JPH10233076A - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
- Publication number
- JPH10233076A JPH10233076A JP9048566A JP4856697A JPH10233076A JP H10233076 A JPH10233076 A JP H10233076A JP 9048566 A JP9048566 A JP 9048566A JP 4856697 A JP4856697 A JP 4856697A JP H10233076 A JPH10233076 A JP H10233076A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- projection
- closed
- tape
- tape cassette
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000428 dust Substances 0.000 abstract description 8
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 3
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/02—Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
- G11B23/04—Magazines; Cassettes for webs or filaments
- G11B23/08—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
- G11B23/087—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
- G11B23/08707—Details
- G11B23/08735—Covers
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B2220/00—Record carriers by type
- G11B2220/90—Tape-like record carriers
- G11B2220/91—Helical scan format, wherein tracks are slightly tilted with respect to tape direction, e.g. VHS, DAT, DVC, AIT or exabyte
Landscapes
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 前蓋に強い力が加わっても前蓋とテープとが
接触せず、前蓋、上蓋及び後蓋とで形成される空間内へ
のゴミ等の侵入を防止する。 【解決手段】 磁気テープ１がケース本体３の前面側に
設けた開口部を通り、その磁気テープ１の前面側、上面
側及び後面側をそれぞれ前蓋４、上蓋５及び後蓋６によ
って開閉可能としたテープカセットにおいて、閉蓋時に
おける前蓋４の上側外縁部に後蓋６の幅に対応する範囲
に後方に突出して設けられた突起４ｃと、閉蓋時におけ
る上蓋５の前側外縁部であって突起４ｃに対向する位置
に下方に突出して設けられ、前蓋４が後方に押されたと
きに突起４ｃと当接する突起５ｂとを備える。さらに、
閉蓋時における前蓋４の裏面側下端部に後方に突出して
設けられ、閉蓋時に後蓋６の前面側下端部と当接するこ
とにより前蓋４と後蓋６との間を密閉する突起４ｄを備
える。
接触せず、前蓋、上蓋及び後蓋とで形成される空間内へ
のゴミ等の侵入を防止する。 【解決手段】 磁気テープ１がケース本体３の前面側に
設けた開口部を通り、その磁気テープ１の前面側、上面
側及び後面側をそれぞれ前蓋４、上蓋５及び後蓋６によ
って開閉可能としたテープカセットにおいて、閉蓋時に
おける前蓋４の上側外縁部に後蓋６の幅に対応する範囲
に後方に突出して設けられた突起４ｃと、閉蓋時におけ
る上蓋５の前側外縁部であって突起４ｃに対向する位置
に下方に突出して設けられ、前蓋４が後方に押されたと
きに突起４ｃと当接する突起５ｂとを備える。さらに、
閉蓋時における前蓋４の裏面側下端部に後方に突出して
設けられ、閉蓋時に後蓋６の前面側下端部と当接するこ
とにより前蓋４と後蓋６との間を密閉する突起４ｄを備
える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデジタルビ
