JPH10243454A - 無線通信システムおよび電磁波報知装置 - Google Patents

無線通信システムおよび電磁波報知装置

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JPH10243454A
JPH10243454A JP9038106A JP3810697A JPH10243454A JP H10243454 A JPH10243454 A JP H10243454A JP 9038106 A JP9038106 A JP 9038106A JP 3810697 A JP3810697 A JP 3810697A JP H10243454 A JPH10243454 A JP H10243454A
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wireless terminal
wireless
control signal
terminal
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JP9038106A
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Kazumi Sato
一美 佐藤
Minoru Namekata
稔 行方
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線端末が電子機器を誤動作させたり着信音
で周囲に迷惑をかけないようにする。 【解決手段】 この無線通信システムの無線端末制御装
置1は、無線端末2の機能変更を必要とする場所の出入
口に設置されており、無線端末2の発信機能や着信報知
機能などを変更するための機能制御信号を上記出入口ま
たはその付近に発信する。また無線端末2は、上記機能
制御信号や通常の通信制御信号を受信する無線部23
と、この無線部23によって受信された信号を復調する
復調部24と、この復調部24により復調された信号を
識別し、受信信号が機能制御信号であった場合、無線部
23や着信報知部26などを制御して送信禁止状態や振
動報知の状態へ機能を変更する制御部25とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばセルラー電
話システム、簡易型携帯電話システム(PHS)などの
無線通信システムおよび電磁波報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、無線基地局と無線端末とで無
線通信を行うような無線通信システムでは、無線端末の
機能を、例えば無線基地局やそれ以外に無線端末制御装
置などを設定して外部から自動制御することが望まれて
いる。
【0003】セルラー電話システム、PHSなどで使用
される無線端末、つまり携帯型電話機(以下携帯電話と
称す)などは、電源が入っている間は、位置登録用の信
号を一定時間間隔で無線基地局に送信しており、無線基
地局は、その信号で携帯端末の位置を確認し、携帯電話
が移動しても無線基地局との通信を可能にしている。無
線基地局からの信号が携帯電話に着信すると、携帯電話
は、通常、呼出音などでユーザに着信を報知する。なお
近年では、異なる複数の着信報知機能を有する携帯電話
も開発されており、ユーザが携帯電話の機能切り替え操
作を行うことによって着信報知機能の設定を変更できる
ものもある。
【0004】ところで、携帯電話を所持するユーザが移
動する中で、携帯電話と無線基地局との通信が可能なサ
ービスエリア内であっても携帯電話の使用を控えた方が
良い場所が数多く存在する。
【0005】例えば病院などでは、携帯電話から発信さ
れる高出力の電磁波の影響で病院内にある電子機器、例
えば心臓のペースメーカーなどが誤動作を起こす可能性
が示唆されている。また飛行機内などでも携帯電話ばか
りでなく携帯型コンピュータやデジタルカメラなどが計
器を狂わす恐れがあることが報告されている。さらに映
画館やコンサートホールなどでは、携帯電話が発する呼
出音が周囲の迷惑となる。
【0006】このため、ユーザは、病院内、飛行機、映
画館およびコンサートホールなどでは、携帯電話や電子
機器の使用を控えるか、携帯電話の呼出音が鳴らないよ
うにユーザ自ら携帯電話の設定を変更する必要がある。
例えば音による報知から振動や光などによる報知へ切り
替えたり、携帯電話の電源ボタンをオフしたり、呼出音
の音量を小さくするなどの操作を行う必要がある。
【0007】しかし、これらの操作は、あくまでもユー
ザが自主的に行うものであり、うっかりすると、ユーザ
が無線端末の設定変更を忘れる場合もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように上述した従
来の無線通信システムでは、あくまでもユーザが自主的
に無線端末の機能設定を変更したり電子機器の使用を控
える必要があるため、ユーザ自身が機能変更を忘れた
り、ユーザが周囲の状況を気付かない場合があり、この
結果、電子機器を誤動作させたり周囲に迷惑をかけるこ
とがなくならないという問題があった。
【0009】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、ユーザが所持する無線端末または電子
機器が他の電子機器を誤動作させたり周囲に迷惑をかけ
ることを防止できる無線通信システムおよび電磁波報知
