JPH10233090A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH10233090A
JPH10233090A JP9034039A JP3403997A JPH10233090A JP H10233090 A JPH10233090 A JP H10233090A JP 9034039 A JP9034039 A JP 9034039A JP 3403997 A JP3403997 A JP 3403997A JP H10233090 A JPH10233090 A JP H10233090A
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JP
Japan
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clock signal
internal clock
internal
external
frequency
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JP9034039A
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Inventor
Hideto Hidaka
秀人 日高
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロック信号に応答してデータを正確に出力
する。 【解決手段】 クロック信号CLKiと、クロック信号
CLKiを最適な遅延時間Tdだけ遅延して生成された
内部クロック信号CLK1とに基づいて、クロック信号
CLKiのクロックのリセットを示す内部クロック信号
CLK2を生成する。内部クロック信号CLK2がリセ
ットされたときのみ、データの入出力を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体記憶装置に関
し、特に、外部クロック信号をサンプリングして内部ク
ロック信号を生成し、その内部クロック信号に応答して
動作する半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体記憶装置のクロック制御方
法を、DRAMを例にとって説明する。
【0003】図24は、従来のDRAMの第1のチップ
制御方法を示すタイミングチャートである。図24を参
照して、外部から外部クロック信号ext.CLKが入
力され、入力初段で適当な電圧に調整されたクロック信
号CLKi入力に従って、メモリセルアレイから、順次
データが読出される。
【0004】図25は、図24に示した場合よりも、さ
らにクロックサイクルが短くなった場合のチップ制御方
法を示すタイミングチャートである。図25を参照し
て、クロック信号CLKiのクロックサイクルの周期t
cが短い(高周波である)場合、クロックエッジにより
トリガされるサイクル動作では、クロックエッジからデ
ータが出力されるまでに要する時間(クロックアクセス
タイム)Tacがクロックサイクルの周期tcよりも長
くなり、対応するサイクル内でデータ出力できなくなっ
てしまうことがあった。よって、クロックサイクルの短
周期化(クロックの高周波数化)が制限されていた。
【0005】図26は、従来のDRAMの第2のチップ
制御方法を示すタイミングチャートである。図26を参
照して、クロックサイクルの各々について、クロックが
入力されて一定時間経過すると次のクロックが入力され
ることが予測され、内部動作が開始されて次のクロック
サイクルで出力されるべきデータが読出され出力され
る。すなわち、クロック信号CLKiが内部遅延回路に
より遅延時間Tdだけ遅延されて内部クロック信号CL
K1が生成され、その内部クロック信号CLK1に応答
してデータの読出が行われ読出されたデータが出力され
る。すると、見かけ上、その次のクロックが入力される
とほぼ同時にそのクロックサイクルに対応する上記読出
データを出力することができる。したがって、見かけ上
のアクセスタイムがゼロとなる。これを、ゼロ遅延クロ
ックの発生と言う。
【0006】図27および図28は、図25に示した動
作を実現するためのシンクロナスDRAM全体における
クロック制御方法を示すタイミングチャートである。図
27を参照して、クロック信号CLKiに同期して、チ
ップ活性化信号/CS、ロウアドレスストローブ信号/
RAS、コラムアドレスストローブ信号/CAS、書込
イネーブル信号/WE、ロウ(X)およびコラム(Y)
アドレス信号Add.が入力され、これらの信号に応答
してデータの読出/書込動作が行われる。このとき、こ
れら全ての信号は、クロックの立上がりエッジで取込ま
れ、全ての制御コマンドは、これらの信号の組合せで定
義されている。
【0007】図28を参照して、コラムアドレス(Y
i)に応答して連続して4ビットのデータ(D1,D
2,D3,D4)が書込まれ、コラムアドレス(Yj)
に応答して 連続して4ビットのデータ(Q1,Q2,
Q3,Q4)が読出されている。すなわち、コラムアド
レスYiとクロックc1のクロックエッジ(立上がりエ
ッジ)とに応答して書込動作が開始され、クロックc1
〜c4のクロックエッジ(立ち上がりエッジ)で取込ま
れた外部入力データ(D1,D2,D3,D4)がメモ
リセルに書込まれる。そして、コラムアドレスYjとク
ロックc5のクロックエッジ(立上がりエッジ)とに応
答して読出動作が開始され、クロックc5〜c8のクロ
ックエッジ(立ち上がりエッジ)でメモリセルに記憶さ
れていたデータ(Q1,Q2,Q3,Q4)が外部に読
出される。ただし、読出データは、読出動作をコマンド
する各クロックの立上がりエッジが入力されてからクロ
ックアクセスタイムtcだけ遅れて出力される。
【0008】図29は、図26に示した内部クロック信
号CLK1を生成する内部クロック生成回路300を示
すブロック図である。図29を参照して、内部クロック
生成回路300において、遅延比較・調整回路613に
はクロック信号CLKiのクロックがサンプリングされ
記憶される。複数のインバータを備えた遅延回路614
でクロック信号CLKiが遅延され、記憶されたクロッ
ク信号CLKiのクロックに基づいて、遅延比較・調整
回路613はマルチプレクサ部614内のタップ601
〜60nを選択する。これにより、各インバータの出力
うちのいずれかが選択的に取り出され、内部クロック信
号CLK1の遅延時間の調整が行なわれる。遅延時間の
調整が行なわれた内部クロック信号CLK1は、データ
出力バッファに入力されるとともに、遅延模擬回路61
5により遅延比較・調整回路613に帰還される。帰還
されたクロック信号CLK1は、遅延比較・調整回路6
13でクロック信号CLKiと比較され、タップの選択
が再調整される。このような系をDDL(Delay
Locked Loop)という。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1〜
7に示した従来の半導体記憶装置は、内部クロック信号
CLK1とクロック信号CLKiの次クロック(以下、
外部次クロックと称す)との差、および、これの変動
(位相ノイズ、ジッタ)は、そのまま、見かけ上のアク
セスタイムなどの変動となり、特にこれがアドレスやデ
ータの入出力タイミングを規定する場合は、この変動が
小さくなければならず、実使用上の要求が厳しくなると
いう問題点があった。
【0010】また、クロック信号CLKiの周波数が急
変した場合などに、そのクロックに1対1対応で内部ク
ロックが生成されていないような場合が生じ、例えば、
クロック信号CLKiのクロックが立ち下がってLレベ
ルにならなくてもデータ出力が行なわれてしまうという
問題点があった。
【0011】また、さらに、メモリアクセス動作の第1
サイクルでは、クロック信号CLKiのサンプリングが
行なわれていないため、適当なクロックが生成されず、
第1サイクルでは高周波数動作ができない、あるいは、
誤動作に至るという問題点があった。
【0012】特にクロック信号CLK1の周波数が高い
場合に、クロックのサンプリングを行なってこれを所定
の遅延にセットする動作が1サイクル内で終わらず、こ
れが動作周波数を制限してしまうという問題点があっ
た。
【0013】また、さらに、クロック信号CLK1の周
波数が低い(クロック周期が長い)場合に、DDLにお
いて、クロック信号CLK1のクロック周期が内部クロ
ック信号生成回路300の最大遅延時間より長いとき、
そのクロック周期に対応した遅延を行なうことができな
くなり、有効に内部クロック信号CLK1を生成するこ
とができなくなるという問題点があった。
【0014】図30は、従来の内部クロック信号生成回
路の他の例3000を示す回路図である。図30を参照
して、内部クロック信号生成回路3000をタップ付遅
延回路を含む内部クロック信号生成回路に用いると、イ
ンバータ2段分の遅延が単位遅延となり、これはかなり
大きな遅延単位となってしまうという問題点があった。
また、占有面積が大きいという問題点があった。
【0015】本発明は以上のような問題点を解決するた
めになされたもので、内部クロック信号CLK1と外部
次クロックとの差、および、これの変動(位相ノイズ、
ジッタ)が小さな、実使用上の要求に耐えうる半導体記
