JPH10233928A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH10233928A
JPH10233928A JP9035100A JP3510097A JPH10233928A JP H10233928 A JPH10233928 A JP H10233928A JP 9035100 A JP9035100 A JP 9035100A JP 3510097 A JP3510097 A JP 3510097A JP H10233928 A JPH10233928 A JP H10233928A
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Shuji Hayashi
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Mita Industrial Co Ltd
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    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
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    • H04N1/6022Generating a fourth subtractive colour signal, e.g. under colour removal, black masking

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 黒生成処理を改良することにより、他の色へ
の黒の混入を防止する。 【解決手段】 黒生成処理部23において、MAXデー
タ検出部31、MINデータ検出部32により判別した
最大値max(C,M,Y)、最小値min(C,M,Y)及び予め設
定された定数βを用いて、演算器33により下記式の演
算を行う。 α=1−{max(C,M,Y)−min(C,M,Y)}/β 次いで、乗算器34により、K=α・min(C,M,Y)の演
算を行って黒データKを算出し、文字、写真、網点UC
R変換部35a,35b,35cにより、算出された黒
データKをアドレスとし、対応する黒出力値BKを出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー原稿を読み
取って得られるカラー画像データのデータ処理を行う画
像処理装置に係り、特に黒生成処理を改良した画像処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真方式のカラーディジタ
ル複写機では、照明されたカラー原稿からの反射光を赤
(R)、緑(G)、青(B)の色分解フィルタを通してCCD
等の光電変換素子で受光することにより、赤(R)成分、
緑(G)成分および青(B)成分の光強度に比例した受光信
号R,G,Bに色分解し、ディジタル値にA/D変換し
た後、濃度に比例したカラー画像データであるシアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)に濃度変換される。
次いで、このカラー画像データC,M,Yから黒データ
kを生成する黒生成処理が行われ、生成された黒データ
kを用いて下色除去(UCR:Under Color Removal)によ
る色補正処理が行われる。
【0003】このように、黒生成処理及び下色除去を行
い、カラー画像データC,M,Yの一部を黒データに置
き換えることによって、カラートナーの消費量の低減お
よびシャドー部や文字等の再現性の向上を図っている。
【0004】ここで、カラー画像データC,M,Yの値
が等しいときの色が黒であるので、黒データkは、カラ
ー画像データC,M,Yの最小値min(C,M,Y)を判
別し、k=min(C,M,Y)とすることによって求めら
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
使用される赤(R)、緑(G)、青(B)の色分解フィルタの
分光透過率特性は、理想的な特性とは異なり、RとG、
GとBの境界において透過の重なりを有している。従っ
て、Gの色分解フィルタの分光透過率特性は、RとBの
両方に重なっているので、光電変換素子を用いてカラー
原稿を読み取ると、見た目よりもGデータが大きくなっ
てしまう。このため、k=min(C,M,Y)があまり小
さい値にならないので、k=min(C,M,Y)をこのま
ま用いると、本来黒を含んでいない青や緑、特に緑の色
に黒が混入してしまうという問題があった。
【0006】これに対して、従来、k=min(C,M,
Y)をそのまま用いるのではなく、黒データkの値が小
さい範囲においてk'=0となるように黒データkを黒
出力値k'に変換し、黒データkに代えて黒出力値k'を
用いることによって、上述した黒の混入を防止すること
が行われている。
【0007】この手法によって緑の色への黒の混入を完
全に防止するためには、0≦k≦150の範囲までk'=0
となるように設定しなければならないが、そうすると黒
の量が少なくなり過ぎて、カラートナーの消費量の低減
や、シャドー部や文字等の再現性の向上につながらな