装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、第1の発明は、移動自在な無線端末と、それぞ
れが形成する無線ゾーンに前記無線端末が入ったとき通
信制御信号をやり取りして通信を行う複数の無線基地局
とを有する無線通信システムにおいて、前記無線基地局
の中の少なくとも1台、あるいは前記無線基地局とは別
個に独立して設置された無線端末制御装置が、前記通信
制御信号とは異なり、前記無線端末の所定の機能を変更
するための機能制御信号を所定エリア内に発信する機能
制御信号発信手段を備え、前記無線端末が、前記機能制
御信号を受信する受信手段と、前記受信手段により前記
機能制御信号が受信された場合、所定の機能を変更する
機能変更手段とを具備している。
【0011】この第1の発明の場合、無線端末の機能
は、外部から送信される機能制御信号によって所定エリ
ア内に適した状態になるように変更されるので、ユーザ
がそのエリアの環境を意識して無線端末の状態を自ら設
定せずに済む。
【0012】また第2の発明は、請求項1記載の無線通
信システムにおいて、前記無線端末は、前記機能変更手
段により前記所定の機能が変更された場合に、変更後の
機能の設定状態を表示する表示手段をさらに具備してい
る。
【0013】この第2の発明の場合、無線端末の機能が
変更されると、その無線端末には機能の設定状態が表示
手段によって表示されるので、無線端末の機能が自動的
に変更された場合にユーザが変更された機能の設定状態
を確認することができる。
【0014】第3の発明は、請求項1、2いずれか記載
の無線通信システムにおいて、前記無線端末の所定の機
能とは送信機能であり、前記機能制御信号の受信によっ
て前記機能変更手段は、前記送信機能を送信禁止状態に
変更することを特徴としている。
【0015】この第3の発明の場合、無線端末が所定エ
リアに入ると、無線端末の送信機能が送信禁止状態、つ
まり送信機能が働かない状態に変更されるので、ユーザ
が不用意に送信操作しても電磁波が出力されなくなる。
【0016】第4の発明は、請求項1、2いずれか記載
の無線通信システムにおいて、前記無線端末の所定の機
能とは着信報知機能であり、前記機能制御信号の受信に
よって前記機能変更手段は、前記着信報知機能を、少な
くとも消音状態に変更することを特徴としている。
【0017】この第4の発明の場合、無線端末が所定エ
リアに入ったときに、無線端末に着信があると、少なく
とも消音状態、つまり着信音が全く鳴らないかほとんど
聞こえない状態に変更される。また音による報知から振
動や光あるいは表示などによる報知へ切り替えたり、携
帯電話機の電源自体をオフしたりしても良い。したがっ
て、音が障害となる環境で周囲に迷惑をかけずに済むよ
うになる。
【0018】第5の発明は、請求項1、2いずれか記載
の無線通信システムにおいて、前記無線端末の所定の機
能とは着信報知機能であり、前記機能制御信号が受信さ
れた場合、前記機能変更手段は、前記着信報知機能を前
記機能制御信号の着信を少なくとも着信音を変えて報知
するよう変更することを特徴としている。
【0019】この第5の発明の場合、無線端末が所定エ
リアに入ったときに、機能制御信号の着信が通常の着信
とは異なる着信音で報知されるので、ユーザは所定エリ
アに入ったことに気付き、無線端末の機能を忘れずに切
り替えることができる。
【0020】第6の発明は、移動自在な無線端末と、そ
れぞれが形成する無線ゾーンに前記無線端末が入ったと
き通信制御信号をやり取りして通信を行う複数の無線基
地局とを有する無線通信システムにおいて、前記無線基
地局の中の少なくとも1台、あるいは前記無線基地局と
は別個に独立して設置された無線端末制御装置が、前記
通信制御信号とは異なり、前記無線端末が自身の無線ゾ
ーン内に入ったことを通知するためのエリア通知信号を
発信するエリア通知信号発信手段を備え、前記無線端末
が、前記エリア通知信号を受信した場合、前記エリア通
知信号に対する応答信号を外部へ送信する信号送信手段
を備え、前記無線ゾーン内の所定のエリアへの出入口ま
たは出入口近傍に配置され、前記応答信号を受信して利
用者に前記無線端末の機能の変更を促すための報知を行
う報知手段を具備したことを特徴している。
【0021】この第6の発明の場合、無線端末が所定エ
リア内に入ると、無線端末にエリア通知信号が受信さ
れ、無線端末からは、その応答信号が外部へ送信され、
所定のエリアへの出入口または出入口近傍に配置された
報知手段により受信され、報知手段は、利用者に無線端
末の機能を変更するよう促すので、ユーザは所定エリア
に入ったことに気付き、無線端末の機能を忘れずに切り
替えることができる。
【0022】第7の発明の電磁波報知装置は、電子機器
から放射された電磁波を受信する受信手段と、前記受信
手段により電磁波が受信された場合、前記電子機器の利
用者本人または前記利用者に注意を促し得る人に前記電
子機器から電磁波が放射されていることを報知する報知
手段とを具備したことを特徴としている。
【0023】この第7の発明の場合、受信手段により電
磁波が受信された場合、電子機器の利用者本人または利
用者に注意を促し得る人に電子機器から電磁波が放射さ
れていることを報知手段が報知するので、電子機器の使
用を控えるように注意を促し、ユーザに気付かせること
ができる。
【0024】上記発明によって、所定エリア内に入った
無線端末の送信機能や着信報知機能などの設定を自動的
に変更するので、ユーザが行う必要のある無線端末の操