憶装置を提供することを目的とする。
【0016】また、クロック信号CLKiの周波数が急
変した場合などでも、データ出力を正しく行うことの可
能な半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【0017】また、さらに、第1サイクルでも高周波数
動作可能で誤動作しない半導体記憶装置を提供すること
を目的とする。
【0018】また、さらに、クロック信号CLK1の周
波数が高い場合であっても、クロックのサンプリングを
行なってこれを所定の遅延にセットする動作が1サイク
ル内で終わり、動作周波数が制限されない半導体記憶装
置を提供することを目的とする。
【0019】また、さらに、クロック信号CLK1の周
波数が低い(クロック周期が長い)場合であっても、D
DLにおいて、有効に内部クロック信号CLK1を生成
することが可能な半導体記憶装置を提供することを目的
とする。
【0020】また、さらに、遅延単位の細かな調整が可
能な半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【0021】また、さらに、占有面積の小さな半導体記
憶装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体記
憶装置は、データを記憶するメモリセルと、外部からの
外部クロック信号を遅延して第1の内部クロック信号を
生成する第1の内部クロック信号生成手段と、外部クロ
ック信号と第1の内部クロック信号とに応答して第2の
内部クロック信号を生成する第2の内部クロック信号生
成手段と、第1の内部クロック信号のレベルの変化に応
答して外部クロック信号の第1のクロックでメモリセル
に記憶されたデータが出力可能になり、第2の内部クロ
ック信号のレベルの変化に応答して外部クロック信号の
第2のクロックでデータを出力するデータ出力手段とを
設けたものである。
【0023】請求項2に係る半導体記憶装置は、外部か
ら外部クロック信号が入力される連続的に設けられた複
数の遅延手段と、複数のラッチ手段と、複数のラッチ手
段をリセットするリセット手段と、外部クロック信号に
応答してラッチを反転するラッチ反転手段と、ラッチ反
転手段を活性化する第1の活性化手段と、複数の遅延手
段の各々が出力する出力信号に基づいて、活性化手段を
活性化または非活性化する第2の活性化手段とを設けた
ものである。
【0024】請求項3に係る半導体記憶装置は、データ
を記憶するメモリセルと、外部からの外部クロック信号
をサンプリングし、それを遅延して内部クロック信号を
生成する内部クロック信号生成手段と、内部クロック信
号のレベルの変化に応答して外部クロック信号のクロッ
クでメモリセルにデータを出力するデータ出力手段とを
設けたものであり、内部クロック信号生成手段は、デー
タ出力手段がデータを出力する前にサンプリングを行
う。
【0025】請求項4に係る半導体記憶装置は、ロウア
クセス動作およびコラムアクセス動作を行う半導体記憶
装置であって、データを記憶するメモリセルと、外部か
らの外部クロック信号をサンプリングし、それを遅延し
て内部クロック信号を生成する内部クロック信号生成手
段と、内部クロック信号のレベルの変化に応答して、外
部クロック信号のクロックで、コラムアクセス時にメモ
リセルからデータを出力するデータ出力手段とを設けた
ものであり、内部クロック信号生成手段は、ロウアクセ
ス動作期間中に前記サンプリングを行う。
【0026】請求項5に係る半導体記憶装置は、データ
を記憶するメモリセルと、外部からの外部クロック信号
をサンプリングし、それを遅延して内部クロック信号を
生成する内部クロック信号生成手段と、内部クロック信
号のレベルの変化に応答して、外部クロック信号のクロ
ックで、コラムアクセス時に前記メモリセルからデータ
を出力するデータ出力手段とを設けたものであり、内部
クロック信号生成手段は、コラムアクセス動作期間前に
サンプリングを行う。
【0027】請求項6に係る半導体記憶装置は、請求項
5の半導体記憶装置において、内部クロック信号生成手
段が、前記コラムアクセス動作期間開始直前にサンプリ
ングを行う。
【0028】請求項7に係る半導体記憶装置は、請求項
1から6のいずれかの半導体記憶装置において、動作を
開始するまでの初期状態において、外部から前記クロッ
ク周波数とほぼ等しい周波数を有する設定用クロック信
号を前記データ出力手段に入力する設定用クロック信号
入力手段をさらに設けたものであり、データ出力手段
は、入力された設定用クロック信号を前記内部クロック
信号として動作する。
【0029】請求項8に係る半導体記憶装置は、データ
を記憶するメモリセルと、外部からの外部クロック信号
を遅延して内部クロック信号を生成する内部クロック信
号生成手段と、内部クロック信号のレベルの変化に応答
して前記外部クロック信号のクロックでメモリセルに記
憶されたデータを出力するデータ出力手段とを設けたも
のであり、内部クロック信号生成手段は、外部クロック
信号よりも周期の長いクロック信号を発生するクロック
信号発生手段を複数有し、クロック信号発生手段の各々
は交互にクロック信号を出力する。
【0030】請求項9に係る半導体記憶装置は、請求項
8の半導体記憶装置において、クロック信号発生手段
が、外部クロック信号の整数倍の周期のクロック信号を
発生する。
【0031】請求項10に係る半導体記憶装置は、請求
項8または9の半導体記憶装置において、クロック信号
発生手段が、クロック周波数設定とクロック発生とを交
互に繰返す。
【0032】請求項11に係る半導体記憶装置は、複数
のメモリセルを含む複数のバンクと、各々がバンクに対
応して設けられ、外部からの外部クロック信号を遅延し
て内部クロック信号を生成する複数の内部クロック信号
生成手段と、各々がバンクに対応して設けられ、内部ク
ロック信号に応答して、複数のバンクのうち対応するバ
ンクにアクセスする複数の内部アクセス手段とを設けた
ものである。
【0033】請求項12に係る半導体記憶装置は、外部
からの外部クロック信号をサンプリングし、それを遅延
して内部クロック信号を生成する内部クロック信号生成
手段を設けたものであり、外部クロック信号の周波数の
方が内部クロック信号の周波数よりも高いとき、内部ク
ロック信号に応答して動作し、外部クロック信号の周波
数の方が内部クロック信号の周波数よりも低いとき、外
部クロック信号に応答して動作する。
【0034】請求項13に係る半導体記憶装置は、外部
からの外部クロック信号をサンプリングし、それを遅延
して内部クロック信号を生成する内部クロック信号生成
手段と、外部クロック信号とほぼ等しい周波数のクロッ
ク信号を出力するクロック信号出力手段とを設けたもの
であり、外部クロック信号の周波数の方が前記クロック
信号出力手段から出力されたクロック信号の周波数より
も高いとき、クロック信号に応答して動作し、外部クロ
ック信号の周波数の方が前記クロック信号の周波数より
も低いとき、外部クロック信号に応答して動作する。
【0035】請求項14に係る半導体記憶装置は、請求
項3の半導体記憶装置において、内部クロック信号生成
手段は、外部から入力された外部クロック信号を遅延す
る複数の論理回路と、所定のレベルの信号に応答してオ
ン/オフする複数のスイッチング手段と、各々が複数の
スイッチング手段のうちの対応する一つを介して複数の
論理回路のうちの対応する一つの出力ノードに接続され
た複数のキャパシタとを設けたものである。
【0036】請求項15に係る半導体記憶装置は、請求
項14の半導体記憶装置において、複数のキャパシタの
各々が、互いに異なる容量を有する。
【0037】請求項16に係る半導体記憶装置は、請求
項3の半導体記憶装置において、内部クロック信号生成
手段は、外部から入力された外部クロック信号を遅延す
る複数の論理回路と、各々のゲート電極が前記複数の論
理回路のうちの対応する一つの出力ノードに接続され、
対抗電極に制御信号が入力され前記制御信号のレベルに
応じてオン/オフする少なくとも一つのMOSキャパシ
タとを設けたものである。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。また、図中、同一符号は同一
または相当部分を示す。
【0039】(1)実施の形態1 図1は、本発明の実施の形態1によるDRAM100の
構成を示すブロック図である。図1を参照して、DRA
M100は、メモリセルアレイ101と、ロウおよびコ
ラムアドレスバッファ102と、ロウデコーダ103
と、センスアンプおよび入出力コントロール回路104
と、コラムデコーダ105と、クロック生成回路106
と、データ入力バッファ107と、データ出力バッファ
108と、入力初段109とを備える。外部から印可さ
れた外部クロック信号ext.CLKは、入力初段10
9で適当な電圧に調整され、クロック信号CLKiとな
る。クロック生成回路106には、外部からロウアドレ
スストローブ信号/RASと、コラムアドレスストロー
ブ信号/CASとが入力され、入力初段109からクロ
ック信号CLKiが入力されている。データ入出力時
は、外部から入力されたアドレス信号Add(A0〜A
n)は、まずロウアドレスおよびコラムアドレスバッフ
ァ102に入力され、さらにロウアドレスはロウデコー
