるいは給油までの期間が長か
ったか等)は、今回の給油時期との比較で分かる。ま
た、給油を行うのに系列のガソリンスタンドを使用した
か否かは、地図に系列を入力しておけば、どこに立ち寄
ったかを認識できる。
【0062】上記のようにして、ドライバーの運転態様
および給油時期に基づく給油パターン(以下、給油パタ
ーンという)を学習し、その学習結果を記憶しておく。
学習結果の記憶はカーナビゲーション装置1の電源がオ
フしても保持される。したがって、学習結果が長く、蓄
積データが多くなる程、給油パターンの学習精度が向上
していく。次いで、ステップS52で給油パターンの学
習結果に基づく給油時期になったか否かを判別する。例
えば、残量が所定値(例えば、1/3)になると、かな
らずガソリンを給油するというドライバーの学習結果が
あれば、残量が所定値(例えば、1/3)になった時点
が給油パターンの学習結果に基づく給油時期ということ
になる。ステップS52で給油パターンの学習結果に基
づく給油時期になっていなければ、ステップS12に戻
って処理ループを繰り返す。そして、車両が走行し給油
パターンの学習結果に基づく給油時期になると、ステッ
プS54に進んで第1実施例と同様に給油情報表示処理
を行い、その後、ステップS12に戻る。
【0063】このように第2実施例では、ドライバーの
運転態様および給油パターンを学習し、その学習結果に
基づいて給油時期を判断し、給油時期になると給油情報
を表示する。したがって、給油されたときの燃料残量、
運転の仕方、道路の種類、給油の季節、給油の時刻、前
回の給油時期との関連等のドライバーの運転態様や給油
の癖に対応して最も適切なタイミングで給油の情報を報
知することができる。
【0064】E.第3実施例 図7は本発明の第3実施例のカーナビゲーション制御の
プログラムを示すフローチャートである。このフローチ
ャートでは、第1実施例と同様の処理を行うステップが
あり、それらのステップには第1実施例と同一ステップ
番号を付して重複説明を省略する。異なる処理を行うス
テップには、第1実施例と相違するステップ番号を付し
て説明する。第3実施例の制御プログラムでは、ステッ
プS10〜ステップS26までの処理は第1実施例と同
様であり、ステステップS26で燃料残量を検出する
と、次いで、ステップS70に進み、夕方7時になった
か否かを判別する。夕方7時としたのは、夕方7時を過
ぎると、夜間に至る前であってガソリンスタンドが閉る
ことがあるので、その前に残量との関係で給油警報を出
す必要があると、考えられるからである。
【0065】ステップS70で夕方7時になっていなけ
れば、ステップS12に戻ってループを繰り返す。夕方
7時になると、次いで、ステップS72に進んで燃料残
量が1/4になったか否かを判別する。燃料残量=1/
4で判断するのは、夜間に至るので、安全を見込んで通
常の給油残量(例えば、1/8)より大きくしたもので
ある。燃料残量が1/4になっていなければ、ステップ
S12に戻ってループを繰り返し、燃料残量が1/4に
なると、ステップS74に進んで第1実施例と同様に給
油情報表示処理を行い、その後、ステップS12に戻
る。
【0066】このように第3実施例では、夕方7時を過
ぎるとガソリンスタンドが閉ることが多いことを考慮
し、その前に残量との関係で給油警報を出す必要がある
と考えて、夕方7時の時点で燃料残量が1/4になって
いれば給油情報を表示する。したがって、知らない土地
への旅行等で不慣れな地域であっても、夜間に至る前の
適切な段階で給油の情報を報知することができる。ま
た、夜間にはガソリンスタンドを捜すのは大変である
が、第3実施例では夕方7時という適切な時間帯にガソ
リンスタンドの位置がディスプレイ装置22の画面に表
示されるので、捜すのが比較的に簡単で、ドライバーの
負担を軽減し、安心感を高めることができる。
【0067】F.変形例 前記各実施例に限らず、例えば以下のような変形例で本
発明を実施することも可能である。 ・給油情報設定手段は、燃料の残存量で走行可能な区間
にあるガソリンスタンド数が所定値以下になったら給油
情報の報知時期を設定するようにしてもよい。このよう
にすると、ガソリンスタンドを捜すのが簡単で、ドライ
