JPH10252764A - 回転支持装置 - Google Patents

回転支持装置

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JPH10252764A
JPH10252764A JP9063272A JP6327297A JPH10252764A JP H10252764 A JPH10252764 A JP H10252764A JP 9063272 A JP9063272 A JP 9063272A JP 6327297 A JP6327297 A JP 6327297A JP H10252764 A JPH10252764 A JP H10252764A
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JP
Japan
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load
load zone
peripheral surface
rolling
housing
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JP9063272A
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English (en)
Inventor
Yukio Sato
幸夫 佐藤
Ichita Horiuchi
一太 堀内
Hiroomi Tanaka
洋臣 田中
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/22Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
    • F16C19/34Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
    • F16C19/38Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers
    • F16C19/383Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone
    • F16C19/388Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone with four rows, i.e. four row tapered roller bearings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B31/00Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
    • B21B31/07Adaptation of roll neck bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2322/00Apparatus used in shaping articles
    • F16C2322/12Rolling apparatus, e.g. rolling stands, rolls

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷圏の入口部分で円すいころ12、12の
挙動が急激に変化する事を防止し、上記入口部分での微
小焼き付きの発生を防止する。 【解決手段】 非負荷圏である上端部近傍で、外輪8a
に不連続部14を形成する。そして、上記外輪8aの上
端部を下方に押圧する。非負荷圏でも上記各円すいころ
12、12に予圧が付与され、これら各円すいころ1
2、12が自転する。この為、上記入口部分でこれら各
円すいころ12、12が急に自転を開始する事がなくな
り、自転滑りを緩和して、上記微小焼き付きの発生を防
止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係る回転支持装置
は、圧延機のワークロール等、大きなラジアル荷重を受
けつつ回転する回転部材を、スタンド等の支持部材に支
持する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】金属板を加工する為の圧延機のワークロ
ール等、大きなラジアル荷重を受けつつ回転する回転部
材をスタンド等の支持部材に支持する為の回転支持装置
として従来から、例えば図6〜7に示す様な複列ころ軸
受が、広く使用されている。これら従来から知られてい
る回転支持装置は何れも、図示しないスタンドに支持固
定して回転しない長矩形、或は正方形状のハウジング1
a、1bに設けた円筒孔の内側に、ロール2の両端部に
固設してこのロール2と共に回転する、回転軸であるネ
ック部3a、3bを挿通し、これら両ネック部3a、3