ダ103で、またコラムアドレスはコラムデコーダ10
5でデコードされる。そして、書込イネーブル信号/W
Eが活性化されている場合は、データ入力バッファ10
7に入力されたデータがメモリセルアレイ101内のそ
れらロウおよびコラムアドレスに対応するメモリセルに
書込まれる。また、書込イネーブル信号/WEが活性化
されていない場合は、メモリセルアレイ101内の、そ
れらロウおよびコラムアドレスに対応するメモリセルか
ら記憶されていたデータが読出され、データ出力バッフ
ァ107から出力される。
【0040】図2は、図1に示したクロック生成回路1
06を示す回路図である。図2を参照して、クロック生
成回路106は、内部クロック信号生成回路300と、
NAND回路201と、インバータ203とを備える。
内部クロック信号生成回路300とNAND回路201
の一方の入力ノードとには、クロック信号CLKiが入
力される。NAND回路201の他方の入力ノードに
は、内部クロック信号生成回路300で生成された内部
クロック信号CLK1が入力される。NAND回路20
1から出力されたクロック信号はインバータ203で反
転され、内部クロック信号CLK2としてデータ入力バ
ッファ107やデータ出力バッファ108に出力され
る。
【0041】図3および図4は、図1に示したDRAM
100におけるチップ制御方法を示すタイミングチャー
トである。
【0042】図1〜4を参照して、内部クロック信号生
成回路300(DDL)で、クロック信号CLKiが遅
延時間Td遅延され、内部クロック信号CLK1が生成
される。そして、内部クロック信号CLK1の各サイク
ルクロックに応答してデータDout(D1,D2,
…)が出力される。このデータ出力のタイミングは、見
かけ上対応しているように見えるクロック信号CLKi
のサイクルのクロックエッジを基に規定されているので
はなく、実際には1サイクル前のクロックエッジを基に
規定されている。ここで、上記1サイクル前のクロック
エッジは、立ち上がりエッジでも立ち下がりエッジでも
よい。また、実のクロックエッジからデータ出力開始ま
での規定時間をTacで示している。
【0043】さらに、図3および図4を参照して、クロ
ック信号CLKi(実質的には内部クロック信号CLK
2)がLレベルになるのを条件に(以下、クロックリセ
ットと称す)データ出力動作が行なわれる。これによ
り、もし、クロック信号CLKiがリセットされずHレ
ベルのままの状態で保持された場合(すなわち、前サイ
クルが保持された場合)でも、次データが誤って出力さ
れるのを防ぐことができる。すなわち、内部クロック信
号CLK1,CLK2によりデータの内部的な先読み動
作が行なわれても、実際にはクロック信号CLKiのク
ロックが完全に入力されていないのに、そのクロックに
対応するデータが出力されてしまうという誤動作を防止
することができる。また、急に何らかの故障でクロック
信号CLKiのクロック入力が停止しても、誤動作を防
止することができる。よって、クロック信号CLKiの
周波数が急変した場合などでも、データ出力を正しく行
うことができる。さらに、クロック信号CLKiをHレ
ベル(一定レベル)に保持することにより、上記内部的
先読み動作を停止することができるので、クロック入力
のみによりデータ出力などの内部動作を切換えることが
可能である。
【0044】以上のように、本発明の実施の形態1のD
RAM100によれば、クロックエッジの規定をクロッ
ク信号CLKiの真の動作サイクルサイクルに合わせる
ことにより、ジッタなどの影響を受けないメモリ動作を
実現することが可能となる。
【0045】(2)実施の形態2 実施の形態2によるDRAMは、図1に示したDRAM
100と同様の基本構成を有する。
【0046】図5(a),(b)は、本発明の実施の形
態2によるDRAMにおけるクロック生成回路106内
の構成を示す回路図であり、(a)は、最適内部クロッ
ク生成回路500を示す回路図であり、(b)は、内部
クロック信号生成回路300を示す回路図である。最適
内部クロック生成回路500は、内部クロック信号生成
回路300のタップ位置選択の初期設定を行うための回
路である。図2に示したクロック生成回路106は、図
5(a),(b)に示した内部クロック信号生成回路3
00と、最適内部クロック生成回路500とを備える。
【0047】まず、図5(a)を参照して、最適内部ク
ロック生成回路500は、図5(b)に示した内部クロ
ック信号生成回路300と遅延回路614を共有してお
り、トランスファーゲートTG1〜TGnと、フリップ
フロップFF1〜FFnと、論理回路A1〜Anとを備
える。遅延回路614は、さらに、直列に接続されたイ
ンバータINV1〜INV(2n−1)を備える。トラ
ンスファーゲートTG1〜TGnの一方のソース・ドレ
イン電極にはクロック信号CLKiが入力され、他方の
ソース・ドレイン電極にはフリップフロップFF1〜F
Fnが接続され、ゲート電極にはインバータINV1,
…,INV(2n−1)の遅延段ノードN1〜Nnが接
続されている。
【0048】最適内部クロック生成回路500によるク
ロック信号CLKiのサンプリングは、電源投入後のメ
モリ動作サイクルの先頭で行なわる。最適内部クロック
生成回路500において、遅延回路614内のINV1
〜INV(2n−1)の遅延段ノードN1〜Nnからの
出力によりオン/オフされるトランスファーゲートTG
1〜TGnを介して、入力クロックのエッジが各フリッ
プフロップFF1〜FFnにセット信号setとして与
えられる。リセット信号resetは、外部からのコラ
ムアドレス入力前までに与えられ、このリセット信号r
esetの入力によりサンプリングが開始される。そし
て、各フリップフロップFF1〜FFnから出力された
隣合う入力クロックのエッジのレベルの相違が論理回路
A1〜Anで検出される。論理回路A1〜Anから出力
される検出信号Ex1〜Exnは、内部クロック信号生
成回路300内の遅延比較・調整回路613に入力さ
れ、各タップ601〜60nを選択するための選択信号
として用いられる。すなわち、フリップフロップFF1
〜FFnの出力が遅延時間の短い側からHレベル、Lレ
ベルと変化する部分が検出されると、Hレベルの検出信
号Exmが遅延比較・調整回路613に入力され、この
検出信号Exmがタップ選択の初期状態を設定するため
の初期設定信号として用いられる。
【0049】この例では、遅延比較・調整回路613で
タップ60mがオンされ、このタップ60mに接続され
た遅延段ノードNmから出力されるクロック信号が最も
クロック信号CLKiの周期に近いものであり、内部ク
ロック信号CLK1としてデータ出力バッファ108へ
出力される。したがって、1サイクルクロックという短
期間内に最適なタップ選択の初期設定が行うことができ
る。すなわち、第1サイクルからクロック信号CLKi
をサンプリングすることが可能となる。
【0050】初期設定後のメモリ動作におけるコラムア
クセス時は、内部クロック信号生成回路300が動作
し、さらなるクロックサイクルの微小変化に対応して内
部クロック信号CLK1のクロック周期が調整される。
【0051】これにより、最適内部クロック生成回路5
00がメモリ動作初期のみ動作し、常に動作することは
ないので、消費電力を低減することができる。また、初
期設定後のクロック信号CLKiのクロック周期の微小
な変化には内部クロック信号生成回路300で追従する
ため、クロック信号CLKiと内部クロック信号CLK
1とのクロック周期の差をより小さく調整することがで
きる。
【0052】以上のように本発明の実施の形態2による
DRAMによれば、第1サイクルでも高周波数動作が可
能で、かつ、誤動作を防止することが可能となる。ま
た、クロック信号CLKiの周波数が高い場合であって
も、クロックのサンプリングを行なってこれを所定の遅
延にセットする動作が1サイクル内で終わるので、動作
周波数が制限されないDRAMを提供することが可能と
なる。
【0053】(3)実施の形態3 本発明の実施の形態3のDRAMは、図1に示したDR
AM100と同様の構成を有し、図5(b)に示した内
部クロック信号生成回路300と同様の内部クロック信
号生成回路を有する。
【0054】一般に、DRAMでは、メモリアクセス動
作は、 (1)始めにロウアドレスが入力され、対応するワード
線系が活性化され、センスアンプでビット線上の信号電
位を検知・増幅する動作。
【0055】(2)(1)の動作後、コラムアドレスが
入力されコラム選択が行われ、メモリセルに記憶されて
いたデータが増幅され、外部データ入出力ピンから読出
(出力)される、あるいは、外部から入力された入力デ
ータが対応するコラムアドレスのメモリセルに書込まれ
る。
【0056】という2段階の動作からなる。したがっ
て、一般的には、コラムアクセスに入る前にクロック信
号CLKiをサンプリングしておくことにより、データ
出力動作が始まる以前にクロック信号CLKiのクロッ
ク周期のサンプリングを完了させることができるので、
第1サイクルでも高周波数動作可能で誤動作しないDR
AMを提供することができる。以下、図6および7は、
コラムアドレスサイクル開始直前までのいずれかのクロ
ックサイクル、特に、ロウアドレスサイクル期間中のク
ロックサイクルC1〜C3のいずれか、あるいは、クロ
