JPH10258116A - スライド式芳香剤容器 - Google Patents

スライド式芳香剤容器

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JPH10258116A
JPH10258116A JP9086077A JP8607797A JPH10258116A JP H10258116 A JPH10258116 A JP H10258116A JP 9086077 A JP9086077 A JP 9086077A JP 8607797 A JP8607797 A JP 8607797A JP H10258116 A JPH10258116 A JP H10258116A
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JP
Japan
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box
inner box
fragrance
plate
bent piece
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Application number
JP9086077A
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English (en)
Inventor
Tomikazu Mizuno
富和 水野
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷が容易であり意匠効果が優れると共に、
使用済み容器が廃棄し易く且つ低価格なスライド式芳香
剤容器を提供することである。 【解決手段】 一方の側面板の後端縁に外折曲片が連接
されると共に所定位置に孔が形成された直方体状の内箱
と、一方の側面板の中央部に内折曲片が形成されると共
に所定位置に孔が形成された前面が開放され直方体状の
外箱とからなり、内箱の内部に芳香剤を収納して、内箱
の外折曲片と外箱の内折曲片とが対向するように、外箱
内に内箱を後面板側から挿入した構成からなり、内箱を
外箱から所定寸法だけ引き出した時に、外折曲片と内折
曲片が係合すると共に、内箱に形成された孔と外箱に形
成された孔の位置が重なり合って、内部に収納された芳
香剤が外気中に揮散するようにしたスライド式芳香剤容
器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スライド開閉式紙
箱を使用した芳香剤容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、芳香剤容器としては、プラスチッ
ク成形品からなる容器に芳香剤を収納し、ねじ方式にて
容器を開閉して芳香剤の揮散量を調節するようにした構
成の芳香剤容器が一般的に使用されている。しかしなが
ら、上記のようなプラスチック成形品からなる芳香剤容
器においては、価格が高い、使用済み容器の廃棄がし難
い、プラスチック成形品表面への美麗な印刷が困難であ
るために優れた意匠効果が得られにくい等の欠点があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、意匠
効果の優れた印刷を施せると共に、使用済み容器の廃棄
が容易で且つ低価格なスライド式芳香剤容器を提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上面板と底面板と両側面
板と前面板と後面板とからなり、一方の側面板の後端縁
に連接され外面側に折り返された外折曲片が形成され、
所定位置に孔が形成された直方体状の内箱と、上面板と
底面板と両側面板と後面板とからなり、一方の側面板の
中央部に内面側に折り返された内折曲片が形成され、前
面が開放されると共に所定位置に孔が形成された直方体
状の外箱とからなり、前記内箱の内部に芳香剤が収納さ
れ、前記外折曲片と前記内折曲片とが対向するように、
前記外箱内に前記内箱を後面板側から挿入した構成から
なり、前記内箱を前記外箱から所定寸法だけ引き出した
状態で、前記外折曲片と前記内折曲片が係合すると共
に、前記内箱に形成された孔と前記外箱に形成された孔
とが重なり合うようにされている構成のスライド式芳香
剤容器である。この場合、内箱を外箱から引き出すと、
所定寸法だけ内箱を引き出した時点で、内箱の外折曲片
と外箱の内折曲片が係合することで、所定寸法だけ内箱
を引き出すことができ、その状態で内箱に形成された孔
と外箱に形成された孔とが完全に重なり合った状態とな
り、内箱の内部と外気が連通するので、内箱に収納され
た芳香剤を外気中に揮散させることができるようにな
る。また、内箱を引き出す距離を変えることにより芳香