い。
【0008】そこで、従来、例えばカラー画像データ及
び黒データを256階調で階調表示するとすれば、図6に
示すように、0≦k≦60においてk'=0、60<kにお
いてk'>0となるように黒データkを黒出力値k'に変
換していた。このため、他の色への黒の混入の完全な防
止は困難となり、このデータを用いて複写された画像の
画質が劣化してしまうという問題があった。
【0009】本発明は、上記問題を解決するもので、黒
生成処理を改良することにより、他の色への黒の混入を
防止することが可能な画像処理装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力画像の画
素毎に複数の色に色分解されてなるカラー画像データに
対してデータ処理を施す画像処理装置において、上記複
数の色のカラー画像データの最大値を検出する最大値検
出手段と、上記複数の色のカラー画像データの最小値を
検出する最小値検出手段と、上記最大値及び上記最小値
の差と、上記最小値とをパラメータとして生成した黒出
力値を出力する黒生成手段とを備えたものである(請求
項1)。
【0011】この構成によれば、入力画像の画素毎の複
数の色のカラー画像データの最大値及び最小値が検出さ
れ、この最大値及び最小値の差と、上記最小値とをパラ
メータとして黒出力値が生成されることにより、好適な
黒生成が行われる。
【0012】また、請求項1記載の画像処理装置におい
て、上記カラー画像データは、3原色に色分解されてな
るものである(請求項2)。
【0013】この構成によれば、入力画像の画素毎の3
原色のカラー画像データの最大値及び最小値が検出さ
れ、この最大値及び最小値の差と、上記最小値とをパラ
メータとして黒出力値が生成されることにより、好適な
黒生成が行われる。
【0014】また、請求項2記載の画像処理装置におい
て、上記黒生成手段は、予め設定された定数を記憶する
定数記憶手段と、上記最大値、上記最小値及び上記定数
を用いて下記式の演算を行う演算手段と、上記演算手段
による算出値Kに対応して上記黒出力値を出力する出力
手段とを備えたものである(請求項3)。
【0015】K=min(C,M,Y)・[1−{max(C,M,Y)
−min(C,M,Y)}/β] ここに、 C,M,Y:上記3原色のカラー画像デー
タ max(C,M,Y):上記最大値 min(C,M,Y):上記最小値 β:上記予め設定された定数 この構成によれば、3原色であるシアン、マゼンタ、イ
エローのカラー画像データC,M,Yの最大値max(C,
M,Y)、3原色のカラー画像データの最小値min(C,M,
Y)及び予め設定された定数βを用いて上記式の演算が
行われ、算出された算出値Kに対応して黒出力値が出力
されることにより、他の色への黒の混入が防止される。
【0016】また、請求項3記載の画像処理装置におい
て、上記出力手段は、上記算出値Kにほぼ比例する黒出
力値を出力するものである(請求項4)。
【0017】この構成によれば、上記式の演算により算
出された算出値Kにほぼ比例する黒出力値が出力される
ことにより、他の色への黒の混入が防止されるととも
に、黒の再現性が向上する。
【0018】また、請求項3又は4記載の画像処理装置
において、上記出力手段は、複数の入力値に対応してそ
れぞれ予め設定された黒出力値が格納され、上記算出値
Kを上記入力値として対応する上記黒出力値を出力する
テーブルデータ記憶手段からなるものである(請求項
5)。
【0019】この構成によれば、複数の入力値に対応し
てそれぞれ予め設定された黒出力値が記憶されており、
算出値Kを入力値として対応する黒出力値が出力される
ことにより、他の色への黒の混入が防止される。
【0020】また、請求項3又は4記載の画像処理装置
において、上記出力手段は、入力値と上記黒出力値との
関係を表す関数に従って、上記算出値Kを入力値として
上記黒出力値を算出する第2の演算手段からなるもので
ある(請求項6)。
【0021】この構成によれば、入力値と黒出力値との
関係を表す関数に従って、算出値Kを入力値として黒出
力値が算出されることにより、他の色への黒の混入が防
止される。
【0022】また、請求項3〜6のいずれかに記載の画
像処理装置において、上記カラー画像データの画素が文
字領域又は写真領域に属するかどうかを判別する画像種
類判別手段を備え、上記定数記憶手段は、文字領域に対
応して設定された第1の定数と、写真領域に対応して設
定され、上記第1の定数より小さい第2の定数とを記憶
するもので、上記演算手段は、上記画素が文字領域に属
すると判別されたときは上記第1の定数、写真領域に属
すると判別されたときは上記第2の定数を用いて、上記
式の演算を行うものである(請求項7)。
【0023】この構成によれば、カラー画像データの画
素が文字領域又は写真領域に属するかどうかが判別さ
れ、文字領域に属すると判別されたときは第1の定数、
写真領域に属すると判別されたときは第1の定数より小
さい第2の定数を用いて、上記式の演算が行われること
により、各領域に好適な算出値Kが得られ、これによっ
て各領域に好適な黒出力値が得られる。また、3原色の
カラー画像データの最大値max(C,M,Y)及び最小値min
(C,M,Y)に差が生じても、文字領域の場合には写真領
域の場合に比べて算出値Kが大きくなり、これによっ
