JP3245883B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3245883B2
JP3245883B2 JP11467991A JP11467991A JP3245883B2 JP 3245883 B2 JP3245883 B2 JP 3245883B2 JP 11467991 A JP11467991 A JP 11467991A JP 11467991 A JP11467991 A JP 11467991A JP 3245883 B2 JP3245883 B2 JP 3245883B2
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好彦 廣田
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ミノルタ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、赤、緑、青の読取デー
タをシアン、マゼンタ、イエローの再現色のデータに変
換してマルチカラー画像の形成を行う複写機、プリンタ
などの画像再現装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フルカラーで画像再現をおこなうプリン
タなどにおいては、原稿から読み取った赤、緑、青のデ
ジタル画像データR,G,Bを色再現の3色シアン、マゼ
ンタ、イエローC,M,Yのデータに変換して画像を再現
する。このため、原稿を走査して得られた赤、緑、青の
3色のデジタルデータを画像再現のための3色のデータ
に変換するデータ処理を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フルカラー
画像のデータ処理については、黒の鮮やかさと色彩度と
の両立について考慮しなければならない。すなわち、フ
ルカラー画像における黒の再現においては、シアンC,
マゼンタM,イエローYを重ね合わせて黒を再現して
も、各トナーの分光特性の影響により鮮明な黒の再現が
難しい。そこで、再現色データY,M,Cによる減法混色
法と墨データKによる墨加刷によって、黒の再現性を向
上し、フルカラーを実現している。しかし、この方法で
は、黒の鮮明度は墨加刷の程度が大きくなるほど良くな
るが、有彩色の彩度は低下してしまう。したがって、無
彩色の鮮明度の向上と有彩色の彩度の向上とを両立させ
なければならない。
【0004】そこで、無彩色か有彩色かを判定して墨加
刷を行うか否かを判定することが考えられる。しかし、
単に赤、緑、青の読取色から無彩色か有彩色かを判定す
ると、誤判定が多く、画像の劣化が激しい。その原因
は、読取系における網点原稿とモアレ、濃度の均一な原
稿や色相、明度がなだらかに変化する部分における読取
系の誤差やノイズなどである。
【0005】本発明の目的は、フルカラー画像において
無彩色の鮮明度の向上と有彩色の彩度の向上を両立させ
た画像形成装置を提供することである。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置は、原稿を走査して得られた赤、緑、青のデジタルデ
ータを入力する入力手段と、入力手段によって入力され
た読取色のデジタルデータの最小値を求める黒生成手段
と、入力手段によって入力された赤、緑、青の読取色の
デジタルデータをスムージングするスムージング手段
と、画素毎に、スムージング手段によってスムージング
されたデジタルデータについて彩度を判定する彩度判定
手段と、彩度の判定と並列して処理され、スムージング
されないデータについてエッジを判定するエッジ判定手
段と、エッジ判定手段によりエッジと判定された場合、
彩度判定手段による判定結果にかかわらず、予め定めら
れた第1係数と第2係数を選択し、エッジ判定手段によ
りエッジでないと判定された場合、彩度判定手段による
判定結果に応じた第1係数と第2係数を選択する選択手
段と、選択手段により選択された第1係数と第2係数を
用いて、黒生成手段により求められる最小値と第1係数
の積を黒データとして作成し、かつ、この読取色のデジ
タルデータから上記の最小値と第2係数の積を減算する
下色除去墨加刷手段と、下色除去墨加刷手段により処理
された読取色のデータをシアン、マゼンタ、イエローの
再現色のデータに変換するデータ変換手段と、を備え
る。好ましくは、判定手段は、赤、緑、青の3色間のレ
ベル差に基づいて彩度を判定することを特徴とする。
【0007】
【作用】黒生成手段は、入力手段によって入力された読
取色のデジタルデータの最小値を求める。彩度判定手段
は、入力された読取色のデジタルデータを平滑化したデ
ジタルデータについて彩度を判定するので、彩度の判定
精度が向上する。また、エッジ判定を考慮して、最適な
第1係数と第2係数を選択できる。これにより、下色除
去と墨加刷が適切に行える。
【0008】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本発明による実
施例であるデジタルカラー複写機について、以下の順序
で説明する。 (a)デジタルカラー複写機の構成 (b)画像信号処理 (b−1)画像信号処理部の構成 (b−2)領域判定の結果と画像信号処理の概略 (c)濃度変換部 (d)黒生成部 (e)領域判別部における下色除去/墨加刷自動制御(無彩
色有彩色判定) (e−1)下色除去/墨加刷自動制御の目的 (e−2)スムージング処理 (e−3)無彩色有彩色判定 (f)領域判別部における自動マスキング制御(色相判定) (f−1)自動マスキング制御の目的 (f−2)色相判定 (g)色補正処理部 (h)領域判別部におけるエッジ強調/スムージング自動
制御(エッジ判定) (h−1)エッジ強調/スムージング自動制御の目的 (n−2)エッジ検出 (i)MTF補正部
【0009】(a)デジタルカラー複写機の構成 図1は、本発明の実施例に係るデジタルカラー複写機の
全体構成を示す縦断面図である。デジタルカラー複写機
は、原稿画像を読み取るイメージリーダ部100と、イ
メージリーダ部で読み取った画像を再現する本体部20
0とに大きく分けられる。
【0010】図1において、スキャナ10は、原稿を照
射する露光ランプ12と、原稿からの反射光を集光する
ロッドレンズアレー13、及び集光された光を電気信号
に変換する密着型のCCDカラーイメージセンサ14を
備えている。スキャナ10は、原稿読取時にはモータ1
1により駆動されて、矢印の方向(副走査方向)に移動
し、プラテン15上に載置された原稿を走査する。露光
ランプ12で照射された原稿面の画像は、イメージセン
サ14で光電変換される。イメージセンサ14により得
られたR,G,Bの3色の多値電気信号は、読取信号処理
部20により、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(K)のいずれかの階調データに変換され
る。次いで、プリントヘッド部31は、入力される階調