バーの負担を軽減し、安心感を高めることができる。 ・給油情報設定手段は、夜間前の所定時間を過ぎたら、
この時間より早い時間の場合に比べて、給油情報の報知
時期を決定する燃料残存量の設定値を多量とするように
してもよい。夜間になると、ガソリンスタンドを捜せる
かどうか不安になるが、上記のようにすると、ドライバ
ーの安心感を高めることができる。
【0068】本発明の実施の形態は、上記のような実施
の形態に限らず、以下に述べるような各種の変形実施が
可能である。 (a)本発明の適用に関して、移動体は車両に限るもの
ではなく、例えば飛行機、船舶(ボート、ヨット等)、
オートバイ等の乗物に幅広く適用できる。さらに、幅広
い適用を考えるならば、戦闘車両にも適用できる。上記
のような各種移動体に適応するように、例えば給油情報
を予め設定しておけば、自動的に給油情報を報知するこ
とができる。また、燃料はガソリンに限らず、移動体に
応じて軽油、メタノール等の各種のものが考えられる。
電気自動車の場合には、燃料残量は例えばバッテリーの
残存容量になる。給油時期は充電時期となるのは、勿論
である。 (b)記憶手段として上記実施例ではCD−ROMを使
用しているが、これに限らず各種の記憶媒体を使用でき
る。例えば、光磁気ディスク、DVDディスク、磁気テ
ープ、ミニディスク等を使用してもよい。あるいは、I
Cカード、光カードのような記憶媒体を使用してもよ
い。また、特定用途のナビゲーションシステムに使用さ
れることが明らかである場合には、ROMの中にナビゲ
ーションに関する情報を格納しておいてもよい。
【0069】(c)給油情報の内容は、オプションとし
て他の記憶媒体(例えば、CD−ROM等)に格納して
もよいし、あるいは給油情報を記憶手段に記憶させる作
業は、ドライバー自身が、例えばパーソナルコンピュー
タを使用して作成することを可能なようにしてもよい。 (d)上記実施例では給油時期になると、ディスプレイ
装置の画面の一部の表示情報を切り換えたり音声合成音
を切り換えて給油情報を報知しているが、この他に、例
えば地図情報Aを一旦画面から消して、給油情報を全画
面に一時的に表示してもよいし、あるいは表示の大きさ
を変えるようにしてもよい。また、給油情報をの色を変
えて分かりやすくしてもよい。さらに、給油情報を点滅
させて注意を引くようにしてもよい。
【0070】(e)給油情報(特に、ガソリンスタンド
の位置情報等)の表示はドライバーが操作可能にしても
よい。そのようにすると、ドライバーの意思により見た
いときに、その走行地点での給油情報を見ることがで
き、便利である。 (f)本発明でいう情報報知装置は、情報表示あるいは
表示の音出力という概念の上位にあたるものであり、情
報報知装置の下位概念は情報表示装置、情報出力装置と
なる。また、情報表示装置や情報出力装置のさらに下位
概念は、情報をどのように利用するかであり、例えば情
報を車両走行に利用する場合には、カーナビゲーション
装置となる。したがって、本発明の適用分野は、給油時
期に給油情報を報知するものであれば、情報報知装置と
いう名称でなくても、全てに適用が可能である。
【0071】
【発明の効果】
(1)請求項1記載の発明によれば、記憶手段に記憶さ
れている地図情報を移動体(例えば、車両)の自己位置
に関連付けて報知(例えば、ディスプレイ装置に走行位
置の地図情報を表示)するとともに、移動体の燃料の残
存量に応じた給油情報を設定し、設定した給油情報を報
知(例えば、ディスプレイ装置にガソリンスタンドの地
図を表示)しているので、以下の効果を得ることができ
る。移動体のドライバーは運転を続けながら、何等の操
作を行うことなく、燃料の残量に応じて適切な給油情報
が自動的に報知(例えば、表示)されるので、燃料残量
を気にすることなく、運転に集中することができる。ま
た、燃料が少なくなると、早くガソリンスタンドを捜さ
なければという気持になることもない。ドライバーは給
油情報を見ることにより、ガソリンスタンドまでの時間
や距離、どこまで走行できるか(走行可能範囲)を知る
ことができ、給油の不安をなくすことができる。
【0072】旅行時のように知らない土地に行っても、
給油情報が出た場合に、どこにガソリンスタンドがある