デオカセットのような磁気記録再生装置に用いられるテ
ープカセットに関し、特にテープの前面、上面及び後面
を覆う蓋を備えたテープカセットに関するものである。
デオカセットのような磁気記録再生装置に用いられるテ
ープカセットに関し、特にテープの前面、上面及び後面
を覆う蓋を備えたテープカセットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、情報の記録再生用の磁気テープを
巻回した一対のリールハブをケース本体内に収容し、磁
気テープのケース本体の前面側を通る部分を、ケース本
体に取り付けた前蓋、上蓋及び後蓋によって覆ったもの
が知られている。図４は、従来のこの種のテープカセッ
トにおける蓋の構造の一例を示す側面の断面図であり、
（ａ）は閉蓋状態を示し、（ｂ）は開蓋状態を示す。
巻回した一対のリールハブをケース本体内に収容し、磁
気テープのケース本体の前面側を通る部分を、ケース本
体に取り付けた前蓋、上蓋及び後蓋によって覆ったもの
が知られている。図４は、従来のこの種のテープカセッ
トにおける蓋の構造の一例を示す側面の断面図であり、
（ａ）は閉蓋状態を示し、（ｂ）は開蓋状態を示す。
【０００３】ケース本体の前面側（図中、右側）には開
口部が形成されており、一対のリールハブ（図示せず）
に巻回された磁気テープｄは、この開口部を通るように
配置されている。そして、この開口部の磁気テープｄ
は、ケース本体に取り付けられた前蓋ａ、上蓋ｂ及び後
蓋ｃにより覆われている。前蓋ａは、ケース本体の側面
側に回動自在に取り付けられている。上蓋ｂは、前蓋ａ
に連動するように取り付けられ、さらに後蓋ｃは、上蓋
ｂに連動するように取り付けられている。
口部が形成されており、一対のリールハブ（図示せず）
に巻回された磁気テープｄは、この開口部を通るように
配置されている。そして、この開口部の磁気テープｄ
は、ケース本体に取り付けられた前蓋ａ、上蓋ｂ及び後
蓋ｃにより覆われている。前蓋ａは、ケース本体の側面
側に回動自在に取り付けられている。上蓋ｂは、前蓋ａ
に連動するように取り付けられ、さらに後蓋ｃは、上蓋
ｂに連動するように取り付けられている。
【０００４】前蓋ａが図中反時計方向に回動されると、
ケース本体の開口部の前側が開放されるとともに、上蓋
ｂが後方に移動され、さらに後蓋ｃが上方に移動され
る。これにより、図４（ｂ）に示す状態となり、ケース
本体の開口部の磁気テープｄが露出し、磁気テープｄへ
のデータのリードライトが可能な状態となる。
ケース本体の開口部の前側が開放されるとともに、上蓋
ｂが後方に移動され、さらに後蓋ｃが上方に移動され
る。これにより、図４（ｂ）に示す状態となり、ケース
本体の開口部の磁気テープｄが露出し、磁気テープｄへ
のデータのリードライトが可能な状態となる。
【０００５】しかし、この種のテープカセットでは、閉
蓋状態で前蓋ａが内側にたわむと前蓋ａと磁気テープｄ
とが接触し、テープダメージさらにはテープ切れが発生
するおそれがある。そこで、前蓋ａのたわみを制限する
構造としたテープカセットが提供されている（特開平７
−２２０４４１号）。上記公報のテープカセットでは、
上蓋ｂの前側外縁部（前蓋ａに隣接する外縁部）に突起
が設けられている。そして、前蓋ａが後方に押されたと
きには、前蓋ａが上蓋ｂの突起に当接するので、前蓋ａ
のたわみが制限される。これにより、前蓋ａが磁気テー
プｄに接触することを防止している。
蓋状態で前蓋ａが内側にたわむと前蓋ａと磁気テープｄ
とが接触し、テープダメージさらにはテープ切れが発生
するおそれがある。そこで、前蓋ａのたわみを制限する
構造としたテープカセットが提供されている（特開平７
−２２０４４１号）。上記公報のテープカセットでは、
上蓋ｂの前側外縁部（前蓋ａに隣接する外縁部）に突起
が設けられている。そして、前蓋ａが後方に押されたと
きには、前蓋ａが上蓋ｂの突起に当接するので、前蓋ａ
のたわみが制限される。これにより、前蓋ａが磁気テー
プｄに接触することを防止している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
テープカセットにおいて、第１に、前蓋ａを押す力が強
い場合には、たとえ上記公報のように上蓋ｂに突起を設
けたときであっても突起が破損し、前蓋ａがたわんで前
蓋ａと磁気テープｄとが接触して、テープダメージが発
生する場合があるという問題があった。また第２に、閉
蓋時において前蓋ａの上端部と上蓋ｂの前端部との間や
前蓋ａの下端部と後蓋ｃの前端部との間に隙間が生じや
すく、この隙間からゴミや埃等が侵入し、ドロップアウ
トの原因となるという問題があった。
テープカセットにおいて、第１に、前蓋ａを押す力が強