データに対してこの感光体の階調特性に応じた補正(γ
補正)および必要に応じてディザ処理を行った後、補正
後の画像データをD/A変換してレーザダイオード駆動
信号を生成して、この駆動信号によりプリントヘッド部
31内のレーザダイオード221(図示せず)を駆動させ
る。
【0011】階調データに対応してレーザダイオード2
21から発生するレーザビームは、図1の一点鎖線に示
すように、反射鏡37を介して、回転駆動される感光体
ドラム41を露光する。これにより感光体ドラム41の
感光体上に原稿の画像が形成される。感光体ドラム41
は、1複写ごとに露光を受ける前にイレーサランプ42
で照射され、帯電チャージャ43により帯電されてい
る。この一様に帯電した状態で露光を受けると、感光体
ドラム41上に静電潜像が形成される。イエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラックのトナー現像器45a〜45dの
うちいずれか一つだけが選択され、感光体ドラム41上
の静電潜像を現像する。現像された像は、転写チャージ
ャ46により転写ドラム51上に巻きつけられた複写紙
に転写される。
【0012】上記印字過程は、イエロー、マゼンタ、シ
アン及びブラックについて繰り返して行われる。このと
き、感光体ドラム41と転写ドラム51の動作に同期し
てスキャナ10はスキャン動作を繰り返す。その後、分
離爪47を作動させることによって複写紙は転写ドラム
51から分離され、定着装置48を通って定着され、排
紙トレー49に排紙される。なお、複写紙は用紙カセッ
ト50より給紙され、転写ドラム51上のチャッキング
機構52によりその先端がチャッキングされ、転写時に
位置ずれが生じないようにしている。
【0013】図2と図3とにデジタルカラー複写機の制
御系の全体ブロック図を示す。イメージリーダ部100
はイメージリーダ制御部101より制御される。イメー
ジリーダ制御部101は、プラテン15上の原稿の位置
を示す位置検出スイッチ102からの位置信号によっ
て、ドライブI/0103を介して露光ランプ12を制
御し、また、ドラムI/O103およびパラレルI/O
104を介してスキャンモータドライバ105を制御す
る。スキャンモータ11はスキャンモータドライバ10
5により駆動される。
【0014】一方、イメージリーダ制御部101は、画
像制御部106とバスにより接続される。画像制御部1
06は、CCDカラーイメージセンサ14および画像信
号処理部20のそれぞれとバスで互いに接続されてい
る。CCDカラーイメージセンサ14からの画像信号
は、後に説明する画像信号処理部20に入力されて処理
される。
【0015】本体部200には、複写動作一般に制御を
行うプリンタ制御部201とプリントヘッド部31の制
御を行うプリントヘッド制御部202とが備えられる。
プリンタ制御部201には、自動濃度制御用の各種セン
サ44、60、203〜205からのアナログ信号が入
力される。また、操作パネル206へのキー入力によっ
て、パラレルI/O207を介して、プリンタ制御部2
01に各種データが入力される。プリンタ制御部201
は、制御用のプログラムが格納された制御ROM208
と各種データが格納されたデータROM209とが接続
される。プリンタ制御部201は、各種センサ44、6
0、203〜205、操作パネル206およびデータR
OM209からのデータによって、制御ROM208の
内容に従って、複写制御部210と表示パネル211と
を制御し、さらに、自動濃度補償制御を行うため、バラ
レルI/O212およびドライブI/O213を介し帯
電チャージャのグリッド電圧発生用高圧ユニット214
および現像器バイアス電圧発生用高圧ユニット215を
制御する。
【0016】プリントヘッド制御部202は、制御RO
M216内に格納されている制御用プログラムに従って
動作し、また、イメージリーダ部100の画像信号処理
部20と画像データバスで接続されており、画像データ
バスを介して入力される画像信号を元にして、γ補正用
変換テーブルの格納されているデータROM217の内
容を参照してγ補正を行い、さらに、階調表現法として
多値化ディザ法を用いる場合はディザ処理を施して、ド
ライブI/O218およびパラレルI/O219を介し
てレーザダイオードドライバ220を制御している。レ
ーザダイオード221はレーザダイオードドライバ22
0によって、その発光が制御される。また、プリントヘ
ッド制御部202は、プリンタ制御部201、画像信号
処理部20およびイメージリーダ制御部101とバスで
接続されて互いに同期がとられる。
【0017】(b)画像信号処理 (b−1)画像信号処理部の構成 図4は、読取部の斜視図を示す。読取部では、3波長
(R,G,B)の分光分布を備えた光源(ハロゲンランプ)1
2によって原稿91の面上を照射し、その反射光をロッ
ドレンズアレー13によって密着型のCCDカラーイメ
ージセンサ14の受光面に対しライン状に等倍結像させ
る。ロッドレンズアレー13、光源12およびCCDカ
ラーイメージセンサ14を含む光学系は、図1の矢印方
向にライン走査され、原稿91の光情報をCCDカラー
イメージセンサ14によって電気信号に変換する。
【0018】図5は、画像信号処理部20のブロック図
であり、この図を参照して、CCDカラーイメージセン
サ14から画像信号処理部20を介してプリントヘッド
制御部202に至る画像信号の処理の流れを説明する。
画像信号処理部20においては、CCDカラーイメージ
センサ14によって光電変換された画像信号は、A/D
変換器61で、R,G,Bの多値デジタル画像データに変
換される。なお、クロック発生部70は、クロックを発
生しCCDセンサ14とA/D変換器61にクロックを
伝達する。変換された画像データは、シェーディング補
正部62で所定のシェーディング補正がされた後、原稿
91の反射データであるため、濃度変換部63において
log変換を行って実際の画像の濃度データに変換され
る。さらに、黒生成部64において、真の黒色データ
K’をR,G,Bのデータより生成する。
【0019】一方、シェーディング補正された画像デー
タについて、領域判別部65において、各画素毎にその
画素の属する局所的領域について画像の特徴が抽出さ
れ、画像の濃度平坦部、エッジ部、その中間部の切り分
けが行なわれる。図6は、領域判別部65の回路構成を
示す。シェーディング補正部62から出力された画像デ
ータR,G,Bは、エッジ検出部84でエッジを検出した
後で、MTF補正制御部85から2ビットのフィルタ選
択信号FS1,FS0をMTF補正部67に送る。一方、
画像データR,G,Bは、スムージング処理部81におい
てフィルタ処理をされた後、下色除去/墨加刷(UCR
/BP)制御部82と色補正マスキング制御部83とに
おいて処理され、色補正処理部領域66に2ビット(4
段階)の無彩色有彩色判定信号US1,US0と2ビット
(4種類)のマスキング係数選択信号MS1,MS0を出力
する。
【0020】そして色補正処理部66において、領域判