ックサイクルC1〜C3のうちの複数サイクルでクロッ
ク信号CLKiをサンプリングするものである。
【0057】図6は、本発明の実施の形態3のDRAM
におけるチップ制御方法の第1の例を示すタイミングチ
ャートである。実施の形態3のDRAMは、メモリアク
セス動作サイクルに入る前にクロック信号CLKiをサ
ンプリングして図5(b)と同様の内部クロック信号生
成回路300に蓄える。図6を参照して、クロックサイ
クルC1の立ち下がりエッジに応答してチップ選択信号
/CSおよびロウアドレスストローブ信号/RASが活
性化されLレベルに立ち下がると、ロウアドレス(X
i)サイクルが開始される。そして、ロウアドレス(X
i)サイクルの動作は、この後のクロックサイクルC2
の立ち下がりエッジまでに完了する。その次のクロック
サイクルC3の立ち上がりエッジでは、コラムアドレス
ストローブ信号/CASが活性化されLレベルに立ち下
がり、コラムアドレス(Yi)サイクルが開始される。
このクロックサイクルC3においては、書込イネーブル
信号/WEがLレベルであるので、データ書込の動作が
行なわれる。すなわち、クロックサイクルC4〜C7の
立ち上がりエッジに応答して4ビットのデータD0〜D
3がラッチされ、入力されたロウアドレスXiおよびコ
ラムアドレスYiに対応するメモリセルに順次書込まれ
る。
【0058】続いて、クロックサイクルC5の立ち下が
りエッジに応答してチップ選択信号/CSおよびロウア
ドレスストローブ信号/RASが活性化されLレベルに
立ち下がると、ロウアドレス(Xj)サイクルが開始さ
れる。このロウアドレス(Xj)サイクルの動作は、こ
の後のクロックサイクルC6の立ち下がりエッジまでに
完了する。そして、その次のクロックサイクルC7の立
ち下がりエッジでコラムアドレスストローブ信号/CA
Sが活性化されLレベルに立ち下がると、コラムアドレ
ス(Yj)サイクルが開始される。クロックサイクルC
7においては、書込イネーブル信号/WEがHレベルで
あるので、データ読出の動作が行なわれる。すなわち、
入力されたロウアドレスXjおよびコラムアドレスYj
に対応するメモリセルから、クロックサイクルC8〜C
11の立ち上がりエッジに応答して4ビットのデータQ
0〜Q3が順次読出される。
【0059】よって、基本的には、データ書込動作を行
なうためにはクロックサイクルC1〜C3でクロック信
号CLKiのサンプリングが行われ、データ読出動作を
行なうためにはクロックサイクルC5,C6でサンプリ
ングが行われる。このサンプリングにより生成された内
部クロック信号CLK1を、データ書込時にはクロック
サイクルC4〜C7について作用させ、データ読出時に
はクロックサイクルC8〜C11について作用させる。
【0060】このようにすれば、スタンバイ時にはサン
プリング動作を行なわなくてよいので、余分な電力消費
を伴わずに有効なクロック信号CLKiのサンプリング
を行なうことができる。したがって、第1サイクルでも
高周波数動作可能で誤動作しないDRAMを提供するこ
とが可能である。上記図6の読出/書込の順序は一例で
あって、逆であってもよい。
【0061】図7は、本発明の実施の形態3のDRAM
におけるチップ制御方法の第2の例を示すタイミングチ
ャートである。図7を参照して、実施の形態3のDRA
M内の内部クロック信号生成回路300において、電源
投入後、図6で説明したのと同様なクロック周期のサン
プリングが、クロックサイクルC3の立ち上がりエッジ
に応答して開始されるコラムアクセスサイクル直前のク
ロックサイクルで行なわれる。すなわち、クロックサイ
クルC3の直前のクロックサイクルC1,C2のいずれ
か、またはクロックサイクルC1,C2両方でサンプリ
ングが行われる。
【0062】したがって、スタンバイ時やロウアクセス
時に不要なサンプリング動作を行わないので、余分な電
力消費を伴わずに有効にクロック信号CLKiのクロッ
ク周期のサンプリングを行うことができる。
【0063】以上のように、本発明の実施の形態3のD
RAMによれば、第1サイクルでも高周波数動作可能で
誤動作しないDRAMを提供することが可能である。
【0064】なお、上記実施の形態3のDRAM内の内
部クロック信号生成回路300は、実施の形態1または
2のDRAMに用いられている内部クロック信号生成回
路300に適用可能である。
【0065】(4)実施の形態4 本発明の実施の形態4のDRAMは、図1に示したDR
AM100と同様の構成を有する。
【0066】図8は、本発明の実施の形態4のDRAM
におけるチップ制御方法を示すタイミングチャートであ
る。図8を参照して、実施の形態4のDRAM内の内部
クロック信号生成回路300において、電源投入後、ま
ず書込イネーブル信号/WEが立ち下がり、続いてコラ
ムアドレスストローブ信号/CASが立下がり、さらに
ロウアドレスストローブ信号/RASが立ち下がった場
合(/WE before /CAS before
/RAS)を周波数セットサイクル動作開始時として、
アドレス信号入力ピンから概略動作周波数コードが入力
されチップ内部でこれがデコードされ、入力されたクロ
ック信号CLKiのクロック周波数に対応するタップ位
置が初期設定される。この後、クロック信号CLKiの
サンプリングが行われ、通常のメモリアクセス動作が行
われる。すなわち、まず、チップ動作設定時に、内部ク
ロック信号生成回路300に大まかなクロック周波数情
報が入力されおおよその遅延時間が初期設定される。そ
して、その初期設定に基づいて内部クロック信号CLK
1の生成が行われる。その間、入力されたクロック信号
CLKiがサンプリングされ内部遅延時間が再設定さ
れ、より正確に調整された内部クロック信号CLK1の
生成が行われる。
【0067】こうすることにより、メモリアクセス動作
が開始される前(第1サイクル)のクロック信号CLK
iのクロックサイクルのサンプリングが必ずしも必要で
なくなる。
【0068】以上のように、本発明の実施の形態3のD
RAMによれば、実施の形態1から3のいずれかのDR
AMの効果に加えて、第1サイクルでも高周波数動作可
能で誤動作しないDRAMを提供することが可能とな
る。
【0069】(5)実施の形態5 本発明の実施の形態5のDRAMは、図1に示したDR
AM100と同様の構成を有する。図9は、本発明の実
施の形態5によるDRAM内の内部クロック信号生成回
路1000の構成を示すブロック図である。図9を参照
して、内部クロック信号生成回路1000は、クロック
発生回路1100と、遷移検出回路1004,1005
と、NAND回路1006と、インバータ1007と、
1ショットパルス発生回路1008とを備える。
【0070】図10は、図9に示したクロック発生回路
1100の構成を示すブロック図である。図10を参照
して、クロック発生回路1100は、1/2分周回路1
101と、内部クロック信号生成回路300aと,30
0bと、インバータ1103とを備える。
【0071】図11は、図9および図10に示した内部
クロック信号生成回路1000の出力信号を示すタイミ
ングチャートである。
【0072】図9〜10を参照して、1/2分周回路1
101と内部クロック信号生成回路300aとにはクロ
ック信号CLKiが入力されている。1/2分周回路1
101から出力されるクロック信号CLKcは、内部ク
ロック信号生成回路300aと、インバータ1103を
介して内部クロック信号生成回路300bとに入力され
ている。内部クロック信号生成回路300aから出力さ
れるのが内部クロック信号CLKaであり、内部クロッ
ク信号生成回路300bから出力されるのが内部クロッ
ク信号CLKbである。この例では、内部クロック信号
CLKaはクロック信号CLKiの2倍の周期を有す
る。内部クロック信号CLKaと内部クロック信号CL
Kbとは、位相がπずれている。
【0073】再び図9を参照して、内部クロック信号C
LKaは、遷移検知回路1004に入力され、内部クロ
ック信号CLKbは、遷移検知回路1005に入力され
ている。遷移検出回路1004,1005の出力はとも
にNAND回路1006に入力され、NAND回路10
06の出力はインバータ1007で反転され、1ショッ
トパルス発生回路1008に入力される。
【0074】各コラムサイクルの2サイクル前のクロッ
クを基にして、2サイクル相当の遅延量を有する遅延設
定をすることにより、ゼロ遅延クロックの生成が行われ
る。すなわち、 (1)コラム第nサイクルでは、このコラム第nサイク
ルの2サイクル前のサイクルであるコラム第(n−2)
サイクルのクロックの立上がりエッジからトリガされる
動作によりゼロ遅延クロック(内部クロック信号CLK
a)の生成が行われる。
【0075】(2)コラム第(n+1)サイクルでは、
(1)の場合と同様に、このコラム第(n+1)サイク
ルの2サイクル前のサイクルであるコラム第(n−1)
サイクルのクロックの立上がりエッジからトリガされる
動作によりゼロ遅延クロック(内部クロック信号CLK
b)の生成が行われる。
【0076】そして、(1)で説明した内部クロック信
号CLKaは遷移検出回路1004に入力され、Lレベ
ルからHレベルに立上がったクロックエッジが検出され
る。同様に、(2)で説明した内部クロック信号CLK
bは遷移検出回路1005に入力され、LレベルからH