作を軽減することができる。また電磁波や音を出さない
ように注意を促しユーザに気付かせることが可能とな
り、不用意に電磁波や着信音などを出して他へ悪影響を
及ぼすことを防止することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0026】図1は本発明に係る一つの実施形態の無線
通信システムの構成を示す図、図2はこの無線通信シス
テムの無線端末の構成を示す図である。
【0027】図1において、1は無線端末制御装置であ
る。2は無線端末である。3は無線基地局である。無線
端末制御装置1は、例えば病院や映画館などの無線端末
2の機能変更を必要とするエリアの出入口またはその近
傍の上部などに設置されており、上記出入口付近のみを
カバーするだけの微弱な電磁波、例えば無線端末2の機
能を制御する信号(機能制御信号)6を常時または所定
期間毎(定期的)に発信する。機能制御信号6は、無線
基地局3が発する通常の通信制御信号とは異なるもので
あり、機能制御信号6の中でも異なる種類がある。この
機能制御信号6の種類としては、例えば消音用、送信禁
止用、機能解除用などがある。
【0028】無線端末2は、例えばセルラー電話システ
ム、PHSなどで使用される携帯型の電話機やこれらを
複合させた携帯端末である。無線端末2は、無線基地局
3が形成するカバーエリア(無線ゾーン)内に存在した
とき、電源が入っていれば(待ち受け状態に設定されて
いれば)、通常の動作として、一定時間毎に無線基地局
3に対して通信制御信号としての位置登録信号を送信す
る。この無線端末2の機能は無線端末制御装置1から発
信された機能制御信号6によって変更される。例えば病
院などの出入口では、無線端末2において発信機能が停
止される。無線端末2が上記出入口を再度通過すると
き、つまりユーザが病院から出るときは、無線端末制御
装置1から発信された機能解除用の機能制御信号6を受
信するので、この機能制御信号6によって無線端末2内
では、発信機能が元の発信可能な状態に戻される。なお
本実施形態では、無線端末制御装置1が発信する機能制
御信号6と通信制御信号とは別個のものとしているが、
無線基地局3が発信する通信制御信号と同じ周波数を使
っても異なる周波数を使っても良い。またエリアに入る
ときと出るときとで機能制御信号6に異なる信号を利用
し、機能変更上の誤動作をなくすようにしているが、機
能制御信号6の発信方式や発信範囲を絞り混んだり、入
口と出口をそれぞれ専用にしたりすることによって同じ
信号とすることもできる。
【0029】図2に示すように、無線端末2は、通常の
通信用のアンテナ21、機能制御信号6を受信するため
のアンテナ22、それぞれのアンテナ21、22から電
波を送受信する送信機能および受信機能を有する無線部
23、受信信号を復調する復調部24、復調された信号
の種類を識別し信号の種別に応じて各部の機能を制御す
る制御部25、制御部25の制御を受けて音声、振動、
光などによる着信報知を行う着信報知機能を有する着信
報知部26、制御部25の制御を受けて内部の音声メモ
リに発信者からの着信やその内容を記録する留守番電話
機能を有する留守番電話部27、着信報知部26からの
着信音や復調された受信音声などを発生するスピーカー
28、制御部25の制御を受けて機能変更や着信などの
内容を表示する表示部29、制御部25を含む各部へ電
源を供給する電源部30、マイク31から入力された音
声を変調して無線部23へ受け渡す変調部32などから
構成されている。なお図示はしていないがこの無線端末
2にはユーザが電源のオン・オフや機能操作を行うため
のキーパッドなども備えられている。この実施形態で
は、機能制御信号6と通常の通信制御信号とが異なるた
め、無線端末2は、無線基地局3との通常の通信に用い
るアンテナ21と、それ以外に機能制御信号6を受信す
るためのアンテナ22とを有している。また、無線端末
2は、内部で機能変更があった場合に変更された機能状
態を表示する表示部29を備えている。さらに機能制御
信号6を受信したときと同じ状態になるようにユーザ自
身が操作できるように、また無線端末2の機能を変更す
る必要のあるエリアの出入口を出るときに機能制御信号
6によって変更された機能が何らかの理由で元に戻らな
くなった場合でもユーザ自身で解除できるようにキーパ
ッドが備えられている。
【0030】以下、図3および図4のフローチャートを
参照してこの無線通信システムの動作を説明する。
【0031】まず、所定エリアにおいて、無線端末2の
内部の機能を送信不可能な状態に制御する動作について
説明する。
【0032】この場合、送信禁止エリアの出入口に設置
された無線端末制御装置1からは出入口の外側に向けて
常にまたは所定時間毎に無線端末2に対して発信を禁止
させる発信禁止用の機能制御信号6aが発信されてい
る。また無線端末制御装置1からは送信禁止エリア内に
向けて常にまたは所定時間毎で、無線端末2に対して発
信禁止を解除するための機能解除用の機能制御信号6b
が発信されている。
【0033】一方、無線端末2は、図3に示すように、
受信待機状態になっており(ステップ301 )、無線端末
2を所持したユーザが上記送信禁止エリアに入るために
出入口を通過し、無線端末2がアンテナ22を通じて無
線部23で電波を受信すると(ステップ302 )、無線部
23から復調部24に送られて復調されて制御部25に
受け渡され、制御部25により受信信号の種類が識別さ
れる(ステップ303 、ステップ304 )。