別部65からの無彩色有彩色判定信号US1,US0とマ
スキング係数選択信号MS1,MS0に対応して、黒色デ
ータ発生処理とマスキング処理を同時に行う。すなわ
ち、黒色データを発生し、読取データから差し引くとと
もに、読取データをC,M,Yの3再現色のデータに変換
する。さらに、MTF補正部67において、領域判別部
65からのフィルタ選択信号FS1,FS0に対応してデ
ジタルフィルタを選択して、スムージング(平滑化)処理
またはエッジ強調処理を行なう。次に、変倍・移動部6
8において、倍率を変更する。さらに、カラーバランス
部69において、カラーバランスを調整し、プリントヘ
ッド制御部202にデータを出力する。なお、プリント
ヘッド制御部202から、単色モードかフルカラーモー
ドであるかを示す信号M/NCが画像信号処理部20に
送られる。
【0021】図7において、レジスタ87は、プリント
ヘッド制御部202からのデータバス(D7〜D0),アド
レスバス(MA2〜MA0)、およびチップ選択信号NCS
1、ライト信号NWRによって各種制御パラメータのセ
ットを行う。そして、制御パラメータREF0、REF
1、REF2を下色除去/墨加刷制御部82を送り、制
御パラメータREF3、REF4をMTF補正制御部8
5に送り、制御パラメータEDGをMTF補正部67に
送る。
【0022】(b−2)領域判定結果と画像信号処理の概
略 以下に、画像信号処理の各処理について詳細に説明する
が、その前に領域判別とそれに対応した処理の概略を説
明する。本実施例では、領域判別部65において、各画
素について、その画素を中心とする局所的領域におい
て、R,G,Bの読取データより次の3つの特徴を抽出す
る。(a)無彩色か有彩色か(無彩色有彩色判定信号US)
((e−3)節参照),(b)エッジ検出(フィルタ選択信号F
S)((h−2)参照),(c)色相判定(マスキング係数選択信
号MS)((f−2)節参照)。そして、無彩色か有彩色か、
および、エッジ検出の判定結果に対応して、次のよう
に、色補正処理部66において墨量(UCR比/BP比)
を最適化されるとともに、MTF補正部67において、
空間デジタルフィルタ処理により平滑化またはエッジ強
調が行われる。 (1)無彩色で、濃度が平坦である場合: 無彩色有彩色
判定の結果に対応して墨量を大きくするとともに、再現
色M,C,Yデータの平滑化を行う。 (2)無彩色と有彩色のいずれでも、エッジ部である場
合: 無彩色有彩色判定の結果を取り消し、墨量を小さ
くするとともに、再現色であるC,M,Yについてエッジ
強調を行う。 (3)有彩色で濃度が平坦である場合: 無彩色有彩色判
定の結果に対応して墨量を小さくするとともに、M,C,
Yデータの平滑化を行う。 (4)その他の場合、墨量は中間とし、エッジ強調もデー
タ平滑化も行わない。また、複数の色グループにそれぞ
れ対応する線形マスキング係数を色補正処理部66に用
意しておき、色相判定の結果に対応して、その色相の属
する色グループの線形マスキング係数を用いてマスキン
グ処理を行う。 なお、単色モードでは、墨量を0にするとともに、単色
モード用の線形マスキング係数を用いる。
【0023】(c)濃度変換部 濃度変換部63においては、CCDカラーイメージセン
サ14の出力データを人間の目から見た原稿濃度(OD)
に対してリニアな特性を有するように変換する。CCD
カラーイメージセンサ14の出力は、入射強度(=原稿
反射率OR)に対してリニアな光電変換特性を有してい
る。一方、原稿反射率(OR)と原稿濃度(OD)とは、−
logOR=ODなる関係がある。そこで、反射率/濃度
変換テーブルを用いて、CCDカラーイメージセンサ1
4の非線形な読取特性をリニアな特性に変換する。具体
的には、図10の反射率/濃度変換テーブル347を用
いて、注目画素のR,G,B読取データを濃度データD
R,DG,DBに変換する。
【0024】(d)黒生成部 フルカラー再現に必要なシアン、マゼンタ、イエロー、
黒の各色データC',M',Y',K'は、面順次方式によっ
て1スキャン毎に作成され、計4回のスキャンによりフ
ルカラーを再現する。ここで、黒の印字も行うのは、シ
アン,マゼンタ,イエローを重ね合わせて黒を再現して
も、各トナーの分光特性の影響により鮮明な黒の再現が
難しいためである。そこで、本フルカラー複写機では、
データY',M',C'による減法混色法と黒データK'によ
る墨加刷によって、黒の再現性を向上し、フルカラーを
実現する。
【0025】黒生成部64は、原稿上の明るさを表す
赤、緑、青の成分R,G,Bから黒量Kを以下のように求
める。濃度変換部63から得られるDR,DG,DBは、
R,G,B成分の各濃度データであるから、CCD読取部
におけるR,G,Bの各補色であるシアン、マゼンタ、イ
エローの成分C',M',Y'に一致している。従って、図
8に示すように、DR,DG,DBの最小値は、原稿上の
C',M',Y'が色重ねされた成分であるから、黒データ
K'としてよい。そこで、黒生成部64では、黒データ
K'=MIN(DR,DG,DB)を検出する。
【0026】そして、後で説明するように、色補正処理
部66において再現色データC,M,Yを作成する時に
は、黒生成部64からのデータK'を用い、C',M',Y'
のデータよりα・K'を減算し、黒データKを作成する
ときは、β・K'をK量として出力する。ここに、α
は、後で説明するUCR(下色除去)比であり、βは、B
P比である。なお、黒再現性の向上のために、パラメー
タα、βは、スムージング処理の後に注目画素を含む局
所的領域の特徴に対応して4段階に変化される。
【0027】次に、図9に示す黒生成部64の回路を説
明する。コンパレータ301は、赤データDRと緑デー
タDGとを比較し、2入力マルチプレクサ302は、そ
の比較結果に基づきDRとDGの小さい方の値をコンパ
レータ303に出力する。このコンパレータ303は、
この出力値を青データDBと比較し、2入力マルチプレ
クサ304は、その比較結果に基づきDRとDGとDB
の最小値を2入力マルチプレクサ305に出力する。2
入力マルチプレクサ305は、信号M/NCに基づき、
この最小値(フルカラーモード)または0(単色モード)を
出力する。すなわち、信号M/NCは、画像出力モード
を決定し、“L"レベルでは、フルカラーモードであ
り、上記の最小値を出力するが、“H"レベルでは、単
色モードであり、K’は実際の出力結果が最適になる適
当な値に設定すればよい。本実施例ではK'=0に固定
し、墨加刷用のデータK'をクリアする。ディレイ回路
306、307、308は、タイミングを合わせるため
に用いられる。なお、出力データは、読取データR,G,
Bが補色であるシアン、マゼンタ、イエローのデータで
あるという意味で、C',M',Y'と表示を変更したが、
実質的には同じデータを示している。
【0028】(e)領域判別部における下色除去/墨加刷
自動制御(無彩色有彩色判定) 領域判別部65は、下色除去/墨加刷自動制御、自動マ
