JPH10236959A - 制酸剤含有組成物 - Google Patents

制酸剤含有組成物

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JPH10236959A
JPH10236959A JP9055593A JP5559397A JPH10236959A JP H10236959 A JPH10236959 A JP H10236959A JP 9055593 A JP9055593 A JP 9055593A JP 5559397 A JP5559397 A JP 5559397A JP H10236959 A JPH10236959 A JP H10236959A
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antacid
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particle size
magnesium oxide
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JP9055593A
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Kiyoshi Kudo
清 工藤
Ryoko Sugita
涼子 杉田
Hiroaki Koike
啓昭 小池
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Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 全体の80重量%以上が粒径75〜30
0μmである酸化マグネシウムと、全体の85重量%以
上が粒径75〜300μmである水酸化マグネシウムと
を重量比率が酸化マグネシウム:水酸化マグネシウム=
9:1〜1:9となるように配合してなることを特徴と
する制酸剤含有組成物。 【効果】 本発明によれば、酸化マグネシウム及び水酸
化マグネシウムの粒度分布、配合割合を調整することに
よって、安全性に優れ、速効的に胃酸を中和し、制酸作
用の持続性にも優れる制酸剤含有組成物が得られ、該組
成物の服用によって胃内pHを速効的にpH4〜6と
し、該pH域を長時間維持する。更に、弱電解質薬物を
併用配合すると、該薬物の早期吸収と吸収量増加が図ら
れ、該薬物による治療効果も十分に得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制酸剤含有組成物
に関し、更に詳しくは胃内pHを4〜6前後に維持する
ことができる制酸剤含有組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、制酸剤は、消化性潰瘍、胃酸過多、胸やけ、胃部不
快感等の治療に用いられており、例えば酸化マグネシウ
ム,炭酸マグネシウムなどのマグネシウム系制酸剤、炭
酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム及び合成ヒドロタル
サイト,アルミニウムグリシネートなどのアルミニウム
系制酸剤等が汎用されているが、以下の(1)〜(6)
の条件を全て備えた理想的な制酸剤は、未だ開発されて
いない。 (1)胃内pHを必要以上に上げることがなく、pH4
〜6に維持することができる。 (2)中和作用が強く、速効性でありながら持続性も備
えている。 (3)胃粘膜を刺激しない。 (4)二次的な胃酸分泌を起こさない。 (5)体液の酸・アルカリ平衡を乱さない。 (6)下痢、便秘等の副作用を起こさない。
【0003】即ち、酸化マグネシウム,炭酸マグネシウ
ム,水酸化マグネシウムなどのマグネシウム系制酸剤
は、単独で服用すると少量では一過性に胃内pHを6〜
9と高めることができるが、pH4〜6を維持する時間
は短くなる。一方、服用量を多くすれば、このpH域を
長く持続させることができるが、胃内pHが必要以上に
上がってアルカリ性となるので好ましくなく、更には、
そのことが二次的には胃の酸分泌を促すことになり、胃
粘膜を刺激する結果となるのみならず、ある程度以上の
胃酸が分泌されると、胃内は過酸状態となるので、胃内