かを簡単に知ることができ、極めて便利であるととも
に、知らない土地での運転に専念することができる。カ
ーナビゲーション装置でCD−ROM等に地図データの
みならず、その他の多くの情報(例えば、主要な建物、
駅等)を予め記憶しておいて、それらの情報を報知手段
(例えば、ディスプレイ装置の画面)に報知(例えば、
表示)可能にしたシステムの場合、従来は給油警報が出
た場合にガソリンスタンドの情報を選択してディスプレ
イ装置の画面に表示させてる操作が必要でガソリンスタ
ンドの場所を捜すのが運転中は危険であり、そこで一時
停車してガソリンスタンドを探すにしても、多くの表示
情報から探し出すのに時間がかかったが、これに対して
本発明では、例えば給油時期になると自動的に給油情報
が報知されるので、ドライバーが運転しながら給油の必
要がある場合に、ガソリンスタンドの場所を簡単に捜す
ことができ、運転の安全性を高めることができる。
【0073】(2)請求項2記載の発明によれば、位置
検出手段はGPS衛星からの測位用電波を受信して移動
体の現在位置を測定するGPS装置を含み、報知手段は
地図上での移動体の現在位置表示、および給油情報設定
手段によって設定された燃料の残存量に対応した燃料の
給油情報を表示するディスプレイ装置であることによ
り、GPS装置を使用したカーナビゲーション装置に本
発明を適用することで、ドライバーが給油情報を簡単に
得て、ガソリンスタンドを捜す負担を極めて少なくする
ことができる。
【0074】(3)請求項3記載の発明によれば、前記
給油情報設定手段は、前記記憶手段に記憶されている地
図情報から道路情報を読み出し、前記燃料の給油情報と
して、検出した燃料の残存量で移動体が走行可能な区間
あるいはこの区間内にあるガソリンスタンドの少なくと
も何れかを他の情報と区別して表示するように設定する
ことにより、給油時期になった場合に、移動体の進行方
向のルート(例えば、国道)で走行可能区間、あるいは
走行可能な区間範囲内のガソリンスタンドの位置が地図
上に表示されるので、ドライバーは運転しながらガソリ
ンスタンドの場所を簡単に捜すことができ、運転の安全
性を高めることができる。
【0075】(4)請求項4記載の発明によれば、給油
情報設定手段は、記憶手段に記憶されている地図情報か
ら道路情報を読み出し、前記燃料の給油情報として、移
動体が走行している道路、およびこれから走行を予定し
ているルートで検出した燃料の残存量で走行可能な区間
内の道路あるいはこれらの道路沿いのガソリンスタンド
の少なくとも何れかを他の情報と区別して報知するよう
に設定することにより、ドライバーは運転しながらガソ
リンスタンドの場所を簡単に捜すことができ、運転の安
全性を高めることができる。
【0076】(5)請求項5記載の発明によれば、給油
情報設定手段は、ドライバーの給油パターンを学習し
て、給油情報設定手段における給油情報の設定をドライ
バーごとに変更することにより、ドライバーの給油の癖
に対応して最も適切なタイミングで給油の情報をドライ
バーに報知することができる。
【0077】(6)請求項6記載の発明によれば、給油
情報設定手段は、燃料の残存量で走行可能な区間にある
ガソリンスタンド数が所定値以下になったら給油情報の
報知時期を設定することにより、ドライバーに対してガ
ソリンスタンドの場所を簡単に捜せるという安全感を与
えることができる。
【0078】(7)請求項7記載の発明によれば、給油
情報設定手段は、夜間前の所定時間を過ぎたら、この時
間より早い時間の場合に比べて、給油情報の報知時期を
決定する燃料残存量の設定値を多量とすることにより、
夜間になると、ガソリンスタンドを捜せるかどうか不安
になるが、このようにすると、ドライバーの安心感を高
めることができる。
【0079】(8)請求項8記載の発明によれば、記憶
手段は、地図情報に関連した燃料消費量に関係するデー
タを記憶しており、給油情報設定手段は、検出した燃料
の残存量と、前記地図情報と、この地図情報に関連した
燃料消費量に関係するデータとに応じて給油情報を設定
することにより、移動体の走行する道路の種類等に応じ
た適切な給油情報を得ることができる。
【0080】(9)請求項9記載の発明によれば、地図