スキング制御、エッジ強調/スムージング自動制御のた
めに領域判別処理を行ない、補正パラメータを出力す
る。ここでは下色除去/墨加刷自動制御について説明す
る。
【0029】(e−1)下色除去/墨加刷自動制御(無彩色
有彩色判定)の目的 先に説明したように、黒生成部64では、黒データK'
としてK'=MIN(DR,DG,DB)を検出する。そし
て、色補正処理部66において、C',M',Y'よりα・
K'を減算し、データKを作成するときは、β・K'をK
量として出力する。ここに、αは、UCR比であり、黒
量を決定する。βは、BP比であり、色データを低くす
る。UCR比/BP比は色再現の彩度と無彩色の鮮明度
に対して影響を持つ。
【0030】無彩色の再現性は、UCR比/BP比(−
α/β)をそれぞれ大きくすれば純粋な黒K'で再現され
るので向上する反面、有彩色の彩度はK'の出力比が高
くなるために低下してしまう。従って、無彩色が否かを
判定することによってUCR比/BP比を制御すること
によって、無彩色の鮮明度の向上と有彩色の彩度の向上
とを両立出来ると考えられる。
【0031】ところが、単に読取データR,G,B(原色
系)について無彩色か否かを判定すると誤判定しやす
く、逆に画像の劣化につながる。この誤判定の原因には
読取系における網点原稿のモアレによる誤判定や、濃度
の均一な原稿や色相、明度がなだらかに変化する部分に
おける読取系の誤差やノイズによる誤判定がある。
【0032】そこで、まず、注目画素の読取データR,
G,Bについてその画素を含む局所的領域についてスム
ージング処理(実施例では重み付け移動平均処理)をす
る。次に、R,G,Bのレベルを比較し、無彩色の判定を
行うことにした。さらに、黒再現性の向上のために、パ
ラメータα、βを、スムージング処理の後に注目画素を
含む領域の特徴に対応して4段階(図11参照)に変化
し、無彩色に近いほどUCR比/BP比を高くした。
【0033】(e−2)スムージング処理 下色除去/墨加刷自動制御のために、先ず注目画素を中
心とする5×5=25個の画素の領域についてスムージ
ング処理が行われる。図10に示すスムージング処理部
81では、シェーディング補正部62にてシェーディン
グ補正によって規格化された8ビット(レベル0〜25
5)のR,G,Bデータから5×5のフィルタ344を用
いて各色毎に注目画素に対する重み付け加算の移動平均
を行う。すなわち、まず4個のラインメモリ340、3
41、342、343に4ラインのデータが順次記憶さ
れる。そして、この4ラインのデータR2(G2,B2),
R3(G3,B3),R4(G4,B4),R5(G5,B5)と
現在出力中のラインのデータR1(G1,B1)とから、
中央のラインの中央画素に対してスムージング処理用の
フィルタ344でスムージングをした後に、スムージン
グされたデータRS(GS,BS)を下色除去/墨加刷制
御部82と色補正マスキング制御部83に送る。フィル
タ344においては、注目画素を中心になだらかに重み
付けが行われる。
【0034】このフィルタ344を用いたスムージング
処理により、画素の高周波に対して擬解像を防止しかつ
低周波成分を抽出することが可能になる。これにより、
領域判別の対象に対して、(a)濃度の均一な画像のノイ
ズ除去、(b)網点画像の読取系に起因するモアレの除
去、(c)色相、明度、彩度がなだらかに変化する画像の
平滑化の効果があり、判別精度が向上する。こうしてス
ムージング化されたデータRS(GS,BS)は、下色除
去/墨加刷制御部82において色相判定(自動マスキン
グ制御)に用いられ、色補正マスキング制御部83にお
いて無彩色有彩色判定(UCR/BP自動制御)に用いら
れる。
【0035】(e−3)無彩色有彩色判定 下色除去/墨加刷制御部82では、無彩色(黒)の判定
は、3色の読取データがR≒G≒Bとなることを利用し
て行っている。図11は、この判定のための分布領域図
を示す。この判定は画素毎に行われる。図11におい
て、平滑化された各画素のデータRS,GS,BSは、2
本の実線により区切られる範囲KLVL0(GS−RE
F0<RS,BS<GS−REF0)、2本の1点鎖線で
区切られる範囲KLVL1(GS−REF1<RS,BS
<GS−REF1)、2本の破線で区切られる範囲KL
VL2(GS−REF2<RS,BS<GS−REF2)
に対応して、表1の選択テーブルに示すように無彩色か
ら有彩色まで4個の分布領域に分類され、それに対応し
て無彩色有彩色判定信号US1,US0が発生される。こ
こに、KLVL0で示される領域内であれば、無彩色と
判定され、KLVL2で示される領域の外にあれば、有
彩色と判定されるが、その中間に、2個の領域を設けて
いる。そして、2ビットの無彩色有彩色判定信号US1,
US0で表される値0、1、2、3に対応してUCR比
/BP比(−α/β)の値を段階的に変化させる。この比
は、無彩色であるほど高い値とする。
【0036】
【表1】
【0037】図12に示す下色除去/墨加刷制御部82
の回路において、各画素のデータRS,GS,BSが図1
1のどの分布領域に属するかを判定し、無彩色の判定を
行う。この判定においては、基準色データ(GS)に対し
てある定数値を加減算し、他の2色とのレベル差を判定
する。すなわち、GSデータに対して、減算器361と
加算器362においてREF0との減算と加算を行い、
GS−REF0、GS+REF0を得る。そして、12
個からなるコンパレータ367の中の4個のコンパレー
タにおいて、これらとRS,GS,BSとの比較を行う。
そして、その結果をNANDゲート369を通して、G
S−REF0<RS,BS<GS+REF0の場合にN
KLVL0=“L"をテーブル(ROM)372に出力す
る。同様に、GSデータに対して、減算器363と加算
器364においてREF1との減算と加算を行い、GS
−REF1、GS+REF1を得る。そして、コンパレ
ータ367の中の4個のコンパレータにおいて、これら
のRS、BSとの比較を行う。そして、その結果をNA
NDゲート370を通して、GS−REF1<RS,B
S<GS+REF1の場合にNKLVL1=“L"をテ
ーブル372に出力する。さらに、GSデータに対し
て、減算器365と加算器366においてREF2との
減算と加算を行い、GS−REF2、GS+REF2を
得る。そして、コンパレータ367の中の4個のコンパ
レータにおいて、これらとRS、BSとの比較を行う。
そして、その結果をNANDゲート371を通して、G
S−REF2<RS,BS<GS+REF2の場合にN
KLVL2=“L"をテーブル372に出力する。テー
ブル372においては、表1の選択テーブルに従って、
2ビットの無彩色有彩色判定信号US,USを出力
する。
【0038】ここで、テーブル372においては、MT
F補正制御部85から入力されるフィルタ選択信号FS
0が“L"(エッジ部)であるときは、上述の判定を取り消
す。すなわち、墨量を小さくする無彩色有彩色判定信号
US1,US0=“3"を出力する。フィルタ選択信号FS