い場合には、たとえ上記公報のように上蓋ｂに突起を設
けたときであっても突起が破損し、前蓋ａがたわんで前
蓋ａと磁気テープｄとが接触して、テープダメージが発
生する場合があるという問題があった。また第２に、閉
蓋時において前蓋ａの上端部と上蓋ｂの前端部との間や
前蓋ａの下端部と後蓋ｃの前端部との間に隙間が生じや
すく、この隙間からゴミや埃等が侵入し、ドロップアウ
トの原因となるという問題があった。
【０００７】さらに第３に、従来の前蓋ａ及び上蓋ｂで
は、それぞれその上端中央部及び後端中央部にゲート位
置が残っているので、テープカセットの上側からゲート
位置が見えてしまい、外観を損なうという問題があっ
た。
は、それぞれその上端中央部及び後端中央部にゲート位
置が残っているので、テープカセットの上側からゲート
位置が見えてしまい、外観を損なうという問題があっ
た。
【０００８】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、（１）前蓋に強い力が加わっても前蓋とテープと
が接触せず、（２）前蓋と上蓋や前蓋と後蓋との間の隙
間を無くしてゴミ等の侵入を防止し、（３）蓋のゲート
位置を目立たないようにしたテープカセットを提供する
ことである。
題は、（１）前蓋に強い力が加わっても前蓋とテープと
が接触せず、（２）前蓋と上蓋や前蓋と後蓋との間の隙
間を無くしてゴミ等の侵入を防止し、（３）蓋のゲート
位置を目立たないようにしたテープカセットを提供する
ことである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項１の発明は、テープ状媒体を巻回した一対
のリールハブをケース本体内に収容するとともに、前記
テープ状媒体が前記ケース本体の前面側に設けた開口部
を通るようにし、前記開口部に位置する前記テープ状媒
体の前面側、上面側及び後面側をそれぞれ前蓋、上蓋及
び後蓋によって開閉可能としたテープカセットにおい
て、閉蓋時における前記上蓋の前側外縁部と対向する前
記前蓋の上側外縁部に、前記後蓋の幅に対応する範囲に
後方に突出して設けられた第１突起と、閉蓋時における
前記上蓋の前側外縁部であって前記第１突起に対向する
位置に下方に突出して設けられ、前記前蓋が後方に押さ
れたときに前記第１突起と当接する第２突起とを備える
ことを特徴とする。
めに、請求項１の発明は、テープ状媒体を巻回した一対
のリールハブをケース本体内に収容するとともに、前記
テープ状媒体が前記ケース本体の前面側に設けた開口部
を通るようにし、前記開口部に位置する前記テープ状媒
体の前面側、上面側及び後面側をそれぞれ前蓋、上蓋及
び後蓋によって開閉可能としたテープカセットにおい
て、閉蓋時における前記上蓋の前側外縁部と対向する前
記前蓋の上側外縁部に、前記後蓋の幅に対応する範囲に
後方に突出して設けられた第１突起と、閉蓋時における
前記上蓋の前側外縁部であって前記第１突起に対向する
位置に下方に突出して設けられ、前記前蓋が後方に押さ
れたときに前記第１突起と当接する第２突起とを備える
ことを特徴とする。
【００１０】請求項２の発明は、請求項１に記載のテー
プカセットにおいて、閉蓋時における前記前蓋の裏面側
下端部に後方に突出して設けられ、閉蓋時に前記後蓋の
前面側下端部の上縁部と当接することにより前記前蓋と
前記後蓋との下側外縁部を密閉する第３突起を備えるこ
とを特徴とする。
プカセットにおいて、閉蓋時における前記前蓋の裏面側
下端部に後方に突出して設けられ、閉蓋時に前記後蓋の
前面側下端部の上縁部と当接することにより前記前蓋と
前記後蓋との下側外縁部を密閉する第３突起を備えるこ
とを特徴とする。
【００１１】請求項３の発明は、請求項１又は請求項２
に記載のテープカセットにおいて、前記前蓋のゲート位
置は下端側中央部に、前記上蓋のゲート位置は側面側
に、それぞれ形成されていることを特徴とする。
に記載のテープカセットにおいて、前記前蓋のゲート位
置は下端側中央部に、前記上蓋のゲート位置は側面側
に、それぞれ形成されていることを特徴とする。
【００１２】
【作用】請求項１の発明においては、閉蓋時に前蓋が内
側に押されると、前蓋の第１突起と上蓋の第２突起とが
当接し、前蓋の内側へのたわみが防止される。したがっ
て、前蓋とテープ状媒体との接触が防止される。また、
前蓋と上蓋との間の隙間が第１突起及び第２突起により
ほとんどなくなるので、前蓋、上蓋及び後蓋とで形成さ
れる空間内へのゴミ等の侵入が防止される。請求項２の
発明においては、前蓋と後蓋との間が第３突起によって
密閉されるので、上記空間内へのゴミ等の侵入がより確
実に防止される。請求項３の発明においては、前蓋のゲ