レベルに立上がったクロックエッジが検出される。この
検出結果により、NAND回路1006とインバータ1
007で内部クロック信号CLKa,CLKbのいずれ
か一方が立上がるとき、1ショットパルス発生回路10
08の出力から内部クロック信号CLK1が出力され
る。
【0077】内部クロック信号CLKaが出力される遅
延系統と、内部クロック信号CLKbが出力される遅延
系統とは、繰返し、交互に動作するので、内部クロック
信号CLKaと内部クロック信号CLKbとを発生する
ための許容時間は従来の2倍となり、クロック信号CL
Kiのサンプリングを行って最適な遅延を有する内部ク
ロックを生成するための許容時間が従来の2倍になる。
よって、クロック周波数が高い場合であっても、制御性
がよくなり、クロックのサンプリングを行って最適な遅
延時間をセットするための許容時間が不足するのを防止
することができる。
【0078】図12は、2クロックサイクル毎にメモリ
アクセス動作が繰返される場合の内部クロック信号生成
回路1300の構成を示す回路図である。図12を参照
して、内部クロック信号生成回路1300は、1/2分
周回路1101と、内部クロック信号生成回路300と
を備える。
【0079】図13は、図12に示した内部クロック信
号生成回路300の出力信号CLK1を示すタイミング
チャートである。
【0080】図12および図13を参照して、クロック
信号CLKiのクロックサイクルC1,C3,…の立上
がりエッジに応答して、2倍の周期を有する内部クロッ
ク信号CLK1が生成される。
【0081】したがって、2クロックサイクル毎にメモ
リアクセス動作が繰返される場合、内部クロック信号生
成回路300において、クロック信号CLKiのサンプ
リングを行って最適な遅延を有する内部クロック信号C
LK1を生成するための許容時間が従来の2倍になるの
で、クロック周波数が高い場合であっても、制御性がよ
くなり、クロックのサンプリングを行って最適な遅延時
間をセットするための許容時間が不足するのを防止する
ことができる。よって、有効にクロック周期のサンプリ
ングを行い、内部クロック信号CLK1を生成すること
が可能となる。
【0082】以上のように、本発明の実施の形態5のD
RAM1000によれば、クロック信号CLK1の周波
数が高い場合であっても、クロック信号CLKiのサン
プリングを行なう時間が十分とれるので所定の遅延にセ
ットする動作が1サイクル内で終わり、動作周波数が制
限されない。
【0083】(6)実施の形態6 本発明の実施の形態6のDRAMは、図1に示したDR
AM100と同様の構成を有し、複数のバンクを備えて
いる場合に、これらの複数のバンク毎に内部クロック信
号生成回路を設け、各バンクを独立に制御することによ
り、バンクシリアル動作と組合わせて、制御性のよいメ
モリ制御系を得るものである。
【0084】図14は、本発明の実施の形態6によるD
RAM内のメモリセル周辺部1500の構成を示すブロ
ック図である。簡単のため、バンクが2つ備えられてい
る場合を示す。図14を参照して、メモリセル周辺部1
500は、バンクBK0,BK1と、内部クロック信号
生成回路300a,300bと、スイッチング部150
1とを備える。バンクBK0,BK1に対応して、それ
ぞれ内部クロック信号生成回路300a,300bが設
けられ、各バンクが独立に制御される。スイッチング部
1501は、バンクBK0,BK1の出力ノードのうち
いずれか一つと、データ出力ピンDQ(出力データDo
ut)とを選択的に接続する。
【0085】図15は、図14に示したメモリセル周辺
部1500の動作を示すタイミングチャートである。図
14および図15を参照して、バンクアドレスBAがH
レベルのときバンクBA0が選択されデータ出力D0i
(i=1,2,…)が行われ、バンクアドレスBAがL
レベルのときバンクBA1が選択されデータ出力D1i
(i=1,2,…)が行われる。
【0086】(1)交互に複数のバンクをアクセスする
DRAM、特にシンクロナスDRAMなどにおいて、各
コラムサイクルの2サイクル前のクロックを基に2サイ
クル相当の遅延量を設定して、ゼロ遅延クロックの生成
が行われる。これにより、クロック信号CLKiのサン
プリングを行って、内部クロック信号の最適な遅延量を
セットする動作のための許容時間が従来の2倍となる。
よって、サンプリングを行って、最適な遅延量をセット
するための時間が不足するのを解消することができる。
【0087】(2)バンクBK0へのアクセスであるコ
ラム第nサイクルでは、このコラム第nサイクルの2サ
イクル前であるコラム第(n−2)サイクルのクロック
の立上がりエッジに応答して、ゼロ遅延クロックが生成
される。また、バンクBK1へのアクセスであるコラム
第(n+1)サイクルでは、(1)の場合と同様に、こ
のコラム第(n+1)サイクルの2サイクル前のコラム
第(n−1)サイクルのクロックの立上がり時に応答し
て、前クロックサイクルの立下がり後、ゼロ遅延クロッ
クが生成される。そして、これらの動作が交互に繰り返
される。
【0088】したがって、シンクロナスDRAMなどが
複数のバンクを備え、それら複数のバンクによりバンク
シリアル交互動作が行われる場合、各バンク毎のチップ
内のクロック信号遅延量を調節できるので、有効にクロ
ック信号CLKiのクロック周期のサンプリングを行な
い、内部クロック信号を生成することができる。
【0089】以上のように、本発明の実施の形態6のD
RAMによれば、複数のバンクを備えた制御性のよいメ
モリ制御系を実現することが可能となる。
【0090】(7)実施の形態7 本発明の実施の形態7のDRAMは、図1に示したDR
AM100と同様の構成を有し、内部クロック信号生成
回路300で生成される内部クロック信号CLK1のク
ロック周期の限界に対応したものである。
【0091】図16は、本発明の実施の形態7によるD
RAM内の内部クロック信号生成回路1700を示す回
路図である。図16を参照して、内部クロック信号生成
回路1700は、遅延回路614と、マルチプレクサ部
611と、遅延比較・遅延調整回路613と、遅延模擬
回路615と、τlimit遅延回路と、クロックおよ
びデータ出力バッファ1701,1703とを備える。
マルチプレクサ部611は、タップ601〜60nを備
える。
【0092】図17は、図16に示した内部クロック信
号生成回路1700におけるクロック信号CLKiが高
周波数である時の内部クロック信号CLK1を示すタイ
ミングチャートである。図18は、図17に示した内部
クロック信号生成回路1700におけるクロック信号C
LKiが低周波数である時の内部クロック信号CLK1
を示すタイミングチャートである。図16〜18を参照
して、内部クロック信号生成回路1700は、最大遅延
量τmaxを用いて、内部クロック信号生成回路170
0で生成可能な最長のクロック周期の内部クロック信号
CLK1が生成されていると、図6に示した内部クロッ
ク信号生成回路300において、検出信号Exm〜Ex
nのいずれかHレベルになり、クロックおよびデータ出
力バッファ1701,1703に入力される。検出信号
Exnが活性化されHレベルであるとすると、クロック
およびデータ出力バッファ1701がオンし、クロック
信号CLKiが内部クロック信号CLK1として外部に
出力される。このとき、クロックおよびデータ出力バッ
ファ1703はオフしている。最大遅延量τmaxを用
いずに内部クロック信号生成回路1700で生成可能な
最も高い周波数のクロック周期以外の内部クロック信号
CLK1が生成され、検出信号Exnが活性化されてお
らずLレベルであるとき、今度はクロックおよびデータ
出力バッファ1703がオンし、遅延回路614の遅延
段ノードN1〜N(m−1)のうちのいずれかから出力
されたクロックが内部クロック信号CLK1として外部
に出力される。このとき、クロックおよびデータ出力バ
ッファ1701はオフしている。つまり、内部クロック
信号生成回路による内部クロック信号CLK1の生成
時、最大遅延量τmaxを用いて生成された内部クロッ
ク信号と、クロック信号CLKiとが比較され、クロッ
ク周波数の低い方が内部クロック信号CLK1として出
力される。
【0093】よって、内部クロック信号生成回路170
0の動作は外部クロックの周波数に応じて自動的に切換
えられ、高クロック周波数時であって、かつ、τclk
(クロック信号CLKiのクロック周期)<τmaxで
あれば、通常どおり、内部クロック信号生成回路で内部
クロック信号CLK1が生成されて出力される。低クロ
ック周波数時であって、かつ、τclk>τmaxであ
れば、クロック信号CLKiが内部クロック信号CLK
1として出力される。そして、外部クロック信号ex
t.CLKに同期したデータ出力動作が行われる。実使
用状態では、低周波数領域では内部クロック信号生成回
路によるゼロ遅延クロック生成の必要は少なく、このよ
うに構成しても、実質的にメモリアクセス動作に支障は
ない。
【0094】以上のように、本発明の実施の形態7によ
るDRAMによれば、クロック信号CLK1の周波数が
低い(クロック周期が長い)場合であっても、有効に内
部クロック信号CLK1を生成することが可能となる。
【0095】(8)実施の形態8 一般にDRAMに入力される外部クロック信号ext.