0は、R,G,Bデータの主走査方向と副走査方向のいず
れかのエッジ検出量が一定レベル(REF3)以上のとき
に出力される。これは、この場合には、画像のエッジ部
であるので、無彩色有彩色判定が誤りやすいと考えられ
るため、画像のエッジ部であると判定された画素につい
ては、事前に無彩色有彩色判定処理をしないように設定
して、誤判定の割合を低下させる。言い換えれば、画像
の濃度が比較的均一な部分でのみ下色除去/墨加刷制御
が最適化されるため、誤判定による画像劣化がなくな
る。
【0039】以上に説明したように、図12に示す下色
除去/墨加刷制御部82と色補正マスキング制御部83
では、補正パラメータを決定する各種選択信号(US1,
US0,MS1,MS0,FS1,FS0)を発生し、色補正処理
部66とMTF補正部67に出力する。
【0040】(f)領域判別部における自動マスキング制
御(色相判定) (f−1)自動マスキング制御の目的 フルカラーの入力データを画像に再現するために、マス
キング演算がMTF補正部37において行われる。線形
マスキング係数は、色再現域のほぼ全体に対して平均色
差が最小になるように設定されるが、再現域のある部分
では、かならずしも色差が極小にならず、色再現誤差や
階調誤差が大きくなってしまう。そこで、DR,DG,D
B項にその2乗項およびDR・DG,DG・DB,DB・
DR項を加えた2次マスキング処理がよいと言われてい
るが、回路構成は複雑で大規模なものになってしまう。
そこで、本実施例では、線形マスキング処理を用いる
が、各色相の属する4個のグループ(原色系グループ、
補色系グループ、2つの中間グループ)に対応した複数
の線形マスキング係数を色補正処理部66に用意してお
き、色補正マスキング制御部83において画像データの
色相を判定し、その色相に応じてその色相内の色差を極
小にするマスキング係数を選択して、2次マスキング処
理なみの色再現性を得る。なお、マスキング処理におい
ても、無彩色有彩色判定の場合を同じく、図10のスム
ージング処理部81において平滑化処理を行ったデータ
RS,GS,BSを用いて、誤判定を起こりにくくする。
【0041】(f−2)色相判定 色補正マスキング制御部83における色相判定は、図1
2に示すように、色補正テーブル(ROM)368により
行われる。ここで、色補正テーブル368のアドレスA
8〜A0には、RS,GS,BSデータの各3上位ビットが
入力され、これに対応して、2ビットのマスキング係数
選択信号MS1、MS0が出力される。
【0042】色相は、R,G,B,W系(原色系)と、C,
M,Y,BK系(補色系)の2グループと、その中間グルー
プに分類される。ここで、図13に示すような、各R
S,GS,BSデータを座標軸とする正立方体を考える。
立方体の各頂点は、シアン(C),緑(G),青(B),白(W)
の純粋な成分を表す。従って、R,G,B,W系グループ
は、(R),(G),(B),(W)の頂点を含む4つの小さな正
立方体内に位置する。C,M,Y,BK系グループも同様
である。中間グループの1つは、R,G,B,W系グルー
プの正立方体を囲む大きな立方体の外形に位置し、もう
1つの中間グループは、C,M,Y,BK系グループの正
立方体を囲む大きな立方体の外形に位置する。図に示す
ように、(R),(M),(BK),(B)面を例にとれば、領域
(I)は、C,M,Y,BK系グループであり、領域(II)
は、C,M,Y,BK系に近い中間グループであり、領域
(III)は、R,G,B,W系グループに近い中間グルー
プであり、領域(IV)は、R,G,B,W系グループであ
る。このように、R,G,B系マスキングとC,M,Y系マ
スキングとに大別したのは、(R,G,B)と(C,M,Y)の
両組が色相を適当にまばらに分布しているためである。
つまり、適当にまばらに分布している色サンプルを用い
ると、後述のマスキング係数が大きく違った値をとらな
いからである。従って、(R,G,B)系と(C,M,Y)系を
判別したとき、誤判定しても大きな支障がでない。さら
に、その中間を2つに分けたのは、誤判定をしても支障
をでにくくするためである。
【0043】色補正テーブル368では、入力されたR
S,GS,BSデータに従って正立方体のどのグループに
属するかを判定し、判定結果が(I)のときは、MS1,0
=“3"を出力し、(II)のときは、MS1,0=“2"を
出力し、(III)のときは、MS1,0=“1"を出力し、
(IV)のときは、MS1,0=“0"を出力する。
【0044】(g)色補正処理部 色補正処理部66は、CCDカラーイメージセンサ14
内の各フィルタR,G,Bの透過特性とプリンタ部の各
トナーC,M,Yの反射特性を補正し、色再現性が理想
に近い特性にマッチングさせる。GフィルタとMトナー
を例にとって説明すると、図14の透過特性と図15の
反射特性にそれぞれ示すように、GフィルタとMトナー
の各特性は、理想的な特性に比べ、斜線部に示すような
非理想的な波長領域が存在する。色補正処理部66で
は、この補正をするために、先に説明した墨加刷処理と
合わせて、次のマスキング方程式による線形補正を行な
う。(なお、印字は面順次で行われるので、このマスキ
ング方程式は、1行ずつ実行される。
【0045】
【数1】
【0046】K'=MIN(DR,DG,DB)
【0047】図16に示す色補正処理部66の回路で
は、領域判別部65において決定された補正パラメータ
に対応して色補正レジスタ826で設定するパラメタU
CR比/BP比(−α/β)に従って、墨加刷制御と色補
正マスキング処理を行なう。この各種係数は、図17に
詳細に示す色補正レジスタ826において領域の性質に
応じて設定される。
【0048】色補正レジスタ826は、図17の回路図
に示すように、選択された3色のマスキング係数(Aci,
ci,Cci,Ami,Bmi,Cmi,Ayi,Byi,Cyi)(これは3
×3のマトリクスMkの要素(M)ji(j=c,m,y;i=1,2,
3)である)とUCR比/BP比(−α/β)、dを出力す
る。ここで、MS1,0=“0"のとき選択される第1のマ
スキング係数M0(k=0)は、原色系であるR,G,Bに対
して色差を小さくする係数であり、MS1,0=“3"のと
き選択される第4のマスキング係数M3(k=3)は、補色
系であるC,M,Yに対して色差を小さくする。さらに、
MS1,0=“1"のとき選択される第2のマスキング係数
(k=1)は、原色系用のマスキング係数に重み付けした
(2/3)M0+(1/3)M3であるマスキング係数を選択
し、また、MS1,0=“2"のときに選択される第3のマ
スキング係数(k=2)は、補色系のマスキング係数に重
み付けした(1/3)M0+(2/3)M3であるマスキング
係数を選択する。このように、中間グループのマスキン
グ係数を原色系用マスキング係数と補色系用マスキング
係数との混合によって設定するのは、色再現時に誤判定
による色相変化を目立ちにくくするためである。
【0049】次のマトリクスは、R,G,B用マスキング
係数M0を示す。
