JPH10233506A - 絶縁ゲート型半導体装置 - Google Patents

絶縁ゲート型半導体装置

Info

Publication number
JPH10233506A
JPH10233506A JP9037623A JP3762397A JPH10233506A JP H10233506 A JPH10233506 A JP H10233506A JP 9037623 A JP9037623 A JP 9037623A JP 3762397 A JP3762397 A JP 3762397A JP H10233506 A JPH10233506 A JP H10233506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
semiconductor device
output
output transistor
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9037623A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Otaka
直樹 尾高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP9037623A priority Critical patent/JPH10233506A/ja
Publication of JPH10233506A publication Critical patent/JPH10233506A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】パワーMOS FETにおいて、出力用トラン
ジスタの異常時に出力用トランジスタのゲートを制御す
る保護回路の電圧比較回路を出力用トランジスタと同一
チップ上に搭載する場合に、低コスト化を優先して実現
する。 【解決手段】Nチャネル型の出力用トランジスタ10
と、出力用トランジスタと同一チップ上に搭載され、出
力用トランジスタの異常時に出力用トランジスタのゲー
トを制御する保護回路とを具備するMOS型半導体装置
において、保護回路の一部である電圧比較回路のトラン
ジスタとしてNMOS FET20のみが使用されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁ゲート型半導
体装置(MOS型半導体装置)に係り、特に出力用トラ
ンジスタの異常(過電流、過電圧、あるいは過熱など)
時に出力用トランジスタのゲートを制御する保護回路を
出力用トランジスタと同一チップ上に搭載したMOS型
半導体装置に関するもので、インテリジェント型のパワ
ーMOSモジュール、インテリジェント型のパワーIG
BT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)などに使
用されるものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、高電力のスイッチ出力を必要と
するパワー半導体装置であって、例えばマルチセル構造
を有する電圧駆動型のパワートランジスタからなる主ス
イッチ素子およびその制御用の半導体素子群が同一半導
体チップ上に集積化されたインテリジェント型の高耐圧
パワー半導体装置においては過電流制限回路が設けられ
ている。
【0003】この過電流制限回路は、出力スイッチ素子
の過電流を検出して過電流検出信号を出力し、この過電
流検出信号をスイッチ素子用の駆動回路に伝達すること
により、出力スイッチ素子をオフ状態に制御し、その破
壊を防止する(出力スイッチ素子を過電流から保護す
る)。
【0004】上記したような出力用トランジスタの過電
流時あるいは過電圧時あるいは過熱時にMOS型出力用
トランジスタのゲートを制御するために設けられる保護
回路は、出力用トランジスタの動作状態を検出して得た
電圧と基準電圧とを電圧比較回路で比較することによっ
て出力用トランジスタの異常時を検出した時に出力用ト
ランジスタの導通を遮断させるように制御している。
【0005】図4は、パワーMOS FET(絶縁ゲー
ト型電界効果トランジスタ)の過電流制限回路の従来の
一例を示す。図4において、10はマルチソース構造
(第1のソース10a、第2のソース10b)を有する
DMOS(二重拡散型)パワーFETであり、そのドレ
インは電源端子40に接続され、第1のソース(電流出
力端子)10aはICの電流出力端子(外部負荷接続端
子)41に接続されている。42は電流出力端子41に
接続されている負荷回路である。
【0006】43は内蔵する電流源43aからパワーF
ETのゲート容量Cに対する充電電流の供給出力をパワ
ーFET駆動制御信号に応じてオン/オフ制御すること
によりパワーFETのゲート電位を制御するためのパワ
ーFET駆動回路である。