CLK(クロック信号CLKi)のクロック周波数は予
め分かっている。そのことを利用して、実施の形態8の
DRAMは、実施の形態7のDRAMに加えて、チップ
動作設定時に、概略のクロック周波数情報を設定する。
それにより、大体の遅延量およびその可変量を設定して
おき、設定後の実動作状態で、外部から入力された外部
クロック信号を基に内部遅延を再設定し、内部クロック
信号の生成を行う。生成された内部クロック信号の遅延
量が可変範囲を外れた場合は、クロック信号に同期した
クロック生成が行われる。
【0096】したがって、前サイクルでのクロック信号
のサンプリングは必ずしも必要ではなくなり、第1サイ
クルでは設定周波数相当の遅延量により内部クロック信
号CLK1が生成され、また、外部クロック信号が非常
に低周波数となった場合にも有効に対応できる。さら
に、同様の方法により、外部クロック信号の高周波数側
の限界(上限周期τlimit)を設定するようにして
もよい。τclk>τlimitのとき、クロック信号
CLKiを基に内部クロック信号CLK1が生成され
る。τclk<τlimitのとき、通常どおり、内部
クロック信号生成回路により内部クロック信号が生成さ
れる。
【0097】以上のように、本発明の実施の形態8によ
るDRAMによれば、外部クロック信号のクロック周波
数に対応して、内部クロック信号が生成可能となる。
【0098】(9)実施の形態9 本発明の実施の形態9のDRAMは、図1に示したDR
AM100と同様の構成を有する。
【0099】図19は、本発明の実施の形態9のDRA
M内の内部クロック信号生成回路2000を示す回路図
である。図19を参照して、内部クロック信号生成回路
2000は、インバータINV1,INV2と、タップ
(NMOSトランジスタ)601,602,…と、キャ
パシタCP1,CP2,…とを備える。遅延回路201
4において、インバータINV1,INV2は直列に接
続され、インバータINV1の出力ノード(遅延段ノー
ドN1)には、タップ(NMOSトランジスタ)60
1,602,…の一方のソース・ドレイン電極が接続さ
れている。タップ(NMOSトランジスタ)601,6
02,…の他方のソース・ドレイン電極には、それぞれ
キャパシタCP1,CP2,…の一方電極が、ゲート電
極には、それぞれ遅延制御信号φ1,φ2,…が与えら
れている。キャパシタCP1,CP2,…の他方電極は
接地されている。
【0100】遅延制御信号φ1,φ2,…のうちのいく
つかをLレベルまたはHレベルにすることにより、タッ
プ(NMOSトランジスタ)601,602,…のう
ち、対応するNMOSトランジスタのみオンするので、
遅延量を調節することができる。このとき、キャパシタ
CP1,CP2,…の静電容量が等しければ、Hレベル
の遅延調節信号φ1,φ2,…の数に応じて遅延量をデ
ジタル的に変化させることができる。キャパシタCP
1,CP2,…の静電容量がCP1<CP2<CP3,
…であれば、遅延調節信号φ1,φ2,…のいずれか一
つをオンすることにより、デジタル的に遅延量を調節す
ることができる。よって、遅延量の設定記憶や制御など
がし易い。
【0101】図20は、本発明の実施の形態9によるD
RAM内の内部クロック信号生成回路2100を示す回
路図である。図20を参照して、内部クロック信号生成
回路2100は、図19に示した内部クロック信号生成
回路2000を連続的に接続したものである。遅延調節
信号φ1i,φ2i(i=1,2,…)により遅延量を
デジタル的に調整することができる。このようにすれ
ば、タップ付遅延線に適用させることができる。
【0102】以上のように、本発明の実施の形態9のD
RAMによれば、タップ付の遅延回路の代わりに、より
簡単な構成の、デジタル制御可能な遅延回路を含む内部
クロック信号生成回路を実現することが可能となる。
【0103】このような構成の回路は、リフレッシュタ
イマや発進回路などにも適用することができる。
【0104】(10)実施の形態10 本発明の実施の形態10のDRAMは、図1に示したD
RAM100と同様の構成を有する。
【0105】図21は、本発明の実施の形態10による
DRAM内の内部クロック信号生成回路2200を示す
回路図である。この例は、前述のようなタップ付遅延回
路の代わりに、より簡単な構成でデジタル制御可能な遅
延回路の他の例を示したものである。図21を参照し
て、内部クロック信号生成回路2000は、インバータ
INV1,INV2と、p型MOSキャパシタpMC1
と、n型MOSキャパシタnMC1とを備える。インバ
ータINV1の出力ノードには、エンハンスメント型の
p型MOSキャパシタpMC1、およびエンハンスメン
ト型のn型MOSキャパシタnMC1のゲート電極が接
続されている。エンハンスメント型のp型MOSキャパ
シタpMC1の対抗電極には遅延調整信号φ1が入力さ
れている。エンハンスメント型のn型MOSキャパシタ
nMC1の対抗電極には遅延調整信号φ2が入力されて
いる。
【0106】エンハンスメント型のp型MOSキャパシ
タpMC1、およびエンハンスメント型のn型MOSn
キャパシタMC1は、いずれもしきい値を越える電圧が
印加された時のみMOSキャパシタとして動作する。し
きい値を越えない電圧が印加された場合は、キャパシタ
ンスは小さいままである。したがって、遅延は以下のよ
うになる。
【0107】(1)φ1=L,φ2=Hのとき、遅延は
最小。 (2)φ1=H,φ2=Lのとき、遅延は最大。
【0108】(3)φ1=L,φ2=L、およびφ1=
H,φ2=Hのとき、遅延は(1),(2)の場合の中
間。
【0109】よって、(1)〜(3)に示すように遅延
調整信号φ1〜φ3を入力すれば、遅延量をデジタル的
に調整することができるので、遅延量の設定記憶や制御
などがし易い。
【0110】図22は、本発明の実施の形態10による
DRAM内の内部クロック信号生成回路2300を示す
回路図である。内部クロック信号生成回路2300は、
図21に示したのと同様なエンハンスメント型のp型M
OSキャパシタpMC2,pMC3,…、およびエンハ
ンスメント型のn型MOSnキャパシタMC2,nMC
3,…とを連続的に接続したものである。遅延調節信号
φ1i,φ2i(i=1,2,…)により遅延量をデジ
タル的に調整することができる。こうすることにより、
さらに遅延量を細かく調整することが可能となる。
【0111】図23は、本発明の実施の形態10による
DRAM内の内部クロック信号生成回路2400を示す
回路図である。図23を参照して、内部クロック信号生
成回路2400において、遅延回路2414は、図21
に示した内部クロック信号生成回路2200を連続的に
接続したものである。遅延調節信号φ1i,φ2i(i
=1,2,…)により遅延量をデジタル的に調整するこ
とができる。こうすれば、タップ付遅延線に適用させる
ことができる。
【0112】以上のように、本発明の実施の形態10の
DRAMによれば、タップ付の遅延回路の代わりに、よ
り簡単な構成の、デジタル制御可能な遅延回路を含む内
部クロック信号生成回路を実現することが可能となる。
【0113】このような構成の回路は、リフレッシュタ
イマや発進回路などにも適用することができる。
【0114】
【発明の効果】請求項1に係る半導体記憶装置によれ
ば、内部クロック信号CLK1と外部次クロックとの
差、および、これの変動(位相ノイズ、ジッタ)が小さ
な、実使用上の要求に耐えうる半導体記憶装置を提供す
ることができる。また、さらに、クロック信号CLK1
の周波数が高い場合であっても、クロックのサンプリン
グを行なってこれを所定の遅延にセットする動作が1サ
イクル内で終わり、動作周波数が制限されない半導体記
憶装置を提供することができる。
【0115】請求項2に係る半導体記憶装置によれば、
第1サイクルでも高周波数動作可能で誤動作しない半導
体記憶装置を提供することができる。また、クロック信
号CLK1の周波数が高い場合であっても、クロックの
サンプリングを行なってこれを所定の遅延にセットする
動作が1サイクル内で終わり、動作周波数が制限されな
い半導体記憶装置を提供することができる。
【0116】請求項3に係る半導体記憶装置によれば、
第1サイクルでも高周波数動作可能で誤動作しない半導
体記憶装置を提供することができる。また、クロック信
号CLK1の周波数が高い場合であっても、クロックの
サンプリングを行なってこれを所定の遅延にセットする
動作が1サイクル内で終わり、動作周波数が制限されな
い半導体記憶装置を提供することができる。
【0117】請求項4に係る半導体記憶装置によれば、
請求項1から3のいずれかの効果に加えて、第1サイク
ルでも高周波数動作可能で誤動作しない半導体記憶装置