【数2】 また、次のマトリクスは、C,M,Y用マスキング係数M
3を示す。
【数3】 なお、比較のため、従来の通常のマスキング係数を次に
示す。
【数4】
【0050】すなわち、図17の色補正レジスタ826
の回路図において、レベル861は、プリントヘッド制
御部202からのデータバス(MD7〜MD0),アドレス
バス(MA4〜MA0)、およびチップ選択信号NCS0
NWR信号によってデータのセットを行う。すなわち、
マルチプレクサ862、863、864にそれぞれ上述
の各色の4種のマトリクス係数のデータを出力する。マ
ルチプレクサ862、863、864は、色補正マスキ
ング制御部83からの選択信号MS1,0に対応して1種
のマトリクス係数を選択し、2入力マルチプレクサ86
5、866、867に出力する。一方、2入力マルチプ
レクサ865、866、867には、単色モード用の係
数Dc,Dm,Dyも入力される。マルチプレクサ865、
866、867は、モード選択信号M/NCにより一方
を選択して出力する。一方、4種のUCR比/BP比
は、マルチプレクサ868により信号US1,0によって
選択される。なお、定数dは低濃度での彩度を上げるた
めに用いられるが、ここでは説明を省略する。以上の処
理では、説明の簡単化のためd=0とおいている。
【0051】図16の色補正処理部66の回路について
説明すると、まず、墨加刷部では、C,M,Yの印字を行
なう下色除去制御時には、乗算器824において、黒生
成部64からの黒データK'に対して、色補正レジスタ
826からのUCR比(−α)を乗算する。そして、この
乗算値(−α・K')を加算器821、822、823に
て補色データC',M',Y'と加算し、下色除去値C1、M
1、Y1として出力する。一方、Kの印字を行う墨加刷制
御時には、乗算器824にて色補正レジスタ926から
のBP比βとの乗算を行い、この乗算値(β・K')をリ
ミッタ回路834を経て加算器835に送る。
【0052】さらに、色補正マスキング部では、回路構
成の簡単な線形マスキング処理を用い、下色除去制御時
には、乗算器831、832、833において、データ
1、M1、Y1に対して、色補正レジスタ826からの
各のマスキング係数(Ac〜Cc,Am〜Cm,Ay〜Cy)を乗
算する。そして、この乗算値C2,M2,Y2を加算器83
5にて加算し、VIDEO1データとして出力する。こ
のとき、リミッタ回路834からの出力は、“00"に
クリアされていて、加算器835は、C2,M2,Y2の加
算結果を出力する。
【0053】一方、墨加刷制御時には、色補正レジスタ
826は、乗算器831、832、833に“00"を
設定するので、C2,M2,Y2はクリアされ、K1(=K2)
のみがリミッタ834を通ってVIDEO1データとし
て出力される。
【0054】マスキング補正効果を示すため、まず図1
8に、上述の通常のマスキング係数を用いた場合の原稿
色(白丸で表わす)と再現色(黒丸で表わす)をCIE19
76均等色空間のL*a*b*表色系により現わしたもので
ある。(図に示すa*−b*平面は色相と彩度を示し、紙面
と垂直な方向のL*方向は明度を示す。)原稿色と再現色
のずれが色差に相当する。ここに、R,G,Bのみの平均
色素は10.5335であり、C,M,Yのみの平均色差
は4.0029である。図19は、上述のR,G,B用の
マスキング係数M0を用いた場合の原稿色(白丸)と再現
色(黒丸)をa*−b*平面に表わした図である。ここに、
R,G,Bのみの平均色差は3.8576となり、通常の
マスキング係数の場合に比べて色相のずれが小さくな
る。なお、C,M,Yのみの平均色差は12.1797で
ある。また、図20は、上述のC,M,Y用のマスキング
係数M3を用いた場合の原稿色(白丸)と再現色(黒丸)をa
*−b*平面で表わした図である。ここに、C,M,Yのみ
の平均色差は2.43782となり、通常のマスキング
係数の場合に比べて色相のずれが小さくなる。なお、
C,M,Yのみの平均色差は12.7757である。以上
で明らかに示したように、選択されるマスキング係数に
よって、対応する色相の色差が小さくなる。
【0055】なお、M/NC信号により単色モード設定
されたときに、単色で色再現が行われる。単色による再
現とは、人間の感覚として明るさを感じる感度(比視感
度)による濃淡情報をC,M,Y,K,R(M+Y),G(B+
Y),B(C+M)のいずれかのトナーで再現することであ
る。従って、マスキング処理と同様に、比視感度情報
(MC)をマスキング係数DR,DG,DBの線形処理によ
って作成すればよい。 MC=Dc・C'+Dm・M'+Dy・Y' すなわち、色補正レジスタ826は、マスキング係数と
してDc,Dm,Dyを設定し、これにより、VIDEO1
データとして、MCデータを出力する。このマスキング
係数Dc,Dm,Dyはトナーの種類により比視感度に対応
して定められる。なお、このとき、すでに説明したよう
に、墨加刷処理は行わない。すなわち、図9に示す黒生
成部64において、単色モードでは、常にK'=“00"
が出力される。
【0056】(h)領域判別部におけるエッジ強調/スム
ージング自動制御 (h−1)エッジ強調/スムージング自動制御の目的 一般に、単色画像に対しては、画像の濃度変化あるいは
濃度分布に従い、文字/写真自動識別を行い、文字画像
に対してはエッジ強調を行い、写真画像に対してはスム
ージング処理を行うことにより、画像の先鋭化と平滑化
を両立させて、MTF補正の最適化を図る。
【0057】しかし、カラー画像の場合、単なるエッジ
強調では、色相、彩度の変化に対しても画像濃度は変化
するため、このような識別は、必ずしもうまく作用しな
い。たとえば、白から赤に変化する場合、エッジを強調
してもよいが、赤からシアンへ変化する場合、エッジで
色相が変に変化してしまうので、エッジを強調しない方
がよい。肌色などは特に影響が大きい。従って、画像明
度の変化のみをうまく抽出して制御しなければならな
い。
【0058】(h−2)エッジ検出 図10に示すエッジ検出部84では、シェーディング補
正部62においてシェーディング補正によって規格化さ
れた8ビットのR,G,Bデータ(レベル0〜255)から
注目画素の回りの領域について各色毎に主走査,副走査
の両方向でのエッジ検出を行う。すなわち、まず4個の
ラインメモリ340、341、342、343に4ライ
ンのデータが順次記憶される。そして、この4ラインの
データR2(G2,B2),R3(G3,B3),R4(G4,B
4),R5(G5,B5)と現在出力中のラインのデータR
1(G1,B1)から、中央のラインの中央画素のデータ
が、主走査方向のエッジ検出用のフィルタ345、副走
査方向のエッジ検出用のフィルタ346によりエッジが
検出された後に、MTF補正制御部85に両方向の出力
データRE1(GE1,BE1),RE2(GE2,BE2)
をそれぞれ送る。
【0059】ここに説明したフィルタ345、346を
用いたエッジ検出では、主走査方向と副走査方向の2方
