JPH10247788A - 開閉蓋装置 - Google Patents

開閉蓋装置

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JPH10247788A
JPH10247788A JP4917397A JP4917397A JPH10247788A JP H10247788 A JPH10247788 A JP H10247788A JP 4917397 A JP4917397 A JP 4917397A JP 4917397 A JP4917397 A JP 4917397A JP H10247788 A JPH10247788 A JP H10247788A
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JP
Japan
Prior art keywords
opening
closing lid
shaft
lid
bearing
Prior art date
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Pending
Application number
JP4917397A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Michitaka
賢一 道高
Hiroyuki Takagi
宏之 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Manufacturing Systems Corp
Original Assignee
Sony Precision Technology Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Precision Technology Inc filed Critical Sony Precision Technology Inc
Priority to JP4917397A priority Critical patent/JPH10247788A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉蓋装置において、開閉蓋11が所定の開
き位置を越えて無理に開かれた場合の破損を防止する。 【解決手段】 開閉蓋11の開閉の回動中心となる軸1
2が、軸受け部13と板ばね14の間に挟まれる状態で
保持される構造とする。開閉蓋11が所定の開き位置を
越えて開かれたときには、板ばね14が撓むことによっ
て軸12が逃げ、開閉蓋11が外れる状態となるので、
開閉蓋11や軸受け部13に破損が生じることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種機器の開口部に
適用される開閉蓋装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種機器の開口部において、必要に応じ
て開口部を覆うために備えられる開閉蓋装置は、一般に
次のように構成されている。
【0003】即ちこの開閉蓋装置は、開口部を覆う開閉
蓋と、この開閉蓋の開閉の回動中心となる軸と、この軸
を受ける軸受け部と、を有して構成され、ここで軸は軸
受部から外れないように完全に軸受け部に嵌め込まれる
構造となっている。
【0004】そして通常の状態では開閉蓋によって開口
部が覆われており、開口部を開放するときには、軸を中
心として開閉蓋を回動させて開き、開閉蓋が所定の開き
位置まで開かれると、開閉蓋はストッパーに当たること
によってそれ以上の回動が規制される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の如き従来の開閉
蓋装置では、軸が軸受け部から外れないように完全に嵌
め込まれている構造であるため、開閉蓋が所定の開き位
置を越えて無理に開かれた場合、開閉蓋や軸受け部に大
きな負担がかかり、この開閉蓋や軸受け部が破損するお
それがあった。本発明は、このような問題点を解消する
ことを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、開口部を覆う開閉蓋と、この開閉蓋の開
閉の回動中心となる軸と、この軸を受ける軸受け部と、
この軸受け部に軸を保持させる弾性部材と、を有して構
成され、開閉蓋が所定の開き位置を越えて開かれたとき
には、弾性部材が撓むことによって開閉蓋が外れる構造
としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態例について詳細に説明する。図1において
1は電子機器として例えばデータレコーダを全体として
示し、2はその外筐で、3,4,5は夫々この外筐2を
構成する前面パネル、側面カバー、上面カバーである。
【0008】前面パネル3には、データ記録用カセット
を挿入する開口部6、操作ボタン7、データ入力端子
8、表示部9、設定ボタン10などが設けられている。
ここで開口部6は通常の状態では開閉蓋11によって覆
われており、カセットを挿入するとき(または取り出す
とき)には開閉蓋11を開いて開口部6を開放する構造