pHを4〜6前後に長時間持続させることが極めて困難
となってしまう。一方、アルミニウム系制酸剤の場合、
胃内pHを4以上に持続させることが困難であるばかり
でなく、理想的なpH域を長時間持続するためには、1
回の服用量を多くしないと達成できないという重大な欠
点がある。
【0004】また、制酸効果と共に他の治療効果を得る
には制酸剤を他の薬物と併用する必要があるが、特に弱
酸性の薬物(弱電解質薬物)の場合、上記の汎用制酸剤
では、上述したように胃内のpHを十分に制御できない
ので、いずれの制酸剤についても併用した弱電解質薬物
を胃内で十分に溶解、吸収させることができない、とい
うのが現状である。即ち、弱電解質薬物の溶解、吸収に
大きく関与する因子としては、薬物の物理学的特性であ
る溶解度及び解離型と非解離型との存在比が挙げられ、
これらの因子は、胃内pHによって変動するものであ
る。例えば、pHが4以上において溶解度が大きくなる
弱電解質薬物は、胃内pHが2以下である場合は、ほと
んど溶解していないこととなり、吸収される薬物量は極
めて少なくなる。また、弱電解質薬物が溶解すると、解
離型のものと非解離型のものとが併存した状態となる
が、これらの存在比はpHに依存して変化するものであ
り、また、解離型と非解離型との中で生体膜を透過する
のは非解離型であると考えられている。更に、弱電解質
薬物の多くは、pH4〜6で溶解度が大きくなることが
知られている。従って、弱電解質薬物を制酸剤と併用す
る場合、弱電解質薬物の吸収を速く、且つ大きくするた
めには、胃内pHを弱電解質薬物のpKa付近のpH
域、即ち、弱電解質薬物を十分に溶解させることがで
き、且つ非解離型の存在比率も高くなるpH域に速く立
ち上げると共に、このpH域を長く持続させることが重
要である。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、安全性が高いのみならず、胃内pHを4〜6前後に
速効で、且つ持続的に維持することができ、従って、特
に弱電解質薬物と併用した場合、弱電解質薬物の吸収を
早く、且つ大きくすることができる制酸剤含有組成物を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討した結果、
制酸剤として、特定の粒度分布を有する酸化マグネシウ
ムと水酸化マグネシウムとを所定割合で併用することに
より、胃内pHを4〜6前後に速効的に、且つ持続的に
維持することができることを見い出し、本発明をなすに
至った。
【0007】即ち、本発明は、全体の80重量%以上が
粒径75〜300μmである酸化マグネシウムと、全体
の85重量%以上が粒径75〜300μmである水酸化
マグネシウムとを重量比率が酸化マグネシウム:水酸化
マグネシウム=9:1〜1:9となるように配合してな
ることを特徴とする制酸剤含有組成物を提供する。ここ
で、本発明の場合、上記制酸剤含有組成物にさらに弱電
解質薬物を配合すると、より効果的である。
【0008】以下、本発明を更に詳細に説明する。本発
明の制酸剤含有組成物は、酸化マグネシウムと水酸化マ
グネシウムとを含有するものである。ここで、酸化マグ
ネシウムと水酸化マグネシウムとの配合割合は、酸化マ
グネシウム1重量部に対して水酸化マグネシウムを0.
11〜9重量部、好ましくは0.25〜7重量部、より
好ましくは0.5〜4重量部である。水酸化マグネシウ
ムの配合割合が低すぎると胃内pHが必要以上に上昇
し、しかもpHを4〜6前後に維持することが困難とな
り、弱電解質薬物と併用しても安定した薬物の吸収性が
得られない。一方、水酸化マグネシウムの配合割合が高
すぎると胃内pHを6以上に維持する時間が長くなり、
二次的な酸分泌を促して胃粘膜を刺激してしまい、更に
は、弱電解質薬物と併用しても薬物の早期吸収性を安定
的に得ることができない。
【0009】本発明の制酸剤含有組成物全体に対する上
記制酸剤の配合量は、酸化マグネシウムと水酸化マグネ
シウムとの配合割合が上記範囲となる限り特に制限され
るものではなく、併用する薬物や剤型等を考慮して適宜
選定することができるが、一般的には、酸化マグネシウ
ムと水酸化マグネシウムとの合計配合量が制酸剤含有組
成物全体の20〜70重量%、好ましくは25〜60重
量%、より好ましくは30〜50重量%とすると好適で