を提供することができる。
【0118】請求項5に係る半導体記憶装置によれば、
請求項1から3のいずれかの効果に加えて、第1サイク
ルでも高周波数動作可能で誤動作しない半導体記憶装置
を提供することができる。
【0119】請求項6に係る半導体記憶装置によれば、
請求項3の効果に加えて、クロック信号CLK1の周波
数が高い場合であっても、第1サイクルでも高周波数動
作可能で誤動作しない半導体記憶装置を提供することが
できる。
【0120】請求項7に係る半導体記憶装置によれば、
請求項1から6のいずれかの効果に加えて、クロック周
波数の初期設定により、第1サイクルでも高周波数動作
可能で誤動作しない半導体記憶装置を提供することがで
きる。
【0121】請求項8に係る半導体記憶装置によれば、
クロック信号CLK1の周波数が高い場合であっても、
クロックのサンプリングを行なってこれを所定の遅延に
セットする動作が1サイクル内で終わり、動作周波数が
制限されない半導体記憶装置を提供することができる。
【0122】請求項9に係る半導体記憶装置によれば、
請求項8の効果に加えて、遅延時間が整数倍となる。
【0123】請求項10に係る半導体記憶装置によれ
ば、請求項8または9の効果に加えて、細かな周波数設
定を行うことができる。
【0124】請求項11に係る半導体記憶装置によれ
ば、複数のバンクを備えている場合でも有効に外部クロ
ック信号をサンプリングし、内部クロック信号を生成で
きる。
【0125】請求項12に係る半導体記憶装置によれ
ば、外部クロック信号の周波数が高い場合であっても、
クロックのサンプリングを行なってこれを所定の遅延に
セットする動作が1サイクル内で終わり、動作周波数が
制限されない半導体記憶装置を提供することができる。
また、さらに、外部クロック信号の周波数が低い(クロ
ック周期が長い)場合であっても、有効に内部クロック
信号を生成することが可能な半導体記憶装置を提供する
ことができる。
【0126】請求項13に係る半導体記憶装置によれ
ば、外部クロック信号の周波数が高い場合であっても、
クロックのサンプリングを行なってこれを所定の遅延に
セットする動作が1サイクル内で終わり、動作周波数が
制限されない半導体記憶装置を提供することができる。
また、さらに、外部クロック信号の周波数が低い(クロ
ック周期が長い)場合であっても、有効に内部クロック
信号を生成することが可能な半導体記憶装置を提供する
ことができる。
【0127】請求項14に係る半導体記憶装置によれ
ば、請求項3の効果に加えて、内部クロック信号生成時
に、遅延時間がデジタル的に調整可能な占有面積の小さ
い半導体記憶装置を提供することができる。
【0128】請求項15に係る半導体記憶装置によれ
ば、請求項14の効果に加えて、オンさせるキャパシタ
の選択により、遅延時間がデジタル的に調整可能な半導
体記憶装置を提供することができる。
【0129】請求項16に係る半導体記憶装置によれ
ば、請求項3の効果に加えて、内部クロック信号生成時
に、遅延時間がデジタル的に調整可能な占有面積の小さ
い半導体記憶装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1によるDRAMの構成
を示すブロック図である。
【図2】 図1に示したクロック生成回路を示す回路図
である。
【図3】 図1に示したDRAMにおけるチップ制御方
法を示すタイミングチャートである。
【図4】 図1に示したDRAMにおけるチップ制御方
法を示すタイミングチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態2によるDRAMにおけ
るクロック生成回路106内の構成を示す回路図であ
り、(a)は、最適クロック生成回路を示す回路図であ
り、(b)は、内部クロック信号生成回路を示す回路図
である。
【図6】 本発明の実施の形態3のDRAMにおけるチ
ップ制御方法の第1の例を示すタイミングチャートであ
る。
【図7】 本発明の実施の形態3のDRAMにおけるチ
ップ制御方法の第2の例を示すタイミングチャートであ
る。
【図8】 本発明の実施の形態4のDRAMにおけるチ
ップ制御方法を示すタイミングチャートである。
【図9】 本発明の実施の形態5によるDRAM内の内
部クロック信号生成回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図10】 図9に示したクロック発生回路の構成を示
すブロック図である。
【図11】 図9および図10に示した内部クロック信
号生成回路の出力信号を示すタイミングチャートであ
る。
【図12】 2クロックサイクル毎にメモリアクセス動
作が繰返される場合の内部クロック信号生成回路の構成
を示すブロック図である。
【図13】 図12に示した内部クロック信号生成回路
の出力信号CLK1を示すタイミングチャートである。
【図14】 本発明の実施の形態6によるDRAM内の
メモリセル周辺部の構成を示すブロック図である。
【図15】 図14に示したメモリセル周辺部の動作を
示すタイミングチャートである。
【図16】 本発明の実施の形態7によるDRAM内の
内部クロック信号生成回路を示す回路図である。
【図17】 図16に示した内部クロック信号生成回路
におけるクロック信号CLKiが高周波数である時の内
部クロック信号を示すタイミングチャートである。
【図18】 図17に示した内部クロック信号生成回路
におけるクロック信号CLKiが低周波数である時の内
部クロック信号を示すタイミングチャートである。
【図19】 本発明の実施の形態9のDRAM内の内部
クロック信号生成回路を示す回路図である。
【図20】 本発明の実施の形態9によるDRAM内の
内部クロック信号生成回路を示す回路図である。
【図21】 本発明の実施の形態10によるDRAM内
の内部クロック信号生成回路を示す回路図である。
【図22】 本発明の実施の形態10によるDRAM内
の内部クロック信号生成回路を示す回路図である。
【図23】 本発明の実施の形態10によるDRAM内
の内部クロック信号生成回路を示す回路図である。
【図24】 従来のDRAMの第1のチップ制御方法を
示すタイミングチャートである。
【図25】 図24に示した場合よりも、さらにクロッ
クサイクルが短くなった場合のチップ制御方法を示すタ
イミングチャートである。
【図26】 従来のDRAMの第2のチップ制御方法を
示すタイミングチャートである。
【図27】 図25に示した動作を実現するためのシン
クロナスDRAM全体におけるクロック制御方法を示す
タイミングチャートである。
【図28】 図25に示した動作を実現するためのシン
クロナスDRAM全体におけるクロック制御方法を示す
タイミングチャートである。
【図29】 図26に示した内部クロック信号を生成す
る内部クロック生成回路を示すブロック図である。
【図30】 従来の内部クロック信号生成回路の他の例
を示す回路図である。
【符号の説明】
100 DRAM、101 メモリセルアレイ、106
クロック生成回路、107 データ入力バッファ、1
08 データ出力バッファ、300,300a,300
b,1000,1700,2000,2100,220
0,2300,2400内部クロック信号生成回路、5
00 最適クロック生成回路、1100クロック発生回
路、1101 1/2分周回路、1004,1005
遷移検出回路、BA0,BA1 バンク、1501 ス
イッチング部、INV1,INV2,… インバータ、
CLKi クロック信号、CLK1,CLK2,CLK
a,CLKb 内部クロック信号。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶するメモリセルと、 外部からの外部クロック信号を遅延して第1の内部クロ
    ック信号を生成する第1の内部クロック信号生成手段
    と、 前記外部クロック信号と前記第1の内部クロック信号と
    に応答して第2の内部クロック信号を生成する第2の内
    部クロック信号生成手段と、 前記第1の内部クロック信号のレベルの変化に応答して
    前記外部クロック信号の第1のクロックで前記メモリセ
    ルに記憶された前記データが出力可能になり、前記第2
    の内部クロック信号のレベルの変化に応答して前記外部
    クロック信号の第2のクロックで前記データを出力する
    データ出力手段とを備える、半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 外部から外部クロック信号が入力される
    連続的に設けられた複数の遅延手段と、 複数のラッチ手段と、 前記複数のラッチ手段をリセットするリセット手段と、 前記外部クロック信号に応答して前記ラッチを反転する