て、文字などの線画の鮮明性が向上する。
【0024】また、請求項7記載の画像処理装置におい
て、上記画像種類判別手段は、更に上記画素が網点領域
に属するかどうかを判別するもので、上記定数記憶手段
は、更に網点領域に対応して設定され、上記第1の定数
より小さい第3の定数を記憶するもので、上記演算手段
は、上記画素が網点領域に属すると判別されたときは上
記第3の定数を用いて上記式の演算を行うものである
(請求項8)。
【0025】この構成によれば、更に、カラー画像デー
タの画素が網点領域に属するかどうかが判別され、網点
領域に属すると判別されたときは第1の定数より小さい
第3の定数を用いて上記式の演算が行われることによ
り、網点領域に好適な算出値Kが得られ、これによって
網点領域に好適な黒出力値が得られる。
【0026】また、請求項1〜8のいずれかに記載の画
像処理装置において、生成された上記黒出力値を用いて
上記3原色のカラー画像データの下色除去を行う色補正
手段を備えたものである(請求項9)。
【0027】この構成によれば、生成された黒出力値を
用いて3原色のカラー画像データの下色除去が行われる
ことにより、色の再現性が向上するとともに、4色の重
なり量が低減し、これによって高品質の画像が得られ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】図2は本発明に係る画像処理装置
が適用されるカラーディジタル複写機の一実施形態を示
すブロック図である。このカラーディジタル複写機は、
図2に示すように、画像読取部1、画像処理部2、レー
ザ光出力部3及び像形成部4を備えている。
【0029】画像読取部1は、複写すべきカラー原稿を
照明する図略の照明手段と、光電変換部11と、濃度変
換部12とを備え、カラー原稿を読み取ってカラー画像
データC,M,Yを得るものである。
【0030】画像処理部2は、入力処理部21と、画像
種類判別部22と、黒生成処理部23と、色補正処理部
24と、出力色選択部25と、変倍処理部26と、空間
フィルタ部27と、階調処理部28と、出力制御部29
とを備え、画像読取部1で得られたカラー画像データ
C,M,Yに対して後述する所定の処理を施すものであ
る。
【0031】レーザ光出力部3は、画像処理部2により
処理が施されたカラー画像データに応じてレーザ光を予
め帯電された像形成部4の感光体に照射し、感光体表面
に静電潜像を形成させるものである。
【0032】像形成部4は、図略の感光体、現像装置、
転写紙搬送装置及び定着装置などを備え、感光体表面に
各カラー毎に形成された静電潜像を、順次シアン(C)、
マゼンタ(M)及びイエロー(Y)のカラートナー及びブラ
ック(BK)のトナーを用いて現像して感光体まで搬送さ
れた転写紙に転写し、4色のトナーが転写されて形成さ
れた転写トナー像を転写紙上に定着させるものである。
【0033】画像読取部1の光電変換部11は、ライン
状に配列された多数のCCDなどからなり、それぞれ照
明されたカラー原稿の微小領域(以下、「画素」という)
からの反射光を受光する光電変換素子と、上記反射光の
光路上に配設され、加法混色における3原色である赤
(R)、緑(G)、青(B)に色分解するR,G,Bフィルタ
と、A/D変換器とを備え、赤(R)成分、緑(G)成分お
よび青(B)成分の光強度に比例した3原色のアナログカ
ラー画像信号に光電変換するとともに、このアナログカ
ラー画像信号を所定ビット数(本実施形態では8ビット)
のディジタルのカラー画像データR,G,Bに変換する
ものである。
【0034】濃度変換部12は、カラー画像データR,
G,Bをそれぞれの補色であるシアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、すなわち減法混色における3原色
の濃度に比例したカラー画像データC,M,Yに変換す
るものである。
【0035】画像処理部2の入力処理部21は、各カラ
ー画像データC,M,Yを伝送する際の基準クロック周
波数の周波数変換などの処理を施すもので、これによっ
て画像読取部1における基準クロック周波数と画像処理
部2における基準クロック周波数との差を吸収してい
る。
【0036】また、入力処理部21は、上記処理を施し
た後、カラー画像データC,M,YをそれぞれFIFO
(First In First Out)メモリM1,M2,M3に格納す
るものである。
【0037】画像種類判別部22は、複数ライン分のカ
ラー画像データを保持可能なラインメモリ221を備
え、FIFOメモリM1,M2,M3に格納された複数
ラインの各カラー画像データC,M,Yを読み取ってラ
インメモリ221に格納するとともに、このラインメモ
リ221に格納された複数ラインのカラー画像データを
用いて、注目するカラー画像データが文字領域、写真領
域又は網点領域のいずれの領域に属するカラー画像デー
タであるかを判別するものである。
【0038】画像種類判別部22は、この判別を、特開
平8−149298号公報などに記載の公知の手法を用
いて行っており、判別結果を、図2に示すように、黒生
成処理部23、色補正処理部24、変倍処理部26、空
間フィルタ部27、階調処理部28及び出力制御部29
に送出している。
【0039】また、画像種類判別部22は、FIFOメ