情報に関連した燃料消費量に関係するデータは、道路の
設定区間ごとに対応して、その区間の道路の種類に応じ
た燃料消費量に関係するデータであることにより、移動
体の走行する道路状況に応じた適切な給油情報を得るこ
とができる。
【0081】(10)請求項10記載の発明によれば、
給油情報設定手段は、移動体の燃料が設定残存量以下に
なったら、目標ルートの各区間の燃料消費量に関するデ
ータを現在地点から累積して算出した必要燃料量と、燃
料残存量とを比較していき、両者の大小が入れ替わる区
間を元に走行可能区間あるいは給油要求区間を設定して
燃料の給油情報を設定することにより、移動体の走行に
応じて適切な給油情報を得ることができる。
【0082】(11)請求項11記載の発明によれば、
給油情報設定手段は、前記記憶手段から地図情報と燃料
消費量に関係したデータを読み出し、移動体が走行して
いる道路がドライかウエットであるか等燃料消費量に影
響する道路状況を検出して、この道路状況に応じて前記
燃料の残存量、前記燃料消費量に関係するデータ、前記
走行可能な区間の少なくとも何れかを補正して燃料の給
油情報を設定することにより、移動体の走行する道路状
況に応じた適切な給油情報を得ることができる。
【0083】(12)請求項12記載の発明によれば、
給油情報設定手段は、移動体に搭載のパワートレインの
稼働状況を検出して、この稼働状況に応じて前記燃料の
残存量、前記燃料消費量に関係するデータ、前記走行可
能な区間の少なくとも何れかを補正して燃料の給油情報
を設定することにより、移動体に搭載のパワートレイン
の稼働状況に応じた適切な給油情報を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報報知装置を適用したカーナビ
ゲーション装置の一実施例のブロック図である。
【図2】カーナビゲーション装置の外観構成を示す図で
ある。
【図3】カーナビゲーション制御のプログラムを示すフ
ローチャートである。
【図4】画面に給油情報を表示する例を説明する図であ
る。
【図5】ガソリンスタンド情報の例を説明する図であ
る。
【図6】本発明の第2実施例のカーナビゲーション制御
のプログラムを示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施例のカーナビゲーション制御
のプログラムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 カーナビゲーション装置 11 アンテナ 12 GPS受信装置 13 運転態様検出センサ 14 方位センサ 15 車速センサ 16 燃料センサ(燃料残存量検出手段) 17 制御部(給油情報設定手段) 18 ROM 19 RAM 20 CD−ROMドライバー 21 スイッチ入力部 22 ディスプレイ装置(報知手段) 23 音声出力装置 24 CD−ROM(記憶手段)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の自己位置を検出する位置検出手
    段と、 少なくとも地図情報を記憶する記憶手段と、 記憶手段に記憶されている地図情報を移動体の自己位置
    に関連付けて報知するように制御する制御手段と、 移動体の燃料の残存量を検出する燃料残存量検出手段
    と、 移動体の燃料の残存量に応じて給油情報を設定する給油
    情報設定手段と、 制御手段の出力に基づいて地図情報を報知するととも
    に、給油情報設定手段によって設定された給油情報を報
    知する報知手段と、を備えたことを特徴とする情報報知
    装置。
  2. 【請求項2】 前記位置検出手段は、GPS衛星からの
    測位用電波を受信して移動体の現在位置を測定するGP
    S装置を含み、 前記報知手段は、地図上での移動体の現在位置表示、お
    よび給油情報設定手段によって設定された燃料の残存量
    に対応した燃料の給油情報を表示するディスプレイ装置
    であることを特徴とする請求項1記載の情報報知装置。
  3. 【請求項3】 前記給油情報設定手段は、 前記記憶手段に記憶されている地図情報から道路情報を