ート位置は下端側中央部にあり、また、上蓋のゲート位
置は側面側にあるので、外部から見えにくくなる。
側に押されると、前蓋の第１突起と上蓋の第２突起とが
当接し、前蓋の内側へのたわみが防止される。したがっ
て、前蓋とテープ状媒体との接触が防止される。また、
前蓋と上蓋との間の隙間が第１突起及び第２突起により
ほとんどなくなるので、前蓋、上蓋及び後蓋とで形成さ
れる空間内へのゴミ等の侵入が防止される。請求項２の
発明においては、前蓋と後蓋との間が第３突起によって
密閉されるので、上記空間内へのゴミ等の侵入がより確
実に防止される。請求項３の発明においては、前蓋のゲ
ート位置は下端側中央部にあり、また、上蓋のゲート位
置は側面側にあるので、外部から見えにくくなる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の一実施形態について説明する。図１は、本発明の一実
施形態であるテープカセットを分解して示す斜視図であ
る。また、図２は、図１の前蓋４及び上蓋５の裏面側を
示す斜視図であり、図中（ａ）は前蓋４を、（ｂ）は上
蓋５を示す。さらに、図３は、テープカセット側面の断
面図であり、（ａ）は閉蓋状態を示し、（ｂ）は開蓋状
態を示す。
の一実施形態について説明する。図１は、本発明の一実
施形態であるテープカセットを分解して示す斜視図であ
る。また、図２は、図１の前蓋４及び上蓋５の裏面側を
示す斜視図であり、図中（ａ）は前蓋４を、（ｂ）は上
蓋５を示す。さらに、図３は、テープカセット側面の断
面図であり、（ａ）は閉蓋状態を示し、（ｂ）は開蓋状
態を示す。
【００１４】図１において、テープカセットは、上ケー
ス及び下ケースからなるケース本体３を備え、その内部
には、磁気テープ１を巻回した一対のリールハブ２が収
納されている。また、ケース本体３の前面部には開口部
が形成されており、リールハブ２間の磁気テープ１がこ
の開口部を通るように配置されている。そして、磁気テ
ープ１の開口部に位置する部分は、開閉自在な前蓋４、
上蓋５及び後蓋６により覆われている。
ス及び下ケースからなるケース本体３を備え、その内部
には、磁気テープ１を巻回した一対のリールハブ２が収
納されている。また、ケース本体３の前面部には開口部
が形成されており、リールハブ２間の磁気テープ１がこ
の開口部を通るように配置されている。そして、磁気テ
ープ１の開口部に位置する部分は、開閉自在な前蓋４、
上蓋５及び後蓋６により覆われている。
【００１５】前蓋４は、その側面内側に軸部４ａを有し
ており、この軸部４ａがケース本体３の上ケースに設け
られた凹部７に支持されることにより、軸部４ａを支点
としてケース本体３に回動自在に取り付けられている。
そして、一方の軸部４ａと上ケースの凹部７との間に
は、ねじりコイルバネ８が設けられており、前蓋４は、
閉じ方向に付勢されている。
ており、この軸部４ａがケース本体３の上ケースに設け
られた凹部７に支持されることにより、軸部４ａを支点
としてケース本体３に回動自在に取り付けられている。
そして、一方の軸部４ａと上ケースの凹部７との間に
は、ねじりコイルバネ８が設けられており、前蓋４は、
閉じ方向に付勢されている。
【００１６】上蓋５は、その側面内側に軸部５ａを有し
ており、軸部５ａは、前蓋４の前面側の上側両端部に形
成された嵌合部１０に回動自在に支持されている。よっ
て、上蓋５は、軸部５ａを支点として前蓋４に対して回
動自在に取り付けられている。さらに、上蓋５は、その
側面内側に軸部５ｃを有しており、軸部５ｃは、ケース
本体３の側面に形成された案内溝に沿って移動可能に取
り付けられている（図３）。
ており、軸部５ａは、前蓋４の前面側の上側両端部に形
成された嵌合部１０に回動自在に支持されている。よっ
て、上蓋５は、軸部５ａを支点として前蓋４に対して回
動自在に取り付けられている。さらに、上蓋５は、その
側面内側に軸部５ｃを有しており、軸部５ｃは、ケース
本体３の側面に形成された案内溝に沿って移動可能に取
り付けられている（図３）。
【００１７】後蓋６は、ケース本体３の開口部内に入り
込む長さに形成されている。すなわち、後蓋６の幅は、
前蓋４及び上蓋５の幅より短く形成されている。また、
後蓋６は、その側面上側に軸部６ｃを有しており、この
軸部６ｃが上蓋５の裏面側に形成された凹部５ｄに嵌合
することによって、軸部６ｃを支点として上蓋５に対し
て回動自在に取り付けられている。さらに後蓋６は、そ
の側面下側に軸部６ａを有しており、軸部６ａは、ケー
ス本体３の開口部内面側に形成された案内溝に沿って移
動可能に取り付けられている（図３）。
込む長さに形成されている。すなわち、後蓋６の幅は、