【0034】ここで、受信信号の種類が、例えば送信禁
止用の機能制御信号6aであれば、制御部25では、無
線部23の送信機能を送信禁止状態、つまり無線部23
が送信不可能な状態に制御し、無線部23の送信機能が
送信禁止状態に変更される(ステップ305 )。これによ
り無線端末2からの送信動作、つまり位置登録信号の送
信や通話のための発呼ができなくなる。また制御部25
は、無線部23の機能を消音状態に変更したことを表示
部29に表示する(ステップ306 )。なおこのときに無
線端末2が予め有している留守番電話部27を働かせて
も良く、無線基地局3に対して留守番電話サービスを行
うように無線端末2あるいは無線端末制御装置1から制
御信号を送信した後、無線部23の送信機能を停止状態
にしても良い。
【0035】そして、ユーザが送信禁止エリア内に居る
ときは、無線端末2の送信機能が働かなくなるため、無
線端末2の位置登録ができなくなるが、送信禁止エリア
内に入る前に最後に登録した位置情報で、無線基地局3
から無線端末2を呼び出せる場合がある。
【0036】無線端末2が無線基地局3からの呼び出し
信号、つまり通信制御信号を受信すると(ステップ303
)、無線端末2は着信をバイブレーション機能などに
よって報知するが(ステップ307 )、送信機能が働かず
通話は行えないので、無線端末2の制御部25は、呼び
出し後に表示部29の画面に着信したことだけを表示す
る(ステップ308 )。また音声によって着信したことを
ユーザに知らせても良い。そして発呼者には、通信相手
が送信禁止エリア内に居ることを通知し、留守番電話機
能など、予め指定しておいた機能やサービスによって措
置をとる。但し呼び出し中に無線端末2が送信禁止エリ
アから外に出た場合は、通話が可能となる。無線端末2
が最後に位置登録した場所にいないときには、発呼者に
通話が不可能であることを知らせ、留守番電話サービス
などの措置を取る。
【0037】一方、ユーザが送信禁止エリアから出るた
めに出入口を通過すると、無線端末2は、無線端末制御
装置1からの機能解除用の機能制御信号6bを受信し、
制御部25により無線部2が元の機能状態に戻され(ス
テップ309 )、表示部29の機能変更の表示内容が消去
される(ステップ310 )。なお留守番電話部27の留守
番電話機能がセットされていた場合は、同時に解除され
る。
【0038】続いて、所定エリアにおいて、無線端末2
の内部の機能を消音状態に制御する動作について説明す
る。
【0039】この場合、無線端末2が消音を必要とする
エリアの出入口に設置された無線端末制御装置1から
は、常に無線端末2の呼出音(着信音)を鳴らさなくす
るような消音用の機能制御信号6cが発信されている。
【0040】一方、無線端末2は、図4に示すように、
受信待機状態になっており(ステップ401 )、この無線
端末2を所持したユーザがエリアの出入口を通過し、無
線端末2が電波を受信すると(ステップ402 )、無線端
末2内において制御部25により上記同様に受信信号の
種類が識別される(ステップ403 、ステップ404 )。そ
して、受信信号の種類が消音用の機能制御信号6cの場
合、制御部25は、着信報知部26を音が鳴らない状態
に制御する。この制御を受けて着信報知部26は、例え
ば留守番電話機能かあるいはバイブレーター機能(振動
報知機能)などへ変更される(ステップ405 )。また制
御部25は、内部の機能が消音状態に変更されたことを
表示部29に表示する(ステップ406 )。
【0041】このエリア内で無線端末2に通常の着信が
あった場合、つまり受信信号が通信制御信号であった場
合は(ステップ403 )、そのときの機能状態に応じて着
信処理する(ステップ407 )。すなわち、バイブレータ
ー機能を動作させる。そして、無線端末2の表示部29
に着信を表示し(ステップ408 )、着信があったことを
ユーザに通知する。あるいは留守番電話部27が動作し
てその留守番電話機能によって着信があったことや発信
者からの伝言内容が音声メモリなどに記録される。 そ
して、ユーザがこのエリアから出るために出入口を再度
通過すると、無線端末制御装置1から発信された機能解
除用の機能制御信号6bが無線端末2によって受信され
て、制御部25は着信報知部26を制御し、着信報知部
26は、この制御を受けて着信報知機能の消音状態が解
除され(ステップ409 )、元の着信音を発する状態に戻
される。また機能変更で表示部29に表示されていた表
示内容が消去される(ステップ410 )。さらに留守番電
話部27の留守番電話機能が設定されていた場合は、こ
れも解除される。
【0042】このようにこの第1の実施形態の無線通信
システムによれば、無線端末2の機能変更を要する場所
の出入口に無線端末制御装置1を設置し、この無線端末
制御装置1から無線端末2の機能を変更するための機能
制御信号を送信することにより、出入口を通過する無線
端末2が機能制御信号を受信して無線端末2が例えば発
信不能状態や消音状態などへ自動的に機能変更されるの
で、ユーザが無線端末2を操作することなく無線端末2
の機能をそのエリアの環境に適した状態に変更すること
ができる。
【0043】さらに、無線端末2の機能変更があった場
合は、無線端末2の変更後の機能状態が表示部29に表
示されるので、ユーザは無線端末の機能が自動的に切り
替えられたことを確認することができる。
【0044】なお無線端末制御装置1を設置できる場所
は、無線端末2の消音を必要とするエリアの出入口だけ
