JPH10252776A - 走行車両の前後進切替クラッチ - Google Patents

走行車両の前後進切替クラッチ

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JPH10252776A
JPH10252776A JP6273497A JP6273497A JPH10252776A JP H10252776 A JPH10252776 A JP H10252776A JP 6273497 A JP6273497 A JP 6273497A JP 6273497 A JP6273497 A JP 6273497A JP H10252776 A JPH10252776 A JP H10252776A
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JP
Japan
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clutch
reverse
cam
spring
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP6273497A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Ishimaru
秀司 石丸
Matsuhiko Tsunekawa
松彦 常川
Nozomi Katayama
望 片山
Kunihiko Iegi
邦彦 家木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP6273497A priority Critical patent/JPH10252776A/ja
Publication of JPH10252776A publication Critical patent/JPH10252776A/ja
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行車両の前後進切替装置(リバーサ)を、
2つの多板形態のクラッチにより入り切りする構成とす
る場合に、なるべくこの切替操作を簡略化し、且つクラ
ッチ板の摩耗を少なくして耐久性を高める。 【解決手段】 クラッチ軸1の軸方向へ働くクラッチば
ね2F,2Rに押されて摩擦伝動可能の多板形態の前進
クラッチ3Fと後進クラッチ3Rとの各プレッシャプレ
ート4F,4Rを作動するクラッチカム5F,5R相互
間に亘って、一方のクラッチカム5Fを該クラッチばね
2Fにより入り位置ONにするとき他方のクラッチカム
5Rを該クラッチばね2Rに抗して切り位置OFFに維
持連動するクラッチカム連動リンク6を設けてなる走行
車両の前後進切替クラッチの構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トラクタや乗用
管理機等の走行ミッションに使用される前後進切替クラ
ッチに関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】前後進切替クラッチ
は、多板形態の前進クラッチと後進クラッチとをばねに
よって押圧させて摩擦力により伝動入りに保持する構成
では、このいずれか片側のクラッチを切り操作するに
は、該ばね圧に抗して押圧操作して、摩擦力を解消しな
ければならず、操作抵抗が大きく変動し、構成が煩雑化
となり易い。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、クラッチ軸
1の軸方向へ働くクラッチばね2F,2Rに押されて摩
擦伝動可能の多板形態の前進クラッチ3Fと後進クラッ
チ3Rとの各プレッシャプレート4F,4Rを作動する
クラッチカム5F,5R相互間に亘って、一方のクラッ
チカム5Fを該クラッチばね2Fにより入り位置ONに
するとき他方のクラッチカム5Rを該クラッチばね2R
に抗して切り位置OFFに維持連動するクラッチカム連
動リンク6を設けてなる走行車両の前後進切替クラッチ
の構成とする。
【0004】
【発明の効果】前後進切替クラッチは、連動リンク6で
連結された一体のクラッチカム5F,5Rの回動操作に
よって行われる。前進、後進クラッチ3F,3Rを切り
位置OFFにするときは、左右両クラッチカム5F,5
Rで両プレッシャプレート4F,4Rをクラッチばね2
F,2Rに抗して押圧する。このとき連動リンク6で連
結される一対のクラッチカム5F,5Rは、例えば、前
進クラッチ3Fを入り位置ONに操作するときは、この
前進クラッチ3F側のクラッチカム5Fが回動される
と、クラッチばね2Fによってプレッシャプレート4F
が押圧されて摩擦接触されるが、後進クラッチ3Rはク
ラッチカム5Rで切り位置OFFを維持されたままであ
り、プレッシャプレート4Rをクラッチばね2Rに抗し
て圧縮させた状態を保ち、該クラッチカム5Rが回動さ
れても摩擦抵抗の変化が少く、このクラッチばね2Rの
圧力による摩擦抵抗に抗してクラッチカム5Rを回動さ
せるように、この前進クラッチ3F側のクラッチばね2
Fの張圧力を働かせて入り位置ONに作動維持させるも
のであるから、これら、前進クラッチ3F、又は後進ク
ラッチ3Rの入り切りの切替操作を軽く行わせることが
でき、入り位置ON、及び切り位置OFFの維持を安定
させることができる。しかも、前進、後進クラッチ3
F,3Rのクラッチカム2F,2Rを連動リンク6で連
結する構成は簡単である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明を走行車両である
乗用トラクタの前後進切替クラッチ(以下リバーサクラ
ッチ3)について説明する。乗用トラクタは、図5、図
6に示すようにステアリングハンドル7を有して操向さ
れる左右一対の前車輪8と、車体後部のミッションケー
ス9上に搭載のエンジンEによって伝動駆動される後車
輪10とによって走行される。エンジンE上のエンジン
カバー11上には操縦席12が設けられる。又、ミッシ
ョンケース9の後側にはリフトシリンダ13の伸縮で上
下回動のリフトアーム14、リフトロッド15、及びこ
れに連結されて上下動されるロアリンク16等による三
点リンク機構を介して、ロータリ耕耘装置17が連結さ
れ昇降される。18はミッションケース9の後端部から
PTO軸で、自在継手等を介して該耕耘装置17の耕耘
軸19が伝動される。
【0006】20はリフトレバー、前記リフトシリンダ
13を伸縮作動させる。21は前後進切替レバーで、ミ
ッションケース9内のリバーサクラッチを切替操作す
る。22は変速レバーで、ミッションケース9内の変速
ギヤを操作する。前記ミッションケース9内の伝動機構
は、上部のクラッチ軸1の一側に入力軸23を設けて入
力プーリ24をエンジンEからベルト連動できる。この
クラッチ軸1上のリバーサクラッチ3、メインチェンジ
軸25上のメインチェンジギヤ26、サブチェンジ軸2
7上のサブチェンジギヤ28等を経て、下端部の左右一
対のリヤアクスルハウジング29内のリヤアクスル30
を伝動する構成としている。このリヤアクスル30の伝
動で左右の後車輪10が駆動される。又、前記サブチェ
ンジ軸27の一側端からは、ベベルギヤ31を経て、ミ
ッションケース9の側部を前方の前車輪8のフロントア
クスルへ連動するように構成される前輪伝動軸32を伝
