JP2009531093A - 膜を備えた容器を含む、調節自在の揮発性物質ディフューザーデバイス - Google Patents

膜を備えた容器を含む、調節自在の揮発性物質ディフューザーデバイス Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、調節自在の揮発性物質ディフューザーデバイスに関し、更に詳細には、半透膜(3、23、43、63)を備えた容器を組み込んだディフューザーに関する。
【解決手段】前記膜(3、23、43、63)は蒸気を通すが液体は通さないため、不適切な取り扱いがなされた場合でも液体を零すことがなく、極めて清浄なデバイスが提供される。デバイス(1、21、41、61)は、揮発性物質を収容した容器(2、22、42、62)及びこの容器(2、22、42、62)を支持するハウジング(4、24、44、64)の二つの部品で形成された非常に簡単な構造のデバイスである。容器(2、22、42、62)には膜(3、23、43、63)が接着してある。容器(2、22、42、62)及びハウジング(4、24、44、64)は互いに直接的に連結されており、案内又は関節連結によってこれらを移動できる。容器(2、22、42、62)は、揮発性物質を保持するキャビティ(5)を形成する有用部分(16)及び非有用部分(6)を含んでいてもよい。
【選択図】図1A

Description

本発明は、揮発性物質ディフューザーデバイスの調整に関する。更に詳細には、本発明は、半透膜を備えた容器を含む揮発性物質ディフューザーに関する。前記半透膜は蒸気を通すが液体を逃がさないため、極めて清浄なデバイスが提供される。これは、不適切な取り扱いがなされた場合でも液体がこぼれないようにするためである。
本発明のディフューザーデバイスは、製造及び組み立ての両方が簡単であり、小型であり、そして揮発性物質の蒸発の程度の調整を二つの部品だけで行うため、取り扱いが容易であるという点で優れている。
デバイスは、特に、空気流と関連して使用され、この空気流により揮発性物質の蒸発及び拡散を高めるように設計されている。この空気流は、人々の動きやドア又は窓の開放等により生じる自然の流れであってもよいし、強制空気流であってもよい。車輛の室内換気装置の出口が強制空気流の一例である。
蒸気を通すが液体を逃がさない半透膜を組み込んだ揮発性物質ディフューザーデバイスは周知である。これらのシステムは、熱形成部分及び膜でできた容器を使用する。膜が平らであるため、形成された部分は平らな周囲リップを持つように設計されている。周囲リップのところで、熱形成部分及び膜が互いに溶接される。熱形成部分は、十分な量の液体を収容するように設計される。
これらのシステムは、不適切な取り扱いがなされた場合でも液体をこぼさないため、経済的にあり且つ清浄である。
追加のハウジングを含まない種類は、例えば米国特許第4,157,787号及び米国特許第5,518,790号等の最も簡単な出願に記載されている。
他の場合では、この容器は、通常は、保護及び支持の両方の機能を果たすプラスチック製ハウジング内に設けられる。このハウジングもまた、製品を良好に提供する上で役立つ。ハウジングを持つシステムの一例が、米国特許第4,849,606号に記載されている。
国際特許出願WO2005/056063A1及び欧州特許出願EP1319543A1には、これらの後者の揮発性物質ディフューザーシステムの一つが記載されている。かくして、これらの文献には、システムを調整する機能を持つプラスチックハウジングが記載されている。この目的のため、ハウジングには、ハウジングに関して移動自在の追加のエレメントが設けられている。このエレメントは、ハウジングの後側に配置された開口部を部分的に又は完全に閉鎖することによって、蒸発される物質を調整する機能を果たす。
しかしながら、これらのシステムには、以下に説明する一連の欠点がある。一つには、ハウジングに追加される可動部品が、部品点数及びその組み立ての両方に関して大きな費用がかかるということである。他方では、開口部のシールがしっかりしているけれども、膜とハウジングの背部との間に隙間が残るため、デバイスは蒸発を続行し、そのためシステムが非作用状態になることがない。
米国特許第4,157,787号 米国特許第5,518,790号 米国特許第4,849,606号
本発明は、初期の揮発性物質ディフューザーシステムの問題点を、製造及び組み立てが容易であり、小型であり、取り扱いが容易である点で優れたデバイスによって解決しようとするものである。これは、本発明の蒸発器デバイスが、揮発性物質の蒸発の程度を、ハウジング及び半透膜が接着された容器の二つの部品だけで連続的に調整することによって行われるためである。従って、容器及び膜は空気清浄器ユニットを形成する。更に、膜とハウジングの内部分との間の隙間ができるだけ小さくしてあるため、デバイスは揮発性物質を最適に調整する。
本発明の一つの特徴は揮発性物質蒸発器デバイスに関する。このデバイスは半透膜を使用し、揮発性物質の蒸発に空気流が関連し、蒸発の程度を調節できる。デバイスは、揮発性物質をキャビティ内に収容する容器と、この容器の一方の面に接着されており、前記キャビティに収容された揮発性物質と部分的に接触した半透膜と、ハウジングとを含む。このハウジングでは、半透膜によって閉鎖された容器の面及びハウジングが直接的に、即ち何らかの他のエレメントを介在させる必要なしに連結されるように設計されている。デバイスの使用中、半透膜によって閉鎖された面で、容器及びハウジングが、互いに直接的に、全体的に又は部分的に、同じ平面上で連結されている。容器及びハウジングは、揮発性物質の蒸発の程度をハウジングと容器との間の相対的移動によって調整するように、互いに関して移動自在である。換言すると、ハウジングと容器との間の相対的移動は、調整エレメントとして作用する。
従って、本発明の目的であるデバイスは、その使用中、容器に収容されており且つ半透膜と接触した揮発性物質の蒸発の程度の調整を行う上で、何らかの追加の調整エレメント又は保護エレメントを必要としない。
ハウジングは、その最小の状態で、外壁及び内壁を有する。
揮発性物質は、好ましくは液状、固体状、又はゲル状であり、清涼剤及び/殺虫剤等を含む。
半透膜は、容器の周囲リップに接着されており、気密シールを形成する。この際、容器の周囲リップ及び半透膜は互いに溶接される。
揮発性物質はアッセンブリ内に封入されている。一つの可能な実施例では、ハウジングと容器との間の連結部は安定しており、その場合、デバイスは一回使用であり、即ち使い捨てである。別の可能な実施例では、これらの部品は、揮発性物質で充填された新たな容器を装着できるように取り外し自在である。
更に、揮発性物質蒸発器デバイスは、ハウジング及び容器が同じ平面上で相対的に移動できるようにするガイド手段を備えていてもよい。
揮発性物質蒸発器デバイスは、更に、ハウジング及び容器が相対的に移動できるようにする関節連結手段を備えていてもよい。これらの関節連結手段により、同じ平面上で、一方のエレメントのピンを中心として他方のエレメントを回転させることができる。
両方の場合(ガイド手段を備えている場合及び関節連結手段を備えている場合)において、前記揮発性物質の蒸発の程度は、半透膜に直接的に連結されたハウジングの表面積の量又は所定量の半透膜と重なったハウジングの表面積の量によって決定される。前記蒸発の程度は、半透膜の表面積全体がハウジングの壁によってコンシールされている場合即ち隠されている場合に最少であり、半透膜がハウジングの壁によって全く覆われていない場合、即ち半透膜が全くコンシールされておらず、カバーされていない場合に最大である。このことは、単に、ハウジングと容器との間の相対的移動中、半透膜が接着された容器の面が、容器のこの面が連結されたハウジングの壁から遠ざかる方向に徐々に移動することにより、互いに完全に連結されている即ち重なっている状態のままの容器及びハウジングの表面積の量が調節されるということを意味する。
他方、ハウジングと容器との間の相対的移動中、ハウジングの壁の表面積全体を、同じ平面上で、容器の表面積全体と、全体に連結し即ち重ねたままにできる。この場合、ハウジングは、ハウジングの外壁をハウジングの内壁と連通する一つ又はそれ以上の穴即ち開口部を有し、前記揮発性物質の状態を容易にする。揮発性物質の蒸発の程度は、容器に接着された半透膜と前記穴即ち開口部との整合の程度に従って調整される。
更に、ハウジングの壁の寸法は、半透膜の寸法と同様であってもよく、又は半透膜の寸法よりもかなり大きくてもよい。