ある。上記制酸剤の配合量が多すぎると製剤化が困難と
なる場合があり、少なすぎると十分な制酸効果を得るの
が困難となる場合がある。
【0010】更に、本発明の制酸剤含有組成物は、上記
酸化マグネシウムとして、その80重量%以上、好まし
くは83重量%以上、より好ましくは88重量%以上が
粒径75〜300μm、好ましくは75〜180μm、
より好ましくは106〜180μmの範囲にあるものが
使用される。なお、酸化マグネシウム全体(100%)
が上記粒径範囲内であってもよい。粒径が大きすぎるも
のが多く存在しすぎると酸化マグネシウムの溶解が遅く
なり、最適な胃内pHであるpH4〜6を持続すること
が困難となる。一方、粒径が小さすぎるものが多く存在
しすぎると酸化マグネシウムの溶解が速くなりすぎて胃
内pHが必要以上に上昇してしまい、胃の生理機能に悪
影響を与える可能性が生じると共に、胃内pHを4〜6
に維持する時間が短くなる。
【0011】また、本発明の制酸剤含有組成物は、同様
の理由により、上記水酸化マグネシウムとして、その8
5重量%以上、好ましくは88重量%以上、より好まし
くは90重量%以上が粒径75〜300μm、好ましく
は75〜180μm、より好ましくは106〜180μ
mの範囲にあるものが使用される。なお、水酸化マグネ
シウム全体(100%)が上記粒径範囲内であってもよ
い。
【0012】本発明の制酸剤含有組成物は、上記構成に
よって、胃内pHを必要以上に上げることがなく、且つ
速効的にpH4〜6に長時間維持するものである。ここ
で、制酸剤の緩衝時間は特に制限されるものではなく、
その剤型、服用量等によって種々変化させることができ
るが、例えばコーティングが施されて溶解しにくいと一
般的に言われている剤型の場合であっても、胃内pHを
上記pH域に到達させる時間は、15分以内であること
が好ましく、また、上記pH域に維持する時間は、通常
20分以上であることが好ましい。なお、本発明の制酸
剤含有組成物は、上述したように胃内pHを必要以上に
上げることなく高めた後、pH4〜6に維持するもので
あり、この場合、胃内pHの最高値は7.5以下とする
ことが望ましい。
【0013】本発明の制酸剤含有組成物は、上記酸化マ
グネシウムと水酸化マグネシウムとを制酸剤として配合
すると共に、弱電解質薬物を併用するとより有用であ
り、このような弱電解質薬物としては、その種類が特に
制限されるものではないが、併用による有効性を考慮す
れば、弱電解質薬物の中でも非ステロイド抗炎症剤が好
適であり、より好ましくは特にpH4〜6で溶解度が大
きくなるものが望ましく、このような弱電解質薬物とし
て、例えばイブプロフェン、インドメタシン、フェニル
ブタゾン、トリメチンナトリウム、アセチルサリチル
酸、サリチル酸ナトリウム等が挙げられる。本発明の制
酸剤含有組成物に上記弱電解質薬物を配合する場合、そ
の配合量は、弱電解質薬物の種類、配合目的等により適
宜選定することができるが、通常制酸剤含有組成物全体
の5〜80重量%、好ましくは10〜70重量%、より
好ましくは15〜60重量%とすると好適である。配合
量が多すぎると弱電解質薬物の安定性が悪くなったり、
製剤化が困難となる場合があり、少なすぎると十分な配
合効果を得るのが困難となる場合がある。
【0014】また、同様の理由により、上記弱電解質薬
物の上記制酸剤に対する配合割合は、弱電解質薬物の配
合量が重量比で酸化マグネシウムと水酸化マグネシウム
との合計配合量の0.07〜4倍程度とすると好適であ
る。
【0015】本発明の制酸剤含有組成物は、本発明の効
果を妨げない限り、さらに必要に応じて上記成分以外の
各種薬効成分を適宜配合することができ、その種類は特
に制限されず、ヒト用医薬のみならず、動物薬を配合し
てもよいが、本発明の制酸剤含有組成物の使用目的を考
慮すれば、例えばアリルイソプロピルアセチル尿素,ブ
ロムワレリル尿素等の鎮静催眠剤、無水カフェイン等の
中枢興奮剤などが好適に配合され、これらは本発明の効
果を妨げない範囲で通常量配合することができる。
【0016】本発明の制酸剤含有組成物の剤型は、特に
制限されるものではなく、例えば錠剤,顆粒剤,散剤,
カプセル剤等の固形製剤、酸化マグネシウム及び水酸化
マグネシウムが粉粒状、粉末状、コロイド状となって分