向に対する注目画素の傾斜量とその傾斜方向とを抽出し
ている。ここに、傾斜量は、出力データRE1(GE1,
BE1),RE2(GE2,BE2)の絶対値であり、傾斜
方向は、その符号(正、負)である。画像のエッジ部(明
度が急激に変化する部分)では、カラーゴースト現象に
代表される色相変化が生じる。このため、この出力デー
タは、MTF補正制御部85において、無彩色有彩色判
定の誤判定の起こり易い部分の抽出及び選択的にMTF
補正を行う領域の切り分けに用いられる。
【0060】なお、中央のラインの注目画素のデータ
は、前に説明したように、濃度変換部63に送られて、
反射率/濃度変換テーブル347を用いて濃度データD
R(DG,DB)に変換される。
【0061】図21は、MTF自動制御をおこなうため
のMTF補正制御部85の回路を示し、この回路では、
エッジ検出部84からの信号に基づき、画像の濃度平坦
部、エッジ部、その中間部の切り分けを行う。この濃度
平坦部とは、主走査、副走査のどちらの方向でもR,G,
Bデータのエッジ検出量がいずれもあるしきい値(RE
F3)以下である領域である。すなわち、濃度平坦部と
は、どの色データに対しても明度変化が小さい領域であ
る。このときフィルタ選択信号FS0=“L"を出力す
る。逆に、エッジ部とは、主走査、副走査のどちらかの
方向で、R,G,Bデータのエッジ検出量がいずれもある
しきい値(REF4)以上であり、かつ、R,G,Bデータ
の傾斜方向が一致している領域である。このとき、フィ
ルタ選択信号FS1=“L"を出力する。ここで、色相変
化にともなう誤判定を防止するために、無彩色間の明度
変化(白←→黒のような下地レベル←→黒文字・細線)あ
るいは無彩色と有彩色の間の変化(白←→カラーパッチ
のような下地レベル←→赤/青文字,細線)をエッジとし
て抽出する。両フィルタ選択信号ともに“L"でない場
合は、中間部である。
【0062】図21のおけるMTF補正制御回路におい
て、主走査方向で検出されたエッジ検出量RE1,GE
1,BE1は、それぞれ絶対値検出回路381、38
2、383により絶対値RE1',GE1',BE1'に変
換される。この絶対値RE1',GE1',BE1'は、コ
ンパレータ390においてしきい値REF3と比較さ
れ、全絶対値がしきい値REF3より小さい場合に負論
理ANDゲート391をへて負論理ANDゲート395
に信号が送られる。絶対値RE1',GE1',BE1'
は、同様に、コンパレータ390においてしきい値RE
F4と比較され、全絶対値がしきい値REF4より大き
い場合に負論理ANDゲート392をへて負論理AND
ゲート396に信号が送られる。一方エッジ検出量RE
1,GE1,BE1は、傾斜判別回路384においてエッ
ジでの傾斜(符号)が検出され、その符号が負論理AND
ゲート396に出力される。従って、負論理ANDゲー
ト396は、主走査方向においてエッジ検出量がしきい
値REF4より大きく、かつ、R,G,Bデータの傾斜方
向が一致している場合(エッジ部と判定される場合)に負
論理ORゲート397を経てフィルタ選択信号FS1(=
“L")を出力する。
【0063】同様に副主走査方向で検出されたエッジ検
出量RE2,GE2,BE2は、それぞれ絶対値検出回路
385、386、387により絶対値RE2',GE2',
BE2'に変換される。この絶対値RE2',GE2',B
E2'は、コンパレータ390においてしきい値REF
3と比較され、全絶対値がしきい値REF3より小さい
場合に負論理ANDゲート393をへて負論理ANDゲ
ート395に信号が送られる。従って、負論理ANDゲ
ート395は、主走査方向と副走査方向の双方において
エッジ検出量がしきい値REF3より小さい場合(濃度
平坦部)にフィルタ選択信号FS0を出力する。同様に、
絶対値RE2',GE2',BE2'は、コンパレータ39
0においてしきい値REF4と比較され、全絶対値がし
きい値REF4より大きい場合に、負論理ANDゲート
394をへて負論理ANDゲート397に信号が送られ
る。一方エッジ検出量RE2,GE2,BE2は、傾斜判
別回路388においてエッジでの傾斜(符号)が検出さ
れ、その符号が負論理ANDゲート396に出力され
る。従って、負論理ANDゲート396は、副走査方向
においてエッジ検出量がしきい値REF4より大きく、
かつ、R,G,Bデータの傾斜方向が一致している場合
(エッジ部)に負論理ORゲート397を経てフィルタ選
択信号FS1(=“L")を出力する。図22は、下側に示
すようにGの画像データが主走査方向に変化した場合の
フィルタ345を用いたエッジ検出量(GE1)を図式的
に示す。このエッジ検出量(GE1)は、上側に示すよう
にしきい値REF3,REF4と比較され、その結果に
対応してフィルタ選択信号FS0,FS1が出力される。
なお、FS1は、傾斜信号NSINAとNSINBのい
ずれかが“L"であるときに出力される。
【0064】MTF補正制御部85におけるしきい値R
EF3,REF4は、外部からシャープネス設定によっ
て調整できる(図7参照)。たとえば、シャープネスを強
めたいときは、REF3、REF4を低く設定すればよ
い。
【0065】なお、本実施例では、REF3<REF4
と設定しているが、処理の目的に応じてREF3>RE
F4と設定してもよい。
【0066】(i)MTF補正部 MTF補正制御部85で設定されたフィルタ選択信号F
1,FS0は、MTF補正部66の空間フィルタの選択
信号である。読取データR,G,Bについてどの色につい
ても主走査、副走査の両方向にもエッジがないFS0
“L"(濃度平坦部)のときは、C,M,Y,Kデータに変換
されたデータについてスムージング処理をおこない、か
つ、無彩色有彩色判定を許可する。仮に、無彩色有彩色
判定を許可しても、彩度が低い画像では、K量の変化が
激しい場合には、ランダムな画像ノイズのように見え
る。そこで、MTF補正部67でスムージング処理を行
い、変化を目立たなくしている。(無彩色有彩色判定を
4段階に分類しているのもこのためであるが、これでも
不十分であるため、無彩色と判定した画素に対してもさ
らにノイズを低下させる対策を行ったのである。)ま
た、読取系に起因する画像ノイズやモアレも軽減され、
写真のような明度、彩度、色相のゆるやかな変化の部分
の平滑化が可能になる。
【0067】FS1=“L"(エッジ部)では、ラプラシア
ンフィルタ324の出力を許可し、注目画素との加算を
し、画像のエッジ強調処理を行う。このため、無彩色の
エッジ部分は、UCR比/BP比を高くしなくても、画
像の先鋭化はおこなわれるため、鮮明度は向上する。
【0068】図23に示すMTF補正部66では、FI
Rの2次元のデジタルフィルタを用いることで、エッジ
強調とスムージングの処理を行なう。まず、4個のライ
ンメモリ320、321、322、323に4ラインの
データが順次記憶される。そして、この各ラインのデー
タと現在出力中のラインのデータとが、2次微分用(エ
ッジ強調用)の5×5のデジタルフィルタ324と、ス