更に、容器は、半透膜によって閉鎖されたその面に、揮発性物質と接触した有用部分及び揮発性物質から隔離された非有用部分を備えており、前記揮発性物質の蒸発の程度は、開口部即ち穴が、容器の面の前記非有用部分と部分的に整合しているか或いは完全に整合しているかに従って調整される。この部分は、「有用」部分が形成するキャビティに収容された揮発性物質から完全に隔離されているため、「非有用」である。即ち、「非有用」部分は、前記キャビティ内に収容された前記物質の量に関わらず、及び容器が配置された位置にも関わらず、揮発性物質を収容したキャビティの内容物とは全く接触しない。
随意であるが、好ましくは周囲円弧の形態であるが上文中に説明したガイド手段よりも半径が小さい他の比較的小さいガイド手段を追加してもよい。
更に、有用部分は、容器の中央部分に配置された第3レセプタクル、チャンバ、又はキャビティによって互いに接合された二つのレセプタクル、チャンバ、又はキャビティを含んでいてもよい。第3レセプタクルの外側には、前記第3レセプタクルの残りの部分よりも大きさが小さいプロチュバランス即ち小さなレセプタクルが設けられている。そのため、このプロチュバランスの回転により、容器をハウジングに関してガイド移動する。このプロチュバランス即ち小さなレセプタクルは、上端が、その最後のエレメントによってキャップされている。このエレメントは、中実(揮発性物質を収容しない)であってもよいし、中空(揮発性物質を収容する)であってもよい。最後のエレメントの大きさは、好ましくは、このエレメントから延びるプロチュバランスよりも小さく、ダイ、円筒体、ボタン、円錐体、ナット、又は任意の他の等価の即ち同様のエレメントであってもよい。
更に、容器の前記非有用部分は、層状表面即ち平らな表面の形態をとってもよく、半透膜は、容器の面の層状表面の形態の前記非有用部分に完全に溶接されている。
随意であるが、容器の前記非有用部分は、揮発性物質が収容されたキャビティとは全く別の第2キャビティを形成してもよく、この分離は、半透膜と容器との間の溶接ゾーンによって行われる。
随意であるが、前記容器の前記非有用部分は穴であってもよい。
更に、容器を、固定状態のハウジングに関して移動自在にしてもよいし、又はハウジングを、固定状態の容器に関して移動自在にしてもよい。
更に、容器及びハウジングを全体に又は部分的に連結するとき、半透膜をハウジングの内壁に完全にぴったりと装着してもよいし、前記内壁とは実質的に別にしてもよい。
好ましい実施例では、ハウジングは一部品で形成されており、更に詳細には、射出成形によって製造したプラスチック材料製構造であるが、ハウジングを製造するためのこの他の材料又は手順を除外しようとするものではない。
デバイスは、例えば車輛の換気システムの空気流出グリル又は任意の開放環境又は閉鎖環境に配置された任意の換気グリル等の固定構造に取り付けるための手段を備えていてもよい。デバイスは、かくして、発生された空気流中に置かれる。これらの取り付け手段は、デバイスの固定部品に、即ち実施例に応じてハウジングに、又は容器に配置される。
以上の説明を補足するため、及び本発明の特徴を更に明瞭に理解するため、本発明の様々な好ましい実施例に従って、情報を提供する目的のため及び非限定的目的のため、添付図面を参照して一体の部分として説明する。
図1A、図1B、及び図1Cを参照すると、本発明の一つの好ましい実施例において、蒸発器デバイス(41)は、蒸発されるべき揮発性物質をキャビティ(45)内に収容した容器(42)を含むことがわかる。蒸発されるべき揮発性物質は、好ましくは液状であるが、例えば固体の状態であってもよいし、ゲル状であってもよい。容器(42)は半透蒸発膜(43)によって気密封止されており、そのため、揮発性物質は、液体に対して不透過性の膜(43)の内面の大部分と直接接触する。これにより液体がこぼれることがない。しかしながら、膜(43)は蒸気に対して透過性であり、そのため、保持された液体を蒸発させることができる。
本発明の特定的実施例では、容器(42)は、円錐状、カップ状、ダイ状、又は当業者に周知の任意の他の形状をとってもよい。
本発明の特定的実施例では、容器(42)は、例えばPET、PP、及びPVC等のプラスチック材料の熱成形によって形成されるが、容器を製造するためのこの他の材料又は手順を使用してもよい。
ハウジング(44)は、一般的には、円形、矩形、又は任意のその他の形状等の任意の形状であってもよい。図1A、図1B、及び図1Cは、容器(42)を保持できるハウジング(44)を示す。即ち、容器(42)をハウジング(44)に挿入できる。
別の態様では、ハウジング(44)は、外面(54)及び内面(53)を持つ一枚の壁で形成された最小限の形状をとってもよい。これを図2A、図2B、及び図2Cに示す。
好ましい実施例では、前記ハウジング(44)は剛性である。
わかるように、半透膜を介して揮発性物質(41)を拡散するためのデバイスは、容器(42)をハウジング(44)に連結する中間部品を必要とせず、容器(42)及びハウジング(44)は、互いに直接的に連結される。ハウジング(44)及び容器(42)が、前記容器(42)に接着又は粘着された半透膜(43)に直接的に連結されることにより、その使用及び取り扱いが容易になり、詳細には、揮発性物質の蒸発を最適に調節できる。
半透膜(43)によって閉鎖されたその面(50)に容器(42)及びハウジング(44)の内壁(53)を取り付けることができる。これらは、互いに直接的に及び全体に連結されるように設計されており、同じ平面上で互いに関して移動自在であり、これらの間の相対的位置により、揮発性物質の蒸発の程度を決定する。従って、ハウジング(44)の内壁(53)は実質的に平らである。
換言すると、本発明の目的であるデバイスは、その使用中、容器(42)の内部に収容された、半透膜(43)と接触した揮発性物質の蒸発の程度を調節するための任意の追加の調整エレメント又は保護エレメントを必要としない。
半透膜(43)の外面には、デバイスの使用前に揮発性物質が蒸発しないようにする保護ストリップが設けられている。この保護ストリップは取り外しが容易であり、デバイス(41)から部分的に延びており、デバイスを使用するときに取り外しを容易にする。この保護ストリップは、添付図面には示してない。
この保護ストリップは、デバイスの使用時の揮発性物質の蒸発の調整には関与しない。消費者がデバイスを使用する前に揮発性物質が蒸発しないようにするだけである。実際には、デバイス(41)が提供する調整は、前記保護ストリップを取り外すまで始まらない。
容器(42)が、固定状態のハウジング(44)に関して移動自在であるため、ハウジング(44)及び容器(42)を相対的に移動できる。
前記相対移動は、固定状態の容器(42)に関してハウジング(44)を移動できることによっても行うことができる。
更に、半透膜(43)は、容器(42)及びハウジング(44)の全体又は一部を連結するとき、ハウジング(44)の壁(53)に対してぴったりと調節でき、又は容器(42)及びハウジング(44)を全体的に又は部分的に連結するとき、ハウジング(44)の壁(53)から実質的に離しておくこともできる。
図1A、図1B、図1C、図2A、図2B、及び図2Cに示す好ましい実施例では、揮発性物質蒸発器デバイス(41)には、ハウジング(44)と容器(42)との間の相対移動を可能にするガイド手段(48)が設けられている。
図2Cでわかるように、ガイド手段(48)は、ハウジング(44)の壁(53)に沿って設けられた二つの平行な溝である。別の態様では、前記平行な溝は、それらの下端が接合されていてもよい。その結果、U字形状ガイドが形成され、前記下端は、容器用のブレーキ又は下ストップとして作用する。容器(42)を前記平行な溝に沿って案内するため、容器(42)は、ハウジング(44)の前記平行な溝と係合する周囲リップ(52)を有する。この他のガイド手段(48)も可能である。
この場合、揮発性物質の蒸発の程度は、容器(42)の表面積の所定の量に直接的に連結されたハウジング(44)の表面積の量で決まり、及び従って、半透膜(43)の量で決まる。前記蒸発の程度は、半透膜(43)の表面積全体がハウジング(44)の壁(53)によって隠されている、即ちコンシールされている場合(図1C及び図2C参照)に最少であり、半透膜(43)全体がハウジング(44)の内壁(53)によってカバーされておらず即ちコンシールされていない場合(図1A及び図2A参照)に最大である。