となっている。
【0009】そしてこの部分に本発明による開閉蓋装置
の構成が適用されており、その詳細な構造を図2以降に
おいて説明する。
【0010】図2は上記データレコーダ1における開閉
蓋11の周囲の部分の正面図、図3はその要部の縦断側
面図である。これらの図に示す如く開閉蓋11には、そ
の下部に開閉の回動中心となる軸12が水平に固定され
ている。一方、これに対応して前面パネル3の内面側に
は、軸12を受けるための軸受け部13が設けられてい
る。
【0011】この軸受け部13は、軸12の左右両端部
に対応して左右二箇所に設けられているものであり、即
ち軸12は左右両端部において軸受け部13で受けられ
る構造となっている。
【0012】図3で明らかなように、この軸受け部13
は軸12が完全に嵌め込まれる構造ではなく、軸12の
周面の4分の1程度を受ける形状に形成されている。
【0013】そしてこの軸受け部13に対応して前面パ
ネル3の内面側には、弾性部材として板ばね14が固着
されており、この板ばね14によって軸12が軸受け部
13に押し付けられるように保持される構造となってい
る。即ち、軸12は軸受け部13と板ばね14との間に
挟まれる状態で保持されるものである。尚、板ばね14
の先端部は、軸受け部13との間に軸12を嵌め込み易
いように折り曲げて形成されている。
【0014】さらに前面パネル3の表面側には、開閉蓋
11が最大限に開いた状態(本例ではほぼ水平に倒れた
状態)で開閉蓋11のそれ以上の回動を規制するストッ
パー凸部15が左右二箇所に設けられている。
【0015】このストッパー凸部15に対応して開閉蓋
11の表面側にはストッパー受け凸部16が左右二箇所
に設けられており、即ち開閉蓋11が最大限に開かれた
状態ではこのストッパー受け凸部16が上記ストッパー
凸部15の上端面に当接係止される構造となっている。
さらに開閉蓋11の表面側においては、開閉蓋11を開
閉操作するときに指を掛けるための突起17が形成され
ている。
【0016】続いて、以上の如く構成される本例の開閉
蓋装置の動作を図3〜図6において説明する。開閉蓋1
1は、通常の状態では図3に示す如く垂直に起立した閉
じ状態にある。尚、この閉じ状態において開閉蓋11
は、開口部6の周囲の係止段面6aに当接した状態で開
口部6を覆っている。
【0017】この状態から突起17に指を掛けて開閉蓋
11を手前に引くと、開閉蓋11は軸12を中心として
前方へ倒れるように回動して開き、これによって開口部
6が開放される。
【0018】そして図4に示す如く開閉蓋11がほぼ水
平に倒れた状態まで開かれると、この開閉蓋11のスト
ッパー受け凸部16がストッパー凸部15の上端面に当
接して係止されることにより、開閉蓋11はそれ以上の
回動を規制される。
【0019】こうして開閉蓋11が所定の開き位置まで
開かれた状態で、開閉蓋11に余分な力が加わり、開閉
蓋11が上記所定の開き位置を越えてさらに開かれよう
とした場合には、図5に示す如く開閉蓋11はストッパ
ー凸部15とストッパー受け凸部16との当接部分を支
点として開き方向に動き、このとき軸12は板ばね14
が撓むことによって軸受け部13から逃げるように上方
へ移動し、最終的には図6に示すように軸12が軸受け
部13と板ばね14の間から完全に抜けて開閉蓋11が
外れる状態となる。
【0020】この動作において特に本例では、ストッパ
ー凸部15とストッパー受け凸部16との当接部分を支
点として開閉蓋11が動くため、てこの原理によって軸
12は簡単に軸受け部13と板ばね14の間から抜ける
ので、開閉蓋11がスムーズに外れることになる。
【0021】このように本例の開閉蓋装置では、開閉蓋
11が所定の開き位置を越えて無理に開かれたときに
は、開閉蓋11が外れる構造となっているので、開閉蓋
11や軸受け部13に余分な負担がかかることはなく、
従って開閉蓋11や軸受け部13に破損が生じるおそれ
もない。また、外れた開閉蓋11を元に戻すときには、
軸12を軸受け部13と板ばね14の間に嵌め込むこと
により簡単に取り付け直すことができる。
【0022】以上の構成に加えてさらに本例の開閉蓋装
置においては、開閉蓋11が閉じられた状態で、この開
閉蓋11をその閉じ状態で保持するための第2の弾性部
材が備えられている。
【0023】図7はこの第2の弾性部材としての板ばね
18が設けられている部分の縦断側面図であり、この図
で示す如く開閉蓋11の下部には軸12の内側において
被圧突部19が設けられ、この被圧突部19に対応して
前面パネル3の内面側に板ばね18が固着されており、
この板ばね18によって被圧突部19が押圧されて開閉
蓋11に回動力が付与される構造となっている。ここで
板ばね18は、前述した板ばね14(本例では図2の右
側の板ばね14)と一体に形成されているものである。
【0024】そしてこの構造においては、開閉蓋11が
閉じた状態で、軸12よりも下方において板ばね18が
被圧突部19を押圧するように設定されており、このた
め開閉蓋11には閉じ方向の回動力が付与されることに
なるので、開閉蓋11は開口部6の係止段面6aに押し
付けられるように閉じ状態で保持される。
【0025】このように本例の開閉蓋装置では、開閉蓋