【0007】44はパワーFETの第2のソース(電流
検出用端子)10bに接続され、上記電流検出用端子1
0bに流れる電流を電圧信号に変換して出力する抵抗素
子である。
【0008】45は上記抵抗素子44からの出力が入力
し、この入力電圧を所定の基準電圧Vref と比較し、入
力電圧が基準電圧より大きくなった時(前記電流検出用
端子10bに流れる検出用電流の過電流時)に過電流に
応じた電流を出力するリニア型の電圧比較回路である。
【0009】46は上記電圧比較回路45の出力電流が
ベース電流として与えられる出力用のNPNトランジス
タであり、そのコレクタ・エミッタ間が前記パワーFE
T駆動回路43の出力ノードと接地ノードとの間に接続
されている。
【0010】上記電圧比較回路45および出力用トラン
ジスタ46は、前記パワーFETの過電流時を検知し、
過電流に応じて前記パワーFET駆動回路43の出力電
流を引き抜いて接地電位に流すことによりパワーFET
10のゲート電位を制御する電圧比較型電流制御回路4
7を構成している。
【0011】次に、従来の電圧比較回路45の構成およ
び動作を説明する。この電圧比較回路45は、それぞれ
のベースに対応して入力電圧Vinおよび所定の基準電圧
Vref が与えられ、差動対をなすようにエミッタ相互が
直接に接続されたPNP型の第1のトランジスタQ41
および第2のトランジスタQ42と、上記差動対をなす
トランジスタQ41、Q42のエミッタ共通接続ノード
と第1の電源電位(高電位側の電源電位Vcc)との間に
接続された定電流源48と、前記第1のトランジスタQ
41のコレクタと第2の電源電位(低電位側の電源電
位、接地電位Vss)との間にコレクタ・エミッタ間が接
続され、コレクタ・ベース相互が接続されたNPN型の
第3のトランジスタQ43と、コレクタが前記第2のト
ランジスタQ42のコレクタに接続され、エミッタが接
地電位Vssに接続され、ベースが前記第3のトランジス
タQ43のベースに接続されたNPN型の第4のトラン
ジスタQ44とからなる。上記第3のトランジスタQ4
3と第4のトランジスタQ44とはカレントミラー回路
を構成している。
【0012】上記電圧比較回路45の動作は、入力電圧
Vinが基準電圧Vref と等しい時には差動対をなすトラ
ンジスタQ41、Q42に等しい電流が流れるので、電
圧比較回路45からの出力電流は生じない。これに対し
て、入力電圧Vinが基準電圧Vref より大きい時には、
差動対をなすトランジスタQ41、Q42の電流が対応
して減少、増大する。この時、カレントミラー回路のト
ランジスタQ43、Q44が減少し、トランジスタQ4
2に流れる電流とトランジスタQ44に流れる電流との
差電流(過電流に応じた電流)が出力する。
【0013】次に、上記構成の過電流制限回路の動作を
説明する。通常動作時には、電源端子40の印加電圧が
例えば12V、パワーFET駆動回路43のパルス信号
入力が0Vと例えば5Vとの間で変化してそのパルス信
号出力が0Vと例えば20Vとの間で変化する。この
際、パワーFET10のゲートに20Vが印加されてい
る時には、パワーFETの電流出力端子10aに1Aが
流れ、その1/1000程度(1mA程度)の電流がパ
ワーFET10の電流検出用端子10bに流れる。
【0014】この状態では、入力電圧Vinが基準電圧V
ref と等しく、電圧比較回路45における差動対をなす
トランジスタQ41、Q42に等しい電流が流れるの
で、電圧比較回路45からの出力電流は生じない。
【0015】そして、負荷短絡時などに負荷インピーダ
ンスが低下し、パワーFET10の出力電流および検出
用電流が増加し、検出用電流が基準電流を越えた時(過
電流時)、抵抗素子21からの入力電圧Vinが基準電圧
Vref より僅かに大きくなる方向に入力電圧Vinと基準
電圧Vref との間に微小な電位差が生じる。これによ
り、電圧比較回路45の出力電流がベース電流として与
えられる出力用のNPNトランジスタ46がパワーFE
T駆動回路43の出力電流を引き抜いてパワーFET1
0をオフ状態にするように帰還制御することにより、パ
ワーFET10を保護する。
【0016】従来、前記したような電圧比較回路45と
して、高い精度を得るためにバイポーラ構造あるいはC
MOS構造で実現しているが、出力用トランジスタの製
造工程と比べて製造工程数が増加する。
【0017】即ち、前記出力用トランジスタは、CMO
S構造ではなく、片チャネル(通常はNチャネル)のM
OS構造で実現される場合が殆んどであるが、このよう
な片チャネル構造の出力用トランジスタと前記したよう
なバイポーラ構造あるいはCMOS構造の電圧比較回路
とを絶縁分離用のP型半導体層を形成したり、CMOS
構造内にP+ 半導体層あるいはN+ 半導体層を形なする
ための工程数が増加する。
【0018】即ち、図5は保護機能を有する従来のパワ
ーMOS FETの断面構造の一例の一部を示してい