図1A、図1B、図1C、図2A、図2B、及び図2Cは、半透膜(43)が接着されている容器(42)に連結された又はこの容器を取り囲む内壁(53)の形態が矩形又は正方形のハウジング(44)を示すが、この他の様々な形状も可能である。これらの図では、半透膜(43)が接着された容器(42)の表面積もまた正方形又は矩形であるが、同様に、この他の様々な形状も可能である。
本発明のこの実施例では、ハウジング(44)の内壁(53)の寸法、即ち幅及び高さは、半透膜(43)の寸法、並びに半透膜(43)が接着された容器(42)の表面積の寸法と同様である。
図3A、図3B、図3C、及び図3Dは、本発明の第2の好ましい実施例を示す。この実施例では、揮発性物質蒸発器デバイス(61)には、更に、ハウジング(64)と容器(62)との間の相対移動を可能にするガイド手段(68)が設けられている。これらのガイド手段は、上文中に説明したケース(図1A、図1B、図1C、図2A、図2B、及び図2C参照)で使用したガイド手段と同様である。
図3A、図3B、図3C、及び図3Dに鑑みると、蒸発器デバイス(61)は、更に、蒸発されるべき揮発性物質をキャビティ(65)内に収容した容器(62)を含む。揮発性物質は、好ましくは液状であるが、例えば固体の状態であってもよいし、ゲル状であってもよい。容器(62)は半透蒸発膜(63)によって気密封止されており、そのため、揮発性物質は、液体に対して不透過性の膜(63)の内面の大部分と直接接触する。これにより液体がこぼれることがない。しかしながら、膜(63)は蒸気に対して透過性であり、そのため、保持された液体を蒸発させることができる。
図3A、図3B、図3C、及び図3Dは、半透膜(43)が接着された容器(62)に連結された又はこの容器と重なる内壁(73)の形態が矩形又は正方形であり、隅部に丸みが付けてあるハウジング(64)を示す。しかし、この他の別の形状であってもよい。これらの図では、半透膜(63)が接着された容器(62)の表面領域の形態もまた、正方形又は矩形であるが、同様に、この他の別の形状であってもよい。ハウジング(64)の内壁(73)は実質的に平らである。
本発明のこの実施例では、ハウジング(64)の内壁(73)の全高は、揮発性物質を収容したキャビティ(65)の高さよりもかなり大きい。
更に、この可能な実施例において、ハウジング(64)は、ハウジング(64)の外壁(74)をハウジング(64)の内壁(73)と連通する一つ又はそれ以上の穴即ち開口部(67)を有する。これにより、揮発性物質の蒸発が容易になり、揮発性物質の蒸発の程度は、容器(62)に接着された半透膜(63)と前記穴即ち開口部(67)との整合の程度に従って調整される。ハウジング(64)に幾つかの穴が設けられる場合には、これらの穴は、前記ハウジング(64)の少なくとも一つの選択された領域に纏められる。
図3Aからわかるように、ガイド手段(68)は、ハウジング(64)の壁(73)に沿って形成された二つの平行な溝である。別の態様では、前記平行な溝は、それらの下端が接合されていてもよい。その結果、U字形状ガイドが形成され、前記下端は、容器(62)用のブレーキ又は下ストップとして作用する。容器(62)を前記平行な溝に沿って案内するため、容器(62)は、ハウジング(64)の前記平行な溝と係合する周囲リップ(72)を有する。この他のガイド手段(68)も可能である。
図4A、図4B、及び図4Cは、本発明の第3の好ましい実施例を示す。この実施例では、揮発性物質蒸発器デバイス(21)には、ハウジング(24)及び容器(22)が同じ平面内で相対的に移動できるようにする関節連結手段(9)が設けられている。この関節連結手段により、一方のエレメントのピンを中心として他方のエレメントに関して回転できる。
図4A、図4B、及び図4Cに鑑みると、蒸発器デバイス(21)は、蒸発されるべき揮発性物質をキャビティ(25)内に収容した容器(22)を含む。揮発性物質は、好ましくは液状であるが、例えば固体の状態であってもよいし、ゲル状であってもよい。容器(22)は半透蒸発膜(23)によって気密封止されており、そのため、揮発性物質は、液体に対して不透過性の膜(23)の内面の大部分と直接接触する。これにより液体がこぼれることがない。しかしながら、膜(23)は蒸気に対して透過性であり、そのため、保持された液体を蒸発させることができる。
この場合、揮発性物質の蒸発の程度は、容器(22)の所定量の表面積に直接連結された又はこれと重なったハウジング(24)の表面積の量で決まり、前記蒸発の程度は、半透膜(23)の表面積全体がハウジング(24)の内壁(23)によって隠されている、即ちコンシールされている場合(図4C参照)に最少であり、半透膜(23)全体がハウジング(24)の内壁(23)によってカバーされておらず即ちコンシールされていない場合(図4B参照)に最大である。従って、ハウジング(24)の内壁(33)は実質的に平らである。
図4A、図4B、及び図4Cは、容器(22)に連結された又はこの容器と重なった内壁(33)の形態が円形のハウジング(24)を示す。内壁は、正方形や矩形等のこの他の異なる形状であってもよい。これらの図では、半透膜(23)が接着された容器(22)の表面領域の形態もまた円形であるが、同様に、この他の異なる形状であってもよい。
図4A、図4B、及び図4Cは、容器(22)を部分的に取り囲むフランジ即ち扇形のウェッジ(29)を含むハウジング(24)を示す。このフランジの機能は、デバイスを保護し、その取り扱いを容易にし、ハウジング(24)に関する容器(22)の関節連結移動中の支持に役立ち、及び/又は単に外観上の問題点に対処することである。
図5乃至図9は、ハウジング(2)と容器(4)との間の相対移動を可能にするガイド手段(8)が揮発性物質蒸発器デバイス(1)に設けられた本発明の第4の好ましい実施例を示す。
図6A、図6B、図6C、及び図6Dに鑑みると、蒸発器デバイス(1)は、蒸発されるべき揮発性物質をキャビティ(5)内に収容した容器(2)を含むことがわかる。蒸発されるべき揮発性物質は、好ましくは液状であるが、例えば固体の状態であってもよいし、ゲル状であってもよい。容器(2)は、図6A乃至図6Dに示すように、半透蒸発膜(3)によって気密封止されており、そのため、揮発性物質は、液体に対して不透過性の膜(3)の内面の大部分と直接接触する。これにより液体がこぼれることがない。しかしながら、膜(3)は蒸気に対して透過性であり、そのため、保持された液体を蒸発させることができる。
図5乃至図8でわかるように、揮発性物質の蒸発の程度は、容器(2)の所定量の表面積と直接的に重なった又は連結されたハウジング(4)の表面積の量によって決定されるのでなく(図7A、図7B、図7C、及び図7D参照)、ハウジング(4)及び容器(2)の相対移動中に、ハウジング(4)の内壁(13)の表面全体が、同じ平面で、容器(2)及び従って容器(2)に接着された半透膜(3)の表面積全体に完全に連結されているか又は重なっているかによって決定される。ハウジング(4)の内壁(13)は、従って、実質的に平坦である。
図8A、図8B、図8C、図8D、図8E、及び図8Fは、この実施例の一例を示す。この例では、ハウジング(4)と容器(2)との間の連結面は円形である。この形態は、両エレメント間の案内を容易にする。しかしながら、容器(2)とハウジング(4)との間の案内を可能にする形態を除外しない。
図7A、図7B、図7C、及び図7D、図8A、図8B、図8C、図8D、図8E、及び図8Fが示すこの例では、ハウジング(4)と容器(2)との間の連結面は円形形態を有し、ガイド即ちガイド手段(8)がハウジング(4)に配置されている。ガイド(8)は、ハウジング(4)の周囲に設けられた周囲円弧(17)の形態の溝を形成する。これは、図7Cに示すように半円形を形成するが、前記円弧(17)は必ずしも半円形でなくてもよく、円弧(17)はこれよりも大きくても小さくてもよい。容器(2)をハウジング(4)の周囲の溝に沿って案内するため、容器は、図6A、図6B、図6C、及び図6D、図8A、図8B、図8C、図8D、図8E、及び図8Fに示すように、ハウジング(4)の前記周囲円弧と係合する周囲リップ(12)を備えている。