前蓋４及び上蓋５の幅より短く形成されている。また、
後蓋６は、その側面上側に軸部６ｃを有しており、この
軸部６ｃが上蓋５の裏面側に形成された凹部５ｄに嵌合
することによって、軸部６ｃを支点として上蓋５に対し
て回動自在に取り付けられている。さらに後蓋６は、そ
の側面下側に軸部６ａを有しており、軸部６ａは、ケー
ス本体３の開口部内面側に形成された案内溝に沿って移
動可能に取り付けられている（図３）。
【００１８】また、前蓋４及び上蓋５の所定位置には、
それぞれ突起４ｃ（第１突起）及び突起４ｄ（第３突
起）、並びに突起５ｂ（第２突起）が設けられている。
突起４ｃは、閉蓋時における前蓋４の上側外縁部に後方
に突出して設けられている。また、突起４ｄは、閉蓋時
における前蓋４の裏面側の下側外縁部に後方に突出して
設けられている。さらにまた、突起５ｂは、閉蓋時にお
ける上蓋５の裏面側の前側外縁部に下方に突出して設け
られている。以上の突起４ｃ、４ｄ及び５ｂは、後蓋６
の幅に対応する範囲に設けられている。
それぞれ突起４ｃ（第１突起）及び突起４ｄ（第３突
起）、並びに突起５ｂ（第２突起）が設けられている。
突起４ｃは、閉蓋時における前蓋４の上側外縁部に後方
に突出して設けられている。また、突起４ｄは、閉蓋時
における前蓋４の裏面側の下側外縁部に後方に突出して
設けられている。さらにまた、突起５ｂは、閉蓋時にお
ける上蓋５の裏面側の前側外縁部に下方に突出して設け
られている。以上の突起４ｃ、４ｄ及び５ｂは、後蓋６
の幅に対応する範囲に設けられている。
【００１９】以上により、前蓋４の突起４ｃの後面と上
蓋５の突起５ｂの前側面とはわずかな隙間を介して対向
配置されている。したがって、前蓋４、上蓋５及び後蓋
６とで形成される空間内にゴミや埃が侵入することを防
止して、ドロップアウト等が発生することを防止するこ
とができる。さらに、前蓋４の突起４ｄと後蓋６の前面
側の下側外縁部とは当接しており、この部分では両者間
の隙間が無い状態となっている。したがって、上記空間
内にゴミや埃が侵入することをより確実に防止すること
ができる。
蓋５の突起５ｂの前側面とはわずかな隙間を介して対向
配置されている。したがって、前蓋４、上蓋５及び後蓋
６とで形成される空間内にゴミや埃が侵入することを防
止して、ドロップアウト等が発生することを防止するこ
とができる。さらに、前蓋４の突起４ｄと後蓋６の前面
側の下側外縁部とは当接しており、この部分では両者間
の隙間が無い状態となっている。したがって、上記空間
内にゴミや埃が侵入することをより確実に防止すること
ができる。
【００２０】ところで、成形品である前蓋４等にはゲー
ト位置が残るが、前蓋４のゲート位置４ｅは、下端側中
央部に設けられているので（図２（ａ）及び図３（ａ）
参照）、外部から見えにくくなり、外観を良好にするこ
とができる。ここで、前蓋４のうちゲート位置４ｅから
離れている部分、すなわち突起４ｃでは、成形時に樹脂
の伝達が不十分となり表面にヒケ等が発生する可能性が
ある。しかし、本発明では、前蓋４の幅の全長にわたっ
て突起４ｃを形成するのではなく、後蓋６の幅に対応す
る範囲にのみ形成している。これにより、突起４ｃの機
能的な面を十分に確保するとともに、成形時のヒケ等の
発生を防止し、外観を良好にすることができる。また、
上蓋５のゲート位置５ｅは、側面側に設けられている
（図２（ｂ）参照）。したがって、上蓋５のゲート位置
５ｅは外部から見えにくくなるので、外観を良好にする
ことができる。
ト位置が残るが、前蓋４のゲート位置４ｅは、下端側中
央部に設けられているので（図２（ａ）及び図３（ａ）
参照）、外部から見えにくくなり、外観を良好にするこ
とができる。ここで、前蓋４のうちゲート位置４ｅから
離れている部分、すなわち突起４ｃでは、成形時に樹脂
の伝達が不十分となり表面にヒケ等が発生する可能性が
ある。しかし、本発明では、前蓋４の幅の全長にわたっ
て突起４ｃを形成するのではなく、後蓋６の幅に対応す
る範囲にのみ形成している。これにより、突起４ｃの機
能的な面を十分に確保するとともに、成形時のヒケ等の
発生を防止し、外観を良好にすることができる。また、
上蓋５のゲート位置５ｅは、側面側に設けられている
（図２（ｂ）参照）。したがって、上蓋５のゲート位置
５ｅは外部から見えにくくなるので、外観を良好にする
ことができる。
【００２１】次に、図３に基づき、前蓋４、上蓋５及び
後蓋６の機能について説明する。図３（ａ）に示す閉蓋
状態から、前蓋４が軸部４ａを支点として図中反時計方
向に回動されると、前蓋４の前面部は、図中上方向に移
動される。このときに、上蓋５は前蓋４に連動し、後蓋