る。図5において、50はNMOS構造の出力用トラン
ジスタ、51は出力用トランジスタのドレイン電極、5
2は電圧比較回路用の一部であるNPN型のバイポーラ
トランジスタであり、N型半導体領域53、N+ 半導体
領域54のほかに、NPNトランジスタ52のベース領
域形成用のP型半導体領域55、NMOS構造の出力用
トランジスタ50とバイポーラ52とを絶縁分離するた
めのP型半導体層56が必要である。
【0019】図6は保護機能を有する従来のパワーMO
S FETの断面構造の他の例の一部を示している。図
6において、60はNMOS構造の出力用トランジス
タ、61は出力用トランジスタのドレイン電極、62は
電圧比較回路用の一部であるCMOSトランジスタであ
り、N型半導体領域63、N+ 半導体領域64のほか
に、PMOSトランジスタ形成用のP+ ドレイン・ソー
ス領域65、NMOS構造の出力用トランジスタ60と
CMOSトランジスタ62とを絶縁分離するためのP型
半導体層66が必要である。
【0020】図7は、図6中のCMOSトランジスタ6
2を使用した電圧比較回路の一例を示している。図7に
おいて、Q1〜Q5はPMOSトランジスタ、Q6〜Q
8はNMOSトランジスタ、Rは抵抗素子、Vccは電源
電圧、Viは入力電圧、Vref は基準電圧、Vout は出
力電圧である。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記したように出力用
トランジスタの異常時に出力用トランジスタのゲートを
制御する保護回路の電圧比較回路をCMOS構造あるい
はBi−CMOS構造で実現して出力用トランジスタと
同一チップ上に搭載した従来のMOS型半導体装置は、
製造工程数が増加するという問題があった。
【0022】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、出力用トランジスタの異常時に出力用トラン
ジスタのゲートを制御する保護回路の電圧比較回路を出
力用トランジスタと同一チップ上に搭載する場合に、低
コスト化を優先して実現し得る絶縁ゲート型半導体装置
を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の絶縁ゲート型半
導体装置は、単一チャネル型の出力用トランジスタと、
前記出力用トランジスタと同一チップ上に搭載され、前
記出力用トランジスタの異常時に出力用トランジスタの
ゲートを制御する保護回路とを具備し、前記保護回路の
一部である電圧比較回路のトランジスタとして前記出力
用トランジスタと同じ単一チャネル型のMOS FET
が使用されていることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明のMOS型
半導体装置の第1の実施の形態に係る保護機能を有する
パワーMOS FETの断面構造の一例の一部を示して
いる。
【0025】図1において、10は二重拡散型のNMO
S FETからなる出力用トランジスタであり、11は
出力用トランジスタのN+ ドレイン領域、12は出力用
トランジスタのN型ドレイン領域、13は出力用トラン
ジスタのN+ ソース領域、14は出力用トランジスタの
チャネル形成領域、15は半導体基板表面のゲート絶縁
膜、16は出力用トランジスタのソース電極、17は出
力用トランジスタのゲート電極、18は出力用トランジ
スタのドレイン電極である。
【0026】20は電圧比較回路用の一部であるNMO
Sトランジスタであり、21はNMOSトランジスタ形
成用のPウエル、22はNMOSトランジスタのN+ ド
レイン領域、23はNMOSトランジスタのN+ ソース
領域、24はNMOSトランジスタのゲート電極、25
はNMOSトランジスタのドレイン電極、26はNMO
Sトランジスタのソース電極である。
【0027】図2は、図1中のNMOSトランジスタ2
0を使用した電圧比較回路の一例を示している。図2に
おいて、Q9〜Q11はディプレッション型のNMOS
トランジスタ、Q12〜Q18はエンハンスメント型の
NMOSトランジスタ、Rは抵抗素子、Rは抵抗素子、
Vccは電源電圧、Viは入力電圧、Vref は基準電圧、
Vout は出力電圧である。
【0028】図2において、電流源回路21は、Vccノ
ードと接地ノードとの間に、抵抗素子Rおよびドレイン
・ゲートが接続されたエンハンスメント型のNMOSト
ランジスタQ16が直列に接続されている。
【0029】差動増幅回路22は、ソース同士が共通接
続されて差動対をなす比較電圧(検出対象電圧)入力用
のエンハンスメント型のNMOSトランジスタQ13お
よび基準電圧入力用のエンハンスメント型のNMOSト
ランジスタQ14と、上記共通接続されたノードと接地
ノードとの間に接続された電流源用のNMOSトランジ
スタQ17と、Vccノードと前記差動対をなす2つのト