更に、本発明のこの可能な実施例では、ハウジング(4)は、このハウジング(4)の外壁(14)を前記ハウジング(4)の内壁(13)と連通する、前記揮発性物質の蒸発を容易にする少なくとも一つの穴即ち開口部(7)を有する。揮発性物質の蒸発の程度は、容器(2)に接着された半透膜(3)と前記穴(7)との整合の程度に従って、大きく又は小さく調整される。これを図8A、図8B、図8C、図8D、図8E、及び図8Fに示す。ハウジング(4)に様々な穴即ち開口部(7)が設けられている場合には、これらは、ハウジング(4)の少なくとも一つの選択された領域に纏められ、デバイスは、開口部即ち穴(7)がハウジング(4)の様々な選択された領域に纏められるように設計される。これを図7A、図7B、及び図7Cに示す。これらの図では、穴即ち開口部(7)は、ハウジングの二の選択された領域に纏められている。この場合、一群の開口部即ち穴(7)が各々設けられた二つの領域は、ハウジングを二つの半円周に分ける中心線に関して反対側にあるが、前記穴即ち開口部(7)の群は、異なる方法でハウジング(4)に配置されていてもよい。穴即ち開口部(7)は、スロットであってもよい。
図5A及び図6Aでわかるように、半透膜(3)によって閉鎖された容器(2)の面(10)には、揮発性物質と接触した有用部分(16)と、揮発性物質から隔離された非有用部分(6)とを含む。前記揮発性物質の蒸発の程度は、前記ハウジング(4)の開口部即ち穴(7)が、容器(2)の面(10)の前記非有用部分(6)と部分的に整合しているか或いは完全に整合しているかのいずれかに従って調整される。換言すると、揮発性物質の蒸発の程度は、ハウジング(4)の開口部即ち穴(7)が、揮発性物質と接触した前記有用部分(16)と部分的に整合しているか或いは完全に整合しているかのいずれかに従って調整される。
ハウジング(4)の穴即ち開口部(7)は、当業者に周知の用法で形成されてもよい。ハウジング(4)に穴即ち開口部(7)が一つしか設けられていない場合には、最大調整を行う場合に揮発性物質の蒸発を良好に調節できるようにするため、様々な穴が設けられている場合よりも直径が大きい。
かくして、図8A及び図8Dでは、容器(2)の非有用部分(6)がハウジング(4)の穴(7)を完全に覆っており、そのため、半透膜(3)は容器(2)の有用部分(16)に収容された揮発性物質と接触していない。
図8B及び図8Eでは、容器(2)の非有用部分(6)がハウジング(4)の穴(7)を部分的に覆っており、そのため、半透膜(3)の一部が容器(2)の有用部分(16)に収容された揮発性物質と接触しており、前記半透膜(3)の一部が容器の有用部分(16)に収容された揮発性物質と接触していない。
最後に、図8Cでは、容器(2)の非有用部分(6)はハウジング(4)の穴(7)を全く覆っておらず、しかしその有用部分(16)がこれらの穴を完全に覆っている。従って、揮発性物質の蒸発の程度は、この場合に最大である。
別の言い方をすると、容器(2)は層状表面(6)を有し、この層状表面(6)から、揮発性物質を収容するキャビティ(5)が延びている。層状表面(6)の内面は半透膜(3)と接触しており、その結果、前記層状表面(6)とこの層状表面(6)に接着された半透膜の部分との間には揮発性物質はなく、容器(2)のキャビティ(5)に収容された前記揮発性物質の蒸発の程度は、ハウジング(4)の開口部即ち穴(7)が容器(2)の前記層状表面(6)と部分的に整合しているか或いは完全に整合しているのかに従って調整される。
換言すると、容器(2)は、深さ(6)が実質的にない突出した表面を有し、そのため、容器(2)の深さ(6)が実質的にない突出した表面の前記部分と半透膜(3)との間には揮発性物質が全くなく、容器(2)の特定の深さの突出した表面の部分、即ち揮発性物質を収容したキャビティ(5)に収容された前記揮発性物質の蒸発の程度は、ハウジング(4)の開口部即ち穴(7)が、容器(2)の実質的に深さ(6)がない部分、又は容器(2)の特定の深さ(5)を持つ部分と部分的に整合しているか或いは完全に整合しているかに従って調整される。
また、これに関し、容器(2)を形成する表面は、半透膜(3)が接着された前記容器(2)の面(10)に向かって延び、前記延長された表面(6)は、半透膜(3)が占有する平面と平行な平面を形成する。その結果、容器(2)の前記延長された表面(6)と、容器(2)の前記前部分(6)に接着された半透膜(3)の部分との間の揮発性物質の量はほぼゼロであり、この際、容器(2)のキャビティ(5)に収容された前記揮発性物質の蒸発の程度は、ハウジング(4)の開口部即ち穴(7)が容器(2)の前記延長された表面(6)と部分的に整合しているか或いは完全に整合しているかに従って調整される。
更に、容器(2)の面(10)の非有用部分(6)は、層状表面即ち平らな表面の形態をとってもよい。
かくして、容器(2)の面(10)の層状表面の形態で非有用部分(6)に接着された半透膜(3)の部分は、容器(2)の面(10)の層状表面の形態の前記非有用部分(6)に完全に溶接されていてもよい。
別の態様では、容器(2)の面(10)の非有用部分(6)は、有用部分(16)によって形成された揮発性物質を収容したキャビティ(5)とは全く別個の第2キャビティを形成する。そのため、非有用部分(6)と有用部分(16)との間の分離は、半透膜(3)と容器(2)との間の溶接ゾーンによって行われる。液体即ち揮発性物質がないキャビティは、美観上の又は機械的な機能を備えていてもよい。例えば、ガイドエレメントとして使用してもよいし、回転用の支承点として使用してもよい。この態様は、添付図面には示してない。
別の態様では、容器(2)の面(10)の非有用部分(6)は穴を有し、即ち非有用部分(6)の一部又は全体にダイによる打ち抜きが施してある。かくして重量の軽減がなされ、デバイスが軽量化される。穴は、ガイドとして使用してもよいし、ハウジングを容器に関して旋回するための、又は容器をハウジングに関して旋回するための支承点として使用してもよい。この態様は、添付図面には示してない。
図8A、図8B、図8C、図8D、図8E、及び図8Fには、半透膜(3)が接着された容器(2)の面(10)が、揮発性物質を収容するキャビティ(5)内の揮発性物質と接触した有用部分(16)と、揮発性物質から隔離された非有用部分(6)を含む例を示す。前記揮発性物質の蒸発の程度は、ハウジング(4)の開口部即ち穴(7)が容器(2)の面(10)の前記非有用部分(6)と部分的に整合しているか或いは完全に整合しているかどうかに従って調整される。この例では、有用部分(16)によって形成された容器(2)のキャビティ(5)は、狭幅のチャンバ、キャビティ、又はレセプタクル(20)によって関連した二つのレセプタクル、チャンバ、又はキャビティ(18、19)によって形成される。これは、例えば、図5B、図6C、及び図8Bでわかる。非有用部分(6)は、蒸発を連続的に減少し又は阻止する。これは、前記非有用部分(6)が、ハウジング(4)に形成された一つ又はそれ以上の穴(7)と部分的に整合しているか或いは完全に整合しているかで完全に決まる。
この実施例のデバイスは、この場合、二つのチャンバ即ちキャビティ(18、19)を形成する有用部分(16)の表面積は、二群の穴即ち開口部(7)を持つように設計されたハウジング(4)の面積と実質的に同じであるように設計されており、これによって揮発性物質の蒸発の調整が最適化されることがわかった。
図9A、図9B、及び図9Cは、有用部分によって形成された容器(2)のキャビティ(5)が、揮発性物質を収容した単一のチャンバ即ちキャビティ(5)で形成された、本発明の第4実施例の別の例を示す。非有用部分(6)は、前記非有用部分が、ハウジング(4)に形成された一つ又はそれ以上の穴(7)と部分的に整合するか或いは完全に整合するかに応じて蒸発を連続的に減少し、又は完全に阻止する。この場合、単一のチャンバ又はキャビティ(5)を形成する有用部分の表面積は、この実施例において一群の穴即ち開口部(7)を持つように設計されたハウジングの面積と実質的に同じであり、これによって揮発性物質の蒸発の調整を最適化する。
この第4実施例に対する変形例として、容器(2)の非有用部分(6)は、有用部分(16)の周囲だけを含み、前記非有用部分(6)は、半透膜(3)及び容器(2)が連結され、又は接合される平らなリップを形成する。この平らな周囲リップに設けられた、半透膜(3)と容器(2)との間のこの接合部は、好ましくは、溶接される。この場合、半透膜(3)によって閉鎖された面(10)の表面積は、ハウジング(4)の内壁(13)の表面積よりもかなり小さい。これは、非有用部分(6)の残りがトリミングしてあるか或いはダイによる打ち抜きが施してあるためである。即ち除去してあるためである。これにより前記非有用部分(6)を、半透膜(3)を接合又は溶接する上で必要最小(前記周囲リップ)に制限する。この場合、有用部分(16)は、一つ又はそれ以上のキャビティ又はレセプタクルを形成してもよい。
好ましくは、容器(2)の有用部分(6)及び非有用部分(6)の両方は、好ましくはプラスチック材料製の単一の構造を形成する。プラスチックは、PET、PP、PVC等である。