６は上蓋５に連動し、上蓋５の軸部５ｃ及び後蓋６の軸
部６ａは、ケース本体３の案内溝に沿って移動する。
後蓋６の機能について説明する。図３（ａ）に示す閉蓋
状態から、前蓋４が軸部４ａを支点として図中反時計方
向に回動されると、前蓋４の前面部は、図中上方向に移
動される。このときに、上蓋５は前蓋４に連動し、後蓋
６は上蓋５に連動し、上蓋５の軸部５ｃ及び後蓋６の軸
部６ａは、ケース本体３の案内溝に沿って移動する。
【００２２】これにより、前蓋４、上蓋５及び後蓋６
は、図３（ｂ）に示す状態となり、ケース本体３の開口
部の磁気テープｄが露出し、磁気テープｄへのデータの
リードライトが可能な状態となる。なお、前蓋４の突起
４ｃと上蓋５の突起５ｂとは移動時に干渉しないので、
滑らかに開蓋することができる。そして、図３（ｂ）の
開蓋状態から閉蓋状態になるときは、上述と全く逆の動
作となる。
は、図３（ｂ）に示す状態となり、ケース本体３の開口
部の磁気テープｄが露出し、磁気テープｄへのデータの
リードライトが可能な状態となる。なお、前蓋４の突起
４ｃと上蓋５の突起５ｂとは移動時に干渉しないので、
滑らかに開蓋することができる。そして、図３（ｂ）の
開蓋状態から閉蓋状態になるときは、上述と全く逆の動
作となる。
【００２３】また、図３（ａ）の閉蓋状態において、前
蓋４に内方向（図中、左方向）の力が加わると、前蓋４
の突起４ｃの後面と上蓋５の突起５ｂの前側面とが当接
する。ここで、突起４ｃと突起５ｂとはわずかな隙間を
介して配置されているので、前蓋４へのわずかな力で突
起４ｃと５ｂとが当接する。さらに、前蓋４の突起４ｃ
は、剛性を高めるリブとしても機能する。よって、前蓋
４のたわみをほとんどなくすことができ、前蓋４と磁気
テープ１との接触を防止することができる。また、これ
らの突起４ｃ及び５ｂは、後蓋６の幅に対応する範囲に
設けられているので、前蓋４の幅方向においてたわみが
大きくなるような箇所はない。なお、前蓋４の下側外縁
部（突起４ｄ近傍）と後蓋６の下側外縁部とは当接した
状態を保持するので、この位置においても前蓋４のたわ
みが防止される。
蓋４に内方向（図中、左方向）の力が加わると、前蓋４
の突起４ｃの後面と上蓋５の突起５ｂの前側面とが当接
する。ここで、突起４ｃと突起５ｂとはわずかな隙間を
介して配置されているので、前蓋４へのわずかな力で突
起４ｃと５ｂとが当接する。さらに、前蓋４の突起４ｃ
は、剛性を高めるリブとしても機能する。よって、前蓋
４のたわみをほとんどなくすことができ、前蓋４と磁気
テープ１との接触を防止することができる。また、これ
らの突起４ｃ及び５ｂは、後蓋６の幅に対応する範囲に
設けられているので、前蓋４の幅方向においてたわみが
大きくなるような箇所はない。なお、前蓋４の下側外縁
部（突起４ｄ近傍）と後蓋６の下側外縁部とは当接した
状態を保持するので、この位置においても前蓋４のたわ
みが防止される。
【００２４】なお、上記実施形態では磁気テープ１を内
部に収納したテープカセットについて説明したが、例え
ばクリーニングテープを収納したデッキクリーニングカ
セットについても同様に本発明を適用できるのは勿論で
ある。
部に収納したテープカセットについて説明したが、例え
ばクリーニングテープを収納したデッキクリーニングカ
セットについても同様に本発明を適用できるのは勿論で
ある。
【００２５】
【発明の効果】請求項１の発明によれば、閉蓋時に前蓋
が内側に押されたときに、前蓋の第１突起と上蓋の第２
突起とが当接するようにしたので、前蓋の内側へのたわ
みを防止することができる。これにより、前蓋とテープ
状媒体の接触を無くして、テープ状媒体のテープダメー
ジを防止することができる。さらに、第１突起及び第２
突起を後蓋の幅に対応する範囲に設けたので、前蓋が押
されたときにたわみが大きくなる位置をなくすことがで
きるとともに、成形時のヒケ等の発生を防止して、外観
を良好にすることができる。さらにまた、第１突起及び
第２突起により前蓋、上蓋及び後蓋とで形成される空間
内へのゴミや埃の侵入を防止して、ドロップアウトの発
生等を防止することができる。
が内側に押されたときに、前蓋の第１突起と上蓋の第２
突起とが当接するようにしたので、前蓋の内側へのたわ
みを防止することができる。これにより、前蓋とテープ
状媒体の接触を無くして、テープ状媒体のテープダメー
ジを防止することができる。さらに、第１突起及び第２
突起を後蓋の幅に対応する範囲に設けたので、前蓋が押
されたときにたわみが大きくなる位置をなくすことがで
きるとともに、成形時のヒケ等の発生を防止して、外観
を良好にすることができる。さらにまた、第１突起及び
第２突起により前蓋、上蓋及び後蓋とで形成される空間