ランジスタQ13、Q14の各ドレインとの間にそれぞ
れ負荷素子として挿入され、それぞれドレイン・ゲート
が接続されたディプレッション型のNMOSトランジス
タQ9、Q10からなる。
【0030】そして、前記基準電圧入力用のNMOSト
ランジスタQ14のドレインはソースフォロア回路23
によりバッファ増幅され、このソースフォロア回路23
の出力はソース接地回路24により増幅されて出力す
る。
【0031】前記ソースフォロア回路23は、Vccノー
ドと接地ノードとの間に、バッファ増幅用のエンハンス
メント型のNMOSトランジスタQ12および電流源用
のエンハンスメント型のNMOSトランジスタQ18が
直列に接続されている。
【0032】前記ソース接地回路24は、Vccノードと
接地ノードとの間に、負荷素子用のドレイン・ゲートが
接続されたディプレッション型のNMOSトランジスタ
Q11および増幅用のエンハンスメント型のNMOSト
ランジスタQ15が直列に接続されている。
【0033】なお、前記電流源回路21のNMOSトラ
ンジスタQ16と前記差動増幅回路22の電流源用のN
MOSトランジスタQ17と前記ソースフォロア回路2
3の電流源用のNMOSトランジスタQ18とは、ゲー
ト相互が接続されてカレントミラー回路を形成してい
る。
【0034】ここで、少なくとも前記差動対をなす2つ
のトランジスタQ13、Q14のいずれか一方のゲート
・ソース間電圧VGSは、ゲート閾値電圧Vth以上である
必要がある。
【0035】上記構成のMOS型半導体装置によれば、
電圧比較回路のトランジスタとしてNMOS FETの
みを使用しているので、出力用トランジスタがNチャネ
ル型のトランジスタである場合にはPMOS FETの
製造工程を削減することが可能になる。
【0036】即ち、電圧比較回路のトランジスタとして
NMOS FETのみを使用し、NMOS FETのア
ナログ動作を利用して電圧比較動作を行わせれば、精度
は粗くなるが、製造工程数の増加を抑制し、コストダウ
ンを図ることが可能になるので、出力用トランジスタ保
護回路の一部である電圧比較回路の精度を犠牲にしても
低コスト化を優先したい場合に好適である。
【0037】ところで、ディプレッション型トランジス
タは製造工程が多く、しかも、チャネル領域に不純物を
注入するために専用のマスクを必要とするので、コスト
が増大するという問題を有している。近時、半導体記憶
装置の高集積化が進に従い、チップコストの低減が重要
な課題となっており、ディプレッション型トランジスタ
を使用せずに回路を構成することが望まれており、この
ような要望に沿う電圧比較回路を以下に説明する。
【0038】図3は、図1中の電圧比較回路用のNMO
Sトランジスタとしてエンハンスメント型トランジスタ
のみを使用した例を示している。図3において、Q19
〜Q22はエンハンスメント型のNMOSトランジス
タ、R1〜R5は抵抗素子、Vccは電源電圧、Viは入
力電圧、Vref は基準電圧、Vout は出力電圧である。
【0039】即ち、差動増幅回路31は、ソース同士が
共通接続されて差動対をなす比較電圧(検出対象電圧)
入力用のエンハンスメント型のNMOSトランジスタQ
20および基準電圧入力用のエンハンスメント型のNM
OSトランジスタQ21と、Vccノードと前記差動対を
なすトランジスタQ20、Q21の各ドレインとの間に
それぞれ接続された抵抗素子R1、R2と、前記トラン
ジスタQ20、Q21の共通接続されたノードと接地ノ
ードとの間に接続された抵抗素子R3からなる。
【0040】そして、前記基準電圧入力用のNMOSト
ランジスタQ21のドレインはソースフォロア回路32
によりバッファ増幅され、このソースフォロア回路32
の出力はソース接地回路33により増幅されて前記出力
ノードから出力する。
【0041】前記ソースフォロア回路32は、Vccノー
ドと接地ノードとの間に、バッファ増幅用のエンハンス
メント型のNMOSトランジスタQ19および抵抗素子
R4が直列に接続されている。
【0042】前記ソース接地回路33は、Vccノードと
接地ノードとの間に、負荷用の抵抗素子R5および増幅
用のエンハンスメント型のNMOSトランジスタQ22
が直列に接続されている。
【0043】ここで、少なくとも前記差動対をなす2つ
のトランジスタQ20、Q21のいずれか一方のゲート
・ソース間電圧VGSは、ゲート閾値電圧Vth以上である
必要がある。
【0044】なお、本発明は、上記各例のパワーMOS
FETに限らず、例えばマルチエミッタ構造を有する
Nチャネル型のIGBTを出力用トランジスタとして用
いたインテリジェント型のパワーIGBTにも適用する
ことができる。
【0045】
【発明の効果】上述したように本発明のMOS型半導体
装置によれば、出力用トランジスタの異常時に出力用ト
ランジスタのゲートを制御する保護回路の電圧比較回路
を出力用トランジスタと同一チップ上に搭載する場合