bの外周面と上記両ハウジング1a、1bの内周面との
間に、複列のころ軸受を設けている。
【0003】先ず、図6に示した従来構造の第1例の場
合には、一方(図6の左方)のネック部3aの外周面と
ハウジング1aの内周面との間に、4列の円筒ころ軸受
4と複列の円すいころ軸受5とを設けている。又、他方
(図6の右方)のネック部3bの外周面とハウジング1
bの内周面との間に、4列の円筒ころ軸受4と単列深溝
型の玉軸受6とを設けている。更に、図7に示した従来
構造の第2例の場合には、両方のハウジング1c、1c
の内周面とネック部3c、3cの外周面との間に、それ
ぞれ4列の円すいころ軸受5a、5aを設けている。
【0004】ところで、圧延装置を構成するには、上述
の様な回転支持装置により支持されるロール2を上下1
対設けて、これら両ロール2同士の間に被加工物である
金属板を通過させる。これら両ロール2の中間部で相手
ロールと反対側部分にはバックアップロールを当接させ
て、これら両ロール2が相手ロールから離れる方向に変
位するのを阻止している。この様にして金属板の加工を
行なう際に、上記ロール2に生じる曲がりを矯正する
為、上記各ハウジング1a、1b、1cには、それぞれ
相手ロールから離れる方向の荷重を付与している。この
為、上記各ハウジング1a、1b、1cには、図8に示
す様に、前後(図8の左右)両側面に耳部7、7を設
け、この耳部7、7に、図示しない油圧シリンダによ
り、相手ロールから離れる方向の荷重を付与している。
例えば、図8に示した、上側のロール2を支持する為の
ハウジング1a、1b、1cの場合には、上記耳部7、
7に、上向きの荷重を付与する。この荷重に基づき、図
6〜7に示した各軸受4、5、5a、6は円周方向に関
して、図9に示す様に、ラジアル荷重を支承する負荷圏
ψL と、ラジアル荷重を受けない非負荷圏ψ0 とに分れ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ラジアル転がり軸受が
円周方向に亙り負荷圏ψL と非負荷圏ψ0 とに分れた場
合、これら負荷圏ψL と非負荷圏ψ0 とで、転動体(円
筒ころ、円すいころ、玉)の挙動が大きく変化する。即
ち、負荷圏ψL では転動体が内輪軌道と外輪軌道との両
方に当接して転動し、各転動体の転動面と各軌道面との
間に滑りが発生しないのに対して、非負荷圏ψ0 では転
動体13、13が内輪軌道10と外輪軌道11との何れ
か一方にのみ当接して転動せず、上記各転動体13、1
3の転動面と軌道面との間に滑りが発生する。例えば、
図9に示す様に負荷圏ψL と非負荷圏ψ0 とが現れた場
合、円周方向に亙る各転動体13、13の位置とこれら
各転動体13、13の自転滑りとの関係は、図10に示
す様になる。尚、自転滑りが0%であるとは、転動体1
3が内輪軌道10と外輪軌道11との両方に当接して転
動し、各転動体13、13の公転運動が完全に自転に基
づいて行なわれている状態を言う。又、自転滑りが10
0%であるとは、転動体13が内輪軌道10と外輪軌道
11とのうちの何れか一方にのみ当接して全く転動せ
ず、当該転動体13の公転運動が、転動面と軌道面との
間の滑りに基づいてのみ行なわれている状態を言う。
【0006】この図10から明らかな通り、負荷圏ψL
の入口側、即ち非負荷圏ψ0 を移動してきた転動体1
3、13が負荷圏ψL に進入する入口部分Xでは、転動
体13、13の挙動が急激に変化する。即ち、この入口
部分Xで上記各転動体13、13の転動面は、公転運動
に基づく遠心力に基づき外輪軌道11に勢い良く衝突し
た後、急に自転運動を開始する。この様に転動体13、
13の転動面と外輪軌道11とが勢い良く衝突する事に
伴い、上記入口部分Xでは、これら転動面と外輪軌道1
1との当接部の面圧Pが過大になる。又、上記各転動体
13、13が急に自転運動を開始する事に伴い、上記入
口部分Xでは転動面と外輪軌道11及び内輪軌道10と
の滑り速度Vが過大になる。この為、この入口部分Xの
潤滑状態が不良になると、この入口部分にスミアリング
と呼ばれる微小焼き付きを発生する。この様な微小焼き
付きは、転がり軸受の破損、早期剥離等の原因になり、
回転支持装置の耐久性を劣化させる為、好ましくない。
本発明の回転支持装置は、この様な耐久性劣化の原因と
なる、転動体13、13の挙動の急激な変化を防止する
構造を実現すべく考えたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の回転支持装置
は、前述した従来の回転支持装置と同様に、回転しない
ハウジングと、このハウジングの内側に挿通された状態
で回転する、ロールのネック等の回転軸と、上記ハウジ
ングの内周面に内嵌支持された外輪と、上記回転軸の一
部外周面でこの外輪の内周面と対向する部分に外嵌支持
された内輪と、この内輪の外周面に設けた内輪軌道と上
記外輪の内周面に設けた外輪軌道との間に転動自在に設