に限定されることはなく、図5に示すように、消音エリ
ア51を機能制御信号6bが完全にカバーするような位
置に無線端末制御装置1を設置しても構わない。
【0045】また上記第1の実施形態では、無線端末制
御装置1を無線基地局3とは別個の独立したものとして
説明したが、無線端末2に対して機能制御信号を発信で
きる機能を備えたものであれば、複数の無線基地局3の
中の一つであっても良い。
【0046】次に、本発明の無線通信システムの第2の
実施形態について説明する。
【0047】図6は本発明の無線通信システムの第2の
実施形態を示す図である。
【0048】同図に示すように、この第2の実施形態の
無線通信システムの場合、無線端末制御装置1は、電波
送信禁止エリアの出入口に設置されており、無線端末制
御装置1からは、無線端末2からの発信を禁止する発信
禁止用の機能制御信号6aがこの送信禁止エリアの入口
側をカバーするように常にあるいは所定時間毎(例えば
0.5msec毎など)に発信されている。また無線端末制御
装置1からは、無線端末2が発信禁止を解除する機能解
除用の機能制御信号6bがこの送信禁止エリアの出口側
をカバーするように常にあるいは所定時間毎(例えば
0.5msec毎など)に発信されている。
【0049】そして、無線端末2が送信禁止エリアの入
口を通過すると、無線端末制御装置1が発信した機能制
御信号6aが無線端末2によって受信される。すると、
無線端末2の無線部23の送信機能が自動的に送信不可
能な状態に変更され、無線基地局3を介する無線通信だ
けでなく、無線基地局3への位置登録すらできなくな
る。なお無線端末制御装置1からは、無線端末2のキー
パッドの電源スイッチがオンされているか否かに関係な
く機能制御信号6a、6bが送信されている。無線端末
制御装置1は、微弱な機能制御信号6a、6bをそれぞ
れ発信することによって小さなカバーエリア(無線ゾー
ン)12a、12bを形成しているが、例えばカバーエ
リア12aであっても、そこを通過する無線端末2は、
機能制御信号6aを複数回受信することになる。無線端
末2は、複数回受信可能な機能制御信号6aのうち1つ
を受信し、制御部25によって無線端末2の機能が変更
されると、変更後、所定期間(機能変更禁止期間)は、
機能変更ができない状態になる。この機能変更禁止期間
は、人がカバーエリア12を歩いて通過し終わるまでの
時間よりも長く設定することが望ましい。これによっ
て、ユーザが入口へのカバーエリア12aを通過中に制
御部25が退出と誤認識し、機能設定を解除することを
防ぐことができる。つまり、一度機能変更されたらしば
らくの間は機能の変更が効かないようにする。
【0050】無線端末2が自動的に送信不可能な状態に
されて送信禁止エリア内に入った後、上記所定期間より
も十分に長い時間が経過すると、無線端末2は、機能変
更が可能な状態になる。そして、ユーザが送信禁止エリ
アから出るめたに出口を通過する際に、無線端末制御装
置1から送信されている機能解除用の機能制御信号6b
を無線端末2が受信すると、無線端末2は、元の機能状
態に復帰する。
【0051】この際にも、入口に入ったときと同様に、
機能制御信号6bが複数回受信されるが、そのうち1回
を受信し、これにより無線端末2の機能が変更される
と、変更後のしばらくの間は、無線端末2の機能が変更
できないようになる。
【0052】この機能変更禁止期間は、入口から入ると
きと同様に無線端末2がカバーエリア12bを通過し終
わるまでの時間よりも長く設定し、機能変更の誤動作を
回避し、送信機能が働かなくなることのを防止する。
【0053】このようにこの第2の実施形態の無線通信
システムによれば、無線端末2がカバーエリア12a、
12bを通過し終わるまでの機能変更禁止期間は、一度
機能変更されたものに関して機能変更が禁止されるの
で、機能変更時の誤動作を回避することができる。な
お、この第2の実施形態では、解除信号と変更信号とを
それぞれ別のアンテナから発信し、異なるカバーエリア
12a、12bを形成したが、これらの信号は同じアン
テナから発信しても良く、同じカバーエリアであっても
良い。また解除信号と変更信号などの通信方式は、無線
端末2と同じ方式であれば良く本実施形態のみに限定さ
れるものではない。PHSのようにTDMA−TDD方
式などの他、例えばAM方式、FM方式、周波数分割方
式などでも良い。
【0054】次に、図7および図8を参照してこの発明
の他の実施形態について説明する。図7および図8は、
異なる複数の通信形態のシステムの無線信号のやりとり
ができる無線端末(以下複合端末と称す)を利用した場
合の実施形態である。
【0055】まず、図7を参照して異なる通信形態のシ
ステムのうち、いずれか一方の通信システムが例えば建
築物の内部などのように電波の届く範囲が限定されてい
るような場合について説明する。
【0056】図7において、15は異なる通信形態のシ
ステム、例えばセルラー携帯電話システムなどとパーソ
ナル・ハンディホーン・システム(PHS)などとの両
方のシステムの無線信号のやりとりができる無線端末
(以下複合端末と称す)である。 複合端末15は、セ
ルラー携帯電話システムの電波を受信するためのアンテ
ナ16と、PHSの電波を受信するためのアンテナ17
と、上述した機能制御信号用のアンテナ22と、表示部
29とを備えている。
【0057】この複合端末15は、現在、地下鉄の駅構
内などに存在し、この場所は、例えばPHSの通信エリ
アを形成する無線基地局18の通信エリア内である一