図7B及び図7Cは、ハウジング(4)に対する容器(2)の旋回移動を容易にするガイド又はガイド手段(8)を備えたハウジング(4)を示す。本発明のこの可能な実施例によれば、蒸発器デバイス(1)の使用について、ハウジング(4)は、移動部品即ち旋回又はシフトが行われるべき部品である容器(2)を使用者が操作しているとき、固定されたままである。
上文中に説明したように、図8A、図8B、図8C、図8D、図8E、及び図8Fには、ハウジング(4)及び容器(2)を相対的に移動することにより、穴(7)を、深さ(6)がない突出表面と呼ばれる非有用部分(6)と大きく又は小さく重ねることがわかる。これによって、通過領域を、デバイスがハウジング(4)の外面(14)から受け取る空気の流れに対して開放し又は閉鎖する。
揮発性物質は、添付図面でわかるように、アッセンブリに封入してある。ハウジング(4)と容器(2)との間の上述の接合部は、可能な安定した実施例であり、その場合、デバイス(1)は使い捨てである。別の可能な実施例では、デバイスは取り外し自在である。即ち、デバイスの部品を取り外して、揮発性物質で充填された新たな容器(2)のデバイスに装着できる。
図7A、図7B、及び図7Cでは、ハウジング(4)には、好ましくは、外壁(14)を内壁(13)と連通する一つ又はそれ以上の穴即ち開口部(7)が設けられている。別の態様では、ハウジング(4)は空気流スロット即ち開口部を備えていてもよい。別の態様では、ハウジングには、単一の穴即ち開口部が設けられていてもよい。この穴即ち開口部の大きさは、周囲によって制限され、これにより小さな開口部即ち穴の束に制限される。換言すると、穴即ち開口部の束を配置するために選択されたハウジングの領域には全体に小孔が設けられており、一つの大きな穴が残される。
移動をガイド手段での回転であると説明したが、別の可能な実施例では、容器(2)及びハウジング(4)の物理的形状を僅かに変更することによって、変位であってもよい。
更に、ガイド手段は、容器(2)及びハウジング(4)の両方に配置されていてもよい。
ガイドに沿って移動される場合、ガイド手段がハウジング(4)に設けられている場合には、ガイド手段(8)の幅は、容器(2)の揮発性物質から隔離された非有用部分(6)の幅よりも大きくてもよい。更に、ガイド(8)とハウジング(4)の内面(13)との間には空間がある。これは、安全上の理由により前記空間を残すため、及びハウジング(4)の内面(13)に擦り付けられることによって膜(3)が損傷することがないようにするためである。いずれにせよ、この空間は非常に小さい。更に、この空間が存在することによって、この領域を通る空気の流れを妨げる。
ガイド手段(8)が容器(2)に組み込まれた場合には、ハウジング(4)の旋回は、容器(2)に関して行われる。
ガイド(8)とハウジング(4)の内面(13)との間に空間があるようにデバイスが設計されている場合、又は案内されるべきエレメントよりもガイド(8)が広幅であるようにデバイスが設計されている場合、バリ等のハウジングの欠陥との接触により、デバイスに及ぼされる移動又は圧力によって、膜が破れることがないようにする。
図5乃至図8は、膜(3)に対する連結面が円形のハウジング(4)と、8の字形又は砂時計形状の容器(2)、即ち、二つのキャビティ(18、19)が小さなキャビティ又は狭幅のチャンネル(20)によって互いに接合された容器を示す。しかしながら、図9A、図9B、及び図9Cに示すようなこの他の形態又は別の構成、又は他の異なる構成もまた可能である。
図6A、図6B、図6C、及び図6Dは、容器(2)、特に揮発性物質を収容したそのキャビティが、取り扱いを容易にする形態をとる方法を示す。
好ましい実施例では、ハウジング(4)は、単一の部品で形成されている。この部品は、好ましくは、プラスチック材料構造であり、更に好ましくは、射出成形によって製造した剛性プラスチック材料であるが、ハウジングの形成にこの他の任意の材料又は手順を使用してもよい。
図11乃至図14は、本発明の第5の好ましい実施例を示す。この実施例では、前記第4実施例のエレメントと同様の全てのエレメントに言及するため、第4実施例におけるのと同じ参照番号を使用する。この第5実施例を第4実施例と異ならしめるエレメントに言及する場合にのみ、異なる参照番号を使用する。
図11乃至図14は、半透膜(3)を持つ揮発性物質蒸発デバイス(1)を示す。このデバイスには、更に、ハウジング(2)と容器(4)との間の相対的移動を可能にするガイド手段(8)が設けられている。
上文中に説明した実施例におけるのと同様に、ハウジング(4)と容器(2)との間の相対的移動中、ハウジング(4)の内壁(13)の全表面積は、同じ平面上で、容器(2)の、及び従って、容器(2)に接着された半透膜(3)の表面積全体と完全に連結された、又は重なった状態に保持される。ハウジング(4)の内壁(13)は、従って、実質的に平らである。
図11A及び図11Bに示すこの例では、ハウジング(4)と容器(2)との間の連結面が円形形態を備えている場合、ガイド又はガイド手段(8)がハウジング(4)に配置されている。第4実施例におけるのと同様に、ガイド手段(8)は、周囲円弧(17)の形態の溝をハウジング(4)の周囲に形成する。周囲円弧は、図13Bに示すように、半円周を形成するが、前記円弧(17)は必ずしも半円周をなしていなくてもよく、円弧(17)は、比較的大きくても小さくてもよい。容器(2)をハウジング(4)の周囲の前記溝に沿って案内するため、容器は、図12A及び図12Bに示すように、ハウジング(4)の前記周囲円弧と係合するための周囲リップ(12)を備えている。
図13Bに示すように、この好ましい実施例では、好ましくは周囲円弧であるが、上文中に説明したガイド手段(8)よりも小径の形態の他のガイド手段(8’ )をハウジング(4)に追加する。換言すると、これらのガイド手段(8’ )はハウジング(4)の周囲に配置されているのでなく、前記ハウジング(4)の中央領域に配置されており、容器(2)を案内する上で周囲ガイド手段(8)と協働する。更に、周囲に設けられているのでない、即ちハウジング(4)の中央領域に配置されたこれらのガイド手段(8’ )がデバイス(1)用の唯一のガイド手段であってもよい。その場合、ハウジング(4)の周囲に配置されたガイド手段(8)は不要である。
上述の実施例におけるのと同様に、ハウジング(4)は、その外壁(14)を内壁(13)と連通する少なくとも一つの穴即ち開口部(7)を有する。これにより、揮発性物質の蒸発を容易にする。揮発性物質の蒸発の程度は、容器(2)に接着された半透膜(3)が前記穴即ち開口部(7)とどの程度整合しているのかに従って調整される。これを図14A、図14B、及び図14Cに示す。ハウジング(4)に様々な穴(7)が設けられている場合には、これらの穴をハウジング(4)の少なくとも一つの選択された領域に纏め、開口部即ち穴(7)がハウジング(4)の様々な選択された領域に纏められるようにデバイスを設計する。これを図13A及び図13Bに示す。ここでは、スロット形態の穴即ち開口部(7)がハウジングの二つの選択された領域に纏めてある。この場合、各々に一群の開口部即ち穴(7)が設けられた二つの領域は、ハウジングを二つの半円周に分ける中心線に関して両側に設けられているが、前記穴即ち開口部(7)の群は、異なる態様で前記ハウジング(4)に配置されていてもよい。
第4実施例におけるのと同様に、図12Aに示すように、容器(2)は、半透膜によって閉鎖されたその面上に、揮発性物質と接触した有用部分(16)及び揮発性物質から隔離された非有用部分(6)を含む。前記揮発性物質の蒸発の程度は、ハウジング(4)の穴即ち開口部(7)が、容器(2)の面(10)の前記非有用部分(6)と一部が整合しているのか或いは全体が整合しているのかに従って調整される。これを図14A、図14B、及び図14Cに示す。換言すると、揮発性物質の蒸発の程度は、ハウジング(4)の開口部即ち穴(7)が、揮発性物質と接触した前記有用部分(16)と一部が整合しているのか或いは全体が整合しているのかに従って調整されるのである。
ハウジング(4)の穴即ち開口部(7)は、当業者に周知の方法で形成されていてもよい。ハウジング(4)に穴即ち開口部(7)が一つしか設けられていない場合には、この穴即ち開口部は、様々な穴が設けられている場合よりも比較的大径である。これは、最大調整時に揮発性物質の蒸発を良好に調節できるようにするためである。