内へのゴミや埃の侵入を防止して、ドロップアウトの発
生等を防止することができる。
【００２６】請求項２の発明によれば、前蓋と後蓋との
間の隙間を第３突起により無くしたので、上記空間内へ
のゴミや埃の侵入をより確実に防止して、ドロップアウ
トの発生等をより効果的に防止することができる。請求
項３の発明によれば、前蓋及び上蓋のゲート位置を外部
から見えにくくしたので、外観を良好にすることができ
る。
間の隙間を第３突起により無くしたので、上記空間内へ
のゴミや埃の侵入をより確実に防止して、ドロップアウ
トの発生等をより効果的に防止することができる。請求
項３の発明によれば、前蓋及び上蓋のゲート位置を外部
から見えにくくしたので、外観を良好にすることができ
る。
【図１】本発明の一実施形態であるテープカセットを分
解して示す斜視図である。
解して示す斜視図である。
【図２】（ａ）は前蓋の裏面側を、（ｂ）は上蓋の裏面
側を示す斜視図である。
側を示す斜視図である。
【図３】テープカセット側面の断面図であり、（ａ）は
閉蓋状態を示し、（ｂ）は開蓋状態を示す。
閉蓋状態を示し、（ｂ）は開蓋状態を示す。
【図４】従来のテープカセットにおける蓋の構造の一例
を示す側面の断面図であり、（ａ）は閉蓋状態を示し、
（ｂ）は開蓋状態を示す。
を示す側面の断面図であり、（ａ）は閉蓋状態を示し、
（ｂ）は開蓋状態を示す。
１ 磁気テープ ２ リールハブ ３ ケース本体 ４ 前蓋 ４ａ 軸部 ４ｃ 突起（第１突起） ４ｄ 突起（第３突起） ４ｅ ゲート位置 ５ 上蓋 ５ａ 軸部 ５ｂ 突起（第２突起） ５ｃ 軸部 ５ｄ 凹部 ５ｅ ゲート位置 ６ 後蓋 ６ａ 軸部 ６ｃ 軸部
Claims (3)
- 【請求項１】 テープ状媒体を巻回した一対のリールハ
ブをケース本体内に収容するとともに、前記テープ状媒
体が前記ケース本体の前面側に設けた開口部を通るよう
にし、前記開口部に位置する前記テープ状媒体の前面
側、上面側及び後面側をそれぞれ前蓋、上蓋及び後蓋に
よって開閉可能としたテープカセットにおいて、 閉蓋時における前記上蓋の前側外縁部と対向する前記前
蓋の上側外縁部に、前記後蓋の幅に対応する範囲に後方
に突出して設けられた第１突起と、 閉蓋時における前記上蓋の前側外縁部であって前記第１
突起に対向する位置に下方に突出して設けられ、前記前
蓋が後方に押されたときに前記第１突起と当接する第２
突起とを備えることを特徴とするテープカセット。 - 【請求項２】 請求項１に記載のテープカセットにおい
て、閉蓋時における前記前蓋の裏面側下端部に後方に突
出して設けられ、閉蓋時に前記後蓋の前面側下端部の上
縁部と当接することにより前記前蓋と前記後蓋との下側
外縁部を密閉する第３突起を備えることを特徴とするテ
ープカセット。 - 【請求項３】 請求項１又は請求項２に記載のテープカ
セットにおいて、前記前蓋のゲート位置は下端側中央部
に、前記上蓋のゲート位置は側面側に、それぞれ形成さ
れていることを特徴とするテープカセット。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9048566A JPH10233076A (ja) | 1997-02-18 | 1997-02-18 | テープカセット |
| KR1019980004565A KR100313728B1 (ko) | 1997-02-18 | 1998-02-16 | 테이프카세트 |
| EP98301157A EP0859364A1 (en) | 1997-02-18 | 1998-02-17 | Tape cassette |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9048566A JPH10233076A (ja) | 1997-02-18 | 1997-02-18 | テープカセット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10233076A true JPH10233076A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12806957
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9048566A Pending JPH10233076A (ja) | 1997-02-18 | 1997-02-18 | テープカセット |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0859364A1 (ja) |