けた複数個の転動体とを備える。特に、本発明の回転支
持装置に於いては、上記外輪は、円周方向少なくとも1
個所位置でラジアル荷重を受けない非負荷圏の一部に不
連続部が設けられており、上記外輪の非負荷圏は押圧機
構により直径方向内方に向け押圧されている。
【0008】
【作用】上述の様に構成する本発明によれば、負荷圏の
入口部分で転動体の挙動が急激に変化する事を防止し、
この入口部分での微小焼き付きの発生を防止して、回転
支持装置の耐久性向上を図れる。即ち、不連続部に隣接
する外輪の非負荷圏を直径方向内方に向け押圧する事に
伴い、上記非負荷圏に存在する上記外輪の内径が縮ま
り、この非負荷圏に存在する転動体にも所定の予圧が付
与される。この為、これら非負荷圏に存在する転動体の
転動面が、外輪軌道だけでなく内輪軌道にも当接して、
上記非負荷圏に存在する転動体も自転しつつ公転する。
従って、負荷圏の入口部分で、各転動体の転動面が外輪
軌道に勢い良く衝突する事がなくなる。又、非負荷圏に
存在する転動体の自転滑りが小さくなって、負荷圏の入
口部分で転動体の挙動が急激に変化する事を防止し、こ
の入口部分で微小焼き付きが発生する事を防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜3は、本発明の実施の形態
の第1例を示している。本例の回転支持装置は、前述の
図6に示した従来構造の第2例の回転支持装置と同様
に、図示しないスタンドに支持固定して回転しないハウ
ジング1dの内側に、ロール2の両端部に固設した、回
転軸であるネック部3dを挿通し、このネック部3dの
外周面と上記ハウジング1dの内周面との間に、4列の
円錐ころ軸受5aを設けている。この円錐ころ軸受5a
は、上記ハウジング1dの内周面に内嵌支持された外輪
8a、8bと、上記ネック部3dの一部外周面でこれら
各外輪8a、8bの内周面と対向する部分に外嵌支持さ
れた内輪9、9とを備える。尚、隣り合う外輪8a、8
b同士の間には間座17、17を挟持している。
【0010】そして、これら各内輪9、9の外周面に設
けた内輪軌道10、10と上記各外輪8a、8bの内周
面に設けた外輪軌道11、11との間に、転動体である
円すいころ12、12を、転動自在に設けている。尚、
これら各円すいころ12、12は、各列毎に、保持器1
8、18により転動自在に保持している。又、上記ハウ
ジング1dの前後両側面には耳部7、7を設け、この耳
部7、7に、図示しない油圧シリンダにより、相手ロー
ルから離れる方向の荷重を付与自在としている。
【0011】特に、本発明の回転支持装置に於いては、
上記各外輪8a、8bは、円周方向1個所位置でラジア
ル荷重を受けない非負荷圏の円周方向一部を切り欠く事
により、この円周方向一部に不連続部14を設けてい
る。即ち、この不連続部14は、上記各外輪8a、8b
の軸方向一端面から他端面まで連続させた状態で形成し
ており、この不連続部14の存在に基づいて上記各外輪
8a、8bの直径を、弾性的に拡縮自在としている。そ
して、これら各外輪8a、8bの不連続部14を、上記
非負荷圏である上部側方に配置している。そして、これ
ら各外輪8a、8bの不連続部14が、所定位置からず
れない様に、上記各外輪8a、8bの一部外周面と上記
ハウジング1dとの間に、係止凹溝20と係止ピン21
とから成る回り止め機構を設けている。
【0012】更に、上記ハウジング1dの内周面上部に
は凹部15を形成し、この凹部15内に、押圧片16を
収納している。この押圧片16は、上記間座17、17
を介して軸方向に亙り直列に配置した上記3個の外輪8
a、8bを総て押圧自在な幅寸法を有する。この押圧片
16は、上記各外輪8a、8bの円周方向両端部に、こ
れら各外輪8a、8bの外周面に密接自在な凸部19、
19を形成して、上記各外輪8a、8bの外周面を、非
負荷圏の円周方向2個所位置で、直径方向内方に押圧自
在としている。そして、上記ハウジング1dの上端中央
部で上記押圧片16の中央部上面に対向する部分に油圧
シリンダ22を、ボルト等により固定している。
【0013】上記押圧片16と共に押圧機構を構成する
上記油圧シリンダ22は、上記押圧片16に対向する側
が開口したシリンダ筒23と、このシリンダ筒23内に
油密に嵌装したピストン24と、上端部をこのピストン
24に結合固定し、下端面を上記押圧片16の中央部上
面に突き当てた押圧ロッド25とを備える。上記シリン
ダ筒23の基端部(図1、2、4の上端部)には給油口
26を設け、上記シリンダ筒23内に圧油を送り込み自
在としている。この給油口26を通じて上記シリンダ筒
23内に圧油を送り込んだ状態では、上記押圧ロッド2
5が上記押圧片16を上記各外輪8a、8bの上部で上
記不連続部14に隣接した部分を直径方向内方に向け押
圧する。尚、この不連続部14の幅寸法は好ましくは、
上記押圧片16により上記各外輪8a、8bの非負荷圏
を直径方向内方に押圧し、これら各外輪8a、8bの内