散、懸濁しているシロップ剤,分散剤等の液状製剤など
の各種剤型で用いられ、それぞれ常法により調製するこ
とができるが、いずれの剤型の場合であっても、製剤時
に用いる酸化マグネシウム及び水酸化マグネシウムは、
上記粒度分布を有することが必要であり、通常粉粒状、
特に粉末状で使用される。また、上記各種剤型の中で
も、製剤中で酸化マグネシウム及び水酸化マグネシウム
が粉粒状、特に粉末状となっているものが望ましい。
【0017】本発明の制酸剤含有組成物は、上記のよう
な各種剤型に調製するに当たり、本発明の効果を妨げな
い範囲で必要に応じて上記成分以外の各種添加剤を配合
することができ、例えば固形製剤として調製する場合、
乳糖,デンプン,ショ糖,マンニトール,結晶セルロー
ス(例えば、アビセル:登録商標、旭化成工業株式会社
製)等の賦形剤、ヒドロキシプロピルセルロース,カル
ボキシメチルセルロース,ゼラチン,カルボキシメチル
セルロースナトリウム,アラビアゴム等の結合剤、カル
ボキシメチルセルロースカルシウム,ポリビニルピロリ
ドン及びその架橋体等の崩壊剤、ショ糖脂肪酸エステ
ル,ポリオキシソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン
界面活性剤、ステアリン酸カルシウム,ステアリン酸マ
グネシウム,ジメチルポリシロキサン,タルク,ポリエ
チレングリコール,硬化油等の滑沢剤などを配合するこ
とができる。更に必要に応じて、コーティングや糖衣を
施してもよく、コーティング剤としては、例えばヒドロ
キシプロピルセルロース,ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース,オイドラギッド,ポリビニルピロリドン,ポ
リエチレングリコール,セラック,メチルセルロース,
エチルセルロース、酢酸フタル酸セルロース,ヒドロキ
シプロピルセルロースフタレート等が使用され、糖衣を
施す場合には、ショ糖、アラビアゴム、炭酸カルシウ
ム、タルク、ゼラチン等が糖衣主成分に使用される。こ
れらの添加剤の配合量は、通常組成物全体の10〜75
重量%、好ましくは15〜65重量%、より好ましくは
20〜60重量%とすると好適である。
【0018】また、液状製剤として調製する場合、例え
ば精製水、エタノール、グリセリン、ショ糖、プロピレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、メタ水酸化アルミニ
ウム、寒天、トラガントガム等の賦形剤を本発明の効果
を妨げない範囲で配合することができ、更にこの他にも
必要に応じて、通常使用されている溶解補助剤、緩衝
剤、保存剤、香料、着色剤、呈味剤等を本発明の効果を
妨げない範囲で配合することができる。なお、これらの
配合量は上記固形製剤の場合と同様である。
【0019】本発明の制酸剤含有組成物は、その剤型に
合わせて通常の用法によって服用することによって、ヒ
ト用医薬のみならず動物薬としても使用することがで
き、胃酸過多、胃部不快感、胸やけ、胃痛等の症状を緩
和する制酸剤として有効に作用する。また、本発明の制
酸剤含有組成物が、更に弱電解質薬物を含有する場合、
その薬物吸収性に優れるので、弱電解質薬物による薬効
も十分に得ることができ、例えば弱電解質薬物が非ステ
ロイド抗炎症剤であれば、歯痛,抜歯後の疼痛,咽頭
痛,関節痛,腰痛,筋肉痛,生理痛などの鎮痛、悪寒,
発熱時の解熱、打撲,捻挫等の急性炎症時の鎮痛、抗炎
症等の薬効も十分に発揮される。
【0020】本発明の制酸剤含有組成物の投与量は、患
者の年齢、体重、症状等に合わせて適宜選定することが
できるが、通常成人の場合、1回当たりの服用量を組成
物として25〜1500mgとして、1日に1〜3回服
用すると好適である。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、従来より制酸剤として
使用されている酸化マグネシウム及び水酸化マグネシウ
ムの粒度分布を選定し、特定範囲の配合割合とすること
によって、安全性に優れるのみならず、速効的に胃酸を
中和し、且つ制酸作用の持続性にも優れる制酸剤含有組
成物が得られる。本発明の制酸剤含有組成物によれば、
服用によって胃内pHを速効的にpH4〜6とすると共