図11B及び図12Bに示すように、本発明のこの第5実施例では、有用部分(16)は第1レセプタクル、チャンバ、即ちキャビティ(18)を含み、これは、容器(2)の中央部分に配置された第2レセプタクル、チャンバ、即ちキャビティ(82)、及び第1レセプタクル、チャンバ、即ちキャビティ(18)とは反対側の第3レセプタクル、キャビティ、即ちチャンバ(19)に連結され、又はリンクされる。容器(2)の中央部分に配置された第2レセプタクル、チャンバ、即ちキャビティ(82)は、第1レセプタクル(18)を第3レセプタクル(19)と連通しリンクする。図11B及び図12Bでわかるように、第1レセプタクル(18)及び第3レセプタクル(19)は、容器(2)の二つの選択された領域である。この場合、これらの二つのレセプタクル(18、19)は、半透膜(3)を二つの半円周に分ける中心線に関して両側に配置されているが、前記レセプタクル(18、19)は、容器(2)に別の態様で形成されていてもよい。第2レセプタクル(82)の外側には、プロチュバランス、即ち第2レセプタクル(82)の残りの部分よりも大きさが小さいレセプタクル(83)が設けられている。これにより、このプロチュバランスを旋回することによって、容器(2)をハウジング(4)に関して案内移動する。換言すると、このプロチュバランス即ち小さなレセプタクル(83)は、第2キャビティ即ちレセプタクル(82)を延長するサブキャビティである。このプロチュバランス即ち小さなレセプタクル(83)は、上側が最終エレメント(84)によってキャップしてある。最終エレメントは、中実(即ち揮発性物質を収容しない)であってもよいし、中空(即ち揮発性物質を収容する)であってもよい。最終エレメント(84)は、好ましくは、このエレメントが延びるプロチュバランス(83)よりも小さく、ダイ状、シリンダ状、ボタン状、コーン状、ナット状、又は任意の他の等価の又は同様のエレメントであってもよい。
デバイス(1)の作動中、容器(2)の第2レセプタクル(82)のプロチュバランス即ち小さなレセプタクル(83)は、ハウジング(4)の内壁(13)の中央部分に配置された他方のガイド手段(8’)と係合し、ハウジング(4)に関する容器(2)の案内移動が、ガイド手段(8’)とプロチュバランス(83)とのこの係合によって二重に行われる。
第2レセプタクル(82)のプロチュバランス(83)をキャップする最終エレメント(84)は、更に、使用者によるデバイスの取り扱いを可能にし且つ容易にするという利点を提供する。かくして、例えば、このエレメント(84)は、容器(2)を回し易くするため、指の支持体を提供する。更に、プロチュバランス(83)は、エレメント(84)と共に、前方からの圧力に対する大きな強度をデバイスに提供する。
好ましくは、二つの部分、即ち容器(2)の有用部分(16)及び非有用部分(6)は、好ましくはプラスチック材料製の単一の構造を形成する。プラスチック材料には、PET、PP、PVC、等が含まれる。
第4実施例におけるのと同様に、添付図面に示してないこの第5実施例の変形例では、容器(2)の非有用部分(6)は、有用部分(16)の周囲しか含まず、前記非有用部分(6)は平らなリップを形成し、ここに半透膜(3)及び容器(2)が接合される。即ち、この場合には、容器(2)の非有用部分(6)は、半透膜(3)及び容器(2)を接合する上で物理的に必要とされる。この平らな周囲リップ上の半透膜(3)と容器(2)との間のこの接合部は、好ましくは、溶接される。この場合、半透膜(3)によって閉鎖された面(10)の表面積は、ハウジング(4)の内壁(13)の表面積よりもかなり小さい。これは、非有用部分(6)の残りがトリミングしてあるか或いはダイによる打ち抜きが施してあり、即ち除去してあり、前記非有用部分(6)を半透膜(3)を接合即ち溶接する上で必要最小(前記周囲リップ)に制限するためである。この場合、有用部分(16)もまた一つ又はそれ以上のキャビティ又はレセプタクルを形成する。容器(2)の中央部分に配置された、これらのキャビティ又はレセプタクルの一つが、その外部分に、ハウジング(4)の内壁(13)の中央部分に配置された他方のガイド手段(8’)と係合するプロチュバランス即ち小さいレセプタクル(83)を備えていてもよい。これによりpこのプロチュバランス(83)を廻すことによって、ハウジング(4)に関する容器(2)のガイド移動を行い、即ち容易にする。このプロチュバランス即ち小さいレセプタクル(83)は、上側が最終エレメント(84)によってキャップされる。最終エレメントは、中実(即ち揮発性物質を収容しない)であってもよいし、中空(即ち揮発性物質を収容する)であってもよい。この最終エレメント(84)は、好ましくは、このエレメントが延びるプロチュバランス(83)よりも小さく、ダイ状、シリンダ状、ボタン状、コーン状、ナット状、又は任意の他の等価の又は同様のエレメントであってもよい。
本発明の全ての可能な実施例において、同じ揮発性物質又は幾つかの異なる揮発性物質のいずれかを収容する一つでなく幾つかのキャビティが設計されていてもよい。デバイスは、更に、半透膜と接触する容器の表面が様々な「非有用部分」領域を持つように、即ち様々な部分が揮発性物質から完全に隔離されるように設計されていてもよい。
任意の実施例のハウジング及び容器の両方が、任意の環境に対して取り付け又は固定を行うための手段を採用してもよい。これらのファスニング手段は、追加のピースをデバイスに装着することを含む。しかしながら、前記ピースは、揮発性物質の蒸発を調整する機能を果たさない。この機能は、専らハウジング及び容器の操作のみで行われる。図11Aは、ファスニング手段(81)としての追加のピースの一例を示す。この追加のピースは、この場合、ハウジング(4)の外壁(14)に組み込まれる。この場合、前記ファスニングエレメントはクリップを含むが、フック、接着剤、又は任意の他のファスニング手段(81)も可能である。デバイスが固定される環境は、車輛の任意の構成要素であってもよく、任意の開放環境又は閉鎖環境に置かれた空調システムの換気グリル、又は任意の他の環境であってもよく、発生された空気流中にデバイス(1)を置く。発生された空気流の一部がデバイス(1)を通過する。しかしながら、デバイスは、強制空気流の影響下に置くことを必要としない。図10は、こうした可能性の一つを示す。
本発明の全ての可能な実施例において、デバイスは、外観上の理由により、又はその他の理由により、カバー、ボックス、又は他のハウジング等の付属部品を含んでいてもよい。これらの付属部品は、揮発性物質蒸発制御プロセスで何の役割も果たさない。揮発性物質蒸発制御プロセスは、上文中に説明したように、専ら、ハウジング及び容器のみによって行われる。
デバイス(1)の外観を向上するため、容器(2)は透明であってもよく、この容器に収容された揮発性物質は、例えば、前記物質によって発せられる芳香と関連した色によって着色されていてもよい。
デバイスは、任意の角度位置で配置されていてもよい。デバイスは、垂直グリル及び水平グリルの両方に、作動を妨げることなく取り付けることができる。
上文中に説明した本発明の可能な実施例では、半透膜が、デバイス上で、空気流の前方への移動方向に対して横方向のレイアウトをとることがわかる。しかしながら、他の可能な実施例では、半透膜の前記レイアウトは、空気流に関して或る程度傾斜していてもよい。
この説明及び添付図面により、本発明をその好ましい実施例に関して説明したが、特許請求の範囲に記載した本発明の範囲から逸脱することなく、これらの好ましい実施例に様々な変更を導入できるということは、当業者には理解されよう。
図1Aは、本発明の第1実施例のデバイスを前方及び側方から見た斜視図である。 図1Bは、本発明の第1実施例のデバイスを前方及び側方から見た斜視図である。 図1Cは、本発明の第1実施例のデバイスを前方及び側方から見た斜視図である。 図2Aは、本発明の同じ実施例の、前方及び側方から見た斜視図である。 図2Bは、本発明の同じ実施例の、前方及び側方から見た斜視図である。 図2Cは、本発明の同じ実施例の、後方及び側方から見た斜視図である。 図3Aは、本発明の第2実施例のデバイスを後方及び側方から見た斜視図である。 図3Bは、本発明の第2実施例のデバイスを前方及び側方から見た斜視図である。 図3Cは、本発明の第2実施例のデバイスを前方及び側方から見た斜視図である。 図3Dは、本発明の第2実施例のデバイスを前方及び側方から見た斜視図である。 図4Aは、本発明の第3実施例のデバイスを前方及び側方から見た斜視図である。 図4Bは、本発明の第3実施例のデバイスを後方及び側方から見た斜視図である。 図4Cは、本発明の第3実施例のデバイスを前方及び側方から見た斜視図である。