11を閉じ状態で保持するための板ばね18を備えたこ
とにより、開閉蓋11は振動等によって不用意に開いて
しまうことがないので、信頼性の高い開閉蓋装置を提供
することができる。
【0026】そして特にこの構成では、板ばね18が板
ばね14と一体に形成されていることにより、この板ば
ね14と18を一つの部品として扱うことができるの
で、部品点数を少なく抑えることができると共に組み付
け工数も削減でき、コスト的に有利である。尚、上記効
果は小さくなるが、板ばね18を板ばね14とは別の構
成にしてもよい。
【0027】以上、本発明の実施の形態例について説明
したが、本発明はこれに限定されることなく他にも種々
の実施形態を採り得るものであることは言うまでもな
い。
【0028】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く本発明の開閉
蓋装置は、開閉蓋が所定の開き位置を越えて無理に開か
れたときは開閉蓋が外れる構造としたことにより、開閉
蓋や軸受け部に破損が生じることはない。さらに、外れ
た開閉蓋は簡単に取り付け直すことができる。また、何
らかの理由により開閉蓋が破損した場合には、容易に交
換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による開閉蓋装置が適用される電子機器
(データレコーダ)の斜視図である。
【図2】本発明による開閉蓋装置における開閉蓋の周囲
の部分の平面図である。
【図3】本発明による開閉蓋装置における要部(軸受け
部付近)の縦断側面図である。
【図4】同、開閉蓋の動作の説明図で、開閉蓋が開いた
状態である。
【図5】同、開閉蓋の動作の説明図で、開閉蓋が所定の
開き位置を越えて開かれた状態である。
【図6】同、開閉蓋の動作の説明図で、開閉蓋が外れた
状態である。
【図7】本発明による開閉蓋装置の要部(第2の弾性部
材の配置部付近)の縦断側面図である。
【符号の説明】
11‥‥開閉蓋、12‥‥軸、13‥‥軸受け部、14
‥‥板ばね(弾性部材)、18‥‥板ばね(第2の弾性
部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を覆う開閉蓋と、この開閉蓋の開
    閉の回動中心となる軸と、この軸を受ける軸受け部と、
    この軸受け部に上記軸を保持させる弾性部材と、を有し
    て構成され、上記開閉蓋が所定の開き位置を越えて開か
    れたときには、上記弾性部材が撓むことによって上記開
    閉蓋が外れる構造としたことを特徴とする開閉蓋装置。
  2. 【請求項2】 上記開閉蓋を閉じ状態で保持するための
    第2の弾性部材が備えられていることを特徴とする請求
    項1に記載の開閉蓋装置。
  3. 【請求項3】 上記弾性部材と上記第2の弾性部材とが
    一体に形成されていることを特徴とする請求項2に記載
    の開閉蓋装置。
JP4917397A 1997-03-04 1997-03-04 開閉蓋装置 Pending JPH10247788A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4917397A JPH10247788A (ja) 1997-03-04 1997-03-04 開閉蓋装置

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JP4917397A JPH10247788A (ja) 1997-03-04 1997-03-04 開閉蓋装置

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JPH10247788A true JPH10247788A (ja) 1998-09-14

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ID=12823680

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JP4917397A Pending JPH10247788A (ja) 1997-03-04 1997-03-04 開閉蓋装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5020321B2 (ja) * 2007-07-06 2012-09-05 三菱電機株式会社 リモコン保持装置
JP2013026450A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Yamaha Corp 回動体付き装置
CN106448457A (zh) * 2016-09-08 2017-02-22 利亚德光电股份有限公司 显示装置

Cited By (4)

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CN106448457B (zh) * 2016-09-08 2022-09-09 利亚德光电股份有限公司 显示装置

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