に、そのpH域を長時間維持することができる。本発明
の制酸剤含有組成物は、弱電解質薬物、特にpH4〜6
で溶解度が急激に大きくなる弱電解質薬物をさらに配合
すると、弱電解質薬物の早期吸収と吸収量の増加をもた
らすことができ、弱電解質薬物による治療効果も十分に
得ることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例を用いてよ
り詳細に説明する。なお、本発明の構成は下記実施例に
制限されるものではない。また、以下の表中の%は重量
%を意味する。
【0023】[実施例1及び比較例1〜4]表1に示す
粒度分布を有する各制酸剤を表2に示す試料の量の割合
となるように混合して、酸化マグネシウムと水酸化マグ
ネシウム(重量比;1:1)とからなる制酸剤含有組成
物(実施例1)とその他の制酸剤含有組成物(比較例1
〜4)を調製し、各制酸剤含有組成物について以下の実
験を行い、2種類の制酸剤配合品における緩衝能(時
間)を比較した。なお、以下に示す各制酸剤の粒度分布
は、日本薬局方に定められた「粒度の試験」に準じて測
定した。この測定方法によれば、上記実施例の制酸剤
は、粒径が75〜300μmであるものを84.9重量
%含有した酸化マグネシウムと、粒径が75〜300μ
mであるものを95.5重量%含有する水酸化マグネシ
ウムとからなるものである。 <緩衝時間の比較(フックスの変法)>人工胃液[希塩
酸(日本薬局方規格):24.0ml、塩化ナトリウ
ム:2.0g、濃ペプシン(1:10000):1.0
5g、精製水:適量/全量1000ml]50mlを3
00ml容ビーカーに正確に採った後、37℃±2℃に
維持した恒温槽に浸し、次いでこの恒温槽をマグネチッ
クスターラー上に固定し、ビーカー内にpHメーターの
電極及び温度計を挿入した後、マグネチックスターラー
を用いて上記ビーカー内の人工胃液を1分間に約300
回転の割合となるように撹拌した。その後、人工胃液の
温度が37℃±2℃になった時点で、上記撹拌を行った
ままで制酸剤含有組成物を表2に示す試料の量となるよ
うにビーカー内に添加すると共に、直ちにpHメーター
の記録計のチャートをスタートさせた。10分間経過後
に別に用意しておいた新たな人工胃液を定量ポンプによ
って毎分2mlの割合で上記ビーカー内に注加して、記
録計の制酸曲線がpH4.0を切るまで実験を続行し
た。
【0024】表2に各制酸剤含有組成物の1分後、10
分後のpH及びpH4.0〜6.0を維持した時間等を
併記する。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】表2によれば、本発明の制酸剤含有組成物
の酸化マグネシウムと水酸化マグネシウム(重量比;
1:1)組成物は、人工胃液に添加10分後にはpH6
付近となっており)、その後にpH4〜6を持続する時
間も他の制酸剤配合品よりも顕著に長いことが認められ
る。
【0028】[実施例2〜8及び比較例5〜10]表3
に示す粒度分布を有する酸化マグネシウム及び水酸化マ
グネシウムとイブプロフェンとを表4に示す試料の量の
割合となるように混合して、これらのみからなる組成物
を調製し、各組成物について上記実施例と同様の方法に
よって緩衝能(時間)を比較した。結果を表4に併記す
る。なお、表3によれば、実施例で用いた酸化マグネシ
ウムは、粒径が75〜300μmであるものを88重量
%含有し、水酸化マグネシウムは、粒径が75〜300
μmであるものを92.3重量%含有するものである。
一方、比較例で用いた酸化マグネシウムは、粒径が75
〜300μmであるものを68.3重量%含有し、水酸
化マグネシウムは、粒径が75〜300μmであるもの
を75.4重量%含有するものである。
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】表4によれば、本発明の制酸剤含有組成物
は、酸化マグネシウムと水酸化マグネシウムとの配合比
を本発明の範囲内で種々変化させてイブプロフェンと併
用した場合、いずれについても人工胃液に添加10分後
にはpHは5〜7付近になっており、その後のpH4〜
6の持続時間も長いのに対して、本発明の範囲外の粒度
分布を有する酸化マグネシウムを単独で使用した場合