図5Aは、本発明の第4実施例のデバイスを形成する部分を後方及び側方から見た斜視図である。 図5Bは、本発明の第4実施例のデバイスを形成する部分を前方及び側方から見た斜視図である。 図6Aは、本発明の第4実施例による容器の概略図である。 図6Bは、本発明の第4実施例による容器の概略図である。 図6Cは、本発明の第4実施例による容器の概略図である。 図6Dは、本発明の第4実施例による容器の概略図である。 図7Aは、本発明の第4実施例によるハウジングの概略図である。 図7Bは、本発明の第4実施例によるハウジングの概略図である。 図7Cは、本発明の第4実施例によるハウジングの概略図である。 図7Dは、本発明の第4実施例によるハウジングの概略図である。 図8Aは、容器の非有用部分がハウジングの穴を完全に覆った、本発明の第4実施例によるデバイスの一つの使用位置での概略図である。 図8Bは、容器の非有用部分がハウジングの穴を部分的に覆った、本発明の第4実施例によるデバイスの一つの使用位置での概略図である。 図8Cは、容器の非有用部分がハウジングの穴を全く覆っていないが、ハウジングの有用部分がハウジングの穴全体を覆った、本発明の第4実施例によるデバイスの一つの使用位置での概略図である。 図8Dは、容器の非有用部分がハウジングの穴を完全に覆った、本発明の第4実施例によるデバイスの一つの使用位置での概略図である。 図8Eは、容器の非有用部分がハウジングの穴を部分的に覆った、本発明の第4実施例によるデバイスの一つの使用位置での概略図である。
図9Aは、本発明の第4実施例によるデバイスの図である。 図9Bは、本発明の第4実施例によるデバイスの図である。 図9Cは、本発明の第4実施例によるデバイスの図である。 図10は、車輛のグリルに取り付けたデバイスの使用例を示す図である。 図11Aは、本発明の第5実施例のデバイスを形成する部品の、後方及び側方から見た分解斜視図である。 図11Bは、本発明の第5実施例のデバイスを形成する部品の、前方及び側方から見た斜視図である。 図12Aは、本発明の第5実施例による容器の後面図である。 図12Bは、本発明の第5実施例による容器の正面図である。 図13Aは、本発明の第5実施例によるハウジングの後面図である。 図13Bは、本発明の第5実施例によるハウジングの正面図である。 図14Aは、容器の非有用部分がハウジングの穴を完全に覆った、本発明の第5実施例によるデバイスの使用の概略図である。 図14Bは、容器の非有用部分がハウジングの穴を部分的に覆った、本発明の第5実施例によるデバイスの使用の概略図である。 図14Cは、容器の非有用部分がハウジングの穴を全く覆っていないが、ハウジングの有用部分がハウジングの穴全体を覆った本発明の第5実施例によるデバイスの使用の概略図である。
符号の説明
41 蒸発器デバイス
42 容器
43 半透蒸発膜
44 ハウジング
45 キャビティ
48 ガイド手段
53 内面
54 外面

Claims (42)

  1. 揮発性物質を収容する少なくとも一つのキャビティ(5、25、45、65)を持つ容器(2、22、42、62)と、
    前記容器(2、22、42、62)に接着された、前記容器(2、22、42、62)の面(10、30、50、70)のうちの一つを閉鎖し、前記キャビティ(5、25、45、65)に収容された前記揮発性物質と少なくとも部分的に接触した半透膜(3、23、43、63)と、
    外壁(14、34、54、74)及び内壁(13、33、53、73)を含むハウジング(4、24、44、64)とを含む、
    蒸発の程度が調節自在の揮発性物質蒸発デバイス(1、21、41、61)において、
    前記容器(2、22、42、62)及び前記ハウジング(4、24、44、64)は、前記半透膜(3、23、43、63)によって閉鎖された前記容器(2、22、42、62)の前記面(10、30、50、70)によって、及び前記ハウジング(4、24、44、64)の前記内壁(13、33、53、73)によって、同じ平面で、部分的に又は完全に互いに直接的に連結されており、
    前記容器(2、22、42、62)及び前記ハウジング(4、24、44、64)は互いに関して移動自在であり、前記揮発性物質の蒸発の程度は、前記ハウジング(4、24、44、64)と前記容器(2、22、42、62)との間の相対的移動によって調整される、ことを特徴とするデバイス。
  2. 請求項1に記載のデバイスにおいて、
    前記ハウジング(4、44、64)と前記容器(2、42、62)との間の相対的移動を可能にするガイド手段(8、48、68)を含む、ことを特徴とするデバイス。
  3. 請求項1に記載のデバイスにおいて、
    前記ハウジング(24)と前記容器(22)との間の相対的移動を可能にする関節連結手段(9)を含む、ことを特徴とするデバイス。
  4. 請求項3に記載のデバイスにおいて、更に、
    前記揮発性物質の蒸発の程度は、所定量の前記半透膜(23)に直接的に連結された前記ハウジング(24)の内壁(33)の表面積の量によって決定され、前記蒸発の程度は、前記半透膜(23)の前記表面積全体が前記ハウジング(24)の前記内壁(33)によって隠されている場合に最少であり、前記半透膜(23)が前記ハウジング(24)の前記内壁(33)によって全く覆われていない場合に最大である、ことを特徴とするデバイス。
  5. 請求項2に記載のデバイスにおいて、
    前記揮発性物質の蒸発の程度は、前記半透膜(43、63)によって面(50、70)が閉鎖された前記容器(42、62)に直接的に連結された前記ハウジング(44、64)の前記内壁(53、73)の表面積の量によって決定される、ことを特徴とするデバイス。
  6. 請求項2に記載のデバイスにおいて、更に、
    前記容器(2)は、前記半透膜(3)によって閉鎖された前記面(10)上で、全体が前記ハウジング(4)の前記内壁(13)に連結されている、ことを特徴とするデバイス。
  7. 請求項5に記載のデバイスにおいて、更に、
    前記ハウジング(44)の前記内壁(53)の寸法は、前記半透膜(43)の寸法と同様であり、前記蒸発の程度は、前記半透膜(43)の前記表面積全体が前記ハウジング(44)の前記内壁(53)によって隠されている場合に最少であり、前記半透膜(43)が前記ハウジング(44)の前記内壁(53)によって全く覆われていない場合に最大である、ことを特徴とするデバイス。
  8. 請求項5に記載のデバイスにおいて、
    前記ハウジング(64)の前記内壁(73)の高さは、前記揮発性物質を収容した前記キャビティ(65)の高さよりもかなり高い、ことを特徴とするデバイス。
  9. 請求項8に記載のデバイスにおいて、
    前記ハウジング(64)は、前記ハウジング(64)の前記外壁(74)を前記ハウジング(64)の前記内壁(73)に連通する少なくとも一つの穴即ち開口部(67)を有し、これにより前記揮発性物質の蒸発を容易にし、前記揮発性物質の蒸発の程度は、前記半透膜(63)と、前記ハウジング(64)の前記穴即ち開口部(67)のうちの少なくとも一つとの整合の程度によって調整される、ことを特徴とするデバイス。
  10. 請求項9に記載のデバイスにおいて、
    前記ハウジング(64)は、前記ハウジング(64)の前記外壁(74)を前記ハウジング(64)の前記内壁(73)に連通する前記穴即ち開口部(67)の少なくとも一つのクラスタを、前記ハウジング(64)の選択された領域に有する、ことを特徴とするデバイス。
  11. 請求項6に記載のデバイスにおいて、
    前記ハウジング(4)は、前記ハウジング(4)の前記外壁(14)を前記ハウジング(4)の前記内壁(13)に連通する少なくとも一つの穴即ち開口部(7)を有し、前記少なくとも一つの穴即ち開口部(7)は、前記揮発性物質の蒸発を容易にし、前記揮発性物質の蒸発の程度は、前記半透膜(3)と、前記ハウジング(4)の前記少なくとも一つの穴即ち開口部(7)との整合の程度が大きいか或いは小さいかによって調整される、ことを特徴とするデバイス。
  12. 請求項11に記載のデバイスにおいて、
    前記ハウジング(4)は、前記ハウジング(4)の前記外壁(14)を前記ハウジング(4)の前記内壁(13)に連通する前記穴即ち開口部(7)の少なくとも一つのクラスタを、前記ハウジング(4)の選択された領域に有する、ことを特徴とするデバイス。
  13. 請求項11又は12に記載のデバイスにおいて、