モリM1,M2,M3に格納された同一画素のカラー画
像データC,M,Yを同期して読み取り、黒生成処理部
23に送出するものである。
【0040】黒生成処理部23は、カラー画像データ
C,M,Yを用いて黒の画像データBKを生成するもの
で、色補正処理部24は、生成された画像データBKを
用いて各カラー画像データC,M,Yを補正するもの
で、それぞれ詳細は後述する。
【0041】出力色選択部25は、画像データC,M,
Y,BKの内の1の画像データを選択して出力するもの
である。変倍処理部26は、選択された画像データを設
定倍率などに応じて拡大又は縮小等の処理を施すもので
ある。
【0042】空間フィルタ部27は、画像種類判別部2
2による判別結果に応じてエッジ強調処理や平滑処理等
の公知のフィルタ処理を施すもので、文字領域であれば
エッジ強調処理、写真領域及び網点領域であれば平滑処
理が施される。
【0043】階調処理部28は、ディザ処理や多値ディ
ザ処理などの公知の中間調処理を施すものである。出力
制御部29は、階調処理部28から送出される画像デー
タに応じて、レーザ光出力部3のレーザ光の発光制御を
行うものである。
【0044】図1は本実施形態の黒生成処理部23及び
色補正処理部24の構成を示すブロック図である。黒生
成処理部23は、ロジック回路により構成され、MAX
データ検出部31と、MINデータ検出部32と、演算
器33と、乗算器34と、文字UCR変換部35aと、
写真UCR変換部35bと、網点UCR変換部35c
と、セレクタS1とを備えている。
【0045】色補正処理部24は、ロジック回路により
構成され、乗算器41と、C生成部42と、M生成部4
3と、Y生成部44と、文字γ変換テーブル45aと、
写真γ変換テーブル45bと、網点γ変換テーブル45
cと、セレクタS2,S3,S4とを備えている。
【0046】黒生成処理部23のMAXデータ検出部3
1は、画像種類判別部22から送られる同一画素のカラ
ー画像データC,M,Yを比較し、その最大値max(C,
M,Y)を判別して演算器33に送出するものである。
【0047】MINデータ検出部32は、画像種類判別
部22から送られる同一画素のカラー画像データC,
M,Yを比較し、その最小値min(C,M,Y)を判別して
演算器33及び乗算器34に送出するものである。
【0048】セレクタS1は、画像種類判別部22によ
る判別結果に対応するセレクト信号を演算器33に送出
するものである。演算器33は、MAXデータ検出部3
1及びMINデータ検出部32のデータを用いて下記数
1の演算を行い、その算出値αを乗算器34に送出する
ものである。
【0049】
【数1】α=1−{max(C,M,Y)−min(C,M,Y)}/β 但し、βは予め設定された定数で、演算器33はβとし
てβ123の3種類の値を備えており、セレクタS
1からのセレクト信号が文字領域に対応するときはβ=
β1とし、写真領域に対応するときはβ=β2とし、網点
領域に対応するときはβ=β3として演算するように構
成されている。
【0050】なお、β123は、β1>β2≒β3とな
るように設定されており、本実施形態では、例えばβ1
=300,β2=β3=100に設定している。
【0051】このαの値は、{max(C,M,Y)−min(C,
M,Y)}が増大する、すなわち黒から遠ざかると小さく
なるもので、黒の重み量を表している。なお、α<0の
ときはα=0としている。
【0052】
【数2】K=α・min(C,M,Y) 乗算器34は、MINデータ検出部32及び演算器33
のデータを用いて上記数2の演算を行って黒データKを
算出するもので、算出された黒データKを文字UCR変
換部35a、写真UCR変換部35b及び網点UCR変
換部35cに送出するものである。
【0053】各UCR変換部35a,35b,35c
は、それぞれ256×8ビットのテーブルデータを記憶した
メモリで構成され、黒データKをアドレスとし、対応す
る黒出力値BKを出力することにより、1画素毎に黒デ
ータKから黒出力値BKにデータ変換を行うものである
(図3〜図5)。
【0054】文字UCR変換部35aは、カラー画像デ
ータが文字領域に属するときに好適なデータ変換を行う
もので、図3に示すように、原点からK≒50まで緩やか
にほぼ直線状に上昇し、K≒50から急勾配でほぼ直線状
に上昇し、K=255のときにBK=255になっており、デ
ータ変換によって得られる黒出力値BKをセレクタS2
及び文字γ変換テーブル45aに送出するように構成さ
れている。
【0055】写真UCR変換部35bは、カラー画像デ
ータが写真領域に属するときに好適なデータ変換を行う
もので、図4に示すように、原点から緩やかにほぼ直線
状に上昇し、K=255のときにBK≒195になっており、
データ変換によって得られる黒出力値BKをセレクタS
2及び写真γ変換テーブル45bに送出するように構成
されている。
【0056】網点UCR変換部35cは、図5に示すよ
うに、原点から緩やかにほぼ直線状に上昇し、K=255
のときにBK≒190になっており、データ変換によって
得られる黒出力値BKをセレクタS2及び網点γ変換テ
ーブル45cに送出するように構成されている。
【0057】図1に戻って説明を続ける。色補正処理部
24のセレクタS2は、各UCR変換部35a,35