方、セルラー携帯電話システムの無線基地局19により
形成された通信エリア外であるものとする。また無線端
末制御装置81は、地下鉄の駅構内に位置するものとす
る。
【0058】ここで、他から複合端末15と通信を行う
上では、セルラー携帯電話システムよりもPHSを利用
した方が接続される確率が高い。
【0059】この場合、無線端末制御装置81から発信
された機能制御信号6は、複合端末15によって受信さ
れ、複合端末15は、PHSを利用して発信を行うよう
に通信機能全体が変更され、機能の変更内容が表示部2
9に表示される。これにより、複合端末15は、PHS
の無線基地局18を利用して発着信を行うように設定さ
れる。なお、複合端末15の通信機能のうち、発信また
は着信のいずれか一方の機能のみをPHSを利用するよ
うに変更しても良い。この場合は複合端末15の発信ま
たは着信のいずれか一方の機能のみを変更したことを表
示部29に表示する。
【0060】このとき、ある発信者がセルラー携帯電話
システムのネットワーク82を通じて無線基地局19を
利用して複合端末15に呼出を行うと、無線基地局19
の通信エリア外であることから複合端末15と接続され
ず、通常は、接続できない旨がセルラー携帯電話システ
ムから発信者に通知されるだけである。
【0061】そこで、本願発明の場合、セルラー携帯電
話システムのネットワーク82とPHSのネットワーク
83とを交換機84を介して接続しておく。
【0062】そして、無線端末制御装置81は、複合端
末15から通信制御信号を受信する中で、複合端末15
がPHSの機能状態であることを認識し、PHSの無線
基地局18と無線通信を行い、PHSの無線基地局18
に対して、複合端末15がPHSの機能状態であること
を通知するようにセルラー携帯電話システムのネットワ
ーク82へ指示する。無線基地局18は、無線端末制御
装置81から指示により複合端末15がPHSの機能状
態であることを交換機84を介してセルラー携帯電話シ
ステムのネットワーク82へ通知する。
【0063】これにより、ある発信者がセルラー携帯電
話システムのネットワーク82を利用して複合端末15
へ電話をかけたとき、セルラー携帯電話システムのネッ
トワーク82は、交換機84を通じてPHSのネットワ
ーク83に接続し、このネットワーク83を通じて複合
端末15に呼び出しを行うので、発信者がセルラー携帯
電話システムを利用した場合でもPHSの機能状態の複
合端末15のユーザと連絡を取り合うことができる。
【0064】また複合端末15の機能がPHSの機能に
切り替え中であることがセルラー携帯電話システム側に
通知されているので、発信者がセルラー携帯電話システ
ムを利用して複合端末15へ呼び出しを行ったとき、セ
ルラー携帯電話システム側から発信者へPHSを利用す
るように通知することもできる。このように通知するこ
とにより、複合端末15の通信機能がPHSの通信機能
へ切り替え中であることを知らない発信者が複合端末1
5の利用者と連絡を取り合うことができる。
【0065】続いて、図8を参照して移動体、例えば自
動車や電車などに複合端末15が搭載され、高速で移動
するような場合について説明する。
【0066】このような場合は、他から複合端末15と
通信を行う上では、PHSよりもセルラー携帯電話シス
テムを利用した方が通信品質が良い。
【0067】この場合、図8に示すように、無線端末制
御装置81を例えば自動車91の車内などに設置してお
く。そして、無線端末制御装置81から自動車91の車
内のみに機能制御信号6を発信し、複合端末15を所持
したユーザが自動車91の車内に入ると、複合端末15
の通信機能を、移動通信に適したセルラー携帯電話シス
テムの通信形態に変更するようにする。通常は、セルラ
ー携帯電話システムの無線基地局19から発信される電
波の方が、PHSの無線基地局18から発信される電波
よりも強い。
【0068】しかし、移動中にPHSの無線基地局18
から届く電波がセルラー携帯電話システムの無線基地局
19から届く電波よりも強くなることがあるが、複合端
末15は、車内にある限り、セルラー携帯電話システム
を利用して通信を行うので、通信形態の切り替わりがな
く通信品質が劣化することなく通信を行うことができ
る。なお自動車91の車内に無線端末制御装置81から
機能制御信号6が発信中であっても、ユーザが複合端末
15のキーパッドを手操作することにより機能変更や解
除などを行うことができる。
【0069】このように複合端末15を利用した無線通
信システムによれば、無線端末制御装置81が発信した
機能制御信号を複合端末15に受信させて、複合端末1
5の通信形態自体を機能変更することにより、ユーザが
利用する無線通信システムを自分で判断し操作すること
なくユーザがいる場所に応じて最良の通信品質で通信を
行うことができる。なおこの実施形態では、異なる通信
形態のシステムとして、セルラー携帯電話システムとパ
ーソナル・ハンディホーン・システム(PHS)とを例
に挙げて説明したが、この他、PHSとポケットベルの
組み合わせや、セルラー携帯電話システムとポケットベ
ルの組み合わせなど、さまざまな組み合わせが考えられ
る。また、無線端末制御装置81を、図1あるいは図6
に示したように、あるエリアの出入口に設置することに
よって、その場所で複合端末15の通信形態の切り替え
制御を行っても良く、また図5に示したように、あるエ
リア内に無線端末制御装置81を設置してエリア内にお
いて複合端末15の通信形態の切り替え制御を行っても