    ラッチ反転手段と、 前記ラッチ反転手段を活性化する第1の活性化手段と、 前記複数の遅延手段の各々が出力する出力信号に基づい
    て、前記活性化手段を活性化または非活性化する第2の
    活性化手段とを備える、半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 データを記憶するメモリセルと、 外部からの外部クロック信号をサンプリングし、それを
    遅延して内部クロック信号を生成する内部クロック信号
    生成手段と、 前記内部クロック信号のレベルの変化に応答して前記外
    部クロック信号のクロックで前記メモリセルに前記デー
    タを出力するデータ出力手段とを備え、 前記内部クロック信号生成手段は、前記データ出力手段
    がデータを出力する前に前記サンプリングを行う、半導
    体記憶装置。
  4. 【請求項4】 ロウアクセス動作およびコラムアクセス
    動作を行う半導体記憶装置であって、 データを記憶するメモリセルと、 外部からの外部クロック信号をサンプリングし、それを
    遅延して内部クロック信号を生成する内部クロック信号
    生成手段と、 前記内部クロック信号のレベルの変化に応答して、前記
    外部クロック信号のクロックで、前記コラムアクセス時
    に前記メモリセルから前記データを出力するデータ出力
    手段とを備え、 前記内部クロック信号生成手段は、前記ロウアクセス動
    作期間中に前記サンプリングを行う、半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 ロウアクセス動作およびコラムアクセス
    動作を行う半導体記憶装置であって、 データを記憶するメモリセルと、 外部からの外部クロック信号をサンプリングし、それを
    遅延して内部クロック信号を生成する内部クロック信号
    生成手段と、 前記内部クロック信号のレベルの変化に応答して、前記
    外部クロック信号のクロックで、前記コラムアクセス時
    に前記メモリセルから前記データを出力するデータ出力
    手段とを備え、 前記内部クロック信号生成手段は、前記コラムアクセス
    動作期間前に前記サンプリングを行う、半導体記憶装
    置。
  6. 【請求項6】 前記内部クロック信号生成手段は、前記
    コラムアクセス動作期間開始直前に前記サンプリングを
    行う、請求項5に記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 所定のクロック周波数で動作する半導体
    記憶装置であって、 動作を開始するまでの初期状態において、外部から前記
    クロック周波数とほぼ等しい周波数を有する設定用クロ
    ック信号を前記データ出力手段に入力する設定用クロッ
    ク信号入力手段をさらに備え、 前記データ出力手段は、入力された前記設定用クロック
    信号を前記内部クロック信号として動作する、請求項1
    から6のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 データを記憶するメモリセルと、 外部からの外部クロック信号を遅延して内部クロック信
    号を生成する内部クロック信号生成手段と、 前記内部クロック信号のレベルの変化に応答して前記外
    部クロック信号のクロックで前記メモリセルに記憶され
    た前記データを出力するデータ出力手段とを備え、 前記内部クロック信号生成手段は、前記外部クロック信
    号よりも周期の長いクロック信号を発生するクロック信
    号発生手段を複数備え、 前記クロック信号発生手段の各々は交互に前記クロック
    信号を出力する、半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記クロック信号発生手段は、前記外部
    クロック信号の整数倍の周期のクロック信号を発生す
    る、請求項8に記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記クロック信号発生手段は、クロッ
    ク周波数設定とクロック発生とを交互に繰返す、請求項
    8または9に記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 複数のメモリセルを含む複数のバンク
    と、 各々が前記バンクに対応して設けられ、外部からの外部
    クロック信号を遅延して内部クロック信号を生成する複
    数の内部クロック信号生成手段と、 各々が前記バンクに対応して設けられ、前記内部クロッ
    ク信号に応答して前記複数のバンクのうち対応するバン
    クにアクセスする複数の内部アクセス手段とを備える、
    半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 外部からの外部クロック信号をサンプ
    リングし、それを遅延して内部クロック信号を生成する
    内部クロック信号生成手段を備え、 前記外部クロック信号の周波数の方が前記内部クロック
    信号の周波数よりも高いとき、前記内部クロック信号に
    応答して動作し、前記外部クロック信号の周波数の方が
    前記内部クロック信号の周波数よりも低いとき、前記外
    部クロック信号に応答して動作する、半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 外部からの外部クロック信号をサンプ
    リングし、それを遅延して内部クロック信号を生成する
    内部クロック信号生成手段と、 前記外部クロック信号とほぼ等しい周波数のクロック信
    号を出力するクロック信号出力手段とを備え、 前記外部クロック信号の周波数の方が前記クロック信号
    出力手段から出力された前記クロック信号の周波数より
    も高いとき、前記クロック信号に応答して動作し、前記
    外部クロック信号の周波数の方が前記クロック信号の周
    波数よりも低いとき、前記外部クロック信号に応答して
    動作する、半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記内部クロック信号生成手段は、 外部から入力された外部クロック信号を遅延する複数の
    論理回路と、 所定のレベルの信号に応答してオン/オフする複数のス
    イッチング手段と、 各々が前記複数のスイッチング手段のうちの対応する一
    つを介して前記複数の論理回路のうちの対応する一つの
    出力ノードに接続された複数のキャパシタとを備えた、
    請求項3に記載の半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 前記複数のキャパシタの各々は、互い
    に異なる容量を有する、請求項14に記載の半導体記憶
    装置。
  16. 【請求項16】 前記内部クロック信号生成手段は、 外部から入力された外部クロック信号を遅延する複数の
    論理回路と、 各々のゲート電極が前記複数の論理回路のうちの対応す
    る一つの出力ノードに接続され、対抗電極に制御信号が
    入力され前記制御信号のレベルに応じてオン/オフする
    少なくとも一つのMOSキャパシタとを備えた、請求項
    3に記載の半導体記憶装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014099238A (ja) * 2014-01-08 2014-05-29 Ps4 Luxco S A R L 半導体装置

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US8295105B2 (en) 2009-04-15 2012-10-23 International Business Machines Corporation Semiconductor memory device
US8717836B2 (en) 2009-04-15 2014-05-06 International Business Machines Corporation Semiconductor memory device
JP2014099238A (ja) * 2014-01-08 2014-05-29 Ps4 Luxco S A R L 半導体装置

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