    読み出し、前記燃料の給油情報として、検出した燃料の
    残存量で移動体が走行可能な区間あるいはこの区間内に
    あるガソリンスタンドの少なくとも何れかを他の情報と
    区別して表示するように設定することを特徴とする請求
    項1又は2記載の情報報知装置。
  4. 【請求項4】 前記給油情報設定手段は、 前記記憶手段に記憶されている地図情報から道路情報を
    読み出し、前記燃料の給油情報として、移動体が走行し
    ている道路、およびこれから走行を予定しているルート
    で検出した燃料の残存量で走行可能な区間内の道路ある
    いはこれらの道路沿いのガソリンスタンドの少なくとも
    何れかを他の情報と区別して報知するように設定するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の情報報知装置。
  5. 【請求項5】 前記給油情報設定手段は、 ドライバーの給油パターンを学習して、給油情報設定手
    段における給油情報の設定をドライバーごとに変更する
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の情報
    報知装置。
  6. 【請求項6】 前記給油情報設定手段は、 燃料の残存量で走行可能な区間にあるガソリンスタンド
    数が所定値以下になったら給油情報の報知時期を設定す
    ることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の情
    報報知装置。
  7. 【請求項7】 前記給油情報設定手段は、 夜間前の所定時間を過ぎたら、この時間より早い時間の
    場合に比べて、給油情報の報知時期を決定する燃料残存
    量の設定値を多量とすることを特徴とする請求項1乃至
    5の何れかに記載の情報報知装置。
  8. 【請求項8】 前記記憶手段は、地図情報に関連した燃
    料消費量に関係するデータを記憶しており、 前記給油情報設定手段は、 検出した燃料の残存量と、前記地図情報と、この地図情
    報に関連した燃料消費量に関係するデータとに応じて給
    油情報を設定することを特徴とする請求項1乃至7の何
    れかに記載の情報報知装置。
  9. 【請求項9】 前記地図情報に関連した燃料消費量に関
    係するデータは、 道路の設定区間ごとに対応して、その区間の道路の種類
    に応じた燃料消費量に関係するデータであることを特徴
    とする請求項7記載の情報報知装置。
  10. 【請求項10】 前記給油情報設定手段は、 移動体の燃料が設定残存量以下になったら、目標ルート
    の各区間の燃料消費量に関するデータを現在地点から累
    積して算出した必要燃料量と、燃料残存量とを比較して
    いき、両者の大小が入れ替わる区間を元に走行可能区間
    あるいは給油要求区間を設定することにより、燃料の給
    油情報を設定することを特徴とする請求項9記載の情報
    報知装置。
  11. 【請求項11】 前記給油情報設定手段は、 前記記憶手段から地図情報と燃料消費量に関係したデー
    タを読み出し、移動体が走行している道路がドライかウ
    エットであるか等燃料消費量に影響する道路状況を検出
    して、この道路状況に応じて前記燃料の残存量、前記燃
    料消費量に関係するデータ、前記走行可能な区間の少な
    くとも何れかを補正して燃料の給油情報を設定すること
    を特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の情報報
    知装置。
  12. 【請求項12】 前記給油情報設定手段は、 移動体に搭載のパワートレインの稼働状況を検出して、
    この稼働状況に応じて前記燃料の残存量、前記燃料消費
    量に関係するデータ、前記走行可能な区間の少なくとも
    何れかを補正して燃料の給油情報を設定することを特徴
    とする請求項1乃至11の何れかに記載の情報報知装
    置。
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