剤の揮散量を調節することができる。更に、紙箱により
構成されているので、低価格となる上に使用済後の廃棄
の問題が出ない。
【0005】上記のスライド式芳香剤容器において、前
記孔が、前記内箱および前記外箱の前記上面板、前記両
側面板にそれぞれ複数個形成しておくことにより、内箱
内の芳香剤を外気中に全方向に均一に揮散させることが
できる。
【0006】上記のスライド式芳香剤容器において、前
記外箱の前記上面板および前記底面板の前端の中央部に
それぞれ切欠を形成しておくことにより、外箱から内箱
を切欠部にて内箱を掴んで容易に引き出すことができ
る。
【0007】上記のスライド式芳香剤容器において、前
記内箱および前記外箱は、板紙とプラスチックフイルム
の積層体により、プラスチックフイルムが内面となるよ
うに構成しておくことにより、内面に芳香剤が吸着する
ことがないので長期の使用に耐えるものとすることがで
きる。
【0008】上記のスライド式芳香剤容器において、前
記芳香剤を、前記内箱の形状に近い直方体状のゲル状と
して、通気性のある積層体からなる袋にて内装し更にガ
スバリアー性の優れた積層体からなる袋にて外装した2
重包装とすることにより、スライド式芳香剤容器を長期
間保存することができると共に、使用時には外装を取り
除くことにより容易に芳香を揮散させることができる。
また、芳香剤の収納できる量を多くして芳香剤の揮散面
積を大きくすることができる。
【0009】上記のスライド式芳香剤容器において、前
記芳香剤が、前記内箱の形状に近い直方体状のゲルから
なり、ガスバリアー性の優れた積層体からなる袋に包装
された構成とすることにより、芳香剤の包装が簡略化で
き且つスライド式芳香剤容器を長期間保存することがで
きると共に、使用時には包装を取り除き、ゲル状の芳香
剤を内箱に直接収納することにより、芳香剤の収納でき
る量を多くして芳香剤の揮散面積を大きくすることがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を引用して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の実施形態の内箱の
ブランクを示す平面図、図2は本発明の実施形態の外箱
のブランクを示す平面図、図3は本実施形態の内箱の斜
視図、図4は本実施形態の外箱の斜視図、図5は本実施
形態の(イ)は右側の斜視図で(ロ)は左側の斜視図、
図6は本実施形態の使用状態における(イ)は右側の斜
視図で(ロ)は上下方向中央における断面図であって、
1, 3, 11, 13は側面板、2, 12は上面板、4 ,14は底面
板、5は糊代板、6aは前面板、6b, 16は後面板、7は外
折曲片、17は内折曲片、18は切込、19は切欠、20は孔を
それぞれ表す。
【0011】本発明の実施形態における内箱のブランク
板は、図1に示すとおり、糊代板5と側面板1と上面板
2と側面板3と底面板4が折罫を介してそれぞれ連接さ
れると共に、側面板1の後端には外折曲片7が連接さ
れ、上面板2の前後端には折込片がそれぞれ連接され、
側面板3の前端縁には先端に差込片を備えた前面板6aが
又後端縁には先端に差込片を備えた後面板6bが連接さ
れ、底面板4の前後端には折込片がそれぞれ連接され、
側面板1と外折曲片7と上面板2と側面板3の所定箇所
に所定形状の孔20が形成された形状である。
【0012】本発明の実施形態における外箱のブランク
板は、図2に示すとおり、糊代板15と側面板11と上面板
12と側面板13と底面板14が折罫を介してそれぞれ連接さ
れ、側面板11の中央部には側面板11の端縁と平行な折曲
線と折曲線の両端を結ぶU字状の切込18により、側面板
11の端縁に平行に且つ内折曲片17の先端が側面板11の後
端縁側を向くように折り曲げられる内折曲片17が形成さ
れ、上面板12の前端の中央部には半円形の切欠19が形成
され、側面板13の後端には差込片を備えた後面板16が連
接され、底面板14の前端の中央部には半円形の切欠19が
形成され、側面板11と上面板12と側面板13の所定箇所に
所定形状の孔20が形成されている。
【0013】図1に示す内箱のブランク板を、糊代板5
と底面板4の側端部とを接着して筒状とし、芳香剤を内
部に収納してから、上面板2及び底面板4の前後端縁に
それぞれ連接された折込片を内方に折り曲げ、側面板3
の前後端に連接された前面板6a及び後面板6bをそれぞれ
内方に折り曲げて差込片にて固定した後に、側面板1の
後端縁に連接された外折曲片7を外方に折り曲げること
により、図3に示す、内部に芳香剤が収納された立方体
状の内箱の組み立てが完了する。
【0014】図2に示す外箱のブランク板を、糊代板15
と底面板14の側端部とを接着して筒状とし、上面板12及
び底面板14の後端にそれぞれ連接された折込片を内方に