(比較例5)、本発明の範囲外の粒度分布を有する水酸
化マグネシウムを単独で使用した場合(比較例6)、本
発明の範囲外の粒度分布を有する酸化マグネシウムと水
酸化マグネシウムとを併用した場合(比較例8)及び本
発明の範囲外の粒度分布を有する酸化マグネシウム又は
水酸化マグネシウムとイブプロフェンとを併用した場合
(比較例9,10)は、人工胃液に添加10分後でもp
H7〜10と高く、その後にpH4〜6を維持する時間
も短いことが認められる。なお、イブプロフェン単独
(比較例7)の場合、制酸作用はほとんど認められな
い。
【0032】[実施例9〜15及び比較例11〜14] <イブプロフェンとの併用系におけるイブプロフェンの
薬物動態>表5に示す粒度分布を有する実施例及び比較
例の酸化マグネシウムと水酸化マグネシウムとイブプロ
フェンとを各成分の配合割合が表6に示す投与量の割合
となるように混合して組成物を調製し、各組成物を1カ
プセル中の各薬剤量が表6に示す投与量となるようにカ
プセルに充填して、一晩絶食させたビーグル犬(オス、
年齢1〜2才、体重8〜12kg、1群6匹)に経口投
与した後、経時的に前肢静脈より1ml採血し、血液か
ら遠心分離にて血漿を分離して、その血漿中のイブプロ
フェンをHPLCを用いて常法により定量した。経時時
間と薬物の血漿中濃度の測定値との関係から最高血中濃
度到達時間(Tmax)、最高血中濃度(Cmax)及び血中
濃度時間曲線下面積(AUC)の薬物動態パラメーター
を求めた。各パラメーターの平均値を表6に併記する。
なお、表5により明らかなように、実施例で用いた酸化
マグネシウムは、粒径75〜300μmのものを86.
1重量%含有し、水酸化マグネシウムは、粒径75〜3
00μmのものを94.5重量%含有するものである。
【0033】
【表5】
【0034】
【表6】
【0035】表6によれば、本発明の制酸剤含有組成物
(実施例9〜15)とイブプロフェン単独(比較例1
1)、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムが本発明
の粒度分布の範囲外であって、イブプロフェン+酸化マ
グネシウム(比較例12)、イブプロフェン+水酸化マ
グネシウム(比較例13)、イブプロフェン+炭酸マグ
ネシウム+合成ヒドロタルサイト(比較例14)の組成
物とを比較した場合、イブプロフェンの吸収の速さを示
す最高血中濃度到達時間のTmaxが、本発明の制酸剤含
有組成物では比較例よりも速いことが認められる。さら
に、イブプロフェンの吸収量の指標である血中濃度時間
曲線下面積のAUCも、本発明の制酸剤含有組成物は比
較例よりも増加したことが認められる。上記結果によれ
ば、本発明の制酸剤含有組成物は、弱電解質薬物の一つ
であるイブプロフェンと併用すると、その薬物吸収を速
め、且つ吸収量を十分に向上させることが実証される。
【0036】[実施例16及び比較例15]制酸剤とし
て表7に示す粒度分布を有するものを用いて、下記組成
となるように各成分を混合した後、単発式の打錠機を用
いて常法により打錠して、実施例16及び比較例15の
錠剤を得た。なお、用いた酸化マグネシウムは、粒径7
5〜300μmのものを86重量%含有し、水酸化マグ
ネシウムは、粒径75〜300μmのものを87.5重
量%含有するものである(表7参照)。なお、組成中の
部は重量部を意味する(以下、同様)。
【0037】
【表7】 錠剤組成 実施例16 比較例15 イブプロフェン 75部 75部 無水カフェイン 15部 15部 酸化マグネシウム 50部 30部 水酸化マグネシウム 50部 − 炭酸マグネシウム − 105部 ヒドロキシプロピルセルロース 10部 15部 結晶セルロース 57部 17部 コーンスターチ 10部 10部 カルボキシメチルセルロース 20部 20部ステアリン酸マグネシウム 3部 3部 合計 290部 290部
【0038】[実施例17及び比較例16]制酸剤とし
て表8に示す粒度分布を有するものを用いて、下記組成
となるように各成分を混合した後、単発式の打錠機を用
いて常法により打錠して、実施例17及び比較例16の
錠剤を得た。なお、用いた酸化マグネシウムは、粒径7
5〜300μmのものを86.0重量%含有し、水酸化
マグネシウムは、粒径75〜300μmのものを87.