側に配置した円すいころ12、12に適度の予圧を付与
した状態で、丁度不連続部14が消滅寸前となる(不連
続部14を介して対向する端面同士が極く近接する)程
度に規制する。又、上記不連続部14に対向する上記各
外輪8a、8bの端面内周縁部分は円弧状の面取りを施
して、この端面内周縁部分に当接した円すいころ12、
12の転動面が損傷を受ける事を防止する。
【0014】上述の様に構成する本発明によれば、負荷
圏の入口部分で、転動体である円すいころ12、12の
挙動が急激に変化する事を防止し、この入口部分での微
小焼き付きの発生を防止して、回転支持装置の耐久性向
上を図れる。即ち、本発明の回転支持装置を組み込んだ
機械装置の運転時には、上記油圧シリンダ22内に給油
口26から圧油を送り込み、上記ピストン24及び押圧
ロッド25を介して上記押圧片16の上面を押す。この
様にしてこの押圧片16が、上記各外輪8a、8bの非
負荷圏で上記不連続部14の円周方向端部近傍位置を直
径方向内方に向け、下方に押圧する事に伴い、上記非負
荷圏に存在する上記各外輪8a、8bの内径が縮まる。
そして、この非負荷圏に存在する円すいころ12、12
にも所定の予圧が付与される。
【0015】この為、これら非負荷圏に存在する円すい
ころ12、12の転動面が、上記各外輪8a、8bの内
周面に形成した外輪軌道11、11だけでなく前記各内
輪9、9の外周面に設けた内輪軌道10、10にも当接
して、上記非負荷圏に存在する円すいころ12、12も
自転しつつ公転する。従って、負荷圏の入口部分で、こ
れら各円すいころ12、12の転動面が上記各外輪軌道
11、11に勢い良く衝突する事がなくなる。又、非負
荷圏に存在する上記各円すいころ12、12の自転滑り
が小さくなって、負荷圏の入口部分でこれら各円すいこ
ろ12、12の挙動が急激に変化する事を防止し、この
入口部分で微小焼き付きが発生する事を防止できる。
【0016】尚、上記微小焼き付きの発生を防止する為
には、上記油圧シリンダ22に、上記押圧片16を上記
各外輪8a、8bの外周面を押圧する機能を持たせれば
足りる。即ち、上記油圧シリンダ22は、単動型のもの
で良い。但し、前記ハウジング1d内に上記各外輪8
a、8bを組み付ける際に、上記押圧片16が干渉する
事を防止する為には、この押圧片16を前記押圧ロッド
25の下端部に連結固定すると共に、上記油圧シリンダ
22として複動型のものを使用する事が好ましい。ハウ
ジング1d内に上記各外輪8a、8bを組み付ける際に
は、上記押圧片16を前記凹部15内に引き込み、この
押圧片16が上記ハウジング1d内に上記各外輪8a、
8bを組み付ける事に対して邪魔にならない様にする。
【0017】次に、図4は、本発明の実施の形態の第2
例を示している。上述した第1例が、外輪8a、8bの
非負荷圏に押圧片16を押圧する為に油圧シリンダ22
を使用していたのに対して、本例の場合には、圧縮コイ
ルばね27の弾力により、押圧片16を外輪8a(8
b)の非負荷圏に向け弾性的に押圧している。尚、この
様に押圧片16を外輪の非負荷圏に向け弾性的に押圧す
る為には、上記圧縮コイルばね27の他、皿板ばね等他
のばね、或はゴム、エラストマー等の弾性材を使用する
事もできる。
【0018】尚、上述の様に、ばね、弾性材等の弾性部
材により上記押圧片16を外輪8a(8b)の外周面に
押圧する構造を採用する場合も、好ましくは、これら各
外輪8a(8b)をハウジング1d内に組み付ける際
に、上記押圧片16を凹部15内に引き込む構造を採用
する。図示の例では、圧縮コイルばね27により下方に
押圧されるピストン体28の上端部にスタッド29の下
端部を結合固定し、このスタッド29の上端部でシリン
ダ筒23aの上面から突出した部分に、引き上げナット
30を螺合させている。ハウジング1d内に上記各外輪
8a、8bを組み付ける際には、上記引き上げナット3
0を上記スタッド29の下方に移動させて、このスタッ
ド29により上記押圧片16を上記凹部15内に引き込
み、この押圧片16が上記ハウジング1d内に上記各外
輪8a、8bを組み付ける事に対して邪魔にならない様
にする。上記ハウジング1d内に上記各外輪8a、8b
を組み付けた後は、上記スタッド29から上記ナット3
0を外すか、スタッド29の上部に移動させておく。
【0019】次に、図5は、本発明の実施の形態の第3
例を示している。前述した第1例、及び上述した第2例
に示した回転支持装置は、何れも、外輪8a、8bに設
ける不連続部14を、それぞれ円周方向1個所位置にの
み形成していた。これに対して、本例の場合には、不連
続部14を、外輪8a(8b)の円周方向2個所位置に
設けている。図示の例では、これら各不連続部14、1
4を、非負荷圏の一部である上側寄り部分に、左右対称
に配置している。そして、これら2個所の不連続部1
4、14により、上記外輪8a(8b)の本体部分から
切り離された円弧状の非負荷部31を、押圧片16の下