良い。
【0070】続いて図9を参照して本発明の電磁波報知
装置の実施形態について説明する。図9は本発明の電磁
波報知装置の構成を示す図である。
【0071】同図に示すように、この電磁波報知装置7
0は、受信手段としてのアンテナ71、チューナ(図示
せず)、報知手段としてのスピーカ−72および制御部
73などから構成されている。アンテナ71およびチュ
ーナ(図示せず)は、無線端末2からの位置登録信号な
どの通信制御信号だけに限らず、コンピュータやデジタ
ルカメラなどの電子機器から放射される電磁波(電磁ノ
イズなど)も受信できるような幅広い周波数特性を有す
るものを利用する。
【0072】この場合、電磁波報知装置70は、無線端
末2や他の電子機器(コンピュータやデジタルカメラな
ど)の利用を禁止するエリアの出入口またはその近傍に
設置する。そして、例えば無線端末2からの通信制御信
号などがアンテナ71およびチューナで受信された場合
に、電磁波報知装置70は、それを制御部73で判定し
て、出入口を通過しようとする無線端末2の利用者に対
して、電磁波を出さないようにスピーカ−72から音声
で知らせる。なお、出入口以外の場所、例えば監理人室
などにスピーカ−72を設置しておき、監理者から無線
端末2の利用者に口頭で注意しても良い。また報知手段
としては、スピーカ−72を用いる他、ユーザの目の届
く範囲に送信禁止あるいは送信機能の変更を促す電光表
示板などを設けても良い。
【0073】この電磁波報知装置70からの報知によ
り、無線端末2のユーザに電源をオフさせたり呼出音の
消音を促すことができる。また出入口で再び機能設定を
解除するようにユーザに通知することもできる。
【0074】このようにこの実施形態の電磁波報知装置
によれば、無線端末制御装置1などといった高度なもの
でなく、単純な電磁波検知報知機能(例えばアンテナ7
1、チューナ、スピーカ72または電子表示板など)を
備えた電磁波報知装置70を無線端末2の機能変更を要
する場所、あるいはコンピュータやデジタルカメラの使
用禁止区域などに配置し、無線端末2から定期的に発信
される通信制御信号や、コンピュータおよびデジタルカ
メラなどの電子機器から不規則に放射される電磁波など
を電磁波報知装置70で検知し報知することによって、
無線端末2の機能を自動的(強制的)に変更しなくて
も、無線端末2の機能を変更するようにユーザに注意を
促すことが可能となる。
【0075】本発明の電磁波報知装置は、上記実施形態
のみに限定されるものではなく、例えば上述した無線通
信システムの無線端末制御装置7と無線端末2とを利用
して構成しても良い。この場合、無線端末2に無線部2
3が初めから設けられているので、この機能を流用す
る。
【0076】無線端末制御装置7は、無線端末2からの
電波の送信を禁止するエリアの出入口またはその近傍に
設置する。そして無線端末制御装置7は、アンテナ71
で通信制御信号が検知された場合に、その通信制御信号
を検知したことを無線端末2へ返信し、無線端末2の表
示部29に、無線端末2の電源をオフする旨を表示す
る。また電源をオフする旨を通常の着信音に替えて音声
で知らせても良い。さらに報知手段としては、無線端末
2の表示機能や音声機能の他、ユーザの目の届く範囲に
無線端末2の使用を禁止あるいは送信機能の変更を促す
電光表示板などを設けても良い。この無線端末制御装置
7からの無線端末2への報知により、無線端末2のユー
ザに電源をオフさせたり呼出音の消音を促すことができ
る。また出入口で再び機能設定を解除するようにユーザ
に通知することもできる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、通信制御信号とは異なる機能制御信号を所定エリア
内に発信し、その機能制御信号を無線端末が受信する
と、無線端末の機能が所定エリア内に適した状態に変更
されるので、ユーザは無線端末を操作せずに済む。
【0078】また、第2の発明によれば、無線端末の機
能が変更されると、その無線端末には機能の設定状態が
表示手段によって表示されるので、無線端末の機能が自
動的に変更された場合にユーザが変更された機能の設定
状態を確認することができる。
【0079】さらに、第3の発明によれば、無線端末が
所定エリアに入ると、無線端末の送信機能が働かない状
態に変更されるので、ユーザが不用意に送信操作しても
電磁波が出力されなくなる。
【0080】また、第4の発明によれば、無線端末が所
定エリアに入ったときに着信があると、少なくとも着信
音が鳴らない状態に変更されるので、音が障害となる環
境で周囲に迷惑をかけずに済むようになる。
【0081】さらに、第5の発明によれば、無線端末が
所定エリアに入ったときに機能制御信号の着信が通常の
着信とは異なる音で報知されるので、ユーザは所定エリ
アに入ったことに気付き、無線端末の機能を忘れずに切
り替えることができる。
【0082】また、第6の発明によれば、無線端末が所
定エリアに入るとき、その所定エリアへの出入口または
出入口近傍に配置された報知手段から利用者に無線端末
の機能を変更するよう報知されるので、ユーザは所定エ
リアに入ったことに気付き、無線端末の機能を忘れずに
切り替えることができる。
【0083】さらに、第7の発明によれば、受信手段で
電磁波を受信すると、電子機器の利用者本人または利用
者に注意を促し得る人に電子機器から電磁波が放射され
ていることを報知するので、電子機器や携帯電話機の使
用を控えるように注意を促しユーザに気付かせることが