5重量%含有するものである(表8参照)。
【0039】
【表8】 錠剤組成 実施例17 比較例16 イブプロフェン 75部 75部 アリルイソプロピルアセチル尿素 10部 10部 無水カフェイン 20部 20部 酸化マグネシウム 30部 − 水酸化マグネシウム 120部 − 炭酸マグネシウム − 60部 合成ヒドロタルサイト − 120部 ゼラチン 5部 5部 ポリビニルピロリドン 15部 15部 結晶セルロース 75部 45部 コーンスターチ 17部 17部 クロスカルメロース 10部 10部ステアリン酸マグネシウム 3部 3部 合計 380部 380部
【0040】[実施例18及び比較例17]制酸剤とし
て表9に示す粒度分布を有するものを用いて、下記組成
の成分中のヒドロキシプロピルセルロース以外の成分を
混合した後、この混合物3.4kgを予め精製水340
mlにヒドロキシプロピルセルロース68gを溶解した
液に加えて練合し、次いでこの練合物を押し出し造粒法
により通常の条件で造粒したものを乾燥した後、整粒し
て実施例18及び比較例17の顆粒剤を得た。なお、実
施例で用いた酸化マグネシウムは、粒径75〜300μ
mのものを88.9重量%含有し、水酸化マグネシウム
は、粒径75〜300μmのものを94.7重量%含有
するのに対して、比較例で用いた酸化マグネシウムは、
粒径75〜300μmのものを72.7重量%含有し、
水酸化マグネシウムは、粒径75〜300μmのものを
76.7重量%含有するものである(表9参照)。
【0041】
【表9】 顆粒剤組成 実施例18 比較例17 フェニルブタゾン 200部 200部 酸化マグネシウム 20部 20部 水酸化マグネシウム 140部 140部 ゼラチン 3部 3部 D−マンニトール 50部 50部 ショ糖脂肪酸エステル 10部 10部 結晶セルロース 37部 37部 トウモロコシデンプン 50部 50部ヒドロキシプロピルセルロース 10部 10部 合計 520部 520部
【0042】[実施例19及び比較例18]制酸剤とし
て表10に示す粒度分布を有するものを用いて、下記組
成の成分中のヒドロキシプロピルセルロース以外の成分
を混合した後、この混合物2.7kgに予め精製水26
0mlにヒドロキシプロピルセルロース52gを溶解し
た液を加えて練合し、次いでこの練合物を押し出し造粒
法により通常の条件で造粒したものを乾燥した後、整粒
して実施例19及び比較例18の顆粒剤を得た。なお、
実施例で用いた酸化マグネシウムは、粒径75〜300
μmのものを91.8重量%含有し、水酸化マグネシウ
ムは、粒径75〜300μmのものを94.3重量%含
有するのに対して、比較例で用いた酸化マグネシウム
は、粒径75〜300μmのものを70.5重量%含有
し、水酸化マグネシウムは、粒径75〜300μmのも
のを72.9重量%含有するものである(表10参
照)。
【0043】
【表10】 顆粒剤組成 実施例19 比較例18 フェニルブタゾン 200部 200部 酸化マグネシウム 60部 60部 水酸化マグネシウム 120部 120部 ソルビトール 50部 50部 結晶セルロース 50部 50部 コーンスターチ 40部 40部ヒドロキシプロピルセルロース 10部 10部 合計 530部 530部
【0044】[実施例20及び比較例19]制酸剤とし
て表11に示す粒度分布を有するものを用いて、下記組
成の成分を混合した後、常法により定型の硬カプセルに
充填して、実施例20及び比較例19の硬カプセル剤を
得た。なお、実施例で用いた酸化マグネシウムは、粒径
75〜300μmのものを87.7重量%含有し、水酸
化マグネシウムは、粒径75〜300μmのものを9
2.2重量%含有するのに対して、比較例で用いた酸化
マグネシウムは、粒径75〜300μmのものを70.