b,35cから送られる黒出力値BKの内で、画像種類
判別部22による判別結果に対応する黒出力値BKを選
択して乗算器41に送出するものである。セレクタS3
は、画像種類判別部22による判別結果に対応するセレ
クト信号を乗算器41に送出するものである。
【0058】乗算器41は、黒出力値BKに所定数δを
乗算して補正するとともに、その補正値δ・BKをC,
M,Y生成部42,43,44に送出するものである。
なお、乗算器41は、乗算結果が8ビットを超えるとき
には、乗算結果を255に制限している。
【0059】また、乗算器41は、δとしてδ12
3の3種類の値を備えており、セレクタS3からのセレ
クト信号が文字領域に対応するときはδ=δ1とし、写
真領域に対応するときはδ=δ2とし、網点領域に対応
するときはδ=δ3として演算するように構成されてい
る。
【0060】
【数3】C'=C−δ・BK M'=M−δ・BK Y'=Y−δ・BK C,M,Y生成部42,43,44は、乗算器4による
補正値δ・BKを用いてそれぞれ上記数3の演算、すな
わち下色除去を行うことにより、各カラー画像データ
C,M,Yを補正するとともに、それぞれ補正されたカ
ラー画像データC',M',Y'を出力色選択部25に送
出するものである。
【0061】なお、C,M,Y生成部42,43,44
は、それぞれ上記数3の演算結果が負になるときには、
0に制限している。
【0062】各γ変換テーブル45a,45b,45c
は、それぞれ256×8ビットのテーブルデータを記憶した
メモリで構成され、黒出力値BKをアドレスとし、対応
する補正された黒出力値BK'を出力することにより、
1画素毎にデータ変換を行うもので、これによって画像
読取部1のγ特性を像形成部4のγ特性に補正するもの
である。
【0063】セレクタS4は、文字γ変換テーブル45
a、写真γ変換テーブル45b及び網点γ変換テーブル
45cから送られる黒出力値BK'の内で、画像種類判
別部22による判別結果に対応する黒出力値BK'を選
択して出力色選択部25に送出するものである。
【0064】次に、図1〜図5を用いて、本実施形態の
動作について説明する。まず、図2において、図略の照
明手段により照明されたカラー原稿からの反射光が、光
電変換部11によって、アナログのカラー画像信号R,
G,Bからなる電気信号に変換されることにより色分解
され、更に8ビットのディジタルのカラー画像データ
R,G,Bに変換される。次いで、濃度変換部12によ
って、このカラー画像データがカラー画像データC,
M,Yに濃度変換されて、入力処理部21に送られる。
【0065】カラー画像データC,M,Yは、入力処理
部21によって、基準クロック周波数の変換処理が施さ
れた後、それぞれ同期してFIFOメモリM1,M2,
M3に格納される。
【0066】次いで、FIFOメモリM1,M2,M3
に格納されたカラー画像データC,M,Yが読み取られ
て、画像種類判別部22のラインメモリ221に複数ラ
イン格納され、注目するカラー画像データが、文字領
域、写真領域又は網点領域のいずれの領域に属するかが
判別される。
【0067】一方、FIFOメモリM1,M2,M3に
格納されたカラー画像データC,M,Yは、画像種類判
別部22によって、1画素毎に同期して黒生成処理部2
3に送られる。
【0068】次に、図1において、カラー画像データ
C,M,Yの最大値max(C,M,Y)及び最小値min(C,
M,Y)が、画素毎に黒生成処理部23のMAXデータ検
出部31及びMINデータ検出部32によって検出さ
れ、検出された最大値max(C,M,Y)は演算器33に送
られ、最小値min(C,M,Y)は演算器33及び乗算器3
4に送られる。
【0069】一方、画像種類判別部22による判別結果
に応じたセレクト信号がセレクタS1から演算器33に
送られ、演算器33によって、β123の内でセレ
クタS1からのセレクト信号に応じたβを用いて上記数
1に示す演算が行われ、その演算結果αは乗算器34に
送られ、続いて乗算器34によって上記数2に示す演算
が行われて黒データKが算出され、算出された黒データ
Kが各UCR変換部35a,35b,35cに送られ
る。
【0070】次いで、各UCR変換部35a,35b,
35cによって、図3〜図5に示すテーブルデータに従
って黒データKから黒出力値BKにデータ変換が行わ
れ、この黒出力値BKは、色補正処理部24のセレクタ
S2に送られるとともに、各γ変換テーブル45a,4
5b,45cに送られる。
【0071】次いで、セレクタS2によって、画像種類
判別部22による判別結果に対応する黒出力値BKのみ
が乗算器41に送られ、一方、画像種類判別部22によ
る判別結果に応じたセレクト信号がセレクタS3から乗
算器41に送られる。
【0072】そして、乗算器41によって、δ12
3の内で、セレクタS3からのセレクト信号に応じたδ
を黒出力値BKに乗算して黒出力値BKが補正され、そ
の補正された黒出力値BK'がC,M,Y生成部42,
43,44に送られる。
【0073】次いで、C,M,Y生成部42,43,4
4において、上記数3に示す演算によって下色除去が行
われてカラー画像データC',M',Y'が得られ、この
カラー画像データC',M',Y'が出力色選択部25に
送られる。
【0074】一方、各γ変換テーブル45a,45b,