に、低コスト化を優先して実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のMOS型半導体装置の第1の実施の
形態に係るパワーMOS FETの構造の一例の一部を
示す断面図。
【図2】図1中のNMOSトランジスタを使用した電圧
比較回路の一例を示す回路図。
【図3】図1中のNMOSトランジスタを使用した電圧
比較回路の他の例を示す回路図。
【図4】パワーMOS FETの過電流制限回路の従来
の一例を示す回路図。
【図5】保護機能を有する従来のパワーMOS FET
の構造の一例の一部を示す断面図。
【図6】保護機能を有する従来のパワーMOS FET
の構造の他の例の一部を示す断面図。
【図7】図5中のCMOSトランジスタを使用した電圧
比較回路の一例を示す回路図。
【符号の説明】
10…NMOS構造の出力用トランジスタ、 11…出力用トランジスタのN+ ドレイン領域、 12…出力用トランジスタのN型ドレイン領域、 13…出力用トランジスタのN+ ソース領域、 14…出力用トランジスタのチャネル形成領域、 15…半導体基板表面のゲート絶縁膜、 16…出力用トランジスタのソース電極、 17…出力用トランジスタのゲート電極、 18…出力用トランジスタのドレイン電極、 20…NMOSトランジスタ、 21…NMOSトランジスタ形成用のP型半導体領域、 22…NMOSトランジスタのN+ ドレイン領域、 23…NMOSトランジスタのN+ ソース領域、 24…NMOSトランジスタのゲート電極、 25…NMOSトランジスタのドレイン電極、 26…NMOSトランジスタのソース電極。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一チャネル型の出力用トランジスタ
    と、前記出力用トランジスタと同一チップ上に搭載さ
    れ、前記出力用トランジスタの異常時に出力用トランジ
    スタのゲートを制御する保護回路とを具備し、 前記保護回路の一部である電圧比較回路のトランジスタ
    として前記出力用トランジスタと同じ単一チャネル型の
    MOS FETが使用されていることを特徴とする絶縁
    ゲート型半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の絶縁ゲート型半導体装置
    において、 前記出力用トランジスタはNチャネル型のトランジスタ
    であり、 前記単一チャネル型のMOS FETは、ディプレッシ
    ョン型NMOSトランジスタおよびエンハンスメント型
    NMOSトランジスタの両方を含むことを特徴とする絶
    縁ゲート型半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の絶縁ゲート型半導体装置
    において、 前記出力用トランジスタはNチャネル型のトランジスタ
    であり、 前記単一チャネル型のMOS FETは、エンハンスメ
    ント型NMOSトランジスタであることを特徴とする絶
    縁ゲート型半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    絶縁ゲート型半導体装置は、出力用トランジスタの過電
    流時あるいは過電圧時あるいは過熱時に出力用トランジ
    スタの導通を遮断する保護回路を備えたパワーMOS
    FETあるいはパワーIGBTであることを特徴とする
    絶縁ゲート型半導体装置。
JP9037623A 1997-02-21 1997-02-21 絶縁ゲート型半導体装置 Pending JPH10233506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9037623A JPH10233506A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 絶縁ゲート型半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9037623A JPH10233506A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 絶縁ゲート型半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10233506A true JPH10233506A (ja) 1998-09-02

Family