動する。
【0007】なお、前記クラッチ軸1の他側端にはPT
O軸18をベルト伝動するPTOプーリ33が設けられ
る。34はバックアイドルギヤ軸で、前記クラッチ軸1
とリバーサカウンタギヤ軸35との間に設けられる。こ
れらリバーサクラッチ軸1乃至バックアイドルギヤ軸3
4から、リバーサカウンタギヤ軸35を経てメインチェ
ンジ軸25に入る動力は、このメインチェンジ軸25上
のメインチェンジギヤ26の主変速により、メインチェ
ンジカウンタギヤ軸36を経て、サブチェンジ軸27上
のサブチェンジギヤ28を連動し、このサブチェンジギ
ヤ28の副変速により、前記左右リヤアクスル30間の
センターギヤ37を連動し、このセンターギヤ37から
は左右のサイドクラッチ38を経てリヤアクスル30に
連動しうる。このサイドクラッチ38はシフター39で
操作でき、サイドクラッチ38の入り操作時は、同シフ
ター39の操作でサイドブレーキ40に押圧することに
より、各リヤアクスル30の付回りを制動できる。49
はメインチェンジシフター、50はサブチェンジシフタ
ーである。
【0008】前記クラッチ軸1上のリバーサクラッチ3
は、クラッチ軸1と一体回転のカップリング41内に、
クラッチばね2(前進クラッチばね2F、後進クラッチ
ばね2R)、このばね2F,2Rに押圧されるプレッシ
ャプレート4(前進プレッシャプレート4F、後進プレ
ッシャプレート4R)、このプレッシャプレート4F,
4Rによって圧接されて摩擦伝動する多板形態のリバー
サクラッチ3(前進クラッチ3F,後進クラッチ3R)
等を軸方向に左右対称状に配置して構成している。カッ
プリング41の左右外側に、該前進クラッチ3Fによっ
て回転される前進ギヤ42と、後進クラッチ3Rによっ
て回転される後進ギヤ43とがこのクラッチ軸1に対し
てアクスルチューブ45を介して回転自在に設けられ
る。
【0009】前記リバーサクラッチ3を操作する左右一
対のクラッチカム5(前進クラッチカム5F、後進クラ
ッチカム5R)や、このクラッチカム5F,5Rによっ
て押圧されるリングメタル44等が、該前、後進ギヤ4
2,43の外側において、前記アクスルチューブ45の
回りに回転自在にして、かつ軸方向へは一体的に摺動し
うる関係に構成される。46はアクスルチューブ45上
にリングメタル44を回動自在に受けるベアリングであ
る。
【0010】このような構成により、リングメタル44
をカップリング41側へ押すことによって、この押され
た側のアクスルチューブ45がプレッシャプレート4
F,4Rを介してクラッチばね2F,2Rの圧力に抗し
て移動して、前進又は後進クラッチ3F,3Rを入り位
置ONから切り位置OFFへ作動する。又、これらのク
ラッチ3F,3Rを入り位置ONにするときは、該リン
グメタル44の押圧を解除すれば、上記とは逆に作動し
て、クラッチばね2F,2Rに押圧されて入り位置ON
となる。
【0011】前記左右のリングメタル44を移動操作す
るクラッチカム5F,5Rは、欠円形状でミッションケ
ース9に対して回動自在に設けられ、このクラッチカム
5F,5R部を前記リングメタル44の外側面に対向さ
せて回動させることにより、円形面部Aではリングメタ
ル44を押圧し、欠円形面部Bではリングメタル44の
押圧を解除する構成である。これらクラッチカム5F,
5Rのミッションケース9の外側正面側には、カムアー
ム47が一体的に設けられ、両カムアーム47間を連動
リンク6で連結し、このカムアーム47のうち片側に
は、前記前後進切替レバー21で操作されるロッド48
が連結される。この前後進切替レバー21を中立位置N
におくときは、両クラッチカム5F,5R共に円形面部
Aでリングメタル44を押圧して、前進、後進クラッチ
3F,3Rは共に切り位置OFFとなる。
【0012】前進位置Fに操作するときは、この側のク
ラッチカム5Fの欠円形面部Bをリングメタル44に対
向させて、前進クラッチ3Fが入り位置ONとなる。
又、後進位置Rに操作するときは、この側のクラッチカ
ム5Rの欠円形面部Bをリングメタル44に対向させ
て、後進クラッチ3Rが入り位置ONとなる。このよう
な前進、後進側の一対のクラッチカム5Fと5Rとは、
連動リンク6で連結されて、同方向へ回動するが、中立
Nの切り位置OFFでは、左右対称状態であるため、ク
ラッチ入り位置ON側のクラッチカム5F、又は5Rの
欠円形面部をリングメタル44に対面させるときは、切
り位置OFF側のクラッチカム5R、又は5Fは必ず円
形面部Aをリングメタル44に摺接させて、クラッチば
ね2R、又は2Fのクラッチ切り圧を受けている。
【0013】このような両クラッチカム5F,5Rは、
中立位置Nの切り位置OFFからいずれか片側の入り位
置ONと、他側の切り位置OFF継続とに切替えると
き、円形面部Aから欠円形面部Bへリングメタル44と
の対向面が変化するとき、入り位置ON側のクラッチば
ね2F、又は2Rにクラッチカム5F、又は5Rが押さ
れて、切り位置OFF側のクラッチカム5R、又は5F
は該中立位置Nから引き続いて切り位置OFFを維持す
るもので、円形面部Aでリングメタル44を受けたまま
でカム摩擦力に抗して摺接する。
【0014】このため、リバーサクラッチの前後進切替
レバー21に働く操作抵抗は、いずれか一方の前進クラ
ッチ3F、又は後進クラッチ3Rのクラッチ入り位置O
Nから切り位置OFFへ操作されるとき大きく働くもの
であり、切り位置OFFから入り位置ONへ操作される
ときは操作抵抗は軽くなり、これらの切替操作時に切り
位置OFFを継続維持するクラッチカム5F、又は5R
は円形面部Aをリングメタル44に摺接するが、該入り
位置ON側のクラッチばね2F、又は2Rによってカム
回動されるため、操作抵抗を少くすることができ、切り
位置OFFを安定させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リバーサクラッチの作用を示す正面図。
【図2】ミッションケース内の正面図。
【図3】ミッションケース外の正面図。
【図4】その側面図。
【図5】乗用トラクタの全体側面図。
【図6】乗用トラクタの全体平面図。
【符号の説明】
1 クラッチ軸 2 クラッチばね 3 前後進クラッチ 4 プレッシャプレート 5 クラッチカム 6 連動リンク ON 入り位置 OFF 切り位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 家木 邦彦 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クラッチ軸1の軸方向へ働くクラッチばね
    2F,2Rに押されて摩擦伝動可能の多板形態の前進ク
    ラッチ3Fと後進クラッチ3Rとの各プレッシャプレー
    ト4F,4Rを作動するクラッチカム5F,5R相互間
    に亘って、一方のクラッチカム5Fを該クラッチばね2
    Fにより入り位置ONにするとき他方のクラッチカム5
    Rを該クラッチばね2Rに抗して切り位置OFFに維持
    連動するクラッチカム連動リンク6を設けてなる走行車
    両の前後進切替クラッチ。
JP6273497A 1997-03-17 1997-03-17 走行車両の前後進切替クラッチ Pending JPH10252776A (ja)