45cにおいて、黒出力値BKにγ変換が施されて補正
された黒出力値BK'が得られ、この黒出力値BK'がセ
レクタS4に送られ、セレクタS4から画像種類判別部
22による判別結果に対応する黒出力値BK'が出力色
選択部25に送られる。
【0075】次いで、出力色選択部25により、画像デ
ータC',M',Y',BK'の内で例えばカラー画像デー
タY'が選択されて変倍処理部26に出力され、変倍処
理部26において設定倍率などに応じて拡大又は縮小等
の処理が施される。
【0076】次いで、空間フィルタ部27において、画
像種類判別部22による判別結果が文字領域であればエ
ッジ強調処理が、写真領域及び網点領域であれば平滑処
理が施される。
【0077】次いで、階調処理部28において、中間調
処理が施され、出力制御部29において、レーザ光出力
部3のレーザ光の発光制御が行われる。
【0078】そして、所定レベルに帯電された像形成部
4の感光体に、レーザ光出力部3からカラー画像データ
Y'に応じたレーザ光が照射されて感光体表面に静電潜
像が形成され、この静電潜像がYトナーを用いて現像さ
れたYトナー像が転写紙に転写される。
【0079】次いで、出力色選択部25によりカラー画
像データM'が選択されて、同様の手順を経てMトナー
像が転写紙に転写され、次いで、カラー画像データC'
が選択されて、同様の手順を経てCトナー像が転写紙に
転写され、最後に黒出力値BK'が選択されて、同様の
手順を経てBKトナー像が転写紙に転写され、この4色
のトナー像が転写された後、定着装置によって転写トナ
ー像が転写紙に定着される。
【0080】このように、黒生成処理に用いる黒データ
として、黒から遠ざかると小さくなる黒の重み量αを最
小値min(C,M,Y)に乗算した黒データK=α・min
(C,M,Y)を用いるようにしたので、青や緑等の色へ
の黒の混入を防止することができ、色再現性を向上する
ことができる。
【0081】また、図3〜図5に示すように、黒データ
K=0から徐々に黒出力値BKを立ち上げることができ
るので、低濃度域まで黒生成を行うことができる。これ
によって、低濃度域におけるグレーの再現性を向上でき
るとともに、カラー画像データC,M,Yにおける黒の
部分をほぼ完全に画像データBKに置き換えることがで
きる。
【0082】これによって、4色トナーの重なり量を低
減することができるので、転写性能の向上及び光沢性の
低減を図ることができ、ひいては、転写トナー像の画質
を向上することができる。
【0083】更に、上記従来の図6において、k≒60、
すなわち中程度の濃度において黒出力値k'をリニアに
立ち上げると、既に他のカラー画像データC,M,Yが
C,M,Y≧60になっているので、C,M,Yに引っ張
られて黒の量が急増し、これによって疑似輪郭が発生し
てしまう虞れがあった。そこで、この疑似輪郭の発生を
防止するために、図6に示すように、黒出力値k'を緩
やかに立ち上げるようにしていた。しかし、本実施形態
によれば、図3〜図5に示すように、黒データK=0か
ら徐々に黒出力値BKを立ち上げることができるので、
疑似輪郭の発生が問題になることがない。従って、黒デ
ータK=0から黒出力値BKへの変換における関係式を
簡易な一次式で表すことができる。
【0084】また、画像種類判別部22によって画像の
種類を判別し、その判別結果に応じて黒出力値BKに変
換するUCR変換部35a,35b,35cを切り替え
ることにより、画像の種類に最適な黒出力値BKを得る
ことができる。
【0085】また、演算器33で用いるβをβ1>β2
β3に設定し、画像種類判別部22による判別結果が文
字領域のときはβ1を用いることにより、黒の重み量α
における{max(C,M,Y)−min(C,M,Y)}項の影響を小
さくしてαを1に近づけることができ、これによって、
より鮮明な文字画像を得ることができる。
【0086】なお、本発明は、上記実施形態に限られ
ず、以下の変形形態(1)〜(7)を採用することがで
きる。 (1)画像種類判別部22に代えて、文字原稿、写真原
稿及び網点原稿の原稿種類設定キーを備えるようにして
もよい。この場合には、演算器33は、原稿の種類に応
じて操作者により設定された設定内容に応じてβ12,
β3の内からβを選択すればよい。この形態によれば、
画像処理部2の構成を簡素化することができる。
【0087】(2)上記実施形態では、演算器33で用
いるβをβ1=300,β2=β3=100に設定しているが、
これに限られず、装置の特性に応じて、β1>β2≒β3
の範囲内において適宜設定することができる。
【0088】(3)上記実施形態では、図5に示す網点
UCR変換部35cは、図4に示す写真UCR変換部3
5bと多少異なるテーブルデータを用いているが、同一
のテーブルデータを用いてもよい。この形態によれば、
メモリを1個削減することができ、これによって構成を
簡素化することができる。
【0089】(4)上記実施形態では、文字UCR変換
部35aは、写真UCR変換部35bと異なるテーブル
データを用いているが、これに代えて、図4に示す写真
UCR変換部35bと同一のテーブルデータを用いても
よい。また、文字、写真、網点UCR変換部35a,3
5b,35cを、全て図4に示す写真UCR変換部35
bと同一のテーブルデータを用いてもよい。これらの場