折り曲げ、側面板13の後端縁に連接された後面板16を内
方に折り曲げて差込片にて固定した後に、側面板11の中
央部に切込18により形成された内折曲片17を、内折曲片
17の先端が後端側に向くように側面板11の内側に折り曲
げることにより、図4に示す、前面が開放された立方体
状の外箱の組み立てが完了する。
【0015】本発明の実施形態において、内箱の側面板
1と外折曲片7と上面板2と側面板3にそれぞれ形成さ
れている孔20と、外箱の側面板11と上面板12と側面板13
にそれぞれ形成されている孔20とは、同一の相対位置に
同一個数を同一形状で形成されているのであるが、内箱
に形成されている孔20は、スライド式芳香剤容器が組み
立てられた状態で、外箱に形成されている孔20よりも所
定距離だけ後端縁側にずらして形成されている。また、
内箱の側面板1の後端縁に連接されている外折曲片7の
孔20は、外折曲片7を内箱の外側に折り曲げた時に側面
板1の孔20と重なるように形成されている。内箱及び外
箱に形成する孔20の大きさ、形状、個数は任意であり、
内箱に形成される孔20が外箱に形成される孔20に対して
所定距離だけ後方にずらした位置に形成しておけばよ
い。上記のように孔を形成しておくことにより、後述す
るように、内箱を外箱から引き出して使用する際に、内
箱及び外箱の孔20が重なり合い内部の芳香剤が外気中に
揮散してくるものである。
【0016】上記のようにして組み立てられた、図3に
示す内箱と図4に示す外箱を使用して、外箱の開放され
た前面から、側面板1の後端の外折曲片7が連接された
後面板6b側を先にして、外箱の側面板11と内箱の側面板
1とが対向するように、即ち、外箱の内折曲片17と内箱
の外折曲片7が相対向するように、内箱を挿入すること
により、図5に示すスライド式芳香剤容器の組み立てが
完了する。外箱の内部に内箱を挿入する際に、上記のよ
うに、内箱の外折曲片7が連接されている後面板6bから
先に挿入することにより、内箱が外箱の内折曲片17に引
っ掛かることなくスムーズに挿入することができる。図
5に示す、組み立てが完了したスライド式芳香剤容器の
状態では、内箱の側面板1と上面板2と側面板3にそれ
ぞれ形成されている孔20と、外箱の側面板11と上面板12
と側面板13にそれぞれ形成されている孔20とは、前後方
向に所定距離だけずらした位置に形成されているので、
全ての孔20はふさがれた状態となり、内箱の内部と外気
とが連通していない状態となっている。
【0017】本実施形態のスライド式芳香剤容器を使用
する際には、外箱の上面板12及び下面板13の前端縁の中
央部に形成されている切欠19の部分から露出している内
容器の上面板2及び下面板3を掴んで、内箱を外箱から
所定距離だけ引き出すと、内箱の側面板1の後端縁に連
接されている外折曲片7が、外箱の側面板11の中央部に
形成されている内折曲片17と係合した状態となり、それ
以上内箱を引き出せなくなる。この状態で、図6(イ)
に示すように、内箱の側面板1と上面板2と側面板3に
それぞれ形成されている孔20と、外箱の側面板11と上面
板12と側面板13にそれぞれ形成されている孔20とが完全
に重なり合い、内箱の内部と外気とが孔20の全面積にて
連通した状態となり、内箱の内部に収納されている芳香
剤が外気中に揮散するようになる。
【0018】実施形態のスライド式芳香剤容器の使用状
態における断面形状は、図6(ロ)に示すように、内箱
の側面板1の後端縁に連接されている外折曲片7の先端
が、外箱の側面板11の中央部に内側に折り曲げられて形
成されている内折曲片17の折り曲げ部と係合した状態で
あり、それ以上内箱を外箱から引き出すことができな
い。この状態で、内箱の側面板1と上面板2と側面板3
にそれぞれ形成されている孔20と、外箱の側面板11と上
面板12と側面板13にそれぞれ形成されている孔20とが完
全に重なり合い、内箱の内部と外気とが連通する孔20の
面積が最大となり、内箱内部の芳香剤の外気への揮散量
が最大となる。内箱の外箱から引き出す距離を小さくす
ることにより、内箱と外箱の孔20が完全に重なり合わな
いために開口量を少なくすることができるので、内箱の
引き出す距離により芳香剤の揮散量を調節することがで
きるものである。
【0019】内箱の側面板1と上面板2と側面板3にそ
れぞれ形成する孔20及び外箱の側面板11と上面板12と側
面板13にそれぞれ形成する孔20は、内箱を外箱から引き
出した際に内箱及び外箱の孔20が完全に重なり合う位置
に形成しておきさえすれば、孔20の大きさ、個数、相対
的な位置関係に関しては任意であり、内部に収納する芳
香剤の種類、大きさ、量等により適宜設定することによ
り芳香剤の揮散を調整することができる。
【0020】内箱および外箱を構成する材料としては、
板紙にプラスチックフイルムを積層した構成の積層体が