| JP (1) | JPH10233076A (ja) |
| KR (1) | KR100313728B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11213609A (ja) * | 1998-01-30 | 1999-08-06 | Tdk Corp | テープカセット |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57210489A (en) * | 1981-06-22 | 1982-12-24 | Sony Corp | Tape cassette |
| JP2604718B2 (ja) * | 1986-04-11 | 1997-04-30 | 松下電器産業株式会社 | テープカセツト |
| JP2730402B2 (ja) * | 1992-06-04 | 1998-03-25 | 松下電器産業株式会社 | テープカセット |
| JPH06259920A (ja) * | 1993-03-05 | 1994-09-16 | Sony Corp | テープカセット |
| JP3194025B2 (ja) * | 1993-11-29 | 2001-07-30 | 日立マクセル株式会社 | テープカートリッジ |
| MY111998A (en) * | 1994-02-03 | 2001-03-31 | Sony Corp | A tape cassette |
-
1997
- 1997-02-18 JP JP9048566A patent/JPH10233076A/ja active Pending
-
1998
- 1998-02-16 KR KR1019980004565A patent/KR100313728B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1998-02-17 EP EP98301157A patent/EP0859364A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0859364A1 (en) | 1998-08-19 |
| KR100313728B1 (ko) | 2001-12-12 |
| KR19980071388A (ko) | 1998-10-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0094087B1 (en) | Recording tape cartridge | |
| JP3357202B2 (ja) | 記録媒体用収納ケース | |
| JP2757531B2 (ja) | テープカセット | |
| JPH10233076A (ja) | テープカセット | |
| US4682259A (en) | Magnetic tape cassette with dustproof mechanism | |
| JP3033692B2 (ja) | テープカセット | |
| JPH08203238A (ja) | 磁気ディスクカートリッジ | |
| JP3113046B2 (ja) | カートリッジ | |
| US5622326A (en) | Dustproofing rib structure of tape cassette with lid | |
| JPS6020211Y2 (ja) | テ−プカセツト | |
| JPS6312469Y2 (ja) | ||
| JP3393233B2 (ja) | 記録再生用カセットの基板取付構造 | |
| JPH0320954Y2 (ja) | ||
| JP2778400B2 (ja) | テープカセット | |
| JPS6316071Y2 (ja) | ||
| JP3118062B2 (ja) | カートリッジ | |
| JPH0356930Y2 (ja) | ||
| JP3302621B2 (ja) | ディスクカートリッジ | |
| JPS6318271B2 (ja) | ||
| JPH11306745A (ja) | 磁気ディスク装置 | |
| JPH06243642A (ja) | テープカセット | |
| JPS6316833B2 (ja) | ||
| JPS6318270B2 (ja) | ||
| JP2000243058A (ja) | テープカセット | |
| JPH0528702A (ja) | テープカセツト |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010321 |