合には、β1=350〜400とするなど、β1≫β2に設定す
ることにより、上記実施形態と同様に、鮮明な文字画像
を得ることができる。
【0090】これらの形態によれば、メモリを1個又は
2個削減することができ、これによって構成を簡素化す
ることができる。
【0091】(5)図3〜図5に示すように、黒出力値
BKは、黒データKに対してほぼ一次式で表されている
ので、文字、写真、網点UCR変換部35a,35b,
35cは、テーブルデータが格納されたメモリに代え
て、それぞれ図3〜図5に示す関係式を表す関数に従っ
てデータ変換演算を行う演算器で構成してもよい。
【0092】この形態によれば、テーブルデータを格納
するためのメモリを不要にすることができ、これによっ
て黒生成処理部23のロジック回路を容易に構成するこ
とができるとともに、部品コストを低減することができ
る。
【0093】(6)上記実施形態では、黒生成処理部2
3、色補正処理部24をロジック回路により構成し、デ
ータ処理をハードウェアで行っているが、これに代え
て、高速のマイクロコンピュータにより構成し、データ
処理をソフトウェアで行うようにしてもよい。
【0094】(7)上記実施形態では、画像読取部1を
備えたカラーディジタル複写機に適用した形態で説明し
ているが、単体の画像読取装置(イメージスキャナ)によ
って読み取られ、パーソナルコンピュータなどに取り込
まれた原稿の画像データに対してデータ処理を施す形態
でもよい。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力画像の画素毎の複数の色のカラー画像データの最大
値及び最小値を検出し、この最大値及び最小値の差と、
最小値とをパラメータとして黒出力値を生成するように
したので、好適な黒生成を行うことができる。
【0096】また、入力画像の画素毎の3原色のカラー
画像データの最大値及び最小値を検出し、この最大値及
び最小値の差と、最小値とをパラメータとして黒出力値
を生成することにより、好適な黒生成を行うことができ
る。
【0097】また、3原色であるシアン、マゼンタ、イ
エローのカラー画像データC,M,Yの最大値max(C,
M,Y)、3原色のカラー画像データの最小値min(C,M,
Y)及び予め設定された定数βを用いて、 K=min(C,M,Y)・[1−{max(C,M,Y)−min(C,M,
Y)}/β] の演算を行い、算出された算出値Kに対応して黒出力値
を出力することにより、他の色への黒の混入を防止する
ことができる。
【0098】また、算出値Kにほぼ比例する黒出力値を
出力することにより、他の色への黒の混入を防止できる
とともに、黒の再現性を向上することができる。
【0099】また、複数の入力値に対応してそれぞれ予
め設定された黒出力値を記憶し、算出値Kを入力値とし
て対応する黒出力値を出力することにより、他の色への
黒の混入を防止することができる。
【0100】また、入力値と黒出力値との関係を表す関
数に従って算出値Kを入力値として黒出力値を算出する
ことにより、他の色への黒の混入を防止することができ
る。
【0101】また、カラー画像データの画素が文字領域
又は写真領域に属するかどうかを判別し、文字領域に属
すると判別されたときは第1の定数、写真領域に属する
と判別されたときは第1の定数より小さい第2の定数を
用いて、上記式の演算を行うことにより、各領域に好適
な算出値Kを得ることができ、これによって各領域に好
適な黒出力値を得ることができる。また、3原色のカラ
ー画像データの最大値max(C,M,Y)及び最小値min(C,
M,Y)に差が生じても、文字領域の場合には写真領域の
場合に比べて算出値Kが大きくなり、これによって、文
字などの線画の鮮明性を向上することができる。
【0102】また、更に、カラー画像データの画素が網
点領域に属するかどうかを判別し、網点領域に属すると
判別されたときは第1の定数より小さい第3の定数を用
いて上記式の演算を行うことにより、網点領域に好適な
算出値Kを得ることができ、これによって網点領域に好
適な黒出力値を得ることができる。
【0103】また、生成された黒出力値を用いて3原色
のカラー画像データの下色除去を行うことにより、色の
再現性を向上することができるとともに、4色の重なり
量を低減することができ、これによって高品質の画像を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置が適用されるカラー
ディジタル複写機の一実施形態の黒生成処理部及び色補
正処理部の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施形態を示すブロック図である。
【図3】文字UCR変換テーブルのテーブルデータを示
す図である。
【図4】写真UCR変換テーブルのテーブルデータを示
す図である。
【図5】網点UCR変換テーブルのテーブルデータを示
す図である。
【図6】従来の黒データから黒出力値に変換するテーブ
ルデータを示す図である。