使用され、プラスチックフイルムが内面となるように内
箱および外箱が作製される。板紙にポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエステル等の樹脂を押出ラミネーショ
ンして積層された積層体、ないしは板紙に2軸延伸ポリ
エチレンテレフタレート、2軸延伸ポリプロピレン、2
軸延伸ナイロン等の2軸延伸プラスチックフイルムを、
押出ラミネーションないしはドライラミネーションによ
り積層した積層体が使用される。板紙としては200〜
400g/m2のものが使用できる。
【0021】芳香剤包装袋としては、ガスバリアー性の
優れた袋にて1重包装する構成、及び通気性のある袋に
て内装し且つガスバリアー性の優れた袋にて外装して2
重包装する構成のものが使用できる。芳香剤がガスバリ
アー性の優れた袋にて1重包装されている場合は、スラ
イド式芳香剤容器を使用する時点で、内箱内に収納され
ている芳香剤包装袋を取り出して、包装袋を開封して芳
香剤のみを取り出し再度内箱内に収納して使用するもの
であり、芳香剤としては内箱と略同形状の立方体状に成
形された固形状ないしはゲル状の芳香剤を使用する。芳
香剤が通気性のある袋にて内装され且つガスバリアー性
の優れた袋にて外装されて2重包装されている場合は、
スライド式芳香剤容器を使用する時点で、内箱内に収納
されている2重包装された芳香剤包装袋を取り出して、
外装袋を開封して通気性袋に包装された芳香剤を取り出
し、通気性袋に包装された芳香剤を再度内箱内に収納し
て使用するものであり、この場合には、芳香剤は固形
状、ゲル状、液状等任意の形状のものを使用することが
できる。
【0022】芳香剤を包装する通気性袋としては、熱接
着性を有する不織布、通気性を有する紙ないしは不織布
と、細孔が多数形成されたポリプロピレンないしはポリ
エチレンからなるフイルムを積層した構成からなる積層
体、酢酸ビニル含有量が10%以上のエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体等が使用される。芳香剤を包装するガスバ
リアー性の優れた袋のとしては、プラスチックフイルム
からなる基材層とガスバリアー層と熱可塑性樹脂層との
積層された構成のものが使用され、基材層としては2軸
延伸ポリプロピレン、2軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ート、2軸延伸ナイロン等が使用でき、ガスバリアー層
としては、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリ
ビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデンコートプラスチ
ックフイルム、アルミニウム箔等が使用できる。熱可塑
性樹脂層としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リエステル等が使用できる。
【0023】
【発明の効果】上面板と底面板と両側面板と前面板と後
面板とからなり、一方の側面板の後端縁に連接され外面
側に折り返された外折曲片が形成され、所定位置に孔が
形成された直方体状の内箱と、上面板と底面板と両側面
板と後面板とからなり、一方の側面板の中央部に内面側
に折り返された内折曲片が形成され、前面が開放される
と共に所定位置に孔が形成された直方体状の外箱とから
なり、内箱の内部に芳香剤が収納され、外折曲片と内折
曲片とが対向するように、外箱内に内箱を後面板側から
挿入した構成からなり、内箱を外箱から所定寸法だけ引
き出した状態で、外折曲片と内折曲片が係合すると共
に、内箱に形成された孔と外箱に形成された孔とが重な
り合うようにされた構成のスライド式芳香剤容器である
ので、内箱を外箱から引き出すと、所定寸法だけ内箱を
引き出した時点で、内箱の外折曲片と外箱の内折曲片が
係合するので、所定寸法だけ内箱を引き出した状態でそ
れ以上引き出せなくなる。内箱を外箱から所定距離だけ
引き出した状態で、内箱に形成された孔と外箱に形成さ
れた孔とが完全に重なり合って、内箱の内部と外気が連
通した状態となるので、内箱内に収納された芳香剤を外
気中に揮散させることができる。内箱を引き出す距離を
変えることにより芳香剤の揮散量を調節することができ
る。また、紙箱により構成されているので、低価格とな
る上に使用済後の廃棄の問題が出ない。上記のスライド
式芳香剤容器において、孔を内箱および外箱の上面板と
左右側面板にそれぞれ複数個形成しておくことにより、
内箱内の芳香剤を外気中に均一に揮散させることができ
る。上記のスライド式芳香剤容器において、外箱の上面
板および底面板の前端の中央部にそれぞれ切欠を形成し
ておくことにより、内箱の切欠部から露出する部分を掴