7重量%含有し、水酸化マグネシウムは、粒径75〜3
00μmのものを73.7重量%含有するものである
(表11参照)。
【0045】
【表11】 硬カプセル剤組成 実施例20 比較例19 インドメタシン 25部 25部 酸化マグネシウム 100部 100部 水酸化マグネシウム 50部 50部 アクチゾル(旭化成) 40部 40部 コーンスターチ 55部 55部硬化油 30部 30部 合計 300部 300部
【0046】[実施例21及び比較例20]制酸剤とし
て表12に示す粒度分布を有するものを用いて、下記組
成の成分中のアセチルサリチル酸とコーンスターチとの
混合物を第1層とし、これら以外の成分の混合物を第2
層として、回転式の打錠機を用いて通常の条件で打錠し
て、実施例21及び比較例20の錠剤を得た。なお、実
施例で用いた酸化マグネシウムは、粒径75〜300μ
mのものを88.6重量%含有し、水酸化マグネシウム
は、粒径75〜300μmのものを92.5重量%含有
するものである(表12参照)。
【0047】
【表12】 錠剤組成 実施例21 比較例20 アセチルサリチル酸 330部 330部 コーンスターチ 10部 10部 酸化マグネシウム 128部 − 水酸化マグネシウム 32部 − 炭酸マグネシウム − 110部 アルミニウムグリシネート − 50部 ゼラチン 3部 3部 ポリビニルピロリドン 13部 13部 クロスカルメロース 10部 10部ステアリン酸マグネシウム 4部 4部 合計 530部 530部
【0048】[実施例22及び比較例21]制酸剤とし
て表13に示す粒度分布を有するものを用いて、下記組
成の成分中のヒドロキシプロピルセルロース以外の成分
を混合した後、この混合物2.6kgを予め精製水26
0mlにヒドロキシプロピルセルロース76gを溶解し
た液に加えて練合し、次いでこの練合物を押し出し造粒
法により通常の条件で造粒したものを乾燥した後、整粒
して実施例22及び比較例21の顆粒剤を得た。なお、
実施例で用いた酸化マグネシウムは、粒径75〜300
μmのものを85.7重量%含有し、水酸化マグネシウ
ムは、粒径75〜300μmのものを89.8重量%含
有するものである(表13参照)。
【0049】
【表13】 顆粒剤組成 実施例22 比較例21 イブプロフェン 150部 150部 酸化マグネシウム 100部 − 水酸化マグネシウム 60部 − 炭酸マグネシウム − 140部 水酸化アルミニウムゲル − 80部 ゼラチン 5部 5部 D−マンニトール 70部 70部 結晶セルロース 90部 40部 コーンスターチ 40部 30部ヒドロキシプロピルセルロース 15部 15部 合計 530部 530部
【0050】上記実施例16〜22及び比較例15〜2
1について、上記実施例1と同様の実験を行って、これ
らの緩衝能(時間)を比較した。結果を表14に示す。
なお、実験に当たり、顆粒剤はそのまま、錠剤は粉砕
し、硬カプセル剤は、その内容物を取り出して用い、各
試料中に含有される制酸剤の合計量が200mgとなる
ように、それぞれビーカー内に添加した。
【0051】
【表14】
【0052】表14によれば、本発明の制酸剤含有組成
物は、各種薬物と併用して種々の剤型で使用した場合で
あっても、いずれについてもpH測定開始後10分後に
はpHは4〜6付近になっており、その後のpH4〜6
の持続時間も長いことが認められる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体の80重量%以上が粒径75〜30
    0μmである酸化マグネシウムと、全体の85重量%以
    上が粒径75〜300μmである水酸化マグネシウムと
    を重量比率が酸化マグネシウム:水酸化マグネシウム=
    9:1〜1:9となるように配合してなることを特徴と
    する制酸剤含有組成物。
  2. 【請求項2】 さらに弱電解質薬物を配合してなる請求
    項1記載の制酸剤含有組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002087965A (ja) * 2000-09-14 2002-03-27 Lion Corp 口中崩壊性アスピリン含有錠剤
JP2018090577A (ja) * 2016-12-06 2018-06-14 大正製薬株式会社 崩壊性に優れたイブプロフェン含有固形製剤

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JP2002087965A (ja) * 2000-09-14 2002-03-27 Lion Corp 口中崩壊性アスピリン含有錠剤
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Effective date: 20040422