【符号の説明】 1 画像読取部 2 画像処理部 3 レーザ光出力部 4 像形成部 11 光電変換部 12 濃度変換部 21 入力処理部 22 画像種類判別部(画像種類判別手段) 221 ラインメモリ 23 黒生成処理部 24 色補正処理部(色補正手段) 25 出力色選択部 26 変倍処理部 27 空間フィルタ部 28 階調処理部 29 出力制御部 31 MAXデータ検出部(最大値検出手段) 32 MINデータ検出部(最小値検出手段) 33 演算器(黒生成手段、定数記憶手段、演算手段) 34 乗算器(黒生成手段、演算手段) 35a 文字UCR変換部(黒生成手段、出力手段、テ
ーブルデータ記憶手段、第2の演算手段) 35b 写真UCR変換部(黒生成手段、出力手段、テ
ーブルデータ記憶手段、第2の演算手段) 35c 網点UCR変換部(黒生成手段、出力手段、テ
ーブルデータ記憶手段、第2の演算手段) 41 乗算器 42 C生成部 43 M生成部 44 Y生成部 45a 文字γ変換テーブル 45b 写真γ変換テーブル 45c 網点γ変換テーブル M1,M2,M3 FIFOメモリ S1〜S4 セレクタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像の画素毎に複数の色に色分解さ
    れてなるカラー画像データに対してデータ処理を施す画
    像処理装置において、上記複数の色のカラー画像データ
    の最大値を検出する最大値検出手段と、上記複数の色の
    カラー画像データの最小値を検出する最小値検出手段
    と、上記最大値及び上記最小値の差と、上記最小値とを
    パラメータとして生成した黒出力値を出力する黒生成手
    段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置において、
    上記カラー画像データは、3原色に色分解されてなるも
    のであることを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像処理装置において、
    上記黒生成手段は、予め設定された定数を記憶する定数
    記憶手段と、上記最大値、上記最小値及び上記定数を用
    いて下記式の演算を行う演算手段と、上記演算手段によ
    る算出値Kに対応して上記黒出力値を出力する出力手段
    とを備えたものであることを特徴とする画像処理装置。 K=min(C,M,Y)・[1−{max(C,M,Y)−min(C,M,
    Y)}/β] ここに、 C,M,Y:上記3原色のカラー画像デー
    タ max(C,M,Y):上記最大値 min(C,M,Y):上記最小値 β:上記予め設定された定数
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像処理装置において、
    上記出力手段は、上記算出値Kにほぼ比例する黒出力値
    を出力するものであることを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の画像処理装置にお
    いて、上記出力手段は、複数の入力値に対応してそれぞ
    れ予め設定された黒出力値が格納され、上記算出値Kを
    上記入力値として対応する上記黒出力値を出力するテー
    ブルデータ記憶手段からなることを特徴とする画像処理
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項3又は4記載の画像処理装置にお
    いて、上記出力手段は、入力値と上記黒出力値との関係
    を表す関数に従って、上記算出値Kを入力値として上記
    黒出力値を算出する第2の演算手段からなることを特徴
    とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のいずれかに記載の画像処
    理装置において、上記カラー画像データの画素が文字領
    域又は写真領域に属するかどうかを判別する画像種類判
    別手段を備え、上記定数記憶手段は、文字領域に対応し
    て設定された第1の定数と、写真領域に対応して設定さ
    れ、上記第1の定数より小さい第2の定数とを記憶する
    もので、上記演算手段は、上記画素が文字領域に属する
    と判別されたときは上記第1の定数、写真領域に属する
    と判別されたときは上記第2の定数を用いて、上記式の
    演算を行うものであることを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の画像処理装置において、
    上記画像種類判別手段は、更に上記画素が網点領域に属
    するかどうかを判別するもので、上記定数記憶手段は、
    更に網点領域に対応して設定され、上記第1の定数より
    小さい第3の定数を記憶するもので、上記演算手段は、
    上記画素が網点領域に属すると判別されたときは上記第
    3の定数を用いて上記式の演算を行うものであることを
    特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の画像処
    理装置において、生成された上記黒出力値を用いて上記
    複数の色のカラー画像データの下色除去を行う色補正手
    段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
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