ID=12502773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9037623A Pending JPH10233506A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 絶縁ゲート型半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10233506A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000115987A (ja) * 1998-10-06 2000-04-21 New Japan Radio Co Ltd 短絡保護回路
JP2016540477A (ja) * 2013-11-15 2016-12-22 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 デプリーションモードトランジスタを制御するための方法及び回路要素
CN110504315A (zh) * 2019-08-30 2019-11-26 电子科技大学 一种沟槽型绝缘栅双极晶体管及其制备方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000115987A (ja) * 1998-10-06 2000-04-21 New Japan Radio Co Ltd 短絡保護回路
JP2016540477A (ja) * 2013-11-15 2016-12-22 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 デプリーションモードトランジスタを制御するための方法及び回路要素
JP2019083684A (ja) * 2013-11-15 2019-05-30 日本テキサス・インスツルメンツ合同会社 デプリーションモードトランジスタとエンハンスメントモードトランジスタとを制御するための回路要素
JP2020167935A (ja) * 2013-11-15 2020-10-08 日本テキサス・インスツルメンツ合同会社 デプリーションモードトランジスタを制御するための方法及び回路要素
US11356087B2 (en) 2013-11-15 2022-06-07 Texas Instruments Incorporated Method and circuitry for controlling a depletion-mode transistor
CN110504315A (zh) * 2019-08-30 2019-11-26 电子科技大学 一种沟槽型绝缘栅双极晶体管及其制备方法
CN110504315B (zh) * 2019-08-30 2020-09-15 电子科技大学 一种沟槽型绝缘栅双极晶体管及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7548403B2 (en) Overcurrent detection circuit
US6040729A (en) Digital output buffer for multiple voltage system
US5079518A (en) Current-mirror circuit with buffering transistor
JP2642465B2 (ja) アナログ信号入力回路
JPH03188666A (ja) 集積回路の動的分離用回路
JPS63208324A (ja) 半導体集積回路装置
JPH05335500A (ja) Cmos出力回路
US5128823A (en) Power semiconductor apparatus
JPH10233506A (ja) 絶縁ゲート型半導体装置
JPH0369183B2 (ja)
CN111668208B (zh) 半导体装置
JP2914408B2 (ja) 高耐圧集積回路
JP2639350B2 (ja) 演算増幅器
US5463239A (en) Integrated semiconductor circuit protected against high voltage breakdown
JP2010011012A (ja) クランプ機能付コンパレータ
JPH088708A (ja) アナログスイッチ回路
JP2001086641A (ja) 入力保護回路および半導体集積回路
JP3799775B2 (ja) 出力バッファ回路
JPH04253417A (ja) レベルシフト回路
US5166638A (en) Differential amplifier having output stage quickly brought into inactive condition by a control signal
US5049833A (en) Amplifier stage
JPH04167813A (ja) 半導体集積回路装置
US20240006408A1 (en) Electrostatic protection circuit and semiconductor device
JPH06245366A (ja) 過電圧保護回路
JPH066148A (ja) 差動増幅回路