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JP6273497A JPH10252776A (ja) 1997-03-17 1997-03-17 走行車両の前後進切替クラッチ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005042997A1 (de) * 2003-10-31 2005-05-12 Magna Steyr Fahrzeugtechnik Ag & Co Kg Haltender aktuator für eine mechanische vorrichtung und steuerbare reibungskupplung mit einem solchen
CN106458004A (zh) * 2014-05-23 2017-02-22 舍弗勒技术股份两合公司 针对用于混合模块的分离离合器中的中间轴且具有分离的轴向和径向支承件的支承装置

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WO2005042997A1 (de) * 2003-10-31 2005-05-12 Magna Steyr Fahrzeugtechnik Ag & Co Kg Haltender aktuator für eine mechanische vorrichtung und steuerbare reibungskupplung mit einem solchen
CN106458004A (zh) * 2014-05-23 2017-02-22 舍弗勒技术股份两合公司 针对用于混合模块的分离离合器中的中间轴且具有分离的轴向和径向支承件的支承装置
US10059186B2 (en) 2014-05-23 2018-08-28 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Bearing arrangement for an intermediate shaft in a decoupling clutch for a hybrid module, having separate axial and radial support
CN106458004B (zh) * 2014-05-23 2019-07-26 舍弗勒技术股份两合公司 针对用于混合模块的分离离合器中的中间轴且具有分离的轴向和径向支承件的支承装置

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