できる。
【0084】この結果、無線端末が電子機器を誤動作さ
せたり周囲に迷惑をかけることを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無線通信システムの第1の実施形
態を示す図。
【図2】この無線通信システムの無線端末の構成を示す
図。
【図3】この無線通信システムの動作を示すフローチャ
ート。
【図4】この無線通信システムの他の動作を示すフロー
チャート。
【図5】エリア全体をカバーするように無線端末制御装
置を配置した例を示す図。
【図6】この無線通信システムの第2の実施形態を示す
図。
【図7】複合端末の通信形態の変更を行う場合の実施形
態を示す図。
【図8】複合端末が移動体に載置された場合の実施形態
を示す図。
【図9】この発明の電磁波報知装置の構成を示す図。
【符号の説明】
1、7、81…無線端末制御装置、2…無線端末、3、
18、19…無線基地局、12…カバーエリア(無線ゾ
ーン)、6、6a、6b、6c…機能制御信号、15…
複合端末、16…セルラー携帯電話システム用のアンテ
ナ、17…PHS用のアンテナ、21…一般通信用のア
ンテナ、22…機能制御信号用のアンテナ、23…無線
部、24…復調部、25…制御部、26…着信報知部、
27…留守番電話部、28、72…スピーカー、29…
表示部、30…電源部、31…マイク、32…変調部、
70…電磁波報知装置、71…電磁波検出用のアンテ
ナ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動自在な無線端末と、それぞれが形成
    する無線ゾーンに前記無線端末が入ったとき通信制御信
    号をやり取りして通信を行う複数の無線基地局とを有す
    る無線通信システムにおいて、 前記無線基地局の中の少なくとも1台、あるいは前記無
    線基地局とは別個に独立して設置された無線端末制御装
    置が、 前記通信制御信号とは異なり、前記無線端末の所定の機
    能を変更するための機能制御信号を所定エリア内に発信
    する機能制御信号発信手段を備え、 前記無線端末が、 前記機能制御信号を受信する受信手段と、 前記受信手段により前記機能制御信号が受信された場
    合、所定の機能を変更する機能変更手段とを具備したこ
    とを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の無線通信システムにおい
    て、 前記無線端末は、 前記機能変更手段により前記所定の機能が変更された場
    合に、変更後の機能設定状態を端末利用者に認識させる
    手段をさらに具備したことを特徴とする無線通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1、2いずれか記載の無線通信シ
    ステムにおいて、 前記無線端末の所定の機能とは送信機能であり、前記機
    能制御信号の受信によって前記機能変更手段は、前記送
    信機能を送信禁止状態に変更することを特徴とする無線
    通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1、2いずれか記載の無線通信シ
    ステムにおいて、 前記無線端末の所定の機能とは着信報知機能であり、前
    記機能制御信号の受信によって前記機能変更手段は、前
    記着信報知機能を、少なくとも消音状態に変更すること
    を特徴とする無線通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1、2いずれか記載の無線通信シ
    ステムにおいて、 前記無線端末の所定の機能とは着信報知機能であり、前
    記機能制御信号が受信された場合、前記機能変更手段
    は、前記着信報知機能を前記機能制御信号の着信を少な
    くとも着信音を変えて報知するよう変更することを特徴
    とする無線通信システム。
  6. 【請求項6】 移動自在な無線端末と、それぞれが形成
    する無線ゾーンに前記無線端末が入ったとき通信制御信
    号をやり取りして通信を行う複数の無線基地局とを有す
    る無線通信システムにおいて、 前記無線基地局の中の少なくとも1台、あるいは前記無
    線基地局とは別個に独立して設置された無線端末制御装
    置が、 前記通信制御信号とは異なり、前記無線端末が自身の無
    線ゾーン内に入ったことを通知するためのエリア通知信
    号を発信するエリア通知信号発信手段を備え、 前記無線端末が、 前記エリア通知信号を受信した場合、前記エリア通知信
    号に対する応答信号を外部へ送信する信号送信手段を備
    え、 前記無線ゾーン内の所定のエリアへの出入口または出入
    口近傍に配置され、前記応答信号を受信して利用者に前
    記無線端末の機能の変更を促すための報知を行う報知手
    段を具備したことを特徴とする無線通信システム。
  7. 【請求項7】 電子機器から放射された電磁波を受信す
    る受信手段と、 前記受信手段により電磁波が受信された場合、前記電子
    機器の利用者本人または前記利用者に注意を促し得る人
    に前記電子機器から電磁波が放射されていることを報知
    する報知手段とを具備したことを特徴とする電磁波報知
    装置。
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