ムージング用の5×5のデジタルフィルタ325により
処理されて、それぞれ、乗算器326、2入力マルチプ
レクサ328に出力される。乗算器326は、デジタル
フィルタ324の出力値と値EDGとの積を2入力マル
チプレクサ327に出力し、2入力マルチプレクサ32
7は、フィルタ選択信号FS1=“L"(エッジ部)、
“H"に対応して、その出力値または“00"を加算器3
29に出力する。一方、マルチプレクサ328は、デジ
タルフィルタ325のスムージング処理された出力値と
ラインメモリ321からのスムージング処理されない注
目画素の出力値とをフィルタ選択信号FS0=“L"(濃
度平坦部),“H"に対応して選択し、加算器329に出
力する。加算器329は、2つの入力値を加算し、信号
VIDEO2として出力する。
【0069】ここで、エッジ強調に用いる2次微分フィ
ルタ324は、画像のエッジ強調量を検出するものであ
り、エッジ強調は、このフィルタによって得られたエッ
ジ強調量を線形変換した結果と中心画素との加算(原画
像+2次微分)により行なう。すなわちFS1=“L"(エ
ッジ部)である場合は、加算器329において、エッジ
強調されたデータが、注目画素のデータに加算される。
【0070】他方、スムージング処理に用いるフィルタ
325は、周辺画素の重み付け加算による移動平均を用
いて画像ノイズを軽減させ、滑らかな画像データを作成
する。(重み付け加算は、フィルタ処理によるモアレな
どの擬解像を防止している。)すなわち、FS0=“L"
(濃度平坦部)である場合は、スムージング処理されたデ
ータのみが加算器239から出力される。
【0071】MTF補正部66におけるエッジ強調に影
響するEDG値は、外部からシャープネス設定によって
調整できる(図7参照)。たとえば、シャープネスを強め
たいときは、EDG値を大きくすればよい。
【0072】以上に説明したMTF処理は、読取データ
R,G,Bについて画像データの先鋭化、平滑化を行っ
た。これは、再現色データC,M,Yについて同じ処理を
行うと、色相変化部分にまでエッジ強調がなされるた
め、逆に色再現性が劣化してしまうためである。そこ
で、読取データの明度変化を抽出することでMTF補正
を選択的に行ったのである。
【0073】
【発明の効果】入力デジタルデータについて平滑化した
後で彩度を判定するので、彩度についての誤判定が少な
くなる。従って、カラーパッチのような濃度、色相の均
一な画像に対して判定精度が向上した。また、網点黒原
稿の濃度均一部で墨加刷処理を段階的に行うので、画像
ノイズが軽減され、画像の変化が自然になった。また、
スムージング処理をした読取色データについて判定を行
うことにより、彩度の誤判定がさらに低下し、さらにエ
ッジ判定を考慮するので、再現がより正確に行えるよう
になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 フルカラー複写機の断面図である。
【図2】 制御系の1部のブロック図である。
【図3】 制御系の他の部分のブロック図である。
【図4】 読取部の斜視図である。
【図5】 画像信号処理部のブロック図である。
【図6】 領域判別部の回路図である。
【図7】 各種パラメータ設定のためのレジスタの回路
図である。
【図8】 濃度データと黒量K'との関係を示すグラフ
である。
【図9】 黒生成部の回路図である。
【図10】 スムージング処理部とエッジ検出部の回路
図である。
【図11】 無彩色から有彩色までの4領域を示すグラ
フである。
【図12】 下色除去/墨加刷制御部と色補正制御部の
回路図である。
【図13】 色相分布の正立方体の図である。
【図14】 Gフィルタの特性のグラフである。
【図15】 Mトナーの特性のグラフである。
【図16】 色補正処理部の回路図である。
【図17】 色補正レジスタの回路図である。
【図18】 通常のマスキング係数を用いた場合の色差
を示す図である。
【図19】 R,G,B用マスキング係数(M0)を用いた
場合の色差を示す図である。
【図20】 C,M,Y用マスキング係数(M3)を用いた
場合の色差を示す図である。
【図21】 MTF補正制御部の回路図である。
【図22】 エッジ検出の一例の図である。
【図23】 MTF補正部の回路図である。
【符号の説明】
65…領域判別部、 66…色補正処理部、67…M
TF補正部、 81…スムージング処理部、82…下色
除去/墨加刷制御部、 83…色補正マスキング制御
部、84…エッジ検出部、 85…MTF補正制御部、
US1、US0…無彩色有彩色判定信号、MS1、MS0
マスキング係数選択信号、FS1、FS0…フィルタ選択
信号。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−296947(JP,A) 特開 昭63−46069(JP,A) 特開 昭63−177683(JP,A) 特開 平1−188171(JP,A) 特開 平2−249365(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40,1/46,1/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を走査して得られた赤、緑、青のデ
    ジタルデータを入力する入力手段と、 入力手段によって入力された読取色のデジタルデータの
    最小値を求める黒生成手段と、 入力手段によって入力された赤、緑、青の読取色のデジ
    タルデータをスムージングするスムージング手段と、 画素毎に、スムージング手段によってスムージングされ
    たデジタルデータについて彩度を判定する彩度判定手段
    と、 彩度の判定と並列して処理され、スムージングされない
    データについてエッジを判定するエッジ判定手段と、 エッジ判定手段によりエッジと判定された場合、彩度判
    定手段による判定結果にかかわらず、予め定められた第
    1係数と第2係数を選択し、エッジ判定手段によりエッ
    ジでないと判定された場合、彩度判定手段による判定結
    果に応じた第1係数と第2係数を選択する選択手段と、 選択手段により選択された第1係数と第2係数を用い、
    黒生成手段により求められる最小値と第1係数の積を黒
    データとして作成し、かつ、この読取色のデジタルデー
    タから上記の最小値と第2係数の積を減算する下色除去
    墨加刷手段と、 下色除去墨加刷手段により処理された読取色のデータを
    シアン、マゼンタ、イエローの再現色のデータに変換す
    るデータ変換手段とを備えた画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された画像形成装置にお
    いて、判定手段は、赤、緑、青の3色間のレベル差に基
    づいて彩度を判定することを特徴とした画像形成装置。
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