    前記容器(2)は、前記半透膜(3)によって閉鎖されたその面(10)に、前記揮発性物質と接触した前記キャビティ(5)を形成する有用部分(16)と、前記揮発性物質から隔離された非有用部分(6)とを含み、前記揮発性物質の蒸発の程度は、前記ハウジング(4)の前記開口部即ち穴(7)が前記容器(2)の前記有用部分(16)と部分的に整合しているか或いは完全に整合しているかに従って調整される、ことを特徴とするデバイス。
  14. 請求項13に記載のデバイスにおいて、
    前記容器(2)の前記非有用部分(6)は、層状表面の形態をとる、ことを特徴とするデバイス。
  15. 請求項14に記載のデバイスにおいて、
    前記非有用部分(6)に接着された、前記容器(2)の層状表面の形態の前記半透膜(3)の部分は、全体が、前記容器(2)の層状表面の形態の前記非有用部分(6)に接合されている、ことを特徴とするデバイス。
  16. 請求項15に記載のデバイスにおいて、
    前記容器(2)の層状表面の形態の前記非有用部分(6)と前記半透膜(3)との間の接合部は溶接してある、ことを特徴とするデバイス。
  17. 請求項14に記載のデバイスにおいて、
    前記非有用部分(6)は、前記有用部分(16)の周囲だけを含み、前記非有用部分(6)は前記半透膜(3)及び前記容器(2)が接合される平らなリップを形成する、ことを特徴とするデバイス。
  18. 請求項13に記載のデバイスにおいて、
    前記容器(2)の前記非有用部分(6)は、揮発性物質が収容された前記キャビティ(5)から完全に分離された第2キャビティを形成し、前記分離は、前記半透膜(3)と前記容器(2)との間の溶接ゾーンによって行われる、ことを特徴とするデバイス。
  19. 請求項13に記載のデバイスにおいて、
    前記容器(2)の前記非有用部分(6)は穴を含む、ことを特徴とするデバイス。
  20. 請求項13乃至19のうちのいずれか一項に記載のデバイスにおいて、
    前記有用部分(16)によって形成された前記容器(2)の前記キャビティ(5)は、少なくとも二つのレセプタクル(18、19)を含み、これらのレセプタクルは、前記少なくとも二つのレセプタクル(18、19)よりも狭幅のチャンネル(20)によって互いにリンクされている、ことを特徴とするデバイス。
  21. 請求項13に乃至19のうちのいずれか一項に記載のデバイスにおいて、
    前記有用部分(16)によって形成された前記容器(2)の前記キャビティ(5)は、前記容器(2)の中央部分に配置された第2レセプタクル(82)とリンクした少なくとも一つのレセプタクル(18)を含む、ことを特徴とするデバイス。
  22. 請求項21に記載のデバイスにおいて、
    前記有用部分(16)によって形成された前記容器(2)の前記キャビティ(5)は、少なくとも第3レセプタクル(19)を含み、前記第1レセプタクル(18)及び前記第3レセプタクル(19)は、前記容器(2)の中央部分に配置された第2レセプタクル(82)によってリンクされている、ことを特徴とするデバイス。
  23. 請求項21又は22に記載のデバイスにおいて、
    前記第2レセプタクル(82)の外側には、前記第2レセプタクル(82)の残りよりも大きさが小さいプロチュバランス即ち小さなレセプタクル(83)が設けられている、ことを特徴とするデバイス。
  24. 請求項23に記載のデバイスにおいて、
    前記プロチュバランス即ち小さなレセプタクル(83)の外側には、前記プロチュバランス即ち小さなレセプタクル(83)よりも大きさが小さいエレメント(84)が設けられている、ことを特徴とするデバイス。
  25. 請求項24に記載のデバイスにおいて、
    前記エレメント(84)は中実であり、即ちその内部に揮発性物質を収容しない、ことを特徴とするデバイス。
  26. 請求項24に記載のデバイスにおいて、
    前記エレメント(84)は中空であり、即ちその内部に揮発性物質を収容する、ことを特徴とするデバイス。
  27. 請求項23、24、25又は26のうちのいずれか一項に記載のデバイスにおいて、
    前記ハウジング(4)は、更に、このハウジング(4)の中央部分に配置された他のガイド手段(8’)を含み、ここに、前記容器(2)の前記第2レセプタクル(82)の前記プロチュバランス即ち小さなレセプタクル(83)が連結される、ことを特徴とするデバイス。
  28. 請求項17に記載のデバイスにおいて、
    前記半透膜(3)によって閉鎖された前記面(10)の表面積は、前記ハウジング(4)の前記内壁(13)の表面積よりもかなり小さい、ことを特徴とするデバイス。
  29. 請求項1乃至28のうちのいずれか一項に記載のデバイスにおいて、更に、
    前記容器(2、22、42、62)は、固定状態に保持された前記ハウジング(4、24、44、64)に関して移動自在である、ことを特徴とするデバイス。
  30. 請求項1乃至29のうちのいずれか一項に記載のデバイスにおいて、
    前記ハウジング(4、24、44、64)は、固定状態に保持された前記容器(2、22、42、62)に関して移動自在である、ことを特徴とするデバイス。
  31. 請求項1乃至30のうちのいずれか一項に記載のデバイスにおいて、
    前記半透膜(3、23、43、63)は、前記容器(2、22、42、62)及び前記ハウジング(4、24、44、64)を全体に又は部分的に連結したとき、前記ハウジング(4、24、44、64)の前記内壁(13、33、53、73)にぴったりと装着される、ことを特徴とするデバイス。
  32. 請求項1乃至31のうちのいずれか一項に記載のデバイスにおいて、
    前記半透膜(3、23、43、63)は、前記容器(2、22、42、62)及び前記ハウジング(4、24、44、64)を全体に又は部分的に連結したとき、前記ハウジング(4、24、44、64)の前記内壁(13、33、53、73)から僅かに分離されている、ことを特徴とするデバイス。
  33. 請求項1乃至32のうちのいずれか一項に記載のデバイスにおいて、
    前記ハウジング(4、24、44、64)は一部品で形成されている、ことを特徴とするデバイス。
  34. 請求項33に記載のデバイスにおいて、
    前記部品は、射出成形によって製造したプラスチック材料構造である、ことを特徴とするデバイス。
  35. 請求項33又は34に記載のデバイスにおいて、
    前記部品は剛性である、ことを特徴とするデバイス。
  36. 請求項1乃至35のうちのいずれか一項に記載のデバイスにおいて、
    前記容器(2、22、42、62)は、取り扱いを容易にする形態をとる、ことを特徴とするデバイス。
  37. 請求項1乃至36のうちのいずれか一項に記載のデバイスにおいて、
    前記ハウジング(4、24、44、64)は、任意の環境で取り付けるためのファスニング手段を有する、ことを特徴とするデバイス。
  38. 請求項1乃至37のうちのいずれか一項に記載のデバイスにおいて、
    前記容器(2、22、42、62)は、一部品で形成されている、ことを特徴とするデバイス。
  39. 請求項1乃至38のうちのいずれか一項に記載のデバイスにおいて、
    前記半透膜(3、23、43、63)の前記外面に接着された保護ストリップを有し、この保護ストリップは、前記蒸発デバイス(1、21、41、61)の使用前に揮発性物質が蒸発しないようにするようになっている、ことを特徴とするデバイス。
  40. 請求項39に記載のデバイスにおいて、
    前記保護ストリップは前記デバイス(1、21、41、61)から部分的に延びており、その取り外しを容易にするタブを形成する、ことを特徴とするデバイス。
  41. 請求項1乃至40のうちのいずれか一項に記載のデバイスにおいて、
    前記デバイス(1、21、41、61)は取り外し自在であり、即ち、揮発性物質で充填された新たな容器(2、22、42、62)を装着できるように、前記ハウジング(4、24、44、64)及び前記容器(2、22、42、62)を取り外すことができる、ことを特徴とするデバイス。
  42. 請求項1乃至41のうちのいずれか一項に記載のデバイスにおいて、
    揮発性物質の蒸発の程度の調整に関与しない、前記ハウジング(4、24、44、64)及び/又は前記容器(2、22、42、62)に連結された少なくとも一つの別の部品を含む、ことを特徴とするデバイス。
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