んで、内箱を外箱から容易に引き出すことができる。上
記のスライド式芳香剤容器において、内箱および外箱
は、板紙とプラスチックフイルムの積層体により、プラ
スチックフイルムが内面となるように構成しておくこと
により、内箱及び外箱の内面に芳香剤が吸着することが
ないので長期の使用に耐える容器とすることができる。
上記のスライド式芳香剤容器において、芳香剤を、内箱
の形状に近い直方体状のゲルとして、通気性のある積層
体からなる袋にて内装し更にガスバリアー性の優れた積
層体からなる袋にて外装した2重包装とすることによ
り、スライド式芳香剤容器を長期間保存することができ
ると共に、使用時には外装を取り除くことにより容易に
芳香を揮散させることができる。また、芳香剤の収納で
きる量を多くして芳香剤の揮散面積を大きくすることが
できる。上記のスライド式芳香剤容器において、芳香剤
を、内箱の形状に近い直方体状のゲルとして、ガスバリ
アー性の優れた積層体からなる袋に包装した構成とする
ことにより、芳香剤の包装が簡略化でき且つスライド式
芳香剤容器を長期間保存することができると共に、使用
時には包装を取り除き、ゲル状の芳香剤を内箱に直接収
納して使用できるので、容器内に収納できる芳香剤の量
を多くして芳香剤の揮散面積を大きくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の内箱のブランクを示す平面
図。
【図2】本発明の実施形態の外箱のブランクを示す平面
図。
【図3】本発明の実施形態の内箱の斜視図。
【図4】本発明の実施形態の外箱の斜視図。
【図5】本発明の実施形態を示す(イ)は右側の斜視図
で(ロ)は左側の斜視図。
【図6】実施形態の使用状態における(イ)は右側の斜
視図で(ロ)は上下方向中央における水平断面図。
【符号の説明】
1,3, 11, 13 側面板 7 外折曲片 2, 12 上面板 17 内折曲片 4 ,14 底面板 18 切込 5 糊代板 19 切欠 6a 前面板 20 孔 6b, 16 後面板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面板と底面板と両側面板と前面板と後
    面板とからなり、一方の側面板の後端縁に連接され外面
    側に折り返された外折曲片が形成され、所定位置に孔が
    形成された直方体状の内箱と、上面板と底面板と両側面
    板と後面板とからなり、一方の側面板の中央部に内面側
    に折り返された内折曲片が形成され、前面が開放される
    と共に所定位置に孔が形成された直方体状の外箱とから
    なり、前記内箱の内部に芳香剤が収納され、前記外折曲
    片と前記内折曲片とが対向するように、前記外箱内に前
    記内箱を後面板側から挿入した構成からなり、前記内箱
    を前記外箱から所定寸法だけ引き出した状態で、前記外
    折曲片と前記内折曲片が係合すると共に、前記内箱に形
    成された孔と前記外箱に形成された孔とが重なり合うよ
    うにされていることを特徴とするスライド式芳香剤容
    器。
  2. 【請求項2】 前記孔が、前記内箱および前記外箱の前
    記上面板、前記両側面板にそれぞれ複数個形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のスライド式芳香剤容
    器。
  3. 【請求項3】 前記外箱の前記上面板および前記底面板
    の前端の中央部にそれぞれ切欠が形成されていることを
    特徴とする請求項1〜2記載のスライド式芳香剤容器。
  4. 【請求項4】 前記内箱および前記外箱は、板紙とプラ
    スチックフイルムの積層体により、プラスチックフイル
    ムが内面となるように構成されていることを特徴とする
    請求項1〜3記載のスライド式芳香剤容器。
  5. 【請求項5】 前記芳香剤が、通気性のある積層体から
    なる内袋にて内装されると共にガスバリアー性の優れた
    積層体からなる外袋にて外装された2重包装とされてい
    ることを特徴とする請求項1〜4記載のスライド式芳香
    剤容器。
  6. 【請求項6】 前記芳香剤が、前記内箱の形状に近い直
    方体状のゲルからなることを特徴とする請求項5記載の
    スライド式芳香剤容器。
  7. 【請求項7】 前記芳香剤が、前記内箱の形状に近い直
    方体状のゲルからなり、ガスバリアー性の優れた積層体
    からなる袋に包装されていることを特徴とする請求項1
    〜4記載のスライド式芳香剤容器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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