面に固定してる。
【0020】上述の様に構成する本例の回転支持装置を
組み込んだ機械装置の運転時には、押圧機構を構成する
上記押圧片16が、上記非負荷部31を上記外輪8a
(8b)の直径方向内方に向け下方に押圧する。そし
て、この外輪8a(8b)の非負荷圏に存在する円すい
ころ12、12(図1〜3参照)に所定の予圧を付与す
る。従って、上記各不連続部14、14の形成位置、並
びに、これら各不連続部14、14の幅寸法は、好まし
くは、上記押圧片16により非負荷部31を上記外輪8
a(8b)の直径方向内方に押圧し、この外輪8a(8
b)の内側に配置した円すいころ12、12に適度の予
圧を付与した状態で、丁度各不連続部14、14が消滅
寸前となる(各不連続部14、14を介して対向する各
端面同士が極く近接する)様に規制する。尚、本例の回
転支持装置に組み込む押圧装置としては、前述した油圧
式、ばね式等、各種適用できる。その他の構成及び作用
は、前述した第1例及び上述した第2例と同様である。
【0021】又、図示の例では、非負荷圏が上部に、負
荷圏が下部に、それぞれ存在する構造に就いて説明した
が、非負荷圏が下部に、負荷圏が上部に、それぞれ存在
する構造に就いても、図示の例とは上下が逆になるのみ
で、同様に実施できる。更には、非負荷圏が水平方向一
端部に、負荷圏が水平方向他端部に、それぞれ存在する
構造に就いても、構成各部を水平方向に亙って配置する
事により、同様に実施できる。更には、対象となる転が
り軸受に就いても、図示の様な円すいころ軸受に限ら
ず、ラジアル転がり軸受であれば、円筒ころ軸受でも、
更には玉軸受でも良い。
【0022】
【発明の効果】本発明の回転支持装置は、以上に述べた
通り構成され作用するので、負荷圏の入口部分での微小
焼き付きの発生を防止して、転がり軸受の破損、早期剥
離等を防止し、回転支持装置の耐久性向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す部分断面
図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】押圧駒と転がり軸受とを取り出して図2と同方
向から見た図。
【図4】本発明の実施の形態の第2例を示す、図2の上
部中央に相当する図。
【図5】同じく第3例を示す、要部断面図。
【図6】本発明の対象となる軸受装置によりロールを支
持した構造の第1例を示す断面図。
【図7】同第2例を示す断面図。
【図8】従来の支持装置を示す、図7のB−B断面図。
【図9】負荷圏と非負荷圏との関係を示す、転がり軸受
の略側面図。
【図10】負荷圏及び非負荷圏と転動体の自転滑りとの
関係を示す線図。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d ハウジング 2 ロール 3a、3b、3c、3d ネック部 4 円筒ころ軸受 5、5a 円すいころ軸受 6 玉軸受 7 耳部 8、8a、8b 外輪 9 内輪 10 内輪軌道 11 外輪軌道 12 円すいころ 13 転動体 14 不連続部 15 凹部 16 押圧片 17 間座 18 保持器 19 凸部 20 係止凹孔 21 係止ピン 22 油圧シリンダ 23、23a シリンダ筒 24 ピストン 25 押圧ロッド 26 給油口 27 圧縮コイルばね 28 ピストン体 29 スタッド 30 引き上げナット 31 非負荷部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転しないハウジングと、このハウジン
    グの内側に挿通された状態で回転する回転軸と、上記ハ
    ウジングの内周面に内嵌支持された外輪と、上記回転軸
    の一部外周面でこの外輪の内周面と対向する部分に外嵌
    支持された内輪と、この内輪の外周面に設けた内輪軌道
    と上記外輪の内周面に設けた外輪軌道との間に転動自在
    に設けた複数個の転動体とを備えた回転支持装置に於い
    て、上記外輪は、円周方向少なくとも1個所位置でラジ
    アル荷重を受けない非負荷圏の円周方向の一部に不連続
    部が設けられており、上記外輪の非負荷圏は押圧機構に
    より直径方向内方に向け押圧されている事を特徴とする
    回転支持装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103042038A (zh) * 2013-01-10 2013-04-17 河北省首钢迁安钢铁有限责任公司 一种延长轧辊轴承使用寿命的方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103042038A (zh) * 2013-01-10 2013-04-17 河北省首钢迁安钢铁有限责任公司 一种延长轧辊轴承使用寿命的方法

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